『betrayers』 黒巣市A.D.2026−Act III+
横幅650pix、Internet Explorer環境ではフォントサイズ「小」を推奨します 


 Middle Phase-09 「会議」
 ScenePlayer:自由/時間:29日夜/場所:ホール/登場:ジョン以外自由 ※62

“天雷”: 「では早速だけど、戦況についての確認、及び説明を行う」
“天雷”: 「まず戦況について。はっきり言って芳しくない。現在、UGN以外の各組織に協力支援を要請中」
“天雷”: 「テンペストは、要請があれば空爆支援を行うと言っているが、濃霧で視界も悪く」
“天雷”: 「周辺への被害も甚大であるため、それ以外の兵器・人材の貸与を打診中」
“天雷”: 「各務、神城からも残存武器・弾薬、人材の提供、あるいは無利子貸与を打診中」
“天雷”: 「ユニテックは難民支援に限定して支援活動中…ただし」
“天雷”: 「ユニテックの生活支援物資や、各務や神城から発注を受けていた武器弾薬は列車事故で未到着」
“天雷”: 「次。九頭竜について」
“天雷”: 「既に何度か相対したデータを元に弱点を突ける編成、あるいは連携の取れるチーム編成にて」
“天雷”: 「それぞれの河川に出現する首を同時に各個撃破する」
“天雷”: 「各首それぞれ異なる、ブラックドッグ+αのクロスブリード構成と思われるが……」 ※63
“天雷”: 「特性から、「光竜」「雷竜」「吼竜」「惑竜」「気竜」「砂竜」「水竜」「幻竜」「黒竜」と仮称する」
GM: “天雷”はホワイトボードにざっと地図を描いて、湖と河川、大まかなエリア名と竜の名前を書き込む。
“天雷”: 「…物資の調達は、明朝には間に合わないかもしれない」
“天雷”: 「それでも、現在も支部長代理が各組織と粘り強い交渉を行っている最中なんだ」
“天雷”: 「出来る限り早急に準備を推し進めるようにするから、いつでも迎撃できる態勢で居て欲しい」
GM: 苦渋の顔で報告を行い、最後に頭を下げた。
“天雷”: 「それぞれどの竜を相手にするか、各自、ホワイトボードに名前を書き込んで欲しい」 ※64
“天雷”: 「後ほど編成に調整が入るかもしれないが、できる限り従って欲しい」
“天雷”: 「バロールと回復要員は、なるべくバラけて欲しいけれどね」 ※65
“天雷”: 「それと、現時点で判明している竜のデータを出力した物は此処に置いておくから、持っていって欲しい」
“天雷”: 「以上。何か質問が在れば。無ければ各自待機しつつ解散」
GM: 問答無用とばかりの勢いで“天雷”は説明を終え、紙束を卓上に置いて場内を見渡した。 ※66
昴: まぁ出ますよもう!(何
 登場Dice 昴: 1d10=(3)=3+49=52
昴: 「…………あ、あの。 草野副支部長代理……。」 恐る恐る手を上げ。
“天雷”: 「何かな?」
昴: 「在家さんが未だ来られない模様なのですが……。」
昴: 立ち上がり、辺りを見回した上で。
“天雷”: 「………またかい」ふう、と大仰に溜息をついて。
昴: 「すいません、此処に来る前に今一度声を掛けておけばよかったのですけども……。」
“天雷”: 「彼女は回復もできるから、一応は戦力として数えている」
“天雷”: 「後で必ず此処に来るように伝えておいてほしい。任せたよ」
昴: すまなそうに、顔をうかがい。
GM: 仏頂面ではあるものの、昴を責めている様子では無さそうだ。
昴: 「りょ、了解しました。 ……それで、会議はもう終わりと言う事で宜しいのでしょうか?」
“天雷”: 「うん。解散だ」
GM: ホワイトボードに書き込まれてゆく名前を見やって、疲れを隠してホールから出て行った。
昴: 「そうですか、お疲れ様です。」 ぺこりと頭を下げて。
昴: ホワイトボードに書き込まれた名前をある程度記憶して、何処が手薄か考えた上で。
昴: 残っている人たちの邪魔にならないよう、そっとドアを開けて出て行った。
昴: ――はてさて。 彼女は一体どこに行ったのやらと。 軽く息を吐いて窓の外を見た。

GM: 外は相変わらずの雨。
GM: 激しくガラスを叩いていた。



TOP / NEXT


 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「『betrayers』黒巣市A.D.2026−Act III+」