OpeningMiddle-aMiddle-bTriggerClimaxEndingAnother 化猫転生――柳生一族の陰謀
 Ver,01(20080517)
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 時は寛永、徳川三代将軍家三の世のことである。
 島原の乱の傷跡がいまだ癒えぬ中、佐賀藩に立ち込める不穏な空気。
 夜な夜な現れる化け猫。死んだはずの天草四郎。次々と復活する死者たち。そして柳生一族の陰謀とは!?
 (このあらすじは大幅に変更される予定があります)



 Handout
PC:1
【推奨カヴァー】武士
*武士でなくとも城や屋敷にいておかしくないようなカヴァーであれば何でも構いません。
【シナリオロイス】化け猫
 君は鍋島家に仕える武士である。
 最近、家中は化け猫が現れたとの噂で持ちきりだ。
 なんでも、殿が病で臥せっているのもその化け猫のせいだという。
 友人の又一郎からそれを聞いた君は、好奇心からか退治してやろうという気概からか、
 夜の屋敷に張り込むことにした。
▼Character sheet “猪突猛進” 瓜連 鷲生


PC:2
【推奨カヴァー】特になし
*カヴァーは何でもいいですが、とりあえず島原の乱に参加していたことになります。
【シナリオロイス】天草四郎
 天草四郎という少年がいた。
 多くの人々を率いて幕府に弓引き、逆賊として島原に散った悲劇の少年である。
 彼と君は盟友であり、志を同じくして戦った仲間だった。
 しかし、彼は死に、生き残った君も今は幕府に追われる身だ。
 流浪の旅の中で、聞き捨てならない噂を聞いた。
 佐賀城下にこの世のものとも思えぬ絶世の美少年が現れたという。
 しかも、それは天草四郎と瓜二つだと言うのだ。
 彼が本当に生きているのか、それともただの騙り者か。確かめなければならない。
▼Character sheet “刀狩” 四条路 捨六


PC:3
【推奨カヴァー】特になし
*一度死んだことにしてください。歴史上の有名人でも構いません。ブルース・リーとかはダメですが。
また、ハンドアウトでは人間になっていますが、別に妖怪でもいいです。
【シナリオロイス】果心居士
 君はかつてその力、その技で名を轟かせた一介の人物だった。
 しかし、いかに優れた力を持っていようともしょせん人の子。
 君は死に、土に還った――はずだった。
 深い闇から目を覚ますと、目の前に立っていた男が嘯いた。
 「我が名は果心居士。貴様を地獄から呼び覚ました貴様の主だ」
▼Character sheet “冷たい月” エムシ


PC:4
【推奨カヴァー】公儀隠密
*公儀隠密はUGNエージェント及びチルドレン及び支部長相当とします。
要するに検怪異使。技能も読み替えてください。
公儀隠密じゃなくてもいいですが、いずれにせよ何らかの理由で十兵衛と連れ立って佐賀藩に行くことになります。
【シナリオロイス】柳生三厳
 表沙汰にはできない事件を闇から闇へ葬る。
 それが公儀隠密の仕事だ。
 鍋島家で怪異が起きているという噂を聞きつけた君は、
 柳生三厳――通称、柳生十兵衛と共に一路佐賀へ向かった。
▼Character sheet “緋の残月” 水無月 実篤


 自己紹介

鷲生: 「お初にお目にかかる。拙者、鍋島様に世話になっております瓜連鷲生と申す」
鷲生: 「剣術指南を仕る養父の下、まだまだ未熟者ではありますが、先達として何卒ご指導……」
鷲生: 「…………面倒くせぇ。まぁ兎に角宜しくな」
鷲生: 瓜連鷲生。
鷲生: 城下で庶民に対して剣術道場を開く傍ら
鷲生: 鍋島の家来にも剣術指南を務める師匠に最近跡取り見習いとして擁された、駆け出しの武士。もどき。
鷲生: 本人は、庶民の暮らしに慣れているためか、未だ礼儀作法は身についていない。
鷲生: その性格と攻撃のみ特化した剣技より、先輩知人からは“猪”──否、未だ未熟な“瓜坊”とからかわれる日々。
鷲生: 身に覚えのない左腕の数本の裂傷とともに得た“剛力”を、剣に宿して振るう力自慢。
鷲生: シンドローム:キュマイラ/ノイマン Dロイス:修羅
鷲生: HP:16 IV:9 基本侵蝕率:33%
鷲生: PC間ロイス:水無月 実篤殿に ■敬意/不信感
鷲生: 「武士としての先達。……しかし大丈夫なんかね、あの昼行灯っぷりは」
鷲生: シナリオロイス:化け猫に ■好奇心/脅威
鷲生: 「物の怪、とな。殿がそれにより臥せっているのであれば捨てては置けまい。……怖くなんてねぇぞ? 勿論」
鷲生: 以上にて、宜しくお願い申す。

捨六: 「理想と現実を追う」
捨六: 「──往々にして徒労だがな」
捨六: “刀狩”四条路 捨六。偽の名を持つ流浪人。
捨六: 島原の戦乱後、薬売の職にて再起と失われた家宝の刀を探し彷徨う。
捨六: 本来は天性の技量を持つ鍛冶屋。
捨六: ノイマン・ピュアブリード。IV:15 HP20
捨六: PC間ロイス 瓜連 鷲生 [■有為 □憤懣] →「良くも悪くも猪で侍だな」
捨六: シナリオロイス:天草四郎 [□友情 ■悔悟] →「盟友だ」
捨六: 以上で。よろしくお願いします。

エムシ: 「私はエムシ…ウェンカムイを滅すだけの、ただの“刀”だ…」
エムシ: 「で、私が死んでから数百年経った? おまえは何を言っているんだ」
エムシ: エムシ エンジェルハィロゥ/ノイマン
エムシ: かつて、悪路王に仕え、退魔を生業としていた少女。
エムシ: 生まれつき異能を持ってたが故に迫害されていため、悪路王に対する忠誠心は強かった。
エムシ: 少々融通の利かない性格の為、扱いにくい部分もあったが、基本的に真面目で忠義物。
エムシ: しかし、志半ばに倒れ、悪路王の末路も知らず眠りについた。はずだった。
エムシ: ―――そして、それから、数百年。
エムシ: PC間ロイス 四条路 捨六 ■親近感/□隔意 「“刀狩”と“刀”か…。何の因果だろうな」
エムシ: シナリオロイス 果心居士 □同情/■猜疑心 「一回死んだ? 数百年経った? ああ、わかったわかった」
エムシ: 以上です。

実篤: 「遠路遙々。地を行き海を渡り、流れ流れて肥前鍋島佐賀の藩」
実篤: 「単なるお家騒動であれば、拙者が行かずとも済んだのですが…」
実篤: 「――ぐ。痛いところを突き申す。人の価値は禄高では御座いませぬよ、いやまあ只の言い訳ですが」
実篤: 此の優男の名は、水無月実篤(みなづき・さねあつ)。
実篤: 二十一にして禄を持たず各地を転々と流浪する、所謂ニート……もとい、流浪人。
実篤: 争いを好まない温厚な性分故に、「腰の刀は竹光」疑惑さえ持たれている。
実篤: 「見鬼」の才を見込まれ、怪異担当の公儀隠密としてひっそり各地を巡察中。
実篤: 極少数のみぞ知る、彼の字(あざな)は“緋の残月”。理由は推して知るべし。
実篤: ブラム=ストーカー/ノイマン、HP20、IV15、侵蝕率32%、Dロイス:戦闘用人格
実篤: シナリオロイス:柳生三厳へのロイスはOP後に取得。
実篤: PC間ロイス:“冷たい月” エムシに、■好奇心/□隔意
実篤: 「異国の者か妖か。ともあれ、訛りが激しくとも言葉が通じるのは幸いですね」 ※1
実篤: 以上です。宜しくお願い致します。
GM: 通じんのかな。言葉。(何)
実篤: 目で(何)
GM: 目か。(何)
鷲生: どこの鶏(笑)
GM: では始めたいと思います。しばしお付き合いを。





 Opening Phase-01 「化け猫」
 ScenePlayer:“猪突猛進” 瓜連 鷲生/登場:不可

 登場Dice 鷲生: 1d10=(3)=3+33=36

GM: 啓蟄を過ぎ、春に向けて虫どもが穴から這い出す時期になっても夜はまだ少々寒い。
GM: 寒の戻りというやつか、特にここ最近は冷え込みが激しい。
GM: 冷えた指先を擦りながら、君は友人の竜造寺又一郎と囲炉裏を囲んで噂話に興じていた。 ※2
GM: 年が近いせいか何かにつけてつるむようになり、ここ最近では暴走する君を又一郎が宥めるというのがパターンとなりつつある。
GM: 最近腕を怪我したとかでしばらく家に引きこもっていたので、面と向かって話すのは久しぶりだ。
GM: 「――そういえば、最近城に化け猫が現れるっていう話は聞いたか」
鷲生: 「ちったぁ元気になったようだな……って、化け猫? いや? どこでだ?」
鷲生: 向かいに胡坐をかきつつ、怪訝な目。
GM: 「これは藩の体面にもかかわる話だから、まだ城内だけの噂なんだけどね」
GM: 「何でも、その化け猫に見据えられると、体が金縛りにあって身動きが取れなくなるんだってさ」
GM: 左腕で囲炉裏に薪をくべながら喋る。
鷲生: 「へぇ」
GM: 「腕自慢が何人も退治しようと挑んだけど、みんな金縛りにあってほうほうの体で帰ってきたとか何とか」
鷲生: 「そりゃぁ剣呑な話で……腕に覚えありの輩からが、適わない猫ねぇ。──面白いんじゃねぇの、それ」
鷲生: 少々身を乗り出し、笑う。 ※3
鷲生: 「場所、どこよ。詳しく知ってるのか、お前さん」
GM: 「そう言うと思ったよ」肩をすくめる。
GM: 「城に出るっていう話は聞いたけど――まさか、退治に行くつもりじゃないだろうね?」
鷲生: 「そりゃ勿論。猫に馬鹿にされちゃ人間様が廃るってもんだろ?」
鷲生: 軽く手を振り。「お前について来いとは言わねぇから安心しろや」
GM: 「まあ、今はまだしがない噂だけど。このまま噂が広まれば君のお父上にも退治の話が行くかもしれないしね」
GM: 「そうなれば、嫌でも退治に行くことになるんじゃないかな――そりゃ、僕はそもそも荒事は苦手だからね」
鷲生: 「──ぁー」父親、という言葉にいささか顔を引きつらせ。
鷲生: 「できれば師匠に話がいく前に見てみたいもんだがなぁ」ははは。と苦笑。
GM: 「化け猫は庭に出るそうだよ。もっとも、今日はやめたほうがいいかもね、この分だと雪も降りそうだ」
鷲生: 「庭、ねぇ。ここで言う庭といえば鍋島様のか? ──ああ、そういやぁ」
GM: 「なんだい?」
鷲生: 「お前の怪我、どこでどうしたか聞いてなかった気がするんだが。様態含め、どうしたんだ?」
GM: 「ああ、ちょっと稽古でしくじってね。ほら、僕はあまり剣が得意ではないから」
GM: 「うちは母様が過保護だから、中々外に出してもらえなかったんだよ」
鷲生: 「そうか。まぁ、気をつけろよ。流石に知った顔がずっといないってのは寂しいもんだからな」
GM: ちなみに又一郎の家は父が既に死去していて、年老いた母一人なんで大分過保護だっていうのは瓜連も知ってる。
鷲生: 了解。
鷲生: では。と膝を軽く叩き。立ち上がる。
鷲生: 「大分夜も更けたし、俺はこれくらいでお暇するさ。けが人を遅くまで起こしているのも悪いしな」
GM: 「気を使わせて悪いね」
鷲生: 「いやぁ。面白い話も聞かせてもらったしな。次は道場で会えるのを楽しみにしてるぜ」
鷲生: にこり。人懐こい笑みで声をかけ。
GM: で。城に直行?(何)
鷲生: 行っていいなら(こく)
GM: では場面は城に移る。
GM: 空を覆う雲は厚く、月の光も差し込まない闇夜である。
GM: おまけに寒い。というか先刻から雪まで降り始め、辺り一面真っ白である。暗くてよく見えないが。
鷲生: 「ふーむ」
鷲生: はぁ。と手に息。周囲を見回し。
GM: 雪が音を吸っているのか、物音一つしない。
鷲生: 「雪景色となれば、猫は出歩かない、かぁ? 先走ったものかな……」ごちる。
GM: と、その時。周囲に張り詰める異様な空気。
GM: 雪だけは依然としてしんしんと降り積もっているが、それ以外は全て時が止まったかのように動きを止めた。
鷲生: 「────」ぴた。気配に止まり。
GM: それに呼応して腕の傷が疼き出す。まあ《ワーディング》な。(何)
鷲生: 「…………っ、!」かすかに眉をしかめ、腕を押さえ。
鷲生: 周囲に気を配り、見回す。何か気づくものは?
GM: うん、障子を隔てた座敷の方から気配がする。
鷲生: では、押さえた腕を解き、得物に添えつつ、足音を殺してそこへ近づこう。
GM: そうすると一瞬身を竦ませるような殺気が迸って。
GM: ぎにゃー。
GM: 猫の悲鳴と共に障子を破って一匹の黒猫が飛び出してきた。というより放り出されたといった感じ。
GM: それと同時に異様な空気も霧散し、夜はいつもの姿を取り戻した。
鷲生: 殺気に、思わず得物を抜き去り、構えつつも見て。
鷲生: 「……本気で猫……?」
GM: 見た目ふつーの黒猫。
鷲生: いささか唖然としてその猫を見て。
GM: あと座敷から行灯の光が漏れてきたのでわかるけど、傷を負って血を流している。
鷲生: む。得物を戻し。近づいてみるが……逃げるかな?
GM: 気絶しているのかぴくりとも動かないな。
鷲生: ふむ……では抱え上げ、声に背を向けて懐へ。
GM: 「こんなところで何をしている、童」破れた障子を開け、一振りの刀を持った侍が音もなく進み出てくる。
鷲生: 「お、う。いや」振り向き。
GM: 室内から漏れた行灯の明かりが照らす白刃からは、赤い雫が滴っている。
GM: 「その猫を置いて去れ。されば咎めはせん」
鷲生: 「怪しいものではありません。鍋島様にはが剣術指南でお世話になっている者です。……へ?」 ※4
鷲生: 懐に手と視線を投げ。
鷲生: 「いや、だって、こいつ、怪我を……」言いざま、相手の得物と懐の猫を見比べる。
GM: 多分刀傷。
GM: 「そやつは化け猫よ。怪異のものを庇えばろくな目には遭わんぞ、童」
鷲生: 「……確かに化け猫のうわさは聞いておりますが」一歩、下がり。
GM: 「ほう……その猫を庇うか」
GM: 「どうやら剣を使うようだが――まだ若い。儂には勝てんぞ」一瞥して言い放つ。
鷲生: 「……自分自身で見ていない事実を鵜呑みにするほど賢くもなく、手負いの獣を見捨てるほど利巧でもない」
鷲生: 「──ということで。失礼!」さらに数歩、下がり、脱兎。
GM: じゃあ侍は追ってこないので逃げられた(何) ※5
鷲生: 感謝。
GM: この後は自分の家に逃げ込むかな?
鷲生: そうします。
GM: OK。ではシーンエンドということで。ロイスはそのままでいいかしら。
鷲生: うーん……変えましょう。 ■庇護/猜疑心 辺りで。
GM: ほい。では切った。シーンを(何)



