東雲主は黒巣警察署が誇る敏腕刑事である。
普段は弟に身の回りの世話を任せっきりにしているダメ兄貴だが、 ひとたび事件が起これば、0.02秒でオーヴァード刑事・シノノメンに変身し 無辜の市民を守るため、悪を見境無く粉砕する正義のヒーローだ。 今回の舞台は、黒巣市から少し離れて涌波市。 暴力団の内部抗争と麻薬の売人、 そして猟奇的連続殺人事件がシノノメンの前に立ちはだかる。 Double Cross the 3rd Edition「Dance in the Dark」 ダブルクロス――それは裏切りの言葉。 熱いソウルでビートを刻め。
◆PC:1 “暁より来る風”東雲 主
【シナリオロイス】ヘヴンフォール キミは黒巣署の刑事だ……った。 先日の捕り物の際、倉庫を丸々炎上させてしまったことへの“始末”として 涌波市への配属が決まってしまったが故の過去形だ。 しかし、聞けば涌波市の暴力団抗争には“R”が絡んでいるらしく、 スジ者のみならず一般人までもが常軌を逸した殺され方をしており、 また、彼らが売り捌いている麻薬「ヘヴンフォール」によって 廃人となった者、ジャームになった者までが現れたという。 この配置転換が一時的な措置となるかどうかは、当地での活躍次第だという。 事の成り行きが今ひとつ気に喰わないものの、キミは刑事としての職務を開始した。
GM:よーしそれじゃあシノノメンのビターでハードボイルドな物語を始めるよっ!(何)
GM:なお、協議により、偽りはあんまり無いと判断されたので、トレーラーは(告知時)そのままです(何) 主:ええー(何) GM:だって、(トレーラーを見せつつ)これのどこに偽りがあるのです?(何) 主:主に前半かな(何) GM:よしじゃあ一つずつ検証していきましょう。 GM: ○ 「東雲主は黒巣警察署が誇る敏腕刑事」 GM: ○ 「普段は弟に身の回りの世話を任せっきりにしているダメ兄貴」 GM: △ 「ひとたび事件が起これば、0.02秒でオーヴァード刑事・シノノメンに変身し」 →彼は常時OV戦士シノノメンである 主:そこ違う(何) GM: △ 「無辜の市民を守るため、悪を見境無く粉砕する正義のヒーローだ。」 →多分合ってる GM:ほら、間違いなんて一つもない! 主:見境なくは否定させて!(何) GM:まあそんなわけで、自己紹介からよろしくお願いします。 主:まぁともあれ。では。 主:「さて、無茶な所作は願い下げたいものだが……まぁ、言っても無駄だろう」 主:「──かと思えば自分自身の無茶でまたこのような形になるとは……な。さて、この先どうなることやら」 主:“暁より来る風” 東雲 主 主:刑事部所属の刑事。階級は警部補。順当に実績を備えたノンキャリア。 主:裏役として、不本意ながらも上司とともに、レネゲイド対応役請負中。 主:本人は「常識派」を装っているが、周囲の評価は暴走派と言う、見事に自他の認識が逆転しているという典型例。 主:ノンキャリアの割りに出世株のはずが、一度の過ちで黒巣市警察署に飛ばされたという経歴を持つ。 主:地元帰りのため本人は気にしてはいない……が。また改めてどこかに飛ばされるとは思いもよらず。 主:シンドローム:ブラックドッグ/ハヌマーン 基本侵食率:33% HP38 IV14 自覚はないけれど起源種所持。 主:シナリオロイス:“ヘヴンフォール”に執着/■嫌悪 主:「世の中には碌でもないものがあるものだ。……無害であればまだしも、有害極まりないとなれば、知った以上は黙っている訳には行くまいな」 主:以上にて。宜しくお願いします。 主:PC間はありませんよねいちお(何) GM:エアPCを召喚したければ…(何) 主:いや結構です。 GM:まあ、途中でNPCにでも取得してやってください。 主:はーい。 GM:では。
GM:登場どうぞ。
主:#1d10+33 Dice 主:1d10=(2)=2+33=35 GM:まず最初にお尋ねしたいのですが、 主:はい。 GM:未来の変わらない過去回想シーンは御所望なさいますか?(何) 主:状況説明に必要でしたら(何) GM:あんまり関係ないかもしれない(何) 主:んじゃはしょっちゃっていいと思います(こく) GM:あまりいい思い出でもないので、かいつまんで箇条書きにしますね! 主:おういえ! GM:正義の刑事シノノメンは、倉庫街にいた不審者に職務質問を行っていた。 GM:と、その場に何故か“ディアボロス”こと春日恭二が現れた。 主:冒頭からして記載がおかしいのだが気のせいかな(何) GM:(無視しつつ)しかし、彼はシノノメンの顔を見て、180度転進、逃亡を図る。 GM:不審者の職質は同僚に任せ、ディアボロスを追い詰めるも GM:巨大なタンクを背にしたディアボロスが、まさかの連続クリティカルでシノノメンの放った銃弾を躱した。 GM:銃弾は巨大なタンク――燃料が大量に入ったそれに当たって、大爆発。 GM:倉庫全焼。 GM:ディアボロスの生死不明(恐らく逃亡)。 GM:不審者は前科者だったが、証拠不十分で解放。 副署長:「――との報告だが、申し開きはあるか?」 主:「ありません。見たままです」色々愚痴や文句は言いたいところだが、事実は事実。立ったまま軽く首を振るだけで。 GM:ブラインドの下がった薄暗い会議室で、黒巣署副署長の梧桐亜樹が、手にした報告書から顔を上げ。 ※1 副署長:「向こうの悪運が強かった…は理由にはならない。これは東雲の汚点の一つとして報告せざるを得ない事となる」 主:「……まぁ、そうでしょうな」 副署長:「それ以上に…東雲。当面、お前が黒巣で活動する事すらも、上は良く思わないだろうな」 主:はぁ。とため息をつき、表情は崩さず、見て。 副署長:「しかし、警察には遊ばせておく人員があるわけでもない」 主:「異動ですか」 GM:怜悧な美貌に薄い笑みを浮かべ、書類を差し出す。 主:「どの様な処分でも今回は甘んじて受けますよ。──これは?」 GM:「辞令だ。涌波署へ行って貰う」 主:その表情に多少なりと違和感を覚えつつ、受け取って、眺め。 副署長:「涌波署から“R”に対処できる人員を要請されている」 副署長:「黒巣で腐らせるつもりはない。当地の無辜の市民のために役立ってこい」 主:「降格や減俸、免職でないだけマシと言うところですかね。寛大な処置感謝しますよ」 主:まぁ、予想はついていたことだ。この土地にはそれなりの愛着もある。 主:多少残念な気分がしないでもないが、行った先でもどうにでもなるだろう。諦めでもなくそう思い。 主:「拝命します」 主:淡々と告げ、相手に一礼した。 副署長:「私はこれを寛大な処置とは捉えていない。全ては、東雲の働き次第だ」 主:そうですか。と呟きつつ。 主:「それだけ厄介なものがある。と踏んでいると?」 副署長:「当地ではUGNが殆ど機能していない。黒巣のやり方は通用しないと心得ておくがいい」 副署長:「あちらも何らかの手を打ってくるだろうが」 GM:あちら、とはUGNという組織のことだろうと思われる。 GM:そして、それに対抗しているFHも何らかの動きを見せているのは間違いないだろう。 主:「裁量はこちらに。ですか。──確かに厄介な話ですね」 主:「……まぁ、何であれ、私は自分の立場で以って、やるべき事をやるだけです」 副署長:「事件の概要は後ほど渡す。涌波での行動は、当地の担当者の指示に従うことになるだろう」 主:それで良いでしょう。と、軽く頷き、資料を折らないように筒状に丸め、頷いた。 主:「了解しました。──お話は、以上ですかな」 GM:シノノメンの言葉に頷いて、 副署長:「東雲刑事はこれより涌波署勤務とする。――行ってこい」 GM:背筋を伸ばして敬礼のポーズを取り、東雲刑事を送り出した。 主:了解。と再度呟く様に声に出し、目の前の相手に返礼。そのまま踵を返し、廊下へと出た。 主:「──……さて。暫らく卓也には楽をさせてやるか」 主:廊下で出たところで呟く。さて。それが短期になるか、永遠になるか。
GM:登場を。
主:#1d10+35 Dice 主:1d10=(6)=6+35=41 GM:このシナリオでは、特定の情報を集めた時点でトリガーイベントが起こります。 主:ふむ。 GM:それまでの間は、涌波署の刑事たちとキャッキャウフフしたり、リサーチを行ったり、殺人事件が起こったり、ガード下の赤提灯で盃を酌み交わすようなシーンとなります(何) 主:ほのぼのから奈落まで取りそろえですね(何) GM:いろいろアイディアだけは取りそろえております。 主:おういえ。 GM:では、そんな感じで。 GM:涌波市のある某県は、黒巣市から通勤するには些か遠い。 GM:そのため、しばらくは涌波市にマンションを借りて過ごすことになる。 GM:その辺りの手続きは、涌波署の庶務課が済ませてくれるらしい。 GM:辞令日は翌日だったが、挨拶と顔通しをしておくのもいいだろうと思い、署に顔を出すことにした。 主:では挨拶もかねて、必要最低限の手荷物ひとつを持ったまま、先ずは警察署の方に直行しようか。 主:数日間の出張程度の鞄をひとつ手にしたまま、先ずは建物の前で見上げた。 主:規模とかは黒巣市のそれと比べてどうだろうか。 GM:いわゆる県警本部ですが、建物の規模は黒巣市と同じくらいですね。 主:R事例は少なく、UGNの力も大して及んでいないという話でしたね。 GM:警視庁(東京都)ほど人口も無いところで……平たく言えば割と田舎です(何) 主:おういえー。 主:取り敢えず正面入口から受付に名乗りを入れて、配属される部署を訪ねましょうかな。 GM:バイクで署に横付けですか? 主:いや、ここまでは歩いてきました。いきなりバイクは何かあれだ……。 受付:「東雲刑事ですね。お名前承っております。あちらの………ああ、ちょうどよかった」 GM:少しトウのたっている受付嬢が身を乗り出して、廊下の向こうから歩いてくる二人組に大きく手を振る。 主:む。ではその視線に釣られる様に其方を見ようか。 受付:「森本さーん! 例の応援の方がー!」 GM:「おう」森本と呼ばれた四十代くらいの厳つい顔立ちの男が手を上げて答える。 主:応援。なるほど、そう言う扱いになってるのか。と内心で思いつつ、呼びかけられた人物にその場で一礼して。 受付:「今のが森本巡査部長で、隣の若い眼鏡が川瀬警部よ。…あ、私は高木というの。よ・ろ・し・く」 GM:二人には聞こえない程度の声で、茶目っ気に満ちた説明をします。 主:「高木さん、ですね。宜しくお願いします」 高木:「はいはーい」手をひらひらさせて笑顔で応じた。 主:それに軽く応え、次いで、2人に目を再度やって。数歩近付き、失礼にならない程度の距離で立ち止まった。 主:「初めまして。黒巣警察署から参りました、東雲と申します。辞令は明日からですが、先ずはと思い、顔出しに」 主:「きちんとしたご挨拶は明日になると思いますが、どうぞよろしくお願いします」 主:そう言って改めて一礼した。 川瀬:「ああ、君が……」 GM:川瀬と呼ばれた若い方の刑事は細いフレームの眼鏡に手をやりつつ、値踏みするような目で見てくる。 主:森田さんはベテランと言った風でしょうが、川瀬は大体同年くらいでしょうかね。 GM:そうですね。森本はたたき上げの刑事風の壮年で、川瀬は東雲さんと同じくらいの年齢。 GM:警部という肩書きからキャリア組でしょうね。 主:なるほど。確かにそれではこちらを値踏みする目も頷ける。 森本:「どうも。荒事の応援でわざわざこんな田舎の署までようこそ」 GM:厳つい顔に独特なダミ声の森本だったが、顔にしわを寄せて握手を求めてくる。 主:「とんでもない。私が先日まで世話になっていたところとそう変わりませんよ。お役に立てることがあれば何よりです」 主:軽く微笑で応じ、出された手に応じる様に手を差し出す。 GM:森本は笑みを浮かべながら、大きなゴツイ手でグッと手を握ってくる。 主:ではそれに呼応する様に確りと握り返しておこう。 川瀬:「川瀬です。其方は森本刑事」一歩離れた処から、簡略な挨拶と礼を。 主:「川瀬警部に森本刑事ですね。改めて。東雲主と申します。宜しくお願いします」確認する様に、相手と、己の名を告げて。 主:「荒事の応援。と言うことでしたが、此方は、それほど厄介な懸案が挙がっているのでしょうか」 主:詳しくは明日にでも聞かされるだろうが、予備知識として聞いておいて損はあるまい。 川瀬:「ええ。そういう風に話を伺っています」<荒事の応援 森本:「まあ、厄介…と言いますか、少々ウチらでは手に負えん部分もあるわけですな」 主:ふむ。と呟き。「厄介とは、例えばどのような?」 森本:「そうですな、まずは」 GM:続きを言いかけたところで、川瀬がそれを遮る。 川瀬:「此処で行う立ち話でも無いでしょう」 森本:「おっと」 主:むん。軽く瞬きをしつつ。まぁ、確かに廊下で話す事柄でもないか。と思い直し。 主:「いや、失礼しました。詳しくは、きちんと着任した際にお伺いします」 川瀬:「それよりも…応援に駆けつけてくださった東雲警部補の技量を、我々に示していただくことは可能ですか?」 主:「技量、ですか」はて。 GM:愛想笑いの一つもない淡々とした調子で、“如何ですか?”と視線で問うてくる。どこか、挑戦的な口調だ。 主:「問題にならない程度に試される。と言うのであれば構いませんが」 森本:「お、おい。川瀬…刑事」 主:気にはなるが、その態度には寧ろ悠然として返してやろうか。 川瀬:「それは僥倖。射撃訓練室でお待ちしています」 GM:それだけを言って、川瀬は一人でサッサと廊下の先へ進んでしまう。 主:「……これはなかなか楽しい歓迎ですね」残った形になった森田刑事に、皮肉ではなく笑いかけて。 GM:ちなみに、森田ではなく森本です(何) 主:……はっ(何) 主:すみません新参で名前きちんと覚えてませんでした!(何) GM:森本刑事はあまり気にした様子はないみたいですよ(何) GM:まあ、ログ編集さんにお願いしましょう(何) 主:宜しくお願いします!(何) GM:少しして彼が離れたところで、森本刑事が声をひそめる。 森本:「すまないが、手っ取り早くあいつの鼻を明かしてやってくれないかね? 少しはマシになるだろう」 主:「構いませんが。私の腕で明かせるかどうかは解りませんよ」それには流石に苦笑して。 森本:「そりゃ困るな。川瀬刑事と組んでもらうことになるんだからな」大袈裟に肩を竦め。 主:「ああ、そうなのですか」 主:事もなげに頷きつつ。 主:「では、見極めていただくことにしましょうか。申し訳ないですが、森本さん。射撃訓練室まで案内願えますか」 森本:「ああ。それじゃあよろしく頼んますわ」困ったような苦笑を浮かべながら、射撃訓練室へと案内した。 主:頷き、数歩遅れた位置でその後に続いた。
