『betrayers』 黒巣市A.D.2026−Act III+
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 Opening Phase-01 「地図」
 ScenePlayer:“創造された氷” 睦月 昴/場所:市内郊外/時刻:29日、昼/登場:不可

登場Dice 昴: 1d10=(1)=1+35=36
昴: (ぐっ

GM: 話は黒巣バトルロイヤル開催の少し前へと遡る。
GM: キミともう一人が支部長室に呼び出され、六会支部長代理から直接任務を告げられた。
六会: 「睦月さん。貴方がここに来てから、今日で丁度一カ月ですが、支部には慣れてきましたか?」 ※2
昴: 「は、はい。 皆さんにも良くしていただいていますし……多分、ある程度ならば慣れたと思ってます。」 ※3
GM: 机の上で手を組んで、穏やかな視線を向ける支部長代理。
六会: 「そうですか。それは良かったです」
昴: 少々緊張した表情で。 背筋もぴっしり伸ばしてみる。
GM: がさごそと引き出しから資料を取り出しながら、頷いて。
六会: 「ええと…それで、お願いしたいことは……まずはこれを見て下さい」
GM: 随分と年季の入った地図を手渡される。 ※4
昴: はい、と小さく頷いて受取。
昴: ついでにいろんな方向で見てみる。 何かかなり古い……?
六会: 「それは、黒巣市が閉鎖される前に発行されたものです。随分ぼろぼろになってしまいました」
六会: 「あれから12年…今では水没した地区や、人為的災害によって地形が変わったエリアも随分とあります」
昴: 「12年前の地図ですか、通りで古い筈ですね……」
昴: 「地形が変わったとなると、今となってはこの地図はあまり役に立たないものとなっているのですか?」
六会: 「それでですね」更に引き出しを探りつつ。
GM: 昴の言葉に深く頷きながら、無言で、更に二枚の紙片を差し出す。
昴: 「この紙は?」 受取、まじまじと。
六会: 「…先日作っていただいた地図があまりにもアレなので、この際きちんとした地図を作り直したいんです」
昴: 「…………あ、あぁ、こ、これ地図でしたか!?そ、そうですか……ってえーっと、つまり……」
GM: こんなのとかこんなのとか ※5
昴: 普通に落書きだと思ったらしく、思いっきり動揺。 直ぐに咳払いで仕切り直し。
六会: 「……睦月さんはどちらかといえば現場の方が得意なようですが」
六会: 「このような細かい作業も不得手では無いと思いまして」
昴: 「い、いえ、そんな。現場でも未だ皆さんの足を引っ張ってばかりで……。」
六会: 「そう謙遜しないでください」困ったように笑って。
六会: 「それに、市内を実際に回ることで此の地を知り、土地勘を養うこともできますから。無駄な事ではないのですよ」
昴: 「す、すいません……。 成る程、確かにまだ余りこの土地に関しては頭にたたき込めていないので」
昴: 「そう言う意味ではぼ……私とっても丁度良い事となりそうです。」
昴: また一人称を間違えかけて、軽く頭振り。 今一度背筋正して頷き。
昴: 「それでは今回の任務、確かに承りました」
昴: 「……えっと、この市の一帯の地図を作成すれば宜しいのでしょうか?」
六会: 「はい。とは言え一から作るのは大変でしょうから、その地図を持って、修正して清書する方法で」 ※6
六会: 「睦月さん、在家さん。それではよろしくお願いします」
昴: 「りょ、了解しました。 それでは行ってまいります。」

 ・・・

在家: 「いやしかしまー、今日もよく降るね」
GM: 共に任務に当たるように指示された女性エージェント、在家歌織が恨めしく空を見上げながら愚痴る。 ※7
GM: 黒いレインコートに白い手袋といった出で立ち。
昴: 「本当ですね。 ……青空がそろそろ恋しいです。」
GM: これにカボチャの頭を装着すれば、“ジャック・オー・ランタン”いっちょあがり。
GM: 子供好きとして知られる彼女は、昨年のハロウィンで実際にやったらしい(何)
昴: 流石ですね!(何
在家: 「美肌には丁度いいんだろうけどね」けらけらと笑いつつ。
GM: 建物の影で雨宿りしながら地図を広げた。
昴: 青い帽子を被り、白いレインコートを着込み。 空を仰げば、笑い声に釣られて此方も軽く笑う。
GM: 彼女はパトロールと称してあちこちをふらふら歩き回るのが趣味で、
GM: 副支部長代理の草野操からは、「ちゃんと仕事しなさい」と、よく叱られている。
在家: 「この先まで行くと川があって、更に線路があるんだよ。もう分かりきってるから引き返しちゃおうか」」
昴: 「そ、そうなのですか? えっと、その線路の先には何があるのか分かります?」
昴: 言われたとおりに地図に描き込んで行く。 不慣れな作業だからか、数度描き直したりしながらも。
在家: 「線路の先は…黒巣の外だね。すばるんは黒巣の外って知ってる?」
昴: 「そ、外ですか? えっと、その……」
GM: レインコートの庇部分をタオルで拭きながら、何気なく在家が問い掛ける。
昴: 言いかけて、口ごもる。 ――そう言えば、外の風景ってどう言うのだったっけ。
在家: 「黒巣の外も、それなりに面白いっていう話。…けど、あたしはこの黒巣も充分面白いと思うけどね」
昴: 「……え、えっと、その。多分、知ってる……かもしれないんですけど。」
昴: 「その、余り外の風景とか気にした記憶があまり無いと言いますか、その……。」
在家: 「今、何時だっけ? そろそろ外から列車が来る頃だったはず。見に行く?」 ※8
昴: 「確かに。この街もその、そんなに悪くも無いとは――は、はい!是非とも見てみたいです。」
在家: 「? なんかわかんないけど、せっかくだし行ってみようか♪」
昴: 腕時計を見て、時間を告げる。 珍しいものを見に行けると分かれば、少し嬉しそうについてく。
GM: 在家は昴の手を引いて、雨の中を駆け出す。
昴: 手を引かれれば、そのまま勢いに任せて。 数度転びそうになったのは最早ご一興。
GM: 水溜まりを踏み、しぶきを跳ねて。そして。
在家: 「この廃ビルの向こうに回れば見え……」
GM: 彼女がそう言ったその時、遠くから衝撃音が聞こえる。
昴: 「あの向こう側、に……!? 在家さん、今の音……!」
在家: 「急ごう、何かあったみたい!」
昴: みれば、音の向こう側からは黒煙。 慌てて在家さんの後を追って走り抜けた。

GM: シナリオロイス:“ジャック・オー・ランタン” 在家 歌織。
GM: 推奨感情:連帯感、友情/不信感辺りで。
昴: ■連帯感/疎外感でとろうかと(み
GM: 了解です。



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 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
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