『betrayers』 黒巣市A.D.2026−Act III+
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 Ending Phase-03 「大晦日」
 ScenePlayer:“創造された氷” 睦月 昴/時刻:31日/場所:黒巣湖畔/登場:自由

GM: 区切りの前日。冬の晴れた日中。
GM: 昴は在家と二人で復旧作業の傍ら、手にした棒で湖底をつついていた。
昴: まぁうん、突っ込んだ方が宜しいですか(何
ジョン: なんで普通にいるん。(何)
GM: ホンモノが居てもいいじゃないですか(何)
昴: ホンモノで良いんですか、そっちで進めますよ本当に!(何

GM: 在家から渡された地図を持って会議に参加し、
GM: その後大切なものだからと自ら持ち歩いていて、
GM: 支部長室から鳴り響いた銃声に驚き、
GM: 逃走した暗殺者(当時)を追いかけ、そのまま九頭竜と戦った。
GM: 足場は悪かったし、何度か津波に巻き込まれそうになった。
GM: “うん。地図が湖に落ちたとしても不可抗力だよね!”――とも思った。

在家: 「なんていうかもう…──竜と戦ってる最中か後に、地図の原本を湖に落とすとか」
在家: 「信じられんこのドジっ子っぷりは、ある意味絶滅危惧種II種並みだわ。意味よく分からんけど」
昴: 「ど、どう言う意味ですか一体…………意味分からないなら言わないで下さいよ!」 何か泣きたくなってきた(何
在家: 「覚えたばかりの単語とか使ってみたい年頃なのよ」
在家: 「まあそれはともかく、ココ探して見つからなかったらまた書き直すしかないんじゃないかな。もちろんすばるんが」
昴: 「……何処で覚えてきたんですか、そんな単語……え、ちょ、僕一人でですか!?」
在家: 「また手伝ってもいいかなーとか思わないでもない。だってー堂々とふらふらできるんだもん」
GM: だるだると湖をつついていた在家は、折からの寒風を遮るために黒フードを深く被り直した。
昴: じゃぶじゃぶと、棒を突っ込む音が響き渡り。
昴: 「……在家さん、本当に昨日此処にいたんですよね?」
昴: 黒フードをかぶり直した相手を横目で見やりながらも。 手は棒を動かし続け。
在家: 「いたよー。だって行けって言われてたもん」
昴: 「そう言う事言ってると、また草野副支部長代理に怒られますよ。」 はぁ、とため息。
GM: みさおん副長は人使い荒いよね!とかぶつぶつ良いながら、棒で掻き回す。
在家: 「それに。…いやー、あたしが二人いるなんて思いもしなかったからさあ」 ※8
在家: 「てっきり、聞いてなかったり忘れてるコトを言われてるんだろうと流しっぱなしにしてた」
昴: 「…………は?」 その言葉に、棒を動かす手が止まる。
昴: 「……あぁ、そうか。偽物の話はもう聞いたって事ですか。」
在家: 「ニセモノ居たんでしょ? なんかそうみたい。あたしの顔見てやたら驚いてた人いたし」(何)
在家: 「まあ、なんていうか乙女の秘密は奥ゆかしいのだよ」
GM: がっつんがっつん。ぞんざいに棒で探り。
昴: 「あの隔意病棟に居たのも偽物の人だったのでしょうか。」
在家: 「あ、それはあたし」(何)
昴: 「秘密が多すぎるのも困りものだと……………」
在家: 「――まあ、何だね」
GM: 居住まいを改めて。
在家: 「すばるんがどうしてこんなにドジっ娘なのか、理解はできる」
昴: 「本当に何であんなところに居たんですか……っと、はい?」
在家: 「知りたい? 知りたい?」
GM: 思わせぶりに笑って、昴のほっぺをぷにぷにとつつく。
昴: 「理解ってどう言う意味ですかよ、一体……。」 じと目で見やり。
在家: 「うふふ」
昴: 「知りたいってぇか……まぁ、どう言う意味なんですか。言ってみてくださいよってやーめーてー」
昴: ぷにぷに突かれながら(何
GM: えいえいと。それは嬉しそうに楽しそうにほっぺをつつきまくる。
昴: 抵抗出来ずにあうあう鳴きますよ(何
在家: 「…………しっかしどうすっかな。別のネタ考えなきゃ…」
GM: ぽそりと呟いた。
昴: 「別のネタ? 何の事で?」
在家: 「ううん、こっちの話〜♪」
昴: 小首傾げ。 じーっと顔凝視。
GM: 大晦日。風は少し冷たかったが、ゆったりと時は流れていた。
昴: 「あぁ、もう……何が何なんですか」
昴: 「言いかけたのなら最後まで言ってくださいよ、気になって仕方が無いじゃないですか……!」
昴: 棒を動かす手は更に忙しなく。 ばたばたと水面に波紋を広げていく。
在家: 「人力日本。……まんまだよなあ……」
昴: 「あぁ、もう本当に……! いいや、それなら探し終えた後でじっくりと聴かせてもらいますから。」
昴: そう言って、またばたばたと遠ざかる。 足場の悪い沼地に時折転びかけそうになりながらも。
昴: ――忙しい時間だけど。 同時に楽しいと思える自分が其処にいた。
GM: 翼を広げた渡り鳥が二人の頭上を横切り、何処かへと飛翔した。



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 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
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