GM:登場お願いします。
主:#1d10+41 Dice 主:1d10=(9)=9+41=50 主:やっべ。50% GM:森本刑事の勧めもあって、川瀬刑事と射撃対決を行うハメになった。 GM:それをどこから聞きつけたのか、署内の野次馬達が射撃室の防壁の向こうに陣取っている。 主:嗚呼、何かこのノリは古巣に通じるものがあるな。などとどこか遠い目をしながら考えつつ(何) GM:犯人は高木女史です(何) 主:受付嬢フリーダムっすね(何) GM:こういう話題が大好きらしいです(何) 川瀬:「東雲警部補。銃はどうしますか?」 主:「自前でよければ其方を使わせていただきます」 主:警察支給品じゃないがな(何) ※2 GM:そうなりますよね(何) 川瀬:「では、これを」 支給品の銃を差し出します。 主:大型拳銃を一介の警察に支給はしまい。まぁ、差し出されたなら其方を受け取ります。 GM:データ的には小型拳銃、命中に−1補正のものですね。川瀬刑事も同じ銃を使用します。 主:了解。軽く弾奏やらなにやらを型どおりにチェックして。 川瀬:「双方3発ずつ。トータルスコアで勝負しましょう」 主:「解りました。それで」 GM:双方が交互に三回判定して、達成値が高い方が勝ち…ということになります。 主:達成値勝負ですかな。これは。 GM:はい。 主:了解です。それで。 川瀬:「では、僕から」 ※3 主:おや僕っ子(何) 主:ともあれ、どうぞ。と手振りで示し、先ずは一歩引いて見守った。 GM:訓練用の弾を三発装填し、型通りの基本姿勢で構えて銃を撃つ。#5r10+6-1 Dice GM:5r10=(3,1,7,10,8)=Critical!! Dice GM:1r10=(3)=3+10=13+6-1=18 主:おお。高い。 GM:初発は中央付近に弾痕を残す。「続いてどうぞ」 主:「では」と頷き、隣の的へと歩み寄った。そのままいつもの様に先ずは一発。 主:#5r10+4-1 初めはそのまま。 Dice 主:5r10=(2,4,3,7,8)=8+4-1=11 主:回らず。まぁ、そこそこかな。 川瀬:「2発目」 #5r10+6-1 Dice GM:5r10=(5,8,5,7,5)=8+6-1=13 GM:川瀬は着弾先を暫く見つめてから、銃を下ろす。 主:では続けて。#5r10+4-1 Dice 主:5r10=(1,8,6,8,5)=8+4-1=11 主:うーむ。 川瀬:「ラスト」 GM:今度は片手で構えて的を狙う。#5r10+6-1 Dice GM:5r10=(9,10,7,1,3)=Critical!! Dice GM:1r10=(4)=4+10=14+6-1=19 主:おー。 GM:おいどうなってんだこびダイス(何) 主:いいじゃないですか! GM:川瀬の弾丸は更に中央に近い場所を撃ち抜いた。満足げに唇の端が微かに上がる。 主:とまれ最後まで素で行きます。ラスト。特に変わらずに。 川瀬:「東雲警部補」 主:「何でしょうか」 川瀬:「遠慮しなくてもいいんですよ」 主:構えようとしたところで声をかけられ、手を止めた。ふと、その言葉に首を傾げ。 主:「遠慮とはどういうことですかな。そんなつもりはなく、純粋に技量の問題だと思いますが」 川瀬:「僕の顔を立てて頂くような気遣いは無用、ということです」 川瀬:「尊敬できる要素が無い人物とは組みたくありませんので」 主:「…………」ふむ。と一瞬息をつき。じ。と手元のそれを見て。 主:──……まぁ。多少なら構うまい。と。気の進まないまでも、再度構えを取った。 GM:腕を組んで、初対面の時と同じような不躾なまでの視線で、東雲刑事の動きを見守る。 主:「……ならば、“実力を以って”」これで負けたら格好がつかないな。とは思いつつも。 主:《アームズリング/コンセントレイト》宣言。相手に気付き得ない程度の静電気を手に込め、撃ち放った。 主:#6r8+5-1 Dice 主:6r10=(3,5,4,2,2,5)=5+5-1=9 主:おお。やる気が出なかった! GM:川瀬は、アテが外れたような、少し残念そうな顔をしながら腕組みを解く。 GM:森本刑事は顔に手をあて、大仰な仕草で天井を見上げていた。 主:──おやおや。と自分でも呆れつつ。構えを解いて。 主:「ご期待に添えないようで申し訳ない。」 主:侵蝕はこっそり54%と言っておきます! 川瀬:「…少し、拍子抜けしました」 GM:川瀬は溜息をついて、使用した銃を片付ける。 GM:ギャラリー達も残念そうな顔を隠さず、そそくさと部屋から出て行く。 主:「いや、純粋に貴方の力量が私のそれより上だという話でしょう」 主:お手上げ。とばかりに肩の位置で万歳を。やるだけやって届かなければそれまでだ。 川瀬:「………」 主:「……それとも、負けじと突っかかっていく者の方が貴方にとってはやり易い相手でしたかな」 主:負けた悔しさも見せず、平然とした表情で軽く首を傾げてみた。 川瀬:「そうですね。分かりやすい分、その方が対処はし易い」 GM:失望感と少しの優越感を滲ませながら、川瀬は淡々と片付けを終えて一足先に部屋から出て行こうとする。 GM:その彼のポケットから着信音が鳴り響いた。同時に森本の背広からも同じ音が。 主:なら──と続けようとした矢先のその音に、黙ったまま其方を見た。 川瀬:「はい――分かりました。すぐに現場へ向かいます」 GM:川瀬と森本は顔を見合わせて、そして東雲刑事を見て、 森本:「辞令は明日って話だが、今から出れるか?」 GM:大きな手で、背をバンと叩く。川瀬は腕にかけていた背広を羽織って部屋を出て行く。 主:「構いません」 森本:「よし!」 GM:静けさを取り戻した射撃室に、森本の豪快なダミ声が響く。 主:荷物を高木女史に預け、ジャケットと、本来の己の得物をその中に挿して、森本刑事に頷いて見せた。 GM:此方からのイベントは以上で。 主:軽く噂話程度で川瀬警部の評判などを確認出来るかな。 GM:それは高木女史にお任せください。なんか描写してるから、この場に残ってることになった(何) 主:現場に行く前に、森本刑事からと……ああ、高木女史でもいいけども(何) 主:あまり人気がないみたいだし、ちょっと気になるところ。これはリサーチの部類になりますか? GM:じゃあ、状況的に高木女史かな。一応、<情報:警察>で振ってみてください。署内の評判等が聞けます。 主:おういえー。 主:……警察、技能が……ない……。 GM:な、なんだってー(何) 主:まぁ素で! ワークス刑事のデフォは裏社会なんです! #2r10 Dice 主:2r10=(8,3)=8 主:8! GM:充分。では、東雲刑事と喋りたくてうずうずしている高木女史が喜んで話してくれます(何) 主:宜しくおねがいします(何) 高木:「東雲刑事ほどじゃないけど、川瀬刑事もイケメンでしょ? でも、あの人、署内ではあんまり評判が良くないのよねー」 高木:「東雲刑事はお幾つ? …28? あらあらまあまあ。川瀬刑事は、じゃあ2つ下ね。キャリア組の、警部」 GM:近所のおばちゃんテイストで話してくれます(何) 主:寧ろ高木女史がおいくつだ(何) GM:警察官たる者としての守秘義務とかで教えてくれません(何) 主:ぉぅぃぇぁ(何) GM:ちなみに目標値は8だったので、このシナリオ内で予定していた分は全部出せます。 主:おう(正座) ・川瀬刑事 <情報:警察、噂話> 川瀬 裕(かわせ・ゆたか) 涌波署の刑事。26歳。警部(キャリア) やや線が細く、几帳面な印象を与える眼鏡。射撃の腕前にも自信があるようだ。 出世願望が強く人付き合いも悪いため、同僚からの評判はあまり良くない。 麻薬抗争事件の担当は本人が強く志願したらしいが、これは実績面で箔を付けるためだと噂されている。 しかし、階級が下である森本刑事部長に対しては、現場に詳しいベテラン刑事として立てている。 GM:んで、高木女史は声を潜めて。 高木:「出所不明のちょっとした噂もあってね」 高木:「川瀬刑事の父親は数年前に鬼籍に入った警視監(県警本部長クラス)じゃないか…って」 高木:「その人物の後押しもあってエリートコースにのったのだとか」 高木:「まあ、国家公務員試験は自力でパスする必要があるけれどもね」 高木:「でもそしたら今はその伝手も無いってことになるから、焦ってんのかしら」 主:ふむ。と、身長差から身をかがめつつ、その言葉を聞いて。 GM:ちなみに、高木女史の発言は、署内では公然の秘密となっているようです。 主:了解です。 高木:「………あ。もちろん彼が警視監の隠し子って意味よ?」 主:「なるほど……ご本人にとっては知られたくない事実何でしょうね」 主:「莫大なコネはあれど試験に通るだけの実力がある人物なのでしょうから、それを失くしたとはいえ焦らずともよいでしょうにね」そんな感想を零しつつ。 高木:「本人には勿論ナイショよぉ〜」 GM:口チャック、というジェスチャーをする高木女史。 主:「心得ておりますよ」 GM:と同時に、バタバタと騒々しい足音が戻ってくる。 主:頷いたところで、足音に視線を投げる。 森本:「東雲!! 何片付けにモタついてやがる、はよ出てこいやー!!」 主:「すみません」 主:森本刑事に素直に謝罪して。何時でも行けます。と頷いた。 GM:ヤクザ顔負けの怒声と共に、森本刑事が顔を出す。高木女史はそそくさと場を離れた。 高木:「森本さん、マル暴なのよ」 主:「なるほど、お似合いです。……つまり、そう言う関係のヤマだということですね」 高木:「詳しい事は直接彼らから訊いてね。私たちにはナイショの事だってあるだろうし」 主:色々ありがとうございます。と高木女史に一礼して、小走りに森本刑事の方へと近づいて行った。 GM:そう言って東雲刑事を見送って、一人になってから呟いた。 高木:「若い子との合コンセッティング、彼なら来てくれるかしら……楽しみだわ〜♪」 ※4
GM:登場どうぞ。
主:#1d10+54 Dice 主:1d10=(7)=7+54=61 GM:ぎゅんぎゅん。 主:む。61% ソロはこれが怖い! GM:まあ、CX前に100%超えててもいいよね(何) 主:いいの(何) GM:多分いいと思います!(何) GM:川瀬刑事の運転する車で、三人は通報のあった現場へと向かう。 GM:現場は不動産会社。 森本:「ゆわく不動産か…裏じゃヤクザとも繋がりがあるってぇー話だが」 主:森本刑事がマル暴の、川瀬警部が麻薬に云々から、この件について大体推測したと思っていいのですかね。 主:それとも車内でいくらなんでも話を聞かされたかな? GM:署内とは打って変わって砕けた口調の森本が、新参者である東雲刑事に説明を行ってくれます。 主:おお。有り難く。 GM:ん。今から事件の内容を説明しますね。 GM:リサーチ項目として用意してあったので、それを提示させていただきます。 主:あー。振った方がいいですかねそれじゃ。 GM:………何一つ、東雲刑事に説明してませんでしたね(何) 主:ええ(何) だからMid1で訊いたのに止められました!(何) GM:資料を送る、って言ったっきりだった!(何) 主:そういえば!(何) GM:じゃあその資料の内容を掻い摘んで話すと、涌波署では、暴力団の内部抗争と暗躍する麻薬の売人、そして猟奇的連続殺人事件という、三つの悩ましいヤマを抱えているわけです。 主:ラストが嫌だなぁ。 GM:かつては盃を傾け合った村上組と坂下組の抗争。彼らは鴻央会系の下部組織で、村上組は何処からか最新鋭の装備を手に入れ、坂下組は鬼のように強い用心棒――恐らくはOVやジャームの類を雇い入れるなどして、内容も激化しています。 主:最新鋭装備ってのはどこかのFHさんみたいな武器ですかね。 GM:そうですね。東雲さん的にはティンときた! 主:厄介な……とひっそり頭を抱えておこう。 GM:そして、最後の猟奇的連続殺人事件。まるで獣か鬼が荒らしたような惨状の事件が頻発しています。 GM:この殺人事件に関しては、組の構成員が含まれていたりするので抗争絡みだったりするのかもしれませんが、一般人の被害者もけっこう出ています。 GM:多分、こちらの犯人もレネゲイド絡みじゃないかな…とは推測できます。 主:RV的な見地からすると、FHによる武器の横流しとOV用心棒との抗争に、ジャーム乃至OVの手掛ける無差別殺人事件。ってとこかな。梧桐からR関連だと聞かされてるから、そう言う視点で見て構うまい。 GM:そうですね。ただ、OPで梧桐副署長が述べたように、FHの活動が1年くらい前から活発になっており、涌波市のUGN支部も手痛いダメージを受けていて正常に機能していない状態です。 GM:なので、現地のUGNに直接コンタクトを取って応援を求むのも難しいかもしれません。 主:了解。 GM:他の支部に応援を要請しているので、近日中にUGNから接触があるかもしれませんが、 GM:このシナリオでは間に合いません(何) GM:また、関与しているFHセルについては現在調査中で、これもこのシナリオでは提示できません(何) 主:おういえ(何) GM:後編をお待ちください(何) 主:頑張って後編に行けるようにします(何) GM:頑張って生きのこってくださいね(何) 主:怖いこと言うなぁ(何) 主:「…………一介の刑事一人が派遣されて何とか出来る様な状況じゃないぞ、これは……」 主:はふ。と誰にも聞こえない程度の声で呟き、梧桐の顔を浮かべて思わず顰め面になった。 川瀬:「何か?」 主:「いや、何でも。──応援が必須とされた理由が多少なりと解った気がしましてね」 川瀬:「重大事件が立て続けに起こっては仕方がないですから」 GM:ウインカーを出してて、速度を落とす。現場が見えてきた。 主:「未然に防ぐことが何より大事。心得ておりますよ」 GM:後部座席から森本が身を乗り出して、無線で到着の報告を入れつつ、 森本:「東雲刑事、胃袋は頑丈ですかね?」 主:「この仕事で潰れない程度にはタフだと思っておりますが」 森本:「ハッハッハ。現場で気分が悪くなったり吐く奴とかいますんでね」 主:ああ。なるほど。と頷き。 主:「それについてはご心配なく」 主:──多分、其方が想像する以上のものは、何度か見て来ただろう。とは言わないでおいた。 森本:「なら安心だ。