『Gloria in excelsis deo』 黒巣市A.D.2026−Act III
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 Middle Phase-05 「主と下僕」
 ScenePlayer:“笑う道化師” 時非 未来/場所:Cブロック2F/時刻:p.m.09:59〜/登場:不可

 登場Dice 未来: 1d10=(9)=9+42=51

 漆黒の体躯に赤い瞳。
 奴はケダモノのくせに笑みを浮かべながら、恋人を引き裂き、そしてキミの腕を“切り飛ばした”。

 そして今。人の姿をした悪魔が、今度は嘘臭い笑みを浮かべて ※17
 モニタの向こうで開幕宣言を行った。
 前大会の優勝者として、勝ち上がってきた挑戦者達を29階で待ち受けるという
 そんなシナリオを用意して。


 ライフゲージにカウントダウンが灯る。59、58、57――

深奈: 「アタシらは美味しいトコ取りでもするかね」
GM: その数字を見ながら、深奈が淡々と呟いた。
深奈: 「馬鹿正直に潰し合ってくれた後についてって、自らは温存して進む。名付けてスリップストリーム作戦!」
未来: 「アン、最初からそのつもりだったんじゃねぇのかお前……って、『ら』?」
未来: あっれ、いつの間にか自分も含まれてる。
深奈: 「いちお、チームメイトだしな」
未来: 「いやまぁ、そりゃ出来りゃ楽だろうが。…俺、普通の格好だから狙われまくり2026な気がするんだが」
未来: 自分だけ楽な姿しやがって。(何)
深奈: 「2026でオマエの伝説が終わるんだったら、年末まであともうちょいは生きられるかもな」
GM: 優美な動きで、青い瞳の猫が未来の頭上を占拠する。
未来: 「もうちょいなのか」占拠された。合体ロボ。
深奈: 「さて、このブロックを通過できるのは4チーム中2チームってコトらしいな」
GM: ライフゲージのモニタ表示を見つつ。
深奈: 「30階建てのビルを階層ごとに3つに分け、更にスタート時はA、B、C、Dブロックと4つに分かれる」
深奈: 「下で半分、中で半分、上で半分脱落ってことは…つまり疑似トーナメントバトルだと思えばいいわけだな」

 24、23、22――

未来: 「ほー。てぇ事は、全部で……えー」計算面倒だ。
未来: 「…まぁ、とりあえず。他の奴らがつぶし合うのを待つ、ってのか。それはそれで何か面倒な気がするんだが」
深奈: 「そだな。ぐずぐずして先を越されちまうのもシャクだし」

 13、12、11――

未来: 「……んじゃ、心と体の準備はよろしいですか、っと」 用意して来た得物の感触確かめ
深奈: 「おぅけーい。どんと来い」
深奈: 「覚えてっか? 漁夫の利狙いつつ“最終決戦はアタシとオマエ”ってな」てしてし。
未来: 「まぁ、それまではしっかりと信頼しあって行こうや。似合わねーけど」 てしられ。

 5、4、3――

未来: 「――じゃ、行くぜ」頭の上のナマモノを落とさぬ様、軽く気を付けながら。 2、1――

 ―― 0

未来: 今、幕が開く。
未来: 集った者達の思いはそれぞれ。抱える物などはそれこそ掃いて捨てるほどに。
未来: しかしそれすらも余興として楽しまれる狂気の夜が――今、始まる。



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「『Gloria in excelsis deo』黒巣市A.D.2026−Act III」