OpeningMiddle-aMiddle-bClimaxEndingAnother 緋の華よ、炎の中に咲け〜散華 Ver,01(20090526)
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 『かごめ かごめ かごのなかのとりは』
 『いつ いつ でやる……』

 使い捨ての命なればこそ。
 狂乱の中、鮮烈に
 炎よりも峻烈に。

 『緋の華よ、炎の中に咲け』



 Handout
PC:U
【シナリオロイス】“炎帝”(えんてい)
 陽が斜めに射す夕刻。
 雑踏に紛れる キミの進路を塞ぐかのように現れたのは、“ラピスラズリ”神崎瑠璃絵。
 彼女は親しみと好奇を眼差しに込めて、キミに告げた。
 曰く、「某所で起きうる“脅威”を未然に防いで欲しいのよ」──と。
▼Character sheet “牙狼の王” 久継 駆穂


PC:K
【シナリオロイス】“狂乱の緋” 神崎 鏡花(かんざき・きょうか)
 「ちょっと面白い話が上がってきたんだ」
 せっかくだからキミが行ってくるといいよと、頬杖をつきながら上司が言う。
 FHの研究所内部へ進入し、セルリーダーの持つ研究データの回収を行う。
 それがキミに課せられた仕事だった。
▼Character sheet “赤い羊” 砂原 青良


PC:F
【シナリオロイス】“炎帝”(えんてい)
 長閑な昼下がり。個人商店に現れた、場違いな客があった。
 “プランナー”都築京香。
 その人からの依頼は、某セルの研究所へ侵入してのデータ回収、
 及び、研究成果を消滅させる、というものだった。
▼Character sheet “妄想雑音” 牧村 幸助
▼Character sheet “恋する爆弾” 三橋 咲


 自己紹介

 駆穂: 「似ているね」
 駆穂: 「ああ。”僕”と、さ」
 駆穂: UGNに属するチルドレン。シンドロームはサラマンダー/モルフェウス。
 駆穂: 少女とも間違うような中性的な顔立ちの黒髪の少年。
 駆穂: 賢者の石の力を使役出来る適合者たる蒼炎使いのオーヴァード。
 駆穂: 感情を出さぬその表情に反して瞳に昏い憎悪の炎を宿す。
 駆穂: HP40、イニシアチブ30、基本侵蝕率40%。
 駆穂: シナリオロイス:”炎帝”[□同情 ■脅威]
 駆穂: PC間ロイス:“赤い羊” 砂原 青良:[□同情 ■脅威]
 駆穂: 以上。よろしくお願いしますー

 青良: 「各務より、派遣されて参りましたイリーガルです。───以後、お見知り置きを。Mr.ダブルクロス」
 青良: “赤い羊(レッドラム)” 砂原 青良。イリーガル登録されている“各務”の秘書。
 青良: 柔らかい物腰の女性だが、割と戦闘をこよなく愛するバトルマニア。多分三度の飯より好き。
 青良: ・シナリオロイス/“狂乱の緋” 神崎【感情 P:■好奇心/N:□疎外感】
 青良: 「狂い咲いては朽ち果てて消ゆる、そんな篝火の一時を見るのも一興です」
 青良: 「──ご自慢の、籠の中の鳥はどんな凶鳥なのかしら。ウフフ」
 青良: ・PCロイス/“妄想雑音” 牧村幸助 【感情 P:■尽力/N:□恐怖】
 青良: 「彼には世話になることもあるんですよ」
 青良: 「たまに電波臭プンプンさせていますけれど、金で動くというスタンスが明確である以上、付き合いが楽でいいですわ」(何)
 青良: シンドローム:キュマイラ/ノイマン ワークス:傭兵 カヴァー:ビジネスマン
 青良: 浸食率:33% HP:22/22 IV値:9
 青良: 以上です。よろしくお願いしますー

 幸助: 「便利屋の牧村?…ああ、そりゃきっと俺のことだ」
 幸助: 「電話で注文しようとしてたんなら悪かった。色々あって止められてるのさ、回線…」
 幸助: 「ま、辛気臭い話をしていても仕方ない。欲しいのは食い物か?武器か?情報か?」
 幸助: 「敵だの味方だのって話は無しだ。地獄の沙汰も…って言うだろう?」
 幸助: 黒巣市で個人商店を営む青年。FHエージェントではあるが、与する相手は選ばない。
 幸助: 危うい橋であることは自覚しているものの、実入りの良さゆえに今の姿勢を改めるつもりはないらしい。
 幸助: シンドロームはブラックドッグ/ソラリスの支援型。
 幸助: シナリオロイスは“炎帝”に[■有為/□不安]。
 幸助: 「あの人が持ち込んだ話が、これまで楽だった試しが無いんだが…」
 幸助: PC間ロイスは“恋する爆弾” 三橋 咲に[■信頼/□食傷]。
 幸助: 「…………ああ、うん。いい子だと思うよ…遠くから見る分には」(何)

 咲: 「よろしいですわ、お姉さま」
 咲: 「お望みとあらば、全て消し去って御覧にいれますわ」
 咲: 「そう…例え“世界”でも」
 咲: “恋する爆弾”三橋 咲 モルフェウス/モルフェウス
 咲: 爆弾使いのFHエージェント。
 咲: “プランナー”を『お姉さま』と慕う。
 咲: 得意分野は破壊工作。
 咲: 普段からゴスロリ服と、バカ高い紅茶を愛用している、歩く場違い。
 咲: PC間ロイス 久継 駆穂 ■有為/□猜疑心
 咲: 「御高名は常々。ところで、本当に同い年ですの…?」
 咲: シナリオロイス “炎帝” ■好奇心/□脅威
 咲: 以上です。





 Opening Phase-01
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/場所:繁華街/登場:不可

  登場Dice 駆穂: 1d10=(8)=8+40=48

 GM: 建物の切れ目、斜めから差し込む日射しも朧気な、春霞む夕刻の繁華街。
 GM: いくらかの食材と土産を手に、雑踏をすり抜けて先を行く。 ※1
 GM: そんなキミの進路を塞ぐかのように現れたのは、一人の女性。
 GM: ──“ラピスラズリ”神崎瑠璃絵。
 駆穂: 夕暮れの空を背に。立ち止まる。
 GM: “見つけた”という認識と共に微かな笑みを浮かべ、彼女は《ワーディング》にて世界を隔離した。
 駆穂: ただ肩を竦める。
 神崎: 「ここで出逢えて嬉しいわ。貴方にお願いがあるのよ、“牙狼の王”」
 駆穂: 「言えばいい。“ラピスラズリ”」
 GM: 彼女は親しみと好奇を眼差しに込めて、告げる。
 GM: 曰く、「某所で起きうる“脅威”を未然に防いで欲しいのよ」──と。
 駆穂: 「へぇ」
 駆穂: 小さく呟いた。
 神崎: 「私の子が創り出した炎の化身、“炎帝”。ただ焼き尽くし、滅ぼす者――自らさえも」
 神崎: 「ただ、残念な事に、そろそろ時間が迫っているのよ」
 駆穂: 時間──?
 神崎: 「私達が与えた、残り僅かな時間。制限プログラムの一つ、“寿命”」
 駆穂: 「……」眉を小さく顰め。
 神崎: 「どうせもうじき死ぬんですもの。だったら、最期を華々しく彩ってあげたいのよ」胸の前で両手を合わせ。
 神崎: 「そう、言うなれば“親心”かしら」
 駆穂: 「…勝手なものだね」
 駆穂: どこか上滑りの言葉を告げる。
 神崎: 「うふふ。そうかもしれないわね」
 GM: そう言う言葉には欠片ほどの呵責も無く、日差しのように柔らかに笑って。
 神崎: 「…お気に召さないかしら?」
 駆穂: 「だが”行かない”と行けないようだね。僕が。他の者には見せられないかもしれない。”其”の最期は」
 駆穂: 嘆息。
 駆穂: 「君は僕の事を何と言った」
 神崎: 「“牙狼の王”」
 駆穂: 「気に入るもいらないも無い。名の如く道塞ぐものに突き立てるだけだよ。牙を」
 駆穂: 「元より選択などなかったのさ」
 神崎: 「貴方なら、そう言ってもらえると思ったわ」ポケットから一枚の紙片を取り出す。
 神崎: 「──生半可な炎なら通用しない。雑兵達だったら、粗悪な薪にしかなってくれそうも無いから」
 駆穂: ちらりと手荷物に視線を。それに待つものに想いを馳せ。払う。
 駆穂: 「君は其れでも良かったのじゃないのかな。“ラピスラズリ”」
 神崎: 「それも華々しくて素晴らしいけれども」駆穂の言葉には、夢見るように笑って
 駆穂: ゆらり、と動き。半歩詰める。
 GM: ざわ……周囲からの微かな気配も、同時に間を詰めてくる。
 神崎: 「彼女達をよろしくね」
 GM: 笑みはそのままに、彼女はこの場から姿を消した。
 GM: それと同時に他の気配も消え、世界は元の彩りを取り戻した。
 GM: 彼女の居なくなった場所から、ふわりと風に舞い
 駆穂: 深く息を吐く。
 GM: FH研究所への地図が描かれた一枚の紙切れが手のひらへと収まった。
 駆穂: 空いてる手で掴み取り。一瞥。
 駆穂: 掌に生まれた蒼炎で紙片を灼き。夕暮れの赤に紛れる。
 駆穂: 炎も。其の身も。

 GM: 炎も陽光も、刻々と闇に吸い込まれゆく。逢魔が時へと。



 Opening Phase-02
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良/場所:各務本社/登場:不可

  登場Dice 青良: 1d10=(6)=6+33=39

 GM: 「世の中、不景気で困ったものだね」
 GM: 言葉とは裏腹に悲観の響きなどまるで無く、キミの上司、各務貴彦が挨拶代わりに声を掛けた。
 青良: 「各務が不景気ということは、一部の方々に取ってはいい時代ではありません?」
 青良: 「──得体の知れないサンプル・データが売れるよりはね」
 青良: かったるい午前を乗り切った午後の暮れ。表情だけは笑顔のそれで、労いのお茶を差し出す。
 各務: 「富は分配しないとね……それはそうと、ちょっと面白い話が上がってきたんだ」
 GM: 差し出されたお茶に立つ茶柱を覗き込んで。
 青良: アラヤダ何かしら。お盆を下げつつ、興味を覗かせた表情で社長を見やる。
 各務: 「内容的に鳥越君に行って貰おうと思ったんだけど、彼は休みらしい。いやあ残念残念、至極残念♪」
 GM: 積み重ねられた書類を机の端に退かしながら歌うように繰り返し、徐に頬杖をつき直す。
 青良: 「津嶋君とデートでも入っているのでしょうか」(何) ※2
 各務: 「いいセンを突いてくるね」笑って。
 青良: 一方的にこっちが知っているだけの相手の名前を出しつつも。同じ顔で、笑って。
 各務: 「そういう訳なんだけど…せっかくだから、君が行ってくるかい?」
 青良: 「──もちろん、社長の紹介とあらば。悦んで」
 青良: 秘書の仮面を少しずつ剥がしていく薄い笑み。くくっと喉奥で笑って。
 青良: 「私も、退屈していた所ですから」
 各務: 「出向先は、FH「緋華」セルのリーダー、“狂乱の緋”神崎鏡花の研究所」
 各務: 「我が社の優秀な人材を含め、様々な機関の研究者達がそこに囚われているらしい」
 GM: 別の資料を一枚、爪で弾く。
 各務: 「その研究所内部へ進入して研究データの回収を行う…」
 各務: 「勿論、拉致された各務所属研究者からの情報流出を防ぐ、というのが一番の“名目”だよ」
 青良: 「───ああ。多少ならば存じ上げておりますわ」九尾さんから色々、と。
 青良: と資料を一枚、爪指だけは女らしい細いそれでめくり上げ。
 各務: 「さすが、話が早くて助かるよ…」茶を一口ふくんで。
 各務: 「回収後には、データを含めた研究所の消去も行おう。どのみちUGNからそういった要請も来るだろうし」 ※3
 青良: 「流石社長、イヤらしいですわね」(何)
 各務: 「ハハハ、それほどでも」(何)
 青良: ──相手(UGN)がどう思うかはともあれ。適切なのは我が社だろう。奴らに人材はあっても、兵器はない。
 青良: 「出来るだけ美味しい所取りを目指していきますわ」
 GM: 詰まれた資料の山の中から、オマケのようにぞんざいに挟まれていた資料をデスクの真中に。
 青良: にぃっと笑った口元に、指先をくっつけて。
 青良: その指先でつっと資料の文字をなぞる。
 各務: 「“種”がどのように花咲いたかは、現状不明。そこだけは気をつけてくれ」
 GM: 資料を持っていくといい、と目線で示して。
 GM: 大量の見合い写真の山を仕分け出す。
 各務: 「軽い世間話は以上かな。それじゃあ任せたよ。宜しく」
 青良: 「了解しました。社長」どのように咲いたかは──まあ、私自身が確かめればいいだろう。
 青良: そして、楽しめばいいだけだ。狂い咲く緋い花の、種を。
 青良: 窓から差し込む赤い夕暮れを、まるで血のそれのように身体に纏わりつかせながら。
 青良: ──くくっと笑って一礼、退室した。
 青良: もちろんごっそりお見合い写真は貰って行くぜ。(何) ※4
 GM: 持って行かれた(何)
 青良: おっと社長の仕事だったか(何)
 GM: いえ。趣味の方です(何)
 青良: 「社長はセンスがなさすぎですわ。鳥越氏に紹介するならもっとバトルジャンキーじゃないと」
 青良: 今回は私に任せておけばいいよ、鳥越氏に会ったらよりすぐりの渡しておくから!と(何)
 青良: そんな感じで出て行く所でおk!(何)
 各務: 「そちらも宜しく」ひらひらと手を振って、社長は秘書を見送った。



 Opening Phase-03
 ScenePlayer:“恋する爆弾” 三橋 咲/場所:何処かのカフェ/登場:不可

  登場Dice 咲: 1d10=(1)=1+31=32

 GM: 長閑な昼下がり。
 咲: 「ふぅ…。今日はいまいちですわね…」眉をひそめてカップを置く。
 咲: 「こういう時は、たいてい何か起こるものですけど…」
 GM: そこへ、一人の女性が静かに店内に入ってきた。
 GM: 「こんにちは」。軽い会釈と共に、空いている方の椅子を目で指し示す。
 咲: 「どうぞ。…あら…」
 都築: 「此方、よろしいかしら?」
 咲: 「お姉さま!? どうしてこちらに!?」
 咲: 言いつつ、イソイソト椅子を引く。
 GM: “プランナー”都築京香。彼女は静かな微笑を湛えながら、その椅子に軽く腰を下ろした。
 咲: 「店長、最高級の御茶を持ってきなさい! もし、中途半端な物を持って来たりしましたら…」
 GM: かしこまりました──と、店の奥で店主が恭しく頭を下げ、茶葉の選択を行う。
 都築: 「あなたと、もう一人のために、“プラン”を」
 咲: その言葉を聞いて、居住まいを正す。
 咲: 「光栄ですわ、お姉さま。もう一人など、どうでもいいですけど」
 GM: 彼女は少し身を乗り出し、顔を近くに寄せて。静かな声で言葉を紡ぎ始めた。
 GM: くすりと笑って。
 咲: もし、某“D”とかだったら、即刻爆殺するつもりで(マテ)
 都築: 「“ディアボロス”では無いわ」先読みをしたかのように断りを入れて
 都築: 「お二方の技量を評価した上に、相乗効果を期待して」
 都築: 「黒巣市と我孫子市の境にある山中にあるFH研究所。主は「緋華」セルリーダー“狂乱の緋”神崎鏡花」
 咲: 「まあ、確かに“ディアボロス”でしたら一人と数えませんわね」(ポソリ)
 都築: 「そして、研究成果“炎帝”。──これらの消去」
 咲: 「…それは、“あらゆる意味で”で、よろしいんですの?」
 都築: 「ええ。痕跡も残さないように」やんわりと、しかし断言した。
 咲: 「…クス…クスクスクス…」
 咲: 「お任せくださいませ、お姉さま…。実に、私向きですわ…ええ…」
 都築: 「そう言って頂けて何より」
 咲: 「美しく、徹底的に、痕跡すら残さず消して御覧に入れますわ、“恋する爆弾”の名に懸けて…」
 都築: 「期待していますよ」
 GM: 遅れて運ばれてきた紅茶をやんわりと断って、彼女は音もなく席を立つ。
 咲: 「“狂乱の緋”、“炎帝”…同情しますわ、貴方達には。だから…」
 咲: 「せめて、美しく散らせて差し上げますわよ」
 咲: そう呟くと、冷めきった紅茶に口をつける。

 GM: 影のように静かに去った者の代わりに、一片の花弁が店内を舞った。



 Opening Phase-04
 ScenePlayer:“妄想雑音” 牧村 幸助/場所:牧村商店/登場:不可

  登場Dice 幸助: 1d10=(10)=10+31=41
 幸助: ギャア(何)

 GM: 長閑な…別の言い方をするならば、閑古鳥の鳴く昼下がり。
 GM: 牧村幸助が経営する個人商店に、一人の訪問者があった。
 GM: 以前にも数度、仕事を持ち込んできたクライアント。“プランナー”都築京香、その人が。
 GM: 扉を開けて静かに入って来るなり、謎めいた微笑を湛えながらの開口一番。
 都築: 「こんにちは、“妄想雑音”。あなたの技量を評価した上に、“協力者”との相乗効果を期待して」
 都築: 「“プラン”をご用意致しました。……聞きますか?」
 幸助: 「ゆっくり挨拶を交わすくらいの愛想はあってもいいだろうに」
 幸助: 「…ま、聞かない理由は無いさ」ダルそうに立ち上がり。
 GM: 他に人気の無い店内の一画、カフェスペースのチェアに腰を下ろす。
 都築: 「では。まずは…残念なお知らせから、一つ」
 都築: 「ご存じでしたか? 金融業者の――ええ、貴方が利用している其方」
 都築: 「近々貸付利子を大幅に上昇させるとの事だそうで」
 幸助: 「…………」
 幸助: 「自殺だと生命保険が降りないんだったよな。クソ」どよんどどよんど。
 都築: 「そこで、此処からが本題です」さらりと反応を流して、言葉を続ける。
 都築: 「これから貴方には、“狂乱の緋”神崎鏡花が率いるFHセルの研究所へ侵入していただきます」
 幸助: 「…俺の専門は後方支援だってことは知ってるよな、都築さん」えがーお。
 都築: 「場所は、黒巣市と我孫子市の境となる山中。貴方の他、もう一人に同様のプランを提示しています」 ※5
 GM: えがーおに、頷いて。
 幸助: 「ああ、さっきの“協力者”か…。…で?」誰なんだ、と視線で問いかけ。
 都築: 「“恋する爆弾”。彼女には研究成果を消滅させるというプランを提示いたしました」
 都築: 「その彼女のバックアップにあたって頂きます」
 幸助: 「……あー」
 幸助: “そりゃ適任だ”とか“…あの子か。あの子と一緒なのか”とか“正直ヤだなあ。でも金無いしなあ”とか
 幸助: 色んな心情を一まとめにした“あー”という声が。
 都築: 「報酬は相場通り。ただし、入手したデータの売却については、ご自由に──と申し上げておきます」
 幸助: 「そいつは助かる。…ところでな、都築さん。この店は色々扱ってるが、その席は一応喫茶スペースだ」
 幸助: 「話を終えて引き上げる前に、うちの売り上げに貢献してってもらえると非常に助かるんだが?」
 幸助: 薄い笑顔で、メニュー指差し。
 都築: 「ええ」足を軽く組み替えて、メニューを手に取り。
 幸助: 「じゃ、決まったら呼んでくれ。詳しい話は注文と一緒に聞くさ」ひらひら手を振って。
 都築: 「いただくわ。必要と成りうる情報とは別として」
 GM: 小さなショルダーバッグから取り出した資料を、カフェテーブルの上に。
 GM: 曰く、研究成果とは“炎帝”と称される存在。
 GM: この後直ぐ、“恋する爆弾”と共に現地へと向かってプランを遂行して欲しいとの事。
 GM: 必要とされる外部からの情報は、この資料の中にあるとの事。
 幸助: 話を一通り聞き、ゆっくりと頷いて。
 幸助: 「了解。…正直なところ色々と不安だが、まあやってみるさ」溜息を吐きつつ、立ち上がって。
 都築: 「それでは、お願いします」
 GM: 真意の見えない微笑を湛えたまま、手の付けられていないカップをそのままに、
 GM: 彼女は札を一枚置いて店を出た。
 幸助: その姿を見送り、資料をひとまずテーブルに置いて。
 幸助: 全く口の付けられていないカップの中のコーヒーを一口飲んで――
 幸助: 「……ああ、うん。不味い」 ※6
 幸助: それでは、店の売り上げを挽回するためにも。お仕事、お仕事…。