よし、それじゃいっちょ仏さんのツラを拝みにいきますかね」 GM:車が停止したのを見計らって。よいしょと声を出して出て行く。 主:はい。と頷き、此方も一歩遅れて外に出る。 GM:そんなこんなで、現場です。 主:さてどんな猟奇かなー。 GM:描写しなくちゃいけませんか?(何) 主:結構です(何) 主:でも情報として必要ならば以下省略 GM:じゃあサラッと流しますが、まあ、R事件に慣れた東雲刑事だったら、超常の力で人体に損傷を与えたらこうなるだろうってのは理解できますね。 主:殆どR事件確定だな。と内心で頷きつつ。被害者に手を合わせて黙祷をささげ。 GM:警察機構も下の方の人間にはレネゲイドの事は隠蔽されているので、 GM:こういった人智を越える状態の遺体を見れば猟奇殺人事件のカテゴリに入れてしまうのも仕方がないかもしれません。 主:了解です。 GM:森本を先頭に、血を踏まないように建物の中へと足を踏み入れる。 森本:「――今回も、随分な現場だな」 GM:川瀬は黙ったまま、遺留品に手を触れないよう白手袋を填めながら後に続く。 主:「……この様な被害が立て続け、ですか。確かに、これは厄介な話です」 主:意識的に怯んだ様子を作り、声をかけ、2人に続く。 GM:抗争の現場に慣れたマル暴の森本刑事も平常心を心がけつつ現場検証を行う。 GM:川瀬刑事は遺体の様子をちらりと一瞥し、目を背けた。 主:ん、川瀬警部のそれは慣れてない感じなのですかね? それとも、解っていて嫌悪感を持ったとかそんな様子? GM:嫌悪感というか…まあ、まじまじと見ても仕方がないだろうといった感じでしょうかね。 主:流石に現場に慣れなくて目を背けたとか言う事ではないですね。了解。 GM:複数回、二人で現場検証を行っているそうです。 主:取り敢えず此方は出来る限りで遺体と現場の様子を『R事件としての眼』で見てみようか。 主:現場から、犯行を行ったとされるもののシンドロ特徴とかは読み取れますか? 主:あとはそれらしい眼で見て証拠が残ってるとか。 GM:壊れた家具の破片が散乱し、内壁にヒビが入った場所もありますね。 GM:この現場には銃を使用した痕跡はないみたいなので、ヤクザの抗争では無い――と推測できます。 GM:R的な視点から見れば、被害者を殺傷したのは、キュマイラ的な力と鋭利な爪のようなもの、 GM:そしてハヌマーン的なサムシングではないかなと。 主:キュマハヌか。王道的肉体特化系。 GM:メタ的に言えば、金庫のような堅牢なものも、まるで装甲無視攻撃を行ったかのようにサックリと破壊されていますな。 GM:スチールの棚とかもざっくり切れてます。 主:なるほろ。純粋に力で暴力を行えるだけに一般人じゃひとたまりもないなぁ。 主:今回と今までの現場の様子からして、殺すことが目的だったのか、何かを物色するのがメインだったのかという判断はつきますか? 森本:「そうさなぁ………」腕を組んで、室内をぐるりと見回す。 川瀬:「獣の仕業とされかけていた現場もありますが、動物のものと思しき体毛も発見されていません」 GM:森本が思案している間に、川瀬が代わりに返答する。 主:「確かに、人の仕業には見えないところがありますね」曖昧に頷きつつ、森本刑事の仕草に此方も現場を見回した。 川瀬:「痕跡からして、犯人はガイシャを一撃で仕留められたにも関わらず、そうしたわけでもなさそうですね」 主:「なぶり殺していた。と言うことですか。その行為そのものを楽しんでいる。と」 川瀬:「足を切って逃げられなくした後に…でしょうか。壁に叩き付けて、最後は頭を潰したんでしょう」 GM:楽しんでいる、という言葉に対しては、苦笑いを浮かべて。 主:なるほど。猟奇殺人扱いされるのも頷ける。 主:被害者はやくざ者の他に一般人もと言うことでしたが、共通点とかはあるのでしょうかね。 GM:物色については、いずれ鑑識から情報が回ってくるでしょう。 森本:「まるで鬼か悪魔だな」 川瀬:「…そうですね」 森本:「公僕の俺等じゃなく、軍隊でも必要になるかね」 場にそぐわない冗談を言って肩を竦める。 主:「──言い得て妙ですね」森本刑事の意見に思わず苦笑を洩らした。 主:自分からしてみれば、その言葉はまさしく的を得ている。 主:“人を超えた者”の仕業であれば、確かに、鬼や悪魔に見えるだろう……自分も。きっと。 森本:「――怖じ気づきましたかね、東雲刑事?」 主:「いえ」 主:「こういうことをするものを野放しにはしておけんでしょう。……それが仕事だからじゃない。純粋に、私は、この様な事をする輩が気に入らない」だから。自分は今の自分を選んだ。 森本:「頼もしい即答だ。“応援”が口先だけの頭でっかち野郎だったら丁重にお帰り願うところだったが、あんたなら何とかなりそうだ」 GM:東雲刑事の言葉にうんうん頷いて、白手袋を外す。 森本:「俺が若い頃に言ってたセリフと同じだな」 主:「それは嬉しい話です」 主:「私も、将来は貴方の様な刑事になれるでしょうかね」冗談でも社交辞令でもなくそう言って。笑った。 森本:「…俺のような刑事か。そりゃ、あまり勧められねぇな」 GM:真顔になって。 森本:「カミさんに逃げられるぞ」 GM:そして破顔一笑。大きな笑い声を上げて、素手で東雲刑事の肩をばんばん叩く。 主:「残念ながらまだそんな相手すらおりませんのでね」 主:まぁ、ともあれ。と再度周囲を見回して。遺体と現場の様子からこの場で解ることはなさそうですかね。 GM:現段階では無さそうですね。遺留品と証言から、被害者の身元が判明したくらいです。 GM:被害者は村上組とも繋がりのある人物ですね。名前は重要じゃないので、適当に(何) GM:ついでにリサーチも行っていただきましょうかね。項目を幾つか提示します。 GM:自分の代わりにNPC(森本、川瀬)に行わせることも可能です。その場合は此方でサイコロを振ります。 GM:ざっと説明はしましたが、川瀬以外の項目を再調査することも可能です。 主:やくざの抗争については麻薬がらみとかありましたが、其方関連とかそう言うものが使われた形跡とかも見当たらなさそうですか。 GM:この現場には無さそうですね。では、項目を挙げていきます。 ・猟奇的連続殺人事件 <情報:裏社会、警察> ・ヘヴンフォール <情報:裏社会、警察> ・村上組 <情報:裏社会、警察> ・坂下組 <情報:裏社会、警察> ・涌波市でのUGN/FHの動向 <情報:UGN、FH> ・森本 <情報:警察、噂話> 主:おういえー。 GM:現段階ではこのくらいかな。UGNやFHはNPCが調査することはできません。 主:ああ。依頼できるのですね。 GM:はい。知っていることを丁寧に教えてもらう、って感じかな。 GM:また、森本に森本を調査させることもどうかなって思われます(何) 主:全くだ(何) GM:自分が調査したい項目と、NPCに調査(説明)してもらいたい項目を2つ挙げてください。 主:では、猟奇殺人事件はまず挙げて。やくざ組はどうしようかな。 主:ヘブンフォールってロイスになってるのでPLは気になりますが、まだ具体的に名前を聞いてない気がするので。 GM:…そうだった!(何) 主:ちょっと(何) GM:ごめんごめん。じゃあそれはボーナスで判定無しで提示させていただきます!(何) 主:おういえ(何) GM:川瀬刑事が教えてくれます。 主:では猟奇事件と坂下組をNPCに。自分はUGN/FHの動向と森本さんの事を。 GM:あ。自分が行える判定は1つだけです。 主:おう。では前者を。 GM:了解。 主:森本さんについてはあとでまた詳しく訊こう! GM:ではリサーチどうぞ。 主:まぁ素しかない訳ですが。では。#2r10 Dice 主:2r10=(3,10)=Critical!! Dice 主:1r10=(6)=6+10=16 GM:おおおお! 主:おおっ!? さっき射撃で出なさいよこれ!(何) GM:まったくですね(何) 主:まぁとまれ16。 GM:では、NPCの判定。猟奇事件は川瀬が。#4r10+2 Dice GM:4r10=(5,8,9,5)=9+2=11 GM:坂下組は森本が。#7r10+5 Dice GM:7r10=(8,1,10,1,2,5,6)=Critical!! Dice GM:1r10=(10)=Critical!! Dice GM:1r10=(9)=9+20=29+5=34 主:先輩……! GM:よく知ってた(何) GM:ではヘブンフォールを含め、順番に提示していきます。 ・猟奇的連続殺人事件<情報:裏社会、警察> まるで獣か鬼にでも引き裂かれたような痕跡が残されている猟奇的殺人事件。 ターゲットとなっているのは暴力団関係者(村上組、坂下組)が主だが、一般人の被害者も同数程度いる。 ヤクザが好んで使う銃の潰れた弾丸が現場に残っていることから、犯人は頑強な防具を着込んでいると思われている。 ・ヘヴンフォール<情報:裏社会、警察> 合成麻薬の一種だが、製法は不明。 中毒者は幻覚、幻聴などを感じたり、重度の躁鬱と精神不安定による凶暴化、 あるいは植物状態に陥ったり、死亡することもある。 ヘヴンフォールの中毒者が人を殺した事件も起きているが、ジャーム化によるものだと推測できる。 麻薬の売人・安楽金久がヘヴンフォールを売り捌いていたが、ここ数カ月、彼の姿を見た者はいないようだ。 今は安楽の下で働いていた金城等(かねしろ・ひとし=麻薬取扱法違反で逮捕歴有)が 彼の代わりにクスリを売り捌いているようだ。 →『安楽金久』、『金城等』のリサーチが可能 ・坂下組<情報:裏社会、警察> 鴻央会系の下部組織。 当初は村上組と杯を酌み交わす間柄だったが、現在は血で血を洗うような抗争を繰り広げている。 村上組に対抗するために、鬼のように強い用心棒を数名雇い入れたという話があるらしい。 猟奇的連続殺人事件の犠牲者となった構成員が複数いる。 →『鬼のように強い用心棒』のリサーチが可能 GM:以上かな。 主:UGN/FHの動向は16では出ませんか!? GM:忘れてt(ry 主:(うわーん) ・涌波市でのUGN/FHの動向 重要とされていなかった街で、UGN支部の規模はさほどでも無かったが ここ一年くらいで急激にFHの動きが活発になっており、その対応に追われている。 猟奇的連続殺人事件絡みで殺された支部構成員もおり、正常に機能していない状態である。 (能力的には、最も戦闘力のあるエージェントで初期PC程度、他モブ) 他の支部に応援を要請しており、近日中に東雲とも接触があると思われる。 FHセルについては現在調査中である。 GM:だいたい説明してた。ごめんね(何) 主:おういえ(何) 主:まぁ今回は全く頼りにならないと理解した。 <UGN GM:そうご理解いただければよろしいかと(こく) 主:気になるのはバイヤーかな。根本っぽいし。めっちゃ偽名っぽいですが。 GM:悪い奴の名前は実在の人物に被らないよう、そしてそれっぽい感じの名前にしてあります(何) 主:なるほど把握(何) ちなみに、セッション進行や謎解きに直接関係ない箇所などは、 被害者の数や名前なども容赦なく端折っています。被害者=たくさん、名前=いろいろ、とか。 明記した場合にはそれなりの意味があるのかもしれませんが。 GM:そんなこんなで現場検証を終えて、 GM:車に戻りながら、森本が、人差し指と親指をくいっと捻りながら東雲刑事を飲みに誘います。 森本:「前日から大変だったな。一杯やるか?」 主:ああ。とそれには頷いて。「宜しければ。ご一緒させてください」 森本:「いいねぇ。久しぶりに快諾の言葉を聞いたぞ。おい、川瀬! お前もどうだ?」 川瀬:「結構です」 GM:振り返って川瀬刑事にもお誘いをかけてみたが、川瀬は素気なく断った。 森本:「カァーッ! そう言うだろうとは思ったけどな。おい、人付き合いも世渡りする上で大事な要素だぞ」なあ? と東雲さんに同意を求めてくる。 主:それには肯定とも否定ともつかぬ態度で軽く首を振っておこうか。 川瀬:「相手を見ますよ」 GM:ともあれ、森本刑事の誘いにはのらず、丁重に辞退した。 主:まぁこっちがいるってのも川瀬警部が乗らない理由なんだろうなとぼんやり思いつつ。 主:「初顔だけで申し訳ありませんが。宜しくお願いします。何分この街は初めてでしてね。勝手も解りません」 森本:「よし、じゃあ東雲刑事を俺の行きつけに連れていってやる!」 GM:森本刑事との赤提灯フラグが立ちました。 主:(ぴこーん) GM:シーンは以上です。何かありましたら。 主:誘いを断れば川瀬警部とのツーショットだったのかしらとドキドキしつつ以上でOKです。 GM:それはwwwww その発想はなかった(何) 主:ないですよねー(何) GM:誘いを断った場合は、手配されたマンションに向かうだけですよ(何) 主:そっかー(何) GM:多分、弟から荷物が送られてくるんじゃないかな。 主:たっぱーが沢山ですね。解ってますよ。 GM:20時までに着けば、多分生活必需品とかを当日中に受け取ることもできるかもしれない。 主:流石に飲みに行ってしまったらそれは無理だー。
GM:登場を。
