『Gloria in excelsis deo』 黒巣市A.D.2026−Act III
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 Ending Phase-06 「あるいは日常へ」
 ScenePlayer:“音よりもなお速き” 矢作 運/場所:スラム付近/時刻:後日/登場:自由

GM: 霧の中に点在する橋、そして筏を繋ぎ合わせた浮島を、
GM: 我が庭のように駆けて、追っ手の追及から逃れる。 ※14
運: 「おいつかれず、離れすぎず……陽動の要よね。」
運: 適度に射撃で威嚇をはさみ、輸送車の護衛をある程度まで引き離す。
運: 向こうもあの人数であれば問題なく落とせるだろう。

テツヤ: 「ユメ、サトシ、ミカ、お前達はこっち。サダメ、そっちは任せた!」
運: 「まかせてっ!」ぱん、ぱん。
運: 狙うのは足。利き腕。
運: 霧に紛れて相手の死角へと回り込む。
GM: 輸送車のタイヤの空気を抜き強制的に停止させ、慌てて出てきた護衛が持つ武器が次々に地に落ちる。
護衛: 「ガキどもと思って油断するな!」
GM: リーダーと思しき男が叫ぶ。
運: ぱん、ぱん。これで3人戦闘不能にした。OVは、3人か。
GM: 陽動に紛れて、別の“チーム”が輸送車に忍び込んで、荷物を次々に引きずりだした。
GM: キィン! 運を狙った跳弾が、時折近くを掠めて破片が舞う。
運: 「ほーら、おじさん、捕まえてみたら〜?」明るい声で挑発を繰り返し、意識をこちらに向けさせる
運: 「このままだと全滅させちゃうぞ〜」あはは、と笑い、撃つ。
護衛: 「やられた! 荷を奪われた!!」
護衛: 「増援を呼べ!」
運: そろそろ潮時、か。ぱぱぱん。チームへと合図を送る。
GM: 霧で霞む視界の向こうから、さむずあっぷが返る。
運: タイミングを見はかり、裏路地を抜けて逃げる。
GM: ――と、その付近の倒れた電柱に轟雷が落ちる。
運: 「────!」
運: 「はやかったなぁ」周囲をうかがい、ビルの上に人影をみつけ、つぶやく。
“天雷”: 「私がパトロールしているエリアで派手にやってくれないで欲しいものだね」
運: 「あはは。ずいぶんと速い増援だとおもったら、パトロールかぁ。」
運: 「そう思うんだったらパトロールのエリアマップとかもらえると、こっちとしても助かるんだけど?」
“天雷”: 「UGNはいつでも手薄でね。エリアマップなんてのを作るようなマメな人は居ないよ」
GM: 重力を感じさせず地に降り立って。
運: 待避ルートを想定し、みんなのほうとは一度別の方へと誘い出すために、走り出す。牽制の射撃も忘れずに。
“天雷”: 「陽動の役目なら果たすといいよ。ただし、少しお灸を据えさせてもらおうか」
GM: 牽制の射撃を重力波で流しながら。
運: 「(あちゃ、読まれてるか。)ふふ、あなたにできるかしら?」
GM: 魔眼が中空に浮かぶ。その数3つ。
“天雷”: 「面倒だけど、“続き”でもしようか。今回は道を譲らないよ」小さく笑む。
運: 「ふふ、じゃあ今度は、逃げ口実は作らせないよ。」
運: ちゃき、と兄からもらった、大切な銃を構え、みんなが逃げるための時間をつくる。

 別に決着を望むわけではない。この街では生き残ることこそが勝利。
 それに、この対峙した瞬間も、最近では楽しいひと時となりつつある。
 これも、ひとつの生きる道、なのかもしれない。


 修兄さん、わたしは──強く生きていくよ。
 みんなを守って、この、閉ざされた街で──



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 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「『Gloria in excelsis deo』黒巣市A.D.2026−Act III」