想いよ、蒼穹へと放て Ver,01(20130306)
 Opening / Middle-a / Middle-b / Trigger / Climax / Ending //Another 
横幅700pix以上を推奨します 
 弦を引き絞り、狙いを定め、
 鍛練を重ねた彼女の放った矢が的を逸れた。

 彼女を繋ぎ止めていた弦は切れ
 彼は一縷の望みを断たれまいとあらゆる手を尽くす。

 人とオーヴァードの狭間に、歴然とそびえ立つ壁。
 人であるまま努力しても叶わない。
 ならば――いっそ。

 Double Cross the 3rd Edition「想いよ、蒼穹へと放て」
 ダブルクロス――それは裏切りの言葉。
 Handout
◆PC:1 “ルーク” 北条 亮
【条件】カヴァー:高校生
【シナリオロイス】瀬女 千尋(せな・ちひろ)
【推奨感情】友情、誠意/不安
 キミの友人(先輩・後輩)に、瀬女千尋という人物がいる。
 品行方正、かつ、極めて真摯な態度で弓道に勤しむ才媛だ。
 その才媛が弓の勝負で負けたらしい。しかも、初めて弓を触ったような素人に。
 「私が今までやってきた努力は、何だったの…」
 弓道場の裏で声を忍し殺して泣く彼女の姿に、居たたまれないものを感じた。

◆PC:2−α “柘榴の肉片” 石崎 彰也
◆PC:2−β “珠爾瑕” 坂東 発
【条件】カヴァー:高校生/学校関係者
【シナリオロイス】榊 伊織(さかき・いおり)
【推奨感情】自由/憤懣、猜疑心
 「勝負に勝ったらボクの彼女になってよ」
 そんな約束を強引に取り付けて、弓道部の次期部長を破った者がいた。
 OVである自分には分かる。
 彼は何らかのエフェクトの力を借りて、この対決に勝利したのだ。
 この対決に何か釈然としないものを感じたキミは、彼の思惑を調べることにした。

◆PC:3 “正位置の太陽” 津嶋 皓
【条件】カヴァー:高校生
【シナリオロイス】川北 秋弘(かわきた・あきひろ)
【推奨感情】友情、尽力/食傷
 「大変なんだ、何とかしてくれ! いや、手を貸してくれ!!」
 事件を前にした岡っ引きのような勢いで駆け込んできたクラスメイト。
 事情を聞けば、彼が想いを寄せている女性が悪い男にたぶらかされたとかいう話らしい。
 「なあ、闇討ちできそうな路地とか知らないか!?」
 ――知るか。ともあれ、このまま彼を放っておくのは何かと危険かもしれない。
 キミは彼の暴走を阻止するためにも、渋々協力することにした。
 自己紹介
亮:「初めまして、僕の名前は亮。北条 亮っていいます」
亮:「フェミニストのつもりはないけど、女の子を泣かすのは、どうかと思うなあ」
亮:チルドレン兼高校生、な割と普通の少年。
亮:性格は外向的で明るい方。
亮:シンドロームはノイマン/モルフェウス。HP25、行動値15、基本侵食率35%
亮:シナリオロイス→瀬女 千尋 ■誠意/□疎外感
亮:「まっすぐで、すてきなひとだよ。僕も弓はやるけど、ちょっと引け目を感じるなあ」
亮:PC間ロイス →石崎 彰也 ■信頼/□猜疑心
亮:「そういう感覚は、人として全うだと思いますよ。UGNとしては、危険な人ですけど」
亮:以上です。どうぞよろしくお願いします〜。

彰也:「どうもどうもこんにちは。石崎 彰也と申します」 ※1
彰也:「まぁ、なんですか。お互い人間の振りは大変ですよね、ええ」
彰也:「しかしまぁ、人間らしくやってるうちは、仲良くやっていきましょう」
彰也:割と皮肉屋の教師。経歴不明の比較的怪しい男。虚弱体質。柘榴マン。
彰也:HPがゴリゴリ削れる以外は比較的バランスの取れた男。
彰也:ノイマン/ブラックドッグ/ブラムストーカー。侵蝕率36%、HP30、行動8。
彰也:坂東 発:■有為/□不安
彰也:真面目系の剣道少女さん。
彰也:競争の世界に近しいというのは魔物とも近しいような予感もしますが、さて。
彰也:榊 伊織:□庇護/■憤懣
彰也:……まぁ、控えめに言ってもあまり褒められた行為じゃありませんね。
彰也:以上。よろしくお願いします。

発:「坂東 発です。バンドエイドではありません」
発:「どうせなら、もっと『ちかちー』とか、普通に可愛い渾名がよかったな…」
発:坂東 発(ばんどう ちか) キュマイラ/ノイマン
発:黒羽高校にやって来た一年生。
発:礼儀正しく、やや考え方が固い。
発:また、無表情で動じない性格から、誤解されやすいが、本人は普通でありたいと思っている。
発:名前と風貌から、着いた渾名が『バンドエイド』。本人は、嬉しくない様子。
発:PC間ロイス 津嶋 皓 ■感服/□希薄
発:「私の、一段以上は上にいる方です。あまり見掛けた事はありませんが」 ※1
発:シナリオロイス 榊 伊織 □誠意/■侮蔑
発:「なんて言いますか…なにやら、卑怯な感じがしました」
発:以上です。

皓:「おはよう。さて、今日は一体どんな一日?」
皓:「大事な人のために一生懸命になる気持ちは大事だよね。だから、頼られたなら応えるよ」
皓:「──だからさ、いいからちょっと落ちついてよ! 行動するのは大事だけど方法ってものがあるだろ!?」
皓:津嶋 皓。なんだか色々それなりの目に遭っていながら、気にした風を周囲には見せない高校生。
皓:内に在る思いは思いのまま。身にかかる一件を真っ向から受け止める姿勢は誠意からか、素質からか。
皓:小さなポジティブを何より信じることをモットーとする。“正位置の太陽(Sun of Arcana)”。
皓:ただ、自分がその様に呼ばれている自覚とかはさほどない様子。
皓:シンドローム:ハヌマーン/サラマンダー Dロイス:白兵《伝承者》
皓:HP:44 IV:20 基本侵蝕率:32%
皓:PC間ロイス:北条 亮に ■連帯感/隔意
皓:「クラスメイトとしても、OVの同士としても、信頼出来る相手だし、得難い仲間だって思ってる」
皓:「──けど、向こうは僕のことをそう思ってくれてるのかな」
皓:シナリオロイス:川北秋弘に ■友情/不安
皓:「考えを即行動に移せるのって凄いよね。僕もそうありたいって思うよ。……あれ、今更思うまでもない? そう、かな?」
皓:「──でさ、その行動力は凄いけど。ちょっと立ち止まってその理論のおかしさに気付こうよ!?(首根っこ抑えつつ)」
皓:以上です。宜しくお願いします。

GM:GMは、別に弓道に詳しいわけでも何でもないこびとがお送りいたします。
 Master Scene
 ScenePlayer:None/登場:不可
 「――なんだよ、そりゃ。俺のせいだって言いたいのか?」
 「言ってねーよ。ただ、あの時、別の部でいいからイチから始めりゃ良かったって言ってんだよ」
 「そのまま野球続けてれば良かっただけだろ。今になって後悔しても遅い」
 「辞めたことは後悔してないんだってーの。気にしてるのはむしろお前の方だろ」
 「分かった分かった。じゃあとっととコクって玉砕して来い。マジ煩くてかなわん」
 「いや、だから、それがイヤだからお前に相談してるんだよ!?」
 「さっきからずっとエンドレスじゃないか」
 相談を受けている側は深いため息をついて。
 「……だったら、悪漢に絡まれている彼女を助けるとかしてみたらどうだ? これでサヨナラ逆転満塁ホームランだ」
 「――ま。そんな都合のいい話なんて無いだろうk………」
 「そそそそそれだーっ!!! おまえ頭いいな!」
 「…どういたしまして。おまえはホント頭悪いな」
 「ハハハそんなに褒めるなよ」

 喧噪に重なるように始業を告げるチャイムが響く。
 馬鹿馬鹿しくも賑やかな、いつもの朝の光景だった。
 Opening Phase-01
 ScenePlayer:石崎 彰也&坂東 発/登場:不可
GM:登場お願いします。
発:#1d10+35
 Dice 発:1d10=(9)=9+35=44
彰也:#1d10+36
 Dice 彰也:1d10=(7)=7+36=43
GM:では、まずは描写から。

 場が、どよめいた。
 着崩した学生服にTシャツ、色が抜けた金茶髪。
 おおよそ武道精神からかけ離れたような男子生徒の放った矢は
 過たず、的の中央を射貫いた。

 「マジかよ。挑戦者が追いついたぜ!?」
 「今の、矢が妙な具合に落ちなかったか…?」
 賑やかしに集まったギャラリー達も、この結果には騒然としている。
 教師の石崎、そして1年の坂東も、
 それぞれの位置からそれぞれの思いを抱きつつ、この対決を見つめていた。

GM:事は、つい先刻から始まった。
GM:物見高い生徒達が、わいわいやがやがと駆け足で弓道場へ向かっている。
GM:一人ではなく、複数人が、何らかの噂を聞きつけてのことらしい。
GM:そのうちの一人に声を呼び止め、尋ねてみれば、
GM:「『交際権』を賭けて、あの瀬女千尋と勝負するヤツが居るんだってさ」
GM:「ほんとだって、弓道場で今からやるってよ」
GM:そんなこんなで、現在――
彰也:それは……若いというか何というか、とかぼやきつつ。
彰也:まぁ顧問の先生辺りが安全のためについてるだろうと思いつつも、面白そうなのでげふんげふん何かあったらコトなので見物に行く教師。
茶髪男子:「…ィヤッホウ。アレが当たるとは思わなかったな〜♪」
GM:おどけた調子で構えた弓を下ろし、茶髪の男子生徒は口笛を吹いた。
彰也:そして現在……眼鏡越しのその視線はひじょーに胡乱げなものになっている。ちらーっと対戦者の女生徒の表情を伺う。
発:「本来、弓道には作法や立ち居振る舞いも大事な点なのですが…」途中から来たので、完全には把握していない。
茶髪男子:「ほら、瀬女さん。ラストだよ」
GM:弓道着に身を包んだ女生徒は掛けられた声にも反応せず、堅い表情のまま弓をつがえ。
GM:動揺を必死で押さえつけているような表情。涼しい風が吹いているにもかかわらず、彼女の首筋には一筋の汗が伝った。
GM:そして皆が固唾をのんで見守っている中、矢が放たれ――
GM:矢は、的から外れ、その横に突き刺さった。
GM:命中ならず。
瀬女:「……どうして…………」
GM:茫然と、放たれた矢の先を見つめる瀬女。
発:「………。…む…」
彰也:「――ああ、外れるか……そりゃあ、外れるわな」呻くように呟いてるのが隣の坂東さんには聞こえる。
GM:片や、茶髪の男子生徒は小さく肩を竦めてから、派手なガッツポーズをした。
発:「おかしいですね…。あのように矢が動いては、防ぐ事ができません…」
発:脳内で、矢を叩き落とすシミュレートをしていた様子(笑)
発:「実戦であれば、効果的かもしれませんが…」(マテ)
彰也:「……ああ坂東さん。どう見ます?主に男子生徒の矢の奇跡……僕の目が確かなら妙な具合に落ちましたが」
彰也:隣の武芸者に意見を問う
茶髪男子:「引き分けの時は僕が勝ちってルールだったよね? それじゃ、今から瀬女さんは僕のカーノジョ♪」
GM:んじゃ一緒に帰ろうか〜。軽いノリで言い放って、男子生徒は身動きしない瀬女の腕を取ろうと手を回す。
発:「…弓道を、賭け事に使っていたのですか…」僅かに眉を顰める。
GM:触れられれば、弾かれたように手を引っ込め。瀬女は男子生徒をキッと睨み付けた。
茶髪男子:「あれ? なんか反抗的な態度だね」おどけたように首を傾げ。
彰也:「まぁあまり感心できないことではありますがそこはもう若さですね」
彰也:とりあえず。男子生徒の射撃が「ヘン」だったことは我々、確信していいんですかねハンドアウト的に
GM:明らかにおかしかったですね。風は吹いていましたが、あの軌道は無いだろうと。
発:「確かに、勝負事には違いありませんが…しかし…」
彰也:「…………」少し考えて
茶髪男子:「僕からの勝負に受けたってコトは、僕に勝って追い払う自信があったってコトでしょ?」
瀬女:「………………」
GM:唇を噛み締めて俯く彼女に対して、男子生徒は手を差し出す。
彰也:「あの男子生徒どなたです?どーにも弓道やってるようには見えないんですけど」近くの野次馬に聞いてみよう。
野次馬:「榊ですよ、3年の。前はすっごく地味だったのに、夏休みから暫くガッコ休んで復帰したと思ったら、リア充デビューしちゃった感の」
GM:むしろ知らない生徒の方が多いような反応。
発:発には『リア充デビュー』の意味がわからなかったようだ(笑)
彰也:「3年の榊さん、ですね……どうもどどうも」
GM:瀬女は肩を震わせ、唇を噛み締めて俯く。そんな彼女へと、榊という男子生徒はスッと手を伸ばす。
榊:「…ほら、一緒に帰ろうよ。いつまでもココにいちゃ、いい晒し者だよ?」
彰也:ならまぁ、それだけ確認したら、ちらーっと二人の様子を眺めて……まぁ、途中で見てられなくなって背を向けよう。
GM:そう言いながら、居合わせたギャラリーを追い払うような仕草をする。笑うその顔には、不敵さが見えた。 ※2
瀬女:「…………分かった。でも、着替えに行かせて」
発:「………気に入りませんね…」
発:本人に聞こえるように言ってませんよ、念のため(笑)
GM:まあ、聞こえないだろうね。って、なんでこっちの声がそっちにも届くかとか、細かいコトは気にしないでください(何)
発:【達人】なので、当然の事です(マテ)
GM:瀬女は、消え入りそうな声で振り絞るように言い、榊の手には気づかなかったフリをして道場の奥へと駆けて行った。
彰也:「夏休みに化けた、ですか……学校を休んでいたとなると、街の方で走り回るか……ああいっそ、一足飛びに『エリュシオン』に駆け込むべきですかね」ぶつぶつと……すっげぇ、調べる気満々なコトを言ってるのが坂東さんには(ry
発:「…教諭も、おかしいと思いましたか、あの軌道は?」
彰也:「軌道がおかしければ経歴もおかしい。何か『使った』かしたとしか思えません」
発:「あれを狙って放てるなら、通り一辺倒の防御は役に立ちません」
発:「ましてや、瀬女先輩に、あのように射る理由はありません。で、あるなら…」
彰也:「武道屋さんからも「おかしい」という意見がもらえたなら、もう確信して僕は歩きますよ」
彰也:「……毒を吐かせてもらいますが」
彰也:「もし僕らの推測が当たっていて、彼が意図的に『使って』勝ちを拾ったというのなら」
彰也:「それは侮蔑すべき所業です」
彰也:この教師、かなり腸が煮え返っているらしい。
発:「私は、そこまでは言いませんが」
発:「卑怯な行いで女子を手篭にしようとしてるなら、唾棄すべき行為であるとは思います」 ※3
発:『そこまで言ってるよ』というツッコミはスルー(マテ)
彰也:「……まぁ、人それぞれですから怒りのベクトルも違うでしょうね」
彰也:「ともあれ、僕は関わることにします。それでは」調査の意志を示して立ち去ろう。
発:「確証まではしていませんが、事実は把握しておきましょうか」

榊:「ほらほら、こっから先は見せ物じゃないから、皆様方は気をつけてお帰り遊ばしてください」
GM:道化のような仕草で、深々とギャラリーに一礼を。そして手を振って悠然と舞台から下りてゆく榊。
GM:「マジかよ」とか「あの榊がか!」とか
GM:「瀬女さん可哀想」とか「俺の瀬女さんを!!!」とか「おめーのじゃないよ!」とか
GM:ブーイングすら聞こえたこの場の妙な盛り上がりは、暫くは冷めやらなかった。
 Opening Phase-02
 ScenePlayer:北条 亮/登場:不可
亮:#1d10+35
 Dice 亮:1d10=(4)=4+35=39

GM:では回想描写シーンを入れます。

 キリキリ…と弓を引き絞る。
 心静かに狙いを定め、つがえた矢を放つ。
 弦の限界から解き放たれた矢は、僅かな弧を描き、吸い込まれるように的の中央に突き刺さった。

 的中を見届けた袴姿の射手は、小さく呼吸を吐き出すことで自らの緊張を解きほぐすと
 自分を見つめている視線にようやく気がついて弓を下ろし、
 柔らかな笑みと小さな会釈を返した。

 一学年下の彼女――瀬女千尋と出会ったのは、去年の夏休みが始まった頃の早朝。
 騒々しいセミが大合唱を始める少し前、
 たまたま用事があって弓道場の傍を通りがかった時に、朝稽古を終えた彼女に出会ったのが切っ掛けだった。
 朝だけではなく、夕方もだ。

 他の部員が帰った後に、道場の掃除を行っている彼女を見かけた事も一度や二度ではない。
 今日も日曜だというのに、大会が近いからと朝から稽古に打ち込んでいるようだった。

瀬女:「こんにちは、北条先輩」
亮:「こんにちは。精が出るね」にこ、と笑い返して。
瀬女:「ありがとうございます。私は不器用だから…もっと上手くなりたいから努力しているだけですけどね」
亮:日曜。確か、くだらない要件で学校へまた来ることになったんだったか。…R絡みで。
GM:他に誰も居ない弓道場。手にした弓を棚に掛け、矢の回収へと向かう。
亮:「謙遜しなくても。努力し続けてるって、すごいことだと思うけどな」
亮:のんびりとそれを見守る。
瀬女:「もう、日課みたいなものになっていますから」小さく首を傾げてくすりと笑えば、長いポニーテールが揺れた。
瀬女:「……そういう北条先輩は、スポーツとか武道とかはされないんですか?」 ※4
亮:「うん? あはは、僕はあんまり…向いてないから」
瀬女:「私も、そう思ってました」深く突き立った矢が抜けないのか、先程からずっと回収に難儀している。
瀬女:「ん………っしょ」
亮:「意外だな。そんなに様になってるのに」
亮:苦戦する様子に、さすがに歩み寄って。抜けない矢を抜いてあげようかな。
瀬女:「あ。……思っていたというのは北条先輩が、じゃないですよ!?」
瀬女:誤解させるような返答だったことに気づいて、慌ててぶんぶんと首を振る。
亮:「……っぷ」慌てた様子に、思わず吹き出して。
瀬女:「親戚の叔父さんに誘われて、最初は嫌々やっていたんですけどね」すみません、と恐縮しつつ脇に体をずらす。
瀬女:「それでも頑張って、駄目なら駄目で…と挑んだ大会で、入賞しちゃったんです」
瀬女:「そしたら叔父さんや親に誉められて。それが、とっても嬉しかったんです」
亮:「すっかり実力になってたわけだ」
瀬女:「まだまだ、そんな。上には上が、たくさんいますから」謙遜しつつ。
瀬女:「毎日修練に励むのは大変ですけど、そうやって頑張った事が報われた…って、思う瞬間が本当に嬉しいんです」
瀬女:「まるで子供みたいですよね」少し照れたように笑う。
瀬女:先程の人を寄せ付けないような凛々しい姿も、今は年頃の女の子と大して変わらないように見えた。
亮:「うれしい、って思えることは、いいことだよ」そんなことないない、と手を振って見せて。
亮:「好きなんだと思うよ。うれしいって気持ちだけじゃ、なかなか続かないもの」
亮:はい、と手にしたままだった矢を返して。
瀬女:「ありがとうございます」それを受け取り。他の矢と一緒に両手で抱える。
瀬女:「…と、ところで。私、思うんですけども」
GM:さっきの勘違いを俄に思い出したのか、不意に顔を赤らめて。
亮:うん? と首をかしげ。
瀬女:「北条先輩も、案外、始めてみれば弓道がとても上達しそうな気がするんですよ」
瀬女:「筋肉の付き方がというか…………はっ」
瀬女:「あ、あの。ジロジロ見てしまってすみません…」ルー君の二の腕に行っていた視線を逸らした(何) ※5
瀬女:「ごめんなさい、私、あんまり喋らない方がいいですよね」
瀬女:「あの、実は、喋る方はちょっと苦手で…よく変な事言っちゃって…」しどろもどろとしだす。
亮:「ふ、あははは! そうかな。瀬女さんがそういうなら、やってみようかな」かわいらしい反応に、今度は笑いをこらえずに。
亮:「いや、むしろもっと喋っていいんじゃないかな」
亮:「そっちの方が、ずっとかわいいよ」目元をぬぐう仕草をして。
瀬女:「そ、そうですか……?」両手に抱えた矢を掲げ、その矢の束で顔を隠すようしつつ。
亮:「瀬女さんって、もっと生真面目な人なのかなって思っちゃってた。その方が、親しみがあっていいと思う」うんうん、と頷く。
GM:しばらくパニックになったような挙動不審な動きをしつつ(何)
亮:じゃあそれをしばらく眺めてから、本来の要件を思い出そうかな(何
GM:どえす(何)
亮:だってかわいいから(何)
瀬女:「……あ、あの。そろそろ片付け終えないといけないのでっ」
GM:ひとしきり挙動不審を観察された後、ハッと気づいて、手伝ってくれた事にお礼を言って。
亮:「うん。僕も教室に忘れ物取りに来たんだった。邪魔しちゃってごめんね」
亮:応え、軽く手をあげてその場を後にしよう。
瀬女:「此方こそ。お引き留めした上、手伝っていただいて恐縮です」
亮:その後は、内容も良く覚えてないくらい些末な用事を済ませて、下校した。かな。
GM:そんなやりとりがあった日の夕方も、彼女は最後まで残って修練を重ねていた。

GM:そんな彼女が。
GM:弓道場から少し離れた場所にある大きな木の下で、うずくまっていた。
亮:青春っていいなー。そんなまぶしい日常の象徴。
亮:「……瀬女さん? どうしたの」沈んだ様子を感じ取って、思わず声をかけよう。
GM:口に手を当て、嗚咽を堪えるように震えていた彼女は、掛けられた声にビクリと身を震わせる。
瀬女:「…なんでも、何でもないです。…ちょっと、気分が悪くなっただけで………」
GM:亮の視線から逃れるように、視線を下げたまま、
亮:「本当に? 辛いなら、保健室で休んだ方が……」側へかがんで、のぞき込むように様子を見よう。
瀬女:「……ごめんなさい。一人に…させてください」 ※6
GM:口に手を当てたまま身を翻して、亮の横をすり抜けて去っていく。
GM:一瞬、見えたのは、泣きはらしたような目。
亮:「あ……瀬女さん!」声はかけるものの、そう言われては追うのも気が引ける。
亮:あ、まだ彼女は着替える前だったのかしら。
GM:……はっ。そうですね、袴姿で!
亮:了解!
亮:「……部活で何かあった、かな」さっき、弓道場がどうの、という声を聞いたような気がしないでもない。
亮:着替えもしないで泣くほどのこと、となるとよっぽどだろう。
亮:眉を寄せて弓道場の方を見て、ため息ついてからそちらへ向かった。という感じで!
 Opening Phase-03
 ScenePlayer:津嶋 皓/登場:不可
GM:登場お願いします。
皓:#1d10+32
 Dice 皓:1d10=(2)=2+32=34
皓:34%と。