主:#1d10+61 ミドル4で既に61%か……ソロ怖ぇ。 Dice 主:1d10=(4)=4+61=65 主:よし。65% GM:全シーン登場ですしね。 GM:仕事の後、森本に連れられて、繁華街の外れにある行きつけの店へと向かう。 GM:大通りから一筋外れ。ネオンサインの派手な灯りが減り、外灯が眩しく感じられるほどの暗がりの道を歩き、 GM:間口一軒程度のあばら長屋のような猥雑な飲み屋が並ぶうちの一つ。 GM:「辰久」と書かれた小さな看板の下がった引き戸をガラガラと開ける。 GM:カウンター席が四つだけ。座面のビニールが剥がれかかった椅子と、人がすれ違うのも不便な細長い店内。 GM:天井からは裸電球が下がっており、換気扇は付着した油で黒ずんでいる。 森本:「辰さん、やっとるかー?」 老店主:「やっとるよ。いらっしゃい」 GM:『辰』と呼ばれたのは、手ぬぐいを捻って額に巻いた、70歳くらいの老店主。 GM:彼は調理場に置いた椅子から立ち上がり、テレビのボリュームを絞る。 GM:森本はジャケットを脱いで、何も言われずとも座席後ろの壁のフックに吊り下げる。 主:何ともいかにもな雰囲気だな。と、寧ろもの珍しそうに店内を失礼にならない程度に見回しつつ。 森本:「ジャケットは此処にかけてくれ。辰さん、生中くれ」 主:はい。と頷きつつ、例に倣って森本さんの隣に上着をかけた。 森本:「東雲…は、何にするか?」 主:「先ずは同じでお願いします」 森本:「生中もう一つ追加な。しかし、今日も他に客が居ないんだな」からかうように店主に告げる。 森本:「ま、こんな街の外れじゃ、よっぽど物好きじゃないと客も来んわな」 老店主:「こんな店に通ってくれる物好きな客がおるから、ワシも食わして貰うとる」 GM:軽口の応酬に顔を見合わせて笑う森本と老店主。 主:仲がいいのだな。と、素直にそのやりとりは横から見つつ、軽く笑む。失礼します。と椅子を引いて腰を降ろし。 老店主:「男前のあんたさんは…同業かね?」ビールを注いだグラス2つを出しつつ。 主:「はい。正式には明日からお世話になります。東雲と申します」 主:どうぞよろしく。と店主に軽く頭を下げて。 老店主:「そうか。ワシゃ警察の話に興味なんぞ無ぇから、あんたさんらで好き勝手に喋っとればええ」 森本:「そうさせて貰うよ。あ、瓶ビール1本追加な。それと煮詰まり過ぎたおでん2つ」 GM:というわけで、森本と話しながらのリサーチとなります(何) 主:おういえー。 GM:えーと。改めて一覧を出しますね。 主:お願いしまっさー。 主:店主が実は超優秀な情報屋だったら尊敬します(ぇー) ◆リサーチ可能項目: ・森本 <情報:警察、噂話> 目標値7 ・安楽 金久 <情報:裏社会、警察> 目標値7 ・金城 等 <情報:裏社会、警察> 目標値7 ・鬼のように強い用心棒 <情報:裏社会、FH> 目標値8 ◆自動提供: ・村上組 <情報:裏社会、警察> 目標値7→森本から自動提示 GM:こうなります。 ※5 主:では自動提供はいただくとして。あとはひとつはお願い出来るんでしたよね。 GM:いいですよ。店主が調べるというのは無いけど(何) 主:ないんですか(ちぇー) GM:一応、森本の村上組リサーチの達成値を出してみようか。#7r10+5 Dice GM:7r10=(2,9,8,7,10,6,4)=Critical!! Dice GM:1r10=(10)=Critical!! Dice GM:1r10=(2)=2+20=22+5=27 GM:マル暴すげえええええ(何) 主:まぁ、RV関係は頼れないから自分でやるとしてって流石マル暴……! GM:森本刑事は27程度に村上組のことを知っているようです(きりっ) 主:先輩尊敬します! 主:えーと先ず自分は用心棒を調べたいと思います! GM:了解。もう1件は何にしますか? 主:現状のバイヤーである金城を森本さんにお願いしたく。 GM:了解しました。では。判定お願いします。 主:……起源種だったな俺。 GM:#7r10+5 森本による「金城 等」判定。 Dice GM:7r10=(8,2,6,3,1,6,6)=8+5=13 主:#2r10+1 裏社会で。用心棒。 Dice 主:2r10=(5,7)=7+1=8 主:お。なんとか。 GM:では村上組から順に提示していきますね。 主:はい(せーざ) GM:その間に、店主特製のおでんでも食べていてください(何) GM:飴色になるまで煮詰まった大根は箸ですんなりと切れ、見た目ほど濃くもなく、しっかりと風味が染み込んでいます! 主:(タマゴ大根ジャガイモうまー) ・村上組<情報:裏社会、警察> 鴻央会系の下部組織。 当初は坂下組と杯を酌み交わす間柄だったが、現在は血で血を洗うような抗争を繰り広げている。 何処からか武器の供与を受けているようで、最新鋭の装備で武装している。 ヘヴンフォールの売人・安楽金久はこの組の構成員だった男。しかし村上組は麻薬との関連を否定している。 (売人が一人だけということはないだろうが、現時点で判明している人物は安楽のみ) 猟奇的連続殺人事件の犠牲者となった構成員が複数いる。 ・金城 等 <情報:裏社会、警察> 金城 等(きんじょう・ひとし) 安楽金久の子分。27歳。安楽の使いっ走りのような事をしていたチンピラ。 安楽の失踪後、彼が確保していたヘブンフォールを売り捌き、莫大な利益を得ているようだ。 村上組からは安楽の代わりである彼に「みかじめ料」として上納金を納めるよう要求しているが、 金城はその都度突っぱねているようで、組との間に軋轢が生じている。 また、彼自身も薬物常用者で、逮捕歴が幾度かある。 GM:・鬼のように強い用心棒 <情報:裏社会、FH> GM:……を提示する前に。 主:む。 GM:老店主が突然、東雲の顔を目掛けて鉄の串を投げつけてくる! ※6 主:はぁ!? GM: [>避ける [>喰らう 主:それは避けますよ! GM:じゃあOVなパワーで咄嗟にそれを避けることができた! 老店主:「……当てるつもりは無いわい」 主:「いや、寧ろ何ですかいきなり」 主:流石に訊きますが。 GM:手練れの老兵のような眼光の鋭さで、東雲刑事を睨むように問い掛けてくる。 老店主:「坂下善次が雇うた用心棒の片割れは、こいつを縦真っ二つに両断した」 GM:そう言って、険しい顔を柔和に綻ばせ。 老店主:「のう、男前の。あんたはそういった輩どもに立ち向かうことができるかね?」 主:「……ほぅ」 主:「それはまた大層な手練と言う訳ですね」 主:「やってみなければ解らんでしょう」軽く首を傾げ、眼を逸らさず、店主を見て。 老店主:「やってみなければ解らん…か。成程、中々に肝の据わった御仁じゃ」 主:「もし敵わないとして、ならさようなら。とも言いません。自分は、その為にここに来ましたから」 GM:呵々大笑。嬉しそうにおでんの具を皿に盛って差し出す。 GM:ではリサーチ結果を改めて提示。 ・鬼のように強い用心棒 <情報:裏社会、FH> 坂下組が雇っている複数人の用心棒。 巨漢の相川と、ポン刀使いのテツというヤクザの他は、FHを介して雇い入れたOVやジャームの類だと思われる。 (前者2名は不明、後者のデータは上級142P「ジャーム:トライブ」を使用、ドッジは19固定) GM:そんな事を店主から教えて貰えました! 主:複数人かー。 主:「なかなか大層な歓迎ですね。──興味がない。とはよく言ったものです」苦笑して軽く頭を下げ。 主:やっぱり情報屋さんでしたか! GM:情報屋…とはちょっと違うんですけどね。 主:元々どちらかの構成員だって言っても納得しますよ。 GM:森本は最初はギョッとしたように目を剥いていたが、苦笑いを浮かべて二人のやり取りを見守っていた。 森本:「……勘弁してくれよ、辰さん」 老店主:「すまんな」 主:取り敢えず、以上の情報からすると、金城は村上組とは多少距離があるというか正式な構成員ではない、と言うことでしょうかな。 GM:はい。安楽は元々村上組でしたが、今は行方不明です。そして金城は安楽の手下でしたが、直接村上組と関わっていたということはありません。 主:了解です。となるとどちらの組も襲われた。と言う意味ではかなり怪しい位置にいそうですね。 GM:そうですね。どちらも同じように襲撃を受けているので、互いに互いを警戒しているようです。 GM:森本が東雲のコップにビールを注ぎ足す。 主:ありがとうございます。とコップを傾けつつ。 主:「森本刑事はご存じだったようですね。店主の素性を」まぁそれはそうだろうが。と、カウンターに肘を置いて身を支えつつ、顔だけ向けた。 森本:「昔、世話になってな」あおるようにコップ酒を喉に流し込む。 主:返杯のつもりで此方も瓶を取り上げ、森本さんに水を向け。 GM:黙ったままコップをそちらにずらし、返杯を受ける。 主:「どう言うお世話か……と言うのは訊くだけ野暮と言うものですかね」 GM:店主と顔を見合わせ、互いに苦笑で返答とする。 主:まぁ酸いも甘いも知ってる関係っぽいのでその辺はあえて訊くまい。 <お二人 GM:あと森本刑事の目から見た川瀬刑事のことも聴けますよ。 主:それは訊いておこうかな。 森本:「刑事っていうのは、縦の繋がりも横の繋がりも、異業種との繋がりも大切なんだ」 森本:「長く刑事をやってりゃ、色んな人間と出会い、付き合いもできる。――川瀬にも、それを知って欲しいんだがな」 主:こく。とその言葉に頷きつつ。「川瀬刑事は余り人付き合いがお好きではないようですね」 森本:「困ったヤツだよな。呑みに誘っても断って、帰宅しても家に籠もって昇進試験の勉強をしているだとか」 森本:「……警察学校出のエリートだが、母子家庭に育って、その母親も数年前に死んだとか。勉強しかやって来なかったのかねぇ」 森本:「――ただ」 主:「……何か?」 森本:「周りは皆、やっこさんをただの点取り虫だと思ってるみたいだが、麻薬や暴力団を嫌ってる気持ちはホンモノだろうな」 GM:愚痴るような口調に、徐々に息子を語るような暖かさが混ざってゆく。 森本:「几帳面なタチだからな。許容できないんだろ」 主:「教科書通りのやり方に固執して、臨機応変さには欠けると言ったところでしょうかね。──私が言うのも何ですが、ああいった若手のキャリアには珍しくありませんが」 森本:「そうだな」 GM:煙草に火を付け、紫煙をくゆらす。 森本:「署内でどうこうしてるウチはいいんだが、現場じゃ危なっかしくてな――」 主:「彼はまだ、その中でも現場に出ようとする気概があるだけ、他のキャリアよりいいと思います」 主:「──全く、自分の様な若造が言うことでもありませんがね」 主:「だから、森本刑事が面倒を見ていらっしゃるのでしょう」 森本:「いやいや。ノンキャリな俺としても同感だ。階級こそヒラみたいなモンだがね」手を振って。<若造云々 森本:「現場の事しか教えてやれないけどな」 GM:言葉に何を重ねているのか。紫煙をくゆらせる森本の横顔には、深い苦渋が満ちているようにも思えた。 GM:そんな感じで夜も更けて、そろそろ22時くらいになります。そろそろ帰宅しますか? 主:特に行く当てがないですからな。適当に街中をぶらついて24時前くらいに塒に帰ろうかとは。流石に偶然バイヤーに当たるとかは低い確率でしょうが。試しておきたい。 GM:ほいほい。明日は赴任式みたいなのがあるから夜更かしはあまり良くないですよ(何) 主:だから日付変更前には帰りますよ! 森本:「…何がヘブンフォールだ。小洒落た名前付けおって」 森本:「天国から落っこってしまやぁ、潰れたホトケさんができるだけなのにな」 主:「……金城がばらまいている麻薬の名前ですね」 森本:「ああ。急性薬物中毒による死者も出ているし、発狂したヤツもいる。化け物みたいな怪力を振るってな」 主:「碌でもない話です」 GM:灰皿に擦り付けて煙草の火を消す。 森本:「まったくだな。ロクでも無い」 主:「──だから、なんとかするべきなのでしょう。その協力の為に、私はここに来ました」 主:「若輩者ですが、川瀬警部と共に、ご教授ください」 主:改めて頭下げ。それでは。と立ち上がる。 森本:「…っと、そうか、もうこんな時間か。明日のこともあるから帰った方がいいかもしれんな」 森本:「教える事は上手くないが、東雲刑事の力も頼りにしてるよ」ぽん。酒で赤らんだ顔を向けて肩を叩いた。
GM:登場を。
主:#1d10+65 Dice 主:1d10=(1)=1+65=66 主:おお……! GM:よしよし。 GM:某かの情報を得られないかと涌波の繁華街をぶらついた。 GM:しかし、そう好都合な状況に出くわすこともなく、庶務の高木女史が用意してくれていた地図と鍵を手に、タクシーで帰宅する。 GM:築10年程度の5階建て鉄筋コンクリート造りのマンションで、家具や家電は備え付けの2DK。 GM:心理的瑕疵物件…つまり、この付近で起きた殺人事件のせいで、安く借りられるようになったのだとか。 GM:そのマンションの5階、501号室。 GM:部屋のポストには、自分宛の宅配便の不在票が挟まっている。 GM:どうやら弟が差し当たって必要な生活用品を宅配便で送ってくれていたようだ。 GM:…っていうか、弟の行動早すぎますね…(何) ※7 主:有り難いことです…… 主:それを取り上げ、透かし見つつ。あー。メールくらいはしておくかと、酔いざましがてらに階段を登りながら携帯操作。簡素にメールを送信したところでドアに着き。 GM:不意に隣の部屋の扉が開いた。 主:うん? 成り行きのまま、其方を見た。 GM:俯きがちに出てきたのはカッターシャツの男。まあ、川瀬刑事です(何) 主:…………(何) GM:向こうにしても完全に不意打ちだったようで GM:相当驚いた様子だったものの、すぐに平静を取り戻して迷惑げな表情に変わった。 主:「……どうも、こんばんは」流石に間抜けと思いきや、一礼して。 川瀬:「………あ、ああ。まさか此処に入ったとは…思いませんでした」小さな会釈を返して。 主:「私も、流石に意外でした」 川瀬:「…………」 主:「時間も遅いですが、散歩でも?」 川瀬:「ええ、まあ。コンビニに。少し冷たい風にも当たりたかったので」 GM:疲れが滲む様子のまま、ぼそぼそと呟いた。 主:「……お疲れの様ですね」 主:その表情に軽く眉を潜め、思ったままを口にして。 川瀬:「立て続けの事件ですから」と言って、東雲の手にしている伝票に視線が行く。 主:ん。視線を感じたなら掲げてみせましょうか。 川瀬:「失礼」承諾も得ずに、その伝票をひょいと取り上げる。 主:おや。取られたなら別に何でもなく目線だけで追って。 川瀬:「わくわく運送ですか。仕事柄、時間も不規則ですし、集配所に直接取りに行った方が良さそうですね」 主:「この時間に空いてるのですかね」 GM:首を振って。 川瀬:「明日、近くを通ったなら立ち寄りましょう」 主:なら確かに向かった方が色々便利ではあるが……と思いきや。おや。と軽く眼を見張り。 主:「場所を教えていただけると?」 川瀬:「明日からは、基本的には僕と東雲警部補が組んでの行動になります。…モノの序でですよ」 主:確かにそう言っていたな。と思い、こくりと頷き。 主:「いや、それは純粋に助かります」 GM:伝票を返して。 主:「ありがとうございます。──改めて、明日からはどうぞよろしく」 主:受け取りつつ、頭を下げ。 川瀬:「此方こそ」 主:「時間も遅いですしね。警察官たる方に言うことでもないでしょうが。この時間の外出はお気をつけて」 川瀬:「そうですね。――こんな夜には、また“鬼”が出そうだ」重油のようにくすんだ夜の空を見上げ、薄く笑う。 主:「……鬼?」 主:流石に意外な人物から意外な言葉が出た。思わず鸚鵡返し。 川瀬:「犯人の隠喩です。――コンビニも近いので大丈夫ですよ。では、失礼」 主:……こて。と軽く首を傾げ。「……ああ、ちょっと」 川瀬:「…何か?」 