OpeningMiddle-aMiddle-bClimaxEndingAnother Collapse -決壊- Ver,01(20060913)
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 ようこそ。そして――おめでとう。“ダブルクロス”。

 閉ざされた世界へ歓迎の言葉を。
 そして、崩壊の目撃者に祝辞を。



 Handout
PC:1
【PC推奨】特になし(但し、MMOに興味がある人物が望ましい)
【シナリオロイス】リューン
※MMO“ダブルクロス”において、同行しているパーティのリーダ的存在。クラスはファイター。
 気さくな性格で、パーティ思いだが、本体はリューンの他にもオーキィを数体持っているらしく、
 『リューン』としての活動は週1〜2日程度。
 しかしパーティメンバーはさほどログインが頻繁ではないようで、
 むしろ気楽に参加・解散できるパーティとして不満も無い様子。


 彼(女)とは、たまたま同市に住むPLということで、何となくつるむ様になった。
 何時もの様にひとつのミッションをその他のオーキィとこなし、次の約束をして現実世界へと戻る。
 ――それが、繰り返されるはずだったのに。

▼Character sheet “八房”三峯 楓太


PC:2
【PC推奨】特になし(但し、MMOに興味がある人物が望ましい)
【シナリオロイス】清川 治
※とあるゲームサークルで知り合ったゲーム友達。
 とかく対戦相手に困る貴方の戦法にも、不満無く付き合ってくれる貴重な存在。


 MMO「ダブルクロス」――“裏切り者”の名を冠するネットワークゲーム。
 アンダーグラウンドで広まるその体感ゲーム。
 貴方の知り合いにも、それを経験しているものは決して少なくは無い。
 ただの遊びならば、問題は無いのだ。……そう。『出られない』という事実。それが本当でないのならば。

▼Character sheet “滅びの深淵” 稲子 和馬


PC:3
【PC推奨】UGN関係者
【シナリオロイス】MMO“ダブルクロス”または“タイム・フライヤー”
※“タイム・フライヤー”は、UGN内におけるMMO−DXの対策本部の呼称。

 ここのところ巷を騒がせている体感型MMO「ダブルクロス」
 ――それに纏わる不穏な噂、いや、現実も、あなたはもちろん耳にしている。
 しかし、今回の件はそれ以上に危険極まりない『侵食』という事実だった。

▼Character sheet “不協和音” 水村 繭
▼Character sheet “手を取る者” 緑川 千里


 自己紹介

GM: では、PC1より自己紹介をどうぞ。
楓太: 「ん、ボク? 三峯 楓太、14歳、中学生だよっ。よろしくねー」
楓太: 「うゅ? ゲーム? なんだか楽しそー」 わくわく。
楓太: 開始一時間後。 「飽きたー」 ぽいっ。PTプレイに向かない飽きっぽいお子様(何)
楓太: 挙動も雰囲気も、どことなく犬っぽいUGチルドレン。
楓太: 好きなことは食う寝る遊ぶ。落ち着きの無い性格もあって、よく教官に叱られている。
楓太: 戦闘の際には、その身を山犬の姿へと変えて戦う――が、子犬サイズなのは御愛嬌。最近 巨大化(?)も出来るようになったらしい。
楓太: ※シンドローム:キュマイラ/ハヌマーン
楓太: ※侵蝕率基本値:31% HP:16 イニシアティブ値:9
楓太: シナリオロイス:リューン P:■好意/N:□食傷
楓太: 「よくわかんないけど、一緒に遊んでるー。色々教えてくれるんだ」 食傷はゲーム自体にな!
楓太: PC間ロイス:“滅びの深淵”稲子 和馬 P:■尊敬/N:□疎外感
楓太: 「和馬にーちゃん、ゲーム得意なんだねっ」 きらきら。尊敬の眼差し(何)
楓太: 以上、久々の参加ですが、よろしくお願いします(ぺこ)

和馬: 「“ダブルクロス”ですか。ゲームの名前にしては皮肉が利きすぎていますね」
和馬: “滅びの深淵” 稲子和馬。
和馬: バロールピュア。17歳UGチルドレン。上司はアッシュ・レドリックだけど黒巣市に居候中。
和馬: 重力操作による遠隔攻撃を得意とする。というかバロピュアに他に何を求めるのか。
和馬: 人当たりがよく、常に微笑を絶やさない優等生だがその実何を考えてるのかぽっぽこぷーである。
和馬: ゲームが好きだがネトゲはゲームではなく作業だと言って憚らないナイスガイ。
和馬: HP20、IV9、基本侵蝕率32%。
和馬: PCロイス:→水村繭[尊敬/■侮蔑]
和馬: 「諦めが悪いというのは時には美徳ではありますけどね」
和馬: シナリオロイス:→清川治[■好意/隔意]
和馬: 「いつもいつも付き合ってもらって済みません」
和馬: 以上でー。

繭: 「“不協和音”、水村 繭」
繭: 「…………そこをどいて。邪魔なのよ」
繭: 日常にもUGNにも溶け込む事が出来ない、ややキツい態度のチルドレン。破壊が専門。
繭: シンドローム:キュマイラ/バロール ワークス:UGNチルドレンC カヴァー:高校生
繭: HP:18 IV:11(13) 基本侵蝕率:33%
繭: ・シナリオロイス/MMO“ダブルクロス” 【感情:□執着/■猜疑心】
繭:  ………何なの、これ?
繭: ・PCロイス/“手を取る者” 緑川 千里 【感情:■誠意/□隔意】
繭:  UGNエージェント。大人。誠意のある人。私はこの人のように、誰かに手を差し伸べる事は出来ない。
繭: 以上です。よろしくお願いします。

千里: “1dotでもHPが残っている限り私が守る 貴方を英雄にしてあげる”
千里: “私の手を取って さあ 往こう”
千里:  ――… Logout
千里: 「…ふう。任務でもこんな風に上手くいけばいいんだけどな」
千里: “手を取る者” 緑川 千里。支援と補助を担当する新人エージェント。
千里: 広いオデコと大きな眼鏡がチャームポイント。大学教授の伯父がいるらしい。
千里: シンドローム:オルクス/ソラリス、HP:12、イニシアティブ:7、基本侵蝕率:35%
千里: シナリオロイス:“タイム・フライヤー”に、■尽力/□不信感
千里: PC間ロイス:“八房”三峯 楓太に、■庇護/□不快感
千里: 「ふーた君って14歳? うわ〜もっと若いって思ってた(なでなで)」
千里: 「……私まだ一回り以上もトシ離れてないわよ(ぐりぐり)」
千里: 以上です。よろしくお願いします。

GM: それでは『Collapse -決壊-』開催いたします。第一夜、しばしのお付き合いのほどを。





 Master Scene 「Start」
 ScenePlayer:−−/場所:−−/時刻:−−/登場:不可 

GM: “世界は広いんだ”って知識は、どこで仕入れたんだろう?
GM: あたしは、“ここ”しか知らない。この場所しか。

GM: ――でも。

GM: 本当に“ここ以外の世界”があるなら……
GM: ねぇ。
GM: 貴方は、あたしを、そこへ連れ出してくれる?



 Opening Phase-01 「Encount」
 ScenePlayer:“不協和音” 水村 繭&“手を取る者” 緑川 千里/登場:不可

繭: #1d10+33
 Dice 繭: 1d10=(8)=8+33=41
繭: 41%へ。
千里: #1d10+35
 Dice 千里: 1d10=(1)=1+35=36
千里: 36%

GM: ―――
GM: ヴ。と、一瞬頭の中にノイズ。
GM: かすむ視線が徐々に“世界”に慣れていく。
GM: 気がつけば、目の前にあるのは、見慣れた部屋の中ではなく。
GM: 果てしなく広がる空と、始めてみるかのような地平線と。
GM: ――壮大な、木々の茂る森。

GM: 「――ログイン成功です。お二人とも、ご気分はいかがですか?」
GM: MMO−DXの“世界”に案内してくれた、“タイム・フライヤー”のエージェントは振り向き尋ねてきた。
繭: 「……不愉快よ」美しい幻想の光景に心を揺さぶられるも。口をついたのはそんな悪態。
千里: 「うーん、悪くは無いけど、やっぱり変な気分ね」
千里: 身体を動かし、周囲との違和感を確かめる。
GM: 「この世界にまだ慣れないと思いますが……こんな“ゲーム”でも、私たちは“違法”ですからね。少々気をつけませんと」 ※1
GM: 苦笑しつつ。

GM: ――
GM: 数分前。
GM: MMO−DXにおける対策室“タイム・フライヤー”に出向要請を受けた貴方方二人。
GM: 指定された部屋には、数対のヘッドセットと、数人のエージェントの姿。
GM: 『MMO−DXの危険性について、貴方方はご存知かと思いますが――』
GM: 取り込まれ、“還れない”ものがいる。そのもの達が、プログラムとは言えOV能力と同じものを有している。という事実。
GM: そのような状態になって戻ったものは“まだ”いないとされている。けれど。
GM: 『とりあえず、その“世界”自体を少々知っていて欲しいのです』
GM: 請われ、据付のヘッドセットによって案内人とともにこの“世界”へとやってきた。

千里: 息を吐き、替わりにこの世界の空気を吸い込んでみる。
千里: 「オンラインは久し振り。卒論とか就職活動とかしてる間、『ダブルクロス』には手を付けてなかったんだけど…」
千里: それが良かったのかそうでは無いのか。ともかく、自分たちが“今”この世界に来たということは、何かしらの意味があっての事。
GM: 「とりあえず、割り込みという形で私たちはこの場所に“プログラム”されている状態ですね」
繭: 「……解かってる。資料は簡単に読んだ。…何かあれば、報告すればいいんでしょう?」頷く。
繭: ─いやになるほど、何から何まで良く出来ている。淡い雲に薄い空に、風で草木が揺れる音まで。鬱陶しげに横目で見やり。
GM: 「OVの能力も、制限無く使えると思いますが……何処か調子のおかしいところなどあれば」
GM: 案内人は“メイジ”の姿で手にしている棒状のものを軽く振る。
GM: 「本当に……良く出来ている“世界”ですよ。ここは」
繭: 「……そうみたいね」
GM: 「自分の一挙一動が生身と同じように動かせる。……長居をしてしまうと、どこまでが“仮想”かなんて解らなくなってしまうでしょうね」
千里: 「ま。あんまり気合いを入れすぎても疲れちゃうだけ。普通にゲームしている人達もいるんだし、気楽にいきましょ」
GM: ひゅん。と、手にしているそれをもう一度振り。
千里: 大きく伸びをして、メイジの挙動を見る。
繭: 「そうやって囚われてしまう前に、でしょう。──解かってる。済ませましょう」案内のメイジを見やり。
GM: 「そうですね。……今回は“これ”を試すのと、貴方方にこの“世界”に慣れていただくことが目的ですから……」
GM: 「隣町くらいでしたら、向かうことが出来ますよ。――どうしますか?」
GM: にこり。と、笑い。
繭: 「それでいい。せいぜい管理者に見つからないようにしながら、済ませる事にする」
繭: 愛想もなく返して。
千里: 「そうね。こうも人気のない処に居てもしょうがないし」
GM: 「それでは……」頷き、先頭に立ち、歩き始める。
繭: 頷いて、続く。ちらり、と一度“手に取る者”へと視線を投げて
千里: 「?」その視線に笑顔で返し
繭: 「…………なんでもない。…その、宜しく」ぶっきらぼうに一言。後は早足で案内人の背へと。
GM: ……十数分後。森の手前で“メイジ”は足を止めた。
GM: 「――失礼。もうひとつの目的にお付き合いいただきますね」
GM: 言い様、手にしていた棒状の何かを口元に当てた。
GM: 縦笛だったらしいそれは、澄んだ音を立てる。――が、得になのも起こる事は無く。
GM: 「……失礼。お待たせしました」苦笑しつつ“メイジ”はまた道に戻る。
千里: 「…今のは?」変化の兆しを見つけようと、周囲を見渡す。
GM: ――戻ろうとする、が。
繭: 「………」ひた、と足を止める。
千里: つられて歩を止める。
GM: この瞬間、貴方方二人に奇妙な感覚。
繭: 「……何をしようとしたの」胡乱に感じて呟く。
GM: さっきまで“メイジ”のいた場所。森の奥へと続く道に“貴方方の意識”を引き込もうとするような、吸い込まれるような、そんな感覚。
千里: 「何、これ……?」
GM: ぐにゃり、と、意識がよじれるような。
千里: 吸い込まれそうになる意識を留めようと、木々の枝を強く握りしめる。
繭: 「──っ、」
GM: 『――……いけない……っ!』
千里: 「これが、歪み…!?」
GM: それと同時に、切羽詰ったような声が頭に響く。
GM: ふつ、と意識が途切れ――
GM: 驚愕の表情を見せる“メイジ”の姿を最後に、“世界”が消えた。