 Opening Phase-02 「島原の乱」
 ScenePlayer:“刀狩” 四条路 捨六/登場:不可

 登場Dice 捨六: 1d10=(2)=2+34=36

GM: 時は如月。寒風吹きすさぶ野原にて、一人の侍と少年が対峙していた。
GM: 少年はYouね。(何)
捨六: おうけ。
GM: 「そこまで言うからには、手打ちにされる覚悟はできているのであろうな」
GM: 言って眼前の侍は鞘から刀を抜き放つ。
捨六: 「────これも違うか」鯉口を抜く。
GM: 確かにそれは名刀だが、あくまで人の手になるもの。己の求める刀とは違った。
捨六: 「至極──期待外れだ。其の刀。還させて貰おう」
GM: 「――抜かせっ!」上段に構えた刀を一息に振り下ろす。
捨六: 寸での所で。──ただ半歩下がり。そして抜刀し。横に薙ぎ払う。
GM: ――キン。
GM: 澄んだ音を立てて折れた刃先が闇夜に舞う。
GM: 「――な」
捨六: 「────刀狩」
GM: 「……貴様があの……」
捨六: 「これでもなかった」
GM: どんくらい有名なんだ。(何)
捨六: まぁ。諸藩に手配書回ってるぐらいじゃないかね。でもあんまり問題視されてない(何)
GM: 島原のことは知られてるのかな。
捨六: 知られてるでしょうな。
GM: ほいほい。
捨六: だから最近問題になってきたのかも。まだ生きてたとか。そういうレベルで。
GM: 「近頃佐賀藩で死んだはずの天草四郎を見かけたと言うが……こんなところで刀狩に出会おうとは」
捨六: 興味を失ったように立ち去ろうとして、足を止める。
捨六: 「何と言った」
捨六: ぼさぼさの髪から鋭い視線を侍に向け。問う。
GM: 「佐賀藩で天草四郎を見たという噂を知らんのか。騙りということで手配書が出回っている」
捨六: ──”四郎”が生きていた? さすれば。求める”刀”──もそこに?
GM: 「天草四郎を騙る者を捕えれば、思うままの褒賞を与えるとな」
捨六: 侍の言葉に頭を振る。
捨六: 「真偽は兎も角。──興が沸いた」
GM: では強制的に回想シーンを挟みます。(何)
捨六: おうけ(何
GM: それは今より数年前の話だ。
GM: 「そうか、宗意軒も死んだか……」
GM: 全身を傷で埋めた伝令の報告を聞き、天草四郎はその端正な顔をゆがめた。
GM: 寛永15年、旧暦2月28日。
GM: 一揆勢の立てこもった原城は幕府軍の総攻撃により今にも落城の時を迎えんとしていた。
GM: 「こうなってはもう組織的な抵抗は無理だ。生き残っているものは各自城より脱出を試みるように伝えてくれ」
GM: 自身も軽くはない傷を負った四郎は、伝令にそう告げると傍らに立つ君へと向き直って言った。
捨六: 「しかし…四郎様。それでは御身は」
捨六: 傷ついた父に肩を貸し。問う。盟友であっても。頭は頭だ。
GM: 「聞いての通りだ、六穂(仮)。もうこの城は落ちる、君も父上と共に逃げるんだ」 ※6
捨六: 「しかし!」
GM: 「どうせこの傷では逃げられない」
捨六: 拳を握る。折れた刀を支えにして立つ身が口惜しい。
捨六: 「くっ……」
GM: 「何より、僕が死なねばこの乱は終わらない。僕はこの乱の首魁として責任を取る必要がある」
GM: あちこちで火の手の上がる城を見ながら毅然と言い放つ。
GM: 「さあ、行くんだ。今ならまだ、裏手の崖から逃れることができるかもしれない」
捨六: 「農民の苦難を述べ。──事にうつしただけではないですか」
捨六: 「それなのに!」
捨六: 無言で自分を押しのけ父親を見て。
GM: 「だが、そのために多くの人が死んだよ。僕はその責を負わねばならないんだ、解ってくれ」
捨六: 父親は残るつもりなのだろう。四郎を守る為に。もう言葉も無かった。
GM: 「よく今まで付き合ってくれた。ありがとう」柔らかな笑顔を向けながら言う。
捨六: 「────解りました」
捨六: 「勿体無い言葉です」
捨六: 血が出るまで拳を握り。踵を返す。
捨六: 振り返らず。残存する女子供に手を貸し。戦場を後にした。
GM: それが君にとっての天草四郎との最後の会話だった。
GM: で、時は再び現在に戻る。
捨六: 「────」
GM: 適当に喋って〆ね。(何)
捨六: 「生きているなら──会う事がその役目。騙りならその刀。折らせて貰う」
捨六: 風を纏いて。流浪人は佐賀に。

GM: ロイスはそのままでいいかな。
捨六: 変化無しで。
GM: ほい。ではシーンエンド。



 Opening Phase-03 「黄泉返り」
 ScenePlayer:“冷たい月” エムシ/登場:不可

 登場Dice エムシ: 1d10=(6)=6+35=41

GM: ところで悪路王ってどんな感じの人がいいですか。(何)
エムシ: 悪路王って感じで(マテ)
GM: わかんねwwww
エムシ: 厳格だけど、時々優しかったりするパパンみたいな?
GM: へーい
GM: 時は平安8世紀の末。ここだけ平安だな。(何)
GM: 常陸の国の北、現在の茨城県のあたりでのこと。
GM: ちょうど朝廷との勢力圏の境のあたりかな。
GM: そこに人を襲う妖が出たということで、君と悪路王はそれを退治しにやってきていたのだが。
GM: 「……さすがに数が多すぎるな」
GM: 周囲を埋め尽くすのは無数の蛇。
エムシ: 「数の差は歴然…いかがなされますか、王。いざとなれば…」小刀を抜き放ち
GM: 蛇が7分で地面が3分。いずれも瞳は赤く輝き、怪しくうごめいている。
エムシ: 「死して、血道を切り開くまで…。王は、これからの朝廷との戦い…一族のために必要なお方」
GM: 「馬鹿を言うな。俺のために人が死ぬなど我慢ならん」
GM: 「王は民を守るために在る。王を守るために民が死んでどうする」
エムシ: 「ならば、私は死にません。生きのびましょう。我が刀、我が名に賭け」
エムシ: 「このままでは、座して死を待つのみ…。御決断を」
GM: 「よし。後ろは任せる」
エムシ: 「はい。今なら、北方より抜けられます」
GM: 「蛇どもを薙ぎ倒し、血路を開くぞ」
GM: で、悪路王は雄叫びを上げて蛇の群れに突っ込むわけだが。どうします。(何)
エムシ: 「この身、この為に特化した身体なれば…」
エムシ: 「王のあとは追わせぬ!」共に駆け出す素振りだけ見せて、踏み止まる
GM: 「……エムシ! 何を!」慌てて悪路王は立ち止まるが。
GM: すでに二人の間は無数の蛇で隔てられていた。
GM: 一人逃げ遅れた形の君の周囲にはうねるように蛇が押し寄せてくる。
エムシ: 「偽りを言った私をお許しください、王。さようなら………イヤイライケレ…」
エムシ: 「…さて、汚らわしきウェンカムイ共…黄泉路の旅に付き合ってもらうぞ…。拒否はさせぬ」
GM: 一瞬気おされたかのように蛇は動きを止めるが。すぐに動き出し、蛇の海が君を飲み込んだ。
GM: 特にリアクションがなければこれで死ぬ。(何)
エムシ: 右も左もわからぬ妖蛇の渦の中、ただ、中心を目指す。ただ、この身は王のために。
エムシ: そして、死ぬ(マテ)
GM: 「エムシーーーーっ!」
GM: という悪路王の叫びを聞きながら、君の意識は闇へ落ちていった。ということで一つ。(何)
GM: そんな夢を見た。
GM: 目が覚めると、黴臭い空気が鼻を突く。灯りは申し訳程度に置かれた蝋燭だけで、周囲は薄闇に包まれている。
エムシ: 「む…」フラフラとする頭を振りつつ、半身を起こす。
エムシ: 「生き残ったか…。あいかわらず、因果な身だ…」
GM: 「――目覚めたか」闇から響くしわがれた声。
エムシ: 「ああ…少し、身体が硬いな…。私はどれくらい意識を失っていた?」
GM: 「そうさな……800年と少し、というところか」
GM: 言って声の主、杖を突いた皺深い老人は君の額に手を伸ばす。
エムシ: 「そうか、つまらない冗談だな。さしもの私も、そこまでは生きられまい」
GM: 《なんかエフェクト》
 Dice GM: 8r10=(2,6,10,3,5,4,7,6)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(9)=9+10=19+1=20
GM: 意志で20に抵抗(何)
 Dice エムシ: 5r10=(6,6,7,10,4)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r10=(10)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r10=(7)=7+20=27
エムシ: 27、抵抗(笑)
GM: おお、抵抗しやがった(何)
GM: 「ほう……我の術に抗うとはな」
エムシ: 「そういう因果だ。貴様、ウェンカムイの手の者か」
GM: 「ウェンカムイか。その言葉で何を指すかはともかく」
GM: 「我が名は果心居士。貴様を地獄から呼び覚ました者よ」
GM: 「そう――貴様は一度死んだのよ。それこそ800年の昔に、な。覚えがあるであろう」
エムシ: 「なら、ここは地獄ではないということか? 生憎私は、地獄に落ちた覚えはないのでな」
エムシ: 「まあ、冗談はいい。貴様の知っている事を話してもらおう。あのウェンカムイはどうなった? それと、王は?」
GM: 「やれやれ……解らぬやつよ」
GM: 「まあよい、貴様が王と呼ぶ男ならば、やはり800年の昔に討たれて死んだわ」
エムシ: 「なん…だと?」
GM: 「時の征夷大将軍、坂上田村麻呂にな」
エムシ: 「奴か…! 少しは道理のわかる男と思っていたが…!」
エムシ: 「なれば、私はこの身に賭け、仇を討たねばならん。その前に…」
エムシ: 「貴様のようにわけのわからんことを言う奴が、ただで私を助けるわけがあるまい。何か、用があるのではないか?」
GM: 「頑固な割に察しの良い奴よ」
GM: 「いかにも、我は今の世を引っくり返そうとしておる。幕府――征夷大将軍の牛耳る、今の世をな」
エムシ: 「私を無償で助けてくれた者など、この世に二人しかいないからな」
GM: 「そのために、今は力のある者が要る。貴様も将軍は、朝廷は憎かろう。我に協力せよ」
GM: 「さすれば――貴様の主を我が秘術によって蘇らせてやってもよい」
エムシ: 「幕府? 征夷大将軍が、この世を牛耳る? まあ、妄言は流そう。だが、そやつが私の敵であることは確かだな」
エムシ: 「…抜かすな…。もし、仮に、百歩譲って王が死んだとて、ウェンカムイの邪術によって生を得て喜ぶ方ではないわ」
GM: 「吠えよるわ」
エムシ: 「…どちらにせよ、現状確認は必要だな…。助けられたのも、確か。なれば、少しは協力してやろう」
エムシ: 「ただし、貴様がウェンカムイの手の者とわかれば、話は別だ。貴様を殺し、私の黄泉路の旅の道連れにしてくれる」
GM: 「まあよい、まずは今の世を見て回るがよかろう。ちょうどこの者も外に用があると申すでな、こやつに付いて行け」
GM: 言うと老人の後ろから一人の少年が歩み出てくる。その容貌、端整にして美麗。
GM: 「――私は天草四郎だ。娘、名は何という」人間味を感じさせない平坦な声で少年は言った。
エムシ: 「エムシ。ただの“エムシ”だ」
GM: 「そうか。では行こうか。光に焼かれて消え失せぬように気をつけることだな」
GM: と、言い置いて少年は音もなく出口から出て行く。
エムシ: 「その時は、潔く消えるまでだ。もとより、闇の者だからな…」
エムシ: 頭を振りつつ、後に続く。おかしなことになったな、と思いつつ。
GM: んじゃシーン切りますかな。ロイスはそのままでいいかしらん。
エムシ: はい。



 Opening Phase-04 「公儀隠密」
 ScenePlayer:“緋の残月” 水無月 実篤/登場:不可

 登場Dice 実篤: 1d10=(3)=3+32=35

GM: さて、公儀隠密は普段は下級の役人としてのんべんだらりとやっているわけだが。
GM: 江戸。太田道灌が城を築き、徳川家康が幕府を置いた、日の本一の大都市である。
GM: そこで真昼間から君は道端の団子屋で団子を食っていた。(何) ※7
実篤: 「昼間っから団子を食う。──天下太平、誠に天晴れなことです」はぐはぐ。
GM: 「さねあつ仕事しろー」「しろー」
GM: そんなことを言っていたら知り合いの子供にやじられた(何)
実篤: 「そう申されても任が無ければどうしようも無いのでござる」
GM: ござるwwww
実篤: 武士っぽく言ってみたけど似合わなと、実篤は思った。
GM: 「そいつは丁度いい」
GM: 声と一緒に団子が一本なくなった。
実篤: 「………あ。か、返してくだされ。私の主食!?」血相を変えて振り向いて。
GM: 「俺にも茶と団子をくれ」と言いながらどかっと横に座る侍が一人。
GM: その豪胆な振る舞いと荒々しい雰囲気――柳生三厳、通称十兵衛であった。
GM: 「仮にも武士だろうが、昼間っからのんべんだらりと団子なんか食ってるんじゃねえよ」
実篤: 「十兵衛どのではありませぬか」慌てて居住まいを正し、団子を飲み込んだ。
GM: ちなみに眼帯はしてないので両目開き。
実篤: 「いやあ、平和が何よりですよ」破顔一笑。
GM: パクった団子を飲み下し。
GM: 「そいつは残念だな――出番だ、実篤」
実篤: 「そうですか。………して、何処に?」
GM: 「島原の乱は知ってるだろう?」
実篤: 「存じております。確か…佐賀藩での乱だったかと」
GM: 「そうだ。では、その首魁の天草四郎については?」
実篤: 無くなった団子の串をくるくると弄びつつ。
実篤: 「自害し果てたと」首を傾げて。
GM: 「そう、そして首は晒された」
GM: 「だがな、そいつを見たっていう話があるのさ。佐賀でな」
実篤: 「終わった話だと思っておりましたが……な、なんと」
実篤: 目を見開いて。串を弄る手が止まる。
GM: 「島原じゃあ今でも乱のあとの建て直しにきゅうきゅう言ってる」
GM: 「そこに、妖術を操るだの奇跡を起こすだのと噂のあった、死んだはずの天草四郎が現れた」
GM: 「お前さんでも、幕府に都合が悪いってのはわかるだろう?」
実篤: 「はい。死者が生き返ったとなれば、誠に面妖な話です。……ということで、拙者の出番となるわけでしょうか」
GM: 「そいつがただの騙りならば斬って話は終わりだ」
GM: 「そうでなければ、お前の出番ということだな」
実篤: 「それは腕の立つ者にお任せするとして。見極めに参ることに致しましょう…しかし、佐賀藩ですか」
実篤: 遠いな、と思いつつ。
GM: 「ともかくそういうわけだ。今すぐ準備しろ、今なら15分の快速に間に合う」(何) ※8
実篤: 「15分……ちょ、あと1分も無いではありませぬか!?」
実篤: 大慌てで脇に置いた風呂敷をひっつかむ。
GM: わかるのか。さすがだなノイマン。(何)
実篤: 太陽の傾きで分かるんですよ、きっと(何)
GM: 「時は金なり、だろう。佐賀は遠いんだ、ぐずぐずしてたら戦争が終わっちまう」
GM: と言って港の方へ歩き出す十兵衛。
実篤: 「──ところで今回の連れは、もしかして…?」小走りに十兵衛を追いかける。
GM: 「もちろん俺が行く。でなきゃわざわざ俺が使いの走りなんかするか」
実篤: 「でしょうな……道中宜しくお願い申し上げます」
実篤: 道中の波乱を予感しつつ、頭を下げて。
GM: で、そこで実篤の袖が引っ張られる。
実篤: ──いや、道中ではなく着いた先が問題なんですが。と。
GM: 「水無月さん」
実篤: 「はい?」引っ張られた先を見遣る。
GM: 「御代」
GM: にっこり笑って手を差し出す団子屋の娘。ちなみに十兵衛はもう見えない。(何)
実篤: 「じゅ、十兵衛どのーーーーーー!!!!」 彼の背が果てしなく遠い。もう豆粒にすら見えない(何)
実篤: 「…こ、これで何とか…!」脇差しを差し出す(何)
GM: 武士のソウルwwwwwwwwwwwww ※9
GM: 「はぁ……仕方ありませんね。ツケにしておくから、戻ったら払ってくださいよ」
実篤: 脇差しを竹光に変えるよ!(何)
GM: ちょwwww
GM: じゃあ質草として脇差は団子屋に
実篤: 「かたじけない! では道中の無事を祈ってくだされ」
GM: じゃあ火打石で見送ってくれた。多分いつものパターン(何)
GM: じゃあ慌てて十兵衛の後を追いましたってことでいいかな。(何)
実篤: 了解です。
実篤: ロイスに追加して「脇差し」あるいは団子屋の娘を取っておこう(何)
GM: 脇差wwwwww
実篤: で、シナリオロイスが…柳生三厳に、■尊敬/□食傷
実篤: 「才気溢れる豪傑ですが、せっかちなのが玉に瑕です」
GM: ああ、団子屋と脇差はどうする。(何)
実篤: じゃあ脇差しに(何)
GM: 執着とかか。(何)
実篤: ■執着/悔悟  「待っててくだされ私の脇差し。必ず取り戻しに参りますぞ」
GM: ではオチがついたところでエンド。