GM:苛立ちの籠もった目で見てくる。 主:「コンビニに行くなら、同行させてくれませんか。考えてみれば、今夜使う歯ブラシもなさそうだ。場所も知っておきたいので、案内願えればと」 川瀬:「……いいですよ」 主:「助かります」 主:勝手が解らないのはどうにも。と軽く会釈をして、一歩引いた位置で後について行く姿勢。 GM:向こうにとっても快い偶然ではなかったようだが、無愛想ではありながらも同行を容認してエレベーターのボタンを押す。 GM:エレベーターの待ち時間が妙に長く感じられた。 GM:イベントはこのくらいなんですが…あ、リサーチはしてもいいよ(何) 主:それは取り敢えず後回しで。世間話的に川瀬警部の森本さんのイメージを聞いておきたい。 主:「そう言えば、私と組むということは、森本刑事はどうされるのでしょうかね」 主:「結構お二人は長くご一緒されてるのですか」 川瀬:「担当から外されている訳ではないので。単なる別行動ですね、彼独自の情報源もあるようですから」 主:なるほど……と何となく例の店主を思い出しつつ(何) GM:そうですね(何) 主:ははは(爽) 川瀬:「涌波署に赴任して以来…ですね。刑事のテンプレート的人物とでも言いましょうか」 川瀬:「年も随分と下で経験も禄に無いのに、僕の方が階級が上だからやりづらいでしょうね」 主:「川瀬警部自体はどう思われているのですか」 主:何となく。と言う感じに印象を訊いてみた。 川瀬:「さあ………署内では僕に気を遣って階級で呼んでくれていますが」 川瀬:「どう…と言われても。僕の評価が東雲警部補の今後に関わるものとは思えませんが」 主:「それは、変わりませんがね」 川瀬:「でしょう」 主:「解らないならば、訊いてみるというのは、おかしな話じゃないですよ」 主:「……日中、貴方も仰ったじゃないですか。知らない者と、尊敬できない者と、組みたくない。とね」 主:「貴方がそれを知る手段があの勝負と言うならば、私のそれはこの様な会話です」 川瀬:「――成程」どこか虚無的なまでに寒々しい口調と共に、白い息を吐く。 主:「──私も正直なところ、人と話すのはそう得意じゃない。ですが、知らない方を知るに、一番適した手段がこの様なやりとりだとは思っていますよ」 主:「それを貴方が煩わしいと思われるならば、つまり、貴方がそう言う方だと解る。……私にとって充分な収穫と言えるでしょう」 川瀬:「森本巡査部長に何か言われたようですね。ただね、本当に僕からは特に何も言うことは無いんですよ。彼を評価してはいますが」 主:「それで充分です」こくり。頷いて。 川瀬:「そして東雲警部補が僕をどう評価しようと構いませんよ。どのみち、貴方は応援要請に従って来られたのですから」 川瀬:「――まあ。以前に少し聴いたことはありますが」 主:「何をでしょうか」 GM:じゃあ、リサーチで出たら!(何)<森本について 主:よーし! GM:川瀬にも何らかのリサーチをさせることはできますよ。 主:あ、あとここで川瀬警部に安楽さん……できるんですね(何) ではお願いします! GM:達成値に届かなかったら、「でも貴方には教えない」と言いますが!(何) 主:うわーん GM:・森本謙造 <情報:警察、噂話> 目標値7 GM:・安楽 金久 <情報:裏社会、警察> 目標値7 GM:この2つかな。安楽については川瀬が振ります。 主:困ったことに、安楽の方が達成する可能性があります(何) <情報:裏社会しかない GM:wwwwww 主:まぁでもここは自分が森本さんをやるべきだよね…… GM:そうですね…(何) どうぞ! 主:社会2です。流石に泣きたくなってきたのでベーシックリサーチ取っていいですか……回すことは出来ませんが。 ※8 GM:ベーシックリサーチ……? 3rdにもあったのか(何) 主:あったんですこれが! GM:そっか。取得して使っていいですよ!(何) 主:ありがとうございます! では折角だからフル……で取ると一気に6D増えるらしい(何) GM:突然できる人にwww 主:まぁ経験点あるから取っておきます。5LVで35点上昇。 GM:経験点セレブ。 主:500前後は伊達じゃない(何) <余剰 GM:さあ、6D増やしてレッツチャレンジ。 主:#8r10 まぁとまれ行きます。ベーシックリサーチ込みで侵蝕は68% Dice 主:8r10=(7,3,2,2,9,9,9,6)=9 主:ははは回ってませんが9! GM:森本への好感度は高いものの、回すまでには至らない辺りがそれっぽい(何) 主:全くですよもー。 GM:じゃ、まずは森本の項目から先に。 ・森本謙造 <情報:警察、噂話> 森本 謙造(もりもと・けんぞう) 涌波署の刑事。46歳。ノンキャリアの巡査部長。マル暴担当。 ダミ声で口は悪いが気さくな性格で、人付き合いの悪い川瀬と組んで職務に当たっている。 叩き上げの刑事で寝食を忘れるくらい仕事に打ち込んでいたが 数年前に奥さんと離婚し、子供の親権も向こうに渡って、会うこともままならないらしい。 川瀬:「悪く言えば“刑事馬鹿”と言いますか…」 GM:そんな付け足しをしつつ、森本刑事についてぽつぽつと話す。 主:仕事に誇りを持ってると言ってあげて下さいよなどと内心で思いつつ。口は出さずに最後まで聞いた。 GM:で、川瀬による安楽リサーチなんですが。 主:はい。 GM:#4r10+2 一応振ってみるか。 Dice GM:4r10=(9,8,10,10)=Critical!! Dice GM:2r10=(1,9)=9+10=19+2=21 主:…… GM:なんなの(何) 主:流石ですね(何) キャリアは伊達じゃないぜ……! 川瀬:「屑ですよ」 GM:開口一番、吐き捨てるようにそう言って。 主:流石にその口調には目を見張ろうか。 ・安楽 金久 <情報:裏社会、警察> 安楽 金久(あらき・かねひさ) 村上組(?)の麻薬の売人。39歳。 ※9 猟奇事件が発生しはじめた頃から行方をくらましており、重要参考人として指名手配されている。 ヘブンフォールが出てくる前からの薬の売人で、家出少女らに薬を使って身売り紛いのことをさせ、金を巻き上げていた外道。 安楽の失踪後は、子分の金城等が中心となってヘブンフォールを売り捌いている。 GM:以上です。 GM:冷笑がちで捉えどころのない彼だが、安楽について語る言葉には強い負の感情が凝縮されていた。 主:失踪ってことは現状死亡ではないってことですね。 GM:行方が分からないので「失踪」とされています。生死は分からないですね。 主:了解です。何か死んでるものだとばかり…… GM:そういう情報は出してませんよ(何) 主:刑事の勘と言う名の思い込みです(何) GM:勘ならば仕方がないな(何) GM:あと、安楽と金城のリサーチ項目が提示されたので、トリガーシーンが発生します。 主:おういえー。結局全部開示しちゃいましたな。 GM:…しまった。予定より1シーン早く出てしまったか(何) 主:あらら(笑) GM:まあそういうこともあるよね! 主:トリガー前にやるシーンがあってもいいですよ! GM:じゃあこの後MSを1つ挟むので、余裕があるようでしたら(次回に) GM:そうこうしているうちにコンビニに着きました。他にしたい事が無ければ、コンビニで生活用品買って帰ることになります。 主:では色々と適当なものを物色して、店を出たところで川瀬警部に声をかけよう。 川瀬:「……何か?」 主:「やはり、話してみるべきでした」 GM:話しすぎた事を後悔でもしているかのように、溜息をつく。 川瀬:「仕事のこととなれば別ですよ。僕も、この事件の早期解決を望んでいますから」 主:「そうですね」 主:「その為に、私は私の出来る限りで、貴方がたに協力させていただきましょう」 GM:それを聞いて、川瀬が笑う。今までと同じように薄く笑うのみではあったが、どこか安堵も感じられた。 主:「今夜はありがとうございました。──あまり、無理はなさらずに」 主:すい。と指先で自分の眼の下に軽くカーブを描いた。顔に出てますよ。と無言で告げて。 主:「また明日に。それではお休みなさい」一礼して、お互いのドアの前で別れた。 GM:疲労に対する示唆に、目を手で覆って。 川瀬:「明日もきっと早いですよ。では――」
腕を伸ばし、逃げまどう男の腕を掴んで捻じ切る。
もう片方の異形の手から伸びた鋭利な爪が、背中から男を二つに切り裂いた。 止めどなく血を流しながら痙攣する獲物を見下ろして、その頭を踏み潰す。 飛び散った飛沫が、壁とアスファルトに美しい華を咲かせた。 己の手の中で飛沫のように消えてゆく命。 血の匂いと殺戮の興奮に酔いしれながら、次の獲物を見定めた。 「た、助け……」 歯の根も合わぬほど声を震わせながら、別の獲物が命乞いをする。 わざとゆっくりと歩を進めてその恐怖心を煽れば、 腰を抜かして逃げ出せない獲物も、尻餅をついたまま同じだけ後ろに下がろうとする。 滑稽な追い駆けっこだ。その足掻きが可笑しくて堪らない。 やがて獲物の背が壁に、手には生温かく柔らかいものが触れる。 つい先刻、『逃げろ』と叫んで鬼を引きつけようとした者だった、肉塊が。 「――ッ」 喉から声が発せられるよりも早く、無造作に獲物の顎を掴んで躰を持ち上げる。 そのまま卵を握り潰すように下顎骨を砕けば、何故、と。声なき断末魔に見開いた眼が訴える。 その身を引き裂き、骨を砕き、命を散らす。 殺されるためだけに存在する。 だからお前達は“獲物”なのだと、鬼が嗤った。 ※10
GM:登場を。
主:#1d10+66 Dice 主:1d10=(9)=9+66=75 主:ぎゃー。 GM:翌日早朝。 GM:駅に近い公園で男女の惨殺死体が発見されたとの報せを受けて、眠い目を擦りながら現場へと直行した。 主:今回は一般人ですか……。 GM:曇天の薄暗い空の下。封鎖テープをくぐり抜けた先で、一足先に到着した森本が現場検証を行っていた。 森本:「おう、おはよう。昨日の今日で御苦労さん。着任前の最後の一仕事だな」 GM:到着に気付いた森本が、昨日と同じように手を上げながら声を掛けてきた。 主:「おはようございます」挨拶と一礼しつつ、傍に寄り。 主:「もはや着任前と言う事実すら忘れかけてるほどですよ。全く」 川瀬:「おはようございます。遅くなりました」 GM:少し遅れて到着した川瀬も、昨日と同じように――禄に視線を合わさないまま小さく頭を下げながら入ってくる。 主:「今回は例の2組とは関係のない方々が……ですかね」 森本:「そのようだな。カタギだろう」 GM:恐らくは、と。身分を証明書する遺留品を手に森本が言う。 主:遺体を見て、軽く黙祷をした後、小さく頷き、その手にある遺留品を見た。 GM:川瀬は早朝の召集が辛いのか、時々眼鏡を外しては眉間の辺りを強く押して眠気覚ましを試みている。 主:他に何か気づくところはありますかね。 GM:えーと。被害者の死亡推定時刻は午前0時頃。 GM:女性は残業を終えて終電で駅から降り、公園を横切ろうとしたところを襲撃されたようだ。 GM:電車の定期券と隣町の会社の社員証を持っている。 GM:彼女を迎えにきて一緒に帰宅していただろう彼氏も、少し離れた場所で殺されている。 GM:暴力団関係者でもなさそうな若い男女で、通り魔的犯行だと考えています。 主:自分達が外にいた時間に。と言うのが居た堪れないな……。 GM:いや、東雲刑事は日付が変わる前にマンションに着いていましたよ(何)入れ違いでしょうね。 主:いやその後コンビニ行ったじゃないですか! まぁともあれ。 GM:誤差の範疇ですな。死亡推定時刻も詳しく調べればもう少しずれているかもしれませんし。 主:今回は無辜の人物が被害者ですが、現場状況からして昨日のヤーさんの手口に似ている……推定OVと見て間違いなさそうですかね。 森本:「…また“鬼”の仕業か」 GM:遺体のあった傍の地面を食い入るように見つめながら、ぽつりと呟く。 主:「……鬼、ですか」 主:昨夜も同じ単語を聞いた。顔を上げて、発した相手を見て。 GM:現場の惨状は、昨日の不動産での状況とほぼ同じですね。 GM:他の現場と同じように、人のものとは思えない『鬼のような足跡』が残っています。 主:了解です。 主:「ヒト為らざる存在の仕業。──それを信じるかどうか」誰にも届かない声で呟き。 GM:警官が近付いてきて、森本刑事にぼそぼそと耳打ちをする。 森本:「――なるほど、そうか」 主:「何か解ったことがありましたか」 森本:「昨日の現場に遺留品はまだ見つかっていないが、登記簿等のファイルがいくつか無くなっているらしい」 森本:「ただ、資金隠蔽のために警察が来る前にドサクサ紛れで処分してしまった可能性もあるようだ」 主:「……どこか特定の場所のもの、でしょうかね」 主:「場所が解るならば、そこに行ってみるのもいいかもしれません」 森本:「そうだな。俺はその辺りを探ってくる。東雲警部補は川瀬警部と共に、一旦先に署に戻ってくれ」 主:「お一人で行かれるのですか」 主:いいのだろうか、それで。と、森本刑事と川瀬警部を交互に見て。 GM:森本は声を潜めて。 森本:「……詳しい事を知っていそうなヤツに話をしてくるだけだ。署の奴らには言うなよ」と釘を刺す。 GM:川瀬は森本の発言に些か不機嫌に肩を竦めたが、邪魔立てするつもりはないようだ。 主:むん。と腕を組み。「──解りました。お気をつけて」 森本:「すまんな」 主:何かあれば連絡を。など、言わずもがなだろう。そのまま軽い会釈で見送る姿勢。 GM:森本はコートのポケットに手を突っ込んだまま現場を一旦離れる。 主:「川瀬警部はどうされるのですか」 川瀬:「辞令の交付がまだでしょう。署まで送りましょうか?」 川瀬:「その場に僕が居ないのも何かと具合が悪いでしょう。これ以上“上”の心証を悪くしたくありませんし」 主:「ではお願いします」場所は解らなくもないが、厚意を断るのもなんだろう。そのまま軽く頭を下げる。 GM:そうして一通りの現場検証を終え、二人は一旦署に戻ることにした。 GM:改めてリサーチしたいこととか無いよね…?(何) 主:強いて言えば森本さんが何処に行ったかかな(何) GM:直接知己のヤクザさんに会いに行ったんじゃないかな…(何) 主:死亡フラグじゃなければまぁいいかなとは……(ぁー) GM:やだなあw(何) 主:嫌ですよここで襲われて殉職とかなってたら! GM:ちゃんと森本は次の話でも出てきます(きりっ) 主:そ、すか……
GM:登場を。この次がCXだよ!