GM:OP1から少し経って。
GM:所用で居残りをして、さてそれじゃあ部活か道場へ行こうと荷物をまとめた処に
GM:血相を変えたクラスメートが教室に飛び込んできた。
川北:「つ、津嶋か。ちょうどいい、大変なんだ、何とかしてくれ! いや、手を貸してくれ!!」
皓:「うわ、何だよいきなり。何かあったの?」
GM:どこからか全力ダッシュで走ってきたようで、顔には玉のような汗を浮かべ、鬼気迫る顔で皓の机を両手で叩く。
皓:鞄を担いだところで飛び込んできたその姿に些かのけぞりつつ。
GM:「さっきな、弓道場で俺の嫁を榊ってヤローに略奪されたんだ!!!!!!」
皓:大丈夫かー? と手扇でパタパタと仰ぎ……はぁ?
皓:「嫁、って、誰?」
皓:瞬き数度。間抜けな質問だとは自覚してるが仕方ない。
川北:「だから、俺の嫁だよ! まだ声も掛けたことないけど!!」
皓:「だから誰だよ! 声もかけてなければお前の妄想だろそれ」
皓:きちんと順を追って話せよ! と鞄を下ろし。
一里野:「……秋弘、お前、もちつけ。そして、日本語しゃべれよ………」
GM:ぜいはぁと、遅れて教室に飛び込んできたのは、川北秋弘とよくつるんでいるクラスメートの一里野だった。
GM:周囲からは、暴走しがちな川北のストッパー役という認識を持たれている可哀想な生徒だ(何)
皓:「あー。一里野もいたか。ちょっとそっちから説明してくれない?」
皓:訳わかんないよコイツの言うこと。と指差し。
川北:「くぁwせdrftgyふじこlp !!!」 ※7
皓:「だから日本語でしゃべろって……慌ててるのだけは良く解ったけどさ」
一里野:「俺が説明するよ。――(かくかくしかじかとOP1の話をして)――ということが、ついさっきあったんだ」
皓:「え、瀬女さん、って、あの弓道部の次期部長候補の子だろ? それが素人さんに負けるって」まさかぁ。と半信半疑で。
川北:「俺がこんなに想いを寄せている千尋ちゃんが、あんなワケの分からん男と付き合うだなんて……!!!!!」
一里野:「お前、声大きすぎるよ」
皓:あ。普通に瀬女さん知ってる事にしちゃいましたけどいいですかね。
GM:いいですよ。弓道や剣道など、武道系の部活は棟が近いから、すれ違って挨拶することもあると思う。
皓:あいさー
皓:「うん。一里野の言う通り、ちょっと落ち着いた方がいいと思う、おまえ」どうどう。と川北の肩叩きつつ。 ※8
川北:「俺は榊ってヤローが、これ以上なく華麗に、こてんぱんに負ける事を期待していたんだ」
川北:「だって俺の嫁……あの才媛の千尋ちゃんだぞ。素人に負けるはずないじゃないか」 ※9
皓:「確かに、それはおかしいよなぁ」
川北:「――まあ、うん。俺はちょっと落ち着くよ」
皓:うーん。と首かしげ。榊ってのは特に武道を嗜んでいたとは聞いたこと無いですよね。
GM:武道を嗜んでいたどころか、はっきりいって記憶にも薄い生徒だったと思う。
川北:「万が一、億が一、超絶に運が悪かったり体調が悪かったりして、千尋ちゃんが運悪く負ける事だってあるかもしれない」
川北:「だが榊、テメーは駄目だ。あいつは悪い男だ、イケメンなんて皆悪い男と相場が決まってる」
皓:「でもさ、そんな賭けごとで本気で付き合うとかないだろ。瀬女さんがいやと言えばそれまでだって思うよ」
川北:「だよな! 津嶋もそう思うよな!!」がばっと身を乗り出して。
皓:イケメンが悪い男ってのは偏見だとは思うけどねーと呟きつつ
一里野:「ウザかったから追い払おうとして、無理難題を突きつけただけなんじゃないのか?」片やクールな一里野。
皓:「う、わ! ……いや、普通そう思うだろ?」のけぞって川北には応えた。
川北:「とにかくだ、心の友・津嶋」がっちりと手を掴んで。
皓:「確かに瀬女さんは勝つと思ったんだろうね……何だよ」
皓:手を掴まれて胡乱気に見て。
川北:「千尋ちゃんは悪い男にたぶらかされているんだ。そうに違いない」
皓:「あーうん。そうかもしれないけど正直お前に任せるのもすっごい不安だと思う僕」棒読みで言ってみた(何)
川北:「そこでだ。俺の見込んだイケメンと名高く、かつ腕っ節にも定評のある、津嶋皓という漢に頼みがあるんだ」 ※10
GM:多分、皓の話を何割か聴いてない様子で、川北は力説する。
皓:「その評価どうにかならないの……? で、何?」
皓:すっごい嫌々ながら一応先を促してみる。
川北:「俺は千尋ちゃんに絡む榊とかいう悪漢を退治しようと思うんだ」
川北:「なあ、どっか闇討ちできそうな路地とか知らないか!?」
皓:「知るかっ!」手を払った(何)
GM:一里野は頭を抱えている(何)
皓:「というかそう言う手段は結局榊と変わらないだろ! もっと正々堂々と行けよ、本気なら!」
川北:「分かった。正々堂々と闇討ちするよ!」
皓:「だから落ち着けって言ってるの」ぽかりと軽くはたいた(何)
川北:「ごふぅ」
一里野:「……津嶋、マジすまない。俺、コイツ回収してくわ……」
皓:「頼むと言いたいけど一里野だけで大丈夫なの、コイツのお守?」
皓:すっごい同情且つ心配そうに訊いてみた……。
GM:心得ている、とばかりに自信たっぷりに頷いて。
一里野:「……肝心の瀬女さんに告白もできてないお前が、何騒いでんだ。彼女の耳に入るぞ?」
GM:ぼそりと川北に告げると、川北は押し黙った(何)
皓:「だよなぁ」うんうん。とそれには同意の頷きを見せ。
一里野:「それじゃ騒がせてすまなかったな。じゃ」
皓:「先ずそこからじゃないの、川北。そう言うことなら協力するけどさ」
川北:「だからこんなに苦悩してんだよぉぉぉぉぉ」
皓:無理するなよ一里野ー。と川北を引きずっていく様には軽く手を振りかけ。
GM:情けない声を出しながら離せ離せ殿中にござるーとか騒ぐ川北を連れて、二人は教室から出て行った。
皓:「闇討ちする気概があれば討ち死にする覚悟だってあるだろ。って言うんだよ」
皓:あーもー。と髪をかき回し。一体何だったんだ今の嵐は。
GM:しばらくは叫び声が教室の向こうから聞こえてきたが、やがてその声もフェードアウトしてゆく。
皓:……ともあれ、放っておくのもちょっと不安だな。と考えつつ鞄を再度取り上げて。
皓:廊下の先、声の消えた方へと小走りに駆けて行った。
 Master Scene
 ScenePlayer:None/登場:不可
「ねえねえ、話くらいちゃんと聞いてよ。それとも……好きな人でもいるの? だから全部断っちゃうのかな?」
「…そ、そういう訳では…ありませんが………」
「じゃあチャンスくらいくれる?」
「…チャンス、というのは?」
「諦めるにしても、チャンスが欲しい。キミの得意なコトで勝負しよう。弓でもいいよ」
「いい加減にして下さい。そんな事に…不謹慎な心で弓道を穢さないで下さい!」
「だったら、キミの矢で、その、僕の不謹慎な心ってのを打ち払っちゃえばいいんじゃないかな。弓の勝負で」
「弓は古来より魔を打ち払う力があるって話だし。魔物と一緒に僕を追い払っちゃうってのもアリなんじゃないかな」
「キミのように、何の疚しさもない者しか弓を射る資格がないってコト、証明してみてよ」

 たたみ掛けるように言って、屈託なく笑う、榊。
 こちらの心の奥底を見透かしてくるような視線と言葉に
 どこか心臓を掴まれるような感覚を覚えながらも、瀬女はキッパリと言い放った。

「――その勝負、お受けいたします」
 Middle Phase-01
 ScenePlayer:石崎 彰也/場所:弓道場/時刻:対決後/登場:可
GM:登場お願いします。
彰也:っと、侵蝕率はー #1d10+43
 Dice 彰也:1d10=(9)=9+43=52
彰也:滾ってるな

GM:先刻の弓道場での対決シーンの後。
彰也:「……さて、はらわた煮えくり返らせたのはいいとして、どっから手をつけたものか」
GM:まだ居残って、ダベりモードに流れている生徒達も散見できるが、大半は面白いモノを見たとばかりに三々五々と散っていった。
彰也:冷静になる。あたい、対戦者両方についてよく知らないわけでだなー。
GM:居残っている生徒を捕まえれば二人の情報も入手できそうだ、と思った。
亮:出ましょ出ましょ #1d10+39
 Dice 亮:1d10=(4)=4+39=43
彰也:まぁ、聞き込みを始めてみよう。武道をこんなことに使うとはけしからん(きりっ)って具合に。
GM:ちなみにここで手に入る情報は主に<情報:噂話>となります。
GM:UGNに照会したい場合は、このシーンでは依頼する事のみ可能です。
彰也:ああ、そっちもやっておきたいね。
亮:ふみふみ。ともあれ、弓道場に様子を見に来ますよ。
GM:では、いつも以上に難しい顔をしている石崎先生の姿を見かける。
彰也:「ええ、ええ、あぁ弓道部の次期主将さんですか。ふむ、どうも……んーむ」むつかしい顔でききこみ。
GM:他は、話題が転々と変わりまくって、今や全く関係の無い井戸端会議に華を咲かせている女生徒とか数人。
亮:「先生。……何かあったんですか? 妙に人がいますけど」生徒だらけの中に残っているのなら目立つかしら。声をかける。
彰也:さっきの対戦のことの聞き込み続けるにも、不審がられないように続けるには限界ありそうだねーとか考えつつ。
GM:此方から項目などは特に用意していないので、欲しい項目があれば申請してください。
彰也:あい、それじゃあこちらからはロイスだし榊の、特に夏休み以降の素行についてまず調べていきたいなと申請しつつ。
GM:榊了解。
彰也:「……ああ、北条君ですか。いえ、さっきまでここでちょっとおかしな催しがありましてね」
彰也:さっきの勝負についてかくかくしかじか
亮:「瀬女さんが? そんな馬鹿な…」とか驚きつつ。
亮:「不審な弓の軌道…ですか」じゃあこちらはUGNに依頼するようにしますかね。>榊ってOV居る?
彰也:「……僕としてはちょっと気になるところがあったので、まぁ個人的に話を聞いて回っている最中と言うわけで」
GM:ルー君も了解…だけど、榊は項目被るけどいいのかな? ※11
亮:瀬女さんについて調べるというのもアレだしなあ(うーん
彰也:「……お知り合いで?件の瀬女千尋さんと」
亮:「ええ、まあ。練習してるときに、少し話したくらいですけど」頷き。
彰也:「そう、ですか……少々ぼやきますよ」
亮:「どうぞ?」ちょっと苦笑しつつ。
彰也:「経験上……『とんでもない』ものに遭遇した時の人間って、絶望するか正面から圧倒してやろうとやっきになるか……でなきゃ、自分も『とんでもないもの』になってしまいたいって思うものなんですよね……経験上。僕は真ん中でしたが」
彰也:「そのあたり、男子生徒もあれですが女生徒の方も思いっきり気になるんですよね……とは言っても、全く無関係の僕からつつける話じゃありませんが……まぁそんなぼやきです」
彰也:「……人のみで化物に向かい合う、その心境……結構これ、きっついですから」
亮:「瀬女さんに限って、それはない……と、思いたいですけど」
亮:さすがに言い切れないな。苦い表情を返して。
彰也:「彼女、真面目な人でしょう?少なくとも弓道には……『とんでもないもの』に遭遇したときの顔から察するに」
彰也:「真面目な人ほど、難しいんですよね……」がりがりと頭を掻いて。
亮:「榊、って生徒については、UGNにも問いあわせましょう」
亮:「瀬女さんについては…探してみます。さっき、そこですれ違ったので」
亮:そう言われれば、彼女のことが気になったのかしきりに出口を見やり。
彰也:「……多分、その榊と一緒に下校している最中だと思いますよ」
彰也:「今日これから探しても荒れるかとは思います、あらかじめ言っておくと」
亮:「えっ、もうですか?」うわ行きづらい(何
彰也:「……まぁ推測ですから、確認してみないとなんともですが」 ※12
彰也:ともあれ、判定します。
亮:よろしくですー。
GM:どうぞ。
彰也:榊についてー。目標値とかは特に指定なし?まぁ、《生き字引》使わないとどっちにしろまともな達成値でないけどw
亮:僕はUGNに頼む、って言いましたけど、今UGNで判定するのでいいでしょうか?
GM:<情報:噂話>で可能です。目標値は、7とか8とかその辺で。
GM:UGNに頼む場合も、今のうちに判定しちゃってください。
彰也:《生き字引》どん。55%だ。#6r10+7 この時点で成功しちゃってるのは内緒
 Dice 彰也:6r10=(8,10,8,2,3,2)=Critical!!
 Dice 彰也:1r10=(4)=4+10=14+7=21
亮:まわったw
GM:おおう(何)
亮:#4r10+1 情報:UGNでコネあり
 Dice 亮:4r10=(8,8,10,8)=Critical!!
 Dice 亮:1r10=(9)=9+10=19+1=20
GM:君ら回しすぎだよ(何)
彰也:え、えへ?
亮:てへぺろ(何

・榊 伊織
 貫禄の帰宅部。夏休みから引きこもりが始まり、二学期が始まっても不登校だったが、最近になって学校に来るようになった。
 居るのか居ないのかも分からないほど印象に残らない地味な彼が、ほんの三日ほど前に何故か茶髪のイケメン風味になって学校に戻ってきた。
 本人は「遅咲きの夏休みデビュー」などと嘯いているらしい。
 リア充デビューの数日前に、一度こっそりと家を出てどこかに行っていたようだが、その行き先は不明。

GM:以上。
彰也:ういす。
GM:そんな話を噂好きの女子生徒から入手しました!
亮:あれはマジびびったよね〜とか聞いたんですね(何
GM:ちなみに女子生徒達のリニューアル榊に対する印象は、意外に好印象なようです。
GM:さっきの対決で幾らかはゲージが減りましたが(何)
亮:ドン引き(何
彰也:そっからまた別の噂話へ伝播していったんですねわかります(何)
GM:で、UGNに連絡を入れたルー君ですが、
亮:はい。
GM:榊伊織についてのR的な調査はこれからになるので、暫く時間が必要だということと、
GM:……瀬女については尋ねましたかね? お願いしますの一言でもいいんだけど。
亮:いや、多分聞いてないんじゃないかな…あ、でもフォローはお願いしたいかも。
亮:今後、妙な行動に出ないか不安にはなったので(何
GM:じゃあ、問い合わせのきっかけとなった出来事についての補足といった感じで、
GM:かつてOV発症の可能性有りと見られて、一時期観察期間を設けられた事もあったらしい…という事が分かった。
GM:でも、その結果はシロだったらしい。
亮:マジか…(何
彰也:それは……(何)
GM:今は観察も解除されている。それくらいですね。
亮:了解です。
彰也:「………んー……」がりがりがりと頭を掻いた。難しい顔
GM:此方からのイベントは、このシーンでは特にありません。何か一言あれば。無ければシーンを切ります。
亮:「ちょっと、不味い雰囲気ですね…」同じく、深刻そうな顔をして。
彰也:「榊の方は……もしもデビュー数日前がきっかけなら、何も知らない可能性すらある」
彰也:「さっさとぶっちゃけた話を始めるべきかもしれませんね……」
亮:「僕は、瀬女さんがまだ校内にいたら、話をしてこようと思います」さっきはまだ袴だったし、帰ってないかも。と。
彰也:「ええ、お願いします……時間を置きすぎると、それだけ瀬女千尋さんに対するストレスになりそうですし……」
亮:「榊くんについては、先生の方でも少し気をつけてみてくれると助かります。すみません」
彰也:「少しと言いますか……明日にでも、僕の方で彼を呼び出します。とりあえず今日のところはその口実を考えておきます」
亮:「お願いします」焦った感じで言って、そわそわと弓道場を出ようかしらね。
彰也:「……ああもう。どうして歯車と言うのはこうも簡単に狂うものなのか……」こちらも、長居は無用ですな。
GM:そうしているうちに気がつけば、生徒達も殆ど帰ってしまっていた。
 Middle Phase-02
 ScenePlayer:津嶋 皓/場所:弓道場への道すがら/登場:可
GM:登場してください。
皓:#1d10+34
 Dice 皓:1d10=(2)=2+34=36
皓:あれぇ……? 36%
GM:漲らない皓君。

GM:暴走する川北と、それを宥めようと努力していた一里野を追って、
GM:人づての証言を聞きながら、あっちこっちと校舎内やグラウンドなどを探し回っていた皓は
GM:人の流れに逆らいながら弓道場へ行く途中に、剣道部一年の坂東発と出くわした。
GM:というわけで登場お願いします。>発 ※13
発:#1d10+44
 Dice 発:1d10=(10)=10+44=54
GM:皓君に分けてあげてください(何)
皓:HAHAHA
発:「これは先輩、こんにちは」ペコリ
皓:「……あれ、発さん」廊下を走りつつ、見知った顔と掛けられた声に足を止めた。
発:「御急ぎのようでしたが、どうかされましたか?」
皓:「いや、えーと。ここに片方が錯乱気味の男子二人、通らなかった?」
発:顎に指をあてて、少し考える。
発:「…見ての通り、錯乱してる方が多いので、わかりかねます」
皓:「早く見つけないと、ちょっと、弓道場辺りで洒落にならないことが起きそうでさ」あー。とうめき声ひとつあげて髪を掻き回す。
皓:はぁ? とその言葉には周囲を見回す。
GM:ただし、現場には錯乱気味の男子が居たかもしれないと思った。ココに来るまでは見ていないけれど。
発:辺りに、瀬女ファンクラブが大勢いるとふんだ(マテ)
GM:居ます。
皓:そうか、いるのか……
発:「洒落にならない事態…というのであれば、まあ、少々…」再び、指をあて少し考える。
GM:とはいえ各部にヒロイン的な女子がいるので、瀬女は専ら
GM:『弓・袴・ポニテ萌え』属性の男子生徒のアイドルになっています(何)
発:「…そうですね、先輩には、話しておいた方がいいかもしれません」
皓:「瀬女さんって人気あるんだなぁ」ってちょ(何)
皓:中の人の好物ではあるが! <弓袴ポニテ
発:で、弓道場で起こった事を話す。主に、矢の軌道がおかしかった事を重点的に。
発:発的には、他の部分はそれほど重要ではない(マテ)
皓:「それって……」ええー。と言いたげに眉を潜めた。
皓:「あれだよね。普通じゃない手を使ったって事だろ」
皓:具体的に言わないまでも、そう言う力持ちだということは示唆されたと踏んで。
発:「まあ、その御二方に関しては、見つけ次第取り押さえるというのでなければ、私の方では対処しかねますが…」
発:面識もありませんし、と。
皓:「──嫌なんだよなぁ。そう言うの。純粋に技量同士で討ち合えないとかさ……」物凄く嫌そうに吐き捨てた。
発:「その場にいました石崎教諭も、レネゲイドの関与を疑っていました」
皓:「うん、そうして欲しいかも。特に錯乱してる側は瀬女さんに関しては何するか解らないし」
発:「先輩にも見ていただけてたらわかった思いますが、通常ではありえない軌跡でしたね」思い出すように
皓:「えっと、榊、だったかな。闇討ちするかもとか言ってかから……危険だと思うんだ」
皓:どっちの子とかは敢えて言わない。RVの関与が疑われるなら、自ずと答えは出るだろうから。
皓:「そう言う風に、普通の勝負で鑑賞するのは気に食わないな」
発:「………」しばし考え
発:「弓道場に戻りましょうか。もし、本気で闇討ちを考えているのであれば、今は絶好の機会かもしれません」
皓:「だね。心当たりもないし。行ってみて損はないと思う」
発:「例え、榊先輩が人間的に尊敬できない人格だったとしても、闇討ちのような卑怯な真似は好きではありません」
皓:「──というか、初めからそこに行けば良かったのかもしれない、かな」考えてみればそうだよなぁ。と今更ながら。
皓:「闇討ちなんてやらせる気はないよ」
皓:ひら。と手を振って。「僕も、そんな手段は好きじゃない」
皓:じゃ、行こうか。と発さんを促した。
発:「先輩がそのような方ではない事は存じ上げていますし、その気があるなら別行動をした上で、その事を私に話したりはしないでしょう」
発:「まあ、見かけたら、怪我をしないように取り押さえてみましょう。有段者などではないのですよね」
皓:「それは平気。多分、喧嘩とかもそんなしたこと無いんじゃないかな」
皓:「むしろ、下手に手を出すとこっちが過剰防衛になっちゃうかもね」苦笑して。それだけは気をつけてー。と。
皓:一応こんなやつね。と、皆で撮った写メの顔写真を見せておく。大人数で小さいだろうけど。
発:「………すいません、やはり覚えがありません」
皓:「そっか。じゃ、次見かけたら危険人物……はひどいな。ちょっと気をつけてやって」
発:コクリと頷く。
GM:ではリサーチもやってしまいましょうか。項目は<情報:噂話>で。難易度は7や8程度です。
GM:ここに来るまでの間に、事情を知っていそうな生徒に話を尋ねていたということでお願いします。
発:#2r10+1
 Dice 発:2r10=(1,1)=Fumble!?
GM:安心のファンブラー(何)
発:話しかけるのは苦手みたいだね(笑)
皓:んー、と、榊のことにな……ちょ(何)
GM:話かけてもいなかったんだろう(何)
発:あの、怪しげな軌道の矢を撃ち落とすシミュレートに忙しかったんだ(マテ)
皓:項目なしで振ればいいってことすかの。
GM:項目は、榊……だと、全部出てるんだよね。他に何か気になる人物があれば、それで構いません。
皓:じゃ、瀬女さんのことを聞こう。川北は……多分調べるまでもないと把握(何)
GM:まあ、それでもどのくらいの認知度があるか確認のために川北で振ってくれていいですよ。
皓:#3r10+1 瀬女さんについてその辺のファンクラブメンバーに。
 Dice 皓:3r10=(1,5,9)=9+1=10
皓:一応10。

・瀬女 千尋
 弓道部の最有力次期部長候補。
 10歳の頃から親類や親の勧めで弓道を始めてからずっと、毎日修練に励んでいる努力家。
 中学の時から出ている大会には必ず入賞を果たし、上位入賞や優勝経験も多い。
 品行方正で自分に厳しい。告白した男子生徒は何人もいるが、「向上心に欠ける方と付き合うつもりはありません」と悉く一蹴しているようだ。 ※14

GM:以上です。
皓:川北振っても良かったのか……
GM:ちなみに川北を始め、多くのファンは、身につまされるものを感じてか、告白せずに彼女を見守っている(何)
皓:(ほろり)
GM:ああ、あと、亮と親しげに会話している姿も目撃された事があるらしい。
GM:こんなところです。
皓:「なるほどなぁ……こういう子だったら確かに、付焼刃の相手に負けるのとか、自分が許せなくなるかもしれないなぁ」
皓:ふぅん。と腕組みつつ、呟いて。
皓:「それにしても亮と、か。同じ弓仲間でむしろ瀬女さんの方が憧れてるってのもあるかもね」
皓:だからこそ他の男子を寄せ付けないとかありえそうだよなー。と。
皓:感想を混ぜて、発さんに聞いた話を流しておいた。
皓:「亮にも話、ちょっと聞いてみてもいいかもしれない。手伝ってくれそうだし」
皓:などと言いながら弓道場の方に向かいましょうかな。
 Middle Phase-03
 ScenePlayer:北条 亮/場所:水飲み場/登場:不可
GM:登場お願いします。
亮:#1d10+43
 Dice 亮:1d10=(2)=2+43=45