 GM: 春先の浮いた陽気が沈み込む、少し前の刻。牧村商店の扉に「CLOSED」との札が掛けられた。



 Consultation Phase-01
 ScenePlayer:none(侵蝕率上昇無し)/場所:研究所付近

 GM: ミドルは研究所侵入となりますが、その前に、このセッション専用の基本ルールの説明を行います。
 GM: ■基本ルール
 GM: ・1シーンは、ゲーム内時間10分と見なす。
 GM: ・1エリア(シーン)内で行う調査や戦闘、データ回収などの行動は、便宜上、全て10分かかるものとする。
 GM: ・行動に伴う会話(喋りながら〜をする等)は時間消費に含まない。
 GM: ・探索時は、基本的に<知覚>を使用。 ※7
 GM: ・達成値の度合いによって提示される部屋(エリア)が異なる。
 GM:  高達成値であるほど早い段階から重要箇所を捜索できる。
 GM:  「〜7/8〜12/13〜20/21〜29/30以上」。
 GM:  累計達成値以下のエリア(シーン)へは自由に出入り可能。
 GM: ・同行者を得た場合の探索判定は、より高い方の数値を採用とする。
 GM: ・合流&情報交換後に再び別行動する場合には、次回の探索判定に+2DB。
 GM: ・先行者の行動によっては、後に来た者が取れる行動が制限される場合もある(破壊活動後の探索など)。

 GM: ■研究所到着順位について
 GM: ・正面入り口、屋上、裏搬入口の3箇所から内部に侵入可能。
 GM: ・<追跡>判定の達成値が高い者が優先的に潜入順序を決める事ができる。
 GM: ※真っ先に建物内部へ突入する組は、順序的に防衛システムの妨害に遭う可能性大。

 GM: とりあえずは此処まで。
 GM: 何か不明点がありましたら、その都度尋ねてください。

 GM: まず最初に、到着順位(スタート地点)から決めます。各自、<追跡>判定を行ってください。
 GM: FH組は牧村車で同伴到着となります。同行し続ける限りは、より達成値の高い数値を採用してください。
  Dice 幸助: 4r10=(3,1,9,2)=9+1=10
 幸助: ういさー。ウチは10です。
 青良: 小細工なしで。
  Dice 青良: 3r10=(4,3,6)=6+1=7
  Dice 駆穂: 11r10=(7,5,1,10,2,7,7,10,3,4,8)=Critical!!
  Dice 駆穂: 2r10=(6,4)=6+10=16+0=16
 駆穂: 16、かな。
  Dice 咲: 5r10=(5,4,2,3,8)=8
 咲: 8やね。
 GM: 各務7、UGN16、FH10、ですね。
 GM: 正面入り口、屋上、裏搬入口の3箇所から内部に侵入可能。
 GM: 高達成値の組から、場所と侵入順番を自由に決めてください。
 GM: ちなみに、場所による有利不利は無いです。
 咲: ん、あれ? これは、研究所からスタートか。勘違いしてた。
 GM: はい。
 駆穂: じゃあ誘いに乗って正面を選択。
 青良: ド正面wwwwww
 駆穂: 屋上かで悩んだんだよ!(何
 GM: ヘリで颯爽と屋上から潜入でもいいですよ(何)
 青良: 汎用人型決戦兵器自重
 幸助: じゃあヘリから華麗に飛び降りる見せ場は青良さんに譲るお!
 青良: じゃあ各務は屋上で。(何)
 幸助: うちらは裏から、でいいかね。
 咲: どこからでもいいですよ。
 GM: 正面:駆穂、屋上:各務、裏口:FHですね。了解。 ※8
 咲: 破壊工作員としては、内部構造よりまず外観を見たいところですが(笑)
 GM: 外観をぐるりと回って見てから裏口に到着したことにすればいいよ!
 咲: そこは、入る前に見たことにしよう(笑)

 GM: では次。ええと…先に情報ロールでもしてもらいましょうか。
 GM: 初回判定では、各自がOPで入手した単語に関して情報ロールを行えます。
 駆穂: では”炎帝”そのものをピックアップ。関連なら制限システム、寿命の項目。
 GM: ◇“炎帝”<情報:FH、UGN>
 青良: シナリオロイスの神崎鏡花に関してで。
 GM: ◇“狂乱の緋” 神崎 鏡花(かんざき・きょうか)<情報:FH、UGN>
 咲: オープニングで得た単語というと…“ディアボロス”と“我孫子市”(違)
 幸助: こっちからも資料提供したってことで、咲には俺のOPの内容も知ってもらっていいっすかね、GM
 咲: 多分、必要そうなワードは両方とも出てると思いますよ。
 GM: 咲と牧村の情報は共通で構いませんよ。合流してますんで。
 幸助: したら、まあ…こっちは研究所そのものについて、ですかね。
 GM: “ディアボロス”は、るるぶ参照。
 GM: “我孫子市”は通称A市、黒巣市に隣接するOV規模はさほどでもない市、となります。
 GM: ◇研究所内部構成<情報:FH>
 GM: ◇研究成果<情報:FH>
 GM: 内部構成と成果は、恐らく共通で事前調査したかと思われるので、全員可能です。
 GM: ただし、セルリーダー神崎 鏡花が手を加えるまでの情報となります。
 咲: どっちしても、社会1だからな…。
 青良: FHは牧村さんがいるから大丈夫じゃね?
 咲: 別行動んなった途端、路頭に迷いそうだ(笑)
 駆穂: 一応。ラピスラズリの行動についても本件について関連性をあげられるなら。
 GM: 「調査した!」「情報貰った!」と思う項目について、順番に振って行って下さい。
 GM: ラピスラズリの行動は、神崎鏡花の情報と共通ということで。
 青良: かるぼーからどうぞ。
 駆穂: では。ロールを。[UGN]炎帝
  Dice 駆穂: 11r10=(5,7,9,8,9,1,6,10,2,3,3)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(5)=5+10=15+0=15
 幸助: 回しやがったwwwwwwww
 駆穂: [UGN]◇“狂乱の緋” 神崎 鏡花(かんざき・きょうか)・ラピスラズリ
  Dice 駆穂: 11r10=(9,5,9,2,1,5,6,3,10,2,7)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(9)=9+10=19+0=19
 駆穂: 15と19。モチベーションが、だな(何
 青良: 研究所についてはいいのかいかるぼー
 GM: 先に全員振っていただきましょう。次は青良さんどうぞ。
 青良: 神崎鏡花(情報:FH)
  Dice 青良: 2r10=(10,6)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(6)=6+10=16+0=16
 GM: 社長の資料すげえ(何)
 青良: まさかのクリティカル。(何)
 青良: 研究所内部構成(情報:FH)
  Dice 青良: 2r10=(6,4)=6+0=6
 青良: 研究成果(情報:FH)
  Dice 青良: 2r10=(2,2)=2+0=2
 青良: ほい以上d…2wwwwwwwwwwwwww
 駆穂: 2(何
 GM: 成果の方は……持ってきたつもりの資料が、実は見合い写真でした(何)
 幸助: あーあ(何)
 青良: 把握(何)
 GM: では次、FH組どうぞ。
 幸助: 出てきた単語についてそれぞれ1回ずつ振っていいんすかね、この流れを見ると。
 GM: それぞれ1回ずつ振ってください。
 幸助: 炎帝
  Dice 幸助: 7r10=(1,7,8,6,6,1,5)=8+1=9
 幸助: 内部構造
  Dice 幸助: 7r10=(10,3,7,2,6,3,8)=Critical!!
  Dice 幸助: 1r10=(4)=4+10=14+1=15
 幸助: 研究成果
  Dice 幸助: 7r10=(6,3,2,3,1,2,9)=9+1=10
 幸助: 炎帝9、内部構造15、研究成果10。一応咲ちゃんも振るといいと思うよ(何)
 咲: あ。コネ持ってた…珍しい。
 咲: 炎帝
  Dice 咲: 3r10=(10,6,5)=Critical!!
  Dice 咲: 1r10=(7)=7+10=17+1=18
 咲: 構造
  Dice 咲: 3r10=(1,7,6)=7+1=8
 咲: 成果
  Dice 咲: 3r10=(1,9,10)=Critical!!
  Dice 咲: 1r10=(10)=Critical!!
  Dice 咲: 1r10=(1)=1+20=21+1=22
 GM: ちょ(何)
 幸助: 有能な子がいます!(何)
 青良: すげーな。牧村涙目(何)
 幸助: (´・ω・`)
 咲: 一番興味がありそうな内部構造が低いな。
 駆穂: まぁ。内部構造振っておいていいですかね。GM。
 GM: どうぞ。
 駆穂: [UGN]
  Dice 駆穂: 11r10=(8,4,2,4,10,7,1,10,2,8,10)=Critical!!
  Dice 駆穂: 3r10=(8,1,4)=8+10=18+0=18
 駆穂: [FH]
  Dice 駆穂: 11r10=(7,4,9,6,3,4,2,3,8,6,3)=9+0=9
 駆穂: 内部構造18の成果9ですね。
 GM: 了解。では。

  ◇“炎帝”
  ・FHチルドレン、神崎さくらを素体として作成された実験体。作成者は神崎鏡花。
  ・“ラピスラズリ”神崎瑠璃絵+αの複製体で、神崎鏡花などを含めた“深紅の三姉妹”の三女。外見は10代半ば。
  ・神崎鏡花が元々所属していたセルを抜け出す際に、彼女を伴った。
  ・サラマンダーピュア。外見以外は“ラピスラズリ”の能力を受け継がなかったとされる。
  ・付加された能力は現在不明。

  ◇“狂乱の緋” 神崎 鏡花
  ・研究所所長、FH「緋華」セルリーダー。
  ・“ラピスラズリ”神崎瑠璃絵+αの複製体で、“深紅の三姉妹”の長女。外見は30歳前後。
  ・ブラム=ストーカー/ノイマン。
  ・セルは数名の研究者とそれを監視する彼女の従者達などで構成されており、
   研究の産物(ガーディアンシステム)を戦闘要員として護衛に当たらせている。
  ・左目は無く、普段から濃い色のサングラスをかけている。
  ・元々は三姉妹同じセルに所属していたが、彼女はさくらを伴って離反して、独自にセルを作った。
  ・離反の原因としては、複製元の“ラピスラズリ”との確執があったとされる。
  ・“ラピスラズリ”自身は、彼女達を静観しているとされる。

 GM: 以上、炎帝を調査したUGN、FH組。 及び、
 GM: 鏡花を調査したUGN、各務組が得た情報は、現時点全てです。

  ◇研究所内部構成
  ・元々は民間の医療実験施設だったが、
   数年前に放棄された物を神崎鏡花が自らの研究所として改築・増設を行った。
  以下、増設される前までの地図を提示します。

  ◆研究所構成  ※()はスタート地点
   (屋上)
   2F:資料室A、研究員宿泊室
   1F:資料室A、(正面エントランス)、ミーティングルーム、施設制御室、(搬入口)
   B1:倉庫A、研究室A
   B2:倉庫A、研究室B
 GM: 各務の入手した地図ではここまで。
   B3:資料室B、S生成室A
   B4:地下制御室、ゲート、主研究室、S生成室B
   B5:E生成室、非常用発電室

 GM: 駆穂、FH組は此処までの地図?を入手。
 GM: ちなみに、資料室A、倉庫Aはフロア続きとなっています(同室扱い)。

 GM: 資料が見合い写真に変わっていた青良さんは、とりあえず除外して。
  ◇研究成果
  ・各務や神城、UGNなどに所属している研究者が持つ技術を応用したガーディアンシステムが設置されている。
  ・「外部哨戒用オーヴァードドッグ」「ガーディアンシステム“シュミラクラ”」など。
  ・OV犬は建物周辺に配備。
  ・“シュミラクラ”は建物内部に配備。
  ・OV犬は、一般研究者逃亡阻止用に開発されたものらしい。
  ・“シュミラクラ”は、研究所の特定のポイントで入力した生体コード(DNA等)を元にして
   素体を有機的に再合成した人工生命体。
  ・エグザイル/ブラックドッグで、入手した情報からいくつかの能力をコピーし、外見を擬態する。
  ・一つの形態を取れる時間は、15分程度。

 GM: 外部から入手できた情報はここまで。
 GM: ここで得たキーワードに関する詳細な情報は、内部で得る他なさそうです。
 GM: んで、調達を行いたい方は、1人1回チャレンジ可能です。
 GM: 研究所に来る前に用意したということで。
 幸助: んじゃレネゲイドチェッカーを。目標12
  Dice 幸助: 8r10=(9,9,4,6,7,6,6,10)=Critical!!
  Dice 幸助: 1r10=(7)=7+10=17+1=18
 幸助: おーけぃ、ゲット。
 青良: 特にないので防弾・防刃ジャケットでも。目標5
  Dice 青良: 2r10=(1,3)=3+1=4
 青良: ダメだったぜ!(何)
 駆穂: しゃちょーの陰謀ですね(何
 青良: ひどいよ社長!(何)
 GM: 各務の資材係が「青良さんならそんな物必要ありませんよ!」とか言ったんだろう(何) ※9
 青良: 狐wwwwwwwwブッ殺wwwwww
 GM: あーあ(何)
 幸助: レッツ気合(何)
 青良: かるぼーは?
 駆穂: んー。暗視ゴーグルかな。目標4で
  Dice 駆穂: 11r10=(8,4,4,5,10,8,9,6,1,6,8)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(5)=5+10=15+20=35
 GM: なんというかるぼーの無駄遣い(何)
 駆穂: (うやうやしく受け取り)
 駆穂: FPAとかキテるものはどうかと思うんだ(何
 GM: 装甲無視付けさせないといけなくなるからヤメテ(何)
 GM: 咲は何かありますか?
 咲: ないですね。強いて言えば、アルティメイド服(嘘)
 GM: できるものだったら……(何)
 GM: まあ、後は現地調達でもしてくれれば。応急処置セットとかあるかもしれないし。
 咲: 社会も調達も1のモルフェウスピュアは、自前で作った方が早い(苦笑)
 GM: では、いよいよ本題の捜索判定です。
 GM: <知覚>の達成値が高い程、奥深いところ&重要かもしれないところを速やかに捜索できます。
 幸助: 他のPCに影響するかもしれんので、先に質問を。潜入前に《セキュリティカット》って出来ますかね。
 GM: 送電線を切ればできるんじゃないかな。内部自家発電装置はあるかもしれないけど。
 GM: 基本的には、研究所内に入ってからならできる、と答えておきます。
 幸助: 了解っす。
 咲: 『あるかも』も何も、『非常用発電室』の存在がクッキリキッパリ出ています(笑)
 GM: バレた(何)
 青良: まあ振ろうぜ。(何)知覚+アルゴスの眼+天性のひらめき 45%
  Dice 青良: 5r10=(10,7,9,10,10)=Critical!!
  Dice 青良: 4r10=(9,6,10,5)=Critical!!
  Dice 青良: 2r10=(2,10)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(8)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(8)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(8)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(7)=7+60=67+1=68
 幸助: こいつはwwwwwwwwwwwwwwwwww
 青良: 私時々スゲーな…(何)
 GM: なんというひ○りん病……(何)
 駆穂: 企業人wwwww
 GM: せいらは かべをぶちやぶっておくへとすすんだ!
  Dice 幸助: 4r10=(8,1,7,7)=8
 幸助: しょんぼりだ!
 GM: まあ、上限は30なんだ。各務組は30ね。
 咲: いっそ、オチがつけば
  Dice 咲: 1r10=(2)=2
 咲: ち、一番つまらない出目だ。2。
 駆穂: まぁ。なんだ。普通に振っておく(何
  Dice 駆穂: 11r10=(8,6,10,2,2,7,2,9,3,3,5)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(6)=6+10=16+0=16
 駆穂: 16で止まり。
 幸助: FH組は出遅れたか(何)
 咲: 出遅れるも何も、知覚とかボロボロですよ(笑)
 GM: 各務30、UGN16、FH8。
 GM: では、達成値ごとに行けるエリアを提示します。先に提示した内部地図と合わせて見るといいですよ(何)

  ◆達成値Dランク(2〜7)
   ・資料室A、ミーティングルーム、研究員宿泊室
  ◆達成値Cランク(8〜12)
   ・倉庫A、研究室A、
  ◆達成値Bランク(13〜20)
   ・研究室B、資料室B、施設制御室(電気・空調等)
  ◆達成値Aランク(21〜29)
   ・地下制御室、S生成室A
  ◆達成値Sランク(30以上)
   ・ゲート(チェックポイント、一旦ここまで)

 GM: 以上となります。
 青良: やっべそこまで内部地図得てNEEEE!(何) ※10
 GM: いきなりゲートに着いちゃったとか(何)
 幸助: やっぱり床破壊して真下に…(何)
 駆穂: だから屋上からディグダグはやめておけと(何
 幸助: ま、速いトコ壊しがいがあるトコに行かにゃならんな。
 青良: 地図で知ってない場所にはいけないとかそういうのはないのでしょうか。
 GM: 無いです。行ってみたら其処でした、だと思ってください。

 GM: 最初の行き先を決めていただきましょうか。
 GM: スタート地点の、正面エントランス、裏搬入口、屋上から何処に進むか。
 青良: プレイヤーとしては一度合流したいので、かるぼーに合わせる。(何)
 幸助: FH組は…壊しがいがありそうなトコってーと、行ける範囲じゃあ研究室Aか資料室Aあたり?
 咲: 咲としては、研究資料を得る必要はないわけだからなぁ…。
 咲: そういう意味では、倉庫Aも個人的には気になる。
 GM: 青良さんはいきなりゲートに行くものだと思っていた(何)
 駆穂: エントランスから資料室Bに。ここなら研究室Bにも近いからせーらさんも合流しやすいかも。
 青良: 最初からクライマックスは自重した。(何)
 駆穂: もうゲート差し押さえるんだと思ってた(何
 青良: ゲート前までは行ったけどなんとか理性が社員もデータもほっぽってた事に気づかせた。(何)
 幸助: んじゃあ倉庫Aに行きますかー。
 幸助: こっちは《電波障害》がしたいってのがあるんで、最初の場所は実は何処でもよかったり。
 咲: 奥まったところは、達成値高かった方々に任せて、手近な資料室Aという選択肢もありますね。
 GM: じゃあ青良さんはもうゲートいっちゃいなよ(何)
 駆穂: ゲートで王様椅子出してきて胡坐かいて座ってるせーらさんですね。わかります。
 青良: そんなに薦められたらゲートに行きたくなるwwwwwwまあ資料室Bで。(何)
 GM: ちぇ(何)
 駆穂: 次ゲートいこうよ。もう(何
 幸助: 1〜2研究室A,3〜4資料室A、5〜6倉庫A
  Dice 幸助: 1d6=(2)=2
 幸助: 俺は研究室Aを希望します、sri!(何)
 咲: と、資料室Aと倉庫Aは地続きか…。
 咲: というところでダイスが研究室A出しやがった(笑) では、研究室Aで。
 GM: では、青良:資料室B、駆穂:資料室B、FH:研究室Aで(何)
 青良: FA(何)