GM: 「――お二人とも、大丈夫ですか!?」
GM: 呼びかけるような声は、元の世界の“室長の声。”
千里: 「…だ、だいじょう、ぶ……かな?」
千里: 問い掛けに問いで応える。正直、状態が良く判っていない。
GM: 暗転した意識は、“現実”に戻っている。
繭: 「……今のは、何」苛立たしげにヘッドセットを取って、質問を返す。
GM: 「此方からの強制ログアウトです。……当方の用意した割り込みプログラムと、バグアイテムへの攻撃があったようですので……」
千里: 意識の後から戻る、感覚。周囲を見渡し、“パートナー”の無事な姿に一瞬の安堵。
GM: 「危険な作業とは解っていましたが、貴方方をあのまま“世界”に置き去りにする訳にはいきませんでしたから……」
GM: ちらり、と、“案内人”へと視線が流れ。
千里: 「……彼、は?」
GM: 「……間に合いませんでした」
繭: 「そう」
千里: 「ああ……っ」両手で顔を覆う。
GM: 「……珍しくも無いんですよ。実のところね」
GM: 悲痛とも、突き放しとも取れる言葉を千里に向け、責任者は立ち上がる。
繭: 「──それで、この後はどうするの」
繭: がつん。苛立たしげに足を踏み鳴らす。僅かに床が凹む程の。
繭: 「……私達はこれで終わりなの?」
GM: 「ともあれ、貴方方が無事だった事は何よりです……。そうですね――」
千里: この世界に詳しければあの事故は防げただろうか? ――自問自答するも、答えはまだ出ず。
GM: 「終わりではなく。この先も少しずつ、あの“世界”に慣れていただくことになります。いきなりの適応はやはり、できるものではないと……」
GM: と、ふと言葉が切れた。
繭: 「………?」眉を顰める。
千里: 「………」
GM: 責任者の視線の先。
GM: “未帰還”となった“案内人”を中心として、さっきまで二人がいた“世界”の映像が流れ出し。
GM: ――瞬後、消えた。
千里: 「……これも、バグ…?」
千里: 手にしたヘッドセットを握りしめ、呟いた。
GM: 「……いえ、このような現象は初めて確認されました」
GM: 責任者の声もいささか震え交じりで。
繭: 「……なら、調べて。それが仕事。私の仕事か、貴方の仕事かは解からないけれど─」
繭: 「指示はないの?」
繭: 何かに急かされる様に。現状を維持で、終わりになどさせない。
GM: 「先ほどの案内人が“笛”を持っていた事はお気づきだったと思いますが」
繭: 「ああ、そういえば」
GM: 「あれと同じ“アイテム”を持ったとされるプレイヤーが“還れなくなっている”状況が間々あるという調べはついているのです。――先ほどのポイントで」
千里: 「じゃあ、そのケースを検証すれば…」
千里: 言葉を発さず、ずっと考えていた。結論。
千里: 「また向こうの世界へ行けるなら。希望します、“リトライ”を」
GM: 「そうですね。……そのお手伝いを宜しくお願いしたいのです。正直……」
GM: 「先ほどのような現象が“バグアイテム”から起こると思っていませんでした。これが本来のプログラミングからのものと想定するとどうなるか……」
GM: 「――解析は、急ぎます。解り次第、またご協力いただきたい」
繭: 「解からないなら、解かるように努力すればいい。──それが任務に上書きで、いいのね。解かった」
千里: 「何の手立てもなく先程と同じように検証しようとしても、危険。独自のアプローチで調査を行います」
GM: 今日はお疲れでしょうから。と、繭の言葉には頷きつつ、退出を促す。
繭: 「少しあのMMOに詳しい人物の協力が欲しい」言って、頷いて。
千里: 「解析、よろしくお願いします。では、今日はこれにて」
GM: 「それはお願いいたします。――連絡は、密に」
千里: 「ええ」頷いて。
繭: 「……それじゃあ」
千里: 「…明日からも宜しくね、室長さん。それと“パートナー”さん」
繭: 「………、ええ」その響きに不意を付かれたように、照れたような反応目を逸らすも。次に表情を引き締め。
GM: 一礼して、彼は“未帰還”の部下の下に跪く。
GM: 二人の方にその後、視線は戻る事は無かった。
千里: 室長と未帰還の彼の背に、そっと頭を下げる。
繭: 「───バグか、何なのか解からないけれど」こつ、と扉へ向かい。
繭: 「喧嘩を売られたなら、買う方なの。私は」苛立たしげに呟いて。去る。
千里: 「そうね。しっかり買っとこうか」
千里: 視線を上げ、彼女の背に呟いて、扉を静かに閉めた。



 Opening Phase-02 「Quest」
 ScenePlayer:“滅びの深淵” 稲子 和馬/登場:不可

GM: 登場どうぞ。
和馬: #1d10+32
 Dice 和馬: 1d10=(6)=6+32=38

GM: 黒巣市駅前にある公共公民館ホール。
GM: 月に数回、そこでは様々なボードゲームの対戦が行われている。
GM: とかく対戦相手に困る貴方は、何度かそこへと顔を出し、いつの間にか、なじみになった対戦相手の友人がいた。
GM: 清川治。前の集会でもやはり同じ卓で勝負をし、次も仕合おうと約束をして別れたが……。
GM: 今日は、その姿を見ない。
GM: 向かいの席は、空白のまま、空しく時間が流れていくばかり。
和馬: 「――持つべきものは友、ですか。いなくなってありがたみを実感しますね」(何)
GM: 「何だ、稲子、今日は暇なのか?」
GM: 以前に対戦してコテンパンにしたサークルの一人が声をかけてきた。
和馬: 「ええ、どうも今日は巡り会わせが悪いようです。ところで――」
和馬: とまあ清川について聞いてみようか。(何)
GM: OK−。
GM: 「清川ねぇ……そういや見ないな、今日は」
GM: ふむ。と何かを思い出すように天井を見上げ。
和馬: 「まあ、用事ということもあるでしょうが。何となく気になったもので」
GM: 「そーいや先日メールで何かのオンラインゲームにはまってると言ってたかな?」
GM: 「あいつも結構凝る方だしな……。MMOって結構時間くいだろ? まぁ、俺は興味ないからやらんけど」
GM: 「しかし、あいつが約束破ってまでのめりこむと言う話も聞かないしな……なんか急用でも出来たのかね」
和馬: 「オンラインゲームですか。僕に言わせればあれはゲームではなくて作業だと思いますけどね」毒どばー。(何)
GM: 「ああ、気分は解るよ。俺もそのクチだ」はっは。と笑い。
和馬: 「仕方ありませんね、できるだけ彼が早く飽きてくれるのを祈って今日は退散することにしましょう」がさごそ片付け。
GM: 「まぁ、一人でぼーっとしてるのも何だろ? 複数対戦の卓がひとつ空いてるから、お前も来るか?」
GM: 「……って帰るのか」
和馬: 「そうそう、そういえば何ていうゲームなんです、そのゲーム?」笑顔で誘いを断りつつ。
GM: 「市販で出回ってるもんじゃないらしいが……“どぶろく”だか“ダブルクロス”だか、何かそういう名前らしい」
GM: 「無料って話だから、試してみるのもいいかもな……って、じゃぁ、また今度な」ひらひらと手を振って戻っていく。
和馬: PCとしてMMOダブルクロスについてはどのくらい知識あるんでしょーか(何)
GM: PLが知っている知識レベルでいいっすよ。
和馬: 把握した。
和馬: つまりカオスエデン。
GM: それはちがうっ!
和馬: 「――ええ、それではまた次の機会に」会場を後にしつつ。
和馬: 「“ダブルクロス”……ですか。あたかも我々のように。現実というこの世界を裏切ったゲーム」
和馬: 知り合いが一人いなくなっただけだ。今は関係ない――まだ、関係ない。



 Opening Phase-03 「Login」
 ScenePlayer:“八房”三峯 楓太/登場:不可

楓太: #1d10+31
 Dice 楓太: 1d10=(4)=4+31=35

GM: ヴ。と、何かチャンネルが切り替わるような感覚。
GM: “世界”に同調しようと意識が働きだし
GM: 気がつくと、そこは、陽気な声がそこらじゅうを賑わす“現実”とはまた違う場所。
楓太: んん、と伸び一つ。その動作は、“現実”と殆ど変わる事はなく。
GM: 薄暗い食堂のような場所にたたずむ貴方に後ろから声。
GM: 「ふーた、こっちこっちー」と、ぶんぶんと手を振って貴方の気を惹こうとしているのは、“プリースト”の少女。
GM: 先日パーティとなった仲間でもある。
楓太: きょと。 「うゅ?」 それに気付いて、ぱっと振り向く。
楓太: 「あ、…えっとー」 名前を呼ぼうとして。 「…なんだっけ」 ど忘れ。記憶力低。
GM: 彼女の名前はミスト。
GM: あと、“メイジ”の櫂、“シーフ”のユウヤ、“ドワーフ”のガンツというのが、ふーたのこの世界での仲間。
GM: 既に、その4人はそこに揃っている。
GM: 「時間通りーというか、まだ顔覚えてないんでしょ、ふーた」笑いながらミストはふーたに近づき、席を勧めてくる。
楓太: 「だって、覚えるの難しいよー」 席には着くも、眉を寄せて困り顔。
GM: 「まぁ、そんなに頻繁に稼動していないから仕方ない」苦笑しつつ、櫂はふーたに飲み物を勧めてくる。
GM: 「あとは、リューンだけなんだけど……どうしたのかな? 遅刻って珍しいよね?」
楓太: ジュースを受け取り、ずずずずず。椅子に座る感覚も、喉を通る感覚も、妙にリアルで。
GM: 不審げなミストの言葉に、その他メンバーも頷く。
楓太: 「あれ、まだ来てないんだ?」 首を傾げる。
GM: 「うん。待ち合わせ場所と時間指定してきたのはリューンなんだけどね。どうしたのかなぁ……」
楓太: 「おやつ食べるのに忙しいとか」 それはあんただけだ(何) ※2
GM: このパーティのまとめ役でもある“ファイター”のリューンは、さほど付き合いの長くないふーたにとっても、かなりしっかりした性格という印象がある。
GM: 事実、パーティを組んでから、彼が遅刻したという覚えはない。
GM: 「まぁ、あいつ、リューン以外にもキャスト持ってるらしいからな。間違えてログインしたとかそんなやつじゃね?」と、彼とは付き合いの長いユウヤの言葉。
楓太: ごく。ジュースを飲み干し、コップを置いて。
GM: 「“時の森”イベントに行きたがっていたのは、リューンなんだがね。どうしたもんだか……」むーん。と、ガンツも腕を組み、思案。
GM: 「あ、ふーたにも話しておかないとね。“時の森”イベント、これが今回のうちらの目的ね」
GM: 「まぁ、クリアじゃなくって、何かアイテム欲しいらしいんだけど。リューンはさ」
楓太: 「ときのもり?」
GM: 今、ふーた達がログインしているのは、“ロストエデン”の第2エリアとされる森林エリア。 ※3
GM: そのエリアにおいて、期間限定で“時の森”イベントが行われているらしい。
楓太: 無論そんな事知らない(というか聞いた事があっても覚えてない)ので、仲間から聞いてこくこく頷き。
GM: イベント限定のレアアイテムなどが取得できるということで、現在大人気のスポットですが
GM: そこで手に入るという“木魂呼びの笛”という超レアアイテムを、リューンは狙っているということを以前に聞いたかもしれない(何)
楓太: だが覚えてないので(略)
GM: 「……ってこと、覚えてる、ふーた?」まじまじと顔を覗き込んでくるミスト。
楓太: 「……………うゅー?」 首傾げ。
GM: 「……期待はしてなかったけどねぇ」苦笑、顔を離し。
GM: 「この間、変な渦巻き倒したでしょ?」 どうやらイベントの本筋はクリアしているらしい。このパーティで。
楓太: ぼんやり、記憶を探る。そういえばそんなこともあったかもしれない。
GM: 「あとはその“笛”をゲットすればイベントコンプなんだけど……一番やりたがってる本人がこないんじゃ話しになんないしねー」
GM: 苦笑して。
楓太: 「それじゃ、どうするの?」 ぱたぱた。椅子に座ったまま、足動かし。
GM: 「今日は仕方がないか……ふーた、何処か行きたい場所ある? まだこの世界に慣れてないだろうから、今日は軽い探索にしましょ」
楓太: 尋ねられ。 「楽しい場所がいいー」 即答。
GM/櫂: 「じゃ、初期ミッションの“鹿狩り”でもするか。ふーたのレベルもそれでそこそこ上がるだろう」
GM/ユウヤ: 「あのイベントじゃ、俺らもう経験値の足しにもならんけどねー」了解、と立ちあがり。
GM: 「決定。んじゃ行こうか」ミストも頷き、楓太を促してきた。
楓太: わぁい、と立ち上がる。座ってばかりじゃ、やっぱり退屈で。
楓太: でも、ふと気になるのは、リューンの事。大丈夫だとは、思うのだけど。
楓太: 「…ま、いっか」 ぽつり。呟いて、不安な気持ちを消し去ろうとした。