 Middle Phase-01 「怪異の影」
 ScenePlayer:“緋の残月” 水無月 実篤&“刀狩”四条路 捨六/登場:不可

GM: というわけでミドルはユル侍と早死にしそうな人から
捨六: 説明文ヒドス(何
実篤: でも正しい(何)
 登場Dice 捨六: 1d10=(4)=4+36=40
 登場Dice 実篤: 1d10=(1)=1+35=36

GM: さて。
GM: 江戸で十兵衛に団子代を払わされた実篤は、その脚で公儀隠密の御用船快速丸に乗って
捨六: 佐渡に流されたんだっけな。
GM: 佐賀までやってきたのであった
実篤: 日本回りすぎだよ(何)
GM: 島流し
捨六: とりあえず佐は合ってる(何)
実篤: 日本海と有明海くらい違うよ(何)
GM: 「さて……ようやく着いたが、これからどうするか」 ※10
GM: と十兵衛は言った(何)
実篤: 「そうですね。まずは茶屋などに……あ。別に到着早々休みたいというわけではありませんよ」
GM: 「アテがないわけでもないが、噂を聞いておくのも大事だしな。それもいいんじゃねえか」
実篤: 「ええ。まずは噂話などに耳を傾けるのが宜しいかと…何ですかその微妙に不信感の溢れる目はっ」
GM: 「気のせいだ。別にいつも団子食ってるなこいつとか思ってないから安心しろ」(何)
捨六: 薬箱を担ぎ刀を差した若人が、目の前を通り過ぎ。
実篤: 「確かに拙者、団子が好きですが……おお、思いの外に盛況のようですな」
捨六: 三軒先の茶店の茶席にて団子を注文する。茶も所望。
GM: 「ちょうどいい、あそこにするか」(何)
捨六: こっそりと焙り団子も追加する。美味し。
実篤: 「そうしましょう」あっさりと同意。
GM: じゃあ捨六には赤いぼた餅と茶が出された。 ※11
捨六: ならば。目にして、相席した侍に譲るぜ!
GM: 食えよwwwww
捨六: 「………」
実篤: 「主人、茶と団子を二人分…………おお、これはかたじけない」受け取ります(何)
捨六: 脇にて実篤に薦めるぜ。 ※12
実篤: 「こちらの名物ですかな」どのように作ればこのような赤になるものかと、興味津々。
GM: 「毒々しい色だな」(何)
実篤: 「紅の色としても、この色の出は見事なものですね」
実篤: 「まあどうぞ、召し上がってください」年長者に勧めます(何)
GM: 「合成着色料でも使ってるんじゃないのか」とか言いつつ食う(何)
GM: 「まあ団子はいいとして、これからどうするかだな」
実篤: 「南蛮渡来の品ですか? 流石は佐賀藩のお膝元」感心しつつ自分も口に。
GM: 「いえ、これは瀬戸内由来なんですよ」団子屋の主人いわく(何)
GM: 「何でも食べると侵食率の上がりが良くなるとか何とか」(何)
実篤: 「ほほう、瀬戸内に。穏やかな海に面したあの地で、斯様にアグレッシブな名産品が生まれるとは」(何)
GM: 「とりあえず食ってばっかりいないで何か今後の展望はないのか実篤」(何)
実篤: 「そうでした。本題を忘れる処でした。全く恐ろしい品ですな。この牡丹餅は」茶を取り、一口すすって。
GM: 「ぼた餅のせいにするなよ」(何)
実篤: 「いやあ」照れたように笑って誤魔化し、主人へと向く。
実篤: 「ところで主人。天草四郎の生まれ変わりを見た者がいる、という噂を耳にしたのですが」
GM: その言葉にギョッとした主人は辺りを見回してから声を潜める。
GM: 「お客さん声が大きいですよ。この辺りの人じゃないね?」
実篤: 「いや〜有名人ともなると、まがい物も増えるそうですし」ハハハと笑って。
実篤: 「すみません、何分世情に疎いもので。聡ければ仕官先も変わらずに済むのでしょうが」
実篤: しおらしく肩を竦め、声のトーンを落とす。
GM: 「ははあ、噂の天草四郎を捕まえて仕官の口にしようってところですか」
実篤: 「はい。そのようなところですね」
GM: 「まあ、ここ最近そういう噂も聞きますよ。もっとも、あの天草四郎が生きているなんて噂は島原の乱からあちこちで聞きますけどね」
実篤: 「なるほどなるほど」
GM: 「私も噂で聞いただけですけどね、ずいぶんむごい戦いだったらしいじゃないですか。そんな噂が出るのも無理はないってもんでしょう」
実篤: 「妖術を操るだの奇跡を起こすだのという噂もあった者ですからなあ」うんうんと頷く。
GM: 「妖術といえば、最近お殿様が病に臥せってましてね。それも天草四郎の祟りだとか何とかっていう話もありますねえ」
捨六: ずずーっ。時間をかけて茶を啜る。
実篤: 「ほほう。それは藩にとっても一大事な事ですね」
GM: 「えぇ。おまけに浪人崩れだかなんだか、怪しい連中はうろうろするわ、年貢の取立ては厳しくなるわでここ最近はいいことなしですよ」
実篤: 「ハハハ……」浪人崩れという単語が心に釘が刺さった(何)
捨六: 「────」
捨六: 横目で何かユルそうな侍を見る(何) ※13
実篤: 「えー……鍋島様、でしたかな、藩主は? 何らかの手立ては既に打たれて………ん? どうしましたか?」何か視線に気付いた。
捨六: 「いいや。連れは兎も角。侍らしくない侍だな、とな」どうでも良さそうに。
実篤: 「いやあ、よく言われるんです」面目ないと相貌を崩して頭を掻く。
GM: 「そういうあんたも薬売りにしちゃあらしくないな」十兵衛ね。(何)
捨六: 「──天草四郎、と妖術。祟りに────」
実篤: 「薬売りならば存知ませんかね? この噂の真偽などを」
捨六: 「っと。──ああ。本業は鍛冶職だよ。手の荒れ、切り傷は当たり前だから副業に薬売り。戦乱無ければ刀も武士の置物だからな」
実篤: 「おおっと、左様でしたか。これは失敬」
捨六: 「天草四郎と呼ばれる者を見かけた、と聞いた事はある」
実篤: 「ほほう」
捨六: 「ちなみに私は彼の顔を知っている。これだけでも実際に見れば真贋はわかるさ」
捨六: 「これでも島原に参加していた身だからね」団子を一口。
実篤: 「なんと」
GM: 「公には島原で生き残ったものは一人としていない、ということだが」
GM: 「俺たちを侍と知りつつ、それを堂々と口にするとはな」
捨六: 「子供だったからね。──矢筒運びが精一杯だったさ」
実篤: 「肝の据わった方ですね。何割かその胆力を分けて頂きたいものです」朗らかに緊張を破って。
捨六: 「言ったろう。侍の置物作りが元々商売だったって」
実篤: 「まあ、こちらも余り大きな声では言えませんが…乱に参加した事を蒸し返してどうこう言うつもりはありません」
捨六: 「愛憎あれど。無差別に吹っかけるほど命捨てちゃいないさ。切捨て御免は勘弁な所さ」
GM: 「さっきからの物言いを聞いていると、まるで刀を抜かせようとしているかのように聞こえるな」
捨六: 「そうだな。でも余所者だからそれは意味の無い話だ」
実篤: 「十兵衛どの、相手はただの民草ですよ……」
捨六: 苦笑して茶を一啜り。
捨六: 「そう。ただの──民草だな」
実篤: 「ああ、いや。……そうだ、名は何と?」
捨六: 「捨六。四条路の捨六。姓は適当」
実篤: 「拙者は水無月実篤と申す。こちらは──」十兵衛を見て。
捨六: 「柳生だろう。──確か」
GM: 「――いかにも、柳生三厳。十兵衛と呼ぶ者もいる」
実篤: 「おやおや」流石に困ったように笑って。
実篤: 「捨六は、これから行く宛はあるのかな?」
捨六: 団子が無くなった竹串を歯で挟み上下。
捨六: 「先ほどの話にも幾分戻るが」
捨六: 「”刀”を探している。もっと厳密に言えば戦場で無くなった刀だがね」
実篤: 「ほう?」
捨六: 「天草四郎の傍にて息絶えたとされるある男の持ち物。其れを探している」
捨六: 「生き返った噂の天草四郎と──縁があってもおかしくないだろう?」
捨六: 「だから宛てはない。だが目当てはある」
実篤: 「確かに」頷いて。
GM: 「刀か。鍋島の当主は、いつぞや刀を収集していたという話も聞くがな」
実篤: 「逆にこちらは真偽を確かめようにも、噂話でしか知らない者を判断のしようがありませんのでね」
実篤: 「目当てはあるものの宛は無い。これから鍋島様の元へと行くのですが、よろしければ短い旅なれどご一緒しませんかな?」
GM: 「おいおい、こんな怪しげな奴を道連れにする気か?」
捨六: 「柳生の。そう。そう聞いたから──」実篤の言を聞いて。
捨六: 「なら薬売りとして紹介すればいい。売る奴は身元不明でも売る薬は嘘をつかん」
実篤: 「何かありましたら十兵衛どのが何とかしてくれると信じております」(何)
GM: 「厄介ごとは御免だ。お前が引き込んだんだから、お前が面倒を見ろ」(何)
実篤: 「それに、捨六もずっと我らと連れだって歩いておれば息も詰まるでしょう」
実篤: 「程ほどの距離感をですね……ええっ? 自分の面倒も見きれない拙者がですか!?」
GM: 「子供の面倒を見るのは得意だろう」(何)
捨六: 「侍って言うのは変わらず横暴で横柄だな」(何)
GM: 「バカを言え、俺が特別に横暴で横柄なだけだ」(何)
捨六: 「何ていったっけ。それこそ武士の風上に置けない奴じゃないのか」(何)
実篤: 「左様でしたな」横暴云々の言に、あっさりと納得する(何)
GM: 「とにかく、俺は知り合いのところへ顔を出す。船橋と言ってな、この藩で剣術指南役をやっている男だ」 ※14
GM: 「ともかく、そういうことだ。そちらはそちらでやってくれ」
GM: 笠を手に立ち上がる。
捨六: 「船橋、ね」
GM: そして十兵衛は逃げた(何)
捨六: 「水無月、団子代」茶碗を置く。(何)
実篤: 「まあ、御予定がおありでしたら無理に連れ立って行くつもりはありませぬ。ではまた何処かで落ち合い……っちょ!?」
実篤: 既に姿の見えない相方の背を探す。嗚呼これで道中何度目か(何)
GM: テンドンテンドン
捨六: 水無月を一先ず置いて茶店より離脱する(何)
実篤: 泣きながらお代を払う。牡丹餅代は意地でも捨六に払わせる(何)
実篤: 茶屋の前でぐだぐだと。
GM: んじゃーエンド。



 Middle Phase-02 「こま」
 ScenePlayer:“猪突猛進” 瓜連 鷲生/登場:可

GM: というわけでPC1の番でござる
 登場Dice 鷲生: 1d10=(8)=8+36=44
GM: おお、牡丹餅効果か
実篤: 飛び火した(何)
鷲生: 44%〜って食ってねぇ!?