 Middle Phase-01
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/場所:正面エントランス→資料室B/捜索ポイント:16/登場:不可

  登場Dice 駆穂: 1d10=(4)=4+48=52
 駆穂: 52%。

 GM: 長らく遺棄された研究所は、一見して人の気配は無いように見えた。
 GM: ──が、此処までに来る舗装された道路には、いくらかの交通の形跡もあり
 GM: 元々はガラス扉だったであろう入り口は、侵入者を拒むように
 GM: 内側と外側の両方から木材や鉄板などで塞がれていた。
 GM: 力ずくで開けるなら、装甲値20、HP5。
 駆穂: 幾分薄暗い路を擦るように歩き。見上げる。
 GM: また、周囲から此方を伺っているような気配らしきものもある。 ※11
 GM: この直前にはヘリが研究所に再接近し、何者かが一人降り立ったのを見る事ができた。
 駆穂: 嘆息し。周囲の目に見えるように刀を取り出す。
 GM: 獣とも機械ともつかない警戒音が、此方を伺う林の中から響く。
 駆穂: 《ペネトレイト/錬成の掟》 力ずく。侵食率:58
  Dice 駆穂: 14r10=(7,4,9,5,7,6,6,4,3,10,6,10,4,5)=Critical!!
  Dice 駆穂: 3r10=(6,1,7)=7+10=17+20=37
  ダメージDice 駆穂: 4d10=(2+5+8+5)=20+6=26
 GM: 障害物もろとも扉が飛んだ。
 青良: ギリふっ飛ばした(何)
 駆穂: 26点装甲無視。扉を斬り飛ばす。
 GM: 次いで、黒い獣の影が2体、周辺から猛スピードで迫ってくる。
 GM: 躾がなっているから、内部に入るなら追ってこない。
 GM: 迎撃するならしてもいい(何)
 駆穂: 悠々と歩いて内部に入る。
 GM: 犬、というには機械的なそれらは、「内部に戻った」と認識して吠えたてる事を止め、戸口に座した。
 駆穂: 歩きながら刀を元にもどし。建物の中に。
 GM: 資料室Bへ行く前に、一旦シーンを切ります。



 Middle Phase-02
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良/場所:屋上→資料室B/捜索ポイント:30/登場:指示後に駆穂のみ可

  登場Dice 青良: 1d10=(2)=2+45=47

 GM: 各務本社からのヘリで、目的のポイントへ到着。
 GM: 青良を下ろすと、ヘリは直ぐに別方向へと飛び去った。
 青良: 「……アラヤダ。研究成果の資料の筈が間違って梧桐副署長の写真と釣書を持ってきてしまいました」
 青良: 「ある意味、鳥越氏に渡してみたいものですが」
 青良: 困ったもんだにゃー。
 青良: 各務の軍事ヘリで屋上まで飛び降りて、ごしゃっとかヒールの踵でコンクリをめり込ませながら。(何)
 GM: 他の人用の釣書もあるので、終わったらじっくり見るといい(何)
 青良: 「では終わったらじっくり見るとして」(何)
 GM: 降り立った屋上から周囲を見渡せば、向こう側に内部へと続く昇降口がある。
 青良: 「侵略を開始させて頂きますわ。ウフフ。──ショウタイム」にいと笑みを浮かべて。建物にサクっと侵入すた。
 GM: 昇降口の扉には鍵が掛かっており、<精密作業>10で解錠。力ずくで開けるなら、装甲値5、HP3。
 青良: 精密作業wwwwwwwwwwwww
 GM: 多分青良さんなら力ずくを宣言だけでやってくれるとか思ったのはナイショだ。
 青良: うん。「小細工は好きませんの」ナイフ振りかぶってー。(何)
  Dice 青良: 5r10=(1,1,5,4,6)=6+4=10
  ダメージDice 青良: 2d10=(9+6)=15+0=15
 青良: こじ開けたっぽいな。(何)
 GM: 錆び付いた扉ごと施錠を粉砕して、研究所内部へと。
 青良: 「ウフフ。──脆過ぎる」粉砕した後ヒールで蹴り開けて、研究所内を一瞥。
 GM: 僅かに黴びた古びた匂い。
 GM: 所々めくれているリノリウムの床、雨水が染み込んだ黒い染みが年月を感じさせている。
 青良: 「…アラ。あまり使われいる形跡はありませんね」すんと鼻を鳴らす。嗅ぐ。
 GM: 人気を求めて階段をいくつか下りると、灯りの漏れる部屋を見つけた。
 青良: ハズレかしらと困ったような仕草。──おや。
 青良: ほてほて寄って行く。
 GM: 扉のプレートには「資料室B」と。
 青良: ホイホイと無警戒に扉を開ける。
 GM: 『資料室B』。
 GM: 粗大ゴミの山を部屋の片隅に追いやり、いくつかの書棚と一台の端末があるだけの簡素な部屋だった。
 GM: 今し方誰かが触ったのか、モニタ画面はそのまま点いている。
 青良: 「……アラ。これは何でしょうか」書棚を興味無さそうに見つつも、端末を見つけ。
 GM: セキュリティシステムの概要のようですな。
 GM: 防衛システム「障壁」。
 青良: ちらりと一瞥。そして操作。
 GM: すでに画面がオープンとなっているため、スクロールと幾つかのクリックで情報を閲覧できた。

  ◇障壁発生装置
  ・E生成室に設置されているシールド設備。
  ・《砂塵の城壁》、《優しい奇跡》に似た能力を持つ。

 青良: 「これは面倒くさいですわね」(何)
 GM: 駆穂、出ても構いませんよ。
 駆穂: 「………」薄暗い部屋の片隅。手に持った書籍のページをかさりと音を立てる。
 駆穂: そのまま本より視線を上げて入室者に向ける。
 青良: 「──アラヤダ。お邪魔しております」端末の画面を見っぱなしで、侵入者に対してナイフを投げつける。
 駆穂: 本を閉じて受け止め。刃を払い飛ばす。
 青良: ……おや。弾かれた。音で判断し、そこで漸く興味を持って相手をみた。
 青良: 「アラヤダ。シズハの所のお子さんではありませんか」(何)
 GM: ガタ………同時に、部屋の片隅で物音がした。
 青良: 言いつつ、視線をもう一つの片隅へ。
 駆穂: 「ああ」落としたナイフを体勢を低くして抜き取り。持ち主に投げ返す。
 ??: 「………………」
 駆穂: 自分はナイフで穴の空いた本をゴミ袋の上に投げ捨てる。
 青良: 二本の指でサクっと受け止めると、不思議そうな顔をした。
 青良: ──まあ、UGNが来ても別におかしくないか。
 青良: 我が社に情報が既に漏れているなら、他にだって漏れている筈だ。
 青良: カツンと靴音を鳴らして、その片隅の方に無造作に歩く。
 ??: 「…………………にゃ、にゃー……」(何)
 駆穂: 同じく視線を向ける。
 青良: 首根っこつかむね。(何)
 ??: 「イヤホントごめんなさい出来心で悪気は無かったんですお許しをーー!!!」
 GM: 首根っこを掴まれつつも土下座のポーズ。
 駆穂: 「…………………」
 GM: くたびれた白衣に、無精ひげ。
 青良: 「──ウフフ、可愛いですね、子猫ちゃん。……あなたの元の所属はどこですか?」
 駆穂: まぁ。代わりに聞いておこう。
 駆穂: イケメンですか(何
 青良: ……
 GM: 整った顔立ちだったのかもしれないが、その顔も痩せてしまっている。
 青良: なんて重要な事を。そしてGMも既に用意済みwwww
 駆穂: らしいよ!(何
 GM: 青良さんは、《写真記憶》でも振るといいですよ。無ければ精神で!(何)
 駆穂: まぁ。自分は縁遠いと思うのパスかな(かな
 青良: えい!(何)
  Dice 青良: 3r10=(6,7,4)=7+0=7
 駆穂: ジンさん何してんの(違います(何
 GM: 社長のデスクから持ってきた社員達への釣書の中に、これと似た顔があったかもしれない。
 青良: な、なんだってー
 駆穂: 人質げっとだぜー
 ??: 「え、ええと………城戸、と申します。所属は…各務でして……」
 GM: おどおどと、名と所属を明らかにする事を申し訳なさそうに、言う。
 青良: 「──なるほど。私も各務です。助けて差し上げますよ、城戸さん」ぽやん。首を掴んでいた手を離して。
 駆穂: 「………………」肩をすくめる。
 城戸: 「そ、それはありがたい!」
 駆穂: 「出来心、と言っていたね。どういう意味かな」
 GM: あと青良さんは釣書に他にも何か書いてあったような気がするけど、今はまだ思い出せないような気がした。
 青良: 了解すた。(何)
 城戸: 「ここの研究員達は、大抵どこからか連れてこられた連中なんですけども」
 城戸: 「自分たちが研究に関わっているとはいえ、何をやっているのか全体像が見えないんです」
 城戸: 「リーダーの神崎鏡花も教えようとはしないし。だから……その、知的好奇心をですね…」
 青良: 「好奇心に殺されますわよ、子猫ちゃん」にゃー。(何)
 城戸: 「(かくふる)」
 青良: まあ正体はなんであれ、各務と名乗らなかったら操と引き換えに助けてやろうと思ったのににゃー。
 城戸: 「と、とりあえず神崎鏡花はこの研究所の最奥に居るという事は分かってます」
 GM: ってちょ操とか(何)
 駆穂: 別に名乗らなくてもやるならやればいいよ。僕どっか言ってるから(何
 城戸: 「ええと研究所の情報は必要ですか!? ───ああ、そこまで知っていますか…」しょんぼりと肩を落とす。
 GM: 此処までで手に入れた情報とほぼ同じものだった。
 駆穂: 「外部哨戒用オーヴァードドッグ、とかだね。城戸」
 城戸: 「そうそうそれです」
 青良: 「?」首を傾げる。所々情報が入ってきてない俺。──まあざっとかるぼーから聞いたとして。(何)
 城戸: 「…ええと、それでですね……もし宜しかったら同行させていただけませんか?」おずおずと切り出す。
 青良: 「貴方は何が出来るんでしょう」にこー。
 城戸: 「内部構造が分かります…では駄目ですかね?」
 駆穂: 「……」簡単に問答して情報提供。
 青良: 「……神崎鏡花が奥に居るだろうゲートなら知っていますわよ?」(何)
 青良: 「とはいえ、部屋の名称だけしか分からないので、その内部に何かあるかの情報提供なら──喜んで」
 GM: ゲートに行ったならイベントを起こしたのに(何)
 駆穂: あーあ(何
 GM: 城戸は、白衣の中から対ワーディングマスクを取り出す。
 城戸: 「パチってきたんです。これなら大丈夫でしょう?」どこか得意げに。
 城戸: 「そのゲートの開け方、知っていますよ」
 青良: 何で知ってるんだ。(何)
 駆穂: 「…………」
 城戸: 「知っているだけで開けた事はありませんが……ともあれ、長居も何ですし」
 GM: 着いていく満々のようだ。
 青良: 「城戸さんが露骨に怪しい人物に見えて来ましたけれどまあ構いませんわ、イケメンですもの」ウフフ(何)
 城戸: 「や、やだなあ…気のせいですよ」(汗)
 駆穂: 「本人の面と向かっていうのはどうかと思うけれどね」やれやれ(何)
 青良: 「──ところで、久継──、ええと、確か駆穂様?」
 駆穂: 「様はいいよ。”青良さん”」
 青良: 「では気軽に呼ばせて頂きますね。かるぼー」ぽやん。(何) ※12
 青良: 「──どういう目的で見えたんです?」
 駆穂: 「炎帝の最期を見届けにきた。私用だよ。半ばね」
 青良: ざっくり各務の資料手渡し、自分が気がついた事などの情報メモも渡しつつ。
 駆穂: 「それにしても明良に似てるね。口調が」誰に言うでも無く(何)
 青良: 「そうなんですか。まあ私も最終目的はそれですので構いませんわ」
 青良: 「──これから同行するつもりはありませんが、一応我が社の研究員とイケメンさんを見つけたら逃がしておいて下さいねとお伝えしておきます」
 青良: にっこり。それには誰かに似たような笑みで返しつつ。
 GM: 城戸はびくびくしながらも、先に戸口に行き二人を待つ。
 青良: 「──私用で来たのなら、私も真っ先に愉しみたいのですが」
 青良: 「仕事で来ておりますのでデータ回収が優先ですから」残念そうに。(何)
 駆穂: 「そうか。君はデータ回収もしくは破壊が目的だね。青良」
 駆穂: 「手を借りないか。もしくは貸さないか」
 青良: 「では是非に。情報や研究データが手に入ったら是非とも我が社に提供下さいませ」
 青良: 「──代わりに、こちらは厄介な能力を外すお手伝いをさせて頂きますわ」
 青良: 同行すると、浸食率が二人して上がるからとりあえず情報共有だけしちゃって別々に回らね?(何)
 青良: その方が多くいろんなとこに行けそうだ
 駆穂: だね(何)
 GM: じゃあびくびくしながらも城戸は青良のオプションとなります(何)
 青良: ということで、私は城戸タンを連れてってかるぼーとは分かれますおー(何)
 青良: 「本当は無線で連絡を取りたいのですがなぜかジャミングが入っておりまして」(何)
 幸助: てへ(何)
 駆穂: 「そうか」
 青良: 「──では行きますわよ、城戸さん」
 青良: 城戸タンと二人きりになるためにずるずる引きずって行った。
 駆穂: 神崎 鏡花といいラピスラズリといい。眼前の各務といい。
 駆穂: ”タイミングが合いすぎる”。嘆息を一つ。
 GM: ──その時。
 GM: 駆穂の耳に、どこからか響いてくる歌声があった。
 駆穂: 方向を確認。
 GM: 『かごめ かごめ………』
 GM: 複雑な反響を伴って響く声は、年端もゆかぬ幼い子のよう。
 GM: 『かごのなかのとりは──…』
 GM: そして歌声は途絶えた。
 駆穂: ……。
 駆穂: 漠然とどちらの方向かわかりますかね。下上とか。
 GM: 強いていうならば、自分の内側。 ※13
 駆穂: 了解。
 駆穂: 軽くよろめきながら部屋を後にする。



 Middle Phase-03
 ScenePlayer:“妄想雑音” 牧村 幸助&“恋する爆弾” 三橋 咲/場所:裏搬入口→研究室A/捜索ポイント:8/登場:不可

  登場Dice 幸助: 1d10=(7)=7+41=48
 幸助: ヒッ
  登場Dice 咲: 1d10=(6)=6+32=38

 GM: 直前に頭上をヘリが飛んだり、獣の吠えたてる音がしたり、正面から大きな破壊音がした(何)
 幸助: 「…出遅れて正解だったかもしれないな」(何)
 咲: 「…なるほど」
 GM: 自分たちは研究所の背面、荷を研究所内に運び入れるポーターからの潜入を試みることにした。
 GM: 現在も使われている形跡のある大きな扉がある。電子的な鍵も掛かっているようだ。
 咲: 「正直なところ、私達だけでは、施設を爆破するくらいが関の山と思っていましたけれど…」
 咲: 「さすがお姉さま…“予定通り”に、戦力のなりそうな方が来られているようですわね」
 GM: 電子ロックを解除するなら<機械操作>か《セキュリティカット》目標値7。
 GM: 力ずくで開けるなら、装甲値20、HP5。
 幸助: 「ま、せいぜい派手に暴れてくれることを期待しておこう。俺たちは予定通りにコトを運ぶだけさ、と」
 幸助: ああうん、<機械操作>で普通に開けようとしてみます(何)
  Dice 幸助: 4r10=(9,8,9,7)=9+2=11
 幸助: (ぴぽぱー)
 咲: 「では、ここはお任せしますわ。私ですと、“少々”派手になってしまいそうですもの」
 GM: 電子音と共に、扉のロックが外れた。
 幸助: 「咲ちゃんの場合は“少々”どころじゃないと思うんだが…よ、っと」
 幸助: GM、ついでに《電波障害》って言ってもいいですか(何)
 GM: OK。侵蝕率は上げておいてください。
 咲: 「ここも、確実に抹消すべきエリアですわね…」
 咲: 「私は、『消去』の準備を進めておきますから、調べ物はお任せしますわ」
 咲: 言いつつ、爆薬仕掛けます。クライマックス以降の演出のために(マテ)
 咲: 多分、まともに判定したら、関連技能メタメタなんだZE!(マテ)
 幸助: 一応目標値があるので。ヘタこいたらスマン(何)
  Dice 幸助: 4r10=(9,5,4,4)=9+4=13
 幸助: せふせふ。無事起動。
 GM: これにより、外周警備のOV犬の映像は正常に働かなくなります。
 青良: ズームインwwwwwwwwwwww
 幸助: フフフ(何)
 GM: そして、薄暗い研究所の内部へと。
 幸助: 「了解。…さて、煩い犬っころは大人しくなったことだし」
 幸助: 「一丁、お仕事を始めますかね…と」首をコキリと鳴らしつつ、奥へ。奥へ。
 GM: 『研究室A』。
 咲: 「一つ気になりますのは、外観に対して、内部構造が一致しませんわ。考えられるのは、地下…かしら?」
 幸助: 「色々勝手に増築しているようだしな…俺としては、真っ先にライフラインから潰しに行きたいところだが、さて」
 GM: 青白い蛍光灯が薄暗闇の廊下を照らす。
 GM: ブン……微かな振動音をたてている蛍光灯に照らされているのは、数台の端末とモニタ。
 GM: 廊下から窓越しに室内が見え、複数人の研究者が何やら作業をしているようだ。
 幸助: ああ、ちゃんと人居るのね。(何)
 GM: 拉致られた研究者が居ますよ(何)
 GM: 今は見張りがいないせいか、その動きもどことなく怠慢にも感じられる。
 幸助: 善良な一般市民乙(何) …ああうん、37564なワケにゃ行かんしなあ。
 咲: 「破壊音がしていましたのに、この反応…。よほど、防音が行き届いているのかしら?」
 幸助: 「もしくは出ることを諦めているか、だな。…ああ、ちょいと邪魔するよ」
 幸助: んじゃまあ無造作に扉開けて室内へ。(何)
 咲: ええ!? 37564一直線のつもりでしたよ、FH的に(マテ)
 研究者: 「な、なんだキミは!?」
 GM: 流石に突然の事で、研究者達は手を止め、一斉に其方を向く。
 幸助: 「何だキミはと問われれば。…咲ちゃん、名乗りは君に任せた」肩ぽむ。
 研究者: 「………見た事の無い人のようだが…まさかとは思うが、助けに来てくれたのか?」
 幸助: 自分はPCをいじりだす。何か役に立つコトねえかなーと。
 GM: 探るような目で見てくる。
 咲: 「ありえませんわね」
 研究者: 「違うのか…? じゃあ、キミ達は一体何者だ? 何をしにきた?」
 咲: 「生きるも死ぬも御自由に。ただ、今内部は混乱している様子はありますわね」
 GM: 別の研究者が、勝手にPCを弄りだした牧村を制しようとする。
 幸助: 「…まあ、正直なところ。アンタたちがどうしようが、俺たちにとってはどうでもいい。ただ、そうだな…」
 咲: 「逃げたければ、御自由にすればよろしいですわ。混乱が増大すれば、お互いにメリットはあると思いますけど?」
 GM: 研究者達は暫し、顔を見合わせて。
 咲: 「そうでないなら、何かしら対価があって然るべきではありませんこと?」
 研究者: 「…研究所の外にいるオーヴァードドッグはどうした?」
 幸助: 「早い所逃げ出さないと、建物ごと木っ端微塵だぞ。そうなりたいなら止めやしないが」
 幸助: と、自分を制しようとした研究者の眉間に、指をトンとつき付けつつ。
 研究者: 「ひ、ヒィ」息を竦める。
 研究者: 「に、逃げたいのは山々なんだが……我々のような一般人では無理なのだ!」
 研究者: 「研究所の情報なら、ここにある分を渡す! それを対価としてくれ!」悲鳴のような声をあげて懇願してくる。
 咲: 「だ、そうですけど?」
 GM: 具体的には、外部哨戒用オーヴァードドッグ、神崎鏡花、“シュミラクラ”に関する情報らしい。
 幸助: 「幻の肉でも追いかけてるんじゃないか?ま、さっきも言ったが…アンタたちのコトは、別段どうでもいい」
 幸助: と言いつつ。情報くれたんでちょっと働きたい。
 幸助: 《セキュリティカット》で、パンピーな研究員の脱出経路って確保できませんかね。
 幸助: 外に出た後はどーなるか知らんが。(何)
 咲: 演出でいいなら、装甲車両でも作ってあげましょうか(笑)
 GM: まだ研究所を壊さないで(何)
 GM: では、達成値次第である程度の手助けはできたということにして構いません。
 幸助: ぬ、では。<精密作業0>《MAXボルテージ/セキュリティカット》 ※14
  Dice 幸助: 4r10=(8,1,9,3)=Critical!!
  Dice 幸助: 2r10=(9,10)=Critical!!
  Dice 幸助: 2r10=(7,7)=7+20=27
 幸助: 27と出た。
 GM: 素晴らしい。端末からセキュリティにアクセスして、一時的にOV犬をストップさせる事に成功。
 幸助: 「…正面玄関までのロックは解除。警備もまあ、こっそり動けば騙せるだろう。…長くは持たないぜ?」
 研究員: 「あ、ありがたい! そうさ、先程の情報だったな……(かくしか)」で、情報をオープンします。
 幸助: げっつ。