GM:瀬女が向かいそうな場所をシミュレートしながら探す。
GM:そうやってしばらく走った処の水飲み場で、顔を何度も洗っている瀬女の姿を見つけることができた。
亮:おお、まだ居た。少しは落ち着いた様子なんでしょうか…(様子うかがい
GM:流水を手に受けて、掬っては浴びて。それを何度か繰り返し。
GM:肩の震えも止まった頃、両手で顔を押さえ、服の裾で、水滴と一緒に涙を拭った。
GM:遠目にはだいぶ落ち着いてきた様子で、彼女は流れる水をじっと見つめていた。
亮:「……瀬女、さん」控えめに声をかけてみる。
GM:びくうっ。
瀬女:「……あ……っ、あの……さっきは、すみませんでした」
亮:「あ、いや。こっちこそ、おどかしてごめん。でも、ちょっと心配になっちゃって」
GM:見つかってしまったことに驚きと気恥ずかしさを見せつつも深々と頭を下げる。
GM:お辞儀に合わせて、ぴょんと束ねた髪が跳ねる。
瀬女:「…ありがとうございます………」
亮:「少し、落ち着いたかな?」
瀬女:「はい。何とか、ですけど…」
瀬女:「………初めて弓を触ったような人にも負けてしまうだなんて……私…まだまだ、全然、下手くそですね」
亮:「そんな。…相手が、まぐれで勝っただけだよ。きっと」
亮:少し苦しいか。本当は、相手が汚い手を使ったんだ、と言ってあげたいが、それはできない。
瀬女:「まぐれも、そんなには続きませんよ」
瀬女:「……天才って、いるんですね。どこかにいるって知っていても、実際に見てしまうと…」
GM:そう言って、空を見上げる。濡れた顔に、また浮かびそうになる涙をじっと堪えるように。
瀬女:「なんだか……私が今までやってきたこと、全部、馬鹿馬鹿しくなってきちゃいました……」
GM:困ったものですと呟きながら、へたくそな作り笑いを浮かべた。
亮:「瀬女さん……。そんなこと、ない。絶対」
瀬女:「…………」
亮:「君が続けてきたことが、無意味だったなんてこと、絶対にないよ」笑顔に、むしろ心を痛めつつ。真剣な様子で言う。
瀬女:「…ありがとう、ございます」
瀬女:「北条先輩に、そう言っていただけて――愚痴を聞いていただいて、少し、落ち着きました」 ※15
GM:目の端をそっと指で拭う。
GM:取り繕ったような表情は、まだ泣いていたけれど。その声には安堵も感じられた。
瀬女:「……………うん」
瀬女:「それじゃあ、私…戻ります」
亮:「戻る、って……あ」そういえば、先生が賭けの内容を教えてくれたっけ。
亮:「瀬女さんは、それでいいの?」
瀬女:「――約束は、約束なので…………榊さんと一緒に下校します」
GM:もう噂が回っているのだろうと思ってか、素直に答えた。
亮:「嫌なら、拒否したって構わないと思うよ。裏門からだって、下校はできるし」
亮:「相手の言い方、どう考えたって、わざと煽ってた。フェアじゃないよ」
瀬女:「……お心遣い、ありがとうございます。――でも、約束を反故にする訳にはいきませんから」 ※16
GM:彼女の決意は固いようだ。…というよりは、この決意を崩すまいと必死さも見て取れる。
亮:律儀なんだからもう…(何
瀬女:「…口約束ではなく、弓を介して交わした約束なので」
亮:「……そう、か」弓を介して、といわれたら、これ以上は言えないな…
瀬女:「それでは、失礼いたします――ありがとうございました」
GM:深々と頭を下げ、瀬女は早足で弓道場へと向かった。
亮:黙って見送って。
亮:「思い詰めてるなあ、あれは」うーん、とうなって。
亮:フェアじゃない。本当に、フェアじゃないんだその勝負は。言えない歯がゆさに顔をしかめる。
亮:「様子、見た方がよさそうだな」つぶやいて、自分も弓道場に向かおうかな。
亮:ストーカーみたいって思われるかなー、とか思いつつ。
 Middle Phase-04
 ScenePlayer:石崎 彰也/場所:弓道場/登場:亮以外可能
彰也:#1d10+55
 Dice 彰也:1d10=(5)=5+55=60
GM:場所は弓道場、先のシーンの一方その頃――となります。
彰也:うい。
GM:勝負の後、一度は道場の奥に引っ込んでいた榊だったが、再びこの場に姿を現した。
彰也:「……おや」自分もそろそろ戻ろうと思ってた矢先にこれ!周囲の人はいなくなってるんですよね?
GM:周囲に人は居なくなっていますね。
GM:指に掛けた草履をひょいと庭に下ろして履き替え、すたすたとの辺りに向かって歩いていく。 ※17
彰也:「…………」様子を眺めながら、ちょっと考える。うん、話をするなら早いほうがいいが。
榊:「………」
GM:何かを考えるような仕草をし、突き刺さった矢を一本、二本と回収する。
彰也:じゃあ、もう暫く眺めましょうか。弓道場を後にしようとしたらそのとき捕まえましょう。
GM:回収した矢を眺め透かして見、数本ずつを両手に持って鼻歌交じりに矢筒に戻す。
GM:勝負に使った弓も元の場所へと戻す。どうやら後片付けをしているようだ。
榊:「フンフンフフ〜ン♪」
彰也:「…………」
彰也:これで、事前に弓矢や的に細工をしてましたー、ってオチなら話はややこしく……はあるけど安全なんだが(何)
GM:そういう細工があれば、流石に瀬女も気づくと思います(何)
彰也:そうか。まぁそうだろうな(何)
彰也:ならまぁ、これ以上眺めても情報はないだろうな……うん、突付きにいこうか。
榊:「………………あれ? どうしたんですか、石崎先生?」
GM:片付けの手を止めて、近づいてきた先生に声を掛ける。
彰也:「不順異性交友はご法度なりー」両手をわなわなさせて(何)
GM:ちょ(何)
榊:「なぁんだ。見てらっしゃったんですか〜?」少しだけバツの悪そうな笑みを浮かべた。
彰也:「あれだけ野次馬作っておいて。神聖なる武道を賭け事につかうなどけしからん。きりっ、きりりっ」棒読み(何) ※18
榊:「というか、そういう関係はこれからの予定なので、まだ咎められたくはないですねー…」
榊:「…って、あれ。自分で言っちゃった」(何)
GM:いやあウカツウカツ。後頭部を手でぽりぽりと掻いて。
彰也:「いや、まぁ健全な青少年が女の子とどうこうしようと勝手ですが」
彰也:「まぁ賭け事に何使うにしても若気として見逃すタイプですが」
彰也:素に戻りつつ(何)
彰也:「…………」周りに人がいないか、確認してから。
GM:居ないようです。
彰也:「……現行の物理法則、無視しましたね?」ぽつり ※19
榊:「……あー」手ぽむ。
榊:「矢がちょっと落ちましたね。そういう風でも吹いていたんでしょうか」
榊:「僕、ちょっと頭よくないんで、あれが物理法則に叶ってないのかよくわかんないんですけども」
彰也:「この場所で、こういうふうに、矢の軌道を動かすほどの風が?」ついー、と指を上から下へ落とす。
彰也:「そりゃ、僕も弓触ったことありませんからね、矢がどう動くのかなんて知りはしませんけど」
彰也:「……彼女も、その辺りが把握出来ないかなんて、やっぱり僕にもわかりませんよ?」
榊:「いわゆるミラクルショットですかね? 正直、僕も自分にあれだけの才能があるって知りませんでしたけど」
榊:「あるいは神風とか? まあ、運も実力のうち、って言いますよね」
彰也:「才能、ですか。便利な言葉ですよね」
GM:榊は飄々とした笑みを崩さず、このやりとりを楽しんでいるように感じられた。
彰也:「そして、運もまた便利な言葉だ。あなたは何らかの確信をもって勝負を持ちかけたというのに」
皓:#1d10+36 戸口から先ずは顔だけ出した。何か妙なオーラ纏ってるクラスメイトがまず中にいないかと。
 Dice 皓:1d10=(9)=9+36=45
皓:45%で。おや。とここまで話に聞いてきた渦中の人物がいることを確認して。
榊:「まあ、僕も確かにオトナゲないコトをしたかなーとも思っていますけど」
榊:「少なくとも印象づけることはできますからね」
皓:「悪い方の印象ってやつ? 偽悪的だよね、結構それって」やほ。と声をかけつつ歩み寄って、話に入り込む。
彰也:「…………」
彰也:「……人間と化物の話をしましょうか」
彰也:昔話でもするように。
榊:「第一印象最悪な方が、ギャップ萌えとかあるでしょ?」なーんてね、とおどけた調子で言って。
榊:「……聴きますよ。どうぞ」新たに声を掛けられた方を一瞥するも、両腕を組んで聴く姿勢に。
彰也:「その化物も元々は人間で、人間に混ざって暮らしていました」
彰也:「けれど化物はやっぱり化物で、人間なんかにはない力を持っていました」
彰也:「ある日化物は理由はともあれ、その力を見せることになりました」
彰也:「人間は怯えました。あるいは人間は嫉みました。あるいは人間もまた化物になりたいと願うようになりました」
彰也:「どちらにしろ、人間は化物を『自分と同じもの』とは見做せなくなりました」
彰也:「化物は、拒絶された理由を考えますが、答えは見つかりません」
彰也:「そうこうしているうちに、化物は自分が人間だったことも忘れていきました」
彰也:「化物は、人間を力づくで従えることで一緒に暮らそうとしました、逆効果です」
彰也:「その後、結局化物は、人間に混ざっていた別の化物に打ち倒されました」
彰也:「実は化物なんてどこにでもいる存在だったのです、めでたくなしめでたくなし」
GM:黙って話を聞いていた榊だったが、最後の〆に噴き出すように笑い出した。
榊:「アハハハハ……っと、失礼。案外、石崎先生もロマンチストなんですね」
榊:「面白い例え話でした」
彰也:「化物が人間に混ざりたいと願うなら、本気で化物と、人間という存在について考えなければいけない……ロマンチストで悪かったですね」
皓:ロマンチストねぇ。と小さく呟いた。軽く首かしげ。黙ってそのやりとりを見て。
榊:「ハリウッドだったら、人間が化け物を倒してジ・エンドですよ」
彰也:「――……」一瞬、俯いて眉間にしわを寄せた。
彰也:「……まぁ、そうじゃないあたりが現実臭いでしょう?」
榊:「あ、ねえ、キミ。瀬女さん見なかった?」
GM:ごもっとも。と先生の言葉には同意を示し、皓には問いかけを。
皓:「見てないよ。こっちも探してるんだけど」
榊:「一緒に帰れるように片付けもし終わったんだけど…そういえばキミって、ギャラリーの中に居たっけ?」
皓:「君……榊、だったよね。僕は3−Aの津嶋って言う。そっちも、何か剣呑な男子とかみなかったかな」
皓:「いや、いないよ。──……だって、真剣勝負じゃない勝負なんて見てもつまらないでしょ」
榊:「3−Dの榊だよ。榊伊織、よろしく。剣呑な目で僕を見ていた男子は何人か居たけれど……」 ※20
榊:「そうかな。僕は真剣に楽しんでいたつもりだったんだけどね」
皓:「勝って当たり前の勝負は、そりゃ、勝つ方は楽しいだろうけどさ」軽く首を傾げた体勢でじっと見て。
榊:「カノジョには、ちょーっとショックが過ぎたみたいだね」少し肩を竦める。
彰也:「………」まぁ、とりあえず皓君とのやり取りを黙って聞くとする。
皓:「同じ土俵に乗らない、実力じゃない勝負とかって、見てる方はちっとも楽しくないよ」
榊:「……まあ、そう取られるのはしょうがないか」困ったように笑って。
皓:「そして、イカサマなんてやつは何れはばれるってもの」
皓:「そ──特に、同じことが出来そうな奴にはね」でしょ? と傍らの教師を見て言った。
榊:「見てなかったキミにまで言われたくはないなー」
GM:少し憮然とした顔でふて腐れる。
皓:「見てないよ。でも、見てない奴にも気づかれるほど、拙いいかさまだって事だろ。君のやったことって」 ※21
彰也:「……んー、ええ、まぁ」……あまり口には出したくなかったが。もう一度周囲を確認してから
彰也:「レネゲイド、という言葉に貴方がどこまで馴染みがあるかは知りませんが」
彰也:「……もう一度言いますよ。彼女が貴方との勝負の内容をどこまで把握できているかなんて僕らにはわかりません……貴方、想像以上に彼女にストレスかけてるかもしれませんよ」 ※22
彰也:「人間は化物を拒絶する。あるいは、化物になりたいと願ってしまう。それがどこまで悲劇的なことかも知らないで」
GM:レネゲイド…との単語を耳にすれば、口元だけは笑って。
榊:「先生が化け物の立場だったら、どういう道を選ぶんでしょうかね?」
彰也:「…………」どういう道を。どういう道をか。
榊:「僕は……だったらなおさら、瀬女さんを守らなくちゃいけません。カノジョのカレシですからね」
皓:「そこだよ」
皓:「短いけど、少なくとも話を聞く限り、君が本気で瀬女さんを手に入れたい。と思ってやってるようには思えなかったんだよね、僕は」
皓:ここまで来るまで、どうしてもあった違和感がそれだ。
榊:「――へえ?」
GM:興味深く探るような目で皓を見る。
皓:「本気で瀬女さんを好きなら、彼女が嫌がる様な手段で奪うなんてない」
皓:「特にこんなことで、彼女みたいな人が何れ君を好きになるなんて思えない」
皓:「本気だって思えないんだよね。君の態度。総てが嘘臭い。──だからさ」
皓:「もしそれが当たってるなら、彼女や周囲を傷つける様な真似は止めて欲しいって思うんだけど」
皓:どうかな。と改めて軽く首を傾げてみた。
彰也:「……まぁ、貴方が内心でどう感じているかはわかりません、が……」
彰也:「貴方は確実に……自分を上、彼女を下と見ている。そこは、そこだけは、自覚しておいた方が良い。以上です」
彰也:その考えがある限り、人間は化物を拒絶し、化物は人間の仮面に耐えられないから。
榊:「…なるほど」
榊:「どうやら、僕が思っている人物像とは少し違っていたようだ。石崎先生も、津嶋君も」
皓:「どう言う風に見られてたのかちょっと興味あるけど、教えてくれないんだろうね」
榊:「面白いことに―――あ、瀬女さーん!」
GM:シリアスになりかけた榊が、途端に相好を崩して大きく手を振る。
GM:向こうから、ためらいがちに近づいてくる瀬女の姿があった。
 Middle Phase-05
 ScenePlayer:坂東 発/場所:弓道場/登場:全員
GM:登場を。
発:#1d10+54
 Dice 発:1d10=(3)=3+54=57
彰也:#1d10+60
 Dice 彰也:1d10=(7)=7+60=67
彰也:侵蝕率ががが
GM:MD4に出ていた人は強制登場で、ルー君は少しだけ遅れて登場可能。
亮:了解です。
皓:#1d10+45
 Dice 皓:1d10=(9)=9+45=54
皓:ありゃ。

GM:ちょうど発が弓道場に着いた頃、瀬女も別方向からやってきたようだ。
瀬女:「……お待たせして、すみませんでした」丁寧なお詫びの礼をする。
榊:「大丈夫だよ。ついさっき、僕も道場の片付けが終わったところだし」
GM:たいして待ってないよーと、のほほんと手を振る。
GM:その様には、デートの待ち合わせに慣れた、リア充のような余裕さが見えた。
皓:ふぅん。とその様子を何となく腕組みで眺め。
瀬女:「わざわざ、すみません。ありがとうございます」更に、礼。
榊:「じゃ、一緒に帰ろうか」
瀬女:「……はい…」
皓:「何か居辛い空気だね。──そんな雰囲気で二人でとかって楽しいの、瀬女さん」 ※22
彰也:「……まぁこれ以上長居してもお邪魔ではありますか」
彰也:ぽりぽりと頭をかいて。茶々入れたほうが良いのかもしれんがどういれたものか。
皓:敢えて榊には声をかけず、彼女に訊いた。
GM:どうにも気の進まない様子の瀬女だったが、
GM:皓の言葉には、困ったような顔を一瞬見せるも、
GM:覚悟を決めたような神妙さで、差し出された榊の手へと、恐る恐る自らの手をのばした。
GM:――と、そこに。
発:「こんにちは、石崎教諭、先輩方」
彰也:「ええ、どうもこんにちは」と、坂東さんに返しておきつつ
川北:「榊ィィィィイイイ!!」
GM:遠くから聞こえて来た声が、みるみるうちに近づいてくる。 ※23
川北:「榊ィィ! ここで会ったが百年目! 貴様に…………あ」瀬女に気づいて。
発:「廊下は走るものではありません」
皓:「遅かったね、発さん……──あー」掛けられた声に反応しつつ、もうひとつの声に呻いて天を仰いだ。
川北:「あ、いや、貴様君に正々堂々と決闘を申し込む!!」
榊:「…ハア?」
川北:「さあ、受けて立て。種目は何でもいい。野球でもベースボールでもストラックアウトでもいいぞ!」
彰也:「……何ですかこの流れ」(何)
GM:榊だけではなく、この場のNPC全員が「何事?」と目を丸くしていた。
皓:「野球関係ばっかじゃん」ぼそっと小さく呟きつつ。
亮:#1d10+45 てい
 Dice 亮:1d10=(2)=2+45=47
榊:「……別に何でもいいけど、僕の不戦敗で構わないよ」
川北:「ということは、俺の不戦勝だな! よし、じゃあ――」
榊:「かといって、提示もされていない条件を飲むわけにはいかないけどね」
川北:「なん、だと……」
彰也:「そりゃー……」(何)
亮:「……錯乱しすぎだよ」いつのまにかいてボソッと
皓:「そりゃそうだ」苦笑して。「でも、言いたいこと解って言ってるだろ、榊」
発:「そもそも、決闘は正式な立会人がいてこそ成り立つもので、当人同士ではただの喧嘩です」
榊:「第一、キミと戦う理由はどこにあるのかな? というか、キミ、誰?」
川北:「心当たりが無いだと!? お前、ちひ……いや、瀬女さんに、あんなことをしときながら――」
GM:榊の胸ぐらを掴んで、ぐいと力任せに引き寄せる。
GM:榊はニヤニヤ笑いを隠そうともせず、至近距離でガン付けられても動じた様子もなく、
榊:「だからといって、キミから非難を受けるいわれはないんだけど。何なの、キミは『千尋』のカレシ?」
GM:千尋、という部分に強いアクセントを付け。
川北:「ち、ちちちちちちち違う、けど、も、だ!」
彰也:「……煽ってますねぇ、いや状況的には正論なんですが」どなたかコレのお知り合いの人いますかー、と目で(何)
皓:クラスメイトですが傍観気味ですハイ。とは応えておく……
榊:「だったら……」
GM:動揺している川北の耳を掴んで引き寄せ、何事かを囁く榊。
川北:「…………――ッ」
亮:皓は止めてやらないんだな(何
GM:つめたいやつだな(ぼうよみ)
皓:この状況ではむしろ煽りたいとこだからね。
GM:川北はがっくりとうなだれる。
GM:大人しくなった川北の手から、するりと榊は逃れ出る。
皓:おや? それはちょっと気になった。「どうしたんだよ、川北?」
亮:精神を抉られたか(何
川北:「……………orz」
GM:榊はやれやれと肩を竦め、ぽかんと成り行きを見ていた瀬女に向く。
皓:「ちょっと、何だよ。さっきの威勢はどうしたんだよおまえ」起きろよー。と肩叩き。
彰也:「えーと」
川北:「……おれはほんとうにだめなおとこだ…ブツブツ…」
皓:「おいっ!」その言葉には大声あげておく。
発:おとなしくなったならいいかと思ってたり思ってなかったり(マテ)
彰也:「……まぁ、この場で何を言おうとやっかみ以上の何にもなりませんので日を改めて再度挑戦するのが吉かと」
彰也:とりあえず、川北に忠告だけしておいて
川北:「ぅあああああああ!!」両手で頭を抱えながら駆け出し、向こうの大木で頭をガンガン打ち付け始めた(何)
皓:「いきなり何言ってるんだよ、おまえ。いいのかよ、そんなんで」
榊:「えーと。それじゃあ帰ろうか、瀬女さん?」
榊:「あ、もう付き合っているんだから、もっと親しみを込めて名前を呼んだ方がいいよね」
皓:「榊と瀬女さん、行っちゃうぞ、このままじゃ!」顔上げろよ! とうなだれた川北の肩掴み。
彰也:「ああ、それじゃあお二人さん」色々毒気を抜かれつつ、立ち去ろうとする二人にー
川北:「いまは、いまは…放っておいてくれ………」」
榊:「帰ろうか、千尋」
亮:うーん。落ち込んでしまった男子生徒を呆れた様子で見て。
GM:何やってんだか、とでも言いたげな目を向けて、榊は瀬女の手を取る。
彰也:「まぁ先生にゃとやかく言えませんがストレスはためないようにすっきりとした付き合いをしなさいな、すっきりざっくりと」
彰也:「そうしないと色々響きますから」瀬女さんと榊にゃ先生としてそれだけ言っとく。ぐったり気味に(何)
瀬女:「………はい」
榊:「分かってますよー」
GM:先生に手を振って、ルンルン顔で二人は下校した。片方だけだが。
亮:あ、行かれてしまった(何
GM:え、後ろ背に声は掛けられますよ(何)
皓:「……あー、もう」何なんだよ、後味悪。と、去っていく二人と川北を交互に見て息を吐き。
発:『ふむ』と、顎に指をあて。
亮:いや、うーん…代わりに自分が、と言おうと思ったんだけど、日を改めるべきかどうか…
彰也:まぁ、榊は相手にしないだろうなぁ<代わりに自分が
亮:まあいいや、見送ろう…
GM:代わりに自分が瀬女さんのカレシになります宣言?
発:代わりに自分が榊さんのカノジョになります宣言?
亮:違うよ(何 決闘がどうのこうの。登場も遅かったしやめておきます。
GM:榊は、カレシ以外との勝負をする気が無いので、どのみち断られます(何)
亮:はい。
発:「それでは、私もそろそろ失礼します」
GM:近くにいたのか、一里野が川北の肩をぽんと叩いた。
発:と、帰ります。
GM:はい。
発:で、大声出さないと話せない距離開けて二人の後ろ付いてくネ!(笑)
GM:了解(何)
彰也:「…………」苛立ち混じりに煙草咥える。ここ禁煙。咥えてるだけ。
皓:「ん。お疲れ様」変える様子にはひらと手を振って。
皓:「川北。いいからちょっと落ちつけよ……」再度そう声をかけておく。
彰也:じゃー、川北たちには聞こえないようにぼやこう。
彰也:「……甘かった、ですね、どうにも……」
彰也:「……三日前に発症したにしては戸惑いが無さ過ぎる。推測自体が違うのか、それとも……」
一里野:「まあ、もうちょっと落ち着くまで待ってやろうぜ」川北の代わりに、一里野が皓に応えた。
彰也:「……妙な思想を植えつけられでもしたんですかね……?僕らの人物像、とか言ってましたし」
彰也:「情報を集めてしかるべき処置を考えないと……嗚呼、拗れる拗れる」
彰也:ぼりぼり頭をかいて火のない煙草咥えたまま職員室奥の喫煙室へ向かおう。
GM:では、シーンエンド。
 Middle Phase-06
 ScenePlayer:津嶋 皓/場所:通学路/時刻:下校/登場:亮のみ可
GM:登場お願いします。
皓:#1d10+54
 Dice 皓:1d10=(6)=6+54=60
皓:何か順当に上がってきてる。60%
GM:上げてもらうためにシーンを作っています(きりっ)
皓:そすか(何)
亮:#1d10+47 流れで参加
 Dice 亮:1d10=(1)=1+47=48
亮:上がらない(´・ω・`)
GM:ルー君は後で体育館裏な(違)
亮:えっ(何