 Middle Phase-01 「Source」
 ScenePlayer:“不協和音” 水村 繭“手を取る者” 緑川 千里/登場:可能

千里: #1d10+36
 Dice 千里: 1d10=(2)=2+36=38
千里: 38% 上がらず。
繭: #1d10
 Dice 繭: 1d10=(10)=10
繭: ちょ、51。 ※4
GM: わー(何)

GM: 先の事件があって翌日の事。
GM: 黒巣支部において、貴方方に“タイム・フライヤー”から幾つかの情報が届けられました。
GM: まず、先日案内人が持っていた“笛”は、MMO−DX第2エリアで期間イベントで取得できるレアアイテムの模造品ということ。
GM: そして、本来のイベントでその“笛”を取得したキャラクターの一人が、黒巣市からのログインプレイヤーであること。
GM: 概要は、大まかにこの2点。
千里: ということは。現実世界でその人物とコンタクトを取ればいいのかな?
GM: 追記して、その“笛”を取得したキャラクターPLは、その後“未帰還”となってます。全て。
繭: いやなアイテムだな(何)
和馬: ゲームキャラからすれば《リザレクト》っていう升能力の手に入るアイテムなんじゃない?(何)
GM: んでは、ここで知覚判定どうぞ、低め。
繭: #2R10+2
 Dice 繭: 2r10=(10,10)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 2r10=(6,5)=6+10=16+2=18
繭: ちょ、低くていいときに限って。(何)
GM: 10ゾロだ……
千里: #1r10+1
 Dice 千里: 1r10=(2)=2+1=3
千里: ふ。
GM: では、繭はそういえば楓太がMMO−DXに時々ログインしていることを思い出した。
繭: 「……そういえば」かくかくしかじか。(何)
千里: 「ふーた君が? 彼がゲームなんかしても1時間もつのかなあ?」
繭: 「さあ……。解からないけど。ゲーム内で友人等が出来てれば、続いてるんじゃない?」
千里: 様子を想像して、違和感に笑いそうになるも。
繭: ふーたの性格を若干把握している二人!(何)
GM: 若干(笑)
千里: 「ともあれ、人手は多い方がいいしね。ふーた君にも手伝ってもらおうかな」
和馬: #1d10+38 出ておくか。(何)
 Dice 和馬: 1d10=(1)=1+38=39
和馬: 「お二人揃ってゲームの話とは珍しい取り合わせですね」物陰から出てくる。(何)
繭: 「……そうね。」物陰から出てきた人物に面倒そうな視線を向け!(何)
千里: 「あれ…君は」
繭: 「別に。仕事だから」そっけなく。
和馬: 「失礼、たまたま個人的に興味のある単語が聞こえてきたもので」にこやかーに(何)
千里: 「趣味の延長線上でできたら気が楽なんだけど。これは仕事よ、一応はね」
千里: 「和馬君は『ダブルクロス』やってる?」
和馬: 「いえ……好き好んでゲームの中でまで現実と同じことをやる必要はありませんから」あと僕はネットゲームは好きじゃないんですと毒を吐き散らす。(何)
繭: 「………それには同意するけどね」爽やかに毒吐くなコイツとか思いつつ(何)
GM: ちるどれんず、仲いいなぁ(何)
和馬: 仲いいのかコレ。(何)
GM: 厭味の応酬は見ようによっては仲良く見えます(こく)
千里: 「そっか。じゃあ、興味があるっていうのは?」毒を毒とは気づかず、普通の対応を。
和馬: 「“まるで現実であるかのようなリアルさ”……それほど現実というのが退屈なのかとある意味羨ましくなりますね、普通の人、というのは」
和馬: 「実はこれこれこういう理由で思い人を取られてしまったようなんですよ」と清川についてかくしか。
繭: 「………」ふん、と横を向いて。任務の資料をばさりとそっちに投げる。
GM: 清川の名前が出たなら二人は反応出来ますな。手元の資料に、その名前がありますよ。
千里: 「和馬君の貴重な友人が、かぁ……」眉をハの字に。
千里: ぺらぺらと資料をめくる。
和馬: 投げられた資料を手に取る。「案の定ですか。悪い予想ほど良く当たるとは言いますが……残念ですね」さしたる感慨もなくサバサバー。
繭: 「もう少し感情を込めたらどう」暇つぶしのように、『ダブルクロス』の公式サイトをノーパソを使って眺め。
和馬: 「見えませんか。僕としては非常に落ち込んでいるんですけれどね、貴重な遊び相手が消えてしまって」
繭: 「……そう」人それぞれだとは思いながら。気に入らない、と言いたげな響きの返答。
千里: この子(和馬)なりの表現なんだろうなと勝手に納得しつつ、二人の遣り取りを見守る。
GM: 黒巣市ログインの“笛”所持者が彼、清川。
繭: 同時に攻略ファンサイトを使って情報を探していく。
千里: 「ふーた君も元気で遊んでるならいいんだけど」 ※5
千里: パソコンを扱おうとする彼女の後ろから、サイトを覗き込む。
GM: んーと。繭、知覚または機械判定を。
繭: おーけぃ。……感覚2の精神1だったアタイ!(何)
繭: 知覚で #2R10+2
 Dice 繭: 2r10=(9,8)=9+2=11
繭: 11
GM: 高いな。なら気づいた。
GM: 攻略サイトのBBSに、ここ数日、“リューン”という名のオーキィがそのアイテムを入手したという情報が書き込まれている。
繭: 「……囚人、リューン」簡単に名前は覚えて。首を捻る。
千里: 「中で探すか、それとも外で探すべきか…」どちらにせよ向こうの世界には慣れておくべきなんだよね、と考え込む。
GM: ネットで目ぼしい情報は以上で。
GM: ちなみに、“タイム・フライヤー”の室長に頼めば、時間限定ですがMMO−DXの世界に入り込む事は可能です。
千里: 「…何かの縁があるみたいだからお願いしてみるけれど…和馬君も“作業”を手伝ってくれないかな?」
繭: 「……」コイツに頼むの?とでも言いたげな目を千里さんに(何)
千里: うん、と目で合図(何)
和馬: 「任務とあらば喜んで」慇懃無礼に礼。(何)
千里: 「だって、ゲームしようにも相手が居ないんでしょ? その分時間が空くわけじゃない」
繭: 「……解かった。……足を引っ張らなければ、なんでもいい」ノーパソを閉じ。
千里: 「ちゃんと弁えてるって信じてるからね」陽気に笑って、携帯を取り出す。
和馬: 「善処します」にこやかー。(何)
千里: 「それじゃ…有力情報あるかどうかわからないけど、ふーた君ともコンタクト取ってみるわ」
千里: しらみつぶししらみつぶし…と呪文のように呟いて、ダイヤル。
繭: 視線を逸らして頷いて、任せた。



 Middle Phase-02 「Fierd」
 ScenePlayer:“八房”三峯 楓太/登場:不可

楓太: #1d10+35
 Dice 楓太: 1d10=(10)=10+35=45
楓太: …うゅー(何
GM: やる気?

GM: 先日、MMO−DXにおいてリューンを除いて冒険を終えて
GM: それは、約束を破ったことがない。というリューンの所在が何となく気になったのと
GM: 先日のログインの際に、リューンらしき人物を“時の森”の側で見たような。という話を先日の冒険で小耳に挟んだため。
GM: かくて、ダメモトでその場所を少々探索してみようかとの、短時間のログインです。
楓太: ――ログイン。慣れてもやはり不思議な、その感覚。
楓太: ぐっ、と拳を握ったり開いたり。 「…リューン、どこだろー…」 それから、とてとて。
GM: イベント場所の“時の森”は、パーティメンバーと数度入ったことがあるので、特に迷う事は無く、どこに何があるのかは把握できます。
楓太: 流石に、現実世界のように鼻で探すというわけにはいかず(何)
楓太: 地道に足で探索、れっつらご。
GM: 現在第二エリアでの人気イベントだけに、その他パーティもそこそこ徘徊している様子ですが……
GM: ふと気がつくと、いつの間にか、その人の喧騒が消えている。
楓太: 「…………うゅ?」 あれ、おかしいな。と辺りをきょろきょろ。
GM: 出るべきモンスターの姿も無く、聞こえるべき音もしない。
GM: ただ、微か遠くに笛の音のようなものが届く。
楓太: 笛。そう言えば、リューンがそんなのを探している、と言ったような覚え。
楓太: 目を閉じて、耳を澄ます。そんなことしても、意味はないのかもしれないけど。
GM: その音は、貴方を誘うように、意識を引き込むように響く。
GM: んでは、耐性判定ゴー。
楓太: …うゅ(何)
楓太: #7r10+0 <耐性>0
 Dice 楓太: 7r10=(10,7,10,3,8,3,10)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 3r10=(4,9,2)=9+10=19+0=19
楓太: …19ー。
GM: おおお。では大丈夫ですな。笛の音の誘惑に意識が引っ張られる事は無く、自分の意思で動けます。
楓太: 何だか不思議な音色、とか一瞬思うも。何も感じない鈍感(何)
GM: そして、ふとその笛の音が途切れると、次に聞こえたのは戸惑ったような声。
GM: 「――あらら?」
楓太: 「…誰、リューン?」 違う、とは思いつつも。つい、そう問い掛け。
GM: 「耐えられちゃった……珍しいのね、アナタ。あたしの笛の音に引き込まれない子はそういないのに」くすくすと笑うような声。
GM: 「あら? アナタ、リューンのオトモダチ?」
GM: 問う声は、ほぼ目の前の茂み。
楓太: 「キミ、リューンを知ってるの?」 茂みへと、視線を向ける。
GM: いつの間にか、その茂みから緑の髪を自分の身体に巻きつけたような姿の少女が一人。 ※6
GM: 「知ってるよ。――あたしのオトモダチでもあるからね。リューンは」また、笑う。無邪気そうに。
楓太: 「本当? 最近、どこかで見た? この間、待ち合わせ場所に来なくって」 不信感を抱く事もなく、矢継ぎ早に問う。
GM: 「色々お話もしてくれたし、いつか、あたしを広い“世界”に連れて行ってくれると約束したから……」
GM: 「それまで、一緒にいるの。――ねぇ、アナタも約束してくれる?」
楓太: 「“せかい”?」 言っている事が、よくわからない。
GM: 「“ここではない世界”に――ねぇ? アナタもあたしを連れて行ってくれる? なら……」
GM: 笑う。さっきとは違う表情で。
GM: 「約束して。それまで“ここにいる”って」
楓太: きょとん、として。少女の言葉を聞く。
楓太: 「…リューンは、どこにいるの?」 もう一度。その質問を繰り返す。
GM: 「――あたしの側にいるよ」にぃ、と笑い。
GM: 「一緒に行く? ……そして、ずっと一緒にいる? ――ねぇ?」
楓太: その言葉に、そっか、と頷いて。
GM: それは、さっきの笛の音のように誘う音。
楓太: そこに、リューンがいるのなら。目の前の少女が、それを求めるのなら。
楓太: 「うん、いいよ」 にぱ、と笑う。 「キミが、そうして欲しいのなら」 よくわかんないけど。そう付け加えて。 ※7
GM: 「――ありがと」笑顔を返し。じゃぁ、と差し出されたのは翡翠色の縦笛。
楓太: 首を傾げて、その笛を見つめる。 「これは?」
GM: 「“約束”の証。――これでアナタもあたしのオトモダチ」
GM: 「“木魂呼びの笛”――これで……アナタは私のもの」
楓太: 「やくそく――」 どことなく。呪文のような、その響き。
楓太: ゆっくりとした動作で、手を伸ばす。受け取ろうと。
GM: 楓太が笛を手にした瞬間、その横の茂みから何かが飛び出して――
GM: ぐ、と、そのまま茂みの中に引き込まれる!
楓太: 「わゎっ!?」 急な事に、思わず声を上げるも。あっさりと、茂みの中へ。
GM: 「――っ!」そして耳に届いたのは、茂みの外で少女が息を飲む気配。
GM: それに構わず、楓太を引き込んだ手はぐんぐんと少女から遠ざかっていく。 ※8
楓太: 何が起こっているか把握出来ないままに、それでも、逃れようともがく。
GM: 「……乱暴なことをしてすみません、囮にしたことも謝りますから!」引きずる手は、その動作を許さずに。
楓太: おとり? 何の事だか、解らない。
GM: 「“八房”三峰楓太君、でしょう? 今はおとなしくついてきてください!」
楓太: 「…………う、うゅ…?」 この世界では呼ばれる事のないはずの名前。
GM: その言葉を最後にして、手を引く人物は森の外へと疾走していく。
楓太: わからないこと、ばかり。引っ張られながら考えたのは、…今日のおやつは何だろうとか。そんな、どうでもいいことだった。