  ◇外部哨戒用オーヴァードドッグ<情報:FH、UGN>
  ・一般研究員の逃亡阻止用に作られたOV犬。エンハイ/ブラックドッグ。
  ・戦闘能力の他、外部の映像や音声をモニタリングして研究所に知らせる能力を持つ。

  ◇“狂乱の緋” 神崎 鏡花<情報:FH、UGN>
  ・OPの情報と共通。他に、
  ・研究所の奥で“本体”は作業している。従者は他の研究室で研究者を管理している。
  ・寿命を延ばすためにクローン研究を行っている、という噂がある
 幸助: むーちをふりふりちーぱっぱー。

  ◇ガーディアンシステム“シュミラクラ”<情報:FH、UGN>
  ・研究所の特定のポイントで入力した生体コード(DNA等)を元にして素体を有機的に再合成した人工生命体。
  ・エグザイル/ブラックドッグで、入手した情報からいくつかの能力をコピーし、外見を擬態する。
  ・一つの形態を取れる時間は、15分程度。

 GM: 他、専らの担当者である研究員が色々語ってくれる(何)
 研究員: 「DNAなど特定個人を識別するインプット端末から送られたデータを元に、専用の素体を再構成する」
 研究員: 「インプット端末の形態は様々で、素体ってのは、基本的にはエグザイル+α」
 研究員: 「見た目は同じモノが出来上がるが、能力や記憶はインプット&アウトプット端末の性能次第だろう」

 GM: 情報は以上。研究者達はわらわらと部屋を出て行きます。何かありましたら。
 咲: 「そうですわね、一つだけ…。ここで見たものは、すべてお忘れなさい。研究内容も、すべて」
 咲: 「無事に帰る“コツ”ですわよ」クスリと笑いながら
 幸助: 「生きて帰れたら、だけどな。…グッドラック」気が無さそうに手を振って。



 Master Scene
 ScenePlayer:−−/場所:−−/登場:不可 

  「侵入者か。よくもまあ、大胆に入ってきてくれたもんだねぇ」
  研究所の主は手を止め、今はノイズしか映さないモニターから視線を外し、呆れ顔で呟いた。
  「そろそろ来る頃だとは思っていたが。さーて、どうしてくれようか」
  ライターを擦り、火を付けた煙草を咥え、白い煙と共に嘲笑を吐き出す。
  「無礼者の顔でも拝みに行くとしようかね」



 Consultation Phase-02
 ScenePlayer:none(侵蝕率上昇無し)

 GM: とりあえず、<知覚>による捜索判定と行き先提示のみお願いします。青良さん以外。
 GM: 駆穂16、青良30、FH8。これに累積されることになります。
 GM: っと、駆穂は青良と情報共有したならば、次判定に+2Dで。
 幸助: いえっさー。まずは知覚。
  Dice 幸助: 4r10=(3,5,1,4)=5
 幸助: (´・ω・`)
 駆穂: んー。素で。
  Dice 駆穂: 11r10=(7,1,3,10,6,2,2,5,9,2,3)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(4)=4+10=14+0=14
 駆穂: 加算して丁度30かな。
 GM: 駆穂はジャスト30になりましたね。
  Dice 咲: 1r10=(1)=Fumble!?
 幸助: おまwwwwwwwwwww
 GM: 潔い(何)
 咲: OKOK。
 GM: 駆穂30、青良30、FH13。
 幸助: まあいいや、空調と電気止めに行けるし。非常用電源に切り替わるだろうけど(何)
 GM: FH組は達成値Bランク(13〜20)まで行けるようになりましたよ(何)
 青良: おめっと(何)
 GM: では各自次の行き場所を決めて本日は終了としましょう。
 幸助: 制御室行きませんか。破壊工作員らしく。>咲
 咲: まあ、制御室は行くべきでしょう。いきなり破壊すると、いろいろ困ると思いますが(笑)
 青良: 生成室は何らかの能力を付与して回る部屋だということを理解したので後回し。
 青良: …えー、こっちは研究室Bかな。S生成室はなんなのかわかんないけど。(何)
 GM: Sを作っている部屋じゃないかな(何)
 駆穂: E生成室、ってリストになかったけれど。行けたら。無理ならS生成室Aかな。潰しておこう(何
 GM: E生成室は、ゲートを抜けないと行けない構造のようです。
 咲: 我らが空調乗っ取って、施設全域に《落ちる絶望》をばら撒こう(マテ)
 GM: 酷い人がいる(何)
 咲: 本当にやったら、PC側の被害が拡大するだけでしょうが。
 青良: マッキーも持ってないでしょwwwww
 幸助: 経験点を2点握っておくお…(何)
 GM: て、ソラリスがミドルから120%超えるとか頑張りすぎるなwwww
 咲: 空調乗っ取ったら、ガスをばら撒くのは基本です(マテ)
 青良: ノーモアサリン事件。(何)
 GM: そして行き先は全了解。
 青良: 城戸たんはなんだろ。微妙にシュミラクラくさいかなーと最初は思ったんだけど、今はさっぱりわかんね。(何)
 GM: もう少し思い出す数値が高くなれば分かったかもしれないですよ(何)
 青良: 写真記憶を取ればよかったはんせー。(何)
 GM: 一緒に行動しているうちに分かるかもですよ。青良さんへの釣書の一人だったとか(マテ)



 Middle Phase-04
 ScenePlayer:“妄想雑音” 牧村 幸助&“恋する爆弾” 三橋 咲
 /場所:裏口→研究室A→施設制御室/捜索ポイント:13/登場:可能(13以上)

  登場Dice 幸助: 1d10=(9)=9+57=66
 幸助: わーい(何)
  登場Dice 咲: 1d10=(2)=2+38=40

 GM: 発電設備、ボイラー設備などが併設されている区画に足を踏み入れる。
 GM: ここを破壊or調整操作すれば旧施設部分の機能が停止するだろう…見渡して、そう思えた。
 幸助: 「下に潜ってりゃ痛くも痒くも無いだろうけど、な。やらないよりマシだろうさ」
 幸助: ちまちまと回線ショートさせたりして少しずつ破壊工作(何)
 GM: 備品が置かれている棚には、古びた旧施設部分の見取り図がある。
 GM: 参照すれば、地上と地下の一部分を破壊するのに効果的な爆弾設置箇所も分かりそうだ。
 咲: 「壊すのではなく、掌握するのが肝要ですわ。ただ壊すだけでは、自分達の脱出ルートまで潰しかねませんもの」
 幸助: 「その辺はご心配なく。労力は最小限に、効果は最大限に、ってな」
 幸助: 「…上手くいくかどうかは時の運だが」地図を放ってよこす。
 咲: 「とりあえず、余計な邪魔が入らない方向で進めましょう。最終的には、すべて吹き飛ばしますもの」
 幸助: 「同感だ。それじゃ、とっとと準備を済ませちまおう」パンパン、と手を叩いて。
 幸助: とはいえこれ以上エフェクト使うと侵蝕がな(何)
 咲: 「それでは、帰り道一本残して、外は潰してしまいましょうか」
 GM: では、此処でイベントを起こします。<知覚>で判定どぞ。
 幸助: 俺たちに何を求めてやがる…!(何)
  Dice 幸助: 4r10=(7,8,9,2)=9
 咲: 求めるは、奇跡!(笑)
  Dice 咲: 1r10=(10)=Critical!!
  Dice 咲: 1r10=(9)=9+10=19
 青良: 奇跡乙。(何)
 幸助: すげーな…(何)
 GM: この出目が探索で…(何)
 GM: では、咲は、戸口から誰かが覗いているような気配を感じた。 ※15
 咲: では、そちらから見えないように、ジェスチャーで牧村に伝えましょう。
 幸助: ほいほい。
 GM: 目を瞑った小さな子供が、戸口からひょっこりと顔を出して、中を伺っている。
 GM: その顔は、7,8歳くらいの“こいのぼり”に似ている…
 咲: 『『永遠に』以外で、眠らせる手段はおもちかしら?』ジェスチャー。通じるかどうかは知らない(マテ)
 少女: 「………………」
 幸助: 「……あー、その、何だ」
 GM: 暫く中の様子をうかがっていたようだが、やがて少女は「よいせ」と部屋の扉を閉めた(何)
 咲: 『内部の者か、“シュミラクラ”か、捕まえてみるのも手だと思うのですけど』
 幸助: 「あまり気にしちゃいけない類の存在だと思うんだが、ちょっと追いかけて捕まえてきてくれないか」
 幸助: もうジェスチャーとか疲れた(何)
 GM: ガシャン。
 幸助: 「逃がしても捕まえても、面倒なことに変わりはなさそうだけどな…って、ガシャン?」(何)
 青良: 鍵締めたのかwwwwww
 GM: いや。鍵はかけられてない。扉が閉められただけ。
 駆穂: 締められてる(何
 咲: 「そういう労働は、協力者の領分でしょう? 私、戦闘向けではありませんの」
 咲: 「…気付いたことに気付いたのかしら? ともかく…」
 幸助: 「不確定名:こいのぼり」を捕まえようと思ったら捕まえられますかねGM(何)
 GM: 急いで扉を開けて後を追うならば、既に廊下に人影は無いです。
 青良: とりあえず出るぜ。(何)
  登場Dice 青良: 1d10=(5)=5+47=52
 GM: その代わり、来る時には無かったはずの水溜まりが廊下にある事に気づきます。
 咲: 「気にせず先に進むか、追うか…すでに潜入はばれてるでしょうから、大差はないと思いますけど」
 青良: 「──アラ。今確かに誰かこのあたりに居たと思うんですけれども」
 青良: ばちゃんと水たまりを踏んで、ガチャとか扉開けて入ってくる。
 幸助: 「…面倒くさいことに変わりは無い、な。今更言っても仕方ないが…お?」
 幸助: 「…これはまた、意外なところで」チャオ、とか言いつつ手ェ挙げ。(何)
 青良: 「……アラヤダ。牧村様、いつの間にロリ趣味にお目ざめになられたんです?」(何) ※16
 青良: 14歳を引率している男を見て。(何)
 幸助: 「一生眠らせとけ、そんな嗜好」(何)
 青良: 「ウフフ、冗談ですわ。──まあ、何の目的で来ていると……聞くまでもございませんわね」
 幸助: 「ま、仕事だよ。こっちの子はウチの身内だよ」 ※17
 青良: ほっふーん。微笑み返し。地味に壊されてる制御室を見て。
 幸助: 「出来りゃあ2人とも見なかったことにしてくれると有難いんだが…」
 幸助: 「とりあえず咲ちゃん、このおねーさんは設定の割に怖くないから安心するといい」(何)
 GM: メタ発言キタ(何)
 咲: では、途中成長で《サイコメトリー》を1→3へ。そして、水を調べてみる。
 GM: どうぞ。
 青良: 「私も“仕事”ですのよ。──そうそう」
 青良: 「ここの研究データや情報をそっちが入手したら、牧村様、いくらで売って下さいます?」ウフフ。
 青良: 怖くないですよー、とサイコメトってる子に。(何)
 咲: なんか、腹探り合ってる二人ガン無視して調査してるロリがここにいます(マテ)
 咲: 《練成の掟》《サイコメトリー》
  Dice 咲: 2r10=(9,1)=Critical!!
  Dice 咲: 1r10=(1)=1+10=11
 幸助: なんという落差(何)
 幸助: 「小遣い稼ぎを手伝ってくれるなら、そっちの言い値で構わんさ。砂原さんのトコはお得意様だし、な」
 幸助: 電波を受信しつつあるゴスロリっ娘から微妙に距離取りつつ(何)
 GM: では断片的にですが、ビジョンが水を伝って流れてきます。
 GM: 培養液の中で幾つもの視線に晒されている映像と、
 GM: それよりも古く朧気に、女性と共に遊んでいる記憶が流れ込みます。
 GM: “かごめ かごめ──” 幼い歌声が聞こえ、液体からのビジョンは途絶えました。
 GM: (サイコメトリー映像は以上)
 咲: 「フム…。記憶が後にあるというのであれば、後天的強化の実験体かしら…」
 咲: 両者の顔から、特定の人物を思い当たれますか?
 GM: 多分、どちらも“ラピスラズリ”の複製体でしょうかね。面影が似ています。
 青良: 「倍にとは言いませんが、相場に少し色を付けるくらいは致しますよ」
 青良: 「──ウフフ、そうそう。お礼にと言ってはなんですが、こちらの情報を教えて差し上げます」
 青良: 「これが色ということで如何かしら」具体的には情報共有で次の判定に2D。(何)
 GM: 正しい効用だな…(何)
 青良: 感覚低すぎるおFH。(何)
 幸助: っかしいなあ、これでも+2したんだけどなあ(何)
 幸助: 「そいつぁ有難い。…正直、少しナメすぎてた感があるんだ」是非もなし(何)
 咲: 「さて、そちらのお話はよろしいですの?」と、今得た情報を渡しておきます。
 青良: ほむん。かるぼーに貸した資料とメモ帳、そっちにも投げ渡す。
 幸助: 「ああ、丁度纏まったところだ。…情報面での協力だけで済めばいいんだが」
 幸助: そうもいかんよなあこの流れだと、とかぼやく(何) 得た資料は有難くキャッチ。 ※18
 青良: 「──ええ、終わりました。ではね。私はこれで失礼させて頂きます」にこー。
 城戸: 「どうも」へこ、と二人に頭を下げて青良の後について行く白衣の男。
 GM: さっきから居たけど空気(何)
 青良: 「ああそうそう、炎帝をどうにかしたいなら、UGNのかるぼーより先にたどりつくことですわ」
 青良: 「先にヤられたら欠片もきっと残りませんわよ」(何)
 幸助: 「……うわあ、今すぐ帰りてえ」(何) 心底イヤそーな顔しつつ、エアー城戸は華麗にスルー!(何)
 青良: アデュー。一礼して城戸と腕を強引に組み出て行く。
 咲: 「“牙狼の王”…。接触できるなら、しておいた方がいいかしら?」
 咲: 「せめて、欠片だけでも残してもらえないと、DNA鑑定すらできませんものね…」物騒なこと呟きつつ。



 Middle Phase-05
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/場所:正面→資料室B→S生成室A/捜索ポイント:30/登場:可能(21以上) ※19

  登場Dice 駆穂: 1d10=(5)=5+58=63

 GM: ヴン──と低く唸る機械音。
 GM: 室内にはいくつもの大型端末と水槽のような装置が数基あり、
 GM: その中には目鼻立ちも性別もハッキリしない人形のようなものが浮かんでいた。
 GM: 人間の気配は無い。
 GM: 天井付近にはモニタリング用のカメラが設置されているが、これは動いてはいないようだ。
 駆穂: たん。靴音を立てて。室内に。
 駆穂: カメラは……青良の言っていた”誰か”がやったのだろう。
 GM: 鼓動のように静かに、規則正しく点灯を繰り返す装置。
 駆穂: めぼしい水槽の前に。表示か資料があれば閲覧する。
 駆穂: 先ほどの資料室から持ってきた本を何とも無しに開けつつ。
 GM: “シュミラクラ生成装置”。それぞれの水槽にアルファベットと識別コードが記載されている。
 GM: しばらくすると、端末が突然稼働する。
 GM: 明滅と共に向こうの水槽が1つ開いて、培養液と共に人形が出てくる。
 駆穂: パラリ。頁を開く。
 GM: なり損ないの人間のようなそれは、液体を滴らせながら体を構成する間もなく此方へと迫ってきた。
 GM: というわけで、戦闘となります。此方のIVは9。
 駆穂: IV30と宣言。
 GM: 駆穂が先制可能。距離は1マイナー。セットアップ、此方は無しで。
 駆穂: こちらもなし。
 GM: では、駆穂から行動どうぞ。
 駆穂: マイナーにて移動。メジャーで《ペネトレイト/錬成の掟》+トツカ使用(《折り畳み》侵食率2) 侵食率:71 ※20
  Dice 駆穂: 12r10=(1,10,5,8,6,5,5,7,7,5,3,6)=Critical!!
  Dice 駆穂: 2r10=(2,9)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(2)=2+20=22+20=42
 駆穂: 42。ペナルティ無。
  Dice GM: 7r10=(2,10,3,1,8,3,3)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(7)=7+10=17+0=17
 GM: 頑張ったが命中。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 駆穂: 5d10=(6+3+4+1+4)=18+25=43
 駆穂: 43点装甲無視。指先より蒼焔を撃ち出し焼き尽くす。 ※21
 GM: 振りかぶる動き──も一瞬。炎に焼かれて消滅した。
 GM: 戦闘終了。