GM: さて。城に忍び込んで猫を抱えて家に帰ってきたわけだが。
鷲生: うむ。とりあえず怪我の手当てでもしようかと。
GM: うむ。では手当てをした。
GM: 傷は浅くはないが、致命傷と言うほどでもないようなのでおそらく大丈夫だろう。
鷲生: 「化け猫って言われても普通の猫だよなぁ、お前」はははー。とのどに手を回し。なでくる。
GM: 元気がないんで鬱陶しそうに撫でさせてる感じ(何)
鷲生: ちっ
GM: まあそんな感じで何かなければ翌朝になるが。
鷲生: 嫌そうなら手を離そう。「まぁ、元気になったら好きにどっか行けや」といいつつ寝ます。朝にごー。
GM: では開けて翌朝。今日も寒い。
鷲生: 夕べは遅かったはずなので。布団から出る気力も無くごろ寝中。
GM: 布団でゴロゴロしていると布団の中に何かいる。
鷲生: 「……ぅぁ?」薄く目を開けて。
GM: 人がいるな。
鷲生: …………ほほぅ。男ですか女ですか。
GM: 多分自分と同じかちょっと若いくらいの女(何)
鷲生: ………………ほほぅ。
鷲生: 「…………」沈黙。思考停止。しばし。
GM: 猫耳とか生えてるかもしれん(何) ※15
鷲生: 「……って、誰だお前っ!?」飛び起きた!(何)
GM: 「うう……朝からうるさいぞ」文句を言いながら布団を奪い取る猫耳(何)
鷲生: 「煩いじゃねぇっ! お前一体どこからいつ入ってきたっ!」立ち上がり、大声で。
GM: 「昨晩怪我したわたしを無理やり連れ込んだのはお前だろう」(何)
鷲生: 猫耳など気にしな……って待てその科白(何)
GM: 語弊の在る台詞
鷲生: 「……連れ込み……」記憶を探る。
GM: 言われて見れば昨晩猫に包帯を巻いた箇所に包帯が巻いてあるなあとか
GM: まあそれ以外はマッパだが(何) ※16
鷲生: ああ、俺夕べは竜造寺のところで飲んで記憶を失くしたかなどと悶々としつつ。
鷲生: 「──おい」はた、気づき。
GM: 「なんだ」
鷲生: 「お前、夕べの猫か?」連れ込んだ記憶があるのはやっぱりそれだけ。万一の望みをかけて。
GM: 「……なるほど、姿かたちが違うと解らないのか。人間と言うのは不便だな」(何)
GM: じゃあもきゅもきゅと猫の姿に戻った(何)
GM: 「なー」
鷲生: 「…………ぁーぁーぁー、人間ってのは視界に頼る生き物だよ……って、変身できるのかよ……って本気で化け猫かおまえっ!」
鷲生: 今更のことを叫び、後ずさる。
GM: 「あの侍もそう言っていただろう。さてはお前バカだな?」(何)
GM: また人間の姿に戻って言う(何)
鷲生: 「ええいやかましいっ! 言われ慣れてるわそんなことっ!」素で答えてみた(何)
GM: 「まあいい。助けてくれたことについては礼を言っておこう。助かった」
鷲生: 「……お、おう」その言葉には素直に応じ。
鷲生: 「……ともあれ、服が無きゃ困るな、その格好じゃ……」
鷲生: ごそ。と、枕元に置かれた自分の着物(勿論男物ですが)を差し出す。
GM: 「丈が長いぞ」ぶちぶち言いながら着た。
鷲生: 「お前がちびなんだろうが」ぶーたれつつ。
鷲生: 「ところで、お前……ってずっと言っているのも何だな。名前は?」
GM: 「お前とて言うほど背丈は大きくあるまい」(何)
鷲生: 「ええい、ああ言えばこう言う女だなお前はっ!」
GM: 「わたしか? わたしは“こま”だ。そう呼ばれていた」
鷲生: 「こま、ね。なるほど」それには頷きつつ。
鷲生: 「俺は瓜連鷲生、って言う。……色々訊きたいことがあるんだが。先ずは、だ」
鷲生: 「……化け猫ってどういうことだ? 何で鍋島様を祟る?」少々真顔に見据え。
GM: 「決まっておる。仇討ちよ」
鷲生: 「……仇、だぁ?」いささか呆れて鸚鵡返す。
GM: 「わたしはな、昔はただの猫だった。お前の顔も見覚えがあるぞ」
鷲生: 「はぁ? 何処でだよ?」
GM: 「ある日、主は殺された。そして、その血を啜った時にわたしは化けたのよ」
GM: 「なんだ覚えておらんのか。まさに名前どおりの猪だな……竜造寺の家によく遊びに来ていただろう」
鷲生: 「猪って言うなこのやろう! ……って、竜造寺、そりゃあいつとは付き合いがあるからそこそこ行くが……」
鷲生: いささか眉を寄せ。
GM: そーいえば竜造寺の家で黒猫を見たことがあるようなないよな。
鷲生: なるほど。
鷲生: 「しかし竜造寺の近所に猫を飼ってた家などあったか……?」かすかに首をかしげ、呟く。
GM: 「本当に物分りが悪いな」ため息をついて肩をすくめる(何)
GM: 「わたしは竜造寺家の飼い猫だった、と言っている」
鷲生: 「…………はぁ?」
鷲生: 「いや、ちょっと待てよ。竜造寺の家族が死んだなんて話、俺は一言も聞いてないぞ?」
鷲生: 軽く手を振り。
GM: 「お前が聞いていてもいなくても、それが事実。あの城には私の仇がいるのよ」 ※17
鷲生: むぅ。と腕を組み。「竜造寺の主人って、又一郎の父親か?」
鷲生: 「喪に臥せってるとは一度も聞かなかったんだが……」
GM: 又一郎の父親は大分前に死んでいるな。それ以来当主は又一郎だ。
鷲生: ふむ。
GM: 「本当に本当に物分りが悪いな」(何)
鷲生: 「話が事実として……お前が化生になったのは何時からなんだ? 化け猫の話は、昨日又一郎から聞いたばかりなんだが」
GM: 「私の主人は、その竜造寺又一郎様だ」
鷲生: 「……………………」唖然として。
GM: 「そうさな……大体一週間も前といったところか」
鷲生: 「──いや、待てよ、だって、おまえ……」
鷲生: 「又一郎とは……俺、夕べ一緒に話したばかりなんだぜ……?」乾いた笑いで。
GM: 「それこそありえん話だ。わたしがここにいることが何よりの証左」
鷲生: 「それが殺されてる、って、どういうことだよ、おい!」
GM: 「大声で叫ぶな、傷に響く」(何)
鷲生: 流石に落ち着いてはいられず、頭をかきむしり。
鷲生: 「こま、来い」
GM: 「なんだ、藪から棒に」
鷲生: 「竜造寺のところに行く」
GM: 「なぜわたしがわざわざ――と言いたい所だが、助けてもらった恩もある。仕方ない、付き合ってやろう」
鷲生: ぱたん。といつもより大きな音で襖を開け。家人に外出を告げて、外へと。



 Middle Phase-03 「再会」
 ScenePlayer:“刀狩” 四条路 捨六&“冷たい月” エムシ/登場:可

GM: というわけで二人ほど出てもらいたい。
 登場Dice エムシ: 1d10=(8)=8+41=49
GM: へんじがない
捨六: あいよー。
 登場Dice 捨六: 1d10=(9)=9+40=49
GM: やはり……牡丹餅が……(何)
捨六: 毒が回りました(何)

GM: まあそれはいいとして。港で団子を食い逃げした後、どこにいますか捨六さん(何)
捨六: 瓦版屋廻って瓦版集め。終わったら露店で薬でも並べるかな。
GM: じゃあ露店で薬を並べていると。
捨六: ユル侍もなんかあったら連絡してくるだろうとたかくくり。
GM: にわかに空が掻き曇り、むやみやたらに轟く雷鳴(何)
捨六: 「────見るも不吉だな」雨が濡れては台無しだ。薬を仕舞う。
GM: と、周囲を見ると人の姿が消えている。まあ《ワーディング》ですが。(何)
捨六: 刀に手をやる。
GM: 「――久しぶり、と言うべきかな。穂太郎(本名)」 ※18
捨六: 用があるから”場”を提供してくれているわけだ。
GM: どこからともなく現れる人影一つ。
捨六: 「──其の声は」
GM: あと横にはアイヌっぽい人がいる(何)
捨六: 「四郎──様?」
GM: 「随分と大きくなった。あれから大分時も過ぎたということかな」
GM: 天草四郎だな。ただ、かつての君が知っている姿と同じ。
GM: つまり成長してない。
捨六: 「貴方は死んだ────筈。あの島原で」
GM: 「確かに、あの時僕は死んだ」
捨六: 「では。何故」
GM: 「だが、こうしてこの世に舞い戻ってきた。成すべき事があるが故に」
捨六: 「また。幕府を倒す為ですか。それとも──」
GM: 「無論。それが我らが悲願」
捨六: 「────そう、ですか」
GM: 「僕と一緒に来い、穂太朗」
GM: 「幕府を倒し、弱き者の救われる世を作る。今の僕たちにはその力があるはずだ」
捨六: 「手向かう道理はありません」
捨六: 「例え誰かの妖術により蘇ったとしても。貴方がそういう限りは手向かう道理はありません」
 登場Dice 実篤: 1d10=(8)=8+36=44
実篤: 登場して44%。
GM: やっぱり高いな。(何)
実篤: 「如何なされたか、捨六!」気配の異変に気付いて駆けてくる侍の姿。
捨六: 「四郎様が帰ってきたんだ」
実篤: 「………む、む?」捨六と、若者と異国風の者とを順に見遣って。
捨六: 「徳川の世を終わらせ。弱きを救う為に。帰ってきたんだ」
GM: あとエムシもいるから。喋ってないけど(何)
実篤: 「…いや、そんなはずはない。死んだ者が生き返るなど、邪法の極み!」
実篤: 「目を覚まされよ。謀られているのです」
エムシ: 「それは、甚だ同感だな。ああ、気にしないで続けてくれ」(マテ)
GM: 「邪法であろうとなかろうと、僕がここにいるのは紛れもない事実」
捨六: 「そうだ。事実だな」ハハッ。自虐的に笑って。
GM: 「貴様は徳川の者だな」実篤を一瞥して言う。
実篤: 「島原の乱でどれだけの者が死んだか、当事者であるならば存じているはず」
実篤: 「考えを改めなされ……みだりに世を乱してはなりません」
GM: 「あの日、原城で幕軍が何をしたか。その場にいなかった者にはわかるまい」
実篤: 「う……それはそう、ですが…」
GM: 「我々とて、望んで立ち上がったわけではなった」
GM: 「幕府の苛烈な年貢に耐えかね、已む無く立ち上がっただけだった
捨六: 「女子供。負傷兵変わらず。──均しく死んだ」
GM: 「それを……幕府は力で抑え付け! 万を超える民を皆殺しにしたのだ!」
捨六: 「其の恨み。その怨恨。どれほどのものか」
GM: 押されてるぞ。頑張れ実篤。(何)
実篤: 「……確かに私は幕府の者。そして、そのやり方が正しかったとは思いません」
捨六: 「生き残ったものは──今も忘れられずにいるのだ」
実篤: 「ですが、残された者達は再び生命を全うしようと懸命に生きています。その者達を巻き込みなさるおつもりか?」
GM: 「言ったであろう。関わったものは皆死んだ、と」
GM: 「だから、これは亡者の復讐だ。幕府に恨みを持つ者たちの、な」
実篤: 「生きている者も居ります。此の捨六がそうでは無いのですか?」
GM: 「いずれ、私のように原城で死んだ者たちが黄泉から舞い戻り、幕府に対して一斉に弓引くであろう」
捨六: 「──────」
GM: 「穂太朗が原城より落ち延びてより、どのような思いで生き延びてきたのか――貴様に解るのか?」
GM: 「聞いたぞ。今でも幕府より追っ手がかかっているそうではないか」
捨六: 「────後悔と苦渋の積み重ねだ」刀を鳴らし。
実篤: 「私に分かろうはずがありません。…だからこそ、黄泉の手勢に彼を加えなさるな」
エムシ: 「ちなみに、私には何の事を言っているかさっぱりだが…。話して解かり合えるものでもないだろう、この状況は」
エムシ: 「一応言っておくが、私は義理があるのでな。切り結ぶというのであれば、こちらの味方をさせてもらう」
実篤: 「力尽くで止めよと申されるか、異国の少女よ…」困り果てて己の太刀を見るものの、頭を振って。
GM: 「選ぶのは捨六自身だ」
捨六: 「くっ」
エムシ: 「もっとも、私が言うのもなんだが、死者が蘇っただの、数百年経っただの、与太話に真面目になる必要も無いと思うがな」(マテ) ※19
実篤: 「いやしかし本物そっくりだと言いますし」(何)
捨六: 「──────毒気が抜けたな」
GM: で、どうすんの。特になければ天草は帰るが(何)
捨六: ん。今回はついていくことにする。
GM: OK
実篤: 「どうしても行かれる……というのであれば…」竹光じゃない方(何)の刀に手を掛け、抜いて両手に構える。
実篤: 切っ先が怯えを伝え、カタカタと震えている。
捨六: 「────先に、その刀抜かせて貰おうか」
捨六: ゆらり。低姿勢のまま刀を横薙ぎに刀身に当てる。
実篤: 「ひっ」硬直したまま、目を瞑る。
捨六: ──刀を折る。
捨六: キンッ。小さな音を立てて。刀身が地に刺さる。
実篤: 恐る恐る目を開けると──真ん中で鮮やかに折れた刃。
捨六: 「──刀狩」
捨六: 「怯えた様がよく伝わってきたものだ。お前の刀は折った。水無月 実篤」
GM: 悪役台詞すぎる。(何)
捨六: 「私は行く。与太話に──付き合う事に、いや見届ける事にする。ではな」
GM: 「さらばだ幕府の者。死にたくなければ、今すぐこの地より去る事だな」
捨六: 実篤の傍を通り。四郎の元に。
実篤: 「何という……」驚愕で動けずに居る最中に、遠く彼らの声を聞く。
GM: というわけで天草ご一行はドロン(何)
捨六: 一度だけ実篤を見て。消える。
捨六: ドロン。
エムシ: 「…それにしても、何故ここらの武士は太刀を逆さに佩いているのだろうな。刀身も少々短い。そういう土地柄なのか…」
エムシ: とか漏らしつつ、ドロン。
GM: 細かい話を。(何)
GM: では空はいつもの姿を取り戻し、往来に人の姿が戻った。
実篤: 「………死にたくは無い。けど、死なせたくも無い…」折れた刀を収める。
実篤: 「私はどこまでも中途半端な未熟者です……」溜息を吐いて、いつもの空に溶かした。