GM:では、川北を慰めるシーン。(ぶっちゃけました)
GM:お手々繋いで下校した榊と瀬女の姿も消え、とっぷりと日も暮れた。
亮:つまり、僕が川北にトドメを刺すシーンですね(違
皓:「──で。さっきは如何したんだよ。いきなり何か言われた途端屑折れたっぽいけど」
皓:落ち着きかけた川北を覗き込んでもう単刀直入に聞いてみた。
一里野:「……なあ、津嶋からも何か言ってやってくれよ。諦めろって」
GM:北条も、頼むよ。一里野はほとほと困った顔を向けた。
皓:「諦めろってのは僕はあんまり言いたくないんだけど……」むぅ。と、一里野の言葉には眉根を寄せて答えた。
川北:「…うううぅ………俺は本当にダメな男だ。本当にダメな男、略してマダオだ」
亮:「略してないよ」(何)
一里野:「その略だとホダオだろ。ほら、元気出せよ」
皓:「マなんてどこにも入ってないだろ。いいから。一体何でいきなり手を放したりしたんだよ」
亮:「それにしても、そうか。川北君は瀬女さんが好きなのか」ふむ。それであんなことに。
川北:「……いや、うん。アイツが言ったことは全くの正論なんだ」
皓:「だから、何を言われたんだよ?」
川北:「俺は、俺は…ッ。3年になって暫くしてから、彼女の存在を知ったんだ」
川北:「もっと早くに出会ってれば良かった。俺………一目惚れなんだ…」
皓:「そうなんだ」やっと話す気になったかー。とそれには余計な口を挟まずに聞く体制を取ろう。
川北:「でも、噂で聴いたんだ。彼女のタイプを。そしたら俺、まったくのアウトオブ眼中じゃん…」
皓:「彼女のタイプって、どんな奴なの?」
川北:「せめてちゃんと部活続けてりゃ、俺も彼女と釣り合いが取れて、堂々と告白できたかもしれない、んだ…よ……」
一里野:「…………」
川北:「向上心の無いヤツとか、いい加減なヤツとは付き合うつもりはないって。噂にもなってんだろ」
川北:「千尋ちゃん、ずっと弓道続けてるからなあ。すっごく真面目にさ」
皓:「ああ。そう言えばそんなこと聞いたかな」うん。とそれには頷いて。
亮:「彼女らしい言い分だね」なるほど、と相づちはさみつつ。
川北:「だから、俺、彼女のこと超好きなんだけど、声掛けて、完璧に玉砕するのが……怖いんだよ」
川北:「だったら、ずっと曖昧なままで夢見てる方がいいんじゃないかって、そう思うくらいに」
川北:「――臆病者でサーセン! サーセン!!」
皓:「川北はさ、何で部活辞めたの?」恐らくコイツの気負いはそう言うことだろう。
川北:「………………あ、いや。何ていうか……」
亮:「……ああ。つまり、言われたんだね、それ。榊君に。告白する勇気もない臆病者とかなんとか」なるほど、と同じ調子で。
GM:二人は、知覚判定してみてください。
亮:おう。#6r10+1
 Dice 亮:6r10=(5,10,5,9,7,10)=Critical!!
川北:「あ、ああ…うん。そうだよ『ちゃんとカノジョに想いを伝えな』…って」
 Dice 亮:2r10=(3,9)=9+10=19+1=20
皓:知覚、と。素で。 #9r10+1
 Dice 皓:9r10=(2,4,6,1,1,7,2,10,6)=Critical!!
 Dice 皓:1r10=(2)=2+10=12+1=13
亮:まわた(何
GM:気づきすぎだな(何)
皓:こっちも回った。
GM:部活を辞めた理由を尋ねた時、川北の視線が一瞬、一里野の方に向かいかけた。
亮:およ?
皓:んじゃ一里野の方にこっちも視線を向ける。何か知ってるの? と。
一里野:「知らないよ。勝手にイヤになって辞めたんだろ」
GM:此方は憮然と答えを返した。
皓:一里野も野球部なんですかね。
GM:一年の時は違うクラスだったからあんまり詳しくは無いけれど、野球をやってたって話は聞いたことがあるよ。
GM:これ以上の事を知りたかったら、<情報:噂話>で判定してください。
亮:なんだかややこしい話になってきたぞ(何
皓:ここで噂話判定やっていいの……?
GM:いいですよ。知っていたかどうかということで。
亮:やっていいなら僕はやろう(何
GM:あるいは思い出せたかどうかと。
皓:んじゃこっちもやっておく。噂話で。 #4r10+1
 Dice 皓:4r10=(3,5,4,1)=5+1=6
皓:あぅ
亮:#4r10+1 じゃあコネありで噂話
 Dice 亮:4r10=(7,8,8,3)=8+1=9
亮:ぬう。9
GM:ん、二人まとめてでいいかな。では提示します。

・川北 秋弘
 元・幽霊野球部員。
 3年になってから一学年下の瀬女千尋の存在を知る。
 一時期とても騒いでいたが、彼女のタイプを知った後は「俺もちゃんと部活やってりゃ良かった…」と激しく後悔していた。
 ポジションはピッチャー。一里野が怪我で野球を続けられなくなった時に、自分も後を追うように野球を辞めた。

・一里野 亨
 川北秋弘の幼馴染み。周囲からは暴走しがちな川北のストッパー役という認識を持たれている。
 元野球部員。1年生の夏に膝を故障してから暫くはマネージャーを務めていたが、2年になる前に辞めてしまった。
 ポジションはキャッチャー。
 自分が野球を辞めた時に川北も一緒に辞めたと知って、二人の間で一悶着があったようだ。

GM:以上です。
皓:なるほどね……
GM:二人は中学のリトルリーグ時代からの仲良しだったらしい。
皓:「……思ったんだけどさ」ふと。さっきの言葉と二人の事情を思い出し。一瞬考えた末に口にした。
GM:川北は、黙ったまま皓へ視線を向けた。
皓:「さっきの、榊へ挑戦かけた時、川北、野球関係の勝負ばっかり挑んだだろ」
皓:「それって、自分の自信があることと同時に、好きでなければそんなこと、口にしないよね」
川北:「……………まあ、そうだな」視線を逸らす。
皓:「なら、遅くないんじゃないの?」
皓:「好きでやっていたんなら、一時期何らかの理由で辞めたって、また始められると思うよ。だって、好きなんだろ?」
川北:「…ムリだろ。俺ら三年はもう引退だぜ?」
川北:「それでなくてもブランクありすぎる」
皓:「関係ないよ。引退したってOBとして顔を出してる三年なんていくらだっているし」僕もそうだし。と続け。
亮:「別に、部活だけが向上心じゃないと思うけどね」頬杖つき。
皓:「無理だとか、何もしないで駄目だとか。さっきの瀬女さんの件じゃあるまいし。それで諦めたっきりでいいの? 川北は」
川北:「…んなもん、そう簡単に諦められねぇよ………」
皓:「だったら今からでも動きなよ」
皓:「そんな諦めてばっかりのおまえのこと、見ててもどかしく思ってるやつ、すぐ傍にいるんじゃない?」
皓:「出来るのに諦めるとか。そんな奴らに失礼だろ」
川北:「むしろ、諦める方法があるなら教えてほしいくらいだ」 ※24
皓:「そんな方法は覚えなくていい」
皓:寧ろ知らないよそんなこと。僕はー。と続け。
亮:「ま、そんな様子のままじゃ、告白しても玉砕、と思えて当然かもね」
川北:「……………orz」 刺さったようだ(何)
皓:あーぁ。と軽く頭を抱えつつ。
GM:先程から二人に説得を任せていた一里野だったが、空を見上げて、口を開く。
一里野:「…まあ、だいぶ遅くなってきたから帰ろうぜ」
川北:「そう、だな…」
亮:「また明日頑張ればいいよ。さっきの決闘申し込みはそれなりに男らしかったよ。それなりに」 ※25
皓:「そうだね。カッコ良かったと思う。さっきの川北は」
亮:帰ろう、の言葉に鞄を持ち上げて。
皓:「今みたいにうなだれてる川北より、さっき、榊に突っかかって行ったおまえはずっとカッコ良かったよ」
一里野:「ありがとな、津嶋、北条。俺はもう言葉を尽くしたつもりだったんだが、コイツときたらどうにも聞きやしない」
一里野:「二人に言って貰えたこと、礼を言うよ」
GM:ほらよ、と、一里野は持って歩いていた川北の鞄を押しつけて。
皓:「言って聞くかどうかは川北次第なんだけどね。でもさ」此方も鞄を取り上げて。
皓:「さっきみたいなお前だったら、僕はお前の味方をするよ。幾らでも力を貸してやりたいって思う」
皓:「でも闇討ち以外の手段でなー?」それだけ冗談めかしては言っておいた。
川北:「ハハハ……」力なく笑って、小さく手を応えた。
一里野:「じゃあな」
 Master Scene
 ScenePlayer:None/登場:不可
 「だから前からずっと言ってただろ、ほれ。これでも飲んで落ち着け」
 二人に説得され帰宅の途についた川北と一里野は、公園のベンチに腰を下ろしていた。
 一里野から差し出しされた缶ジュースを受け取ると、川北は喉を鳴らして中身を一気に流し込む。
 ぷはーと息をついて、空き缶を足下に置いた。
 「…まあ……9回裏のスクイズには失敗してしまったようだが、まだサヨナラ逆転策の心当たりが無い事も無い」
 「な、なんだとそれはッッ!? 教えろ、教えろォォォッ!!」
 「だからイチイチ興奮するな!」
 「勿体ぶらないで教えろよ。なんだよ、モテモテになる通販アイテムとかか?」その辺に缶ジュースを置いて。
 「…胡散臭さは似たようなもんだな」
 そう言いながら一里野は自分の鞄の中をると、ヒビが入った赤い貴石のペンダントを取り出す。 ※26
 「けど、御利益はあるんじゃないかな。俺もこれで推薦受かったようなもんだからな」
 「マジで!?」
 「ああ、マジで。その時に思った事が都合良く叶ったりする」
 「俺も最初は半信半疑だったけど、偶然がこうまで続くとなれば御利益ってのを信じたくなってきた」
 「マジか!? うおおおおおお、こ、これ譲ってくれ! 貸してくれるだけでもいいから!!」
 両手を合わせ拝み倒す川北。
 「いいよ。お前には大きな借りがあるからな。俺は暫く使わなそうだし」
 縁起物だと自らが言う割には、ペンダントをひょいと放る。
 川北はキャッチしたそれを、しげしげと眺め、
 「サンキュ、亨! 恩に着るぜ!!!」
 ミラクルアイテムを握りしめると、しゅたっと手を挙げ、夕闇に向かって走り出す。
 「おい、今から何処に行くつもりだよ! 明日にしろよ!! ………ったく」
 遠ざかる川北の後ろ姿を見つめながら、一里野は肩を竦めた。

 「――まあ、正直なところ、アレはもう必要ないんだよな、俺には」
 川北が姿を消した後、彼の残した缶がひとりでに宙を舞う。
 そして一里野の見つめる先、公園のゴミ箱の中へと飛び込んだ。
 Middle Phase-07
 ScenePlayer:坂東 発/場所:通学路/時刻:下校/登場:不可
GM:登場お願いします。
発:#1d10+57
 Dice 発:1d10=(6)=6+57=63

GM:榊と瀬女のわくわく下校ランド。
GM:榊はしっかりと瀬女の手を握り、途中通りがかり店先を指さしては、あーだこーだと話を振り、実に楽しげな様子だった。
発:常に一定の距離を保ち、同じ道を歩く。
発:目的は、観察。
GM:沈んだ表情の瀬女も、掛けられた言葉には相づちを打ち。
GM:傍目には、元気のない彼女を励ましながら歩いている彼氏の図、とも見えた。
GM:途中、急に榊は彼女の手を引いて、脇道へと逸れる。
GM:そして展開される《ワーディング》の気配。 ※27
GM:――ほんの、数秒。
発:ペースを変えずに歩く。ただ、《ワーディング》の気配を感じてからは、全周囲に気を配る。
GM:では、数秒間の《ワーディング》の後、それは何事も無く消滅し、
GM:「驚かせてごめんね」とでも話しているような顔で、二人は脇道から大通りへと戻ってきた。
GM:急に手を引かれたことに驚いた様子の瀬女だったが、それ以外は特に変わった様子も無いように見えた。
発:外から見て、何か物が増えたりはしていませんか?
GM:無いですね。
発:了解。
GM:更に歩くこと、しばらくして、一軒の家の前で二人は足を止める。どうやら瀬女の家に着いたようだ。
榊:「今日はありがとう、お陰で楽しかったよ」
発:あと、脇道の位置は心の中にメモしておこう。場所の問題ではなさそうだけど、一応。
GM:了解。
GM:榊は上機嫌に弾んだ声で告げた。眩しいほどに純粋な笑顔で。
瀬女:「それは…どう、いたしまして」
GM:片や、沈んだ面持ちの彼女。ただし、解放される事への安堵感か、ホッとしたような顔だった。
GM:家の前で別れの挨拶を交わして、瀬女が逃げるように家の中へと入ろうとする――のを、榊が呼び止めた。
発:ふむ。榊がそのまま帰るなら、瀬女と話そう。
発:逆に、瀬女が先に家に引っ込んだら、何事も無かったかのように家の前を通り過ぎよう。
発:二人仲良く家の中に入って行ったら………どうしよう(笑)
GM:いや、それは無い(笑)
皓:その前に声かければいいじゃない。
GM:榊は右手の人差し指を一本立てて、彼女の視線をそこに集める。
榊:「キミに一つ、忠告しておくんだけれど」
瀬女:「………何でしょうか」
榊:“あのとき”みたいに、モノに頼っちゃダメだよ?」 ※28
瀬女:「……………」
GM:頷いたのか無視をしたのか、曖昧な態度のまま、瀬女は玄関の扉を閉めた。
GM:榊は小さく肩を竦めて、踵を返して瀬女の家から離れていった。
発:少し考えて、榊に追いつくように足を進める。
榊:「…………ん?」振り向いた。
発:「こんにちは、榊先輩」
榊:「やあ。…確か、ちかちゃんだっけ?」
発:「突然、失礼します。私、一年生の坂東 発と申します」
発:「ぶしつけながら、一つお尋ねしたい事がりまして、お呼び止めさせていただきました」
GM:何か用? と笑いながら立ち止まる。
発:「先程の、脇道の件です」
GM:発の速さに合わせて歩き出す。「うん?」
発:「誰が、何の為に《ワーディング》をしました?」
発:超ストレートに聞いた(笑)惚けるなら、それはそれだ(笑)
榊:「――ああ」くすりと笑う。
榊:「それを知っているなら隠す必要は無いか。僕が、知りたい事があったからそうした」
GM:あっけらかんと返答する。
発:「弓道場での勝負の件から、見ていました。不躾な事を言ってしまえば、私はああいうやり方が好きではないので」
榊:「ふーむ」歩きながら腕組みをする。
榊:「だよね。あの場で、誰かが僕に荷担する理由がサッパリ分からない」
発:「ですが、経過はどうであれ、結果が出てしまったあとでは、もう私がどうこう言う問題でもないので」
榊:「何人が気づいていたのかなあ。派手に動いて、関わっていそうな面子を集めてみたんだけど…」
榊:「どうもまだ、イマイチ特定しきれてはいない」
GM:発の質問の返答とするには、少しずれた答えを返す榊。
発:「ただ、先輩がレネゲイドの危険性を知らずに使っていたなら、その事は注意しようと思ってました」
発:生意気言ってるようで恐縮ですが、と。
榊:「いや、うん。気遣いには感謝してるよ。ありがとう、ちかちゃん」
発:ふむ、と顎に指をあて。
発:「今思いついた想像ですが、『知りたい事』とは、瀬女先輩が《ワーディング》中に動けるかどうか、ですか?」
榊:「うん、それもある。結果はシロだったけれど」
発:なるほど、と頷く。
GM:うーん。少し考え込む仕草をして。
榊:「僕からも質問していいかな?」
発:「あ、はい。どうぞ」一方的に質問ばかりで、失礼しました、と。
榊:「僕、探し物を頼まれているんだけどさ……赤い石の填ったペンダントを持ち歩いている人を見かけたコトある?」
GM:これこれこういう……と、特徴をジェスチャーと口頭で示す。
GM:具体的には、上級ルールブック112ページ中段のような品物。 ※29
発:「誰に頼まれてるのですか? …と聞きたいのですが、先に質問に答えないのは卑怯ですね」
発:「申し訳ありませんが、わかりかねます」
榊:「そっかー………」少し落胆し。
GM:依頼人については「ごめん、それは言えないな」と答える。
発:「そうですか。ペンダントの事は、気にかけておきます」
発:物によっては、見付けてもお答えできないかもしれませんが、と断りを入れながら。
榊:「僕としちゃ“彼女”が来る前に回収を終えておきたかったんだけど、どうも…不完全な状態なのか反応がイマイチ薄くてね」
榊:「うん、よろしく」断りには、しょうがないよねと理解を示す。
榊:「それじゃ、僕はこの辺で」
発:「最後に一つ、不躾な質問を」答えなくてもいいです、と一言入れつつ
榊:「うん? なにかな?」
発:「その為に、この様な手段を取ったのは………何故でしょうか?」
榊:「それは…話せば長くなるけれども」
GM:彼は、自分の胸に手を当てて。
榊:「“榊伊織”と交わした約束があったから。――ただ、やり方はちょっと大人げなかったと反省はしているよ」
榊:「まさか僕が勝っちゃうとか思ってもいなかったし」
発:「そうですか。不躾な質問に答えていただき、ありがとうございました」ペコリと頭を下げる。
榊:「…“アレ”は休眠中でもある程度の力を持っているようだから、たくさん願い事をするのはあまり良くない」
発:「気を付けておきます」
榊:「僕も探しているけれど、キミにもお願いするよ。“僕”も、あんまり日常をどうこうするのは好まないんだ」
発:「そこは同感です」
GM:刺激は大好きだけどね、と軽く笑いながら。彼の姿は夜の闇に溶けるように消えていった。
発:UGNに連絡しようとして、手を止める。
発:日常を乱す前に、まだやれる事はあるはずだ。と、考え直して。
 Middle Phase-08
 ScenePlayer:石崎 彰也/場所:廊下/時刻:放課後/登場:自由
GM:登場お願いします。
彰也:#1d10+67
 Dice 彰也:1d10=(8)=8+67=75
彰也:ががが

GM:榊と川北の決闘未遂騒ぎの後、職員室へと足を向けた。
彰也:一服一服
GM:一服していると、携帯に連絡が入る。UGNからのようだ。
彰也:「おや……はい、石崎です」
GM:『こんばんは。先程頂戴しました照会事項についてなのですが』
彰也:「ああ、何かわかりましたか?」
GM:『榊伊織という少年について、でしたよね。幾つか報告が上がってきましたが、確かに不審な点も見受けられます』
GM:そういって、以下の事を口頭で伝える。

・榊伊織
 先週の某日、夕刻から早朝にかけて外出していたもよう。
 その間、彼が何をしていたかは不明だが、当日深夜、隣市では飛び降り自殺騒ぎがあったらしい。
 目撃した人が救急車を呼んで駆けつけたが、現場には血痕しか残っていなかったという。
 現場付近で見かけられた若者の服装や特徴はジミメン榊に似ているが、彼は翌日の昼には普段と同じように家で食事を取っていた。
 そしてその日の夕方には髪を茶髪くし、格好も垢抜けたものになった。
 性格も明るく外向的に変わり、家族は戸惑いながらこの変化を好意的に受け止めている様子。

GM:『――といった状況です』
彰也:「………なるほど……んー……」これ以上に某日の様子を調査する方法は……
彰也:まぁ、自然に考えれば成り代わったと考えられるんだが……
GM:『UGNでは彼の覚醒を疑って、調査を続けるつもりでいます。学園内で何かありましたら連絡を頂けると幸いです』
発:#1d10+63
 Dice 発:1d10=(5)=5+63=68
彰也:「……ええ、わかりました」
GM:『それではこれにて失礼いたします』通話は切れた。
発:「―――失礼します」走って来たのか、僅かに顔を上気させて入ってくる
彰也:「……推測は色々、確証には届かず……」
彰也:「んー、その某日とやらの状況をもう少し調べられれば……あ、どうもどうも。煙草臭くて失礼」
発:「少々お伝えしたい事が出来まして…。お電話中でしたか?」
彰也:「いえ、今終わりました」
彰也:「何か取り急ぐものがありましたか」煙草揉み消し
発:では、と『榊がペンダントを探している事』『そのペンダントの石がどういうものか』『『“榊伊織”と交わした約束があった』という事を言っていた』辺りを話します。
発:ああ、あと瀬女が『シロ』だったことも伝えておく。
彰也:「……まぁ、こちらもUGNからその榊の情報を貰っていたわけですが」こっちも話はとおしておく。
彰也:「約束、約束……約束ねぇ……でも、彼女の方は榊のことを特に知った様子も無かったわけでしょう」
発:「…教諭は、何を持って解決と考えますか?」僅かに難しい顔をして
発:「ペンダントの事は、どうにかした方がいいとは思いますが、あとはプライベートなことになるのではないでしょうか」
発:「思うところが無いではないですが…そこは、踏み込んでいいところなのか…正直、迷っています」
彰也:「……さて。僕としてはとりあえず二つ」
彰也:「榊がこれ以降こういったことを起こさないようにする事。彼女の方の発症の危険性を軽減させること」
彰也:「まぁ、後者はこちらからは間接的な働きかけしか出来ませんが」
彰也:「僕は、彼がエフェクトを使ったこと自体を一つの事件が起こったものとして取り扱っており、周囲にストレスをかけないアフターケアの方法について模索している……と考えてください」
発:「榊先輩は…いえ、“あの人”は、最終的にどうするつもりなのでしょうか」
彰也:「………」ちょっと考えて
発:「ペンダントの回収が目的だとして、目的を果たしたら…。それは、周りに対して、あまりに酷ではないでしょうか」
皓:#1d10+60 「失礼します」ノック後間を置いて職員室に。
 Dice 皓:1d10=(8)=8+60=68
皓:「石崎先生、何か榊のこと気にしてたみたいなので……何かまたあったの?」
皓:あれ? と。先に帰った筈の発さんを見て首かしげ。
亮:#1d10+48 皓と一緒に来ますかね
 Dice 亮:1d10=(3)=3+48=51
彰也:「酷ですね。まぁ、そうなったらこちらでケアを考えるしかありませんが……っと、どうもどうも」
発:「こんにちは。それとも、時間的にはもう、こんばんはでしょうか。津嶋先輩…と…」
彰也:「……煙草臭いところにみんなで押しかけないでも……まぁ、話したいことは一つですかね、皆」
発:「………こんばんは、先輩方」
発:(誤魔化した!)(笑)
彰也:「まぁ、榊という男子生徒について変わったお話を聞きましたが、聞きます?」
皓:「あ、はい。是非」こく。とそれには頷く。
彰也:まぁ、さっきの二つの話を統合してかくかくしかじかしませう。
彰也:「それでまぁ、色々考えてるんですが……」……ペンダントについてリサーチしたい。
発:こちらも、石崎に話したのと同様の事を伝えておく。
彰也:〈情報:噂話〉ですかね?
GM:ペンダントについては、<情報:UGN>で。7だとルルブ掲載の事がわかり、それ以上ならより詳しく分かります。
彰也:ああ、誰かがそういう感じのものを持っていないか、という方向で。それもUGNで?
GM:<情報:噂話>でもいいですよ。UGNと噂話で手に入る内容は変わりますが。
彰也:ならまぁ、噂話側。《生き字引》。77%……まずいまずいw
皓:あ。それを使うなら噂はこっちで振りますよ。
彰也:ああ、じゃあ先にお願いします
皓:あんまり心許ないですが、ペンダントのこととか詳しく調べていただいた方が多分いいかと。
皓:ではペンダントの目撃情報を。〈情報:噂話〉で良いのですよね。
GM:はい。
皓:ではっと。#4r10+1
 Dice 皓:4r10=(4,2,5,8)=8+1=9
彰也:おー
皓:むん。9。
GM:まあ、それだけあればいいかな。
GM:そのペンダントと同一の物なのかは定かではないが、
GM:一里野が近郊に出かけた際、彼の荷物の中にネックレスだかペンダントだかが紛れ込んでいたらしい。
GM:彼は、これを交番に持っていくか捨てるかしよう、と言っていた。その後どうしたのかは知らない。
GM:こんなところです。
彰也:……そこまで判るのなら、それの起こった時期も大体はわかりますよね?
GM:UGNで調べればその辺も分かりますが、
彰也:……OK、《生き字引》でUGN側敢行する。
GM:“タイガーアイ”が関わっていたとされる事件が、その付近で起こっていたらしい。
皓:「んー……なんか、一里野ってクラスメイトがそれっぽいのを持ってたみたいだけど。何だろう。結構拙いものなのかな」
GM:では、判定どうぞ。
彰也:いや、一里野が拾った時期が判るか、が気になったので。後々使えるかなと思い。
彰也:正確に表さなくてもこれこれこういう時期、が判るか教えてくれれば。#7r10+7 77%。
 Dice 彰也:7r10=(10,1,6,8,4,6,3)=Critical!!
 Dice 彰也:1r10=(7)=7+10=17+7=24
皓:うう。と呻きつつ。何となく落ち着かなげに扉を見た。直ぐにでも二人を追いたそうに。
GM:拾った時期は、2週間前くらい。
GM:で、