 GM: 『──かごめ かごめ かごのなかのとりは』
 GM: 年の頃5〜6歳くらいの少女が、奥にある別の装置に腰掛けている。
 少女: 『いつ いつ でやる……』
 駆穂: 「夜明けの晩に」
 少女: 『…そのときに、わたしはおそとにでられるのかな?』
 GM: 声を感じとって、目を閉じたままの少女が顔を向けて言う。
 GM: その顔立ちは、“こいのぼり”よりも更に幼くあどけない。
 駆穂: 「この歌は──」いや。いいんだ。この歌は──。
 駆穂: 「出たいのかい」見上げて。
 GM: 彼女はぷらぷらと足を揺らしながら、頷く。
 少女: 『うん。おねえさんたちといっしょに』
 駆穂: 「じゃあ出ればいい」事も無げに。
 少女: 『うーん………』目を閉じたまま困ったように床を見つめる。
 少女: 『だめっていわれてるから…』
 駆穂: 「鶴と亀と滑った」
 駆穂: 「後ろの正面だあれ」
 駆穂: 「歌を歌いきらないまでに。自分の意思は伝えた方がいい」
 駆穂: 「さて。誰にかな」
 少女: 『……うーん………あなた! あなたのおなまえは? わたしは、さくら」
 少女: 『あなたも、わたしとおんなじ?』
 駆穂: 「駆穂。久継駆穂。似ているが同じではない」
 GM: 誰かと話せた事が嬉しかったのか、彼女はにっこりと笑い
 少女: 『かるほ』
 GM: 名を呟いて。笑顔のまま、トロトロと崩れ落ちた。
 GM: 何者でもない液体が床に水溜まりを作った。
 駆穂: 膝をつき。《サイコメトリー》を。侵食率:75 ※22
  Dice 駆穂: 12r10=(1,6,10,10,3,10,5,4,9,1,6,1)=Critical!!
  Dice 駆穂: 3r10=(8,4,5)=8+10=18
 GM: では、先程のシーンのビジュアルの他に、
 GM: “さくら”に「かごめかごめ」を歌って聞かせる神崎鏡花と思しきサングラスの女性の姿が。
 GM: ただし、最後までそれを歌う事はなく、その声音は柔らかなものだった──と感じ取る事ができた。
 駆穂: 嘆息。一息ついて部屋を後にする。



 Middle Phase-06
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良/場所:資料室B→研究室B/捜索ポイント:30/登場:可能(13以上)

  登場Dice 青良: 1d10=(3)=3+52=55

 城戸: 「此処は“シュミラクラ”の安定化を研究している部屋です」小声で呟いて、角を曲がる。
 GM: 廊下から窓越しに室内の様子がうかがえる。
 GM: 中では複数人の研究者が作業中で、
 青良: ほーん。あんま興味無さそうにしつつも、ひょいと様子を窓の外から伺う。
 GM: 腕組みをして煙草をふかしつつ壁にもたれかかり、室内を見渡している濃いサングラスの白衣の女性が居た。
 青良: これは噂の従者かい。(何) ※23
 GM: 従者でしょうね。
 鏡花: 「相変わらずバグは直らないのか。困ったもんだねぇ」
 GM: 扉越しに聞こえてくるその声は、やや涸れて、
 GM: “ラピスラズリ”に似た横顔は不健康にやつれているように見受けられた。
 城戸: 「……どうします、スルーしますか?」ひそひそひそ。 ※24
 青良: スルーするかという問い掛けに、ナチュラルに首を傾げる(何)
 城戸: 「え、それって……」
 青良: 「──折角だから私だけご挨拶して来ます。ウフフ」
 鏡花: 「――まったく。どうしたらいいものかね…なあ、闖入者さん?」
 GM: 言い様、扉を突き抜けて銃弾が飛んでくる。城戸は慌てて壁向こうに身を隠した。
 青良: 「各務にデータを預けて下さるのなら、前向きに改良の検討をしても宜しいですわよ。クス。初めまして」
 青良: ギンとナイフを一閃。弾丸を切り払い、窓を割って中に。一礼。
 鏡花: 「此処の扉と壁が薄くてすまないねぇ。ようこそ、あたしがセルリーダーの神崎鏡花」
 青良: 「の、従者さんですね。──いえいえ。こちらこそ、随分騒がしくしてしまいましたわ」
 青良: ウフフ。営業スマイルで返し。
 鏡花: 「“前向き”ってのは、随分とやる気の無い社交辞令だね」
 GM: 営業スマイルににやりと笑って、銃口を向ける。
 GM: 研究者達も神崎鏡花に指示され、デスクの下に隠してあったらしい銃器を手にしだした。
 青良: ワーディングを張る。
 GM: 研究者は武器を手にしたまま、バタバタとその場に昏倒した(何)
 鏡花: 「おおっと、流石に冷静だねぇ」
 GM: では戦闘です。こちらのIVは11でセットアップ無し。
 青良: 「────アラヤダ、“私好み”の歓迎のされ方ですわね」
 青良: 「ですけれど、少々骨がないのは残念です」くっくっく。IVは9。セットアップなし。
 GM: では此方から。
 GM: 射撃0+《かりそめの狩人/忌まわしき砲弾/オウガバトル》+《始祖の血統》
  Dice GM: 16r10=(3,9,2,2,5,5,9,7,8,7,9,2,7,4,10,1)=Critical!!
  Dice GM: 8r10=(4,8,2,3,1,10,5,7)=Critical!!
  Dice GM: 3r10=(3,9,6)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(6)=6+30=36+0=36
 青良: 龍鱗。浸食率57%。
  ダメージDice GM: 4d10=(2+1+7+2)=12+3=15
 GM: 装甲値有効の15点。
 青良: そりゃはじくさ(何)
 GM: 鏡花は小さく舌打ちする。其方の攻撃どうぞ。
 青良: 「アラ、貴方も骨がありませんのね」ナイフふりかぶってー。
 鏡花: 「あんたは外側に骨があるみたいだねぇ」迎撃態勢に。
 青良: マイナーで距離をつめておいて、白兵+獣の力+コンバットシステム+オウガバトル 浸食率64%
  Dice 青良: 10r10=(10,4,6,6,1,5,6,10,8,3)=Critical!!
  Dice 青良: 3r10=(6,9,3)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(6)=6+20=26+4=30
 鏡花: 「そのくらい――ジャム!?」構えた銃からは弾丸が射出されない。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 青良: 4d10=(4+7+8+2)=21+6=27
 青良: 装甲有効でとりあえず27。
 GM: 上手いな…ギリギリで落ちた。
 青良: なん……だと……(何)
 幸助: 解体乙(何)
 青良: アッサリ首を掻っ切って、物足りなさそうに崩れおちる何かを見やる。
 GM: 焦りも一瞬で、ナイフを身に受け笑いながら崩れ落ちた。戦闘終了。
 GM: 城戸が恐る恐る部屋の中を覗いている。
 青良: ワーディング解除。ヒールの踵で、ぐしゃりと血だけが詰まった頭を踏み潰し。城戸に目線。
 青良: 「ここの研究者は捕まっている人達でしょうか?それともFHの?」はてな。
 城戸: 「この人が助けに来てくれたんだ。皆、此処を出よう!」ワーディングマスクを外しながら部屋の中へと。
 青良: なんだ躊躇なく銃向けてきたから何事かと思ったぜ。(何)
 研究者: 「………はっ。な、なんだお前は……それは本当なのか?」
 GM: 困惑するも、血溜まりと化した監査人に一同は武器を手放した。
 青良: 「ウフフ、皆様ご機嫌よう。私は各務のものです。──助けに参りました」
 城戸: 「ぶっちゃけ誰が何処所属かまで把握はしてませんが、“関連”企業の一般人が多いようで」
 青良: ウソくせーとか自分で思いつつも、表には出さずにっこり笑って。とりあえず事情や情報を聞く。
 GM: 城戸は血溜まりにおどおどとしながらも、生き残っている端末を調べて回る。
 GM: では情報を、研究者の声を交えつつお送りします。

  ◇外部哨戒用オーヴァードドッグ、神崎鏡花、“シュミラクラ”
 研究者: 「ここでは“シュミラクラ”の安定化を図っているんだ」
 研究者: 「15分しか稼働できないという制限もそうだけど、時折、勝手に“シュミラクラ”が作られるんだ」
 研究者: 「装置に直結した特殊な液体を介してDNA情報をある程度入手し、そこから複製体を速やかに作成する」
 GM:  他、研究室Aと同様の情報を入手。

  ◇ゲート
 研究者: 「ここの奥にあるゲートは少し特殊な作りになっている」
 研究者: 「先ほどの話にあった『特殊な液体』」
 研究者: 「これに体の一部を浸して認識させ、通過資格の有無を判断させるらしい」
 研究者: 「少なくともオーヴァードでなければ開けられないようで、その奥へは行ったことがない」

  ◇“炎帝”(エンプレス)<情報:FH、UGN>
  ・研究所の最深部で眠るとされている存在。
  ・“深紅の三姉妹”の末っ子「神崎さくら」とされるが、長女の神崎鏡花の手により各種能力を施された。
  ・付加された能力は、実験体、複製体、永遠の炎、超血統、申し子、半妖…等に相当。 ※25
  ・名称の通り、炎の化身。また、炎を吸収する能力があるとされる。

  ◇神崎 さくら(“炎帝”)<情報:FH> 追加分。
  ・起源種に相当する能力を持っているサラマンダーピュア。
  ・両方の目が無い、盲目。

 研究者: 「延命のため、細胞を順次定期的に“シュミラクラ”で代用構成させる事で体を保たせている」
 研究者: 「装置から外されれば、15分と保たずに崩壊するだろう」
 研究者: 「“炎帝”と“シュミラクラ”結合の影響か、時折バグが発生する」
 研究者: 「装置を稼働させていないにも関わらず、勝手に『神崎さくらのコピー』として出てくる事がある」

 GM: こんなところです。
 GM: 何か質問があれば研究者か城戸が答えてくれます(分かっている限りね!)
 青良: では特殊な液体についての情報が他にもないかと、
 青良: シュミラクラをストップさせるにはどうするのがいいのか聞いてみるお。
 青良: コピーどもが崩れ落ちた水溜りの液体じゃないんだよね。(何)
 GM: 「ええと……コレかな」端末を操作していた城戸が、特殊な液体に関するデータをディスクにコピーする。
 城戸: 「培養液と同質らしい」
 青良: かるぼーがさっき行った所wwwwwwww
 研究者: 「停止させるには……神崎鏡花の研究室の装置か、あるいは装置を片っ端から叩き潰すか…だ」
 青良: 「この地図にある『S生成室A』というのはシュミラクラのSと考えて宜しいんですの?」
 城戸: 「ああうん。その通り。地下の方が性能が良いとか、そんな噂を耳にした事がある」
 青良: ほふん。
 城戸: 「…ゲートに向かってみますかね?」
 青良: 「一度行ってみましょう。どのようなシステムか知りたいですしね」柔らかく頷いて。
 GM: あと、青良さんはもう一度記憶チェックするといいよ。精神で。
 青良: じゃあ天性使ってみますお! 浸食率68%
  Dice 青良: 4r10=(2,8,5,3)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(7)=7+10=17
 青良: 17。ノイマンの癖に精神3なんだぜ…。(何)
 GM: 釣書には社長の短観として、○とか△とか×とかの印が片隅にメモ書きされてありましたが、
 GM: 城戸の釣書には、「××」と記されてあった事を思い出しました。
 幸助: まだ登場間に合うかな、かな。
 GM: 青良さんが間に合うと言えば間に合います!(何)
 青良: 男は大歓迎です!
 幸助: …(何)
  登場Dice 幸助: 1d10=(7)=7+66=73
 青良: 「社長が××(ダメダメ)印を付けるとは珍しいですわね」(何)
 青良: 呟いて。さてコイツらどうしようかと研究者達を見た。(何)
 研究者: 「ところでガーディアンドッグは……困ったな」
 青良: 「本社に連絡入れて屋上に救助ヘリを飛ばして貰えばいい気もしますが」
 青良: 「何故か電波ジャミングされているのですよね」(何)
 幸助: 「うお、何だこの血溜り…って、ああ。砂原さんがいるのか」納得しつつ登場(何)
 青良: 「アラヤダ牧村様。イイ所に見えましたね」ウフフ。
 幸助: 「……」まわれー、みぎ(何)
 青良: 「私、逃げられる程追いかけたくなるタチですわよ」
 青良: 血塗れナイフを左手に持ちつつ、営業スマイルで問いかける。(何)
 城戸: 「………」諦めろ、と言わんばかりに頭を振って牧村を見る(何)
 青良: まあ端折って、コイツら助けてやってくれね?と。
 幸助: 「こんなシチュエーションじゃなきゃあ嬉しくて小躍りするけどなその言葉!」(何)
 幸助: まあ事情は了解したので
 幸助: 「貴重な金蔓…もといクライアントだ。こっちの事情もあるんで、時間は限られるが…よいしょ、と」
 幸助: 端末操作して《電波障害》解除するよ!犬の警備は外周だったはずだから、屋内なら問題ない…よな。
 青良: 研究者たちに一応聞くぜ、前FHが救助してやった奴と今ここにいる奴の他に捕まった研究者とか居そう?
 GM: うん。端末もあるし問題なく解除できます。
 研究者: 「A室に居たのが救助されたなら、恐らく他には居ないだろう」
 青良: おk。じゃあ本社に連絡して、屋上に送った研究者達をヘリか何かで回収しろと言っておく。
 GM: 了解。
 青良: お礼に今調達した情報はFHに流しておいてやるお。(何)
 幸助: わーい(何)
 幸助: 「…ああ、砂原さんは屋上から来たのか。…あいつら無事かな。間違えて正面玄関に誘導しちまったけど」
 幸助: A室の人も逃がしたから探してやってくれ、と伝えておくお!(何)
 青良: 「城戸さんはどうします?」ウフフ。
 GM: 城戸は少し考えて。
 城戸: 「…いかんなあ。研究者のサガかな、怖い物見たさってワケじゃないけど、奥を見てみたい」
 城戸: 「これもあるし、危ないと思ったら避難するよ。シュミラクラと従者にさえ見つからなければ大丈夫だろうし」
 GM: ワーディングマスクを手でくるくると回す。
 青良: 「そういって下さると、思っておりました」くっくっく。分かり切っていた答えだ。態々聞いた自分も大概悪趣味で。
 青良: 「まあA室の連中は適当に誘導しておきますわ。──私達は一足先にゲートまで参りましょう」
 幸助: 「…アンタら、色んな意味で最悪だ」苦笑いを浮かべつつ。
 幸助: 役目はお終い、とばかりに。そのまますーっと部屋を出ていく。
 青良: 「では牧村様、協力に感謝致します。──こちらの誠意は後ほど現金で」にこー。
 青良: 見送りつつ、踵を鳴らして部屋を出た。



 Master Scene-02
 ScenePlayer:−−/場所:−−/登場:不可 

  「…チッ。甘く見過ぎていたようだね」
  離れた場所を監視させていた分身…従者が爆ぜた。
  彼女は悪態と共に、床に血を吐き出し
  違和感に腕を組んだ。
  「……しかし、本命の顔が見えないねえ…」
  「どうせ“ラピスラズリ”は高見の見物だろうが…“アイツ”は死んだか?」
  「――まあ、いいさ。もっと格の高い客人が来てくれたみたいだからねぇ」



 Consultation Phase-03
 ScenePlayer:none(侵蝕率上昇無し)

 GM: 時間的には、ゲート通過者が出た時点でトリガーに入ってもいいかなと思いつつも、
 GM: FH組も捜索判定を一応やっておきましょうか(何)
 幸助: あーい(何)+2と侵蝕率ボーナスがついたよ!
  Dice 幸助: 7r10=(9,9,5,4,10,2,6)=Critical!!
  Dice 幸助: 1r10=(5)=5+10=15
  Dice 咲: 3r10=(7,1,2)=7
 GM: 13+15で28…実に惜しかった(何)
 咲: とうとう30に届かなかったな…。
 幸助: うあーん。(何)
 咲: 仕方ないから…帰ろう!(マテ)
 GM: 気になりつつも回りきれなかった箇所があることを後悔しつつ、奥へ進んでください(何)
 GM: ともあれ、行き先提示をお願いします。
 青良: サポートデバイスをリミットブレイクしないのかと思ってたんだが、あれメジャーなのな(何)
 幸助: 一瞬「クリティカル下げてどうすんだろう。ハヌマーンじゃないしさ」とか思った俺は普通人(何)
 咲: タイミングが不適なので、《サポートデバイス》と《リミットブレイク》は組み合わないのです。
 青良: うん、そこに気付いて情報渡した。(何)
 GM: けれど、何気にFHは情報をほぼ手に入れている。これだけでも成果として持って帰れるかと。
 幸助: んじゃまあゲートへ行こう。…で良かったっけ?(何)
 GM: ゲートを通る順番はどうなりますかね? FH組は間違いなくラストとなりますが。
 幸助: ですよねー…(何)
 咲: 地下制御室には行ってなかったよな…。
 GM: 地上制御室の地下バージョンかと思われ。
 咲: まあ、下手に手を出すと、自滅するよな…
 GM: あと、咲は遅れたついでに地上部に爆弾セットした事にしていいですよ。
 咲: 登場時にそう言うつもりでした(マテ)
 青良: じゃあ私先に行くわ。城戸の様子も見たいし。何か戦闘とかあったらかるぼー浸食率死ぬっしょ…?(何)
 駆穂: んー。本筋とは関係ない資料をガメて帰る、という名目でせーらさんの後にしますわ。
 駆穂: 本とか。普通に燃えそうだし(何
 幸助: んじゃあ咲が爆弾仕掛けてる間に色々漁ってます(何) ※26
 GM: では、ゲート通過は青良→駆穂→FH組、の順ですね?
 青良: ハーイ
 駆穂: ハーイ(何
 青良: 俺、人材たくさん持って帰れそうだし、データは後で売って貰えそうだしウハウハ。(何)
 GM: 何気に美味しい所を通りまくってるんだよな、青良…(何)
 駆穂: 元々UGNとしては無報酬なんよ。この一件(何
 青良: 各務の秘書たるものこれくらいは嗜みです(何)



 Middle Phase-07
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良/場所:ゲート/捜索ポイント:30/登場:自由

  登場Dice 青良: 1d10=(4)=4+64=68

 GM: 階段をひたすら下りた所に、少し開けた空間があった。
 GM: 他とは違い、最近作られたような新しさがあり、極めて重厚な金属扉が立ちはだかっている。
 GM: 扉の傍らには「OPEN」と記されたボタンが1つ。
 青良: ぢー。特殊な液体とやらが必要だったか。とりあえずどうすんべー、と城戸をみた。ちょぉ他人任せ。
 城戸: 「えーと、オーヴァードな砂原さんが押されるとよいのではないかと」曖昧に。
 GM: 念のため、ワーディングマスクを被りつつ。
 青良: えーとか28歳がかわいこぶりっこ言いつつ、躊躇なくボタンを押すぜ。(何)
 GM: 押すと壁面からトレイのような装置が水平にスライドして出てくる。 ※27
 GM: 深さ5cmくらいのトレイの底には手形が描かれている。
 城戸: 「そこに手を当てればいいみたいですね」覗き込む。
 青良: ふつーに右手で当てはめようとして
 青良: まあ一応可能性があるならと従者の血で濡れた左手に交代して押してみるちょ(何)
 GM: では、透明な液体が湧き出して、トレーの中を満たす。
 青良: 「まあ何もしないよりマシですわね多分」(何)
 GM: 手が液体に浸り、付着した赤が少量混ざる。
 GM: 5秒間ガマンすると液体は引き、次いで『認証完了』という電子音とともに扉のロックが解除された。
 城戸: 「開きました」
 青良: 「アラ」(何)
 青良: オーヴァードなだけでよかったのかよwwwwwww
 GM: 良かったのかもしれない(何)
 城戸: 「さあ、閉まる前に進みましょう」
 青良: ではほいほい中に入るぜ!
 GM: 周囲を警戒しつつ、開いた扉をくぐる。
 GM: 二人がくぐり抜けたところで、ゆっくりとは閉まった。 ※28
 青良: 「さしずめここは鳥籠の中──かしら。ウフフ」
 青良: ゆっくりとした足取りで、薄暗い内部に侵入していく。



 Consultation Phase-04
 ScenePlayer:Scene Player:none(侵蝕率上昇無し)