 Middle Phase-04 「竜造寺」
 ScenePlayer:“猪突猛進” 瓜連 鷲生/登場:可

 登場Dice 鷲生: 1d10=(7)=7+44=51

GM: では。こまと連れ立って竜造寺の屋敷までやってきた。
鷲生: 竜造寺は結構大きな家なのですよね。
GM: そうだねえ。大きかった、というのが正確かなあ。
GM: 昔は藩主だったけど、だいぶ前に鍋島に家督を譲ってそれからは没落一直線という感じ。
鷲生: ふむ。では現在は家来とかもなし?
GM: 使用人が少しくらいですな。
鷲生: 了解。では戸口より声をかけましょう。
GM: 返事はない。
鷲生: む。
鷲生: 「御免、何方か家人はいらっしゃらぬか?」少々大きめに声を。
GM: 「まどろっこしいな」隣であくびをするこま(何)
鷲生: 「おまえなぁ……ええい、もういい。入るぞ又一郎!」いい加減面倒になったらしく。素に戻り。
鷲生: そのまま、昨日訪れた(はずの)又一郎の部屋へと。
GM: 屋敷内は静まり返っていて人の気配がない。
鷲生: その様子に不穏なものを感じつつも。「おい、こま」
GM: 「なんだ」
鷲生: 「お前が……その、主人の血をを被ったってのは、どの部屋だ?」通りがかりにいぇはを眺めつつ。
鷲生: #いぇは=部屋、で。どういう誤字だこれ
GM: 何かと思った。(何)
鷲生: 此方も一瞬解らなかったです(何)
GM: 「こちらの奥の部屋だな」言いつつするすると奥へ。
鷲生: 「……ふん」そのまま不快げに鼻を鳴らしつつも。ついていく。
GM: で、奥へ進もうとすると声がかかる。
GM: 「もし……どなたかお客人かな」
鷲生: 「……お」ぴた。止まり。声に振り返る。
GM: うりーは声を聞いて分るが、確か又一郎の祖母の声だと思った。
GM: 障子越しなので姿は見えない。
鷲生: 「失礼。……その声は又一郎殿の祖母君ですか? 先ほど玄関口で声をかけさせていただきましたが返事がなく。勝手に上がりこんで申し訳ない」声に、此方も障子越しに声をかけ、一礼しつつ。
鷲生: 「又一郎殿にお会いしたいと参りました。主人は何処に?」
GM: 「何か御用でしょうか。あいにくと、又一郎ならば今は御城へ出仕しておりますが」
鷲生: 「……城、ですか」ふむ。と軽く腕を組。こまを見る。生きてるみたいじゃないか、と言いたげな視線。
鷲生: 「私は夕べもお邪魔しましたが……今朝方よりお出かけですか?」
GM: 「まったく、人間というのはすぐに外面に惑わされるな」と、こま。
GM: 「問答などする前に、こうすればよいのだっ!」言って障子キック。(何)
鷲生: 「いや、だってな……って、おまっ!?」止める暇も有らばこそ。ぼーぜんと見送った(何)
GM: ばりばりどーん。破れて倒れる障子。
GM: 「おお、何をなさいますお客人!」と、障子の向こうには老婆の姿が。
GM: ただし身長2mはあるが。
鷲生: 「何するんだこの化け猫娘っ!」言い様、その首根っこをつかもうと手を伸ばし。
鷲生: 「…………はぁ?」その姿に呆れて目を丸くした(何)
GM: はい皆さんご一緒に ※20
実篤: すごく……大きいです…(何)
捨六: すごく…(略)
捨六: つーかそんなバーサンいねぇ(何)
鷲生: 「いや……でけぇ……って、んなばーさんがいるかっ! なにもんだお前っ!」びしぃ! と指を刺す!
GM: 「そもそも、声だけで姿を現さない時点で怪しいとは思わぬかお前」にゃー、と首根っこをつかまれながら(何)
鷲生: 「人間ってのは相手が異性だと何か時を使うもんなんだよ、それくらい覚えとけ」逆手でぶら下げたこまに毒づき。
GM: 「ならわたしにも気を使え」にゃー。(何)
GM: 「おお、何を申します……私は又一郎の祖母でございます」しなを作って泣き崩れるババァ(でかい)
鷲生: 「嘘つけ、又一郎のばーさんがこんな大女なんて聞いたことねぇ、いや、人間のでかさじゃねぇだろおまえっ!」
GM: 「クックック……どこの誰かは知らぬが、おとなしく騙されておればよかったものを」ゆらりと立ち上がるババァ(仮)
鷲生: ぱっ、と手を離し、得物を抜いて。
鷲生: 「お前は猫だろうが」
GM: 「知られたからには生かしておけぬ!」で、展開されるワーディング(何)
GM: ああ、ちなみにエキストラだから。ババァ。(何)
鷲生: 「きやがれ、ばけものっ!」そのまま構え、対峙。「又一郎の居場所を、その後で存分に吐いてもらう!」
GM: 「死ねィ小僧!」伸ばした爪で襲い掛かるババァ!
鷲生: ではその攻撃をしのぎ、飛び込み様袈裟に得物を振りかぶる!
GM: 「ギャアアアアア!?」(何)
GM: ババァはやられた。
鷲生: はやっ!?
GM: 余計なシーンはカットしていこうかと。誰がババァとの戦闘シーンなんか見たいというのか。(何)
GM: ではババァは袈裟懸けに斬られた。(何)
鷲生: では油断なく首筋に剣をつきたてて。「もう一度訊く。又一郎はどこだ、妖怪」
GM: 「ガフッ……フフフ、愚か者め。かような者はもうこの世にはおらぬわ。婆もろとも地獄の底よ」
鷲生: 「…………お前が又一郎と、その父母をやったってのか……?」軽く目を細める。返答しだいでは容赦しないと気に込めて。
GM: 「あいにく、やったのは俺ではない。手を下したのは我が主よ」
鷲生: 俺とか、男だったのか(何)
鷲生: まぁそれはともかく。「主人。……誰だ、それは」
GM: 「そのようなこと、例え殺されても誰が言うものか」
鷲生: 「そうかい」
GM: 「俺はただ、来訪者の目をごまかすために婆の代わりとしてここに送り込まれたまで」
鷲生: 「いや、その格好じゃ無理だろ」思わず(何)
GM: 「騙されそうになっていたくせに」(何)
鷲生: 「だったら用はねぇ、ここでくたばれ……って、お前もいちいち突っ込むな!」こまに。
GM: 「ギャー!? 果心居士さまに栄光あれー!?」ばばぁは死んだ。
 登場Dice 実篤: 1d10=(10)=10+44=54
実篤: 別の障子戸を開けて。
実篤: 「たのもー。どなたかいらっしゃいませぬk………お、押し込み強盗ーーーッ!?」
GM: おお、少女を連れた少年がババァ(身長2m超え)を刺し殺したところを見てしまった。(何)
実篤: 畳に尻をついて、十尺程後ずさる(何)
GM: ほら家政婦は見たよ! ※21
鷲生: 「……ちぃ、情報も何もありゃしねぇ……って、ちょ、誰だおまえっ!?」
実篤: 「存じません! 青年が婆を刺し殺した処など!!」
GM: 「今、この場で動けるということはそやつも同類ということだな」ワーディング張りっぱなし(何)
鷲生: 血糊を払い、鞘に得物を収めようとした瞬間響いた声に振り返り。
鷲生: 「違ぇっ! こいつは人間じゃねぇ、妖怪だ! てぇか誰だおまえっ!?」
鷲生: 手にした得物を突きつけつつ(何)
実篤: 「拙者、十兵衛どのを探しに船橋邸へ向かい、不在と伺いこちらへ出向いただけでござる!」
実篤: ふるふるふるふると頭を振りながら命乞いをする侍!
鷲生: 「はぁ? 船橋? お前……俺の師範に何か用か?」得物を握った手を降ろし。
実篤: 「…………は?」
実篤: ──閑話休題──
GM: 核核鹿鹿
実篤: 「──いやあ、これは間の悪い時に。まっこと申し訳ない」
鷲生: 「……いや、こっちも大概慌てていたようだしな。柳生さんの知り合いか、あんた」
実篤: 事情を説明してもらい、別室にて茶を啜る二人+一匹。
GM: なんだ。ババァの隣で話していたのかと。(何)
実篤: 流石に風流ではないので(何)
鷲生: 他人の家でくつろぐ三人!(何)
GM: 「おい、茶が熱すぎるぞ」(何)
実篤: 「お供のようなものですね。先刻それぞれ用事があって別行動をとっていましたが……いやぁ、色々と事情がありまして」
鷲生: 「この猫舌娘め……しばらくほっといて冷ませ。──事情?」
実篤: 「それはそうと、彼の者は何者ですか? …いや、此方の言葉を話す猫も何者なのか存じませぬが」(何)
実篤: 「──あ、いや」
実篤: 「話を逸らすために、つい先ほど伺ったばかりの話題を蒸し返した訳ではありませんよ」(何)
鷲生: 「それは俺が聞きたいところなんだが……果心居士がどうこうと言っていたな、さっきの妖怪ばばぁ」
鷲生: 胡坐を軽く崩し、腕を組んで。
実篤: 「武士の魂に関わる、重大な事情でして」ぽりぽりと頭を掻いて、ばつが悪そうに。
実篤: 「ああ、そうそう。その“果心居士”!」
鷲生: 「そいつぁ穏やかじゃねぇな……む?」
実篤: ……私、果心居士について何ぞ情報だの知識だのを持っているのでしょうか、GM?
実篤: 死者を操る妖術師だとかそんな感じの。
GM: そうだなあ。まあ一般的な話は知ってるんじゃないかな。wikipediaにのってるようなのは(何)
実篤: じゃあ知っていることとして話をば。
鷲生: 「何か心当たりでもあるのか?」軽く身を乗り出して。
実篤: 「天草四郎が復活した…という噂話を聞いた事がありますか? 果心居士が絡んでいるならば納得がいくのです」
鷲生: 「……そっちは知らねぇが」軽く目を伏せ。
鷲生: 「死人の黄泉帰り、なら、恐らく経験した。かもしれねぇ」
実篤: 「似ていると思いませぬか…両者ともに」立ち上がり背を向け、庭園を見渡す。
鷲生: がりがりと頭をかき混ぜる。さっきの大ばばぁの言葉と、こまの言葉は、“又一郎の死”の一致を見せたから。
実篤: 「死んだという者が生き返った。私は武士の魂にかけて、この件を調査したいと思っています。──鷲生どの」
鷲生: 「ありえねぇ話だよな……何だ?」顔を上げ、見る。
実篤: くるりと振り返り。
実篤: 「此処で出会ったも何かの縁。力を貸してくだされ」ほややんと笑う。
鷲生: 「……いや、逆だ」
実篤: 「逆…と?」きょとんと若人の顔を見つめ。
鷲生: 「又一郎の仇を打つ。そのために、あんたらの情報を俺にくれ」
実篤: 「ああ」手ぽむ。「ではそのように」
鷲生: すく。と。立ち。
鷲生: 「では。宜しく。──実篤殿」口調を改め、一礼。
実篤: 「宜しく頼みますよ。鷲生どの」 ※22



 Middle Phase-05 「果心居士」
 ScenePlayer:“刀狩” 四条路 捨六&“冷たい月” エムシ/登場:不可

GM: まあ見切り発車(何) ※23
 登場Dice 捨六: 1d10=(2)=2+49=51
 登場Dice エムシ: 1d10=(9)=9+49=58

GM: では天草にホイホイついてきちゃった捨六は、佐賀城の地下にある秘密基地にやってきた。
捨六: 「────」
GM: 「ほう……それが主の言っていた男か、四郎」で、案内された部屋にいる老人が言った。
GM: 果心居士ね。
捨六: 志は変わらない。ただ幼き頃と違い。其の身に刀は在る。
捨六: 「貴方が果心居士か」
GM: 「正しく」
エムシ: 「私が付いていく必要があったのか? まあ、こんな所に残っていても、気が滅入るだけだが」
GM: 「自分で外を見てきたのではないのか? いい加減、己のいた時代とは今の世が違うと解っただろう」(何)
エムシ: 「それで、次はなんだ? 現体制を打ち倒すために、細々と草の根活動で地元民の支持でも得るのか?」
捨六: 「ならば問う。幕府を倒し。弱き者にとっての世を創る事。それが貴方の目的に相違ないのか」
GM: 「ふむ……そういえば、そのようなことを言っていたこともあったか」
エムシ: 「確かにおかしなところは多々あったが…この地方の特徴かなんかではないのか? というか、そもそもここは何処だ? いやに暑い」
GM: 「やれやれ……物分りの悪いやつよ。まあよい、納得せずとも別段困らぬでな」
捨六: 「────そうか。言っていた事もあった、か」
GM: 「いずれにせよ――徳川打倒こそ我が悲願よ。それも、もうすぐ成る。仕込には長いこと時間がかかったがな」
捨六: 「なるほどね」
捨六: 「──天草四郎時貞を蘇らせた事。それは戦場における駒としての役割を渡す為だな。果心居士」
GM: 「四郎は旗よ」
捨六: 「そう。旗だ。今も尚──理想として民の元に在る」
GM: 「貴様もそうであろう。天草四郎という旗に惹かれてやってきたのではないのか?」
捨六: 「ああ。そうだ。惹かれてやってきて『いた』」
GM: 「理想に殉じた悲劇の英雄。くく、これほど都合のいい旗もないわ。それが、超常の力を持つともなれば、なおさらよ」
捨六: ハッと大きく息を吐いて。
捨六: 「あくまで理想を掲げる旗として、だ。傀儡としての旗には惹かれるものではないさ。果心居士」
エムシ: 「わざわざ別の旗を立てねばならない、貴様の大義はなんだ?」
捨六: 「ただ其れを聞こうとした」
GM: 「大義――? 戦をするのに、大義が必要か?」
GM: 「貴様らは戦国の世を知らぬな。それでは解らぬのも無理はあるまい」
GM: 「あの時代は良かった。無数の英雄たちが、己の命を賭けて争い、散っていった。実に愉快」
エムシ: 「愉悦か…。まあ、いい。盲目に大義を信奉する生き方はしていない。それとは別に、一つ聞こう」
エムシ: 「何の為に、私をここに連れて来た?」
GM: 「それが今はどうだ。徳川の世となってから、侍は腑抜けたわ。世には愚物がはびこるばかり、全くもってつまらぬ」
GM: 「捨六とやら。確か貴様は刀鍛冶であったな。なればわかろう、太平の世では刀はただの置物よ。錆びて朽ち行くばかり」
GM: 「貴様の抱いていた妄執のためよ。そういうやつほど、生き返った後によい兵となる」
GM: 「貴様、死ぬときに思ったであろう。まだ成さねばならぬことがある、と。こんなところで死ぬわけにはいかぬ、と」
GM: 「その妄執こそが、今貴様の持っている力を呼び起こしたのよ」
エムシ: 「なるほど…おまえの言い分を取るならば、私は“貴様の呼びかけに勝手に応えた”というところか」
GM: 「まあ……もっとも、貴様は“ついで”よ」
エムシ: 「目的は、兵とするため。フン…」
捨六: 「──そうだ。使わぬ刀はただの置物だ。錆びて朽ちゆくばかり」
捨六: 「徳川の世になって腐抜けた…は断言できないが。侍が腐抜けたのは事実だ。だから島原の乱がおきた。それについても同意しよう」
エムシ: 「それならば、しばらく席を外させてもらおうか。はっきり言って、私は貴様の言ってる事を三分も信じていない」
エムシ: 「私なりの方法で確認させてもらう。構わんな?」
GM: 「勝手にせい。いずれにせよ、貴様の居場所はもうこの世にはない。我が元へ戻ってくる他ないのだからな」
エムシ: 「そうさせてもらおう。では、な」
捨六: 「────」去る者を見送る。
GM: 「さて……貴様はどうする、刀鍛冶」
捨六: 「なら──お前は天草四郎を旗にし。徳川を倒し──続いた其の先にもまだ戦いを続けるというのだな。お前の余興の為に」
GM: 「そうさな……今度は海でも渡ってみるか。秀吉がしたようにな」
捨六: 「先に言っておく。お前の論は至極正しい。だから──」
捨六: 「例え嘘でも四郎様の──いや。島原で紡いだ理想の欠片でも貴方の其の言に含まれていたならお前に従ったろう」
捨六: 「生憎。私は亡者ではない。貴方に従う大義も義理も無いさ」
捨六: 鯉口を抜く。
GM: 「ふむ。では我に刃を向けるか? これは四郎が悲しむのう」薄ら笑いを浮かべ。
捨六: 「”天草四郎時貞は矢張りあの城で死んだのだな”そう言っている」
捨六: 「私は侍ではないから。外法だろうが四郎様には会わせてくれた事には礼を言う。果心居士」
捨六: 「だがそれだけだ。私は私のやり方で徳川と戦う」
GM: 「くく、律儀というか馬鹿正直というか。長生きできんぞ」
捨六: 「──遠い先祖が打った刀は火蓮という。天上に咲く花。鍛冶が扱うは火と刀が齎す死」
捨六: 「闇雲に死を恐れていては。刀など打てんし。狩れんさ」ひゅんと刀を一閃。
GM: 甲高い音と共にその斬撃が叩き落とされる。
GM: いつからそこにいたのか、一人の侍が刀を抜き放って果心居士の前に立ちふさがる。
GM: 「では、ここで死んでいくがよかろう。四条路捨六よ」
GM: 「確か貴様は“刀狩”とか呼ばれているそうだな。貴様に、そやつの刀が折れるかな」
捨六: 「侍でもないんでね。逃げさせてもらうさ。さっさとね」
GM: 「――追え」
捨六: 「折るさ。果心居士」
捨六: もう一度刀を跳ね上げて。打ち合わせることもなく間合いを取って。
捨六: 振り向いて一目散に逃亡。
GM: では果心居士の命を受けた侍が後を追ってくるのを尻目に逃げ出した。