 Middle Phase-03 「Server」
 ScenePlayer:“滅びの深淵” 稲子 和馬/登場:“不協和音” 水村 繭&“手を取る者” 緑川 千里

和馬: #1d10+39
 Dice 和馬: 1d10=(10)=10+39=49
千里: #1d10+38
 Dice 千里: 1d10=(3)=3+38=41
千里: 低空飛行41%
繭: #1D10+51
 Dice 繭: 1d10=(8)=8+51=59
繭: ちょ、59%。(何)
GM: ぅゎー

GM: “タイム・フライヤー”の室長に頼み、再度MMO−DXにログインした3人。 ※9
GM: 現在、第二エリアの森林付近の小さな集落のテラスにて一息中です。
和馬: 「いや、とてもゲームとは思えませんね。これはのめり込む人が出てくるのも解ります」メイジ装備でニコニコ(何)
繭: 「“木魂呼びの笛”ね………情報が集まらない」ファイターっぽい格好。(何)
千里: 「串焼き美味しいね〜」もごもごしながら。
千里: クレリック姿で、杖を片手に、串焼きを片手に。
千里: 「うまく知り合いが見つかればいいんだけど」もぐもぐ。
繭: 流れ出すテラス内のログを見ていたが、特に情報になるものはないと諦めて茶を飲む。
GM: ただ、入る際に貴方方は、室長に厳重に注意されたことがあります。
和馬: 夜中に水をあげてはいけない
千里: それギズモ(何)
GM: 貴方がたの立場は、普通のオーキィとしてではなく、不正割り込みによるキャストであること。よって
GM: 本来“プリズナー”と呼ばれる“未帰還”オーキィと同じ能力が使える(具体的にはOV能力)が、そのために、あまりにこの世界に長い時間いると、本当に“プリズナー”として定着してしまう可能性が極めて高いこと。
GM: その危険性は、OV能力を発揮するごとに高まっていくので、その際はなるべく短期で事を済ませて欲しい。との説明を受けた上で、現在こうしています。
繭: 「リザレクトなしでログインするよりは多少マシ。…でも、のんびりはしてられない」さてどうする、と二人に向かい。
千里: 「あんまり長居できないんだったよね。ふーた君とか都合良く見つかればいいんだけど」串から肉を削ぎ、もぐもぐと完食。
千里: 「…そういえば、あの子のログイン名って何だろう?」
繭: 「………」(何)
GM: 先日の判定で繭ならログイン名を知ってる。
千里: 「多分、捻った名前付けてないと思うんだよね〜」
繭: 「……捻りもしてない。そのまんま、『ふーた』でログインしていた筈」頭を抑えて。(何)
千里: 「わっかりやすいなあ」感心したのかそうでないかはさておき、呟いて。
楓太: #1d10+45 そんな事言われてるとは露知らず(何)
 Dice 楓太: 1d10=(9)=9+45=54
和馬: 「名前が解っているならば話は早い、事情を聞いてみては如何です?」
繭: 「そう、確か格好は……」きょろ、と辺りを見回して
楓太: ぽてぽて。謎の人物の手を自分から引いて。 「うゅー。とりあえず、酒場とかでいいのかなー?」
繭: 「丁度あんな………」指差し、固まる。(何)
楓太: 何だか、落ち着く場所に案内して欲しいとか言われたらしい(何)
GM: 「いいですが……あれ?」ふと、手を引かれていた相手の視線が千里と繭に止まる。
繭: 「……」あれ、どこかで見たような二人。(何)
楓太: 「どうかしたの?」 首傾げ。
GM: 「楓太君、ちょっと。あの方達、多分お知り合いですよ」立ち止まり、3人を指差す“メイジ”風の連れ。
繭: 「……楓太、ちょっとこっちに来なさい」
千里: 「あれー? ふーた君だよね?」手をかむかむ。
楓太: なんか名前呼ばれた。知り合いとか言われた(何)
楓太: 「…………うゅ?」 とてとてとて。
和馬: 「やあ三峯君、これは奇遇ですね」(何)
繭: ログイン名を点滅表示。こっちもまんま水村とかなってる。(何)
楓太: そんなもん確認しない(何)
GM: だから止めたんだよ連れが(苦笑)
楓太: よくわかっていらっしゃる!(何
千里: 「びっくりしたなあ。まんまじゃない♪」
繭: とりあえずまあ、全員集まったなら、解説するよ!(何)
繭: かくかくしかじか!
繭: もしくは*三つ!(何)
和馬: かく*かく*しか*じか
和馬: こうですか! わかりません!
GM: 何その伏字。
楓太: 説明された。半分くらい理解した(何)
千里: (略)「……というわけなの」
繭: 「……で、そのリューンとかいうキャラクター達が囚われた笛の…菓子を食べてないで話聞いて」(何)
和馬: 「それで、その笛について何かご存知ではないかと思いまして」
楓太: 「…うゅ? 聞いてるよ? 和馬にーちゃんで、繭ねーちゃんで、千里おばちゃんなんだよね」 そっからかよ(何
千里: 「おばちゃんじゃないやい」笑顔でチョップ。
楓太: ずびし。 「うゅっ」
繭: 「……もういい。あなた、何か情報はあるの」メイジ風の男に(何)
GM: 「……何時もこんなノリなんですか貴方がた……」乾き笑いで。
繭: 「私を一緒にしないで!」(何)
千里: 「たまたまだから気にしなくていいですよ」メイジ風の男に(何)
和馬: 無言で笑う(何)
GM: まぁ、ともかく。と、こほん。と咳払い。
楓太: 頭押さえつつもお菓子もぐもぐ。
GM: んでは、彼からの情報をだーっと。

GM: “木魂呼びの笛”と呼ばれるアイテムについて
GM: MMO−DXにおいて第二エリアにて、期間限定で行われているとされる突発イベントにおいて、入手できる超レアアイテム。
GM: イベント自体は、基本的にはその『時の森』と呼ばれる森の中に住まう“時空渦”の消滅が、イベントクリア条件となっているが、その森のそもそもの主であった“ドライアード”に遭遇、ドライアードが持っている“木魂呼びの笛”を入手する方が難しいとされている。
GM: 事実、そのミッションを完遂したオーキィはほぼ確認されていない。
GM: その数少ないミッション成功者は、この“カオスエデン”では行方不明者、現実世界では“未帰還者”となっている。
GM: また、『時の森』イベントの発生は、調べによると管理者の手によるプログラムでは無いことが確認されるが、そのイベントがどのように発生したのか、また、管理者側がその修正を行っていない理由は不明のまま。
和馬: ……カオスエデン(何)
GM: ……ごめん、ロストエデン(何)メモが間違ってたよぅ(滝涙)
繭: ハハハ。(何)
楓太: もう。(何
GM: と、とりあえず彼からは以上!
千里: 「大変だったようですね。色々と混乱してるようで…」
繭: 「次。楓太、そちらの情報は。何かある?」
楓太: よーやくお菓子を食べ終えて、うーんと、と。
GM: 「……私が帰れなくなったのは、イミテーションの“笛”の所為でしょうが。やはり本物の解析をしたくて、彼が手にするところを横取りさせていただいたのです」申し訳なさそうに。
和馬: 「横取り40万」
繭: 「………」額を押さえる。(何)
楓太: 「うゅ。えっとね」 たどたどしく、以前に、リューンが約束の時間に現れなかった事。探しに行こうと、“時の森”に一人で行った事。そこで、少女に出会った事を話す。
GM: 「お金払うんですか!? え、えーと、この“世界”の通貨でしたらいくらでも捏造できますが……っ」うろたえるメイジ(何) 
和馬: 「それはともかくその笛自体の効果というものは解っていますか、曰くありげなアイテムのようですが」
繭: 「……とりあえず、大体は把握した。解析は今すぐに出来る?」
GM: 「………」いささか眉を寄せ。
和馬: 「三峯君の話を聞く限りでは、彼はもうプリズナーになっているんじゃないですか?」(何)
楓太: 「プリズナーになってる?」 きょとん。さっぱりわかってないわんこ!(何
GM: 「残念ながら、私はこの世界に長くいすぎました……外の世界に向けてのデータ転送は、貴方がたのほうが確実に出来ると思いますが……」申し訳なさそうに。
GM: 具体的には機械操作判定。楓太以外全員1回挑戦可能。
千里: 「そう……」
繭: 「……解かった」こめかみを揉み解す。
繭: 「稲子君」ものすごくイヤそうな顔をして、この中で一番向いてそうな人に笛を渡す。(何)
千里: 「お願いするね」
和馬: 「承りました」(何)
和馬: んじゃ素振りゴー。#7r10
 Dice 和馬: 7r10=(2,5,8,4,10,10,9)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 2r10=(7,6)=7+10=17
和馬: ほい17
GM: おお。
千里: 「さすがっ」
GM: では問題なく外へ向けてデータが配信されました。
繭: 「……」ふん、と横を向き。後はどうしようかと少し考え。
GM: 和馬君の頭の中に、『解析はしばしお待ちを』との、受領確認の合図が。
和馬: 「お疲れのようですね、あまり不機嫌そうな顔ばかりしていると幸福が逃げていきますよ」(何)
繭: 「余計なお世話よ!」(何)
繭: 「……とりあえず、……そうね、そのイベントに挑戦してみる?」
楓太: 「…………うゅー」 ぱたぱた。足を動かしつつ、何だか考え事。
繭: 「解析待ちでただ時間を潰したくないわ」
繭: 「もしくは他の情報収集か…」考える仕草。
千里: 「そうね。逆の意味で時間が気になるけれど…」
和馬: 「お供しましょう。では、三峯君に案内を頼むことにしましょうか」
GM: と、そこに、解析結果の送信。
千里: 「その付近の痕跡でも調べてみるだけでも違うかもしれないわ」
繭: 「楓太、さっきの場所に連れて行って。…あ。早い」結果を見る。
和馬: 「……どうやら来たようですね」
楓太: 名前を呼ばれて、ぱっと顔を上げ。皆の様子をじっとみる。
千里: 「内容は…?」手紙状の解析結果を覗き込む。
GM: 「データがきちんと揃えば室長の解析は早いのです。……必要なのは本物だけでしたからね」苦笑するメイジ。
GM: 内容は以下に。