 隣市で起こったとある事件にこのRBが関わっていたとされるが、
 事件に対応したエージェントやイリーガルの活躍によって、破壊寸前まで追い込んだ。
 しかし途中に“ミネルヴァ”参戦の混乱もあって、破壊できたかどうかは不明。行方も分からなくなった。 ※30
 現在、“タイガーアイ”らしき物を探していると思しき“ミネルヴァ”も黒巣市に居るとの情報があった。

GM:以上です。
GM:ちなみにこの事件そのものについては、今回のシナリオとは全く無関係です。
GM:K市かN市のプレイヤーキャラクター達が頑張って何とかしてくれたのでしょう(何)
発:おっと、敵(暫定)と接触したんだから、盗聴器の類を付けられていないか、ちゃんと調べておかないと!(笑)
GM:ないんじゃないかな(何) PC側にはそういうタイミングも無かったはず。
発:まあ、敵がブラックドッグだったら、盗聴とか心配しても仕方ないしネ!(笑)
皓:“ミネルヴァ”さんは今でも市街で散策してるのかな。
GM:うん。CXくらいに出てくる(何)
皓:まじか(何)
亮:出るんだ…(何
彰也:「……“ミネルヴァ”ですか……厄介ですねぇ、いや厄介です……坂東さん。榊の動向で気になったものはさっきの三つだけですか?」
発:では、亮に突然ウロボロスに覚醒してもらって、そっちを狙っている隙に我らは逃げる作戦を取ろう(マテ)
亮:なんでだよ(何
発:まあ、要望があったんで、極端にプライバシーに関わる事以外は、記憶の限り話そう。
発:ただし、プライバシーに関わりそうな部分は、絶対に話さない!(マテ)
GM:むしろプライバシーとして隠すものがあるのかという方が気になるな(何)
発:何処がそうかは、各自ログを見て判断して下さい(笑)
彰也:「……多分、榊の言う“彼女”が来る前の彼女は“ミネルヴァ”のような気がします……彼は“タイガーアイ”の事情に詳しすぎるし、“回収”という言葉を使っている以上……」
皓:「……一里野が万が一そのペンダントを持っていたら拙いってことですよね、それ」
発:時に、今の“榊”って、調べられます?
発:これだけ条件が揃ってて、まさか入れ替わったと思ってない人はいないだろう(笑)
GM:本人に直接会った方が早いですね。調べる程の情報は現時点ではありません。
発:了解。
GM:生まれ変わったニュー榊だ、とかいう認識を持たれています(何)
発:PCがだよ!(笑
GM:ああそっちw
皓:「先生と発さんは榊に話を聞きに行くつもりかな?」
彰也:「…………榊と直接交渉を仕掛けましょう。とりあえず、こうなったら気になるのは目的とこの後の行動です」
皓:「僕は……一里野達が気になるんで、そっちに向かっていいですか」
皓:「もし万が一、一里野がペンダントを持ったままだったら、相手が洒落にならない気がして」
彰也:「ええ、お願いします……これはカンですが。あくまでカンですが」
彰也:「特に、瀬女千尋さんに、そのペンダントを近づけてはいけない」眉間に皺。酷く考え込む顔
皓:「瀬女さんは亮が割と親しそうなので、僕から連絡を取っておきます」
皓:「今の話もしておきますので、先に瀬女さんのところに行ってもらいますよ。あいつなら、何とかしてくれると思います」
皓:携帯を取り出し。番号を繰って。
彰也:「『モノに頼るな』……榊はそう言ってたんですよね……彼女にRV発症が疑われていたという報告と絡めると、過去に一度“榊 伊織”の絡んだRV関係との接触があったとの妄想ができます。妄想ですが、ええ妄想ですが」
彰也:よいしょ、と荷物をまとめよう。
皓:「妄想のまま済めばいいですね。じゃ、先に行きます」と。部屋の二人に挨拶して、携帯を耳に当てつつ廊下へ飛び出した。
彰也:「まぁ、交渉材料も出来ました。直接問いただしてきます。今すぐ」ごそごそと生徒の住所情報を引っ張り出す(何)
発:「…私は、一つ、行っておきたいところがあります。事件ではない、日常の為に」
発:「なので、そちらはお任せします。“力”が必要でしたら、いつでも呼んでください。それでは…」
 Middle Phase-09
 ScenePlayer:石崎 彰也/場所:学校廊下/時刻:夕闇時/登場:不可
GM:そろそろ厳しくなって参ります(何) 登場お願いします。
彰也:#1d10+77
 Dice 彰也:1d10=(3)=3+77=80
彰也:よし、落ち着いた

GM:生徒達が各々思う所へと向かった後。
GM:自分は榊の住所を調べ、彼の自宅へと向かうことにした。
GM:すっかり日が落ちて、暗がりの廊下を歩く。
GM:長い廊下。――気がつけば、生徒や他の教師の姿も無く。
彰也:「えーと、この住所だとー」住所メモ眺め、頭に地図を描いてー。
GM:ただ、ひたひたと
GM:自分の後ろを付けてくる足音と、気配だけがある。 ※31
彰也:付けてくるなら振り向きますが。
GM:振り向いてみるが、誰の姿も無い。

 「誰かを捜しているんですか?」

彰也:「わっ」
GM:掛けられた声は、振り返る直前に見ていた廊下の先。薄闇の中に。
彰也:えー、きょろきょろするよw
榊:「石崎先生」
GM:先程からずっとそこにいたかのように立つ榊が、親しみを込めた笑顔で手を振っていた。
彰也:「心臓に悪いっ」
榊:「いやあ、なんか僕にまだ話しがあるようだったから、先生を捜しに学校に戻ってきたんですよ」
彰也:「えー、確かにあなたを探してましたが。まぁ丁度良いです、少々お時間よろしく?」
GM:悪びれた様子も無く、笑った。「いいですよ」
彰也:「…………」ちょっと考えて。
彰也:「ほんとは僕の動向が聞こえていたとかはありますか?推定ハヌマーン」
榊:「あ、それは無いです」
彰也:「ああよかった。って言うか当然か」
榊:「別に先生を盗聴していたというのはありませんから」
彰也:「……まぁ坂東さんに話を伺いましたが。お探しのペンダントらしきものの目撃情報を小耳に挟みまして」
榊:「ああ良かった、ちゃんと話は渡っているようだ」
榊:「僕は“タイガーアイ”というペンダントを探しています」
彰也:「……アレの特性上」
榊:「それがどういうシロモノなのかは、UGNに尋ねてもらうのが手っ取り早いんですけれど…」なにか? と首をかしげ。
彰也:「拾われた人間に捨てられないようにアレ自体がなるたけ働きかける……よって、拾われて捨てられた、ということはあまり考えない方向で話を進めます。あくまで目撃情報だけですから」
榊:「どうぞ」
彰也:「……案外、近いです」
彰也:「情報の位置は、すぐに手の届く場所ではありませんが……続きの前に、僕も聞きたいことがあります」
榊:「いいですよ。僕としても、そう時間に余裕があるとは思ってないんで」
榊:「話をする事で解決が見えるならば」頷く。
彰也:「貴方の素性……は、想像がある程度ついたからいいとして。貴方がアレを回収した後の予定」
GM:榊は少しだけ考える仕草をして。「……クライアントの意向からすれば、元鞘に収めるつもりかなって」
彰也:「…………」考える、考える。
榊:「まあ、アレ自体が目を覚ませば、僕が回収するまでもありませんけど」
彰也:「オーケィ。あまり軽々しくオーケィと言うべきではないのかも知れませんが、とりあえずオーケィと言っておきます」
榊:「これは、僕にとっての妥協点なんです。アレが世に出回ることへの影響も分かる」
榊:「けど、僕はこの学校の誰かを此方側に引き入れる事を望まない。最低限の仕事だけをするつもりですよ」
彰也:「夕方、決闘騒ぎを持ちかけた川北という生徒の押さえに回っていた生徒がいましたよね?一里野と言うのですが」
彰也:「彼が拾ったという話を聞きました」
榊:「身も蓋もない言い方をすれば、誰かの首に掛かったペンダントを引きちぎってでも引き離し、そのペンダントを学校の外に放り投げるという事でしょうね」と、此処まで言って。
榊:「………一里野…川北君の親友かな」」
彰也:「ええ……瀬女さんには、北条さんと坂東さんが様子を見に、一里野の方からアレを探しには津嶋さんが向かいました」
榊:「そうですか。では一里野君に直接当たってみることにしますよ」
GM:そう言って、踵を返す。
彰也:「……情報交換としてはこの程度で十分でしょう……榊さん、いえ……」
彰也:「何処の誰だかはよく知らないけど、何となく判るような気がしてしまうRBさん」
GM:笑顔の中でも用心深く此方を探るような目で先生を見ていた榊だったが、フッと、その緊張を解いた。
榊:「……先生がこの学校に来てから、授業以外でちゃんとお話するのは、これで二度目ですよね」
榊:「一度目は慌ただしくて、会話なんてものじゃなかったけれど」前シーンのカオスな場を思い出したのか、しみじみと。
彰也:「………」非常に、警戒しているというか、胡散臭いものを見る目で見る。
榊:「そんなに警戒しないで下さい。ただ、思い出しているだけです」
榊:「僕は、居るのに居ないようなものだったから」
彰也:「警戒してるんじゃありません、気に喰わないだけです」
榊:「人の姿をしている事が、ですか?」
GM:僕が――と。自らを指して。
彰也:「それもないとは言わない。夕方の瀬女さんとの一件もある」
榊:「………ああ」苦笑した。
彰也:「それに、僕の価値観としては、あなた方はやはり胡散臭い存在です」
彰也:「あと、もう一つ」
彰也:「……『この街』自体、決して好きになれない存在でしてね。そういう方向からも、やっぱり、気に喰わない」
榊:「ふむ」
彰也:「……元の鞘に戻すというのなら」
彰也:「一応……あの勝負の一件、それっぽいイカサマの理由付けでも僕の方で考えておきます。それで片付くのが一番だ」
榊:「ハハハッ」軽い調子で笑う。
榊:「いいんじゃないかな。そしてオーヴァードやジャームの闊歩するこの街で、ただのヒトを愛し、執着するというのも、またヒトとしてのサガだ」
彰也:「そりゃあ……この愛情と執着心だけが、僕をヒトとして保つものですから」
彰也:「時間が無いんでしたね。戯言に付き合わせました」
榊:「大切にしているものを守りたいのは、ジャームだろうと、オーヴァードであろうと、ヒトであろうと同じ」
彰也:「……等しくエゴ。ならば僕はヒトとしてエゴを貫こう」
榊:「僕はそういった想い、エゴが大好きなんですよ。――それじゃ、お邪魔しました」
GM:笑みを残して、榊はその場から立ち消えた。
彰也:「……さて」
彰也:「どこの事態が進展するのが一番早いかな……津嶋さんの方かな」
彰也:「何か分かれて合流しそうですがまぁ気にしないことにしよう」
彰也:こちらも学校を出よう……最後に一度、榊のいた方を振り返って。
彰也:「……ふん」悪態一つついて。
GM:廊下は先程と同じように、影の消えた闇が、ただ広がっていた。
 Master Scene
 ScenePlayer:None/場所:瀬女家の前/時刻:夜/登場:不可
 「突然押しかけた上、夜分に呼び出してすみません。どうしても瀬女さんに伝えたい事があります!」
 「…何でしょうか……?」
 「………ぁ…………お…」
 「はい」
 「……………ぉ……………お、俺ッ、せ、瀬女千尋さんのことが大好きなんです!!」 ※32
 「…………は?」
 「お、俺…野球も途中で辞めて、その後なんにもしないまま今日までいたけど…」
 「…ぶっちゃけ、瀬女さんのタイプとは全然違うだろうけれど」
 「弓道やってる瀬女さんを好きになってしまいました。…つッ、付き合って下さい!」
 試合開始時の野球少年のように勢いよく頭を下げる川北。彼はそのままじっと、瀬女の返答を待つ。
 「………………ごめんなさい」
 同じように、瀬女も深く頭を下げた。
 「………ぁ…」
 「私は今、榊さんとお付き合いしています。川北先輩のお気持ちは嬉しく思いますが、お受けすることはできません」
 「……は、はは………そう、っすよね……」
 「ごめんなさい」
 「…じゃ、じゃあ俺、明日の放課後、榊に決闘申し込みます! あいつが一番得意なジャンルで!」
 「俺が勝ったら瀬女さんをフリーに戻すっていう約束で。そして必ず勝ってきます!!」
 「は?」
 そして、ポケットから取り出したペンダントを瀬女の手に握らせる。
 「これ、さっきダチから借りたお守りです。勝負が終わるまで、預かっててください」
 「えっ?」
 「コイツが俺に、瀬女さんに告白する勇気を貸してくれたんです」
 「…俺のためにとか言いません。けど、瀬女さんが望む結果になるように、どうか祈っててください」
 「俺、正々堂々ヤツと戦いますから!」
 「…あ、あの…そんな、困ります…!」
 「じゃ俺、これで!」

 当惑する瀬女を置き去りに、川北は走って去っていった。
 瀬女は手のひらを広げ、半ば押しつけられるように渡されたペンダントをじっと見つめた。

 「…勇気……か。…私も、ちゃんと自分の想いを告げていたら――」


 “…――それが汝の願いか?” ※33

 どこからか、声が聞こえた。
 Middle Phase-10
 ScenePlayer:津嶋 皓/場所:公園/時刻:夕闇時/登場:不可
皓:#1d10+68
 Dice 皓:1d10=(5)=5+68=73

GM:とっぷりと日の暮れた公園の傍で、皓は一里野の姿を目に留めた。
GM:やたら派手に目立つ川北の姿は無いもので、暗がりの中では気がつかず、一度通り過ぎてしまったのだが、
一里野:「何か慌ただしいな、どうしたんだ?」
GM:互いに気づいて振り向いたのは、ほぼ同じタイミングだった。
皓:「一里野!」見知った姿を眼に止めた瞬間、上がる声。そのまま駆け寄って。
一里野:「部活か? それとも道場の帰りか? 随分遅いんだな」
皓:「何時も僕はこんなもんだよ。それより」
皓:「ちょっと聞きたいいだけど、おまえ、先日何かペンダント拾ったとかあったよな。あれ、どうした?」
一里野:「ああ、あれ? 捨てようと思ってそのまま持ってたんだけど」
一里野:「川北に渡したよ」
皓:「……え?」そっちか……。と微かに眉潜め。
皓:「そっか。じゃ、山北、何処行ったか解る?」
皓:川北です(ごふ) ※34
GM:#おういえ(何)
一里野:「帰ったと思うけど……こんな時間に片思い相手の家に行くとか正気の沙汰じゃないしな」
皓:「……いや、あいつならあり得る様な気がしないでもないんだけど」ちょっと遠い眼しつつ。
一里野:「…………」無言の肯定を示す(何)
皓:「……無言の肯定ありがとう」何となく肩をたたき(何)
皓:「ともかく、川北のとこにあるんだな。さんきゅ。ちょっと瀬女さんち経由で行ってみる」
一里野:「あ、ああ。……それよりどうしたんだ?」
皓:「──あぁ」それにはちょっとばかり躊躇いつつ。
皓:「あれの持ち主がね。見つかったんだ。だからさ。早く回収した方がいいと思って」
一里野:「アレ、何かまずい物だったか?」
GM:あまり表情を顔に出さない一里野だったが、暗がりの中でも動揺した様子が微かに感じられた。
皓:「……どうかしたの?」
皓:その表情の変化に、今度は此方から尋ねた。
一里野:「あ、いや…」
一里野:「…そうか。だったら、俺が見つけた時から石にヒビが入ってたって伝えておいてくれよ」
皓:「……ん。壊したのはお前じゃないとは言っておくよ」こく。と頷きつつ、まだ続けたいことがある様子に軽く首をかしげ。
皓:「どうしたの? 何か気になることでもあるの、一里野」
一里野:「いや、何でも無いよ」
GM:首を振る。視線はさっきから外したままだ。
皓:「何でもない、って風じゃないけど。──何か、あったの? あのペンダント拾ってから」
一里野:「…大した事でもないけど、まあ、ツキが回ってきたような気はしたよ。深夜の通販アイテムよりは効きそうな感じ」
皓:どう見てもおかしな様子に。寧ろ一歩踏み込み。
皓:「何か気になることがあったら教えてよ。──……何でこっちを見れないの、一里野? お前らしくない」
一里野:「馬鹿言うなよ。真っ正面から目を合わせようとするヤツは、川北か津嶋くらいだろ」
GM:手を振って拒絶の態度を示す。
皓:「茶化すなよ」きっぱりと言いのけて。
一里野:「何だよ。その口ぶりだと、お前の方がアレに詳しいんじゃないのか?」にらみ返すように目を合わせる。
皓:「どうかな。あれのことが際しいかどうかはともかく、おまえの様子がおかしいってのは見て解るつもりだよ」
皓:「……友人だって思ってるから」
一里野:「……………ふぅ」深い、ため息をついて。
一里野:「川北ではなく、先にお前に理解されるとはなあ…」
一里野:「…まあ、俺もアレが何なのか良く分かってない」
一里野:「ただ、アレを持っているうちに色々な所で自分に都合の良い事が起こったのは事実だ」 ※35
彰也:まぁオルクスだろうね
皓:「……普通の幸運アイテムじゃない。とは解っただろ。ずっと持ってたなら」
一里野:「まあな。今では俺も、アレ無しで都合の良い幸運を起こせるようになってきた」
一里野:「相手にちょっとした不運を与えることもできる」
皓:「────ぁぁ……」呻くような声を上げて軽く相手に気付き得ない動きで首を振った。
皓:「そんなものだって解ってて、おまえは川北に渡したの?」
一里野:「瀬女さんと榊が対決した時も、そうだな。俺は対戦者の榊に荷担した」 ※36
一里野:「まあ、こんな力をいかさまに使ったところでバレっこないだろうし」
皓:「……何で、そんなこと」
一里野:「アイツ……ほら。馬鹿だろ?」同意を求めてくる(何)
皓:「それは否定しないけど」(何)
一里野:「だろ? まあ、中身はイイヤツなんだけど、なにぶん馬鹿なのか…いや、馬鹿正直なんだろうな」
一里野:「俺が怪我して野球できなくなったからって、アイツも野球を辞めるとか…ぶっとばしてやろうと思っていた」
皓:「それが川北のいいところだろ」
一里野:「確かにリトルリーグ時代に、『バッテリーを組んで一緒に甲子園に行こうぜ』って約束を交わしたけどさ」
一里野:「…俺ができないからって、アイツも辞めることないだろ」
一里野:「それから瀬女さんへの一件だ。ぶっちゃけ身の置き所が無いんだよ。とっととコクって玉砕しろよと何度思ったことか」
皓:「──……僕は川北のその気持ちも解らなくない」微かに目を伏せ、声に出さない笑いで応えた。
一里野:「……は?」
皓:「ライバルでも、仲間でも。共に上へと登って行こうとする相手というのが必要だってことだよ」
皓:「おまえが離脱して、川北はある意味支えをなくしちゃったんだろうなって思う」
皓:「──そこからまた始められるか、そこで切れちゃうかが、その人それぞれなんだけどね」
一里野:「…………………」
皓:「あいつのことだから、おまえにはそんなこと言わなかっただろうけど」
一里野:「…――ったく、津嶋。お前はとんだタラシだよなあ」 ※37
一里野:「お前がモテモテな理由がよーく分かったぜ」
皓:「川北にとって、一里野ってそういう存在だったんじゃ……はぁ?」
皓:何か言われて思わず呆れた声を上げた。
一里野:「近すぎて言えない事、か…。まあ、そうだな。――そうかもしれないな」
一里野:「…川北にペンダントを渡したのは」
一里野:「玉砕したアイツがあんまりにも哀れで、だったらせめて気休めになればと思って貸したんだ」
一里野:「あいつなら砂糖でも惚れさせ薬だと信じ込みそうだからな」(何)
皓:「……あー、うん、まぁね」(何)
一里野:「………なあ。アレは、もしかしたらヤバい物なのか?」
皓:「──……少なくとも、川北のこと考えて渡したんだ。一里野は」苦笑。
一里野:「ったりまえだろ。長い…腐れ縁だからな」
GM:ぷい、と横を向いた(何)
皓:「……一応聞く。一里野」多少の躊躇いの後、改まった口調で。
一里野:「何だ?」
皓:「あれを拾ってから……おまえ自身何かが“変わった”のは確かなんだな」 ※38
皓:変わった。という言葉に微妙なニュアンスを込めて聞いた。
一里野:「…多分、な。誰かに見せるつもりは無かったんだが……こういう事もできる」
GM:向こうを見ろと、柵越しにあるブランコを指し示す。
皓:その言葉につられて視線を向こうに向けた。
GM:そのブランコが独りでに大きく動き出した。
一里野:「超能力を持ってるって事は、誰にも言わないでくれよ。こういうのがバレると…面倒だろうし、さ」
皓:「そうだな。それが懸命だと思う。誰にも言わないよ。安心して。──むしろ、さ」
皓:はい。と一枚の名刺を渡した。Elysionの連絡先が書いてあるそれ。
皓:「早めにここに行くこと、お勧めしておく。そのまま一人でいるのって得策じゃないから」
一里野:「……ホテル…? まあ、津嶋の言うことを信じて行ってみるよ」名刺を受け取って、ポケットにしまう。
GM:皓がどこかの名刺を持っているなんて珍しいだろうから信じるよ(何)
皓:ありがとう(何)
GM:(興味津々の目で)(何)
皓:そっち(何)
一里野:「今から川北を追うのか? 俺も付き合う」
皓:「信じてもらえて助かる」
皓:「──で、改めてさっきの回答。あれは拙いってもんじゃない。あれ自体も、持ち主自体も正直、洒落にならない」
一里野:「…………」
皓:「……あんまりおまえ自身連れて行きたいって思わないんだけどな、僕は」 ※39
皓:付き合う。という言葉に困った様に髪をかき回し。
一里野:「…………そうか。じゃあ、せめてメアドをくれよ。何かあったら駆けつけるからさ」
GM:携帯を取り出し、赤外線通信モードにセットして皓に向ける。
皓:「解った。……」
皓:赤外線モードの使い方分からない気がしてきた(何)
一里野:「お前が俺を連れて行きたくないってのには、理由があることだろ?」
一里野:ちょっと貸せよと皓の携帯を奪い取り、通信モードにする(何)
GM:メアド交換完了。
皓:「まぁ、うん。そうだね」手間かけさせてごめん。と謝りつつ。「──危険だと思うから言ってるんだからな」
皓:改めて釘を刺しておいた。
一里野:「そう、か。こっちこそ手間かけさせてすまなかった。川北のこと、頼む」
GM:皓に頭を下げる。彼が誰かに頭を下げたところは、初めて見たような気もした。
皓:「ん。任された」
皓:そっちも気をつけて帰れよー。と一度手を振って。公園より駈け出した。
一里野:「ああ」
GM:手を振って、皓を見送った。
皓:一里野へのロイスを■誠意/不安にて。
GM:了解。
 Trigger Phase-01
 ScenePlayer:北条 亮/場所:瀬女家の前/時刻:夕闇時/登場:坂東 発
GM:登場を。
発:#1d10+68
 Dice 発:1d10=(1)=1+68=69
亮:#1d10+48
 Dice 亮:1d10=(1)=1+48=49
GM:君らやる気出せよ(何)