 Middle Phase-06 「二天一流」 ※24
 ScenePlayer:“緋の残月” 水無月 実篤/登場:可

実篤: まあ、とりあえず出ておきます。
 登場Dice 実篤: 1d10=(5)=5+54=59
鷲生: 連れ立って出ておきますかな。
 登場Dice 鷲生: 1d10=(3)=3+51=54

GM: で、十兵衛と落ち合って話をするわけだがどこがいい。団子屋以外で
実篤: きっちり外された(何)
GM: 別に団子屋がいいなら団子屋でもいいよ!(何)
鷲生: うちに来るかい? 茶ぐらいなら出すぞ。
実篤: ええと……じゃあそれを希望したく。
GM: なるほど、じゃあ船橋邸。
鷲生: 赤い牡丹餅がお茶請けだろうが(船橋発祥でしょうから!(何)
実篤: 瓜連もドSに連なる家系ならば止めませんが(何)
GM: 「お客人が来てますよぼっちゃん」使用人いわく(何)
鷲生: 「お客人……?」連れが増えた帰りに、声をかけられ、怪訝に。
GM: 世はドSばかりだな。(何)
鷲生: 養父が船橋なんで、諦めてます(何)
GM: 船橋の家系はまともだったと思うんだけど。約一名を除いて(何)
鷲生: 真帆さんか……(何)
実篤: 瀬戸に続いて佐賀までもドSに侵蝕されてますね(何)
GM: 「ともかく、客間でお待ちいただいてますから」と使用人は去っていった。
鷲生: 「へいへい。……実篤殿。少々失礼」振り返り、声をかけ。
実篤: 小さく頷いて退出を見送る。
鷲生: 客間にて。「留守にして失礼を。お客人と聞きましたがどのような……」襖を開け、一礼して。
GM: 「邪魔してるぜ」と十兵衛は言った。(何)
GM: 「おお、なんだ実篤。お前も来てたのか」(何)
鷲生: 「……柳生さんかぁ」なーんだ。と言いたげに。
実篤: 「その声は……十兵衛どのですか?」聞き慣れた声に慌て、襖を開ける。
実篤: 「此方に向かうと言い残されたのは十兵衛どのではありませんか。ともあれ、ご無事で何よりです」
実篤: 当たり障りのない場所へ腰を下ろす。
GM: 「無事で何よりってことは、そっちで何か剣呑なことでもあったか」
鷲生: 「じゃぁ、話はここでの方が早いか?」では、と。家人に人数分の茶を持ってくるよう廊下向こうへ声。
GM: では人数分のお茶が出てきた。
実篤: 「こちらは瓜連鷲生どの。私と同じく、妖を見る事のできる者です」
実篤: 使用人が去ったタイミングを見計らって切り出す。
GM: まあ面倒なんでかくかくしかじか。(何)
実篤: 「──というわけなのです」かくしかと。竜造寺家での一件を十兵衛に説明。
実篤: 「果心居士が死者蘇生に携わっているらしく、天草四郎も恐らくは同様に…かと」
GM: 「果心居士ねえ……また眉唾もんな名前が出てきたもんだが」
GM: 「で、これからどうするかだな。居場所がわかれば乗り込んで叩き切ればいいんだが」
実篤: 「それをおっしゃるならば、天草四郎復活という話自体も眉唾話となりましょうかと…ええ、残念ながら未だ居場所は特定できておりません」
鷲生: 「場所、なぁ」ふと側にいるこまを見て。
鷲生: 「こま、お前、鍋島様のお屋敷に仇がいるって言ったよな? その根拠は何だ?」
GM: 「言わなかったか? わたしの中の血がそう言っている、と」お茶と格闘しながら(何)
実篤: 「なるほど。つまり山勘というわけですね」身も蓋もなく。
鷲生: 「信用ならねぇ話だこと」はー。とため息。
GM: 「勘ではない。上手くは説明できないが……まあ、別段お前たちに信用してもらう必要もない」
実篤: 「いや。あながち根拠の無い話ではありません。抑も鍋島家と竜造寺家は因縁深い歴史があると耳にしたことがありますから」
鷲生: 「まぁ、そういじけるな。根拠もなく動いた訳じゃねぇんだろ」がしがしとこまの頭をかき回しつつ。
GM: 「ううぬやめい、毛並みが乱れるではないか」(何)
実篤: 「ともあれ一度、鍋島どのにお目通り願いたく思っております」
GM: 「それは俺も考えたがな、まともな方法じゃあ無理だぜ。何せ取り次いでもらおうとしても、殿は病に臥せっているの一点張りだったからな」
鷲生: 「逆なでしてやろうかこいつ……鍋島様か。まぁ、伝がねぇ訳じゃねぇが。訊いてみるか?」
実篤: 「十兵衛どのは既に試されたのですか。十兵衛どのでも適わぬのでしたら真正面からお目通りを願っても無理でしょうね……」腕を組んで、ふむと思案。
実篤: 「鷲生どのには何か手がおありか?」
GM: と、そこで周囲を覆う異様な殺気。このパターン多いな。(何)
鷲生: 「手、って程じゃねぇが。まぁ、うちの師匠が鍋島様の懐には……と」気配に声を止る。
実篤: 「ほよ?」 突然の違和感に妙な声を出す(何)
GM: 「何か来るな、それもとんでもないのが」
GM: 十兵衛は刀を手に立ち上がり、庭への障子を開け放つ。
鷲生: 「ち、人様の庭先で厄介ごとを起こすんじゃねぇよ……!」忌々しく言い零し、立ち上がる。
実篤: 「た、ただならぬ気配ですねこれは……」腰を半分浮かせて逡巡するも、二人の後を慌てて追いかける。
GM: すると、庭先に一人の侍が立っている。
GM: 瓜連は見覚えがあるな。OPでこまを切った侍だ。
鷲生: 「……おいおい。俺は其方を招いた覚えはねぇなぁ」は。と笑う。目線だけは笑わず。
GM: 「逃げた童を追ってみれば、また別の童に出会うとはな」
実篤: 「…一体どなたです?」おどおどと、鷲生の後ろから侍に声を掛ける。
鷲生: あら、俺顔覚えられちゃってるのね。と些か虚ろに虚空を見上げる。
GM: 「さて……どうするか。名乗ってもよいが、名乗れば主らを生かしておくわけにもいかぬな」
鷲生: 「用があるならそれだけ伝えて帰ればいいんじゃねぇの。暇潰しに来た訳でもねぇんだろ」
GM: 「しかし――何はともあれ、その猫はこちらへ貰おうか。物のついでよ」
実篤: 「………み、みや……」あわあわと。
鷲生: 「理由は」こまの姿を体で隠すように侍の視界から遮り。
GM: 「放っておいても、そやつは儂らの命を狙いにやってくるであろう。なれば、ここで斬っても同じこと」
鷲生: 「──ああ、そんな理由ならお断りだ」半眼で見据え。
鷲生: 「成り行きとはいえ助けちまった手前、途中で放り出すのも気が引けるんでね。何より……又一郎の忘れ形見ってなら尚更だ」
実篤: 「“ら”? ……こま。ぬしの仇というのは、もしや…」
GM: 「ふむ……口が滑ったか」
GM: 「まあ、邪魔立てするなら主らも斬らせてもらうが、それでもよいか」言って大刀を引き抜く。 ※25
実篤: 「あ、いえ。滅相もない」首をふるふる。 ※26
GM: ユル侍wwwww
鷲生: 実篤殿……
鷲生: 「……あんたらが、竜造寺の一門を斬って伏せた、仇だな」合わせて、得物を抜くように。
GM: 「斬ったのは儂ではない……が。仇の一味であることに変わりはなかろうな」
実篤: 「鷲生どの! 鷲生どのの叶う相手ではありません!!」
実篤: 「十兵衛どの、鷲生どのを止めてくだされ!」(何)
GM: 「――まあそうだな。でもお前必死すぎ」(何)
GM: 十兵衛は言いながら刀を引っさげて瓜連の前に出る。
GM: 「相手は俺がしよう。年長者順だ」 ※27
鷲生: 「敵わなかろうが何だろうが……って、おい!?」前に立ちふさがれた背に、不満げに声。
GM: 「ほう……少しはできそうだな」
GM: 「抜かせっ!」
GM: ということで切り結ぶ両者(何)
GM: と、その刹那。一筋の銀光と共にぱっと宙に鮮血が舞う。
GM: 同時に右目を抑えてうずくまる十兵衛(何)
実篤: 「あわわわわ……はじまっちゃいました、どうしましょう…」おろおろと、視線が二人と自分の剣を何度も往復し──ハッと。
鷲生: 「──柳生さん!」
実篤: 「じゅ、十兵衛どの!?」
GM: 侍は十兵衛の一撃を大刀で受け止め、そのまま左手で小刀を引き抜いて十兵衛の右目を切り裂いたらしい。
GM: 「――もしやとは思ったが、その二刀」
GM: 十兵衛は右眼を抑えてうめく。
GM: 「いかにも――儂が宮本武蔵だ」軽く小刀の血を払って再び二刀を構える。
GM: 「そうと知りつつ、向かってくるか。童」うりぼーに。
鷲生: 「宮本、だって……? ……は、おもしれぇじゃねぇか」微かに慄きつつも、笑い。
鷲生: 「伝説に聞く剣技と交える機会なんざ、そうそうねぇ──」
鷲生: 「一手、手合わせ願うぜ、宮本の──!」言い様、得物を抜き去り振りかぶる。 ※28
 登場Dice エムシ: 1d10=(7)=7+58=65
 登場Dice 捨六: 1d10=(9)=9+51=60
エムシ: 両者の間を縫うように飛来する、風車(マテ)
GM: 風車を叩き落として飛び退る武蔵。
エムシ: 「ウェンカムイの気配を感じて来てみれば…事情はわからぬが、貴様の勝てる相手ではなさそうだぞ」
鷲生: 「──っ、ち、誰だ!?」
エムシ: 「………ただの“刀”だ。いつの世でも、な」
鷲生: 興に水を差された、それだけに舌打ちし。
実篤: 「おぬしは、あの時の異郷の者…?」
GM: 「邪魔が入ったか」言って納刀する。
捨六: 「────そして私は”刀狩”。脈々と継がれた、な」
実篤: 「あ!」捨六を指さす。
エムシ: 「…妙な縁だな。知った顔に遭おうとは思わなかった」
GM: 「捨六と言ったか。その首、しばし預けておこう。そこの童と共にな。名は何と言う」瓜連に。
捨六: 納刀したままの刀を腰より取り。
鷲生: 「……瓜連。瓜連鷲生」些か顎を引き、抑えた声で名乗る。
GM: 「覚えておこう。では、な」そのまま壁を飛び越えて逃げていった(何)
GM: で、ワーディングも解けた。
捨六: 「──やれやれ。この場は助かったか」
鷲生: 「……」不満げにそれを見送り、得物を鞘に収め。
実篤: 「……一体どういうつもりです、捨六!?」
捨六: 水無月を見る。ややばつが悪そうに。
実篤: 目を負傷した十兵衛に駆け寄りつつも、袂を分かったはずの少年に問う。
鷲生: 「……確か、兄さん、あの時の薬売りの……何か持ってないか?」顎で十兵衛の傷を示す。
エムシ: 「…ところで、おまえらは誰だ?」(マテ)
鷲生: 「誰だ、って、おい、人の勝負に水を刺してそれかぁ!?」
鷲生: 流石に忌々しげに声を荒げた。
捨六: 無言で懐に入れていた印籠より止血の薬を水無月に。
エムシ: 「勝負になると思っていたのだったのなら、どちらにしても勝てんよ」
GM: 「これじゃあ盲夏侯ならぬ盲柳生だな」十兵衛いわく。
実篤: 「……私は怒っているのではない。お前が過ちに気付いたのであればそれでいいのだ……かたじけない」
実篤: 再び彼を信じ、薬を受け取って。
捨六: 「過ちか」
実篤: 「大丈夫ですか、十兵衛どの…」受け取った薬を用いて応急手当を。
GM: 「ああ、死ぬほどじゃあない。もっとも、右眼はもう使えんだろうがな」
鷲生: 「だろうな。それでも、交えてみたい剣があった」ふん。とばつが悪そうに呟きつつも、柳生の側に。
捨六: 「別に過ちと思っていないさ。徳川は憎い。侍は憎い。ただ寄って立つ場所が異なっただけだ」
実篤: 「そうか。それだけでもよい。妖術師の片棒を活がされるよりは、余程」
捨六: 刀を置き。襟元を改め。瓜連を見て。
鷲生: 「……?」視線に、無言で視線を合わす。
捨六: 「瓜連鷲生か。以前と違わずうりぼー…猪突猛進で息災だな」
捨六: 口元で笑い。
鷲生: 「うりぼーじゃねぇ! ……まぁ、お蔭で元気でやってる。あの時は世話になった」仏頂面で応じる。
GM: さてどうするかな。一応合流は果たしたが(何)
実篤: 「其処な異郷の娘も、一体どういった風の吹き回しで…?」
実篤: 服装も何もかもが異なる少女を怪訝に見て、呟く。
エムシ: 「もともと、味方ではない。ただ、思うところがあって彷徨っていたら、ウェンカムイの気配を感じただけだ」
実篤: 「えんかむい…?」
エムシ: 「そうだな…おまえ達の言葉で言うなら………怨霊・邪霊・悪霊の類と言ったところか」
実篤: 「……魔の気配、といったものであるか」何となく推察を口にして。
エムシ: 「もっとも、果心居士とやらに言わせれば、私も既にその一種らしいがな」
GM: まあ、適当に自己紹介が済んだらリサーチでもやろうか。調べるものがあるかどうかは知らないけど(何)
捨六: 「黄泉がえり、としてな」
実篤: 「されど、悪鬼夜行の類を打ち倒す者であるならば、恐らくは私達の敵ではあるまい……二人に助けられた、礼を言う」両者に頭を下げる。
実篤: で、自己紹介のようなものを改めて行って。
エムシ: 「私はそのための“刀”だ…」どこか遠くを見ながら
実篤: 果心居士、宮本武蔵の目的とか動向とか目撃証言とかを調べたいな。
GM: じゃあシーン切っていいかい。
捨六: おうけ。
鷲生: OKです。
GM: ほいさ。



 Research Phase
 ScenePlayer:“緋の残月” 水無月 実篤/登場:可 

 登場Dice 実篤: 1d10=(7)=7+59=66
 登場Dice エムシ: 1d10=(1)=1+65=66
 登場Dice 捨六: 1d10=(6)=6+60=66
 登場Dice 鷲生: 1d10=(5)=5+54=59
GM: うりぼーだけハミーゴ。
実篤: わっしーだけ仲間はずれ。
鷲生: な、なんだってー(何)
捨六: うりぼーだけ(略
鷲生: ふはは羨ましかろう(何
実篤: 鷲なのかうりぼーなのかハッキリしないのがいけないんですよ!(何)
鷲生: 関係ねぇ!(何)

