『betrayers』 黒巣市A.D.2026−Act III+
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 Opening Phase-02 「派遣」 ※9
 ScenePlayer:リバース・バレット” ジョン・ドゥ/時刻:28日〜/場所:黒巣市外〜黒巣市/登場:不可

 登場Dice ジョン: 1d10=(8)=8+33=41

GM: 黒巣市とは別の街。
GM: 仕事の“対象”を前にして、キミは銃の照準を合わせた。
標的: 「ま、待て。カネならソイツの3割り増しで払う、だから命だけは……!」
ジョン: 「生憎、俺が欲しいのは金じゃないんでね」
ジョン: パンパン(何)
標的: 「ぐわぁぁぁ」
GM: どさっ。穀物の入った麻袋のような鈍い音を立てて、男は倒れた。
GM: いつものように「仕事」を終える。
GM: そこへ、見計らったかのように“グッドウィル”からの電話が舞い込んできた。
ジョン: 「タイミングのいいことで……もしもし、俺だ」電話を取る。
“グッドウィル(女声)”: 『お仕事ご苦労様デス、人材派遣の“グッドウィル”です』
“グッドウィル(女声)”: 『現在、新規の仕事が1件ありマス』
“グッドウィル(女声)”: 『アナタが“ジョン・ドゥ”なら#を押して暫くお待ちクダサイ』
GM: 機械的な女性の音声が流れる。 ※10
ジョン: 「……毎度のことだがなんかムカつくな」(何)
ジョン: ♯押すよ!(何)
GM: ぽちっ。
“グッドウィル(女声)”: 『―――…ただいまお繋ぎしていマス、しばらくお待ちクダ………――もしもし』
GM: 音声が切り替わり、男の声に変わった。
ジョン: 「――ジョン・ドゥだ」渋くやり直した(何)
“グッドウィル”: 『新しい仕事の話だ。キミとの付き合いも数度、単刀直入に言おう』
“グッドウィル”: 『今度のクライアントは“リバース・バレット”をご指名で』
“グッドウィル”: 『某市へ潜入し要人一名暗殺してもらいたい、とのことだ』 ※11
ジョン: 「わざわざ俺をご指名とは珍しいことだな。何か理由でも?」
“グッドウィル”: 『それを詮索しないのが契約だった筈だ』
“グッドウィル”: 『それを知りたければ、雇用ポイントをあと13稼ぐといい』(何) ※12
ジョン: 「特に知りたくないから続けてくれ」(何)
“グッドウィル”: 『話が早くて助かるよ。では──』
“グッドウィル(女声)”: 『クロスシに潜入し、“ピーピーピー”ムツアイタスクを暗殺してください』 ※13
ジョン: 「ピーピーピー? 伏字か?」(何)
“グッドウィル”: 『アルファベット3文字でPPP、だな。概要書類は後ほど送付する』
“グッドウィル”: 『確認後、書類はいつものように処分してもらいたい』
GM: ガサガサと紙束をめくる音が電話口の向こうから聞こえる。
ジョン: 「紛らわしいコードネームだな。まあ、了解だ」
“グッドウィル”: 『……“ぽちぱぱ”、とも呼ばれているそうだ』
ジョン: 「……まあ、余り強いターゲットではなさそうだな」(何)
“グッドウィル(女声)”: 『雇用内容は以上です。書類の送付をしばらくお待ちクダサイ』
ジョン: 「……なんで一々切り替えるんだよ」(何)
GM: 通話は既に向こうから一方的に切られていた(何)
ジョン: おのれ(何)

 ・・・

GM: 後日、隠れ家に書類が送付されてきた。
GM: 内容は、「黒巣市に潜入し、“P.P.P”六会輔支部長代理を暗殺せよ」とのこと。
GM: 黒巣のUGNには「央 仁次」というFH関係者がおり、その人物の手引きを受けて仕事を果たせと。 ※14
GM: 判別手段として、
GM: 「月は何処にある?」と尋ねて「天中に」と答えられた人物が、向こうでの“パートナー”だという。
GM: あと、黒巣への潜入経路として、ユニテック社の貨物に紛れる手筈が整えられているらしい。
ジョン: ……それはUGN関係者を見かけたら『月は何処にある』とひたすら尋ねないといかんのか?(何)
GM: 「見えないよ。大丈夫か?」と優しく答えてくれるでしょう(何)
ジョン: ですよねー。(何)
ジョン: ユニテック社は黒巣にちょっかい出す組織のコングロマリットだっけ。
GM: ですね。UGNとかFHとか神城とか各務とか、主要な組織が出資してます。
GM: こっそりと、ですが。
GM: で、黒巣に潜入後は現場の判断に任せられるそうですな。
ジョン: 「……まあ、詳しいことは潜り込んでから考えるか。いざとなったら正面から殴りこもう」
ジョン: 手に持っていた『黒巣市の歩き方』という観光ガイドを置いて立ち上がる(何) ※15

GM: そして仕事のためにキミはガイドブックを手に貨物列車へと身を潜ませ、
GM: 一路、黒巣市へと向かった。
GM: がたんごとんと揺られ、黒巣駅まではあと数分。
ジョン: 「……狭いな」膝を抱えてコンテナに入り込んでいる(何)
GM: 響く音が変わり、橋梁にさしかかったと思われた、その時。 ※16
ジョン: その時。(何)
GM: 轟音と共に、突然貨物車両が浮き上がり、回転し、
ジョン: 「ぬおっ!?」コンテナの中なのでそのまま振り回される(何)
GM: 車体が浮力を失い、そのまま落下した。
ジョン: 「ぎゃああーーーーーぁーー……ぁー……」(何)
GM: キミの体も激しく宙を舞い、投げ出され
GM: ちゅどーん。
ジョン: 宙を舞って投げ出されて爆発しました(何)
GM: 何を積んでいたのか分からないが、乗っていた車両が爆発した。
ジョン: ところで橋の上で放り出されたんですよねー。
ジョン: ということは落ちますよねー。(何)
GM: 突然の衝撃に、どこかに叩き付けられて気を失ってください(何)
ジョン: じゃあコンテナに入り込んだまま下に落ちて気絶しました(何)
ジョン: 波乱万丈すぎるな。ハリウッド映画みたいだ(何



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 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
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