GM:ではまず最初に、UGNに直接情報を聞き出してきたルー君から。
GM:瀬女が関わった昔の事件について、でいいんだよね?
亮:瀬女さんが過去に巻き込まれたという事件について(こく
GM:では、先に行った瀬女リサーチの、<情報:UGN>項目での達成値内容で。

 ・瀬女千尋がかつて遭遇した事件
 中学時代に数人の学生と共にR関連事件に巻き込まれ、FHエージェントが学生達に配った「願いを叶える指輪」に操られ、覚醒しかけた事があった。
 その事件は既に解決し、彼女を含めた被害者達は記憶処理を施される。
 OV発症の可能性ありとされ、一時期はUGNが彼女を観察していたが、兆候は見られず、チェックからも外された。
 ちなみに彼女の願いというのは弓道の全国大会で優勝したいというものだった。技術の向上に伸び悩んでいたらしい。
 そして、事件に関わった人物(加害者、被害者、エージェント、イリーガル)リストを見る限り、榊伊織という者はいない。

GM:以上です。余談ですが、彼女が通っていた中学校は、黒羽学園中等部ではなく別の学校です。
亮:了解です。
GM:そういった事を調べて戻ってきました。
亮:じゃあ、皓から連絡ももらったし、彼女の自宅の前にでも。
GM:その後、瀬女の家に向かって、彼女の自宅前で、発と合流で。
GM:彼女の家に向かってみれば、瀬女の姿はなく、困った様子の親御さんが出てきた。
亮:おややん。
発:タイミング的には、先のミドル二つの事情は、PCは知らないんですよね?
GM:まだ知らないですね。
発:了解です。
亮:「あの…何かあったんですか?」
瀬女母:「あなた達、黒羽の生徒さん? うちの子…千尋を見かけなかったかしら?」
瀬女母:「ちょっと前に男の子が訪ねてきたんだけどねぇ…何かあったのかしら」
発:「男の子、ですか? ひょっとして…」榊の容姿を言ってみる(笑)
亮:まあそう思うわな(何
瀬女母:「ご飯の支度をしていたら、あの子、何も言わずにどこかに出て行っちゃったみたいなの」
瀬女母:「体格のいい子だったわねぇ」
瀬女母:「スポーツやってそうな感じの……」多分、川北じゃないかなと思った。
発:皓め、友人訪ねるとか言っておきながら、先んじて連れ出すとは(違)
皓:やってないよんなこと(何)
亮:「川北君、かな…?」玉砕しにきたのかしら、と(何
発:「訪ねて来られた方と、一緒に出ていったのですか?」
瀬女母:「それでなくても、夜に女の子が一人で出歩くというのも危ないから、心配だっていうのに…」 ※40
瀬女母:「うーん……そうねえ、その辺はちょっと分からなかったんだけれど」
発:「とにかく、私達も探してみます。心当たりはありませんか?」
亮:「わかりました。友人にも聞いて、探してみます」
瀬女母:「あの子がこんな遅くに何処かに出かけるということは無いと思うだけれど………もしかして忘れ物を取りにでも行ったのかしら」
発:「わかりました、ありがとうございます」
瀬女母:「ごめんなさいねぇ。こんなことお願いしちゃって」
亮:とりあえず、一里野に会うって言ってた皓に電話かな。川北といえば一里野だし(何
皓:#1d10+68 では電話登場にて。
 Dice 皓:1d10=(1)=1+68=69
皓:3人連続1ってどういうことこれ(何)
亮:何の仕掛けだ(何
GM:発と皓はいいけど、亮はダメだな(何)
亮:(みー)
亮:じゃあ電話しました!
亮:「……って感じで…。川北の行く先とかそっちで分からないかな?」親御さんの話をかくしかで伝えよう。
皓:速攻出た。『亮? 何かあった? というかそっちに川北くんは行ってない?』
亮:「来たっぽくはあるんだけど…、え、川北がどうかしたの」
皓:『一里野から川北にペンダントが渡って別れたらしいんだ……あいつのことだから、お呪いとか聞けば、直ぐに瀬女さんのところに行くと思ったんだけど。……そっちも、すれ違っちゃったみたいだね』
皓:あんまり洒落にならないよ。と呟きつつ。一里野の覚醒可能性も含め、先のシーンでのことは話しておく。
亮:「それは…まずいかもしれない
亮:「瀬女さんの行く先を、とりあずはあたってみる。学校とか…そっちでも、見た人が居ないか探してみてくれるかな」
GM:皓が電話している最中、視界の端に川北の姿が入った。 ※41
GM:つい先刻のしょぼくれた姿とは真逆で
皓:『うん……って、ちょ、川北、いた!』
GM:顔は決意に満ち、合戦前の若武者のような漲る気力を漂わせていた。
川北:「おー、なんだ津嶋か。随分と帰り遅いな」
皓:思わず電話口に叫びつつ。『瀬女さんも見かけたら確保しておくよ』 ※42
皓:小さく電話口先に呟き。回線は繋いだまま。
皓:「ちょっと用事があって遅くなったんだ。おまえもまだ帰宅してないっぽいけど。何処行ってたの」
亮:じゃあ、様子を窺いますか。>電話口
皓:そのまま向こうに聞かせるつもりで回線は繋げたままにしておくよ。
川北:「瀬女さんちだ。俺は明日、榊に決闘を申し込む」キリッ。
皓:「決闘……そうなんだ」その言葉にはちょっとくらっとしつつ。
皓:「一里野からお守りもらったらしいね。そのご利益があるうちにってこと?」
川北:「おお。すげぇ御利益あったぞ。俺、ちゃんと千尋ちゃんにコクったからな!」
皓:「おまえのことだから、瀬女さんに決闘のこと言いに行くって思ってたけど……会ったんだ」
川北:「………………フられたけどな……」ずずーんとどんより雲を背負う。
皓:「あ、ああ、そうなんだ……。その、あんまり気にするなよ」思わず(何)
川北:「ありがとよ、津嶋……………まあ、ともあれだ」
川北:「今日の決闘を無かったことにするためにするために、俺は明日頑張るから応援してくれよ」
皓:「お守りのご利益もなかったのかな……そう言えば一里野からもらった奴は如何したの?」
川北:「ん? ああ、あれ? 千尋ちゃんの御守りとして預かって貰ってる」
皓:「応援は勿論──え?」
皓:流石にそれには固まりかけた。
川北:「俺はコクった事で最大の願いをかなえた。今度は千尋ちゃんの願いが叶うよう、願ったのさ」
皓:「瀬女さんに……渡したんだ。ペンダント」はっきりと回線の向こう側にいる相手にも届く様に、声を出して聞いた。
川北:「…………もしかして、あれ、津嶋のだったのか……?」
皓:「あ、いや。そうじゃないよ。……というか僕にペンダントとかないだろー?」
皓:否定しつつ、多少の冗談を交えて応え。
亮:電話の向こうの言葉に反応して。まずいかもしれない、と発に目配せして学校に足を向けよう。
川北:「そうか。彼女に贈る品を無くしたんだな、このリア充めが!」
皓:「何でそうなるんだよ! ……ともあれ、明日、頑張れよな」
川北:「お、おう。…でも、それ、誰かのだったら俺、明日の決闘終わったら返して貰ってくるぞ?」
皓:「……あ。うん。──そうだね」
皓:曖昧にそれには応え。「じゃ、僕はこれで。明日に備えて体調しっかり整えておけよー」
川北:「おう。明日は榊をギャフンと言わせてやるぜ」
GM:じゃあなーと大きく手を振って、川北は帰っていった。
皓:言って。些か急ぐ様に場を離れつつ。「──亮、聞こえてた?」回線向こうに声を開けた。
亮:「聞いてた」
皓:「当ては解る? 僕もそっちに向かう」
亮:「なんの根拠もないけど…とにかく、学校に向かう」
皓:「解った。道すがら見つけたら、またすぐ連絡入れるよ」
皓:じゃ。と些か慌てた様子で回線を切った。
亮:「うん、お願い」こちらも切って。
亮:「迷っているにしても、何か決意したとしても、彼女がいくならそこしかないって、そんな気がする」
発:「…私は、瀬女先輩に言ってあげたいことがありました…」
亮:独り言めいて呟き。発の声に視線をやる。
発:「急ぎましょう。まだ、言葉が通じる内に」
発:「きっと、まだ間に合う―――間に、合わせるから」
亮:頷いて。先を急ぐ。
 Climax Phase
 ScenePlayer:北条 亮/場所:弓道場/時刻:夜/登場:All
GM:登場お願いします。
亮:#1d10+49
 Dice 亮:1d10=(3)=3+49=52
皓:#1d10+69 どっせーい。
 Dice 皓:1d10=(7)=7+69=76
彰也:#1d10+80
 Dice 彰也:1d10=(3)=3+80=83
発:#1d10+69
 Dice 発:1d10=(1)=1+69=70

 冴えた光を放つ月下。夜の弓道場。
 そこでは瀬女が、一心に矢を放っていた。
 弓道場に近づく気配に気づいたのか、彼女はその手を止め、
 静かに佇んだまま、来訪者に会釈をした。

瀬女:「……こんばんは」 ※43
亮:「こんばんは、瀬女さん」
瀬女:「大勢で、いらっしゃっいましたね。少し…当てが外れてしまいました」
GM:困ったような、照れたような仕草で手を口に当て。はにかんだ。
亮:「急にいなくなった、って聞いて、みんな心配してたってこと…かな」少し苦しいか。苦笑いをする。
瀬女:「ありがとうございます」
GM:みんなが心配していた、ということに驚いた様子で。
瀬女:「……でも、もう決めていた事なので。私…言わせていただきますけれども」
亮:「……」黙って聞こう。
瀬女:「放課後の勝負――私は、自分を偽っていました」
瀬女:「榊さんに嘘を付きました。私は…私には、好きな人がいるんです」
瀬女:「でも、その人には、既に付き合っている方がいるからと…諦めていました」
瀬女:「諦めていた…つもりなのに、でも、時々お話するのが、とても楽しくて…」
GM:目を瞑り、右手を胸の辺りに当てる。
GM:言葉を発する度に、我が身を引き裂いているような、そんな苦痛に満ちた顔で。
瀬女:「…私は…………北条先輩のことが、好きなんです」 ※44
亮:あれっ、えっ、とちょっと目をぱちくりしていいかなこの期に及んで(何
GM:言い終え、今にも泣き出しそうな顔をしながら、亮を見つめた。
GM:そしてじっとルー君からのリアクションを待っている(何)
亮:「ぼ、僕…?」自分を指して。
GM:小さく、頷く。
亮:「え…と、そ、それは……困った、な」ぽりぽりと頬を掻く。
瀬女:「……………」
亮:「…瀬女さんのことは、武道をやる人として、尊敬はしてる。けど」思い切り困った様子で。
亮:「ごめん。僕には、君の気持ちに答えることが、できない」
瀬女:「……すみません。やっぱり……ご迷惑でしたよね…」ほろりと、笑った。
瀬女:「だから…頑張って、そんな想いを振り払おうと、思って………」
GM:一粒、涙を零して。
亮:「迷惑なんて、そんな……」言葉を続けようとして、やめた。これ以上は、言ってどうにかなるものじゃない。
GM:俯いた彼女は弓を握りしめ、矢をつがえ、引き絞る。 ※45
GM:その矢の先は、亮へと向けられていた。
瀬女:「『だから』」
亮:「……!」それには、思わず身構え。
亮:「……瀬女さん…じゃ、ないな」
亮:警戒を露わに、眉を寄せる。
瀬女:『北条先輩。貴方という存在は、弱い私をある意味に於いては奮起させたが、逆に私の修練を妨げる枷でもあった』
瀬女:『ゆえに、貴方を射殺そう。それで“私”が解放される』
瀬女:『己の未熟さ、敗北の苦渋。世迷い事に苦しむ事も無くなる』
GM:“敵”を前にした鋭く冷たい表情のまま、言い放つ。
亮:「“タイガーアイ”、か…? 瀬女さんから離れろ」
GM:落ち着き払った武人のような所作で、瀬女は構えた弓を亮へと放つ。
発:一閃。
発:「…まあ、変な飛び方をしないなら、こう出来ますね」
発:駆け込み様に矢を叩き落とし、ひとりごちる。
亮:舌打ちひとつ、避ける動作の前に、矢が落ちる高い音を聞く。
??:『“付き添いも手練れであるか。成程。ならば尚、面白い”』
GM:彼女の胸元が赤く輝き、老獪な男の声が心に響いてきた。
発:「それに、意を外しています。射的とは、的を射るのではなく、意を通すこと…」
発:「あなたを、何を放ったのですか、瀬女先輩」ビシリと木刀を突き付ける。
亮:「発さん。…気をつけて。“タイガーアイ”が、覚醒してるみたいだ……」
発:『ふむ』と、頷きを返しつつ。
彰也:「ふう……ようやく追いついた」
皓:「──遅くなった。亮、瀬女さんは……!?」些か息を切らせつつ、弓道場に駆け付けた。
皓:声をかけ、向こうに立つ彼女に言葉を切って見た。
彰也:「……“タイガーアイ”……動き始めてるのですか……」
発:「私は、石ころではなく、瀬女先輩とお話がしたくて来たのですが…」
発:「まあ、いいです。では、勝手に話します」
発:「私には…一度絶望がありました。自分の努力が、鍛錬が、全て無駄である事を突き付けられたような事が」
発:「悩んで、悩んで、悩み続けて…いろいろな人と話したりして…一つの結論にたどり着きました」
発:「私は、剣の道が、大好きなのだと。だからこそ、その道を進んでいるのだと。誰に、何に否定されようと、そこだけは変わらない事だと」
発:「あなたにとって、弓の道とは、この程度のものなのですか? だとするのであれば…」
発:「それは、武道に対する侮辱です。その意…ここで断ち切ってみせましょう」
発:で、『剣の道』にロイス申請。■尽力/□不安で。 ※46
瀬女:『私の意を通す。そのための障害を打ち抜くため』
瀬女:『必要ならば何百、何千の矢を放とう』
彰也:「……よりにもよってこういう展開か……厄介だ、ああ厄介だ」
皓:「間に合わなかった……いや、違うか」取り敢えず、無事? と、亮に近付き声をかけ。
亮:「僕が消えることが、君の望み? 瀬女さん」皓の声には、軽く目配せしつつ。
瀬女:『…元より。善悪を超えねば道の先は無い。異を唱えたくば、示して見せるがいい』
発:「こちらも、もとよりそのつもりです」
彰也:「……力づく出なければ止まらないか。いやはや、判りやすすぎて涙が出る」
“タイガーアイ”:『――いやはや。我が助力などせずとも、既に宿っておったとは。まこと、人というものは面白い』
皓:「……僕にとっても耳が痛いな。既に、発さんの様に道を解くには、僕はきっと外れ過ぎだんだろう」はぁ。と。息を吐く。
彰也:「……面白いですねぇ、ああ面白いですねぇ――だったら出る幕なんですから素直にそこから離れておきなさい。干渉も助力も真っ平だ」
彰也:「さっさとあるべき場所へ戻れ、“タイガーアイ”。この地に……喧騒を持ち込むな」
瀬女:『北条先輩。貴方が消える事で弓の道を究める事ができるならば、それこそ本望というもの』
亮:「そう……それじゃあ、仕方ない、か」
皓:「でも、そうだね……今の貴女が瀬女さんじゃないっていうなら。瀬女さんを戻すために、僕は剣を振るう」
皓:理由なんて今は、それだけでいいだろう。担いだ包みを取り払い、片手で軽い得物をひとつ振り抜いた。
皓:今回の得物は木刀で行きます(いちお)
GM:ほいさ。
亮:「まずは君を止める。石の力から、解き放とう」
亮:手に弓を持ち。ただ構える。
発:「ふむ…。道を究めるという事を、そのような口で語って欲しくないですね」
発:「私だって、怒る時はあります」表情の変化は、傍目にはわからないけど(笑)
彰也:タイガーアイ”に□有為/■無関心でロイス習得申請。くわえて……
彰也:榊のロイスをSに。RBという連中は、神経を逆なでする。ひたすらに気に喰わない。
GM:了解。
GM:タイガーアイがひときわ強く輝きを放つ。《ワーディング》が弓道場を包み込む。衝動判定を。
GM:そして、その衝動判定直前に、瀬女(?)が『堕落の誘い』をオートタイミングで使用。
皓:ぬぁにぃー
発:ああ、まず判定して、失敗で100%になるのか…。
皓:まぁうんともあれ衝動で! 目標は9ですよな?
GM:目標値は9で。
発:#4r10+1
 Dice 発:4r10=(10,2,8,5)=Critical!!
 Dice 発:1r10=(10)=Critical!!
 Dice 発:1r10=(3)=3+20=23+1=24
皓:おういえ。衝動。#5r10+1+1
 Dice 皓:5r10=(10,9,6,8,9)=Critical!!
 Dice 皓:1r10=(4)=4+10=14+1+1=16
皓:おっけおっけ。
GM:判定に失敗した時点で100%に。その後、侵蝕率を上昇させてください。
彰也:#7r10+7
 Dice 彰也:7r10=(4,5,2,6,3,3,2)=6+7=13
彰也:ぐぬぬ。
亮:#3r10
 Dice 亮:3r10=(9,9,8)=9
亮:#2d10+52 ギリ成功(何
発:#2d10+70
 Dice 発:2d10=(1+7)=8+70=78
発:成功して、78%。うん、基本的なコンボは使えるな。
彰也:#2d10+83
 Dice 彰也:2d10=(2+7)=9+83=92
彰也:成功して92%。高い、高い。
皓:#2d10+76
 Dice 皓:2d10=(4+1)=5+76=81
皓:成功の81%
 Dice 亮:2d10=(8+3)=11+52=63
亮:成功の63%
GM:なんてKYな人たちだ…(何)
皓:堕落はあるだけで相当なプレッシャーですからそれだけで価値ありますよ!
瀬女:『この場に在り続けるつもりならば、心して挑め、臨め。闘わぬものは去れ』
GM:――と、そこに。
GM:弓道場の塀を寸断し、日本刀を手にした長身の女性が場に割って入る。
彰也:来ましたよー…w
“ミネルヴァ”:「どうやらいいタイミングで間に合ったようだねぇ。それに場所も、最適だ」 ※47
“ミネルヴァ”:「迎えに来たぞ、“タイガーアイ”。しばらく反応が無いから壊れたと思っていたよ」
GM:刀をトンと軽く背なに載せ。
皓:「──な……」いきなりの動きに些か驚いたようにその姿を振り仰ぐ。
発:「…弓道場に日本刀など、場違いも甚だしいですが。それ以前に、入り口から入って来て下さい」胡乱な目で(笑)
“タイガーアイ”:『我はただ黙って見ていただけではない。そう易々と消えはせぬ、存分に面白いものを見ていたのだ』
彰也:「来ますか。まぁ来ますか……厄介ですねぇ、ああ厄介です……“ミネルヴァ”、ですね……」
皓:「この人が」先生の言葉に。“女神”と呼ばれる女性を見た。
“ミネルヴァ”:「その割に本調子じゃないようだけど。まあ、ひと仕事をする前に――」
GM:ぐるりと周囲を見渡して、場に居る者達を睨め付ける“ミネルヴァ”。
亮:「…面倒な取り合わせになった、かな……」
“ミネルヴァ”:「良い面構えの猛者達がいるようだ。“タイガーアイ”、お膳立てを整えた事は礼を言う」
彰也:「…………」嫌そうな顔で右肘の装填口をがしゃんと開く。
GM:刀を正し、構える。
皓:「──……まさかね。こんなところで名の知れた人……?達に二人も会えるなんて思いもしなかったな」
皓:亮の言葉に囁く様に苦笑を洩らす。
GM:瀬女は乱入してきた者達には目もくれず、矢をつがえたまま、亮から視線を離さずにいた。
GM:では、戦闘開始としましょう。行動値の宣言をお願いします。
発:5になります。
皓:「でも──うん。純粋に、光栄だ。“ミネルヴァ”と呼ばれる人に、まとめてでも猛者と見られるって」微かな高揚を以って呟いた。行動値は20です。
彰也:8です。
亮:行動値15

 Initiative:皓(20)>女神・虎目(16)>亮(15)>瀬女?(12)>先生(8)>発(5)>?(4) ※48

皓:なんかいる。
発:一里野君が、支援エフェクトを飛ばしてくれます(笑)
皓:成程それか(何)
亮:まさかの一里野(何
彰也:まーじーでーw
GM:瀬女は、Eロイス:ファイトクラブを持っています。
皓:お。ちょっと安心かも。
GM:彼女に「完璧に負けた」と思わせることができれば、彼女の裡に潜むジャームは消えて無くなります。
発:まあ、個人的には、心配で娘を探しに来た瀬女ママが、無双で瀬女を倒してくれると思ってますが(嘘)
彰也:おー
GM:初期エンゲージは、

 Engage:【瀬女・虎目】―10m―【PC】―5m【戦女神】

GM:勝利条件は、RB2体の撤退・瀬女の中にあるジャームの消去 です。
皓:了解す。
GM:何か質問がありますか。なければセットアップから開始します。
発:ありません。
皓:無しで。
亮:まだないですね
GM:ちなみに、瀬女はエフェクトを使用する度に侵蝕率が上がります。
彰也:おうふ
亮:…ってマジか(何
GM:瀬女の中にあるジャームを消去しても、バックトラックに失敗すれば、彼女がジャーム化します。
皓:あぐ……
彰也:了解、ささっと沈黙させねば。
亮:瀬女さんを優先して倒した方がいいってことか…
皓:だね。
GM:瀬女の中にあるジャームを消去すればEロイス:ファイトクラブの効果を解除とし、OV化を免れます(要バックトラック判定)
GM:では、ラウンド進行を始めます。
■□Round 1□■
●セットアップ
GM:セットアップ。
発:ありません。
皓:無しで。
亮:なし。
彰也:なし
GM:タイガーアイ、ミネルヴァは共に無し。
瀬女:『誰にでも、捨てられぬ想いというのはあるものだ――想いを捨てる事は死に等しい』
瀬女:『私にとってはそれが弓の道ということ』
GM:Eロイス『楔の呪い』を宣言。復活以外のタイタス使用を禁じます。 ※49
GM:目には見えない数多の思念が矢となり楔となり、影を縫う。
瀬女:『腕に覚えがあるのならば、貴方に勝負を挑む。北条先輩』