GM: さて。ではとりあえず十兵衛に手当てをして寝かせた。自己紹介も済ませた。
実篤: こちらからは果心居士、宮本武蔵の目的とか動向とか目撃証言などが無いかを調べたく。あと天草四郎も。
実篤: 鍋島城主もどうなってるのかな…。
エムシ: 今が何時でここが何処かリサーチ(違)
GM: そうだな、噂話(6)か検怪異使(8)、裏社会(8)かな。鍋島も同じく。
鷲生: 此方はまぁ……一応、鍋島様の様子とか、鍋島家への浸入方法とか、竜造寺家の顛末などもわかるなら。
GM: 今がいつでここがどこかは情報:報道で4(何)
エムシ: ワーイ(マテ)
 Dice エムシ: 2r10=(2,3)=3
エムシ: 3(笑)
GM: うむ。わからなかった。
実篤: さすがだ(何)
鷲生: 届いてねぇ!?
エムシ: あくまで信じないとは、“やや融通が利かない”を通り越してる(笑)
実篤: 意固地っていうのでは?(何)
実篤: <情報:検怪異使>、コネ有で……おお? 6つもダイスが振れる。
実篤: 果心居士
 Dice 実篤: 6r10=(9,2,1,6,3,4)=9+1=10
実篤: 宮本武蔵
 Dice 実篤: 6r10=(2,2,5,3,5,3)=5+1=6
実篤: 鍋島城主
 Dice 実篤: 6r10=(5,2,7,10,7,5)=Critical!!
 Dice 実篤: 1r10=(6)=16+1=17
実篤: あとはノイマンに任せます。
鷲生: 待とうぜノイマン(何)
GM: どうでもいいけどノイマンがこれだけいて、一人としてひらめかないし情報系の技能がない。
実篤: いやほら。因縁深い相手は自分で調べたいとか思うじゃないですか!?(何)
エムシ: では、のいまんぶれいんで
エムシ: 果心居士
 Dice エムシ: 2r10=(8,10)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r10=(2)=12+1=13
エムシ: 武蔵
 Dice エムシ: 2r10=(10,3)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r10=(9)=19+1=20
エムシ: 鍋島
 Dice エムシ: 2r10=(10,5)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r10=(7)=17+1=18
エムシ: 面白すぎるな(笑)
鷲生: のいまんぶれいんすげぇ!
捨六: すげぇ(何)
実篤: 「ココは何処?」状態の娘が炸裂しとる(何)
GM: なんで、ここはどこか知らないのに、そんなこと知ってんだよ。(何)
エムシ: 奴らが、ウェンカムイだからです(笑)
実篤: なるほど(何)
鷲生: まぁこちらも。果心居士
 Dice 鷲生: 3r10=(3,9,7)=9
鷲生: 武蔵
 Dice 鷲生: 3r10=(5,3,10)=Critical!!
 Dice 鷲生: 1r10=(3)=13
鷲生: 鍋島様
 Dice 鷲生: 3r10=(10,3,2)=Critical!!
 Dice 鷲生: 1r10=(3)=13+1=14
実篤: 君達…(何)
捨六: 実はまぁ《生き字引》あるんだが。使うのもめんどいので放置する(何
GM: じゃー果心居士から。
GM: 戦国時代の大妖術師として有名。信長や秀吉、松永久秀などの前に姿を現して、さまざまな幻術を見せたとか何とか。
GM: これは裏ルートの情報だが、実は異能の力を持っていて、表向きには死んだと見せかけていたが今でも生きているらしい。
GM: あと、森宗意軒という名前で島原の乱にも参加していたそうな。
実篤: そうきたか!
GM: 次、宮本武蔵。これまた大剣術家として有名なお方。
GM: やはり、島原の乱に小笠原家の食客として参加していたらしい。
GM: ただ、その後細川家に厄介になったはずだが、それからの足跡は追えてないそうだ。
GM: 次、鍋島。現在の藩主は鍋島勝茂。
GM: 鍋島家はもともとは竜造寺家の家老だったんだけども、色々あって鍋島が家督を継いだ。
GM: やはり鍋島家も島原の乱に出征していて、帰ってきてからは病気がちであんまり表に姿を出さなくなった。
GM: 竜造寺家は鍋島に家督を譲った後は落ちぶれて、まあ鍋島の温情でほそぼそ禄をもらって暮らしてたらしい。
GM: ちなみに又一郎は小姓として勝茂の身の回りの世話をしていた。こんなところかな。
GM: あと城へ忍び込むならワーディングすればいいんじゃない、と思った。(何)
鷲生: すっかり抜け落ちる手段ですなそれは(何)
エムシ: 「だそうだ。なんのことだかサッパリだがな」(マテ)
GM: 酷い電波だな
実篤: 精霊の声というやつですか(何)
捨六: 目釘から見て。刀の手入れ。
鷲生: ふぅむ。と腕を組み。「おい、こま」
GM: 「なんだ?」縁側で退屈そうにゴロゴロしている(何)
鷲生: 「……のんきだなお前」半眼でうめきつつ。「主人の敵討ちをしたいんじゃねぇのかよ」
鷲生: 「一応訊くが。お前、又一郎を斬った奴の顔は覚えてるか?」
GM: 「ああ。と、言っても聞いてもしょうがないとは思うがな。何せ、又一郎様を斬ったのは又一郎様と同じ顔の人間だったからな」
鷲生: 「……あぁ?」
GM: 「もちろんするさ。ただ、お前には借りがあるからこうやって付き合ってやってるのではないか」ごろにゃー。
鷲生: 「……ちょっと話を整理させてくれ」何かが引っかかった。微かに眉を寄せ、呟き。
GM: 「お前にもわかるように言おうか。要するに、そいつは“化けられる”のさ、他の人間にな。もっとも、わたしなら臭いで解るが」
鷲生: 「あんた、エムシ、とか言ったか。あんたも確か、黄泉帰りの一人なんだよな?」少女を見て、確認の言葉。
実篤: 「化生の類ですな」鷲生に補足する。
エムシ: 「奴らが言うにはそういうことらしい。バカバカしい話だが」
捨六: 胡坐をかいて金槌にてコツコツと柄を叩く。耳は話の方に向けて。
鷲生: 「…………ってことは、お前も妖怪……?」些か身を引きつつ(何) ※29
実篤: 「…………まさかご存じ無かったのですか、鷲生どの?」(何)
鷲生: 「そ、そうだったのか!?」些か慌てつつ(何)
捨六: 「本人が否定してるから其の辺りは詮索や解決する事でもないのではないか」淡々(何)
GM: 「わたしから言わせれば、ここにいる全員同じだがな」
GM: 「おかしいと思ったことはないのか、お前。やたらと力があったり、傷の治りが早かったりするだろう?」
鷲生: 「いや……そんなもんだろうと思っていたが……違うのか」こまに(何)
エムシ: 「フン…ここいらの人間は、阿呆ばかりだな」(マテ)
捨六: 「私も含めて阿呆の辺りは否定はしない」(何)
実篤: 「そういえば傷の治りは早い気が…いや、阿呆は否定しましょうよ!?」(何)
捨六: 「知るか。今更阿呆でなければ理想等掲げられんさ」(何)
GM: 「その傷だな。何か、妙なものに引っかかれたろう、お前」(何)>うりぼー
鷲生: 「いや、それは覚えてねぇんだが……」左手の傷に目線を落とし。
実篤: 「──ともあれ、そういう事でしたら…宜しいのですか? 果心居士によって蘇させられたその身」
実篤: 「彼の者を討てば術が解け、再び土に還るやもしれませんよ?」少女に。
エムシ: 「私が真実、奴の邪術に因って在るのならば、諸共闇に還るまでだ」
実篤: 「…左様ですか」少女の決意として、黙して受け取る。
鷲生: 「ともあれ、だ」
捨六: 「ん。どうした。うりぼー」
鷲生: 「こまのさっきの話、又一郎は“自分”に斬られた」
鷲生: 「……他の黄泉帰りの連中は、そもそも生きてるときに“自分”に会ったのか?」これはエムシに、特に。
エムシ: 「知らん。そもそも私は、蘇りを真に受ける感覚の方がわからぬからな」
エムシ: 「それに、奴に言わせれば、私は“勝手に蘇っただけ”だそうだ」
エムシ: 「他の連中と顔を合わせておらぬからな、どれだけの戦力が揃っているかもわからぬ」
鷲生: 「──まぁ、いいさ」とん、と膝を打ち。立ち上がる。
実篤: 「鷲生どのは直情的かと思いきや、案外悩まれる方なのですね。同じ顔、つまり又一郎どのの姿形をしていれば、屋敷内を出歩くに都合が良いではありませんか」ヒトツの提案として口調を改め、軽く。
実篤: 「こまどのが見分けてくれるのであれば、渡りに船」
鷲生: 「俺は見たことを見たままに信じるしか脳がねぇ。怪しいものが鍋島様の下にあるなら──」
鷲生: 「行って、見て、確かめる。単純なことさね」
エムシ: 「ただ、そうだな…確か奴は、『準備は整った』というような事を言っていた」
捨六: 「倒幕のな」
実篤: 「な、ならば急がねば」顔色を変えて、腰を浮かせる。
捨六: エムシに補足して。
鷲生: 「──で、兄さんは」立った位置、見下ろすように。
鷲生: 「幕府を覆す。それに加担するのか?」
捨六: 「私は果心居士に会ってその目を見てきたよ」
捨六: 「だからここにいる。水無月にも言ったが目指す目的は近くても立ち位置が違う」
捨六: コツン、と柄を金槌で叩く。微調整。
鷲生: 「敵の敵は味方ってなぁ。あんたにゃ誼もある」にぃ、笑い。
実篤: 「それで結構。私はただ、新たに大勢の血が流れるような戦を止めたいだけです」
鷲生: 「今回は、同じ道を進む仲間って訳だ」
捨六: 「自分が信じて、仲間が殉じ従った天草四郎時貞は島原の戦で死んだ。ならば今ある幻を狩らせて貰う」
実篤: 「…捨六。お前は多くのものを見聞きしてきたのだな」大人びた物言いに感心し、己と照らし合わせて苦笑する。
捨六: 「捨てた物は名だけでない。生きる為に知り。知った為に捨てた物は数多いさ。水無月」
実篤: そうか、と頷き。
鷲生: 「こま、日向ぼっこは終わりだ」
GM: 「――お前も来るのか?」
捨六: 「利害一致だな」
鷲生: 「逆だ。借りがるってなら、こっちを手伝え。まぁ、最後までいろとは言わねぇよ」
鷲生: 「──又一郎の仇は、俺が取る」こまに手を差し出して。
GM: 「お前たちは妙なやつらだ。縁も縁もあるまいに、よく命を賭けられるものだ」
エムシ: 「そのためにある“刀”だ。…何度も言わせるな」
GM: 「……それはこちらの台詞だ。又一郎様の仇はわたしが取る」
GM: 差し出された手を無視して立ち上がる。お手なんかするもんか。(何)
実篤: お手(何)
鷲生: 「お前の主人は、俺の友人だったんだぜ。──理由など、それで十分だ」
鷲生: 苦笑して、取られぬ手を下げ。
鷲生: ここでいい加減又一郎にロイスを取ろうと思います(何) ■友情/悔悟 でヒトツ。
実篤: 「私は鄙びた町の茶店で心穏やかに食べる団子のためならば、命を賭けられるのです」
実篤: 「では参りましょうか。袖振り合うも多生の縁──と申しますし」
捨六: 「ささやかな話だな」
捨六: 「だが。それがかつての私が目指したものだ。水無月。お前が言うのは気に食わんが」
捨六: フン、と息を吐いて。納刀する。
実篤: 「台詞を取ってしまいましたか。かたじけない」首の後ろを掻きながら、穏やかに笑う。

GM: 次どうしようかな。まだそこそこ侵食率に余裕はあるし、シーン欲しい人は作るけどどうしようか(何)
GM: 要らないなら即トリガーに移行しちゃう。(何)
捨六: 自分は特に無しです(一応)
実篤: 私はやりたい事はもうシーン中でさせていただきました。
エムシ: え? 既に突っ込む気満々でしたが(笑)
GM: モノローグやりたいとか言ってなかったか昨日(何)
鷲生: 特には無いかな……竜造寺一門がなぜ狙われたのか不鮮明なところが気になるっちゃ気になりますが。
エムシ: シーンが無ければやろうか程度でしたが(笑)
エムシ: (やりたいというのなら、白いギター持って登場の方がよっぽどやりたかったのは秘密だ!)(マテ)



 Trigger Phase 「死地」
 ScenePlayer:“猪突猛進” 瓜連 鷲生/登場:可

鷲生: 出るぜー。
 登場Dice 鷲生: 1d10=(5)=5+59=64
鷲生: うむ。64%
実篤: 付属品として。
 登場Dice 実篤: 1d10=(1)=1+66=67
GM: 付属だけあって安いな。
 登場Dice エムシ: 1d10=(7)=7+66=73
 登場Dice 捨六: 1d10=(5)=5+66=71