GM: “笛”データ解析結果
GM: “木魂呼びの笛”と呼ばれるレアアイテムの取得は、“時の森”イベントにおける最難関ミッションとなっているが
GM: そのプログラムは、EX−Rにて汚染された第二エリアに住まう“ドライアード”がマーキングのために作り上げたEX−Rの集合体。
和馬: 「マーキングですか。立場が逆ですね」(何)
GM: 人の意識がたくさん集まるMMO−DXにおいて、具象化した“ドライアード”の意識が“外”に向けて侵食を開始するための媒体を作ろうとしたためのもの。
和馬: 楓太見ながら呟く。(何)
楓太: 「うゅ?」 わかってないとも。(何)
千里: 「ドライアードって、普通は移動できないモンスターよね。だから侵蝕を広げて…」
GM: ために、先だって“メイジ”の本体からこちら側の世界が流れ出そうとしたのを、繭たちは見ているはずですが
和馬: 「この世界にログインしている人間を媒介として、世界の境界をひっくり返そうとしている……というところですか」
GM: “本物”を持っているPLからその進行が行われた場合、一瞬の幻覚では済まないだろう。という内容になっている。
和馬: 「まさに世界崩壊の危機、というわけですか。困りましたね」あんまり困ってなさそうに笑う。(何)
楓太: 「…“ここではない世界”に連れて行ってほしい、って言ってた」 ぼんやりと、考え込みながら。
千里: 「夢…なのかな」
繭: 「向こうには向こうの事情があるのだろうけど。やっている事は、私達にとって迷惑でしかない」ばっさり。
千里: 「そう…ね。その夢で、奪われた夢がたくさんあるんだから」
GM: と、ここで再度和馬の意識にデータの転送が。
和馬: 「プログラムはポリゴン羊の夢を見るか……おっと」
楓太: みんなの言う事は、正しいのだと思う。だけど。なんとなく、しょんぼりと。
千里: しょんぼりと、所在なく足を上下に動かしているふーた君の隣に座る。
GM: 黒巣市にて“笛”を所持したPLより、“世界”侵食が開始された。と。
和馬: 「悪い知らせですね」表情は変えずに今送られてきた内容を伝える。
千里: 「……その子の事が気になってるんだね? 優しいな、ふーた君は」頭をなでなで。
GM: 現実世界に戻り、その侵食を止めるか、それとも、根っこの部分からか。
GM: どちらかかの対処を願えないかとの事。
繭: 「──何もかもが丸く収まる、ハッピーエンドは難しいものだから。楓太」ついっと視線を投げて、その知らせに立ち上がる。
和馬: 「いずれにせよ、このまま座視するわけにはいきません。……世界がひっくり返るのを阻止したいなら、ですが」
楓太: 「…うゅー」 千里おば…ねーちゃんと、繭ねーちゃんの言葉にも、眉を寄せたまま。
GM: 戻るならば、すぐさまログアウトは可能。
和馬: 楓太は?(何)
GM: 楓太も。というか、自分でログアウトしなせぃ。
楓太: うゅー(何)
和馬: まだログアウトできるんだ。(何)
楓太: できるらしい(何
GM: 貴方がた3人と、ふーたは可能。メイジはダメですが。
繭: 「あなたはどうしたいの、楓太。言葉にしないと、何を考えているのか解からない。言いたくないのなら、それでいいけれど」このまま力ずくでどうにかするまでだ、と。
千里: 「リューンって子の事もあるし」ぽつりと呟く。
和馬: あ、ちなみに現実世界のPLって清川でいいんですよね。(何)
GM: 示してなかったか。失礼を。いいですよ。
楓太: 「…あの子は、リューンの友だちで。ボクの事も、友だちって言った。約束は、護りたいって思う」 出会ってすぐの子の事なんて、放っておけばいいのだろうけど。
和馬: 「三峯君、ちなみに今のこの状況の元となっている人物はそのリューンというキャラクターのPLです」
和馬: 自分の知り合いだというのは言わないが。
楓太: 「…リューンが?」 きょと。
和馬: 「ええ、もっともこのまま状況が進行したらどうなるかは解りませんが」
楓太: 「…“世界”が侵蝕されたら。どうなっちゃうの?」 ひとつひとつ、考えながら。呟くように問い掛け。
和馬: 「解りませんね。ただ昔の世界は完全に崩壊するでしょう……それも面白いかもしれませんけどね」肩をすくめる。
和馬: 「ですが、僕はこれでもあの世界を結構気に入っています。誰であろうと、易々と破壊させはしないつもりです」
千里: 「君の友達も、そうでない人も、関係なく大変な事になる…これだけは確かよ。きっと」
楓太: ますます、眉を寄せて。
千里: 「おやつを作る工場の人も居なくなっちゃうかもしれないし」
楓太: ずがーん。
楓太: 「うゅー」 しょんぼり(何)
繭: 「そうね。…人が命を張ってどうにかして来たものを、ここで壊させたりさせるつもりはないわ」おかしの工場って、と僅かにあきれながら。
千里: 「説得できれば最高なんだけどね」立ち上がる。
和馬: 「さて、行きましょうか? 折角ログインしたんです、もう少し遊んでいくのも悪くはないでしょう」
楓太: 「広い“世界”に行きたいっていうのは、悪い事なのかなぁ…」 ぽつり、呟いて。
繭: 「悪いことではないわ。ただ、それに伴う犠牲を“可哀想だから”の一言で済ませる気はないだけね」ふむ、と。
和馬: 「広い世界……ですか。この世界から出たところで、何が変わるというのでしょうね――滑稽だ」ぼそりと毒げはー。(何)
千里: 「全ては心の持ちようね、きっと」
GM: 「……どうされるんですか?」座ったまま、メイジは問うて来る。
楓太: ぱたぱた。立ち上がって、服を払う。 「…ボク、もう一度、あの子に会ってみたい」
繭: 「──ではそのように。この世界にて任務を続行する」
千里: 「通じるならその子と話をしてみて。……もしダメだったとしても、その時はサポートをするから」
GM: なら。と、メイジは楓太を手招く。
楓太: 首を傾げ、とてとて、と。
GM: 「少々失礼を……」言い様、手にしていた魔道書を開き、何かなぞる仕草。
GM: その指を楓太に当てて、ふ。と押し込むと、そこから一瞬楓太のキャストが光、直ぐに収まった。
楓太: 「……………???」 顔いっぱいに、疑問符。
GM: 「……“書き換え”終了です。これで、楓太君もこの世界で“現実”と同じ力を使えるでしょう」
GM: 「但し、何時もの端末から自力で戻れなくなりましたので……お気をつけて」
楓太: 「…うん、ありがとっ」 にぱ、と笑顔。
GM: 具体的には皆と同じように、OV能力の制限が消えたということですな。
楓太: りょーかい。
千里: 「これで4人パーティー。ゲームの定番だよね」腕を組んで、皆を見遣り。うん、と頷く。
GM: 「そして、もうご存知でしょうが、この世界でのOV能力の大幅な開放は、貴方がたの戻る道を狭めます。――行動は、迅速に」
GM: 真剣な表情での、再度の警告。
繭: 「解かってる。直ぐに始末を付けるわ」ぎゅ、とファイター装備のグローブを握り直し。
和馬: 「肝に銘じましょう」ばさーとマント翻し。
千里: 「わかりました」任務に気を引き締め。
楓太: ふるふる頭を振って、それから大きく頷く。元気よく、手を上げて。 「それじゃ、れっつごーっ」
千里: 腕をグルグル回してストレッチ。杖を握り、同じように手を上げた。
千里: 「ごー!」



 Climax Phase 「Combat」
 ScenePlayer:All

繭: #1D10+59
 Dice 繭: 1d10=(3)=3+59=62
和馬: #1d10+49
 Dice 和馬: 1d10=(8)=8+49=57
千里: 大きい目!#1d10+41
 Dice 千里: 1d10=(7)=7+41=48
千里: よし。48%に
楓太: #1d10+54
 Dice 楓太: 1d10=(7)=7+54=61

GM: 第二エリアにおける“時の森”
和馬: 「怖い蛇がー襲ってくるー何故か不思議なこーとにー尻尾から落ちてくるー」(何)
繭: 「……なにその歌……」(何)
和馬: 「未開の地を探検するときはこの歌を歌うのが伝統ですから」(何)
千里: 「そんな伝統があったなんて初めて知ったわ」
楓太: いつもなら、そんな歌にものーてんきにノるのだろーが(何)
GM: 人気のイベント場所であるその場所に、一部、人の入らない場所がある。
GM: “ドライアード”の棲家。――今そこには主と――
楓太: とてとて。見覚えのある森の中、皆の先頭を歩いて。たどり着いたのは。
GM: その“友達”の姿のふたり。
GM: 向かい合うように、語らうように、少女は相手の胸に手を当てているが
GM: それを受ける“友”は、ただ虚ろに。
楓太: 今はじっと、ふたりの“友だち”を見つめる。
GM: ふ、と少女が振り向き、楓太に目を止め、軽く睨み付ける様な仕草で。
繭: 「あれね」
GM: 「“約束”の証を持って行っちゃった子だね。――悪い子」
千里: 「……と」口を閉ざし、足を止めて。
和馬: 「約束ですか。契約条項を確認しないで取り付けた以上は不履行にさせてもらいますよ」
楓太: 「…………うゅ。」 睨むような視線に、僅かに、表情が曇る。
楓太: それでも、虚ろなもう一人の“友だち”が、気になって。 「…リューン?」 その名を呼ぶ。
GM: その呼びかけには応えはない。
楓太: ぎゅ、と拳を握り締め。
楓太: 「キミは、…“世界”を見たいの?」
GM: 「――リューンにはね“色々教えてもらった”よ。……もう、これ以上拾えないくらいね?」にこ。と、笑い。
GM: 「見たいな。――うん。教えてもらうだけじゃなくて、見たい。“ここ以外の世界”も」
楓太: 「ひろう……?」
楓太: その答えには、頷きつつも。
GM: 「もう、リューンには何にもないから。もう、意識は拾いつくいしちゃった。――ねぇ」
GM: 「今度は、アナタの“意識”を頂戴? それで、あたしはもっと大きくなれるんだ」
千里: 「!」
楓太: 「何にも、ない? だって、リューンは友だちなんでしょ。約束、したんじゃなかったの」 訳が、解らなくて。問い掛け。
繭: 「………」
和馬: 「……性質の悪い話ですね」
GM: 「約束、したよ。“あたしを外に連れ出してくれる”って。――だから」
GM: 「だから、“虚”にしたんじゃない?」
繭: 「……話は、もういい?」とん、と一歩前に踏み出て。
千里: 「与えるだけとか、もらうだけ…なんて約束は、“友達”のする事なんかじゃないよ」
楓太: 「――違う、そんなの、ちがう」 紡ごうとした言葉は、千里ねーちゃんに継がれて。
千里: 『…ダメかも』。ふーた君にゴメンねと。困ったような視線を送って。
楓太: 「キミに、“世界”を見せてあげたい、とは思う。でも、けど。――そんなやり方、違う」
楓太: 世界の侵蝕だなんていわれても、解らなかった。でも、今。彼女が“友だち”に何をしたのか。それだけは、解って。首をふるふると振る。
GM: 「………?」無邪気に。何を周囲の皆が憤っているのか解らないかのように首をかしげ。
繭: 「なんでもいい。──“ドライアード”を排除する。あなたは、私の護りたい『日常』には、必要のない存在」ともすれば冷たく。ぎっ、グローブを握り。
千里: 「話は通じない――だからしょうがないね」自分を納得させるように呟いて、杖を持ち直す。
楓太: どう言ったら、わかってもらえるのか、わからない。
GM: 「――オトモダチ、増えたね」ぽつりと。
和馬: ぽん、と楓太の肩に手を置いて。「彼は僕の友人でした。だから、僕は彼女を許すわけにはいきません」
楓太: 「…キミの言うトモダチと、ボクの友だちは、違う」
GM: 「じゃぁ、あたしも、ホントの“オトモダチ”を紹介してあげるよ。――“ふーた”」
楓太: ただ、言えたのは、それだけ。
楓太: 肩に感じた温もりに、和馬にーちゃんを一瞬見上げ。それから、少女へと視線をくれる。
GM: “ドライアード”の言葉に反応して、周囲の気配が一瞬収束し、2体のニンフが生まれ出る。
和馬: 「さて、貴女ではいささか役不足な気もしますが始めましょうか」仲間に目配せする。
千里: 「戦い方はいつもの通り。バーチャル化が緻密なだけに、ゲームよりやりやすいかもね」
繭: 「ええ。…………ええ」二度頷いて。立ち向かう。
千里: 「――さあ 往こう」
楓太: 「それが、キミの“トモダチ”」 小さく。
楓太: 「なら、ボクも。――ボクの“友だち”を、護るよ」 哀しそうな笑顔を、少女に向けた。 ※10

GM: 衝動判定を。
楓太: #2r10 どきどき。
 Dice 楓太: 2r10=(8,8)=8
楓太: #2d10+61
 Dice 楓太: 2d10=(1+3)=4+61=65
楓太: 低ッ!(何) 成功、65%。
和馬: #7r10+4
 Dice 和馬: 7r10=(5,8,6,5,1,9,8)=9+4=13
和馬: #2d10+57
 Dice 和馬: 2d10=(8+8)=16+57=73
和馬: む、成功して73へ。
繭: #4R10+2
 Dice 繭: 4r10=(6,10,3,5)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 1r10=(5)=5+10=15+2=17
繭: #2D10+62
 Dice 繭: 2d10=(1+6)=7+62=69
繭: 成功、69%へ。ほどほど。
千里: #5r10+3
 Dice 千里: 5r10=(9,6,5,2,1)=9+3=12
千里: 成功して#2d10+48
 Dice 千里: 2d10=(2+4)=6+48=54
千里: 54%に。

GM: IV申告ー。
和馬: 気づいたら一番高いよ!(何)
繭: 11ですにゃー。
和馬: イニチは9。
千里: えーと……7。支援が一番低いってのも問題あるよね(何)
楓太: IVは9
GM: 繭=ニンフ1<ニンフ2<和馬=楓太<ドライアード<千里

GM: エンゲージはそっちは一塊ですかな?
千里: 場所はどこでもいいかも。
GM: 希望聞きましょう。此方は3体別エンゲージです。
楓太: 前ー。
繭: 前行きたい。(何)
和馬: 下がりたい。どこかの誰かと同じでエンゲージされたら攻撃できないんです!
繭: あれ、どうしてだろうひどく親近感が(何)
千里: バラバラというのもアレな感じがするので、前衛後衛に分かれましょうか。
繭: んじゃ前衛に。
和馬: ご丁寧に100%越えたら近距離に撃てるというところまで同じだ。(何)
千里: 私は後衛で。
GM: んでは、こうかな?
GM: [ニンフ1] [ドライアード] [ニンフ2]
GM: [繭 楓太]
GM: [和馬 千里]
繭: おーけぃ。
和馬: うい。
GM: エンゲージはマイナーで接敵可能。それと。今回戦闘に限り、LEエフェクト使用は可。
和馬: 姑息に《ジェネラライズ》使うぜ。(何)
楓太: 何レベルでしょうか。(何)
GM: 1Lvで。但し、2ターンまでに戦闘終了しませんと、前から警告していた通り、この世界との癒着が激しくなり、宜しくない事になると思ってください!