●皓
皓:とん。と軽く足を踏みならし。瀬女さんに背を見せた。
皓:そのまま、駆けだす様に得物を構え。一瞬にて“女神”の懐へと飛び込む。
皓:あちらの相手は本人に任せるのがいいだろう。なら、自分がすべきことはもうひとつの脅威の足止め。
皓:《炎の加護》 →白兵18+《浸透撃/音速攻撃/炎の刃/クロスバースト/一閃/コンセントレイト:HM》
“ミネルヴァ”:「さあ、来い。あんたの技を見せてくれ」
皓:「……一度貴女とはお会いしてみたかった。どうか、お相手願いますよ──!」
皓:小さく呟く様に目前の相手に得物を振りかぶる。#16r7+18-1 対象はミネルヴァ!
 Dice 皓:16r10=(10,10,10,4,7,9,4,5,5,4,8,9,6,4,1,6)=Critical!!
 Dice 皓:7r10=(2,3,10,10,8,1,7)=Critical!!
 Dice 皓:4r10=(2,9,5,9)=Critical!!
 Dice 皓:2r10=(10,10)=Critical!!
 Dice 皓:2r10=(5,5)=5+40=45+18-1=62
皓:ちょっと頑張った! 62!
GM:回避+《リフレックス:ノイマン/アドレナリン/アナライズ》 #18r7+3
 Dice GM:18r10=(7,4,8,9,7,3,6,1,7,1,3,5,2,2,8,6,3,1)=Critical!!
 Dice GM:6r10=(6,7,10,10,4,8)=Critical!!
 Dice GM:4r10=(7,9,4,1)=Critical!!
 Dice GM:2r10=(8,2)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(8)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(7)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(10)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(8)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(7)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(6)=6+90=96+3=99 ※50
GM:おま(何)
亮:(何)
皓:流石としか言いようが(笑)
GM:こんなところで………ッorz
“ミネルヴァ”:「――実に良い太刀筋だ」
皓:余裕で交わされた剣戟に流石に面喰いつつ。「──……は。流石──!」
皓:高揚と共に、笑顔すら浮かべて見上げた。侵蝕は97%
GM:向かってきた衝撃波に、切っ先をくるりと跳ね上げる最小限の動きで凌ぐ。彼女の背後、弓道場の塀が吹き飛ぶ。 ※51
彰也:学校壊すな!(何)
“ミネルヴァ”:「少年。あんたの名は何という?」
皓:「津嶋皓。──覚えていただけるなら、光栄です」
皓:得物を再度構え、体勢を整え直し。真っ向から視線を注ぎ、その問いに応えた。行動は以上で。

●“ミネルヴァ”
“ミネルヴァ”:「良い名だ」愉悦の笑みを浮かべ。
“ミネルヴァ”:「あんたを理解したい。さあ、死合ってもらおうか」
GM:マイナーで《オリジン:レジェンド》
GM:白兵+《Cノイマン/オウガバトル/コンバットシステム/アドレナリン》 #18r7+9-1 ※52
 Dice GM:18r10=(5,7,7,5,10,2,5,1,6,4,2,9,9,6,1,9,10,1)=Critical!!
 Dice GM:7r10=(6,1,1,5,3,8,10)=Critical!!
 Dice GM:2r10=(10,3)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(3)=3+30=33+9-1=41
GM:41。体ごと、突き崩すような切っ先を向けてくる。
皓:うーん。それはガードにしておこう。ダメージを。
GM:#5d10+12
 Dice GM:5d10=(5+7+7+5+8)=32+12=44
GM:装甲値有効の44点。オウガバトルはマイナーで行ったことにします。
皓:何と言うぎりぎり感……! ガード値2を引いてHP2で立ってる!
“ミネルヴァ”:「これを凌ぐか。――そうこなくては」
皓:「──……っ、何とか、まだっ!」太刀筋を紙一重。意識を繋ぐ様に反らし、息を吐く。

●“タイガーアイ”
GM:待機。

●亮
亮:マイナーで《ハンドレッド・ガンズ》
亮:メジャーでジェネシフト #5d10+63
 Dice 亮:5d10=(10+7+1+4+5)=27+63=90
亮:「できれば黙っていたかったけど。……受けよう、その勝負」真っ直ぐに、彼女を見て
瀬女:『「受けてくれるのですね」』
GM:彼女が、笑ったような気がした。
亮:「こういうときでもないと、見せる機会もない、と思うしね」ちょっと複雑な顔をしつつ。

●瀬女?
GM:微笑んだまま、つがえた弓を放つ。挑発のように。
GM:マイナーで《ターゲッティング》
GM:射撃+《コンセントレイト:ノイマン/急所狙い/アタックプログラム/バリアクラッカー》 侵蝕率+12+2% ※53
GM:対象はルー君。 #13r8+9+12-1
 Dice GM:13r10=(3,6,9,6,9,9,8,9,10,9,5,8,6)=Critical!!
 Dice GM:8r10=(4,1,5,3,7,1,10,5)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(2)=2+20=22+9+12-1=42
GM:42。軽く放たれたにも関わらず、全てを射貫く勢いで矢が迫る。
亮:そのままもらいます
GM:#5d10+18
 Dice GM:5d10=(6+6+3+4+5)=24+18=42
GM:装甲値有効42点。矢は一直線に亮の心臓を狙う。 ※54
GM:なるほどこれがキューピットの矢。
亮:そんな硬くないよ! リザレクト#1d10+93
 Dice 亮:1d10=(9)=9+90=102
瀬女:『禍根は此処で断つ』
亮:「……っ、さすが、だね、やっぱり…」射られ、一度倒れながらも立ち上がる。異能の者の仕合。
瀬女:『……そうか、射貫いたと思ったが…』
GM:ならば…と、次の矢をつがえる。
亮:「そう簡単には、終わらない。勝負はこれからだよ」

●彰也
彰也:侵蝕率があれだが……
彰也:「……んー」柘榴弾をグレネードランチャーにセットしてー。
彰也:……マイナーで【瀬女・虎目】のエンゲージに移動
彰也:メジャーで《コントロールソート+赫き弾+零距離射撃+コンセントレイト:ノイマン》
彰也:侵蝕率は100%だが演出上仕方ない。
彰也:「失礼……これ、いただきます」
彰也:瀬女の首元にランチャーの銃口つきつけて、引き上げる……“タイガーアイ”を一本釣りにする。 ※55
彰也:そのままタイガーアイを真上に投げ飛ばしてー自由落下してくるところをー #9r7+4-2
 Dice 彰也:9r10=(8,9,4,5,9,1,4,6,4)=Critical!!
 Dice 彰也:3r10=(6,6,1)=6+10=16+4-2=18
彰也:どーん(何)
瀬女:『!』矢をつがえ直す瞬間に、横合いから出てきた石崎に一瞬気を取られ。
彰也:対象はタイガーアイで。
彰也:あ、ごめん、ダイスあと+3だった。零距離射撃の分忘れてた。3つだけふっていい?w
GM:いや、全部振り直してください。
彰也:りょうかい #12r7+4-2
 Dice 彰也:12r10=(2,6,4,3,10,4,6,3,4,9,3,6)=Critical!!
 Dice 彰也:2r10=(3,4)=4+10=14+4-2=16
GM:下がった(何)
彰也:そんなこったろーとおもったw
亮:おやくそくすぎた(何
GM:“タイガーアイ”の回避。RC+《Rオルクス/幸運の守護》 #12r7+13
 Dice GM:12r10=(10,9,7,6,1,3,9,6,2,7,5,3)=Critical!!
 Dice GM:5r10=(10,2,3,3,6)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(5)=5+20=25+13=38 ※56
GM:落下しながらも不規則に揺れるペンダント。血色の弾をすり抜けて、瀬女の足下へと落ちた。
彰也:HPは27と。

●発
発:「『魚眼石』が『虎目石』に挑む」
発:マイナー《完全獣化》《知性ある獣》《ハンティングスタイル》
“タイガーアイ”:『む……まだ、思うような障壁は張れぬか…』
発:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》《神獣撃》《抜き打ち》対象:タイガーアイ #16r8+3
 Dice 発:16r10=(6,2,8,6,1,6,9,9,3,2,3,10,1,1,5,7)=Critical!!
 Dice 発:4r10=(1,4,5,1)=5+10=15+3=18
発:パタッて止まったな(笑)
GM:RC+《Rオルクス/幸運の守護》で回避を試みる。#12r7+13
 Dice GM:12r10=(9,2,1,1,7,4,9,10,10,7,2,5)=Critical!!
 Dice GM:6r10=(4,7,5,6,5,6)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(8)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(4)=4+30=34+13=47
発:ドッジダイス−2個。
GM:おっと。振り直します。#10r7+13
 Dice GM:10r10=(4,10,3,6,5,4,9,8,8,1)=Critical!!
 Dice GM:4r10=(4,9,8,7)=Critical!!
 Dice GM:3r10=(10,8,6)=Critical!!
 Dice GM:2r10=(8,6)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(6)=6+40=46+13=59
皓:やっぱり上がった(何)
亮:お約束(ry
GM:ジンクス健在だな…(何)
発:固定値だけでほとんど避けてるから、振り直さなくていいと思う(笑)
発:それはともかく、武器を木刀から妖刀に持ち返る。
GM:床に落ちた“タイガーアイ”が床を跳ね、白砂に落ちる。
発:「七天抜刀…妖刀・国駆」木刀が割れ、中から白刃の煌めきが覗く。

●?
GM:行動無し。 ※57

●クリンナップ
発:ありません。
亮:なし。
GM:今更だけどミネルヴァはアドレナリンのバックファイヤを受けておく(何) 他は無し。
皓:《フェニックスの翼》宣言。HPを17まで回復して101%へ。
GM:了解。
GM:先生も無しかな?
彰也:あいクリンナップなし。
■□Round 2□■
●セットアップ
皓:無しで。
発:ありません。
GM:此方は…無し。
彰也:なし
亮:《サポートデバイス》宣言。感覚を指定で。侵蝕率108%
GM:先程のラウンド、タイガーアイの行動は破棄で終了。

●皓
皓:は。と気を吐き。再度、対峙すべき“戦女神”を見据える。
皓:「さっきは甘かったかもしれません。──なら、今度こそ本気で行きます!」
皓:正面に立つ相手に寧ろ礼を施す様に。構えた得物は己の持つ技を適切に繰り出す構えを取った。
皓:《炎の加護》 →白兵18+《浸透撃/音速攻撃/炎の刃/コンセントレイト/吼え猛る爪/リミットリリース/クロスバースト/マシラのごとく》
皓:対象はミネルヴァ。伝承者宣言。#14r6+18-1
 Dice 皓:14r10=(2,3,9,9,9,5,4,1,1,9,6,6,8,2)=Critical!!
 Dice 皓:7r10=(3,2,7,7,9,8,4)=Critical!!
 Dice 皓:4r10=(1,1,4,4)=4+20=24+18-1=41
皓:#3d10+41
 Dice 皓:3d10=(5+5+10)=20+41=61
皓:とまる時は簡単にとまる……61!
“ミネルヴァ”:「望むところさ。肉を断ち、魂を震わせるような技を見せてくれ」
GM:整った美貌に凄惨な笑みを浮かべて対峙する。
GM:回避+《R:ノイマン/アドレナリン/アナライズ》 #18r7+3
 Dice GM:18r10=(5,5,1,3,3,10,10,4,9,2,9,1,10,7,6,8,5,5)=Critical!!
 Dice GM:7r10=(7,9,4,3,7,2,1)=Critical!!
 Dice GM:3r10=(1,2,5)=5+20=25+3=28 ※58
GM:ダメージをどうぞ。
皓:ち、ちょっと良かった! ダメージは装甲ガード無視。#7d10+67
 Dice 皓:7d10=(3+5+3+1+10+6+8)=36+67=103
“ミネルヴァ”:「――格段に、速い!?」
皓:103。気合いを込めて繰り出す樹の太刀は、刃がなくとも相手を断つ。
皓:「これで……どうですか!」ざぐ。と音を立てて袈裟に抜いた後、と。と跳ねる様に間合いを取って再度対峙した。
GM:刀で凌ぎきれず、後ろに跳ぶ――も、それを上回る斬撃に。
GM:風の刃に体を薙がれながらも、くるりと宙で体を回転させて地に降り立つ。
皓:「まだ……貴女に届きませんかね、僕は」
皓:は。と吐く息は熱く。相手に気付き得ないほどの表情の変化で己の熱に耐えた。侵蝕は129%。HP12に。
“ミネルヴァ”:「くっ……」腕を押さえる。一拍の後に、落ちてきた刀が彼女の傍の地面に突き刺さる。
GM:HPは0になったので、
皓:お、おお。
GM:《蘇生復活》を使用。
亮:復活きたー
“ミネルヴァ”:「皓。少しだけあんたを甘く見ていたようだ」
皓:「……え」流石に簡単には行かないか。倒れない様子に油断なく構え──呼ばれた名前に流石に面喰う。

●“ミネルヴァ”
皓:「その傷では得物を振るうのも辛いでしょう──引いてはもらえませんか」
皓:聞いてくれるかどうか解らない。それでも、話の解らない人じゃないだろうと判断して問いかける。
“ミネルヴァ”:「――そうだな。相手を見くびるなどとは随分な非礼だった」
“ミネルヴァ”:「名残惜しいが、今回は退こう…あんたと、きちんと死合える日を楽しみにしよう」
皓:「はい」
GM:傍らの刀を握りしめ。
皓:「僕もまた会いたいです。──何れ、また、宜しくお願いします」
“ミネルヴァ”:「遊ぶのもいいが用事が済んだら早く戻ってこい、“タイガーアイ”」
GM:刀を収め、そう言い残して彼女は姿を消した。

●“タイガーアイ”
“タイガーアイ”:『肝心なところを見届けるまでは、帰らぬよ』
GM:待機。

●亮
亮:途中成長の申請を。
GM:はい。
亮:カウンター》を1レベルで。 ※59
GM:了解。
亮:行動は、待機。

●瀬女?
瀬女:『腹を決めたならば僥倖。どちらの矢が相手を射貫くか――いざ尋常に、勝負』
GM:マイナー《ターゲッティング》
GM:射撃+《コンセントレイト:ノイマン/急所狙い/アタックプログラム/バリアクラッカー》 侵蝕率+12+2%
亮:よしこい!
GM:#13r8+9+12-1
 Dice GM:13r10=(3,1,2,8,9,8,10,2,3,2,3,3,7)=Critical!!
 Dice GM:4r10=(9,9,7,2)=Critical!!
 Dice GM:2r10=(1,8)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(3)=3+30=33+9+12-1=53
GM:53! 天から降る雷のように、放たれた矢が空を裂き。
GM:一直線に亮へと迫る。
亮:マイナーなし、メジャーで《C:ノイマン/コンバットシステム/レインフォース/ペネトレイト/クリスタライズ/カウンター》
亮:「――」#21r7+4
 Dice 亮:21r10=(4,4,4,4,8,10,4,7,9,4,10,8,4,1,1,6,6,5,2,2,3)=Critical!!
 Dice 亮:6r10=(8,8,5,1,8,7)=Critical!!
 Dice 亮:4r10=(3,1,6,2)=6+20=26+4=30
亮:(´・ω・`)
亮:固定値! 固定値恐い!(何
GM:カウンターは失敗し、亮の肩口を射貫く。#6d10+18
 Dice GM:6d10=(4+1+6+7+9+4)=31+18=49
GM:装甲ガード無視の49点。
皓:せめて立っていられるようにだけはしておこう。《波紋の方陣》宣言。ダメージ減少を試みます。
GM:どうぞ。
皓:#6d10-49
 Dice 皓:6d10=(1+8+2+2+2+8)=23-49=-26
GM:23点ダメージに。
皓:26点減少じゃ足りないか……!?
亮:あー…やってもらって申し訳ないんだが、HPが9なんだ…
皓:先にそれを聞いておけば良かったかな。今から変更は流石にまずいすよね。
GM:そうだね。これはそのまま適用で。
亮:後手後手でごめんなさい…;
GM:気持ちと共に受け取ってください(何)
皓:うん。こっちも確認しなかったので。すみません。侵蝕は132%。
亮:ええと、タイガーアイにロイスとってタイタス蘇生します
GM:了解。
亮:「……っ、だめ、か」
瀬女:『力無ければ、技が無ければ、このように無力。私は――もう、うんざりなのだ』
瀬女:『せめて私の矢で眠らせよう。愛しい北条先輩』

●彰也
彰也:「……ちなみに聞きますが、これ以上介入する気は?」タイガーアイに。
“タイガーアイ”:『何を言い出すかと思えば。我に何の手立ても無いと思うたか』
彰也:「そうは思いませんよ。ただ、あの二人を観察するだけならこれ以上柘榴ばら撒いてもと考えただけです」
“タイガーアイ”:『ここでオーヴァード同士の戦いが仕掛けられた事で、我の力は随分と回復した』
“タイガーアイ”:『我が真価を見せてやろうぞ。具体的には待機解除時に』(何)
GM:偉そうな事を言いながら地面に落ちているのはかっこ悪いので、さっきの台詞を言いながら宙に浮こう(何)
彰也:「……ああそうかい。これ以上の喧騒を撒き散らすのなら、その前に止めるだけ」
彰也:マイナーはなし
彰也:《コントロールソート+赫き弾+零距離射撃+コンセントレイト:ノイマン》
彰也:侵蝕率は108%。タイガーアイのタイタスきる。Cr−1
GM:了解。
彰也:#12r6+4-2  おりゃっ
 Dice 彰也:12r10=(10,3,1,10,1,8,6,7,7,10,7,3)=Critical!!
 Dice 彰也:8r10=(4,7,9,9,4,6,5,7)=Critical!!
 Dice 彰也:5r10=(7,2,4,9,9)=Critical!!
 Dice 彰也:3r10=(3,1,1)=3+30=33+4-2=35
彰也:びみょ
GM:RC+《Rオルクス/幸運の守護》#12r7+13
 Dice GM:12r10=(5,10,9,3,1,1,8,9,2,7,9,7)=Critical!!
 Dice GM:7r10=(2,1,1,8,3,8,10)=Critical!!
 Dice GM:3r10=(6,6,3)=6+20=26+13=39
GM:おお。
彰也:ぬー……んー……
GM:僅差だな。
彰也:リアクション優先だから、足りないのは5点……
皓:一枚切ってみるのも手かとは思う。
彰也:……“ミネルヴァ”にロイス結んで即昇華。
GM:了解。
彰也:「……これ以上喧騒を持ってくるな、フリークスッ!」#1d10+35
 Dice 彰也:1d10=(5)=5+35=40
彰也:あいむうぃなー!
皓:やった!
亮:おおお!
GM:いい勝負だったな。ダメージを!
彰也:#5d10+17
 Dice 彰也:5d10=(4+4+6+2+6)=22+17=39
彰也:#2d10+39 対抗種ボーナス
 Dice 彰也:2d10=(4+10)=14+39=53
GM:先生、装甲値は有効ですか?
彰也:あー、有効。え、なに?装甲で残った?
皓:残ってもまだ発さんがいる。
GM:《隆起する大地》を宣言。
彰也:ぶっ
皓:どれだけ減らしてくるかだなー……
GM:ギリギリで残ってる!
彰也:バリクラやっときゃよかった!
“タイガーアイ”:『…な、何だ、この力は………』
GM:障壁を打ち破ってきた血弾に、驚愕の声を響かせる。
彰也:「……憎悪が足りなかったか」じゅぐ、と熱された血が装填口からもれだす。HP21と……

●発
発:「よそ見している暇は、ありませんよ」
発:マイナー《完全獣化》《知性ある獣》
発:メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》《神獣撃》対象:タイガーアイ
発:判定に《獣の魂》宣言。 #24r7+3
 Dice 発:24r10=(6,8,6,4,1,7,6,5,9,8,2,1,2,9,10,1,1,10,9,6,8,4,1,1)=Critical!!
 Dice 発:9r10=(6,3,7,6,6,5,9,7,4)=Critical!!
 Dice 発:3r10=(2,8,8)=Critical!!
 Dice 発:2r10=(1,2)=2+30=32+3=35
発:回らんなぁ。35。
GM:RC+《Rオルクス/幸運の守護》 3DPですっけ?
発:今回はペナありません。
GM:了解。#12r7+13
 Dice GM:12r10=(7,2,2,8,6,6,3,4,10,9,9,8)=Critical!!
 Dice GM:6r10=(1,5,2,5,2,1)=5+10=15+13=28
GM:なぬ!? ダメージどうぞ。
発:#8d10+15
 Dice 発:8d10=(3+2+4+3+10+10+9+3)=44+15=59
発:59点、防御装甲有効。
GM:仕方がないので《光の守護》を宣言! ダメージを0にする。
彰也:ええいめんどくせぇw
発:瞬間的に吹き付けるのは、獣の殺気。
GM:“タイガーアイ”「………今ので、練っていた力の幾らかが霧散してしまったわい」

●?
GM:待機。

●“タイガーアイ”(待機)
GM:必殺のナーブジャックが使えなくなってしまったので行動破棄……(何)

●クリンナップ
GM:無しです。
亮:なし
彰也:なし。
皓:今回は無しで。
発:ありません。
■□Round 3□■
 Initiative:皓(20)>虎目(16)>亮(15)>瀬女?(12)>先生(8)>発(5)>?(4)
 Engage:【瀬女・発・石崎】―10m―【亮】―5m【皓】

●セットアップ
皓:無し。
発:ありません。
亮:《サポートデバイス》、感覚で宣言。125%
亮:「……まだ、だ。勝負は終わってない」再び、矢をつがえる。
彰也:なし
GM:“タイガーアイ”が、今になって行動を行う。
皓:おぅ。
“タイガーアイ”:『自ら過去を断ち切り、望む姿を手に入れるがよい――その望み、叶えよう』
GM:《力場の形成》を使用、瀬女の攻撃力を上昇させる。 ※60
GM:瀬女のセットアップは無し。

●皓
皓:んー。ここは待機で。
GM:了解。

●“タイガーアイ”
GM:ふよふよと宙に漂ったまま、動向を見守る。待機で。

●亮
亮:「今度はこちらから、行かせてもらうよ」弓をもって、弦を引き。
亮:マイナーなし、メジャー《C:ノイマン/コンバットシステム/レインフォース/ペネトレイト/クリスタライズ》
亮:で、今度こそタイタス昇華するよ!(何
GM:おういえ!
瀬女:『報われぬ愛ならば必要無いではないか』
瀬女:『だから此処で勝負を終わらせよう――』
GM:迎え撃つ矢をつがえ、大きく引き絞る。
亮:「報われないから捨てるのなら、それは道を貫くことにならない。弓も、同じだ」
亮:「貴女の気持ちに、答えられる僕じゃない。…だから、僕は僕の使命を貫く。君を日常に帰す」
瀬女:『…!』
GM:微かな動揺。
亮:シナリオロイスの瀬女さん、それから…瀬女さんの中のジャームにロイスを取って、双方タイタスにしようかと思うのですがどうでしょうか(何
GM:どさまぎで瀬女のロイスも捨てるんだな。別にいいけれど(何)
亮:瀬女さんには、ロイスを切ることで日常に帰ってもらうという感じで。 ※61
彰也:完全に振りおったな
亮:(どうでしょう!)
GM:まあ、それもいいでしょう。どうぞ。
亮:どちらもクリティカル低下に。
GM:了解
亮:#21r5+4
 Dice 亮:21r10=(4,6,8,9,7,3,5,3,3,2,9,9,6,8,7,6,9,1,10,2,10)=Critical!!
 Dice 亮:14r10=(1,1,7,7,7,5,10,1,1,4,8,1,2,5)=Critical!!
 Dice 亮:7r10=(7,4,3,3,4,3,3)=Critical!!
 Dice 亮:1r10=(6)=Critical!!
 Dice 亮:1r10=(8)=Critical!!
 Dice 亮:1r10=(8)=Critical!!
 Dice 亮:1r10=(8)=Critical!!
 Dice 亮:1r10=(4)=4+70=74+4=78
亮:よしきた
皓:流石!
GM:向かってくる矢そのものを射貫かんと、矢を放つ。
GM:射撃+《コンセントレイト:ノイマン/カウンター/急所狙い/アタックプログラム/バリアクラッカー》 侵蝕率+16%
GM:…マイナー使えないのが痛いな。#9r8+9+12-1
 Dice GM:9r10=(5,4,1,9,6,6,5,10,5)=Critical!!
 Dice GM:2r10=(9,8)=Critical!!
 Dice GM:2r10=(5,1)=5+20=25+9+12-1=45
GM:足りないか。
亮:(ほっ)
GM:一応、ダメージ振って下さい。
亮:#8d10+21
 Dice 亮:8d10=(3+1+6+10+7+1+8+1)=37+21=58
亮:58点、装甲無視。
亮:「僕が歩む道に、君を近づけるわけにはいかない…僕はそれを、諦めない」
GM:瀬女の放った矢は、亮の頬を掠めたに留まり
瀬女:『…この私が、敗れる……なん…て…』
GM:亮の放った矢は、彼女の胸を射貫いた。
GM:そして瀬女はこの場に崩れ落ちるように倒れた。
“タイガーアイ”:『…………む』
亮:「…ありがとう。瀬女さん」呟いて。一礼する。
彰也:「……まさしくどっちもどっち、等しくエゴのなす業か……」
GM:しかし待機宣言したタイガーアイは動けないんだよな(何)
亮:タイガーアイどうするの(何
皓:エネミーなら加速くらい持ってなさい(何)
GM:それは、後の二人の反応を見てから決めようと思っている(何)
GM:戦闘続行しますか?
彰也:んー…………一発殴る。
GM:それもありです(こく)
“タイガーアイ”:『…根回しが足りなかったようだ。ならば致し方ない』