主:#1d10+75 Dice 主:1d10=(4)=4+75=79 主:何とか持ちこたえている! GM:っていうかCXでもいいような気がしてきた(何) 主:どっちでもいいですよ! GM:じゃあ流れを見てってことで。 主:侵蝕関係上ここでCXだと有り難い気もしますが! 結果、トリガーからクライマックスに変更となりました。 GM:気まずい空間を二人で共有しながら署に着いて、形式どおりの辞令を受けて。 GM:ついに正式に涌波署の一員として正義を執行することになったシノノメン。 主:気まずいの?(素) GM:川瀬的にも、第三者の見た目的にも、けっして良好とはいえない空間だったかと思われます(何) 主:そうかー(気にしてなかった) GM:しかし、その直後に金城の居場所についてのタレコミ情報が入った。 GM:森本に連絡を入れ、また、涌波署の私服警官達が密かに現場に急行する。 GM:あ、防弾防刃ジャケット(装甲値3)が支給されます。装備していいですよ。 主:有り難くいただきます。 主:「良いタイミングと言うべきでしょうかね」はふ。と、誰に聞かせるでなく呟き、天井を見て。 GM:金城は繁華街のクラブ「キャッスル」に潜伏しており、 GM:元から居た従業員を閉め出すなり懐柔するなりして、取り巻き数人を侍らせているという。 主:ところでタレこみはどこから? GM:匿名ですね。 主:……ふむ。 GM:ただ、その直後にキャッスルの従業員からSOSがあったので、警察としても信憑性が高いと判断したようです。 主:了解。 GM:というわけで、シーンを飛ばして。 GM:夜と比べれば人通りはさほどでも無い、昼の繁華街。 GM:「キャッスル」がテナントで入っているビルの出入り口を数人の捜査官が見張り、東雲と川瀬が先行で中に入る。 GM:森本も少し遅れて合流し、機動隊員の部下を率いて表と裏口の両方で待機。 GM:いざとなったら中に突入する――という手筈を整えている。 主:相手が相手を予想できるだけにあまり川瀬警部には来てほしくないところだがな……。 主:と思いつつ、気づき得ない程度に相手に視線を向け。 主:取り敢えず中に気配はありますか。 GM:音楽が漏れ聞こえてきますね。気配は分かりません。 主:了解です。 GM:森本刑事が、先行する手筈の東雲に近付いて、耳打ちをする。 主:なんでしょうか。と、黙ったまま促しを。 森本:「川瀬の現場経験はまだ浅い。宜しく頼む」 森本:「…それに――」 GM:川瀬が此方を見ていることに気付いて、森本は続く言葉をストップする。 森本:「…いや。何でもない。こんなところで特進するなよと言うくらいだな」 主:「死にに来た訳じゃありませんからね、私は」 GM:森本は大仰に頷きながら言う。「気をつけて行ってこい」 主:「川瀬警部も、勿論。ですよ。後陣はお願いします」 GM:場を入れ替わるように、森本と一言二言会話を交わしながら川瀬も近付いてくる。 川瀬:「礼状は此処に。僕も同伴させていただきますよ」背広の胸辺りに手を当て。 ※11 主:「──はい。先陣は此方が。川瀬警部は後背をお願い出来ますか」 川瀬:「…分かりました。ベテランの言葉に従いましょう」 主:「ベテランと言う程じゃないですよ」はふ。と息をつき、軽く伸びをする仕草で。 GM:突入の瞬間を待ち、緊張と高揚を無理矢理に職責の下に押さえ込んでいるような他の私服警官と比較して、 GM:川瀬は随分と落ち着き払っているように見える。 GM:現場を知らない無知ゆえのものか、強靱な精神力によるものか、あるいはそれ以外の何かか。 主:ではその様子には軽く眼を細め。 川瀬:「此処での謙遜は些か厭味にも聞こえますね」 主:「謙遜じゃありません」 主:「何時だって、この様な現場に入る時は緊張するものです。──それは、し過ぎて悪いというものではありませんからね」 川瀬:「それをベテランの戒めというのでしょう」 主:こき。と頭を振って肩を鳴らし。「生きている以上、命を張って危険に向かう場合、一番生き残る道を選ぶ。今回もそうしているだけです。経験者であっても、ベテランではない」 主:「ほんの少し、貴方より現場慣れしているだけの者ですよ。……そんな自分の言葉を聞き入れてくれたなら、有り難いことです」微かに笑い。頭だけを下げる礼をして。 GM:何かを言い返そうと、口を一瞬歪めたが。思いの外あっさりと非を認めて小さく頭を下げる。 川瀬:「……失礼。理解が及ばず、言葉が過ぎました」 主:「いや、こちらこそ」 主:「相手は貴方がたも今まで見て来た、一筋縄ではいかない“モノ”でしょう。危険を感じたならば、先ず己の保身を考えるのは悪くない」 主:「──死んでしまえば、その先は何も出来なくなるのですからね」顔を向けず、そう続け、あとは口を閉ざした。 GM:視線を腕時計に落とす。いよいよ時間のようだ。 川瀬:「そうさせていただきます」 GM:理解しているのかどうなのか、些か曖昧に聞こえる生返事をして。後方に手で合図を送る。 GM:ということで。侵蝕率的にこのままクライマックスの現場までご案内します(何) 主:おういえ(何) GM:細くて暗い通路を潜り、分厚い扉を開く。 GM:ミラーボールがまばゆく光る、クラブのホール。 GM:広さは大凡120坪(20×20m)程度で、妙に効きすぎた暖房の熱が顔を撫でる。 GM:その室内の中央奥。 GM:赤茶けた髪にアロハシャツを着た痩せぎすの男が、ソファにどっかりと腰を下ろし、 GM:サンダル履きの脚をローテーブルの上にだらしなく載せていた。 主:周囲を見回し、危険がないことを確認する。何か気になるものは見当たりますか。 GM:男の足下やテーブルの上には、菓子やアイスの袋、錠剤のパッケージやペットボトル、酒瓶、注射器などが散乱しているようだ。 ※12 主:普通に麻薬取締法違反の現行犯な訳だが…… GM:あとは、男の傍のソファで気持ちよさそうにトリップしている連中が数人いるようですね(何) 主:嫌だなぁ。 川瀬:「金城等だな。連続殺人事件の重要参考人、及び麻薬取締法違反の現行犯で逮捕する」 GM:礼状を掲げながら宣言する。 主:うを。行ってしまったら仕方ないな。距離を離れないよう並んでついて行こう。 GM:男は傍らのラジカセのボリュームを絞って、気怠げに顔を向ける。 金城:「…――ッたく。ヤクザといいサツといい、わざわざご足労なこった」 金城:「ようこそオレの城へ。アポなし訪問の無礼は万死に値するところだが、今はサイッコーに気分がいいんだ…」 主:「そう思うならじたばたせずに大人しく連行されていただきたいところだが」 GM:芝居がかった口調で、大きく両手を広げる。 金城:「ハハハッ。そろそろサツにも挨拶しとこうかなーって思ってたんだよォ…」 金城:「この街はオレのパラダイスになるんだからさぁ。下々のモノにアイサツしておこうかな……って」 主:「──川瀬警部、下がってください」剣呑な気配を感じ、隣に立つ同僚を腕で制し、これ以上近付かないよう牽制した。 GM:金城に近付こうとした川瀬だったが、その腕に制されて足を止める。 主:「──コイツは、充分“命の脅威”をもたらす“敵”だ」 主:今まで彼に対して向けていた口調と全く違ったそれで、此方は一歩、前に出た。 川瀬:「……分かりました」 GM:礼状を懐にしまいこみ、代わりに銃を取り出す。 川瀬:「せいぜい足手まといにならない程度にやらせていただきますよ」 主:「無理はなさらず。……出来れば、此処から出て行って欲しいところですが」 GM:金城と彼の傍で薬物に溺れている取り巻き達が、へらへらと下卑た笑みを浮かべている。 主:「金城」 金城:「なあんだァ?」 主:「それが、ヘブンフォールのもたらす先か」 金城:「オマエも俺の手下になりたいってのか? ヒャハッ、だったらこっち来いよ。イイ思いさせてやんぜ」 金城:「天国から真っ逆さまに墜ちる――快感ってのをよォ」 主:「──天国から落ちてヒトを棄てたか、貴様。今までのこの街での惨劇をどう弁明する」 主:濁った眼を真っ向から見据え、未だ得物を持たない手を下げたまま糾弾した。 金城:「なァに怒ってんだよ? イっちまったヤツらは単に運が悪かっただけだろ?」 金城:「運が良かったら、オマエも俺の一番弟子くらいにはなれるかも知れネェぜ」 主:「断る」 主:「──貴様が落ちるべき場所まで堕ちてしまったモノなら、確かに今、この場所で、相手は俺になる」 金城:「それとも俺が殺したヤツらの事を気にしてんのか? ヒャハハハッ!」 金城:「それこそベンメーだなんて知った事か。俺を愉しませて死んだなら本望だろうがヨォォ!!?」 GM:親指を下に向けて、金城の傍でぐずぐずと薬に溺れていたジャンキー達を叱咤する。 金城:「おい、テメェら。下衆なその血にソイツをぶっ込んでマッハでとっととレッドゾーンまでキメちまえ!」 金城:「天使だろうと悪魔だろうと構やしねえ。あの世もろとも撃ち落としちまいな!」 GM:必要な全てを与える“神”の言葉。 GM:自らを死地へと駆り立てる言葉に、狂信者達は恍惚の笑みを浮かべながら次々に武器を手に取って立ち上がる。 主:「──それがお前の答えなら」目を細め、むしろ淡々と言葉を紡ぎ。 主:「躾けてやろう。ヒトを棄てた獣」 ※13 金城:「ハハ――アハハハッ、ひゃーっハハァ! おっもしれェなあ!」 GM:テーブルの上に放り出した脚を振って、サンダルを数m先に放り飛ばす。 GM:ソファから立ち上がる金城の体が異常に盛り上がり、避けた服の下から鋼のような筋肉が表れる。 GM:肉体を軋ませながら2m近い“鬼”へと姿を変えた金城は、濁った目を血走らせて二人を見下ろす。 金城:「さァ、遊んでヤルぜ。刑事さんたちヨォ。ハハハハッ」 主:「典型的な“キュマイラ”だな」は。と吐き捨て。一度気遣う様に相方を横眼で見た。 川瀬:「――屑が」 GM:金城から目を離さず、憎悪を隠しもせずに吐き捨てる。 主:川瀬警部は驚いてはいない? GM:驚きよりも、金城の屑っぷりとジャンキーっぷりに対する憎しみの方が大きいみたいですね。 主:ふむ……。 GM:あ。ロイスとか色々取得していいですよ!(何) 主:川瀬警部に 庇護/■隔意 で取得をば。絶対ここで死なせない。 ※14 GM:了解です。ありがとうございます! 主:これでもまだ2枠あいてるんだぜ……? GM:森本刑事とか高木女史とか、あとエアシナリオロイスになってるヘヴンフォールとか、金城に取るのもありですよ!(何) 主:金城はあとでタイタスにしてくれる(何) GM:おういえ(何) GM:ともあれ。ジャームの発する凶悪な衝動が、東雲のレネゲイドを強烈に揺さぶった。衝動判定を。 主:#2r10+2 Dice 主:2r10=(2,9)=9+2=11 主:よし、成功 #2d10+79 Dice 主:2d10=(6+7)=13+79=92 主:92%で。 GM:では戦闘の説明の前に。 ※11 主:はい。 金城:「せっかくの客人だァ。まずは男前の刑事さん達から、たーっぷりもてなしてやらねぇとな」 金城:「そのドア、誰も通させんなよ」 GM:“鬼”となった金城が指を鳴らすと、取り巻き数人がモルフェウスっぽい力を使って GM:その辺のソファやらテーブルやらを次々と扉に同化させ、扉の内側にバリケードを築き上げた。 GM:…というわけで、外部とは一時的に分断されます。 主:了解。 GM:警官は一時的に中に入ってくることはできなくなりますが、逆に言えば、中から外に出るには、こいつらをどうにかする必要になります。 主:軽く舌打ちしつつ、多少憂いを込めた眼で川瀬警部を見た。 GM:便宜上、金城の傍にいるジャンキー集団はA、扉側はBとします。 主:挟まれている具合ですかね。 GM:ただし、Bは防壁維持の為、こちらに攻撃を行ってくることはありません。 主:ういうい。 GM:“鬼”の悪意に当てられ気分が悪くなったのか、川瀬は銃を手にしたまま、堪えるように左手で口を押さえる。 GM:照明のせいで顔色は分からないものの、額や首筋には汗が滲んでいるようにも見える。 主:「川瀬警部は……退避して、とは言えない状況だな、これは。──どうするか」 主:呼びかけ、微かに忌々しげに後半は唸る様な声を投げた。 GM:えーと。エンゲージは【金城】【ジャンキーA】―10m―【東雲、川瀬】―5m―【ジャンキーB】となります。 主:金城とAは同エンゲージと言うことで宜しいか。 GM:金城とジャンキーAはエンゲージが異なるだけで、どちらが近いとかいうことはありません。 主:別エンゲージで横展開している感じですかね。 GM:はい。 主:どのみち単体しか撃てないからなー。状況把握。 川瀬:「……空調の熱に気分が悪くなっただけです」気にしないでくださいと、手を振って。 GM:気分は悪いようだが、それでも決して怯むことはなく銃を構え、その辺のソファや調度品などに身を隠す。 主:「──この状況でそれだけで済ませようとする神経は、充分据わっている」 主:多少苦笑を混ぜて、改めて自分の得物を懐から抜き去った。 川瀬:「コルト・デルタエリート。制圧には申し分ない銃ですね」 川瀬:「――あの時、東雲警部補からの申し出は、どんなものであれ断るつもりだった」 主:「この状況ではハッタリ以上のものにならないかもしれない……あの時?」 GM:恐らくは、射撃対決の時のことを言っているのだろう。皮肉な笑みを浮かべて。 GM:(GMが勘違いしていたとかいう話を無理矢理組み込む(きりっ(何 主:「──……ああ。別にどうとも思ってませんよ」さらりと告げ、手にした得物を軽く振り。 川瀬:「警察機構なんてアンフェアばかりだ。アンフェアに対してどういう反応をするか興味があったんですがね」 川瀬:「尤も、この状況ではあの“鬼”自体がアンフェアだ」 主:「この状況に驚くだけで済ませる貴方も充分豪胆だ」皮肉でなく笑い捨て。 主:「ともかく今は。貴方は自分の身を護ることを優先に。ここで、貴方を死なせない」 川瀬:「勿論です。こんな事で終わるつもりなどありませんから」 主:「──始めようか、“Double Closs”」最後の言葉だけは前に立つ敵に告げ。構えを取った。 金城:「別れは済ませたかァ? ハハハッ、ヒャーハハハハハハア!!」哄笑と共に足元のソファを蹴り上げ、破壊する。 主:上等。その不敵な言葉に軽く笑んで。後は状況に集中する様表情を消した。 Initiative:川瀬16>東雲14>ジャンキーA8>金城3 ※15 Engage:【金城】【取り巻きA】−10m―【東雲・川瀬】―5m―【取り巻きB】扉 主:川瀬さんはえぇ。