■□Round 1□■

GM: セットアップ
繭: なし。
GM: 此方は《ヴァイタル》宣言で。
千里: 無し。
和馬: なし。
楓太: なし。

GM: ●繭 ニンフ1
繭: 侵食率が微妙。ニンフ2まで待機
GM: んでは此方。
GM: 《アクセル》 対象はドライアード 目標値8 #8r10+5
 Dice GM: 8r10=(10,8,10,1,2,10,4,9)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 3r10=(9,8,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(2)=2+20=22+5=27
GM: 無駄に成功してやがるな……セカンド付与成功。

GM: ●ニンフ2
GM: #1d2
 Dice GM: 1d2=(2)=2
GM: 後衛に。《ブリザードブレス/ブレインコントロール》 範囲射撃攻撃 攻撃力-1 #9r8+5
 Dice GM: 9r10=(4,8,8,1,5,8,9,3,1)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 4r10=(5,6,8,9)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 2r10=(8,6)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(3)=3+30=33+5=38
GM: 38で。
和馬: 避けない方向で(何)
千里: こちらも避けないです。
GM: ではダメージ。#4d10-1
 Dice GM: 4d10=(2+9+1+6)=18-1=17
GM: 17点装甲有効。
和馬: 3/20に。
千里: 《リザレクト》#1d10+54
 Dice 千里: 1d10=(1)=1+54=55
千里: あうう……。
繭: 安いな……(何)

GM: ●和馬 楓太
楓太: じっと、前を見つめたまま。まだ、動くべきじゃない。待機。
和馬: まとわり付いた氷をバキバキと引き剥がしつつ。
和馬: 「まあ、たぶん要領は向こうと同じでしょう」
和馬: とりあえずニンフ1に《ダークマター》→《黒の鉄槌》+《魔王の理》で侵蝕は81へ。
和馬: #11r7+4
 Dice 和馬: 11r10=(10,3,8,1,1,8,6,1,6,3,1)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 3r10=(10,9,6)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 2r10=(4,8)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 1r10=(3)=3+30=33+4=37
和馬: ピュア関係ねえええ。37で(何)
GM: 《ブレインコントロール/陽炎》 回避 #10r8+0
 Dice GM: 10r10=(5,9,4,8,10,9,4,4,3,2)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 4r10=(3,3,4,9)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(1)=1+20=21+0=21
GM: 当たり。ダメージを。
和馬: #4d10+9
 Dice 和馬: 4d10=(3+8+2+2)=15+9=24
和馬: 24装甲有効。右腕を振って重力の塊を叩きつける。
GM: 受領で。まだ立ってる。

GM: ●ドライアード
GM: 《群れの主》 4体のジャーム作成 ドライアードの種より生まれ出る。 ※11
GM: ドライアードのエンゲージに4対追加。以上。
和馬: しまった先走ったか……まあ楓太に潰してもらおう(何)

GM: ●千里
千里: 「……バーチャルっていっても、やっぱ痛い、わ…」
千里: 鋭く裂かれた凍傷を自らの治癒能力で癒し、杖を振りかざす。
千里: 「はっ!」気合いを入れて《ジェネシフト》#5d10+55
 Dice 千里: 5d10=(9+10+5+1+7)=32+55=87
千里: 《アクセル》1Lv取得していいですか?
GM: OKで。
千里: RC3+《絶対の空間/トランキリティ/狂戦士/要の陣形/アクセル》 侵蝕値+17→104%
千里: 対象は、こちらのパーティー全員。目標値14。#15r7+3
 Dice 千里: 15r10=(1,4,7,10,6,10,8,6,2,9,3,1,2,1,3)=くっりてぃっかるー
 Dice 千里: 5r10=(6,10,10,6,9)=くっりてぃっかるー
 Dice 千里: 3r10=(1,3,1)=3+20=23+3=26
千里: 発動。次に対象が行う能動行動のCr値−1&6DB。そしてセカンドアクション可能に。
千里: ふわりふわりと粉雪のように舞う光の精霊が周囲を満たす。
和馬: 受領。
繭: サンクス。

GM: ●繭 楓太
繭: ではこちらから。
繭: マイナー、ニンフ1のエンゲージへ移動。メジャー、白兵+獣の力+漆黒の拳+魔王の理 侵食率…ちょ、79。(何) ニンフ1へ。
繭: 違、巨神の斧プラス!(何)
繭: #10R7+4 どん。
 Dice 繭: 10r10=(7,6,6,3,4,6,9,6,9,9)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 4r10=(9,6,7,10)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 3r10=(9,4,5)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 1r10=(6)=6+30=36+4=40
GM: 《ブレインコントロール/陽炎》 回避 #10r8+0
 Dice GM: 10r10=(1,6,4,3,10,6,8,1,2,6)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 2r10=(2,1)=2+10=12+0=12
GM: ダメージを。
繭: #5D10+1+6+3  装甲無視
 Dice 繭: 5d10=(10+3+1+4+6)=24+1+6+3=34
繭: ごしゃっ。闇を伴った衝撃と重力でニンフを叩き潰す
GM: 生まれ出たときと同じように、砕け、大気に溶け消えた。
和馬: 「いいパンチです、世界を狙えますよ」

GM: では楓太。
楓太: はーい。
楓太: …現実に似ているけど、違う場所。それなら。――イメージ。
楓太: マイナー:《完全獣化/破壊の爪/早業》
楓太: メジャー:<白兵>3+《獣の力/浸透撃/電光石火/七色の声》 対象:ニンフ2 侵蝕率:65→84
楓太: #20r7+3
 Dice 楓太: 20r10=(9,9,10,2,8,9,7,5,7,3,9,6,7,1,2,7,8,2,8,8)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 13r10=(7,3,9,9,6,4,10,2,7,6,3,10,4)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 6r10=(5,5,7,1,7,6)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 2r10=(2,7)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 1r10=(10)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 1r10=(6)=6+50=56+3=59
楓太: ちょっと惜しい。59。
GM: くはー。
GM: 《ブレインコントロール/陽炎》 回避 #10r8+0
 Dice GM: 10r10=(10,1,5,9,4,2,9,8,7,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 5r10=(7,10,3,9,4)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 2r10=(4,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(1)=1+30=31+0=31
GM: だめーじぷりーず。
楓太: 獣へと、身を転ず。けれどそれは、いつもの小型の犬ではなくて、大型の。
楓太: #6d10+10
 Dice 楓太: 6d10=(3+8+2+2+8+5)=28+10=38
楓太: 出目ひくーい。装甲無視38点。
和馬: すごく……大きいです(何)
楓太: 帰れ。(何)
楓太: 爪が地を切り裂き、衝撃が伝う。
GM: ぐぅ、かなり痛いがまだ生きてる!
楓太: 「ボクの“友だち”を傷付けるなら、…許さないっ」 咆える。

GM: ○セカンド
GM: 当方はあり。
和馬: 《アクセル》で宣言。
千里: 宣言だけは。
楓太: 《アクセル》により宣言。
繭: 宣言。

GM: ○繭
繭: ……しまったマイナー移動するしかないなこれ……(何)
繭: 移動できるだけマシだドライアードに!(何)
GM: いえっさ(苦笑)
繭: 白兵+獣の力+漆黒の拳+魔王の理 侵食率88%
繭: #8R8+4
 Dice 繭: 8r10=(6,1,5,7,7,1,3,2)=7+4=11
繭: ……(何)
GM: ………
繭: えーいとぉー
GM: 《マグネタイト/MAXボルテージ》 回避行動 #13r7+2
 Dice GM: 13r10=(4,1,8,9,3,9,4,9,9,5,6,4,2)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 5r10=(2,6,2,3,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(6)=6+20=26+2=28
GM: 避け。
繭: 「……」目を逸らした!(何)
和馬: 「そんな日もありますよ」にこー(何)
繭: 「…うるさい!」(何)
千里: 「私がついてないと…」(何)

GM: ○和馬 楓太
楓太: とりあえずFPA打つかもなので待機宣言(何) ※12
和馬: 「では……」とゆーわけでニンフ2に《ダークマター》→《黒の鉄槌》+《魔王の理》で。
和馬: 侵蝕89。#17r6+4
 Dice 和馬: 17r10=(1,10,1,10,2,9,10,5,3,9,3,7,1,3,9,6,3)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 8r10=(7,9,5,4,5,2,10,9)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 4r10=(9,4,2,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 1r10=(1)=1+30=31+4=35
和馬: ええー、35。(何)
GM: 《ブレインコントロール/陽炎》 回避 #10r8+0
 Dice GM: 10r10=(8,1,9,5,9,1,3,7,9,2)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 4r10=(4,2,3,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(5)=5+20=25+0=25
GM: 当たり。
和馬: #4d10+9
 Dice 和馬: 4d10=(1+4+5+6)=16+9=25
和馬: ダメージ出ないな、25装甲有効。
GM: ぱん。と砕けた。

GM: ○ドライアード
GM: #1d3
 Dice GM: 1d3=(2)=2
GM: 繭に。
GM: 《雷光撃/MAXボルテージ/自在槍》
GM: 「……お返し!」装甲有効単体白兵攻撃 攻撃力+9 #13r7+3
 Dice GM: 13r10=(7,2,8,3,6,8,7,10,9,1,1,1,5)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 6r10=(3,5,3,2,6,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(7)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(4)=4+30=34+3=37
繭: 回避放棄
GM: #4D10+9 蔦状の髪で貫く。
 Dice GM: 4d10=(1+6+4+1)=12+9=21
GM: 21点装甲有効
繭: リザレクト。 ※13
繭: #1D10+88
 Dice 繭: 1d10=(9)=9+88=97
繭: 侵食率97、HP9へ。…おお、いい感じ。
GM: 美味しい。

GM: ○千里
千里: 円を描くように杖を振り、精神集中。
千里: 「“場”を平易に…幻は幻へ」
千里: RC3+《絶対の空間/トランキリティ/ショック》 侵蝕値+9→113%
千里: 対象はドライアードと同エンゲージにいる、種より生まれ出たジャーム
千里: #16r7+3
 Dice 千里: 16r10=(9,10,4,3,7,2,8,6,5,3,4,2,6,3,10,6)=くっりてぃっかるー
 Dice 千里: 5r10=(9,1,1,2,6)=くっりてぃっかるー
 Dice 千里: 1r10=(4)=4+20=24+3=27
千里: 27
GM: 2体が他の2体をカヴァー。半分崩れた。

GM: ○楓太
楓太: マイナー、なし。
楓太: メジャー:<白兵>3+《獣の力/獅子奮迅/浸透撃/電光石火/七色の声》 対象:ドライアードのエンゲージ(範囲) 侵蝕率:84→95
楓太: #15r8+3
 Dice 楓太: 15r10=(4,10,9,10,4,10,7,7,2,8,4,1,5,7,1)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 5r10=(2,4,3,10,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 1r10=(6)=6+20=26+3=29
楓太: <白兵>あげようかな(何) 29の白兵攻撃。
GM: ドライアード 《マグネタイト/MAXボルテージ》 回避行動 #13r7+2
 Dice GM: 13r10=(5,8,4,7,9,3,7,1,7,5,1,4,10)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 6r10=(6,1,10,8,3,7)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 3r10=(1,5,6)=6+20=26+2=28
GM: トループはやはりカヴァー。1対へと。とりあえずダメージを。
楓太: #3d10+10 どん。
 Dice 楓太: 3d10=(6+7+10)=23+10=33
楓太: 33点、装甲無視。
GM: 受領。トループは残り1体。
楓太: “咆える”。それだけでも、十分な武器になり。衝撃が相手を襲う。
GM: 「……痛い、よ?」ぽつりと、呟いて。

GM: ●クリンナップ
千里: 無し。
和馬: なし。
繭: なし
楓太: 《電光石火》の反動、どん。 #1d10
 Dice 楓太: 1d10=(9)=9
GM: 痛いね……
楓太: 痛いから!(何)
和馬: 「バックファイアで苦労するのはこちらでも同じですか」(何)
GM: 当方もなし。

■□Round 2□■

GM: ●セットアップ
GM: 無しです。
繭: なし。
楓太: …うん、なし(何)
和馬: なっしん。
千里: セットアップは今後永劫無さそう。

GM: ●繭
繭: フルパワーアタック宣言。IV0へ

GM: ●和馬 楓太
楓太: 待機。
和馬: 《ダークマター》→《黒の鉄槌》+《魔王の理》でトループをぺちん。侵蝕は97。 ※14
和馬: #12r7+4
 Dice 和馬: 12r10=(8,6,4,8,6,3,2,1,10,8,9,4)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 5r10=(3,2,9,1,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 1r10=(3)=3+20=23+4=27
和馬: 27。
GM: ふふふ無駄だがあがいてやる! 素回避 #9r10
 Dice GM: 9r10=(2,4,6,5,5,6,4,10,7)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(9)=9+10=19
和馬: #3d10+9
 Dice 和馬: 3d10=(4+6+2)=12+9=21
和馬: 装甲有効21点。
GM: 無理だよね。それで全滅ッた。
和馬: 「掃除完了、といったところですね」