 GM: 以下のエリアへ向かう際は、必ずゲートで認証を行う必要があります。(青良→駆穂→FH組)

  ・S生成室B(部屋前通過も可能)
  ・主任研究室
  ・非常用発電室
  ・E生成室

  ※横から見た図(等倍フォントで)※

                         【B3】
                        /
      主任研究室__S生成室B_ゲート_/ 【B4】
      |    /
  E生成室|___/_非常用発電室       【B5】


 GM: こんな構成となっております。
 青良: E生成室はウゼエからツブしておきたいなあ。S生成室はかるぼー、非常用はFHに任せたい所。(何)
 幸助: 頑張って空調止めるお!(何)
 駆穂: 最後に主任研究室かな。取り合えずせーらさんは素通りして生成室いってくんね?(何
 GM: タイムラグはありますが、全員がいずれかの部屋に到達することとなります。行き先指定をどうぞ。
 GM: ちなみに、CX地点は主任研究室かE生成室です。
 青良: おおっと。
 幸助: おお。…んじゃあ大物は他の二人がヤるだろうと当たりをつけたってことで、電源確保しに行こうか。
 青良: じゃあ私S生成室Bね(何)
 咲: というか、発電室潰したら、精製室って自動で機能失いませんかね。
 GM: ……鋭いな。S生成室はそうだよ(何)
 幸助: ……あー(何)
 咲: まあ、個人的には、自分も地下にいる状態でライフライン潰すのは自殺行為だと思っていますが。
 GM: ほぼ真っ暗になりますね。ビバ暗視ゴーグル(何)
 青良: OV犬に人間発電機でもさせてるのかEは。(何)
 幸助: 局所的に動かすだけなら《人間発電機》で頑張るが。
 GM: 発電室に籠もりっきりになっちゃう(何)
 駆穂: 暗闇の予想はしてたが(何)
 青良: 暗視ゴーグル調達済みのかるぼーしか見れないじゃんwwwwwwww
 咲: 完全掌握すれば、必要なところだけ電源供給とかできませんかね。
 GM: 幸助ならできるかもしれない。
 幸助: …頑張る!(何)
 駆穂: CXは主任研究室かE生成室かどちらか一方という意味か、両方という意味ですかね(PL的確認)
 GM: どちらかに入った時点でCXとなります。部屋は繋がっています。
 青良: まあ私は一番最初に来たし、イジられる前にS生成室Bで。発電室には欲しい情報がなさそうである。
 青良: 私だって幼女に会いたいよう!(何)
 幸助: おま(何)
 咲: ならいっそ、FH組は発電室で駆穂と顔合わせませんかね? まだ、いるという話しか聞いてないですし。
 駆穂: そーですね。発電室にしますか。
 駆穂: 主任研究室に素通りしようかと思ったましたが。顔合わせはいいと思うので。発電室を選択。
 幸助: ですなー。いらっしゃい(何)
 駆穂: わーい(何
 咲: では、改めて私も発電室ということで。
 GM: では、先に発電室。次いでS生成室Bとしましょう。
 GM: せっかく発電室でイベントを起こして貰えるらしいので、敢えて(何)



 Middle Phase-08
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/場所:非常用発電室/登場:自由

  登場Dice 駆穂: 1d10=(5)=5+75=80

 GM: 扉を開けると、唸りを上げて電力を供給している大型の発電装置が置かれている。
 GM: この装置を破壊すれば、恐らくシミュラクラ等の防衛システムと共に、予備照明もダウンしそうだと思った。
 駆穂: 専門外、だな。と思いつつ。足を踏み入れる。 ※29
 GM: 幾多もの配管とケーブルを跨いで、暗がりの奥へ。
 駆穂: さて。事の前に、と得物を取り出し、装置を破壊しようとした所で他の侵入者の事を思い出す。
  登場Dice 幸助: 1d10=(4)=4+73=77
  登場Dice 咲: 1d10=(7)=7+46=53
 駆穂: 「────…」
 幸助: 「…ん、ああ。遅かったじゃないか」
 咲: 「ここを簡単に押さえられるなんて…。侵入者がいることはわかっているでしょうに」
 幸助: 部屋の隅っこでラジオペンチ持って何か細工してる(何) ※30
 咲: 「よほど余裕があるのか、状況を認識していないのか、恐ろしく無知なのか…」
 駆穂: 「……はぁ」気が抜けたような一息。
 咲: 「それとも、“どうなっても大丈夫な理由がある”のか…あなたはどう思われます? “牙狼の王”」
 駆穂: そのまま視線を隅っこの男に向ける。
 駆穂: 「結末がわかってるんだろうさ。”恋する爆弾”と。妄想雑音だったかな」
 幸助: 「俺のことなら気にしないでくれ。若い者同士、仲良く話して待っててくれりゃあ有難いね」
 幸助: ヒラヒラと手ェ振りつつ、工具箱からはんだとはんだごて取り出して以下略。(何)
 咲: 「あら? “理解”と“誤解”は違うものですわよ。自分が勝てると“誤解”してなければよろしいのですけど…」
 咲: 蔑みを含め、コロコロ嗤う
 駆穂: 「諦観、とも取れるがね」
 咲: 「なんにしましても、ここの破壊は後回しにしてもらえます?」
 咲: 「私達は、完全に機能を止められてしまいますと、行動に支障をきたしますので」
 幸助: 「悪いようにゃあしないさ」
 幸助: 「何処をどうすりゃあこっちに都合が良くなるかは…怖くて綺麗なお姉さんのおかげで、大体解っている」
 駆穂: 「だから単に待っているだけさ。僕は」
 咲: 「その代わり、後の破壊の方は承りますわ。ここだけでなく、“すべてまとめて”ですけれど」 ※31
 駆穂: 「そうする事にする」事も無げにまた懐から革表紙の本を取り出してぼんやり見始める。
 咲: 「私の方は、九割方終わっていますわ」
 咲: 「まだ行ってない所こそ、要所でしょうけど…協力者さんの方は、もうすぐ終わりそうかしら?」
 幸助: 「話が早くて助かる。そいじゃ、あまりお待たせしちゃあ悪いんで…」
 咲: 「きっと、他所で騒ぎが起こるでしょうから、それでも合図にいたしましょうか」
 咲: ここにはいない、他の侵入者の顔を思い浮かべつつ
 駆穂: 「そう想定してる」
 駆穂: 「君達の言っている『怖くて綺麗なお姉さん』が僕の想像通りなら勝手に起こしてくれるだろう」
 幸助: ライフラインの掌握って何で判定すりゃいいですかねGM
 GM: 《セキュリティカット》ですかね。
 GM: 達成値次第で、必要分の電源を確保しつつ他のシステムの電源カットも可能(ルルブ見つつ)
 幸助: いえっさ。《MAXボルテージ/セキュリティカット》 侵蝕は83へ
  Dice 幸助: 6r10=(5,5,8,7,6,6)=Critical!!
  Dice 幸助: 1r10=(6)=6+10=16
 幸助: 低いな(何)
 GM: 基準値が7〜12とあるから、それでも充分。
 GM: 非常用電灯を確保しつつ、セキュリティ&ガーディアン関連のシステム電源は落とせたと思われる。
 駆穂: 「終わったかい」パタン、と本を閉じて。
 幸助: 「ちょいと薄暗いのは勘弁してくれ。…さて、後は―」
 幸助: 「……まあ、砂原さんなら心配は要らんか」心配するのはあっさり止めた(何)
 青良: 心配しろよ。(何)
 駆穂: 「するだけ無駄さ」さらり(何)
 幸助: 信頼してんだよ(何)

 GM: 一方その頃──



 Middle Phase-09
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良/場所:S生成室B/登場:不可

  登場Dice 青良: 1d10=(8)=8+68=76

 GM: “シュミラクラ”生成室B。
 GM: 生成室Aと似た装置が6基設置されており、半分の水槽の中身は空になっている。
 GM: 城戸は室内に何も居ない事を確認した後、端末を熱心に探り始めた。
 GM: 3基のうち2基の中にある素体。
 青良: 「シュミラクラ──SF小説に興味はないのでうろ覚えですが」
 青良: 「『本物そっくりのまがいもの』だとかそのあたりでしたかしら」
 GM: それらは、見覚えのある姿を形成しつつあった。
 青良: ふんふん言いつつ、水槽の中の素体を見つめる。
 GM: 1基には、少女と見まごうような美少年の姿が構築され ※32
 青良: 「惜しいですわね」振りかぶろうとしたナイフを一瞬止めて、残念そうに(何)
 GM: もう1基には、毎朝鏡の中で見るような姿が構築されつつあった。
 青良: 俺(何)
 GM: You(何)
 GM: ごぅんごぅん。装置が激しく明滅しだす。
 青良: 「あ、でもこっちは要りませんわ」自分の姿の浴槽には容赦なく割って、構築を妨害する。(何)
 幸助: いつものせーらさんが帰ってきた!(何)
 GM: 液体の濃度が高まり、構築完了を見る直前に青良と瓜二つの“シュミラクラ”が、どしゃりと床に崩れ落ちた。
 青良: ──ハ。ぐしゃりと自分の顔を踏み伏そうとする。
 城戸: 「砂原さん!?」安否を問う声が部屋の奥から。
 青良: 「……ワタシはすでに『二人』いるのに、これ以上増えてどうするんですか」ウフフ。
 青良: がつんと踏み潰す。そのまま興味がなくなったように少年の水槽へ。
 GM: と同時に、隣の装置が開く。液体と共に駆穂の姿をとった“シュミラクラが”外界に。
 青良: ……なんだかるぼーかってええちょwwwwwwwwwww
 幸助: にげてせーらさんにげて
 青良: 怖いwwwwwwwwwwwwwww
 GM: 『───…』静かに其方を見て。腕から生やした刀を手に、間合いを詰めてきた。
 青良: 「賢者の石もない、世界からの加護もない。──牙狼の王とは程遠い」くっくっく。
 青良: 愉快そうに言って駆け出して、その秀麗な顔の真ん中に、ナイフを突き刺す。
 GM: 高品質、なれど“格の違い”は歴然と。
 青良: 「さようなら」
 GM: 別れの言葉に重なり、人形の倒れ臥す音が室内に響いた。
 青良: 私がシズハじゃなくてよかったですね、と一言言って命を断って。まあ周囲を見回す。
 GM: 別の装置が稼働を始めている。
 青良: 「城戸さん、他には何かあります?」
 GM: 液体が満たされていない装置は、じわじわと水位が上がる。
 青良: それも出来ればサクっと破壊しておく。(何)
 城戸: 「マズイ。まだ動くぞ」
 GM: 城戸がそう言った瞬間、室内の電源が全て落ちて、非常灯のみが再び点灯を始めた。
 青良: 「アラ手間要らず」
 城戸: 「……装置の電源が別の所で落とされたようですね」
 青良: 今のうちに6基全部破壊しとく。(何)
 GM: 城戸は動かなくなった端末を残念そうに見遣り、その作業を見守った。
 GM: 装置は全て破壊されました。
 青良: 他にめぼしいものが無ければ出ようか。



 Climax Phase-a
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良&“妄想雑音” 牧村 幸助&“恋する爆弾” 三橋 咲/場所:主任研究室

  登場Dice 青良: 1d10=(5)=5+76=81
  登場Dice 幸助: 1d10=(2)=2+83=85
  登場Dice 咲: 1d10=(7)=7+53=60

 鏡花: 「ようこそ、我が研究室へ」
 GM: 薄暗い主任研究室で三人を迎え入れたのは、研究所の主“狂乱の緋”神崎鏡花。
 GM: 端末にもたれかかり、ポケットを手に突っこんでいる。
 青良: 「お邪魔しております。──ずっと前から」
 咲: 「あらあら、最後に訪ねようと思っていましたのに」
 幸助: 「勝手に私物化したようなモンだろうが。…いやまあ、元々誰のモンってワケでもないんだが」
 鏡花: 「ハハッ、違いないねぇ」笑い、足下に吸いさし煙草を捨てる。
 鏡花: 「“ラピスラズリ”の指示かな?」煙草を咥えたまま。
 咲: 「いいえ。お姉さまのためですわ。他の方々の事情は、存じ上げませんけれど」
 GM: 制御端末や警備用モニターの並んだ部屋。ただし、今現在稼働できているシステムはホンの僅かで。
 GM: 部屋の向こう側には大きなガラス窓があり、その向こうにはE生成室が見える。
 青良: 「──アナタが何をしても、こうなることは分かっていたでしょうに」
 青良: 「やがてはプランに組み加えられることも。何がしたかったか、お尋ねしても構いません?」にこー。
 GM: 機器の上に無造作に置かれてある、吸い殻が山と積み上げられた灰皿を払いのけて、
 鏡花: 「命の証。生の証明さ」
 鏡花: 「見せつける相手が、あんた達になっちまったがね──まあ、そんなことよりも」
 鏡花: 「下らないお喋りなんか退屈でしょうがないだろ? 始めようか」
 GM: 片手で辛うじて生き残っている端末を操作し、もう片方の手に握る銃口を向ける。
 青良: 「……くっく。違いない。私が見たいのは、緋い花が最後まで狂い咲いて散り逝く所ですわ」
 幸助: 「同感だ。こうしてる間にも利子は増え続けてんだ…とっとと帰らなきゃな」
 咲: 「クスクスクス…それでは、私が特別に、あなたの生を証明して差し上げますわ」 ※33
 鏡花: 「尤も、使い捨ての命はお前達も同じこと」嗤いながら。
 鏡花: 「ならばこそ、この狂乱の中で鮮烈に花開かせよ。さあ、“炎帝”!」 ※34



 Climax Phase-b
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/場所:E生成室

  登場Dice 駆穂: 1d10=(2)=2+80=82

 GM: 中は広くて薄暗い室内。上方にある窓(主任研究室)からの灯りが室内を穏やかに照らしている。
 GM: 思ったよりも大きな部屋で、靴音も響く。
 GM: 静かな鳴動音と、鼓動のような電子音が室内に反響している。
 GM: 室内中央。
 GM: シュミラクラ生成室にあった物よりも、大きく頑強な水槽の中に
 GM: 小柄な白い髪の少女がたゆたい、眠っている。
 GM: “彼女”は瞳を閉じて、外部を拒絶している赤子のような姿勢を取り
 GM: ガラスの障壁に隔絶された世界の中にも関わらず、
 GM: 深い思索に落ちる賢人のような雰囲気すら漂わせていた。

 駆穂: 「──────……」
 駆穂: 「炎帝」
 少女: 『……………』
 GM: 目の前の彼女からは、何の返事も無い。
 GM: 見れば、水槽と接続されている端末の他に、部屋の両端に2つの装置がある。
 駆穂: 何の装置ですかね。
 GM: 障壁システムだろうと推測できます。
 GM: ──と。上方から広がる《ワーディング》の気配を感じた。
 GM: その《ワーディング》に反応して、“炎帝”が眠る装置がアラートと共に激しく明滅する。
 GM: 満たされた培養液に別の液体が混ざった直後、瞬間的に沸点に達してガラスが周囲に飛び散った。
 GM: 散する霧に一時的に視界を奪われる…が、それは熱波と共に一瞬にして消え去る。
 駆穂: 「────……」
 駆穂: 「さくら」
 少女: 『…………………』
 GM: 眼を瞑った少女が眼前に立ち、自らを炎で纏う。
 “炎帝”: 『──ワタ、シ………』微かに唇が動いたが、それも瞬間のことで。
 GM: 親しき者に呼応し、灼熱の《ワーディング》を展開した。

 GM: PC全員衝動判定を。
 青良: (ころころ)成こ…ヒッ。95%
 駆穂: (ころころ)ハハハ。95%(何)
 幸助: (ころころ)91(何
 咲: (ころころ)成功の69%
 GM: うむ、まあこんなものだろう(何)
 GM: 戦闘開始前に、攻撃以外の1マイナー&メジャー可能とします。侵蝕率は上げてください。
 GM: 鏡花の従者は2体。従者は《血の絆》で準備した上で、暗がりの中に隠していました。 ※35
 青良: 距離を詰めるくらいしかすることがなかった!
 咲: エンゲージ状態を教えてください(必要なら、《高速錬成》で移動するので)
 幸助: ああうん、んじゃ移動ちょっと待って(何)
 青良: (正座)(何)
 GM: あと、鏡花は端末を操作して、炎帝強化(αトランス使用)を行いました。
 GM: エンゲージは、【鏡花・従者A・従者B】マイナー【牧村・青良・咲】
 GM: で、E生成室が【炎帝】マイナー【駆穂】。
 GM: 上下フロア間の移動は、
 GM: 主任研究室からE生成室へ向かうには、1メジャーが必要(窓を割って飛び降り)
 GM: E生成室から主任研究室へ向かうには、飛行、壁歩き、もしくは運動20が必要。
 GM: E生成室から主任研究室へ射撃扱い攻撃を行う場合は遮蔽が大きいため判定に4DP、逆は無し。
 GM: となります。
 幸助: 《蒸散の香気/狂戦士》 対決だけど一応
  Dice 幸助: 8r10=(7,6,5,4,5,5,3,7)=7+4=11
 幸助: せーらさん&咲ちゃんに、次メジャーくCr−1とダイス+6を。侵蝕は100になったよ!(何)
 青良: ワーイヤッター
 咲: マイナー《アーマークリエイト》メジャー《ダブルスクラッチ》《シールドクリエイト》《ガードポイント》で。 ※36
 駆穂: んー。 αトランス使用。
  Dice 駆穂: 2d10=(9+1)=10+95=105
 駆穂: 《マルチウェポン》解禁。105%に。
 青良: αトランスwwwwwwwwwwwwwwwww
 幸助: マルチwwwwwwwwwwwwwww
 GM: 了解。
 駆穂: 形振りとか構ってられんね(何
 GM: エンゲージ変更ありますか?
 青良: こっちが鏡花エンゲージに接敵。
 幸助: 俺は移動無し。
 駆穂: マイナーで接敵だけは宣言しておく。
 GM: では。

■□Round 1□■

 GM: ◇セットアップ
 GM: 鏡花は《ヴァイタルアップ》、“炎帝”は《極大消滅波》 ※37
 駆穂: 範囲だから自分だけだな。
 咲: まだ無し。
 幸助: 無し
 GM: “炎帝”は静かに宝石のように赤い目を開き、己の前に立つ者を睥睨する。
 GM: ──その瞬間、足下から激しく燃えあがる。
  ダメージDice GM: 9d10=(5+2+3+5+7+1+1+8+3)=35
 GM: 駆穂に35点装甲無視。
 駆穂: これって《不燃体》・リアクティブアーマーが効いたかな。GM。
 GM: 両方効かせていいですよ。
 駆穂: コートを一振り。
  Dice 駆穂: 2d10=(5+9)=14+15=29
 駆穂: 29点止めて6点受領。灼熱の炎に焼かれつつも健在。HP34に。
 GM: 了解。
 青良: 「……全く心配いらなさそうですわね」(何)
 幸助: 「…だな」(何)
 駆穂: セットアップ:ルーラー。鏡花を含め炎帝を威圧する。
 駆穂: ラウンド中・対象(鏡花・炎帝)の全ての判定に−[5]D。侵食率:110
 GM: 受領。

 GM: ◇駆穂
 駆穂: 《ブレインコントロール/炎の剣/マルチウェポン》+スプリットアタック 侵食率:122  対象:装置×2
  Dice 駆穂: 15r10=(10,7,9,2,5,10,6,10,10,4,1,8,10,7,6)=Critical!!
  Dice 駆穂: 9r10=(8,10,1,5,1,7,8,8,5)=Critical!!
  Dice 駆穂: 5r10=(7,1,9,1,5)=Critical!!
  Dice 駆穂: 2r10=(3,3)=3+30=33+20=53
 GM: 装置に回避行動は無い。ダメージを。
  ダメージDice 駆穂: 6d10=(4+7+10+7+8+6)=42+21+12=75
 駆穂: 75点装甲あり。あり。
 GM: この装置は、炎帝に対する攻撃のみに反応するようになっていたんだ……2体とも破壊。 ※38
 駆穂: 業炎を巻いて蹴散らし炎上させる。行動終了。

