『betrayers』 黒巣市A.D.2026−Act III+
横幅650pix、Internet Explorer環境ではフォントサイズ「小」を推奨します 


 Opening Phase-04 「炎影」
 ScenePlayer:“逆位置の太陽” 津嶋 皓/時刻:29日/場所:自宅近くの河川/登場:不可

 登場Dice 皓: 1d10=(3)=3+32=35 ※20

GM: バトロワ終了直後の好天から一変し、その後はずっと雨が黒巣市に降り注いでいた。
GM: しかし、そんな事にさえ気づかずベッド上の生活をしていたが、
GM: 驚異的な回復で数日後には自室療養できるまでに回復していた。
GM: たい焼きの入った箱を抱えてイブが部屋から出て行き、ゆったりと流れる静寂に身を任せていたが
GM: 各務支社からの緊急通信が、それを打ち破った。
皓: こういうときはRVも便利なものだ。……いや、逆かなと些か呆れつつ。通信を取る。
皓: 「はい。津嶋」簡略に。
GM: 通信手は手短に用件を伝えてきた。
GM: 湖へと流れ込む河川が氾濫した上、正体不明の竜が支店周辺の住民を襲っている──と。
GM: キミは愛用の得物を抱え、指示されたポイントへと移動した。

GM: 立っていた桟橋が、激しい音を立てて砕けた。
皓: 「──……竜、か」半分くらいは本気にせず、指定されたポイントまで向かっては見た……が。
GM: 巨大な“竜”は目の前、数十メートル先の濃霧の中に。
皓: 「……冗談ではない、と言うことか!」衝撃を避けるよう、背後に飛びのき、そのまま得物を抜き去り、構え。
GM: 茶色く濁った河川から鎌首をもたげた、竜のような存在は、
皓: 一応遠目に観察してみようか。本当に、言われたままの『伝説の竜』か?
GM: 視界を遮る濃霧のせいで、体は何処まで続いているのか分からない。──が、とにかく巨大だった。
GM: 竜の纏う濃い霧の中には、いくつもの漆黒の球体が漂っているように見える。
皓: 「……幾らこの街が何でもありとはいえ」はぁ。とため息。
GM: 音の無い咆吼。密度の高まる大気に、体内のレネゲイドがざわめく。
皓: 「これは、余りにナンセンスだろ──!」言い様、相手の視界の死角を探しつつ、脇より移動するため、走る。
GM: 皓の居る付近の重力が高まる──が、それを走り抜けて。
GM: 巨大な竜の死角へと入る。
GM: 元居た所の地面は轟音と共に水没した。
皓: 水を跳ね、急停止。さっきまで自分がいた場所と、その影を交互に見て。
GM: 近づいてみると…気体の集合体が竜の姿をとり、竜そのものに質量といえるものは無いように思えた。 ※21
皓: 「……幻覚。まやかしの類か。物理的な力が効くとは……」独り、呟く。そうすることで次の手をまとめるように。
GM: 竜は長大な体躯を曲げて、消えた者の姿を追い、再び視界に捉えた。
皓: 「気配を感じることは出来る、か」見上げ、再度構え、対峙して。
皓: 「……それでも」先ずは。の肩慣らしとして。踏み込み、そのまま横凪ぐ。
GM: 手応えと言える程のものは無かったが、薙いだ部分は空洞のように開く。
GM: 竜が天に向かって吼えた。
皓: 剣の重さのままに振り切り、体勢を立て直し。“斬れる”ことは解った。
GM: 鈍い音を立てて、周辺の地面が深く沈み込む。
GM: 竜と対峙して体勢を立て直した時。濃い霧の向こう、巨体の影に朧に輝く真紅の炎が見えた。
GM: 空中に生み出した氷の回廊を蹴って、炎が舞う。
皓: 重さに逆らうように、横に飛びのき。空いた虚に再度刃を叩き込もうとして──手が止まった。
GM: 一太刀、二太刀と両手に携えた刀で切りつけ、更に抜刀してからの二撃。
GM: 炎の残像が消えぬうちに繰り出される四つの太刀筋は、四枚の翼を広げた火の鳥のようにも見える――のだが。
皓: 「────」呆然とそれを見て。
皓: 「……鳥越さん!」
GM: だが、しかし。
GM: 辛うじて見極めた今の太刀筋は、全部で“3つ”。
GM: 4本目で切りつけようとした時、彼は何故かその剣を取り落とした。
皓: ……一手が足りない。そう思った矢先。その刃が視界に入り。
GM: 声が聞こえた素振りは無い。
皓: 「何を……っ!」小さく毒づき、此方も再度剣を振るう。ただ目の前のそれに。
GM: その刹那、超高熱に灼かれた竜は鼓膜を破るような激しい破裂音と共に爆散した。
GM: 具体的には、エンゲージしている者に装甲値有効の40点ダメージね(何) ※22
皓: ……装甲無いんですけど(何)
GM: じゃあ、マトモに直撃して吹き飛ばされた。演出で(何)
皓: 「……何を、してるんですか、貴方はっ!」
皓: 苛立ちのまま、聴こえない素振りのその相手に告げようとして、そのまま吹っ飛ばされます。
GM: 背中から地に叩き付けられ、肺が潰されるような衝撃に襲われる。
GM: 呻きながら、まばらに漂う霧の彼方に“彼の人”を探す。
GM: ──だが、その姿は無かった。
皓: 「…………っ、づぅ……!?」くぐもった声を上げるのを自覚しつつ、視線は周囲へ。
皓: 「…………何で……」ただ、それだけの疑問の言葉で。足元から崩折れた。
GM: 竜が消え、場は束の間の静寂へと沈んだ。

GM: シナリオロイスとPC間ロイスですが。
皓: おおっと。
GM: 思いつきそうだったら提示を。でなければ後ほど再びお願いします。
皓: “EverybodyOne”に 執着/■隔意 で取得かな。PC間は保留で。
GM: 了解です。



TOP / NEXT


 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「『betrayers』黒巣市A.D.2026−Act III+」