GM: ●ドライアード
GM: #1d3
 Dice GM: 1d3=(2)=2
GM: ……女の子好きらしい。繭へ(何)
繭: ちょ、また。(何)
GM: 《雷光撃/MAXボルテージ/自在槍》装甲有効単体白兵攻撃 攻撃力+9 #13r7+3
 Dice GM: 13r10=(2,10,10,5,1,2,9,10,4,9,8,10,4)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 7r10=(3,2,6,9,7,9,1)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 3r10=(2,7,4)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(2)=2+30=32+3=35
GM: 35。
繭: いちおう素振り。
繭: #13R10+1
 Dice 繭: 13r10=(3,9,6,8,4,6,9,6,6,3,4,8,2)=9+1=10
繭: ムリス。
GM: ダメージ。……悪いとこ行ってるなもう。#4d10+9
 Dice GM: 4d10=(1+5+2+1)=9+9=18
繭: #1d10+97 リザレクト。
 Dice 繭: 1d10=(5)=5+97=102
GM: 18点装甲有効
和馬: 「妙に好かれてますが……大丈夫ですか?」(何)
繭: 102%、HP5へ
繭: 「さっきから、邪魔──!」元気ではあるっぽい(何)
GM: 「何か、目障りなの……」(何)

GM: ●千里
千里: 「そろそろ限界…ケリをつけなきゃ」
千里: RC3+《絶対の空間/狂戦士》 侵蝕値+8→121%
千里: 「ふーた君に、任せた!」
楓太: 「――ん」 こくりと、頷き。
千里: 目標値:13 #10r7+3
 Dice 千里: 10r10=(9,1,3,8,10,9,9,10,9,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 千里: 7r10=(2,4,8,1,1,6,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 千里: 1r10=(6)=6+20=26+3=29
千里: 次に対象が行う能動行動のCr値−1、6DB
千里: 光の粒子が彼の体に次々と吸い込まれてゆく。
楓太: 護るべき人たちがいるから。頑張る。
和馬: ほいじゃまー《時間凍結》しとく。(何)
GM: OK。では和馬再び。
和馬: 「では真打の前に、少しばかり仇討ちと行かせて貰います」んで侵蝕が105へ。
和馬: 《ダークマター》→《黒の鉄槌》+《魔王の理》+《魔神の心臓》で117%。
和馬: 清川治をタイタスに、C値低下。#17r6+4
 Dice 和馬: 17r10=(3,7,4,2,1,9,1,1,3,10,8,2,3,6,8,7,4)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 7r10=(2,10,6,1,5,8,4)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 3r10=(9,1,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 和馬: 1r10=(1)=1+30=31+4=35
繭: ktkr
和馬: ははは射撃35。まあ《時の棺》るか!(何) ※15
GM: く……っ(笑)
和馬: 侵蝕は124、笑えよチクショウ!(何)
和馬: #4d10+18
 Dice 和馬: 4d10=(1+6+10+10)=27+18=45
和馬: 装甲有効45点。んで命中するとラウンド中3Dペナ。
GM: プログラミング移行を阻まれた……! それでもまだ立ってる!
和馬: 凍りついた時の中で、無数の魔眼を叩きつける。
GM: 「……痛いよ……!」
和馬: 「そうですか。己の痛みがわかるなら、他人の痛みも解るだけの心を持てばよかったのでしょうにね」

GM: ●繭 楓太
繭: マイナー、ダークマター。メジャー、獣の力+フルパワーアタック+獣の王+漆黒の拳+魔王の理 侵食率120
繭: #15R7+4 リアクション不可
 Dice 繭: 15r10=(9,10,6,8,5,8,7,2,7,4,10,9,3,3,10)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 9r10=(9,6,3,8,5,9,2,7,3)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 4r10=(7,10,4,3)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 2r10=(9,3)=くっりてぃっかるー
 Dice 繭: 1r10=(3)=3+40=43+4=47
繭: マイティストライク宣言!
GM: どぞ!
繭: #8D10+2+9+18
 Dice 繭: 8d10=(5+7+1+3+10+9+10+9)=54+2+9+18=83
繭: 装甲無視で83、侵食率125%
GM: それは《透過》! #3d10
 Dice GM: 3d10=(8+6+9)=23
GM: 23点回復。
和馬: 「……残念でしたね」(何)
繭: 「………そんな哀れんだ目で私を見ないでよ!」(何) ※16
千里: 「ドンマイ!」
繭: 「なぐさめもいい!」(何)
千里: 「えー…?」
楓太: 「…うゅー」(何)

楓太: では、こちらの番か。途中成長、《フルパワーアタック》2レベル取得。
GM: 許可。
楓太: 痛い、という言葉に。ほんの僅かに躊躇い。でも。
楓太: 「リューンだって、…きっと、痛かった」
楓太: 「直接の痛みは、なくたって。キミのために、って――思っていただろうに」
楓太: マイナーで、ドライアードに接敵。
楓太: メジャー:<白兵>3+《獣の力/フルパワーアタック/電光石火》 侵蝕率:95→104
楓太: #23r6+3
 Dice 楓太: 23r10=(3,8,9,3,6,7,10,3,4,10,2,9,6,7,6,2,2,6,7,8,10,6,2)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 15r10=(7,4,1,8,1,7,6,10,4,2,9,5,10,2,3)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 7r10=(7,4,10,3,1,3,9)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 3r10=(2,7,6)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 2r10=(5,1)=5+40=45+3=48
楓太: ひっくいなっ。
和馬: すまん《時の棺》さっき使っちゃった。(何)
楓太: 大丈夫、もう一発いっても2倍振りにならんと思う(何)
GM: 「―――」ふ。と微かに幼い身体がぶれる。
GM: プログラミング移行 《磁力結界/MAXボルテージ》 回避行動DP受領 #16r7+2
 Dice GM: 16r10=(7,10,5,1,9,7,1,9,1,6,2,2,10,3,2,7)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 7r10=(6,8,2,7,4,4,7)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 3r10=(8,4,5)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(7)=くっりてぃっかるー
 Dice GM: 1r10=(6)=6+40=46+2=48
繭: ちょ、おま。(何)
GM: ……同値……
楓太: <白兵>あげておけば(ry
和馬: 流石だな……(何)
千里: タイタス使う?(何)
GM: タイタス使うなら今のうち!
楓太: 攻撃後は使えなかったような。
和馬: いや、達成値出てからは使えない。
楓太: それに《獣の王》あるからいい(何
GM: ん? 前に許可ッた覚えはあるですが……まぁそういうことでしたら。

 今回は「行えない(行わない)」という卓判断となりましたが、実際には見解の分かれるところです。
 重版ルールブックには可否共に記述はありませんが、初版には処理方法が記載されています。
 オリジンでは双方の達成値算出後、タイタスを使用して達成値を上げている個所がいくつかあります。
 逆に、「できない」ものとして処理している個所もあります。
 GM判断、あるいは双方の合意をもって行うのが無難でしょう。


楓太: 一瞬の躊躇い。
楓太: ――爪は空を薙ぐ。
千里: 「あーーー!! まさかそこで外すッ!!?」後方からの大きな叫び声。
和馬: 「いえ……まだ本気ではないですからね、あれは」特に焦る様子なし。

GM: ○セカンド
GM: 此方はなし。
繭: …なし。
和馬: 宣言。
千里: 無し。
楓太: 《狼牙》宣言。

GM: ○和馬 楓太
楓太: こちら先で。
和馬: 任せた。
楓太: すう、と息を吸う。作り物ではあるけど。森の息吹。
楓太: 「――いくよ」 静かに、宣言。
楓太: <白兵>3+《獣の力/神獣撃/獣の王/狼牙/電光石火》 侵蝕率:104→120 ※17
楓太: また一回り、その身体が大きくなる。
楓太: 初期タイタスの岬 慎二を昇華、CR値−1
楓太: 以前に、友だちを奪われた怒りと哀しみと。
楓太: #18r6+3
 Dice 楓太: 18r10=(9,7,6,6,9,6,2,4,1,6,8,6,2,9,6,6,4,9)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 13r10=(1,2,4,7,6,2,10,3,9,7,9,9,10)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 8r10=(8,3,10,6,6,6,10,8)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 7r10=(4,9,9,8,2,8,8)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 5r10=(3,4,2,1,7)=くっりてぃっかるー
 Dice 楓太: 1r10=(2)=2+50=52+3=55
楓太: 防御行動不可で。白兵攻撃、55。
GM: 獣の王より回避不能。ダメージを。
楓太: 《マイティストライク》宣言、侵蝕率125で。
楓太: #9d10+30
 Dice 楓太: 9d10=(3+7+2+8+10+2+1+5+3)=41+30=71 ※18
GM: その牙は、やすやすと身を貫いた。
楓太: あまりにも、あっけなく。
楓太: 血の味も、何もしない。
GM: ふ。と微かのその身が光り――
GM: 瞬後、砕け消える。――現実ではない証。
楓太: ごめんね、という謝罪は。自己満足だろうか。
楓太: それと同時に、己の身も、獣から人へと戻る。
楓太: 「――本当の、友だちになれたのなら。“世界”を、見せてあげたかったな」
和馬: リューンの様子は?
楓太: ありがとうきいてくれて(何
GM: そのままですね。残念ながら。
和馬: 「さて、帰りましょうか。僕たちまでここに囚われるわけには行きませんしね」立ち尽くしたかつての友人に視線を投げて。
楓太: 取り戻したその肉体は、現実のではなくて、“ふーた”のもの。
繭: 「……そうね、もう侵食率も時間も、ぎりぎり」同じように一瞥。
千里: 「ええ……もうじき元の世界への転送も始まるわ」
GM: 直後、和馬の意識に伝達。
楓太: ぱたぱたと、リューンにかけよって。その手を握るも。目は、虚ろなまま。
GM: “現実”への、“仮想”の流出は止まった。と。
和馬: 「だ、そうですよ。グッジョブというやつですね」(何)
繭: 「稲子君あなたはもう黙ってて」(何)
和馬: 「承知しました」肩竦め(何)
千里: 「この、緑の結界も……これで消え去るんだね」
千里: まだ、目に蒼い樹々を見つめ。
楓太: 皆の言葉に、こくりと頷いて。 「……、リューン、は?」 戻れるの、と。
繭: 「向こうの人に任せましょう。私達がこれ以上出来る事はない。…せいぜい、呼びかけるくらい」
楓太: 「…………うん」
千里: 「待ってる人がいるから、私達も帰りましょう」
楓太: 「…リューン、これでお別れとか、やだからね。約束破ったままなんだから」 そう、友だちへと。声をかける。
GM: 楓太が触れた手。それが、微かではあるけれど、一瞬握り返される。
和馬: 「僕たちは僕たちの世界を守ったんです。だから、生きていればきっと向こうでまた彼に会うこともあるでしょう」楓太の肩を一つ叩いて。
楓太: びく、と反応して。 「――リューン?」 肩を叩かれたのにも、気付かずに。
GM: 『一人を責めるなよ。もちろん自分も、だ。――“仲間”ってのは、そういうもんじゃないだろ?』
GM: 前に、“パーティ”の時に聞いた、そんな言葉がまた聞こえたような気がして。
GM: 『――サンキュ』……微かに、偽りの身体で微笑んだ、様に、見えた。
楓太: 「…リューンのかっこつけ」 ぽそり、と。でも、その言葉がとても嬉しく感じたのは、覚えてる。“仲間”と言われて。
楓太: 「…ボクこそ、ありがとう」 小さな呟き。
楓太: それから、皆の方を、振り向いて。 「――うん、帰ろっ!」 いつもの、笑顔で言った。 ※19