■□Round 1□■
●セットアップ
GM:金城は《ヴァイタルアップ》 主:なっしん。 GM:なお、金城の《完全獣化/破壊の爪》は既に使用したものとさせていただきます…(何) 主:おういえー。 GM:川瀬は勿論無し。 ●川瀬 主:あ。そいや勝利条件は敵の全滅ですか? GM:はい。金城とジャンキーAを倒せば戦闘終了です。 主:了解。 GM:川瀬は降ってきた破片をよけながら、拳銃で“鬼”を狙い撃つ。#6r10+6-1 Dice GM:6r10=(2,9,3,3,1,3)=9+6-1=14 GM:金城は《竜鱗》を宣言。 GM:川瀬のダメージ算出。#2d10+3 Dice GM:2d10=(9+1)=10+3=13 GM:狙い定めた銃弾も、“鬼”と化した鋼の肉体によって阻まれ、音を立てて足元に落ちる。 川瀬:「チッ」 金城:「何をしたつもりなんだァ〜?」ニタニタと笑いながら、面白そうにそれを見つめ。 主:「──……川瀬警部はもう一方を」弾かれた様子に、もう一方に立つモノどもを銃先で示す。 川瀬:「…弾では無理ですね……東雲警部補にお任せします」 川瀬:「射撃場では見せてくれなかった実力を、此処で見せていただくことにします」 GM:金城を睨み付けながら、目標を他のジャンキーへと変える。 ●東雲 主:「此方はその為に来たのでね」淡々と呟き、本来両手で扱うべき大型の銃を片手で構えた。 主:射撃4+《アームズリング/雷光撃/吼え猛る爪/コンセントレイト:BD》 主:装甲無視単体射撃攻撃。対象は金城。#7r7+4-2 Dice 主:7r10=(8,7,2,9,10,5,9)=Critical!! Dice 主:5r10=(9,9,10,9,7)=Critical!! Dice 主:5r10=(2,9,3,8,9)=Critical!! Dice 主:3r10=(3,3,7)=Critical!! Dice 主:1r10=(7)=Critical!! Dice 主:1r10=(3)=3+50=53+4-2=55 GM:噴いたわwwww 主:よーし55! 金城:「芸がネェなあ。そんな豆鉄砲が俺に効くかよォ!」余裕たっぷりに《竜鱗》を宣言しますね…(何) GM:ダメージどうぞ(何) 主:#6d10+10 軽口を吐くその口目掛け、銃弾を叩き込む! Dice 主:6d10=(5+6+5+7+7+1)=31+10=41 主:ちょっと低いか。41点装甲無視。 GM:口とか容赦が無いですよ(何) 主:黙らせたいんですよ(何) 主:「まだその不愉快な舌は動くか。なら、存分に引きちぎってやろう」ふん。と鼻を鳴らし、火を噴いた銃口を一旦天井へと向ける。侵蝕はこれでぴたり100%。 GM:顔を狙って放たれる弾を手で払おうとするが、その銃弾が鬼の腕を貫き、血が噴き出す。 金城:「――な!? ば、ばかなァ」 GM:驚愕に形相を歪めた。 ●ジャンキーA GM:対象決定。2で川瀬。#1d2 Dice GM:1d2=(2)=2 GM:川瀬に。 主:ここで振るし(何) GM:焦点の定まらぬ目でへらへらと笑いながら、ショットガンをぶっ放す。#3r10-1 Dice GM:3r10=(7,9,4)=9-1=8 GM:一応回避してみよう。#4r10+1 Dice GM:4r10=(8,6,2,2)=8+1=9 主:おお……優秀な警部さんですねホント。 GM:あぶねぇ。咄嗟に身を屈めた上を銃弾が擦過し、背後の壁に亀裂を入れた。 ●金城 金城:「カス共のくせに、よくも俺様にキズを付けやがったなああァァァァァアア!!!」 GM:驚愕は憤怒へと。絶叫のような叫びを上げながら、巨体が飛びかかってくる。 GM:マイナーでエンゲージして、東雲刑事を狙いますね(何) 主:かもん。 GM:白兵+《コンセントレイト:キュマイラ/獣の力/アドレナリン/オーバードーズ》 主:キュマソラかー。 GM:さらに、Dロイス:超侵蝕を使用する。達成値とダメージに+10 主:を。 GM:#17r7+2 Dice GM:17r10=(2,2,10,6,8,3,9,8,5,3,5,9,10,10,7,1,4)=Critical!! Dice GM:8r10=(6,5,7,3,4,6,4,8)=Critical!! Dice GM:2r10=(6,2)=6+20=26+2=28 GM:ええと、足して38か。 主:かなり厳しいが。やるだけはやろう。回避2+《アクロバット/リフレックス》で回避。#6r7+2 Dice 主:6r10=(6,1,1,9,10,2)=Critical!! Dice 主:2r10=(2,4)=4+10=14+2=16 主:流石に無理か。ダメージを。侵蝕は105%。 GM:#3d10+28+10 Dice GM:3d10=(7+6+5)=18+28+10=56 GM:装甲有効の56点。その辺の調度品ごと怪力で打ち砕く。 主:流石に死んだ。シナリオロイスタイタスでHP13で立つ。 川瀬:「東雲警部補!?」 主:「──、は。残念ながらこの程度じゃ、倒れられんよ」 主:心配ない。と、背後で叫んだ者に視線を投げないまま手を振った。 川瀬:「…生きてましたか」 主:「タフでないとやってられない世界に身を置いているもので」軽口にも似た言葉で、再度心配ないと手を振った。 ●クリンナップ GM:此方は全員無しで。 主:此方も無し。
■□Round 2□■
●セットアップ
GM:此方は全員無し。 主:今回は行くか。《フルインストール》宣言。ぱちり。と、手にした銃から青白い火花が薄暗い部屋に上がった。 主:侵蝕110%でこのラウンドの全ての判定にDB9個。 ●川瀬 GM:ソファに身を屈め、ジャンキーとの銃撃戦で撃ち尽くした弾を補充しながら、シニカルな薄い笑みで応える。 川瀬:「それは良かった。僕一人でアレを相手にするのは骨が折れますので」 GM:一瞬だけ顔を上げ、対象の位置を把握してから撃ち返す。#6r10+6-1 Dice GM:6r10=(7,4,2,6,7,3)=7+6-1=12 GM:ジャンキーAの回避#3r10+1 Dice GM:3r10=(8,3,2)=8+1=9 GM:ダメージ。#2d10+3 Dice GM:2d10=(5+10)=15+3=18 GM:川瀬の反撃は着実にジャンキーの戦闘力を奪ってゆく。 ●東雲 主:やるものだ。と、口中で呟き、此方は仕留めるべき、前に立つケモノに再度銃口を向けた。 主:射撃4+《アームズリング/雷光撃/吼え猛る爪/マシラのごとく/コンセントレイト》 主:侵蝕は+13。装甲無視単体射撃攻撃。対象は金城。 金城:「さっきのは何かの間違いだ……今度こそ、その生意気なツラを吹っ飛ばしてやる――!」 GM:避けようともせず、腕を振り上げ。 主:「吹っ飛ばされるのはおまえの方だ。犯罪者」 主:突きつけた銃に再度青白い火花を散らし、一発に撃ち抜く威力を込める。#12r7+4-2 Dice 主:12r10=(7,5,9,4,7,3,9,2,8,7,7,9)=Critical!! Dice 主:8r10=(2,10,1,8,10,4,10,9)=Critical!! Dice 主:5r10=(10,2,8,8,2)=Critical!! Dice 主:3r10=(2,10,8)=Critical!! Dice 主:2r10=(2,7)=Critical!! Dice 主:1r10=(8)=Critical!! Dice 主:1r10=(10)=Critical!! Dice 主:1r10=(5)=5+70=75+4-2=77 主:止まらない! 77! ※16 GM:これはひどい(何) 主:ちょっとびっくりしました(何) GM:えーと、此方は例によって《竜鱗》なんでダメージどうぞ(何) 主:#8d10+43 Dice 主:8d10=(2+4+3+3+9+3+5+6)=35+43=78 主:ダメージはヘタる。78点装甲無視。表情も変えず、今度も尚顎に向けてその弾丸を撃ち放った。 GM:HPが0になって、《蘇生復活》 主:「……さて。吹っ飛んだのはどちらの面だ?」再生するその様子に事もなく言ってやった。 GM:人のものとは思えない声を上げ、撃ち抜かれて欠けた顎を押さえ血を撒き散らしながら這いつくばる。 金城:「…ゴフッ、が…ッ………な、……わ、悪い夢を見てるんだ……俺がこんな目に……」 GM:うわごとのように呟き、地べたに散乱していた薬剤を手で掴んでは、パッケージごと飲み込み、かみ砕く。 主:「お望みなら。俺がいくらでもおまえを天国から突き落としてやろう」 主:「おまえがその手にかけた者と同じように、絶望を抱いて逝け」 主:感情を乗せない眼で、再度その姿に銃口を向けた。行動終了です。 ●ジャンキーA GM:#1d2 さっきと同じで。 Dice GM:1d2=(1)=1 GM:適当に放った弾が、今度は東雲刑事に。 主:ほいさ。 GM:#3r10-1 Dice GM:3r10=(6,1,5)=6-1=5 主:……うん。素回避しますね。 GM:どうぞ(何) 主:#12r10+2 Dice 主:12r10=(2,6,9,9,9,1,9,8,9,6,10,4)=Critical!! Dice 主:1r10=(9)=9+10=19+2=21 GM:これだからフルイン黒犬さんは。 主:ははは21。 GM:やたら滅法に撃った弾を回避するなど、シノノメンには造作もないことだった。 主:いきなりおかしくなるからその呼称は止めなされ(何) ●金城 金城:「足りネェ、こんなんじゃ足りねェェァァア、ア、…俺は……アイツも、よーやくいなくなって」 金城:「今まで蔑みやがったヤツらに! これからサイッコーに! ハッピーで! 恐怖に満ちた楽しーイ生活を送らせてやるんだよォォォォ」 GM:飲み下したヘヴンフォールが、金城の体を更に変容させる。 主:……あいつ? 金城の口走った言葉に軽く眉を潜め、変わりゆく姿を凝視する。 GM:Eロイス:尽きせぬ力を使用。《オーバードーズ》の使用回数を1増やす。 主:きたなー。 金城:「ヒャハ、ヒャアアハハハァ!!」薬の過剰摂取に狼狽も失せ、口から泡を吐きながら鬼の爪を振るう。 GM:濁った目は正常な判断を失くし、目に付いた物を見境無く攻撃する。 GM:#1d2 1で東雲、2で川瀬。 Dice GM:1d2=(2)=2 GM:…川瀬に来たな。 GM:白兵+《コンセントレイト:キュマイラ/獣の力/アドレナリン/オーバードーズ》 #17r7+2 Dice GM:17r10=(2,4,7,3,9,4,6,2,2,9,5,9,5,10,9,8,10)=Critical!! Dice GM:8r10=(10,1,9,9,3,4,6,8)=Critical!! Dice GM:4r10=(3,2,4,6)=6+20=26+2=28 GM:これって、いわゆる30病とかいうものですか?(何) 主:ソウデスネ(何) 主:ともあれそれは当てる訳にはいかない。《マグネットフォース》宣言。ダメージはこちらに貰う。 GM:とりあえず回避を試みてみる。 主:これ回避したら川瀬警部マジ尊敬します(何) GM:#4r10+1 Dice GM:4r10=(9,9,4,5)=9+1=10 GM:うん、失敗。ダメージ。#3d10+18 Dice GM:3d10=(4+4+2)=10+18=28 GM:装甲有効の28点…しょぼ。おれのサディスティック10を使わせてくれええええええええええ!(何) ※17 主:そんなもの持ってたんですか(笑) 主:とまれ前述通り。そのダメージは此方が貰う。 主:無差別に振るわれる腕に、川瀬と、金城との間に無理やり身を割り込ませる。 主:侵蝕は125%になって勿論昏倒。金城にロイス即昇華で再度HP13に。 GM:川瀬は自分を庇った東雲を咄嗟に睨み付けるものの、 川瀬:「……ありがとうございます」バツが悪そうに、ぽつりと礼を言う。 主:「……相手を見間違えるな」その言葉はどちらに言ったものか。背後で聞こえた声には特に反応せず、対峙した。 ●クリンナップ GM:は、無しで。 主:無しで。 GM:……ん? 主:どしました? GM:金城のHPが1で蘇生したってことは、アドレナリン(要HP3)が使えないってことじゃないか。 主:……ですね。まぁここまで来たらいいんじゃないですか! GM:今から振り直したら達成値が上がるかな……! とか甘い誘惑に駆られつつも、このまま通すことにします(´・ω・`) 主:おういえー。
■□Round 3□■
●セットアップ