 GM: ◇“炎帝”
 GM: マイナー:《炎の加護》 取り巻く炎が渦を巻く。
 GM: RC5+《プラズマカノン/クロスバースト/ブレインコントロール》+《スターダストレイン》+《リフレクト・レーザー》+《灼熱の砦》
 幸助: SDRwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
 青良: これはひどい(何)
 青良: 「あんなの炎サラマンとは認められませんよ!?」代理発言すた。(何)
 GM: 対象は、鏡花の従者以外全て。全てを燃えつくさんと、炎が吹き荒れる。
 幸助: 灼熱の砦って何でしたっけ。
 青良: 移動行動しなければ攻撃力LV×2とかそんな
 幸助: 動かなかったら攻撃力アップか。(何)
 GM: 射撃扱いRCシーン攻撃、攻撃力+69(装甲防御有効)、リアクション4DP
  Dice GM: 14r10=(9,9,6,4,9,3,9,2,3,8,2,2,1,5)=Critical!!
  Dice GM: 5r10=(8,2,6,9,2)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(7,1)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(6)=6+30=36+5=41
 GM: 41。DP受領しつつ。
 幸助: 回避なんて。(何)
  Dice 幸助: 1r10=(9)=9
 青良: 何もしませんお(何)
 咲: カバーしましょうか? 受けは無駄っぽいのでしませんけど
 幸助: お願いできますか。丁度100%なんです(何)
 咲: では、《砂の結界》でカバー。
 GM: 鏡花はそのまま受領する。
 青良: ちょwwwwwwww従者以外って鏡花もwwwwwwwwwww ※39
 幸助: …あるぇー?(何)
 駆穂: 《陽炎/ブレインコントロール》 侵食率:128 
  Dice 駆穂: 24r10=(8,9,5,5,6,9,1,2,5,8,3,4,6,5,8,8,9,3,9,1,9,8,5,3)=Critical!!
  Dice 駆穂: 10r10=(9,8,1,5,5,6,1,4,2,9)=Critical!!
  Dice 駆穂: 3r10=(9,10,4)=Critical!!
  Dice 駆穂: 2r10=(5,1)=5+30=35+20=55
 駆穂: リソース削りすぎだな。なんとか回避(はふ
 GM: では駆穂以外にダメージを。
  ダメージDice GM: 5d10=(3+10+7+9+3)=32+69=101
 GM: 101点装甲値有効。
 駆穂: 受けなくて良かった(がくがく)
 駆穂: 「──……」瞬間的に炎を切払うも。炎帝が上に与えた破壊力に半ば戦慄する。彼らは無事だろうか。
 青良: 「これはどうみても道連れ特攻、所謂KAMIKAZEの散り際でしょうか」(何)
  《リザレクト》Dice 咲: 1d10=(3)=3+79=82
  《リザレクト》Dice 青良: 1d10=(7)=7+95=102
 幸助: 「…毎度ながら、女の子に庇ってもらうってのは格好悪いねえ。我ながら」
 幸助: ちょっと歪んだ感謝の仕方なんですよ(何)
 鏡花: 「は……ハハッ。大したもんだよまったく!」
 GM: 《不死不滅》を宣言。焼けただれた顔を引きつらせ、壮絶に嗤う。

 GM: ◇牧村
 幸助: そういや忘れてたんですが
 GM: なんでしょうか?
 幸助: さっきの支援、対象:範囲なんで自分も含まれてるんです。適用してもよかですか。
 GM: いいですよ。
 幸助: さんくす。そいじゃあ移動はせず。咲は気にせず突っ込んでくれると有難い。
 幸助: ■ノイジィヴォイス(侵蝕率+9)
 幸助: メジャーで鏡花に攻撃。《MAXボルテージ/雷の砦/流血の胞子》 (〜110%)
  Dice 幸助: 14r10=(3,6,3,3,6,7,7,10,3,10,10,6,10,1)=Critical!!
  Dice 幸助: 9r10=(3,7,8,7,6,5,10,4,8)=Critical!!
  Dice 幸助: 6r10=(9,5,1,4,2,6)=Critical!!
  Dice 幸助: 2r10=(9,9)=Critical!!
  Dice 幸助: 2r10=(8,9)=Critical!!
  Dice 幸助: 2r10=(3,3)=3+50=53+4=57
 幸助: 頑張った(何)
 駆穂: こーすけすごーい(何
 咲: 輝いた。
 GM: それは従者がカバーリングを行う。ダメージをどうぞ。
 幸助: ですよねー(何)
  ダメージDice 幸助: 6d10=(1+4+9+4+9+2)=29+3=32
 幸助: 32点+転倒をどうぞー。
 幸助: 「…素直に話を聞いちゃくれないのかね。頑固な女性(ひと)は苦手なんだが」ヒュゥ、と口笛なんぞ鳴らしつつ。
 GM: カバーリングを行った従者が弾かれ、血液に戻って跳ねた。従者は残り1体。

 GM: ◇鏡花
 鏡花: 「──ハハハハハ」
 GM: 哄笑は尽きず、トリガーを引き狙い定める。
  Dice GM: 1d3=(1)=1
 GM: 狙われていますよ牧村さん(何)
 青良: 余計な事を言うから!(何)
 GM: 射撃1+《シューティングシステム/オウガバトル/急所狙い/確定予測》+《炎の剣》
 GM: 攻撃力+16(大型拳銃)DP込み。
  Dice GM: 16r10=(8,6,9,4,2,2,5,10,6,4,3,9,7,10,9,7)=Critical!!
  Dice GM: 8r10=(4,1,1,3,2,2,9,4)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(1)=1+20=21+1=22
 GM: 22。ペナなどは無し。
 幸助: うあーん(何)
 咲: カバーいります? 装甲無視ないんで、耐えられる可能性大。 ※40
  Dice 幸助: 5r10=(2,6,1,8,4)=8
 幸助: 駄目だった。お願いしますー。
 咲: では、《砂の結界》でカバー。受けはしないでおきましょう。
  ダメージDice GM: 3d10=(7+3+6)=16+16=32
 GM: 装甲値有効の32点。
 咲: 10点受領。HPはわりと高めなので、健在。

 GM: ◇青良
 青良: 「──アハハハ。コイツらの“寿命”は残りわずかなろうそくのように短い」
 青良: 「やがて尽きる事が分かっているからこそ美しく大きな火を輝かせたいんだろう?」
 青良: 「何を言っても無駄──ええ、無駄ですわ牧村様」
 青良: 「燃やして燃え尽きるまではね」うっとり。フルパワーアタック宣言。IVゼロへ。

 GM: ◇咲
 咲: 従者は待機ですか?
 GM: 忘れていた。待機ということで…(何)
 咲: じゃあ、カバーが入るな。炎帝巻き込みますか?
 GM: 限定解除ギガノトランスキター(何)
 GM: シーン攻撃ならば巻き込めます。範囲だと別エンゲージで無理ですが。
 咲: 範囲攻撃は無いんです。んー…。この後、移動でメジャー一回潰す方が効率悪いか。
 咲: マイナーでエンゲージ移動。鏡花エンゲージまで移動。
 咲: 「先ほど言いましたわね。あなたの生を証明して差し上げると」
 咲: 「死は、生者にのみ訪れる。あなたの死を持って、生を証明して差し上げましょう」
 鏡花: 「ハハハッ。来な、小娘ちゃん?」小首を傾げて迎撃モードへと。
 咲: メジャー《練成の掟》《インスタント・ボム》《カスタマイズ》《クリスタライズ》《リミットブレイク》《ギガノトランス》《創造の御手》 ※41
 咲: 対象:鏡花・炎帝・従者のシーン攻撃
 咲: 「“来な”? いいえ、行く必要はありませんわ」
 咲: 「私の専門は、“破壊工作”」言いつつ、手にしたスイッチをポチッとな(マテ)
 GM: スイッチwwwww
  Dice 咲: 22r10=(8,1,7,3,5,8,3,7,7,8,5,5,5,9,5,9,1,8,3,5,2,1)=Critical!!
  Dice 咲: 9r10=(5,6,3,5,6,8,2,7,8)=Critical!!
  Dice 咲: 5r10=(8,2,7,3,2)=Critical!!
  Dice 咲: 2r10=(3,4)=4+30=34+4=38
 咲: 38。ペナ等は特になし。
  Dice 咲: 4d10=(10+8+4+3)=25+103=128
 咲: 浸食率128%で。
 GM: 鏡花の回避。失敗時は受けるダメージに+1。
 GM: 射撃1+《シューティングシステム/オウガバトル/守りの弾/確定予測》ルーラーDP込み
  Dice GM: 16r10=(1,8,8,2,10,3,3,2,9,6,6,5,6,9,3,8)=Critical!!
  Dice GM: 6r10=(9,8,2,7,2,6)=Critical!!
  Dice GM: 3r10=(10,1,9)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(1,10)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(10)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(7)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(6)=6+60=66+1=67
 青良: 散り際輝いてる。(何)
 幸助: ブライトネス(何)
 GM: “炎帝”回避。ルーラーDP込み。回避0+《陽炎/ブレインコントロール》
  Dice GM: 14r10=(8,10,4,7,10,4,7,5,5,10,7,1,8,2)=Critical!!
  Dice GM: 8r10=(1,3,10,3,8,2,9,8)=Critical!!
  Dice GM: 4r10=(5,7,8,4)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(8,2)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(7)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(7)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(5)=5+60=65+0=65
 GM: ………。
 幸助: …両方かッ
 咲: まあ、どちらにせよ従者潰しがメインだから(笑)
 咲: 残り一個になった時点で回ったんだから、むしろ潔い。
 GM: じ、従者の回避(何) 射撃0+《守りの弾/オウガバトル》
  Dice GM: 11r10=(10,10,10,10,5,8,7,4,8,5,2)=Critical!!
  Dice GM: 7r10=(7,1,6,4,7,1,4)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(10,2)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(7)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(9)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(3)=3+50=53+0=53
 GM: ……う、うん。ごめん……(何)
 駆穂: あー(何)
 青良: ま、まあ前向きに考えるんだ。これで私のフルパワ分無駄にしなくて済むよ…(何)
 鏡花: 「目論見違いだったようだね。次は何が出てくるのかい?」
 咲: 「…あら、こっちは施設破壊のスイッチだったかしら?」(マテ)
 駆穂: ちじょうでばくはつがー(何
 咲: 研究員抹殺(マテ)
 青良: もう脱出してますお。(何)
 GM: 盛大な爆発。砂塵舞い上がる室内の中、混ざる血と砂を床に吐き出す。
 GM: 地上部は崩壊したな…(何)

 GM: ◇青良
 青良: 「ではワタシが」にい。
 青良: 炎だとか銃だとか爆弾だとかまだるっこしい。女だったら白兵ですよ。
 青良: 焼け爛れた皮膚を無理やり半分だけ再生させながら、壮絶な笑みでペッと唾を吐き捨て。
 青良: 白兵+フルパワーアタック+コンバットシステム+オウガバトル+達人の業+抜き打ち 浸食率117%
  Dice 青良: 25r10=(8,3,2,10,10,6,7,9,9,7,8,6,4,9,7,10,10,7,3,2,4,6,8,6,6)=Critical!!
  Dice 青良: 19r10=(1,7,10,10,2,6,1,5,10,4,6,9,4,2,10,10,5,1,9)=Critical!!
  Dice 青良: 10r10=(6,9,2,3,7,2,1,6,10,2)=Critical!!
  Dice 青良: 5r10=(2,1,10,10,8)=Critical!!
  Dice 青良: 3r10=(2,5,7)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(4)=4+50=54+4=58
 青良: 従者がいるとかHPが残り1だとかそんなことはしらね。鏡花に防御判定に−7D。(何)
 GM: じゃあせっかくなので従者がカバーリングしますね! ダメージどうぞ(何)
  ダメージDice 青良: 6d10=(4+4+1+7+2+6)=24+0+18=42
 青良: 装甲有効の42だった
 GM: 従者が裂けて千切れ、血を吐き捨てた鏡花との間で粉砕される。

 GM: ◇セカンド
 幸助: 無し。
 青良: デュアル・デュエルで宣言。
 GM: 此方は無し。
 咲: ありません。
 駆穂: 《ダブルモーフィング》で宣言。
 駆穂: んー。やっぱり宣言を撤回します。侵食率きつい。
 GM: では順に。

 GM: ◇セカンド・青良
 青良: 「──くっく。従者も無く。次はどうするのかしら」
 青良: ナイフで叩き切った従者の血を顔に被ったまま、羊には見えない、赤い何かの笑みで。 ※42
 青良: 緋い華の美しさを刈り取るようにナイフを払う。
 青良: 白兵+コンバットシステム+オウガバトル+達人の業+抜き打ち 浸食率126%
  Dice 青良: 21r10=(2,6,5,2,4,4,7,4,6,5,9,6,9,6,5,2,8,4,9,2,7)=Critical!!
  Dice 青良: 6r10=(8,5,9,3,5,7)=Critical!!
  Dice 青良: 3r10=(2,5,2)=5+20=25+4=29
 駆穂: ……。
 青良: これは低い。防御-7Dで29。(何)
 鏡花: 「そうさね…それこそ拳で殺りあえばいいのかねぇ」
 GM: 射撃1+《シューティングシステム/オウガバトル/守りの弾/確定予測》
 GM: 5+7DP受領の。
  Dice GM: 9r10=(2,5,2,8,5,8,5,6,7)=Critical!!
  Dice GM: 3r10=(3,9,9)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(6,2)=6+20=26+1=27
 GM: くは、僅かに足りず。ダメージどうぞ。
 青良: まさかだな。(何)
  ダメージDice 青良: 3d10=(7+10+7)=24+0=24
 青良: 装甲有効24。
 鏡花: 「……!!」逆手を伸ばし、レネゲイド侵蝕により強まった力にて青良の肩を掴む。
 GM: 《アベンジストライク》を宣言。にやりと嗤って、同じだけの弾丸を叩き込む。実ダメージを24点返す。
 GM: 撃ち尽くした拳銃が手を離れ、床に転がる。
 青良: シナリオロイスをタイタス。蘇生に使って復活するお。
 鏡花: 「いいさ、そのまま全て壊しちまいな。……さくら…」
 GM: 命を燃やし尽くした骸が、足下に崩れ落ちた。

 GM: ◇クリンナップ
 GM: 此方は無し。
 咲: ありません。
 青良: こっちもないでござる。
 駆穂: なしで。
 幸助: ないでござる!絶対にないでござる!
 GM: では。次のラウンドへ。

■□Round 2□■

 GM: ◇セットアップ
 GM: 此方は無し。 ※43
 駆穂: なし。
 咲: 《サポートデバイス》宣言。肉体指定。
 青良: なし。
 幸助: なっしn

 GM: ◇駆穂
 GM: 炎帝「……………」静かに目を瞑る。
 駆穂: マイナーで炎帝の元に。
 GM: “上”からの声が聞こえたわけでもない。
 GM: それでも、彼女はほんの一筋の涙を流し、その涙すらも自らの炎が消し去った。
 駆穂: 「──…行くぞ」
 駆穂: 《ブレインコントロール/炎の剣/マルチウェポン》 侵食率:135
  Dice 駆穂: 19r10=(6,4,10,7,9,8,2,2,9,8,1,8,10,4,1,10,9,8,9)=Critical!!
  Dice 駆穂: 12r10=(1,7,8,10,2,2,9,5,1,1,3,7)=Critical!!
  Dice 駆穂: 5r10=(10,1,9,5,4)=Critical!!
  Dice 駆穂: 2r10=(8,4)=Critical!!
  Dice 駆穂: 1r10=(2)=2+40=42+20=62
 駆穂: 62。ペナルティ無し。
 GM: 回避0+《陽炎/ブレインコントロール》
  Dice GM: 19r10=(7,9,4,3,7,8,6,1,7,9,6,8,8,6,4,3,4,9,6)=Critical!!
  Dice GM: 9r10=(2,6,9,7,8,9,6,3,3)=Critical!!
  Dice GM: 4r10=(10,8,10,10)=Critical!!
  Dice GM: 4r10=(1,9,2,10)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(7,10)=Critical!!
  Dice GM: 2r10=(6,4)=6+50=56+0=56
 駆穂: 抜き身のまま逆袈裟に払う。
 青良: ヒヤヒヤさせやがってwwwwwwwwww
 GM: 業炎をカーテンに。しかし刃は惑わず、止まる事なく。
  ダメージDice 駆穂: 7d10=(1+10+9+4+3+3+7)=37+33=70
 駆穂: 70点。装甲あり。
 GM: 《エナジーシフト》を宣言。飛散した炎が舞い戻り、更なる火勢を生み出した。
 駆穂: 巨壁を打ち付けたような感覚。嘆息し。一歩下がる。
 駆穂: 「さくら」
 駆穂: もう一度。呟く。
 “炎帝”: 『………』炎の中、微かに動いた唇。
 駆穂: ロイス取得。神崎さくらに。
 GM: 取得了解。

 GM: ◇“炎帝”
 “炎帝”: 『……………』
 GM: 待機。
 GM: 下方から巻き上がる炎がフロアの天井を灼く。

 GM: ◇牧村
 幸助: …ぬーん。せーらさん、このラウンドも2ndアクションやるよね。 ※44
青良: やるやる。
 幸助: んじゃあ。マイナーでせーらと咲のエンゲージへ移動。メジャーで…
 幸助: ■ナイトメアウィスパー(侵蝕率+13)
 幸助: 《開放の雷/蒸散の香気/狂戦士》 (〜130%)
  Dice 幸助: 9r10=(6,3,9,2,1,7,6,6,4)=9+4=13
 幸助: 対決なんで成功。次のメジャーのCr−2、ダイスボーナス+6、与えるダメージ+3D10をドウゾー。
 幸助: 「――――」二人の方に手を置いて。何を囁いたのかは、当人たち以外には聞き取れず。