 自律判定

和馬: 楓太とちさぽんに取るか。 ※20
和馬: ロイス6タイタス1で124%の素振りゴー。
和馬: #6d10-124
 Dice 和馬: 6d10=(2+1+10+9+1+9)=32-124=-92
和馬: 92%生還!(何)
繭: PC二人にロイス。侵食率125%。タイタスなしのロイス7個。
繭: #7D10-125
 Dice 繭: 7d10=(3+2+5+4+6+2+8)=30-125=-95
繭: 95%生還。
千里: 121%でロイス5つ。他にもロイス取得します。
千里: 「変わってる…というか、面白い子」和馬君に、■好奇心/隔意
千里: 「ありがと。結局かなり助けてもらったね」繭ちゃんに、■誠意/隔意
千里: これでロイス7つ。素振りで。#7d10-121
 Dice 千里: 7d10=(2+5+2+2+7+5+7)=30-121=-91
千里: 91%で帰還。
楓太: 繭ねーちゃんに、P:■連帯感/N:□劣等感。千里ねーちゃんに、P:■幸福感/N:□脅威。
楓太: 繭ねーちゃんに劣等感は主にダメージに!(何)
繭: ハハハ(何)
楓太: ロイス6個のタイタス1個。侵蝕率は125%。…いけるといいな!
楓太: #6d10-125
 Dice 楓太: 6d10=(10+3+9+10+1+6)=39-125=-86
GM: 良かった!
和馬: かごだいす偉い。(何)
楓太: かごだいすいい子。86%にて帰還。
繭: お帰りなさいー
GM: 皆さんお帰りなさいませー。
GM: 今回皆さん素振りでよかった……!
千里: 脅威って何だ(何)ともかくおかえり。
楓太: おやつくれない脅威。(何
千里: チョップされる脅威。



 Ending Phase-01 「Complete」
 ScenePlayer:“不協和音” 水村 繭

GM: 事件の当座の解決があって翌日の事。
GM: 貴方は“タイム・フライヤー”の室長に、事後の報告に向かいました。
GM: 案内人の姿は、別室に移されたらしく、その姿を見る事は今は無く。
GM: 室長もまた、今回の件の事後始末に追われている様子。
GM: とりあえず、“時の森”に関する事件については完結を見ただろう。とのこと。
繭: 「────室長、報告に来た」ちらりと横目でその空席を見て。徹夜近くかかった報告書を、そのデスクの上に置く。
GM: 「……ああ、お疲れ様でした」
GM: デスクにつき、端末でなにやらいじっていた室長は顔を上げ、立ち上がり、一礼を返す。
GM: 「……慣れない任務でいきなりだったと思います。――何はともあれ、無事に帰ってきてくれたのは何よりですよ」
GM: 微かに安堵した笑みで。
繭: 「……別に。そちら程働いてた訳じゃないけど」とはいえ、きっちりと向かい。その安堵の笑みに、人がいいエージェントばかりだなと思って。
GM: 「――前にも少々言いましたがね」
繭: 黙って頷く。
GM: 「この対策室は、“取り込まれる”ものは決して少なくないんですよ」
GM: 「ただの死ではなく。……肉体が健康に生きているにも関わらず、いきなりそのものとは2度と会えなくなる……いえ、可能性はあるのでしょうが……」
GM: 今のところ、戻った者はいないのだ、と。
GM: 「だから、貴方がたが無事に戻り、この場所を去ることが出来る事は、私は何より嬉しいことなんです」
GM: 愚痴ですね、と、苦笑。
GM: 「――彼は、元気でしたか?」
繭: 「覚悟の上なら、私がその人に対してどうこう言う事はない。ただ、残念だとは思うけど──」その人の席にと目を向け。
繭: 「でも、あの人の仲間の貴方に、そう言われるなら、私もしっかり喜ぶ」その答えには頷いて。
GM: 「ありがとうございます」
GM: 立ち上がり、手を差し出して。
GM: 「これで、任務完了と致します。――もう二度と、貴方がたはあちら側の門をくぐらない事を願っておりますよ」
繭: 「…解かった。── 一つ、言い忘れたけれど」差し出された手に、少し躊躇。力を込めずに握り返しのない、手の出し方。
GM: 「何か?」
繭: 「……借りっ放しは嫌いよ。大きな代償を払って助けてくれた礼は、いずれ何らかの形で」その門を潜る選択の有無は、こっちで決めると、返す。
繭: 「伝えておいて。──ありがとう。それじゃあ、帰る」
GM: 一瞬虚を突かれたような表情を彼は見せたが、頷きを返してくる。
繭: 「………全く」時計を見て、その頷きを確認して。退出。



 Ending Phase-02 「Join」
 ScenePlayer:“手を取る者” 緑川 千里

GM: 事件後、時間を見計らい、こっそりMMO−DXにログインした貴方。
GM: 今回は、“タイム・フライヤー”のシステム割り込みではない、正規の手順でのログイン。
GM: 先日とは違う姿でのキャストで、彼が見つかるか、見つけてくれるかどうかの自信は無かったが……
GM: その懸念は杞憂だったようで。
千里: 「やぁーっと見つけた。探したんですよー!」
GM: 「――緑川さん、ですよね? また来たんですか?」
千里: 前回とは色違いの出で立ち。彼を探しているうちに、1だったレベルが既に20を超え。
GM: あっけに取られたようなメイジ姿。
千里: 「仕事から帰ってやり込んでたんです。のめり込まない程度ですけど」
GM: 「……って何でレベルついてるんですか!? あのシステムではそんな事は出来ないはずで……っ!」
千里: 「あ。正規ログインだから」さらっと。
GM: 「……正規ルートでですか……」ぐたー。と脱力するメイジ。
千里: 「お仕事だから来たっていうわけじゃないんですけど…ほら、色々と言いたい事があったんで……」もじもじ。
GM: 「は?」
千里: 「……まだちゃんと御礼を言ってないし、それに…謝ってないし…」
GM: 「謝る、ですか?」
千里: しょんぼりと肩を丸め、視線を下に。
GM: 千里の言葉の意味が解らず、きょとんとして。
千里: 「…助けてくれたでしょ? 私と繭ちゃんを」
千里: 「仕事だから、ってのは理解できるんだけど……ほら、やっぱ…」
GM: 「え? ……ああ、あれは……」やっと得心したように。
千里: 「気になってたから……」
GM: 「いえ……むしろあんな“事故”を起こす可能性を抱いたまま、貴方がたをつき合わせた私のほうに非があることですから……」
GM: むしろ申し訳なさそうに。
千里: 「任務に事故は付き物というのは私も理解してるから。だけど、あのまま『さよなら』ってのは私の気が済まなくて」
GM: 「……ありがとうございます」
千里: 「元気でやってくれてたらいいなー…とか何とか、ちょっと顔を見ておきたかっただけなんだけど!」何故か後半の声が上ずり。
GM: 「わざわざ気を使っていただいて、こんな風に来てくださって」
GM: 「私も、また会えて嬉しいですよ」にこりと、笑顔。
千里: 「そ、そう言っていただけると私もありがたく…」もにゃもにゃ。口ごもり。
GM: 「――しかし、流石に、また会いに来て下さい。とは言えませんね」いささか渋い顔に戻り。
千里: 「うん。言いたい事は判ってる。判ってる、けど」
千里: 「あなたはプリズナー、私はエージェント。だから…“二度目”があるかどうかは判りませんけど」
GM: 「今度は……“あちらの世界”でお会いしましょう?」ね? と、表情がまた戻る。
千里: その言葉。その願いが叶うとは言い切れない。――けれど。
千里: “約束”を、したいと思った。
千里: 「――はい。それまで、お元気で」
GM: そちらこそ。と笑いかけ。それでも最後。
GM: 「会いに来てくださってありがとうございます。――本当に、嬉しかったですよ」
GM: 曇りない笑顔でそう言って、手を差し出してくる。
千里: 「こちらこそ…」
千里: 差し出された手が何を表す事だかわからず戸惑うも。
千里: 自分よりも少し大きなその手を取り、きゅっと握る。
千里: 「――そういえば…」
千里: その手握りしめたままで。
千里: 背負ったバックパックから、自ら設定したログイン制限時間を示す時計の音が鳴り始める。
GM: 「?」
千里: 「名前。まだ聞いてませんでした」
GM: 「名前、ですか?」
千里: 「はい」
千里: 「いつまでもメイジさん…じゃ、おかしいでしょ?」
千里: 真面目な顔を小さく傾げ。
GM: 「ああ」笑い。
GM: 「本名のからのもじりなんですけどね、ここでは。mi――」
千里: ――タイムリミット。
千里: “――さん、またね!”
千里: その声も、彼に届いたかどうかは定かでは無いけれど。
千里: また新たに一つの約束を交わし。戻るべき“世界”へと。



 Ending Phase-03 「Replay」
 ScenePlayer:“滅びの深淵” 稲子 和馬

GM: “リューン”こと清川自室。
GM: 現実世界での彼はでは、マクロ大学に席を置く学生であり、独り暮らしだったとの事。
GM: 和馬と同じ、どちらかといえばアンティークなゲームを好んで遊び、また、人付き合いも良かった彼は
GM: 初のMMOに嵌まり込み、そのまま、“あちら”の住人になった。
GM: 今は、“タイム・フライヤー”の監視下に置かれ、生命だけは維持されている状態で
GM: 室長の許可の下、短時間の面会。
和馬: 「何だか久しぶりの気もしますが――」
GM: ヘッドセットはつけたまま、眠っているかの状態でその身は安置されている。
和馬: 「やはりあのゲームのせいですか、どうも時差ボケでもしている気分だ」今は物言わぬかつての友人に向かって語りかける。
和馬: 「こんなことになってしまったのは残念です」例によってあまり残念そうでなく言う。
和馬: 「しかし僕は貴方が憎い。易々とこの世界ではなく、“あちら側”を選んだことが」
和馬: 「しかしそれは同時に羨ましくもある――もし、また会うことがあれば。その時はまたゲームでもやるとしましょう、もっとアナクロなものを」
和馬: ポケットに手を突っ込み、取り出したものを脇の机に静かに置く。
GM: かつての彼ならば、笑って乗ってきたのだろうその言葉にも、今は反応無く。
和馬: 「貴方のダイスです……勝手に部屋から失敬してきましたが、まあいいでしょう」(何)
和馬: 「それではお元気で」そのまま振り返らずに出て行く。



 Ending Phase-04 「Logout」
 ScenePlayer:“八房”三峯 楓太

GM: あの事件から数日が過ぎた。 ※21
GM: リューンを欠いたパーティは、その後、何となく分解状態となり、楓太もあれからMMOにログインすることなく日は経ち。
GM: ――結局、“約束”は達せられないまま。
GM: 今は、埃をかぶった状態で、ログインするためのヘッドセットは部屋の隅に放置されている。
楓太: ついでにその横には、千里ねーちゃんから貰った大量のウエハースチョコの山。
楓太: その一つをもぐもぐ。 「…約束破ったら、針千本なのに」 ぼんやり。
楓太: 床に寝転がって、足をぱたぱた。行儀が悪い。
楓太: 暫くそうしていたが。ごろん。横に転がり、なんとなく、ヘッドセットが目に入って。
楓太: そういえば、最近PC自体も付けていなかったな、と思い出す。メールチェックくらいはちゃんとやれと、以前、リューンに言われたっけ。
楓太: もそもそと起き上がって、椅子に座り。PCの電源を入れる。起動音。退屈そうに、それを見ながら。また、もぐもぐ。
楓太: やがて、起動完了。かち。クリックの音。文字通り、機械的な作業。
GM: 幾つかの雑多なメールと、友人の他愛ないメール。
GM: 最近の履歴には、MMO−DXでかつて遊んだパーティからも、ぼちぼち来ている様だが――1通。
楓太: ざらら、っと目を通していたが。不意に、止まる。
GM: MMO−DXサーバー経由で『“八房”三峯楓太君へ』というタイトルのメール。
GM: “あの”場所で、貴方をそのように呼んだ人物は一人しかいない。
楓太: 「…………うゅ?」
楓太: 少し、考えた後。その人物――あの“メイジ”を思い出して。そのメールを、開く。僅かな期待と不安。
GM: 開けば、そこにあるのはひとつの画像。あの、“メイジ”と、リューンが元気そうに笑っている姿。 ※22
GM: 下に一文。
GM: 『“プリズナー”としての彼は、元気です。いずれ、“そちら”の世界でお会いしましょう』
GM: たった、それだけのメール。
楓太: その文字を、目で追って。ぱちくり。もう一度、読み直す。
楓太: 「…………そっか」 ぽつ。呟き。
楓太: 立ち上がって。首を、こきり。んん、と伸び。
楓太: 「今度会ったら、約束破ったおわびに何かおごってもらおっと」
楓太: そんな、のんきな言葉。
楓太: ――すぐにでも、会いに行きたかったけど。何だか、怒られそうな気がして。
楓太: 今は、ただ。“友だち”を信じて、待とう。そう、思った。
楓太: 「あんまり遅かったら、忘れちゃうからねーっ!」
楓太: その言葉は、届かないのだろうけど。笑って。
楓太: “向こう”の彼へ向けて、声をかけた。



Credit……「Collapse -決壊-」
Start:2006.07.31 22:00〜08.02 23:20

PC1:“八房”三峯 楓太/籠乃さん
PC2:“滅びの深淵” 稲子 和馬/乾さん
PC3−α:“不協和音” 水村 繭/giwaさん
PC3−β:“手を取る者” 緑川 千里/こびと(ログ編集)
GM:たつきさん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「Collapse -決壊-」  〜END
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