●彰也
彰也:「……興味のあるところ終わりました?」
彰也:柘榴もう一個取り出して、どう見てももう一発は放つ気の姿勢で。
彰也:マイナーはなし。
彰也:メジャーで《コントロールソート+赫き弾+コンセントレイト+零距離射撃》をタイガーアイにぶっぱ。
彰也:「……土産です。全く、散々手間かけさせて」
“タイガーアイ”:『全くだ。斯様に短期間で、我が三人の手を渡るとは思わなんだ』
彰也:ぞんざいに放つ。これじゃ死なないだろうと理解しつつ。
“タイガーアイ”:『欲のない者達であったのが、我の計算違いだったのやも知れぬ』
彰也:「欲がなかろうと、捻じ曲がるときは捻じ曲がる……今回は、その天秤の釣り合いが取れただけですね」
彰也:#12r7+4-2
 Dice 彰也:12r10=(8,7,1,6,1,10,10,7,5,3,8,7)=Critical!!
 Dice 彰也:7r10=(1,4,7,2,2,2,7)=Critical!!
 Dice 彰也:2r10=(4,3)=4+20=24+4-2=26
“タイガーアイ”:『だが、それもまた良し』
GM:RC+《Rオルクス/幸運の守護》#12r7+13
 Dice GM:12r10=(7,9,10,5,1,4,8,8,7,3,10,1)=Critical!!
 Dice GM:7r10=(6,1,4,1,1,9,2)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(7)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(8)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(1)=1+40=41+13=54
彰也:ダイス目で勝てない
GM:私はダイス運を無駄遣いしすぎだな…………(何)
GM:捉えたと思った筈が、場所を変えて宙に浮いたまま。

●発
発:マイナー《完全獣化》《知性ある獣》メジャー《コンセントレイト:ノイマン》《コンバットシステム》《神獣撃》対象:タイガーアイ
発:判定に《獣の魂》使用宣言。
GM:どうぞ。
発:#24r7+3
 Dice 発:24r10=(8,5,7,10,8,1,6,8,10,10,8,3,10,1,6,5,5,10,8,3,3,1,2,10)=Critical!!
 Dice 発:12r10=(10,7,10,1,2,3,3,10,8,9,1,3)=Critical!!
 Dice 発:6r10=(3,4,6,3,5,4)=6+20=26+3=29
発:なんでやねん(笑)
GM:身長と同じくらい伸び悩む達成値(何)
亮:PC側のr7の平均値おかしくね…(何
GM:そうだね…(何)
GM:RC+《Rオルクス/幸運の守護》 #12r7+13
 Dice GM:12r10=(5,10,3,9,7,7,6,3,1,4,6,7)=Critical!!
 Dice GM:5r10=(7,1,6,8,8)=Critical!!
 Dice GM:3r10=(5,2,10)=Critical!!
 Dice GM:1r10=(6)=6+30=36+13=49
皓:なんとまぁ(笑)
発:もう帰れ(笑)
亮:こびとんのダイス目が光っている(何)
皓:対象が小さいから当たり難いんですよ! そう思いましょう!
“タイガーアイ”:『不覚を取ったのは先日の話よ。そもそも我は――』

 ※62
?:「やあ。KY的に邪魔するよ」
“タイガーアイ”:『――な、何をする若造!』
GM:突然石の傍に姿を現した榊が“タイガーアイ”をひっ掴んで、
榊:「石のおいちゃん。そろそろお帰りね〜」
GM:柵の向こう側へと放り投げる。ぽーい。
亮:ぽかーん(何)
GM:柵の向こう側に控えていたミネルヴァが、放り投げられたタイガーアイをキャッチすると
GM:名残惜しげな視線を一つくれてから、夜の闇の中へと姿を消した。
皓:「……え?」思わず(何)
彰也:「……まぁ見てるとは思いましたが」
亮:「持って行かれたか」舌打ちしつつも、深追いはせず。榊に視線をやろう。
榊:「はい、お仕事終了」ぱんぱんと手を払う。

彰也:「もう一発ぐらいくれてやりたかったですね……そろいもそろって人騒がせ」
彰也:ゼノス連中見送った後、ため息混じりに右腕を元に戻す。
発:「…しかし、派手に壊されたものです…」弓道場の惨状を見て(笑)
皓:「あー……まぁ、いいか。それより亮、瀬女さんの様子見に行かないと」
亮:そ、そうだった!(何
皓:忘れてないでよ!(何)
亮:榊を警戒しつつ瀬女さんにかけよるよ!
GM:瀬女は意識を失っている。活性化し、暴走を始めたレネゲイドは静かに彼女の生命力を侵してゆく。
榊:「お陰で依頼を果たせて助かったよ。キミ達に礼をしたいんだけど、何がいい?」 ※63
発:「さっさと帰って欲しいところですが、個人的にはちゃんと“榊 伊織”としてケリを付けてから去って欲しいですね」
彰也:「……弓道場の修理と瀬女さんの検査の件、UGNに連絡入れておきましょう」
榊:「壊したのは僕じゃないんだけどなぁ」ぶーぶーと唇をとがらせて抗議。
彰也:「……ああ、榊 伊織にも検査は必要ですか?」
皓:「──どう、亮?」亮の肩越しに彼女を見つつ、そう聞く。
亮:「……早めに、処置したほうがいいかもしれない。……」榊の言葉に、俯いていた頭を上げて。
彰也:とりあえずUGNに連絡をーだな。
亮:おねがいしますー
榊:「僕を検査するのは正直カンベン」軽く笑いながら、瀬女の傍に近づいて。
榊:「……医療行為を施すのはいいんだけど、それだけじゃダメだね。彼女は」
榊:「このままだとレネゲイドに食い尽くされる」
亮:「UGNじゃ、応急処置程度しかできない、だろうね」
彰也:「……ちなみに聞きますが、何とか緩和する術持っていますか?RB」
亮:「礼を、というなら……彼女を、助けることはできる? 君なら」膝をついたまま榊を見上げて。
榊:「――そうだね。多分、できないことはない、と思う」ちょいとごめんよ、と。亮の居場所を譲ってもらい。
亮:じゃあちょっと避けて見守る。
GM:榊は、異国の言葉のようにも聞こえる何かを呟きながら、矢が突き抜けた彼女の傷口に触れ。
GM:至極当然のことのように、彼女を抱き寄せる。
榊:「これも役得――では」
GM:《リプレッション》を使用。ちょっと頑張って彼女の侵蝕率を25%引き下げる。
亮:(やったー)
GM:そして傷口に触れた手を開く。その手には、小さな小さな破片のようなものが載っていた。
亮:やや居心地悪そうにそれを見ていたが。
榊:「……彼女の中に居たものを、全部固めて取り出した。これは貰っていくよ」
GM:ぎゅっと握りしめ、彼女の身体を亮に預けて立ち上がる。
亮:「ああ」頼む、と答えて、瀬女さんを両腕で支え。
皓:「──色々助かった。榊。……後はさ、聞いてくれるなら」立ち上がる様に視線をやって。
榊:「どういたしまして。それじゃ、後はUGNさんのお仕事って事で。じゃあ夜も遅いから…ん?」
皓:「明日、君に挑む奴を茶化さないで付き合ってやって欲しいな」
皓:それだけ。と、笑って軽く手を振った。
榊:「……いいよ。“榊伊織”としてケリを付けさせて貰おうかな」
彰也:「……連絡はしておきました。じきにUGNが来るでしょう」
皓:「ん。ありがとう」
GM:人の好い笑顔で笑うと、「じゃあね」と手を振って彼の姿が消えた。
皓:その言葉に、頭を下げて感謝を示し。
発:「では、あと処理はお任せしましょうか。さすがに、これ以上戦闘行為を行える余裕はありません」
発:夜も更けてきましたし、と。
皓:「……後は彼女を信じようよ、亮」 ※64
皓:小さく、呟く様に声をかける。「僕らは何時だって、そうやって日常に戻ってきてるんだから」
亮:「……うん。きっと、彼女なら」同じく、呟くような調子で答えた。
発:そして、意識を失っている瀬女に声をかける。
発:「先輩を殺したところで、弓の道は究められません。それどころか、あなたは弓を憎んだでしょう」
発:「好いた相手と弓を失い、憎悪と、自責と、後悔だけを得る…」
発:「あなたにとって、今の状況はベストでは無かったかもしれませんが、ベターではある…そう、私は思います」
発:後は、ペコリと一礼して、場を後にする。
彰也:「信じる、か……」
彰也:それをけなすわけではない。その自己への他者への信頼がなければ、人は容易く化物に堕ちる……が、それでもどうにもならないときは……やめだやめ、思考を切る。
彰也:「……ま、日常が戻ってくるのを待つだけか」
 Back Track
GM:ではまず、今回のEロイス発表から。
GM:ファイトクラブ、堕落の誘い、楔の呪いの3つで、合計5個分を判定に使用できます。
皓:5個(おお)
亮:ありがたく使わせてもらおう(何
GM:まずはPCの帰還判定から行いましょう。最終侵蝕率とロイス数を提示の上、判定して下さい。
亮:Eロイス分が先でいいのかな
GM:先でいいですよ。使うならば。
亮:了解。#5d10-139
 Dice 亮:5d10=(4+10+9+7+6)=36-139=-103
発:Eロイス分は使用します。#5d10-140
 Dice 発:5d10=(8+1+4+6+10)=29-140=-111
彰也:116%。念のため、Eロイス使用。#5d10-116
 Dice 彰也:5d10=(10+7+3+9+10)=39-116=-77
彰也:うわ、下がりすぎ。
皓:此方も使用させていただきます。最終侵蝕は132%。5個低下 #5d10-132
 Dice 皓:5d10=(3+8+3+9+9)=32-132=-100
亮:ちょ、皓(何
皓:あ、あれ?
GM:大きいな、皆(何)
亮:って違うか、まだだよね(びっくりした(何
GM:Eロイス分だね。
皓:振らなくていいが切るロイスもない!(何) そのまま手持ち5個で判定します! #5d10-100
 Dice 皓:5d10=(1+8+4+7+3)=23-100=-77
皓:お。いい感じ。77%帰還ですー。
GM:いい案配だなwおかえりなさい。
発:これで、最終浸食率が111%、ロイス5、Dロイス1、空き1。
発:切るロイスは無いな…。PC間はあまり関わって無いけど、あえて切るほどでもないし…。
発:通常振りします。#5d10-111
 Dice 発:5d10=(4+9+7+8+7)=35-111=-76
発:76%で帰還。
GM:おかえりなさい。
亮:で、103%から Dなし、ロイス4、タイタス3で、通常振りします。 #4d10-103
 Dice 亮:4d10=(1+3+5+10)=19-103=-84
亮:おお、良い感じだ。84%で生還ー
GM:おかえりなさい。
彰也:77%、ロイス4つ。51%までにおさまってくれー。#4d10-77
 Dice 彰也:4d10=(8+3+1+4)=16-77=-61
彰也:うん、Eロイス振らなきゃ帰って来れなかった。
皓:お帰りなさいませー。
亮:おかえりー
GM:PC全員お帰りなさい。
皓:あとは瀬女さんだ……!
亮:そうだよ…!
GM:では、ロイスの確認をさせていただきますが、現時点で瀬女にロイスを取得している人はいますか? ※65
亮:(目逸)
皓:……あ、ごめ、取って無い……
彰也:ないですはいw
発:その仕掛けはありそうだと思ってたけど、取って無いんだ(笑)
GM:了解ですw
亮:(どきどきどき)
GM:瀬女は侵蝕率100%の状態から144%まで上昇させました。
GM:その後、榊の《リプレッションで》25%低下。現在値。119%。
GM:ロイス取得者が居ないので、GMがバックトラック判定をさせていただきます。
GM:とはいえ、Eロイスの分で戻れそうだけど… #5d10-119
 Dice GM:5d10=(4+8+1+3+2)=18-119=-101
亮:おお、Eが適用なのか!
皓:おお。E適用あり。
彰也:戻ってこれてナイ
皓:え、いや、これからですよね。
GM:で、本人の取得ロイス分で、タイタスを除いて残っているのは1個。
亮:うひー、危なかったのか…
GM:PCからの取得分が無いので、修正無し。まあ、そんな暇無かったともいいますけどね(何) #1d10-101
 Dice GM:1d10=(10)=10-101=-91
亮:よかった、よかった
皓:よよ良かった!
GM:91%ということで。ファイトクラブ人格の消滅と、バックトラックの成功で、彼女はOV化を免れました。
彰也:おー
皓:おめでとう!
GM:1出るかと思ってた(何)
皓:出さないで(何)
亮:やめてwww
GM:ともあれ、バックトラックは全員成功。エンディングを行いましょう。
GM:基本一括ですが、一応、その中で採用するシチュのために希望だけはお聞きします。
亮:瀬女さんがその後元気にしているのは見たいかな…
亮:話さなくてもいいので。
皓:川北と榊の勝負を見届けたいですが。シチュにないなら無視って結構です。
発:ふむ、一括なら特に無いな。
GM:瀬女の記憶は、告白して振られたところまでです。(何)
彰也:うん……特にNPCと話したいとは思わない、かな。
GM:その後貧血を起こして病院に運ばれたという記憶処理を受けました。
GM:では、川北と榊が勝負しつつ、各自適当に演出を入れる感じで。
GM:その前に一つマスターシーンを入れます。
 Master Scene
 ScenePlayer:None/登場:不可
“我は由緒正しきボス級レネゲイドビーイングだというのに、まったく何という扱いだ”
 石の表面に青筋模様のヒビを浮かべ、怒りの赤光を放ちながら“タイガーアイ”が、ぷんすか怒る。 ※66
「分かったから頭の中で喚いてくれるな、“タイガーアイ”」
「あんたが何処に行って何をしていようが勝手だったんだけど、“プランナー”からの呼び出しでね」
「あたしだって存分に死合いたかったところを我慢したんだ。これ以上、愚痴を言われたくはないね」
“――ぬう…業腹ではあるが…そなたの顔を立てる事としよう…”
「そうしてくれ。あんたを粗末に扱った“あいつ”なら後でシメておけばいい」
“うむ。そうしよう”
 Ending Phase-01
 ScenePlayer:ALL
GM:――カン。 ※67
GM:鈍い音を立て、白球がバックネットに当たって跳ねる。
一里野:「ファウル!」
GM:カウントは2−2。
榊:「あーちくしょ、前に球が飛ばねぇ」
発:「…盛り上がってますね」竹刀袋を担ぎながら、通りすがる。
皓:「おー」離れたところで勝負を見ていたが、思わず手を叩く。
皓:初めて見たけどホントに凄い球投げるんだなぁ。と、素直に感心した。
亮:「やるじゃーん」やんややんやと手を振り。
亮:こちらも見ていたということで。
彰也:「盛り上がってますねぇ……結局神聖なる球技を賭け事につかいおって、けしからん。きりっ」のほほんと言う。
GM:それから二度のファウルで粘ったものの、丁寧に隅を突いてくる川北の投球に打ち取られ
GM:榊はメットを外して、素直に負けを認めた。
川北:「よっしゃああああああああああ!!」
川北:「瀬女さん、やりましたよ俺!!!!」
GM:審判兼キャッチャーを努めていた一里野も、マスクを外してグラブを手で叩き、
GM:川北に向かって手を上げ、満足げな笑みを浮かべた。
榊:「ちぇー。ある意味1対2じゃん。負けました負けました」
GM:メットを放り出して降参のポーズをとる榊も、どこかしら満足げな笑みさえ浮かべていた。
GM:固唾をのんでその勝負を見守っていた瀬女も、決着がつき、自由になったことへの安堵感に胸をなで下ろしているようだ。
皓:「暫らく離れてたとか言いつつあれだけ投げられるって凄いよなぁ。ホントもったいないと思うよ、うん」
一里野:「…お前、もしかして投げ込みはずっとやってたのか?」川北に問う。
川北:「ま、まあ、野球は、その…好きだからな」
GM:ミットに収まったボールをアンダースローで川北へと放る。
彰也:「……まぁ、後は当人らで色々擦りあわせするでしょう」
彰也:煙草……を高校の敷地内で吸っちゃあれだから禁煙ぱいぽでも咥えておきつつ
一里野:「だったら…何で辞めたんだよ」
川北:「………俺の力じゃ、お前のリードがなきゃ打ち取れなかったんだよ」ぼそりと呟いた。
一里野:「…はあ? …………………なんだよ、そんな事で……」 ※68
川北:「お前にゃ言いたくなかったんだよ!!」
GM:やれやれと、深いため息をつきながら肩を竦める一里野。
皓:「だから言ったじゃん。一里野」仕方ないなー。おまえら。と二人で話す様に近付き。
皓:「ところでさ。川北。──今ここで話すべきなのって一里野とじゃないだろ?」ぼそっと耳打ち。
皓:多少悪戯な笑いを見せて向こうにいる瀬女さんを見た。
生徒A:「よーし、これでリセットだ。瀬女さんがフリーになったぞ!」
生徒B:「このまま勢いでコクっちまえよYOU」
皓:「ほら。早くしないと他のやつらに取られちゃうぞ! 瀬名さんを解放した功労者はお前なんだから!」
皓:行ってもう一度言って来い。と背中を叩く。
川北:「あ、お、おう!」背を叩かれ、押されるように瀬女の前へと
亮:「はは、大変だなー」がんばれー。遠く、目を細めてそれを見て。
発:喧騒を余所に、こっそりと、あくまで自然にその場を離れようとしている榊に近付く。
発:「―――お疲れさまでした」
榊:「…ん? ああ。キミもね」遠くから賑やかしい様子を眺めていた榊が、発に気づいて視線を向ける。
彰也:「…………」視線を榊の方に向けよう。
発:「これで、こちらは充分かと…。ありがとうございました」
榊:「僕はキミ達のために何かをしたつもりはないけど」
榊:「でも、可愛い子からお礼されるのはイイ気分だね。どういたしまして」
発:「私の為で無くても、彼らの為にはなりました」喧騒に視線を向けて
発:「翻ってそれは、私の為にもなっています」気付かない程、小さく笑顔を浮かべて
GM:その小さな笑みに気づいたかどうか。彼は満面の笑みで。
榊:「雨降って地固まる、かな。――じゃあ僕は嵐のように去るとしよう」
GM:ポケットに手を突っ込んで背を向ける。
発:「はい、お元気で、榊先―――」
発:「―――いえ。そういえば、“あなた”の名前、聞いていませんでした」
GM:少しだけ振り向いて、困ったように笑いながら
GM:その問い掛けには返事をせず、この場から立ち去った。
発:小さく息を吐くと、逆方向に歩み去る。
彰也:「………」ただ声もかけずに、去る榊を見送り。
彰也:「ほんと嵐でしたよ……可能なら、もう湧いてきてもらわないのが一番だ」
彰也:ぱいぽ咥えたまま、榊の去って言った後にそう呟いて。
亮:適当に腰掛けていた段差から立ち上がって、喧噪に背を向け。
亮:「先生、今はちょっと見逃してあげてくださいね」あの異性交遊。
川北:「……………ぉ……………お、俺ッ、せ、瀬女千尋さんのことが大好きなんです!!」
亮:「と、川北と瀬女のいる辺りを示し。石崎先生の横を通り過ぎざまに。
瀬女:「………………ごめんなさい」深く頭を(ry ※69
亮:あーあ(何
彰也:「元々そんなこと気にする真面目な先生じゃありませんって……ああ北条くん」
亮:「はい?」足を止めて。
彰也:「そういう貴方はどうなんです?恋とかちゃんとしてますか?」
亮:「……」やや虚を突かれたような顔で石崎先生を見る。
亮:「僕は、アルバイトで忙しいので」このあたりで川北が振られたのが聞こえて、くくっと苦笑し。
彰也:「そりゃあ、勿体無い。若いときに本気になれるもの、見つけておくべきですよ」
川北:「マイガーッ!!!」
亮:「恋愛とかは、彼らに任せますよ」
亮:「……考えておきます」本気になれるもの、という言葉には曖昧に返事をして、そのまますれ違って去っていく。
女生徒:「北条君には雪ちゃんがいるからね」くすくすと笑いながら二人の前を通過していく(何)
亮:ほんとに出た(何
彰也:「……近しい人いるなら、そのうちちゃんと向き合いなさいな。人生の先輩からの忠告ですよー」
彰也:雪ちゃんがーの言葉にけらけら笑うように。後姿に声かけておく。
亮:ともあれ、うーんと伸びをして、その場を後に。自分の道はあそこにはない。
亮:「僕はこっちの道を、いきますよ」たとえそれが、永遠に報われない道だとしても。
亮:生まれついたからには。
彰也:「……本当、勿体無いな。でもまぁ、それも道か……煙草吸ってこよ」

 「一里野、ボール貸せボール。ハリアッ!」ばんばん。
 盛大な絶叫をグラウンドに轟かせるた川北は、一里野からボールを奪い取る。
 そして、渾身の力でボールを高く、遠くへと放り投げた。

 報われない想いと共に。
 蒼穹へと届け――と。
 Master Scene
 ScenePlayer:None/登場:不可
 一週間にも満たなかったけれど、本当にいろんなことがあった。

 でも、結局。
 キミだけは、ちゃんと言わなかったようだけど、それで良かったのかい?

“―――”

 そっか。
 未練は、もう、無いんだね?
 いや、それはいいんだ。僕だって学校生活を楽しませてもらったんだし。
 むしろ彼女を泣かせるようなコトに――…

“―――”

 …ははっ、キミは優しいなあ。
 彼女も優しかったよね。あんな約束だったにも関わらず、繋いだ手を振り解かないでくれた。

“―――”

 ん。
 じゃあ、さよならだ。 ※70
 旅立つにはいい天気だよ。
 僕は旅立つキミを責めたりはしないから。


 歪んだ時が、元に戻る。

 ――秋晴れの、ある日。
 榊伊織という名の少年が
 仰ぐように、大きく両手を広げ、
 蒼い空の中へと落ちていった。
Credit……「想いよ、蒼穹へと放て」
Start:2011.02.21 23:10〜02.27 03:20

PC1:“ルーク”北条 亮/比良坂さん
PC2−α:“柘榴の肉片”石崎 彰也/佐田塚さん
PC2−β:“珠爾瑕”坂東 発/N−オレンヂさん
PC3:“正位置の太陽”津嶋 皓/たつきさん
GM:こびと(ログ編集)
 DOUBLE+CROSS THE 3rd EDITION Replay
「想いよ、蒼穹へと放て」 〜END〜

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