主:今回はなっしん。 GM:此方も無し。外からは、ドアを破壊しようとする轟音が鳴り響いている。 ●川瀬 川瀬:「………」 GM:転がり出ながら体勢を整え、まだ抵抗を続けるジャンキーAに向けて発砲する。#6r10+6-1 Dice GM:6r10=(10,3,8,2,1,3)=Critical!! Dice GM:1r10=(1)=1+10=11+6-1=16 主:おお……! GM:回避。#3r10+1 Dice GM:3r10=(7,9,6)=9+1=10 GM:ダメージ。#2d10+3 Dice GM:2d10=(4+4)=8+3=11 GM:ん。これでジャンキーの制圧は完了。邪魔な銃撃が収まった。 ●東雲 主:HP1なんですよね。なら省エネで行こう。 主:射撃4+《アームズリング/吼え猛る爪/コンセントレイト》哄笑する獣に、3度目、銃口を突き付けた。 主:「いい加減、黙るか」呟くように告げて。押し付ける形になった銃のトリガーを引き絞る。#8r7+4-2 Dice 主:8r10=(1,6,3,4,2,8,6,4)=Critical!! Dice 主:1r10=(8)=Critical!! Dice 主:1r10=(5)=5+20=25+4-2=27 主:27。流石に今度は低かった。侵蝕は131%へ。 GM:アドレナリンも使えないんだよな……今度は素回避をしてみよう(何) 主:いやぁぁぁ(何) GM:#8r10 Dice GM:8r10=(4,4,8,6,8,8,7,8)=8 GM:無理だった! ダメージどうぞ。 主:#3d10+5 ではダメージ。 Dice 主:3d10=(2+10+10)=22+5=27 主:おーい。27点装甲無視だよ! GM:でかいよ。戦闘終了(何) 主:ぱん。と最後はさっきより大分軽い銃声を以って。狂気の獣に最期を告げた。 GM:血の泡を吐きながら、しぼむように、鬼が元の痩せさらばえた金城の姿へと徐々に戻る。 金城:「ゴフッ、ぷ、ハハハァ……」 GM:轟音と共にバリケードが破られ、 森本:「無駄な抵抗はするな、金城ォー!!」 GM:複数の警官達が、室内に傾れ込んでくる。 主:ではそのタイミングで手にしていた銃を懐に納めよう。 金城:「…―ハハハハハアアアァア道連れだよォォオオオ!!」 GM:酷くアンバランスな鬼の出来損ないが、その刹那の隙をついて、東雲を括り殺そうと出来損ないの腕を振り上げる。 主:「──……っ!」流石にそれは不意打ちだな。 GM:その狂気の爪が、東雲に到達する――前に、鳴り響く2発の銃声。 主:とっさに身を固くして喉元に腕を掲げ、バックステップで下がろうと……したところの銃声に其方に視線を向けた。 金城:「オォアァァァ……」 GM:腕と頭を打ち抜かれた金城は、未練がましい呻き声と共に、今度こそ、その命を果てへと堕としていった。 GM:森本と川瀬。二人が握る拳銃の銃口から硝煙が上がっている。 主:「────」数瞬、警戒は解かずに足元に崩れた相手を見て。次いで、銃声のした方に視線を再度向け、息の塊を吐いた。 主:「助かりました。川瀬警部、森本刑事」 主:素直に感謝の気持ちを述べ、2人に深々と一礼する。 森本:「大丈夫か、東雲刑事!?」 GM:森本は拳銃をしまって、強張った顔のまま室内に入ってくる。 主:「お二人のお陰で。何ともありません。──最後に油断しました。ありがとうございます」 森本:「無事だったから良かった。始末書なんか何枚でも書きゃあいい。それで命が戻ってくる訳でもないからな」大きな手で、ぽんと肩を叩く。 GM:片や、ただ的を射抜いただけ…とでも言うように金城を一瞥し、川瀬は溜息をつきながら薄く硝煙昇る銃を下ろした。 川瀬:「森本巡査長。残念ながら、被疑者は死亡。これよりヘヴンフォールの捜索と回収、そして薬物中毒者達の搬送をお願いします」 主:「犯人を生存のまま確保には至らず……ですね。申し訳ありません」その手に、はは。と苦笑して髪を掻きまわし。 主:「川瀬警部もありがとうございました。──貴方が、死なないで、良かった」 主:後半、小さく、彼だけに聞こえる声で小さく呟きを洩らした。 川瀬:「貴方のお陰ですよ。東雲刑事」 GM:ぽつ、と。二人だけの会話を交わして、再び川瀬は現場の指示にかかった。
GM:Eロイスは1個しか使用できませんでしたああああああああああああ(何)
GM:(血の涙を流しつつサディスティック10を隠す) 主:(ほろり) GM:それでは気を取り直して、最終侵蝕率とEロイスの使用/不使用を宣言の上、バックトラック作業をお願いします。 主:まぁともあれ最終侵蝕率131%、ロイス3、D1、タイタス2で、空き枠に森本刑事に ■尊敬/猜疑心 で取得して4つ。 GM:猜疑心(何) 主:だっていろいろさぁ……どんなとことお知り合いよ!?(何) GM:(目逸) 主:まずEの1個をいただきますね。 GM:どうぞ。 主:#1d10-131 Dice 主:1d10=(3)=3-131=-128 GM:難しいところだ…。 主:128%か。まぁ冒険はせず倍で。申し訳ないです。 GM:私でもそうしますよ。どうぞ。 主:#8d10-128 Dice 主:8d10=(9+7+4+6+5+5+5+3)=44-128=-84 GM:お帰りなさいませ。 主:よし。順当に倍帰還です。というか29を4Dで出そうと考える方がおかしいですよねうん(何) GM:ですよねー(何) GM:それじゃあ、このままエンディングできますか? 此方の想定は一応ありますが。 主:想定通りでいいですよー。 GM:はい、では。
GM:警察は抵抗を続けていた薬物中毒者達を鎮圧した。
GM:総勢十人近くが拘束されたまま病院施設に収容され、 GM:クラブ・キャッスルのバックヤードには店長と思しき男性の惨殺体が発見された。 GM:金城がこの店を自分の物にしようとした時に抵抗し、殺されたのだろう。 GM:金城が所持していたヘブンフォールは警察が回収し、店長と金城は検死に回されるという。 GM:そうした現場での後片付けと諸般の対応を終え、 GM:一雨来そうな空模様を見上げながら、川瀬の運転する車で署へと車を走らせている。 GM:危機的状況による正当防衛とはいえ、連続殺人犯の犯人とされる重要参考人を射殺したことで GM:川瀬自身も始末書と言及は免れないだろう。 GM:ただ、当の本人はそれを気にした風もなく、黙ったままハンドルを握っていた。 主:「──応援のつもりが少々面倒なことにしてしまったようですね」 主:はふ。と、疲労から来る軽い欠伸を噛み殺し、沈黙を破る様に声をかけ。 GM:途中、彼は署に向かうルートから、一つ道を外す。 主:「どちらに向かうつもりですか」 川瀬:「それについては気になさらず。――荷物の引き取りは、まだですよね?」 主:「……ああ。そういえば」 GM:見れば、少し先にわくわく運送の営業所の看板が見えた。 主:軽く眼を見張り、そう言えばそんな話を昨夜したな。と、思い出す。 主:「朝からのごたごたですっかり忘れておりました。助かります」 GM:そして構内に車を停め、東雲刑事が荷物を受け取って戻ってくるのを待つ。 主:よいしょ。と段ボールの箱を後部座席に置き。軽く手をはたいた。 GM:車に戻ってくるのと同時に雨粒がフロントガラスを叩き始めた。 川瀬:「物の序でです」座席についてシートベルトを締めたのを見届けてから、ゆっくりと車を走らせる。 GM:ワイパーが往復する中、川瀬がぽつりと問いかけた。 川瀬:「…御父様か、御兄弟からですか?」 GM:荷物の差出人のことを言っているのだろう。 主:うん? と、初めは何を訊かれたか解らず。次いで、ミラーに映った段ボールを見て。 川瀬:「こういった事に気が回る男性というのは、珍しい…と思いまして」 主:「ああ。弟からです。私と違ってマメなやつでしてね」 川瀬:「弟さんですか。差し支えなければ年齢をお訊きしても宜しいでしょうか」 主:「身の代りのことはすっかり任せきりですよ。あいつがいなければ実際、まともな生活を私は送れているやら。……確か、17になったかな?」 主:覚えてないのかよと自分でも思いつつ(何) GM:まったくですよ(何) 主:高校生だってことは覚えてますよ!(何) 川瀬:「17ですか。その年でそこまで気が回る、良くできた弟さんですね」 主:「兄貴がだらしないですからね。反面教師でしょう」 川瀬:「仕事人間なんて、そんなものでしょう。…有り難い存在です」 主:「そう思いますよ」 GM:ふと思えば、彼と仕事以外の話をしたのは初めてかもしれない。 主:「……」そこまで続けて、ふと、横合いから視線を向けた。 GM:東雲を見ようとはせず、視線は前方に向けられたままだが、険の無い表情だった。 主:「……私の近況が気になりますか」 主:「昨日までの様子から、そう言えばこのような話をするのは珍しいのではないか。そう思いつつ。 川瀬:「…そうですね。意外だと思いまして」 主:「意外とは?」 川瀬:「伝票に記載されていた差出人名に、些か興味を抱いていたのは事実ですね」 主:ふむ。と鼻を鳴らし。言葉が続くのを待つ。 川瀬:「理由は先刻述べた通りですが」 GM:自分も、何故そこに興味を抱いた理由がよく分かっていないのか、思案顔で。 川瀬:「きっと、貴方も独り身だと思っていたからなんでしょうね。下世話な詮索ですが」 主:「男性でここまで。と言う奴ですね。……気になって、訊いてみるのも、面白いものでしょう」 ※18 川瀬:「…そうですね」 GM:言われてしまいましたね、と、昨日の会話を思い出して苦笑いする。 主:「……そう言えば、川瀬警部は独り身だとか」 川瀬:「…ええ」 主:「例えそうだとしても、この様に話して、相手を知って行けば、貴方は一人の様で独りではないでしょう」 川瀬:「署内には色々と噂が出回っているので、東雲刑事もご存じだとは思いますが」眉間に皺を寄せ。 川瀬:「どうしてそんな噂が広がっているんでしょうね。僕は何一つ、家の事を口にした訳でもないのに」 GM:彼の過剰なまでの警戒心。その一端が此処にあるようにも思えた。 主:さて。とそれには曖昧に息を吐き。「貴方を知りたい人がいるからでしょう」 川瀬:「知ったところで――ハッ、つまらない輩ですよ、僕は」 GM:自嘲混じりの笑みが漏れる。 主:「その点でもまた、貴方はやっぱり独りじゃない」 主:「──貴方の周りには、貴方を知って共に在りたいと思う者がいる証拠です」 川瀬:「……………僕にも、弟のように思っていた友人がいましたよ」 主:ふむ。と息をつき、話し始めたその様子にまた黙って先を促した。 川瀬:「…今は――……生きているのか、死んでいるのか…それすらも分かっていない」 GM:珍しく言葉が濁る。様々な葛藤の混ざる、年相応の弱音のようにも聞こえた。 主:ふと思い付き、再度その横顔を見た。 主:「立ち入ったことをお訊きしますが」 川瀬:「――何でしょうか?」 主:「貴方が麻薬や暴力団へ過剰な嫌悪感を示すのは、その彼が原因でもあるのですか」 川瀬:「……………」 GM:答えない。 GM:ただ黙したまま、じっとフロントガラスの向こうを見つめる。 主:まぁ、その沈黙がある意味答えではあるだろう。はふ。と息をつき。 主:「失礼。訊くべきではないことを訊いた様ですね、私は」 川瀬:「…いえ。そういった質問は、僕からも、もう一つありますから」 主:「何でしょうか」 川瀬:「東雲刑事の銃は何故、普通の銃では撃ち抜けない“鬼”の外皮を容易く撃ち抜けたのか」 川瀬:「何故、引き金を引く直前の貴方の周囲に微かな……静電気のような電光が奔ったのか」 主:「──……」来たか。と、半ば予想通りの疑問に此方も視線を前に向け、狭いシートの中で脚を組み換える。 川瀬:「金城が常人では無いことは、今までの事件で大方の推測はできました。恐らくは薬物の過剰投与による特殊なオーバードーズが原因だったのではないかと思っていましたが」 GM:赤信号の前で減速し、車を停め。 川瀬:「ヘブンフォールがもたらす力。……貴方のも、それと似たようなものなのですか?」 主:「──……貴方が何れ、今の地位よりももっと上に上がれば、おのずと知る事実があるでしょう」 主:「だから、今こうしてお答えしてもいい。──但し、今は単なるおとぎ話と捉えた方が無難でしょうがね」 主:言外に、他人には告げるな。との意味を込めて。 GM:東雲刑事の目を見て、そして頷く。 主:「貴方の推測通り。私と、金城は同じ“モノ”だ」 川瀬:「貴方もヘヴンフォールを――」 主:いいえ。とそれには首を振り。 主:「人であるには過ぎた力を得てしまった……人を乗り越えてしまった者。オーヴァード。特殊なウィルスに侵された“病人”が我々です」 川瀬:「…………」 GM:露わになりかけた敵意も怪訝な顔に変わる。 主:「貴方が思う以上に、この世界には我々の様な“病人”がいる」 主:「それでも──我々はね。人でありたいと願って、生きているんです。そんな思いを抱いて生きる者たちがいることを、片隅に置いていただけると、その一人として有り難い」 川瀬:「その病気に発症した者が、金城や…東雲刑事のような超常の力を発揮すると?」 主:こくり。と、視線を投げないままそれには頷き。 主:「それでも……少なくとも、俺は、望んでこんな力を得た訳ではない。そして、そう思っている者はいくらでもいる」 主:口調がいつものそれに戻ったことを気づかぬまま、前を向いたまま呟いて。 川瀬:「…その口振りだと、まるで、重症化すると金城のように発狂するようにも捉えられるのですが」 GM:いぶかしげに眉根を寄せて。 主:「その通りですよ。俺も、何れああなるかもしれない」指摘に、淡々と肯定を返し。 主:「だから……川瀬警部。貴方は“そう”でないことに、誇りを持って、そのままで。貴方を貫いていただきたい」 主:最後。じ。と真摯にその姿を見て。ふ、と表情を崩し。 GM:力が抜けたように、笑う。 川瀬:「成程。……少し、合点がいきました」 主:「他人に話して信じてもらえない話だとも理解いただけたでしょう」 川瀬:「そうですね。――ただ僕も、原因や正体が理解できずとも、目の前で起こった“現象”は正確に認識するのみですよ」 川瀬:「もっと早くに知っていれば……いや、もう、どうしようもない事か」 主:「──……単なる静電気体質の男の妄言ですよ」はは。と笑い捨て。“現象”と言う言葉に混ぜ込んで。 主:変わった信号を示すように指を指す。 GM:おっと。指摘されて、ようやくアクセルを踏み出した。 川瀬:「捜査の相棒が妄言男だと、他者に言いふらすわけにもいきませんからね。これは僕の心の中にしまっておきますよ」 主:「そうしていただけると助かりますね──では、改めて」 主:「事件の正式な解決まで、どうぞよろしく。川瀬警部」 主:些か砕けた口調、表情で、この場所での相棒にそう告げた。 GM:一瞬、きょとんとして。 川瀬:「此方こそ宜しく、東雲刑事」 GM:自分が微かに笑っていたことに気がつき、咄嗟にいつものすまし顔に戻す。 川瀬:「ええ。事件はまだ続きますよ、きっと。安楽金久が見つかるまでは――」
Credit……「Dance in the Dark」
Start:2012.03.23 22:35〜04.22 02:20 PC1:“暁より来る風”東雲 主/たつきさん GM:こびと(ログ編集) |