 GM: ◇青良
 青良: 《飛礫》を1Lv取ります。
 GM: 途中成長了解。
 青良: ゆっくりと神崎の持っていた銃を拾って、それで撃とうとするも。
 青良: 「──アラヤダ。弾切れでしたわ」気づいて、それをそのままブン投げる。 ※45
 青良: 射撃+オウガバトル+急所狙い+達人の技+抜き打ち 浸食率…えー、135?(何)
  Dice 青良: 21r10=(7,5,5,6,9,8,10,5,1,7,4,2,5,10,2,4,10,4,4,4,8)=Critical!!
  Dice 青良: 13r10=(1,4,3,6,10,8,9,10,1,3,3,4,8)=Critical!!
  Dice 青良: 6r10=(5,6,9,2,8,9)=Critical!!
  Dice 青良: 5r10=(5,6,9,6,8)=Critical!!
  Dice 青良: 5r10=(5,9,2,7,10)=Critical!!
  Dice 青良: 4r10=(4,4,5,3)=Critical!!
  Dice 青良: 1r10=(1)=1+60=61+1=62
 青良: ペナは変わらず7D。
 GM: 回避0+《陽炎/ブレインコントロール》
  Dice GM: 12r10=(5,8,1,6,5,6,6,3,7,9,4,4)=Critical!!
  Dice GM: 3r10=(4,9,1)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(8)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(8)=Critical!!
  Dice GM: 1r10=(5)=5+40=45+0=45
 GM: 無理だった。ダメージをどうぞ。
  ダメージDice 青良: 10d10=(6+1+9+9+1+7+1+5+5+7)=51+6+2=59
 幸助: 《飛礫》とは思えんダメージ(何)
 青良: 装甲有効59。おっと飛礫足して137%ね(何)
 GM: 《融解》宣言するのを忘れていたぜ。
 GM: HPは0に。炎で遮れず直撃し、小さな躰は、ゆっくりと後ろへと倒れた。
 青良: 「──アラ失礼。射撃なんて普段しないものですから、手加減が分かりませんね」
 青良: 全くの無警戒だったろう少女の頭上から、こめかみに金属塊を投げつけて。
 “炎帝”: 『──そと、に…はな………』
 駆穂: 「外には何があるか」
 GM: 制御を失った炎は躰に燃え移り、炎の華が開く。
 GM: かつて“さくら”と呼ばれた少女は、自らを含めて何一つ残すことなどなく、炎となり消え去った。
 GM: 戦闘終了。
 咲: パンパンと手を叩く。
 幸助: 「…まあ、それぞれ色々と心情はあるだろうが」自分の腕時計と、咲とを交互に見て。
 青良: 「使い捨ての命の終わりなんてこんなものですわ。──アナタも、私もね」
 青良: くっく。笑って言い捨て。鏡花と少女の二つの命を刈り取ったナイフを手品のようにしまい。炎の中を翻す。
 青良: 「爆弾に炎がついて誘爆する前に失礼したい所ですね」
 咲: 「美しい散り際でしたわ。地底にしか咲かぬ花もある。なれば、それは地底で散るが道理」
 咲: 「その最後に、大輪の華を添えるのは、約束通り私が受け持ちますわ」
 幸助: 「その、何だ。誘爆以前にだな…」咲がいい気分で喋ってて言い出しづらいんだけどなー、的に。
 幸助: 「…咲ちゃんから預かって仕掛けた分がな、そろそろ―」遠くでどどーん、と大きな…爆発音?
 GM: 炎の勢いは収まらず、壁を伝い天井を焦がし、さらに強まってゆく。
 駆穂: 「──────…」
 駆穂: 炎の中心。少女のいたであろう華の元に。
 駆穂: 一歩。更に一歩。
 GM: ひとひら。春の風に舞う花弁のような、炎の欠片。
 駆穂: 蒼炎を伴った右手で包むように。目を閉じて業炎の中に掻き消える。
 GM: 彼女の名のように舞った花弁は、駆穂と共に姿を消した。



 自律判定

 GM: では、最終侵蝕率など諸々を宣言してから、2倍とか振るといいですよ(何)
 青良: 俺137%。しかも戦闘用人格(笑)。…えー、Dロイス1個のタイタス1個で……まずロイス取るね。(何)
 咲: 牧村にロイス ■有為/□不信感 今回タイタス使わなかったから、これでロイス5個。
 GM: 戦闘用人格(笑)
 咲: ギリギリ通常振り圏内なんだよなぁ…。
 幸助: 124%でロイスは5つ、うち1つは工作員。青良に[■尽力/□屈辱]。私めは金のドレイです(何)
 GM: 悩ましいところだな…(何)
 青良: 他のPC二人に取りますお。これで、ロイスが5個だから、-1で4D振れる…!(何)
 駆穂: いちおー。現在135%。ロイスで今回咲に[□尽力 ■脅威]取って5個。Sロイス宣言してりゃ良かった。(何
 幸助: かるぼーに[□好奇心/■脅威]で取るお。これでDロイス除いて6つに。
 青良: まず倍振ります(何)
  Dice 青良: 8d10=(10+10+1+8+3+2+4+7)=45-137=-92
 青良: おおお3倍覚悟してたwwwwww帰って来れた!(何)
 GM: おめでとうー。
 駆穂: おめー(何
  Dice 幸助: 6d10=(4+8+4+9+1+8)=34-124=-90
 幸助: 90%、1倍振りで帰還。
 GM: こちらもおかえりー。
 駆穂: 自分も倍で
  Dice 駆穂: 10d10=(5+3+1+2+2+7+3+5+4+2)=34-135=-101
 青良: おしい。(何)
 駆穂: はいはい三倍ね(もういいよもう(何
 GM: なんという低数値…(何)
 駆穂: 最高値5とかなんだよ。もう(何
 青良: 6Dでも振ったのかるぼー(何)
 GM: 7もあるよ。1個だけだけど(何)
  Dice 駆穂: 5d10=(7+2+8+1+7)=25-101=-76
 GM: ともあれおかえりなさいー。
 駆穂: 幸助になんか取られたね(何
 青良: タダイマー
 咲: まあ、経験点にはこだわらない性質だから、通常振りでいいかなとも思う。
 咲: 浸食率134% ロイス5 Dロイス2 通常振り行っとくか。
  Dice 咲: 5d10=(5+10+7+6+3)=31-134=-103
 青良: ロイス5個の134%で通常ってどんだけ(何)
 咲: 不死者なので、これでも生還。
 GM: おかえりなさいー。不死者久しぶりに見た(何)
 青良: 不……死者…?(何)
 幸助: すげえな不死者…(何)
 GM: ともあれ、全員おかえりなさい。不死者は2点かな?
 駆穂: ですね。確か
 咲: 2点になります。100%以上で帰ってこないと、不死者アピールできないんだよ!(笑)
 GM: アピールもできたし、完璧ですね(何)



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/場所:山里の桜樹の下/登場:不可

 GM: 山里の風は未だ冷たく、花の枝を静かに揺らして通り過ぎる。
 GM: 遅咲きの山桜。
 GM: その樹の下で、キミを待っていたのは、“ラピスラズリ”神崎瑠璃絵。
 GM: 彼女は笑みを浮かべて、あの時のように声をかけてきた。
 神崎: 「ここで出逢えて嬉しいわ」
 駆穂: 「────…」
 駆穂: 「そうかい」
 神崎: 「綾女の代わりに済ませてくれてありがとう。私からも礼を言うわ」
 駆穂: 肩を竦めて。
 神崎: 「あの子達の容姿。確かに私似だけども、他の要素の方が色濃く出たのよ」
 神崎: 「その上、掛け合わせた細胞との相性が悪かったのか、安定感が無くてね」
 駆穂: 木の下。地面に空いた穴の中に手に持っていた何かを入れる。
 駆穂: 「それで」
 駆穂: ざくり。しゃがんで土をかける。
 神崎: 「──綺麗な華が開いたものね」怪訝にそれを一瞥しながらも、“痕跡すら無くした”研究所の方角を見遣る。
 駆穂: 「君が望んだことだろう。ラピスラズリ」
 神崎: 「ええ。これを見ただけでも、来た甲斐があったわ」 ※46
 神崎: 「良いデータも取れたしね」ふふっと笑って、肩に掛かった花弁を払いのける。
 駆穂: 「視力がなかった事も。安定性も」
 駆穂: 「彼女らが君のセルから離れた直接の原因じゃないだろう」
 駆穂: 手を払い。土を落す。
 駆穂: 何でもないように。立ち上がり。樹に立てかけてあった刀を手に取る。
 神崎: 「それでも、結末は彼女達が望んだ事よ」
 神崎: 「──私が求めているのは、世界の真理」
 神崎: 「そのためには自分を切り刻んだって構わないんだもの。他人なんて…ねえ。尚の事でしょう?」
 GM: 両手を広げて。
 駆穂: 「それが”自分の娘”だったとしてもだね」
 駆穂: 「たいした道だ」
 神崎: 「ええ、そうよ」微笑みは狂的な慈愛にさえも似た、自愛で。
 駆穂: 「────虫唾が走る」
 駆穂: 抜き払い無造作に斬る。
 駆穂: 牙は”炎帝”を斬った軌道と同じ道を辿る。
 GM: 笑う。──その顔のまま、切り捨てられ、霧散する。
 GM: 波濤のようにざわめく花嵐。その後に、再び静寂が訪れた。
 駆穂: 「これは単なる久継駆穂という人間の苛立ちだ。ラピスラズリ。彼女等はこんな事は望んでも無かった」
 駆穂: 返答が無いのも承知の上で。
 駆穂: ばさり、とコートの隠しから一冊の本を取り出し”墓”の中に入れ、土を掛けて。
 駆穂: 「”外”の世界の本。もし生きてれば知り得た事。それをおいて置く」
 駆穂: 「願いは叶えられなかったからね」
 駆穂: 「じゃあ」
 駆穂: ゆっくりと丘を降りていく。

 駆穂: 篭の中の鳥 は 罪人 
 駆穂: いついつでやる は 何時釈放されるか 
 駆穂: 夜明けの晩は 二度と陽の目を見ることが無い事
 駆穂: 鶴と亀がすべった は 長寿の反意の意味。死。
 駆穂: 後ろの正面は──首切り役人。死神。 ※47
 駆穂: だから。これはよくある死神の仕事だ。
 駆穂: それだけの話。

 GM: ふわり、ひらり。雪のように舞う。
 GM: 彼女と同じ名の花──「桜」。
 GM: 外の世界を見ることは叶わずとも、彼女は静かに想われたたままに散る。
 GM: 当てずっぽうに名を呼んだ“トモダチ”に見送られる。今宵限りの花。



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“恋する爆弾” 三橋 咲/場所:研究所跡地/登場:不可

 GM: 主を無くした炎が壁と天井を這い回り、空気を焼く。
 GM: 薄まった酸素に、喉を焼く熱波。
 GM: 脱出経路の先には亀裂が走り、礫砂が降りしきる。
 GM: もう長くは保たない。このままでも“通常”の崩壊は目に見えていた。
 咲: 「そう…少しでも考えればわかる。誰だって気付く」
 咲: 「“炎帝”の名を持つ者が全力で暴れたらどうなるか。どれほどの破壊の炎を生むか」
 咲: そう言うと、クスリと笑う。
 咲: 「…少しでも、破壊工作の知識を持つ者なら、疑問に思うべきことがある」
 咲: 「私達は、地下へ向かっていた。そこを目的地にしていた」
 咲: 「ゴールではあっても、出口ではない。なのに、“そこへ向かう途上に爆弾を仕掛ける必要”がどこにあるか」
 咲: 「もし、なんらかの不確定要素で爆発が起こったら? もし、手違いで破壊力が違ったら? まして―――」
 咲: 「相手は“炎帝”…“炎の使い手であることは、初めからわかっている”のに」
 咲: 「当たり前のことなのに、誰もそのことに触れなかった」
 咲: そして、一層笑みを深める。
 咲: 「ただ、研究を、研究所を一つ抹消するだけなら、何も最初に私が出向く必要はない」
 咲: 「戦闘に長けた者達を送り込み、すべてが終わってからの方が、確実で効率がいい」
 咲: 「それなのに、“何故か”」
 咲: 「………クスクスクス…さすがは『お姉さま』ですわ。誰も気付かなかった」
 咲: 「私にのみ渡されていた“プラン”。“あのタイミング”で爆破させる必要があった」 ※48
 咲: その理由は、いざ知らず。そも、理由などはどうでもいい。
 咲: “三橋 咲”は、“プランナー”の忠実たる僕なのだ。その意に従うだけでいい。
 咲: 「さて…それでは約束通り」
 咲: 「大輪の華を咲かせて、幕引きといたしましょう」
 咲: 虚空に一礼すると、その場を後にする。

 『──あらゆるケースを想定して“プラン”をご用意しました』
 『貴方の判断、貴方の働きを期待して』
 『その上で貴方にこう言いましょう。“ご苦労様でした”──』



 Ending Phase-03
 ScenePlayer:“赤い羊” 砂原 青良/場所:各務社長室/登場:不可

 GM: 報告のために社長室に戻る。──と、社長は青年と歓談中だった。
 青良: 城戸(何)
 GM: なんでバレた(何)
 GM: 入室してきたキミを見、青年は悪戯っぽい笑みを浮かべて頭を下げた。
 城戸: 「どうもこんにちは。“お久しぶりです”」
 青良: 「鳥越氏は青…年…?という年頃だからですわ」誰かに向かって(何) ※49
 青良: おやん。言われて、首を傾げて、手をぽんと打った。
 各務: 「はっはっは」笑い出す社長(何)
 GM: 無精ヒゲを奇麗に剃り、スーツを着こなした様は、デキるビジネスマン風の青年の姿だった。
 GM: 城戸は社長に目配せをして、向き直る。
 青良: 「アラヤダ」
 城戸: 「“ダブルクロス”の城戸です」
 城戸: 「酷いんですよ、各務社長は……」笑顔での自己紹介の後に、声を顰めて。
 城戸: 「“気を惹けるんじゃない?”――と、釣書に2重の×印を付けるとか」
 城戸: 「XX。ダブルのクロス。……ヘタすると裏切り者扱いです。大変な目に遭いました」
 GM: 社長は黙って、にこにこと動向を見守っているだけだった。
 青良: 「なるほど、それでは式の日取りを決めませんとね」(何)
 青良: 理解すた。
 青良: つまりこのイケメンは私のにしてもいいんじゃね?そうっすよね、社長。的な目。(何)
 GM: 社長は黙って(ry)
 城戸: 「…………」
 GM: 流石に急な進展に驚いたのか、一瞬呆気に取られるも。
 GM: 「…取り敢えずは、これを」と、城戸は自分の名刺を丁重に青良に差し出した。
 青良: これはどうもと受けとって自分の名刺を返した。それでもって、名刺を見る。
 各務: 「我がグループの研究企業に所属する、城戸政夫君。肩書きは専務だが、そちらの社長の御曹司だよ」
 青良: 「──ウフフ。なるほど。城戸さんも潜入ご苦労様でしたわ」やったー、なんか物件ー。(何)
 各務: 「まあ、いきなり挙式ってのも、途中の過程が楽しm(げふごふ)急な話だしね」
 各務: 「まずは結婚を前提としたお付き合いからということで」
 城戸: 「…お相手が彼女だと分かっていたら、もっとちゃんとした姿を見せていましたよ」
 GM: 社長とは逆に、拗ねたように視線を窓の外へと逸す城戸。
 青良: アラヤダウフフ。頬に手をついて嬉しはずかし首を捻る。
 城戸: 「──それでは、次の予定もあるでしょうし。私はこれにて失礼致します」
 GM: 二人に一礼をして、彼は部屋を辞した。
 青良: 「社長、GJですわ」(何)
 青良: とまあ、それをきゃーとかいいつつ見送り。
 青良: 「───では、さっさと『お仕事』を片付けてしまいましょうか。いかがでしたか、今回の成果は」
 青良: 各務という会社に取ってと首を捻る。
 GM: 社長は黙ってさむずあっぷ。
 青良: 「データは私が確保したもの以外に、かるぼーと牧村様からの買取を手配済み」
 青良: 研究員は、各務以外の所から捕まった人材含め確保済み」
 青良: 「…研究データという数値に命を吹きこんでいたのは彼らの存在があってことですもの」
 青良: 「きっと素敵な現場の意見を聞かせて下さるでしょう」
 青良: 「この成果。それなりに上出来だと褒めては貰えません、社長?」
 青良: だから城戸の話は前向きに進めておいてくれと言外に(ry
 各務: 「うん。期待通り…いや、期待以上の働きだったよ。ご苦労様」
 各務: 「特別手当の他、代休は有休扱いで。向こうの社にもそれとなく要請しておこう」
 青良: わーいやったー。ぽやん。今日は定時に上がれる!
 青良: 「私も愉しいご褒美でしたわ」
 青良: 「──美しい散り際の緋花が二つ、それに旧友の息子さんの顔も見れましたもの」
 青良: ウフフ。デスクの上に報告書をサクっと放り投げて。
 青良: 「では失礼致します、社長」
 青良: ──これだから止められない。この会社に身を置く生き方を。
 青良: 城戸さんに今から追いつけるかしらー、とかウキウキしながら退出した所でおkで。

 GM: 花咲く春。
 GM: 初夏は近く、もうしばらくはこの陽気が続きそうだ。――社長的にも。



 Ending Phase-04
 ScenePlayer:“妄想雑音” 牧村 幸助/場所:牧村商店/登場:不可

 GM: 先日とよりも少し温かい陽気の昼下がり。
 GM: “プランナー”からの報酬も無事振り込まれ、当座の危機は去っていた。
 幸助: 「……報酬とほぼ同額の請求書が回ってきてんのは何故だろうな」
 GM: 何したん(何)
 幸助: 用意したもらった車がぶっ壊れたのはUGNのせい、と偽装したはずなんだがなあ、とか(何)
 GM: 請求書を手に思案していると、ドアベルを鳴らして騒々しく入ってくる者があった。
 恭二: 「大変な目に遭った。聞いてくれ、いや聞け!」
 GM: 転げ込むように入ってきたのは、“ディアボロス”春日恭二。
 幸助: 「……ぇー?」心底いやそーな顔でお冷ドゾー(何)
 恭二: 「んぎゅごくんぐ……………ぷはぁ!」空になったグラスを、乱暴に置く。
 恭二: 「先日、サラ金を紹介してもらっただろう? ──そう、そこだそこ。そこで軍資金を借りたんだ」
 幸助: 「…ああ、うん、それで?」うわあ、って顔(何)
 恭二: 「返す宛の任務も入っていたんだ。それが…………ッ、なんという裏切り、ダブルクロス、味噌汁!」
 GM: テーブルに突っ伏しておいおいと泣き始めた(何)
 恭二: 「突然その任務がキャンセルになって、挙げ句、金利がdでもなく上がっていた」
 幸助: 「……そう、か。そりゃあ災難だったな春日サン」肩ぽむ。
 幸助: 「今日のところは俺の奢りだ。好きなだけ飲んでいくといい」珍しく同情的に。…だって、さあ。
 幸助: 返済のアテにしてたその任務って、例の研究所の後始末で。
 幸助: 俺がDロイスの効果で「研究所なんて存在してなかったんですよ?」ってしちゃったから
 幸助: キャンセルになったってこと、知ってんだもん…。(何)
 恭二: 「わかってくれるか。牧村の旦那! 社長!!」
 GM: そんな事を露とも知らない“ディアボロス”は、牧村の手を両手で握り締め、人の世の情けに感涙する。
 幸助: 「まあ、何だ…人生、そんな悪いことばかりじゃあないさ…」
 幸助: 今自分の懐にある、各務から届いたばっかりの小切手とかネ。
 恭二: 「俺も次の“マスターレイス”候補と呼ばれた男だ。このくらいの困苦など……ううっ」
 幸助: 「もういい…もう無理はしなくて、いいんだ…」とかいいつつ
 幸助: 最寄のFHエージェントに駄目な白スーツの引き取りをどう頼むか、とか考えつつ、終わってくれ。(何)
 恭二: 「今日の酒はしょっぱいな。だが、美味い。よーし飲むぞ。飲んで明日からまた──」
 幸助: っ[人の夢と書いて、儚い]
 幸助: 店内に飾ってあるそんな額縁にカメラが寄りつつ、こちらからはいじょー。

 GM: タダ酒を何倍か飲んで(薬入り)体よく放り出された“ディアボロス”は、
 GM: 牧村商店の前で、さぞや気持ちよい夢を見たことだろう。
 GM: そんな、いつもと大して変わらない一日だった。



Credit……「緋の華よ、炎の中に咲け〜散華」
Start:2009.04.07 22:35〜04.13 23:10

PC−U:“牙狼の王” 久継 駆穂/久流さん
PC−K:“赤い羊” 砂原 青良/giwaさん
PC−F1:“妄想雑音” 牧村 幸助/しんごろさん
PC−F2:“恋する爆弾” 三橋 咲/Nオレンヂさん
GM:こびと(ログ編集)

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「緋の華よ、炎の中に咲け〜散華」  〜END

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