GM: では夕刻。佐賀城の大手門へやってまいりました。
GM: じゃあ大人の事情でこまがワーディング張った。(何) ※30
GM: 夕焼けで朱に染まった城は静まり返っている。
GM: 「これなら忍び込むのは造作もないだろう? もっとも、お前たちのような手合いは別だが」
実篤: 「では中へ忍び込みましょうか」
鷲生: 「妖怪ってのも便利な力持ちだよな。おまえ、それで力自慢たちを封じてきたのか」
鷲生: わしわしとこまの頭をかき回す。手触りが気に入ったらしい。
GM: 「やめいと言っているのに……別に、わたしとて無闇に人を殺めたいわけでもない」
GM: 「戦わずに済ませられるならば、それに越したこともあるまい」
捨六: 「とはいえ。ほぼ正面突破だがな」
実篤: 「無関係の者を巻き込まずに済むだけでも僥倖ですよ」張り巡らされた気配の中を歩き、門番の横を抜ける。
エムシ: 「フム…そこそこ動ける者達がいるようだな」
GM: と、言ったとたんにあちこちの石垣からワラワラと人影が飛び降りてくる(何)
実篤: 「ちょ!?」(何)
鷲生: 「おいおい……結構動けるんじゃねぇの、お前の気合」胡乱げにこまを見て。
GM: で、ぐるりと君らの周囲を取り囲んだ。
実篤: 「こちらの手の内はすっかりお見通しのようですね…」冷や汗を流れるに任せ。
GM: 「だから言ったろう、お前たちのような手合いには効かんと。こやつらが普通の人間に見えるか?」
エムシ: 「焦るな。時の権力者を倒そうと考える輩だ。この程度の戦力あって当然だろう」
GM: 見れば、身なりはボロボロ。落ち武者といった風体のやつもいれば、農民のような風体のやつもいる。
捨六: 「──────」
GM: 共通してるのは眼に生気がないことだな。まるで墓からそのまま這い出してきたかのような姿をしている。
実篤: 「……避けて通れぬ道、ですか。しかし、この者達……」
鷲生: 「ふぅん。妖怪の類ってやつか。──あんなのと同じにされちゃ不愉快だ」
GM: あー、捨六はわかるかもなあ。島原の乱で死んだ連中じゃないかなーと思った。
捨六: 無造作に斬り飛ばす。
GM: 斬っちゃったけど。(何)
捨六: 「怒りというものがあるならば今の私がそれだろうな。猪突猛進とうりぼーを笑われん」
実篤: 「武士ではない者までも手勢とするとは…なんという卑劣」
エムシ: 「ウェンカムイの手の者なれば、斬り捨てるが早道だ」
捨六: 大上段から眼前の動く死体を切捨てる。
鷲生: 「ともあれ」すらり。得物を抜き。
鷲生: 「──地に伏せたものは地へと返す。それが、この世に生きるものの義務でもあるからな。──御免!」言い様、手近な相手を切り伏せ。
GM: 「ふふふははは、かつての同胞を斬るか、四条路捨六」
GM: と、怪しげな老人が高いところから見下ろしている。まあ果心居士なんだけどさ。(何)
捨六: 「ああ。貴方に言われずとも斬る。──果心居士──森宗意軒」
GM: 「卑劣、卑劣か。なに、元よりこやつらは貴様ら幕府が皆殺しにしたものどもよ。幕府に仇なせると知り、喜んで冥府より還ってきたわ」
捨六: 「斬って屍重ねて。望むなら貴方まで積み重ねてやろう」
鷲生: 「あんたが話に聞く果心居士か。──ご老体が、無茶をするこった」は。と、人影を見上げ、嗤う。
GM: 数人切り殺しても、すぐに新手がやってきて次第に包囲の輪を狭めていく。
実篤: 「──…」ぐっ、と。言葉を飲み込んで。
鷲生: 「おい、じじぃ。ひとつ教えろ」狭まる輪を意に介さず。声を。
GM: 「何かな」
鷲生: 「竜造寺にいた大ばばぁは、あんたの名前を告げて果てた。──又一郎を手にかけたのはあんたの仕業か? その理由は!?」
GM: 「――そんな連れない事を言うなよ、瓜連」と言い様、果心居士の顔が又一郎の顔につるりと変わる。
鷲生: 「────」その顔に、微かに目を見張る。……一瞬の動揺と共に。
GM: 「この前も、一緒に飯を食った仲だろう?」そのまま、又一郎の顔と声でニィと笑う。
鷲生: 「────ああ、そういやぁそうだったなぁ」は。と、言葉に笑い。
GM: 「ふはは、別に誰でも良かったわ。ただ、藩主である鍋島に近づけるのであれば、な」
GM: 「たまたまこやつが都合よかった、それだけよ」再び、元の醜怪な老人の顔に戻る。
鷲生: 「今思えば……反吐の出る話だぜ、糞じじぃ!」
GM: 「もっとも、思わぬ手傷を受け、そこな猫が化け猫となったのは予想外であったがな」
実篤: 「鍋島どのも、既におぬしが殺めたのか!?」
GM: 「鍋島は未だ生きておるわ。あれにはこれより、倒幕のために乱を起こしてもらわねばならぬでな」
GM: 「さすればもっと多くの人が死に、多くのものが幕府をうらむ死兵として蘇ろう。その分だけ、我が手勢は力を増すというものよ」
実篤: 「…そうか。まだ完全に手遅れでは無いということか」
鷲生: 「……碌でもねぇ血色の夢は、てめぇだけで見ろ、糞じじぃ」
鷲生: 「──他の関係ねぇ人を、冥るものを巻き込むなっ!」声を気合に、“起きた”ものたちを再度冥りへと導きつつ。
GM: 「ふふ、まあ我を止められるものなら止めてみよ。これもまた一つの戦よ、実に愉快」そのままふいと姿を消す。
GM: で、周囲はあれよあれよと言う間に100体くらいの死兵に囲まれているわけだが(何)
鷲生: 「あんたも大概、起きてるのも億劫だろうが」
鷲生: 「いい加減冥っちまえよ。手を貸してやるからな、楽しみに待ってやがれ!」消えるその姿に声を投げつけ。
鷲生: 「……で、どうすっかねこれ」目の前の軍勢に、流石に些か冷や汗交じりの呟き。 ※31
実篤: 「多勢に無勢…早まったか…?」流石に抜かざるを得ないかと、柄巻が指に触れる。
エムシ: 「ああ、そうだったな…。思い出した、“あの時”もこうだった…」
捨六: 「──こんな物が貴方の望んだ未来ですか。四郎様」
実篤: 「…いえ。やるしか無いでしょう。無念と共に土へと還す」自分に言い聞かせて、抜刀──
実篤: 「…………」刀身の中央から先が無い刀を見る(何)
捨六: 「へぇ」
エムシ: 「なるほど、そうだな…。…ハハハ、ようやくわかった」
鷲生: 「……何だ?」笑い声に、振り返り。
GM: じゃあその時。 ※32
GM: ひゅるるるるるる、どかーん。
GM: 何か飛んできて派手に爆発した(何)
実篤: 「のわー!?」至近距離から爆風に巻き込まれ、刀を手にしたまま吹っ飛ぶ。
実篤: 「い、一体何が?」這い蹲った状態から空を見上げる。
鷲生: 「っ、なぁ!?」思わず叫び、あっけ。
捨六: 「────」
エムシ: 「新手の妖術か? 派手だな」
鷲生: と、ともあれ……爆発で道が開けたなら突っ込みますが?
GM: 「ははははははは、困ってるようだな実篤!」
GM: 大手門の上に仁王立ちになる十兵衛。あ、右眼には眼帯してる(何)
鷲生: 「や、柳生さん……?」唖然として声の方を見て。
実篤: 「ええ、ええ。現在進行系で、別の状況に困っていますとも」
実篤: 立ち上がろうとした処に屍体。大慌てで横に転がって避けて、何とか立ち上がる。
実篤: 「ともあれかたじけない。お任せして宜しいですか、十兵衛どの!」
鷲生: 「ま、まぁ、棚から牡丹餅とはこのことだな…行くぞ、皆。あの糞じじぃを叩きのめして根本を立つことが先決だ!」
エムシ: 「さて、ここは奴に任せて先に行こうか」淡々と(マテ)
GM: そのまま宙を舞って一行の傍に飛び降りる十兵衛。(何)
GM: 「やれやれ、行くなら俺も呼んでくれよ」
捨六: とんとんと肩にて刀の背を当てる。息を整え。前を見る。
GM: 「まあ、そのつもりだったがお前らあっさりだな。いいけど」(何)
GM: 「実篤――持って行け」腰から大刀を抜き、放り投げる。
実篤: 「あ、はい…っわ!?」両手で受け止め、その重さに前のめりになる。
GM: 「大事な典太だ、折るなよ?」 ※33
実篤: 「かたじけない、十兵衛どのわっ!!?」言い様、新たに飛んできた砲弾の爆風に煽られ、吹き飛ぶ(何)
鷲生: 「怪我人に殿を任せて申し訳ない」
鷲生: 「──が、貴方ならこの程度の人数、苦も無いでしょう? ……って、おーい、実篤殿……」見送った(何)
GM: 「さて……それじゃあ、ここは俺に任せて行け、お前ら」
捨六: 「死ぬなよ。柳生の」
GM: 言いざまに背中に担いでいた謎のガトリング砲(仮)を構える。(何)
捨六: 「ああ」ぶらぶらり、と。刀を携えて。一目散に駆ける。
鷲生: 「お願いします」一礼し、はいつくばった公儀隠密の手を引っ張って。
鷲生: 「実篤殿、ほら、立つ!」
実篤: 「鷲生どのも、かたじけない…」腰をさすりながら手を引かれ、立つ。
鷲生: 「遅れんなよ!」ぐ。とその腕を引っ張り、駆け出す。
GM: じゃあ十兵衛の笑い声と銃声を聞きながら城内に突入したということで(何)
実篤: なんというトリガーハッピー(何)
鷲生: 笑い声(笑)



 Climax Phase 「うりぼー暁に死す」 ※34
 ScenePlayer:全員

 登場Dice 鷲生: 1d10=(6)=6+64=70
 登場Dice 実篤: 1d10=(2)=2+67=69
 登場Dice 捨六: 1d10=(1)=1+71=72
 登場Dice エムシ: 1d10=(10)=10+73=83

GM: さて。それでは一同は十兵衛の尊い犠牲によって天守閣まで駆け上ってきた。
GM: 「よう来たな」
GM: 待ち受けるは果心居士、宮本武蔵、天草四郎といういずれ劣らぬ魔人たち。
捨六: 「────はは」笑うしかない。
エムシ: 「高見の見物とは、よく言ったものだ」
鷲生: 「満を持して、ってやらかねぇ。じじぃども」は。と笑い捨て。
GM: 「最後にもう一度聞こうか。我らと共に来ぬか」
エムシ: 「かくもウェンカムイは、揃いも揃って高いところが好きのようだな」
実篤: 「…………皆、早いです…よ…………」一人息を切らせ、大典太を杖に。
エムシ: 「私はウェンカムイとは相容れぬ者だ。そうでなくとも、貴様は仕えるに値せぬがな」
鷲生: 「お前は自分の目的のために、俺の友人を殺した。そんなやつの誘いに乗るほど、俺は阿呆じゃねぇ」
捨六: 「目指す所は同じでも。歩む道は違うさ。ただ。──至極共感はする」
GM: 「穂太郎」天草は言葉少なに捨六を見据える。
捨六: 「四郎様。私はもう六度”拠る物”を捨てた”刀狩の捨六”なのです」
GM: 「惜しいかな。力を持ちながら、埋もれる道を選ぶか――まあよい」
捨六: 「かもしれませんね。敗者は敗者なりの──生き方があるものです」
GM: 「では、まとめて相手をしてやろう。ただし、そちらは4、こちらは3。一人ばかり助っ人を呼んでも文句は言うまいな?」
捨六: 「誰かな」
GM: 「来い、阿弖流爲――否、悪路王」という果心居士の言葉と同時に。
GM: ずどーんと屋根が崩れて巨体が落ちてきた(何)
実篤: 「おおう、何事ッ!?」
捨六: 「悪路王──?」
GM: 見ればエムシと同じく、見慣れぬ衣服に身を包んだ巨漢が一人。全身に凶暴な殺気をまとわり付かせ、息も荒く唸っている。
鷲生: 「……相変わらず死人任せかよ、じじぃ……芸がねぇなぁ、ああ?」
GM: 「なに、そやつが会いたかろうと思って呼んでやったまでよ」
エムシ: 「フム、礼を言わねばならぬことが増えたかもしれんな」
GM: 「田村麻呂……よくも、よくも裏切ったなああああああああああああっ!」血走った眼で咆哮する悪路王。
GM: 「まあ……ちと、ここは弱くなったがのう」頭を指差して嘯く果心居士。
エムシ: 「貴様ほど、イカレてはいまい」
GM: 「弁はもうよかろう」言って前に進み出る武蔵。
捨六: 「四郎様。今、貴方は”父の刀”を持っていますか」
GM: 「いや……生憎と、心当たりはない」首を振る天草。
捨六: 「そうですか。ならまだやらなければならない事があるようです」
捨六: 「死ねません」鯉口を抜く。
GM: 「では、始めようか」果心居士の一声と共に結界が張られる。
GM: で。こっちは武蔵が前にいて、後は後ろ3人でまとまってる。
GM: ちなみに空気と化してるこまはうりぼーに引っ付いてるから。(何)
鷲生: おおぅ。
GM: ああ、あと衝動振ってね。衝動(何)
 衝動判定Dice 捨六: 9r10=(10,8,8,2,2,3,7,2,7)=Critical!!
 衝動判定Dice 捨六: 1r10=(1)=11
 Dice 捨六: 2d10=(3,2)=5+72=77
捨六: 77で成功かな。
 衝動判定Dice 鷲生: 4d10=(6,1,7,2)=16
鷲生: 成功はしてる。
 Dice 鷲生: 2d10=(8,9)=17+70=87
GM: がっつり上がったな(何)
鷲生: ぬぁぁ! 成功の87%〜
 衝動判定Dice 実篤: 9r10=(9,1,3,8,6,9,5,7,4)=9+1=10
 Dice 実篤: 2d10=(2,8)=10+69=79
実篤: 成功して79%。
 衝動判定Dice エムシ: 7r10=(5,10,1,10,2,5,4)=Critical!!
 衝動判定Dice エムシ: 2r10=(5,4)=15+2=17
 Dice エムシ: 2d10=(10,2)=12+83=95
エムシ: 成功の95%。さよなら、現世(マテ)
GM: 捨六・水無月(15)→天草四郎(14)→エムシ・宮本武蔵(13)→うりぼー(9)→果心居士・悪路王(8)
鷲生: 名前(何)
実篤: 「避けて通れぬならば…やるしかないのか」諦めたように呟いて、両手で抱えていた大典太を鞘から抜く。
実篤: 後世に「天下五剣の一つ」と謂われる業物。その扱い、データ的には攻撃力+4(何)
GM: ユル侍ではその真の力を解き放てないんだよ(何)
実篤: だいたいそんな処でしょうね(何)
実篤: 「……これが名刀と名高い………普通の刀に見えますね」率直な感想をぽつりと(何)
GM: どうせならあそこで調達判定して名刀にしとけばよかったのに。今からやるか?(何)
実篤: じゃあやってみます。大典太の名誉のために(何)
 Dice 実篤: 4r10=(5,4,2,9)=9+1=10
鷲生: おめでとうございます(拍手)
GM: じゃあその実篤の呟きに反論するように急に名刀になった。(何) ※35
実篤: 「ややッ。突然何かが変わったような…」
GM: 後のドSブレイドである
鷲生: な、なんだってー(何)
GM: じゃあ始めるので各自エンゲージ申告。
実篤: 接敵宣言はしてないので、後衛。
エムシ: 誰ともエンゲージしない位置に。
捨六: 武蔵と同一エンゲージに。
鷲生: んー。単独で、ノーエンゲージ。
GM: 了解した

■□Round 1□■

GM: では第一ラウンドセタップ。こちらは武蔵以外ヴァイタルあっぷっぷ
鷲生: なっしん。
実篤: セットアップ無し。
捨六: なっしん。
エムシ: ありません。

GM: では15で捨の字と実篤。
実篤: 演出より先に、データ的にエフェクトを使っておきます(何)
実篤: マイナーで《赫き剣》HPを19消費。HPは1に。
実篤: 「此処で尻尾を巻いて逃げるわけには参りません…」細かく震えながらも剣を構え、メジャーで武蔵エンゲージへ移動。
GM: 「その刀……十兵衛のものだな。ほう、お主が代理というわけか」 ※36
実篤: 「そのようですね…」ハハ、と乾いた笑いしか出ない。

捨六: マイナーで鯉口を切り体勢低くして踏み込み。
捨六: メジャーで水無月と入れ替わりに武蔵の傍を駆ける。天草にエンゲージ。
GM: スルーされた。(何)

GM: では天草は待機する。

GM: で、13になってエムシ。
エムシ: 待機します。

GM: じゃあMUSASHIが目の前の人を斬るか。サクっと。(何)
GM: 「儂の前に立ったが不幸と思うが良い」《マルチウェポン》+《吼え猛る爪》
実篤: 「ちょ、お手柔らかにーっ!?」
 Dice GM: 14r10=(4,1,4,7,8,5,10,10,3,7,8,5,10,4)=Critical!!
 Dice GM: 3r10=(4,6,3)=16+40=56
実篤: 流石は剣豪。回避能力なんぞありません、ダメージください(何)
 ダメージDice GM: 6d10=(9,5,7,7,9,8)=45+7=52
GM: おお、装甲無視52だ。多分3つくらいにバラバラにした。(何)
 《リザレクト》Dice 実篤: 1d10=(7)=7+82=89
実篤: 一瞬で血溜まりの中へと沈む。
GM: 「これで死なぬか。誠に人外の者と相対するは愉快」
GM: 一瞬で朱に染まった二刀から血を振り払う。

GM: で、天草が割り込んで動く。
GM: 《さらなる力》+《狂戦士》+《マインドエンハンス》 目標値13ね。
 Dice GM: 8r7=(3,4,5,4,10,2,2,7)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(7,9)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(5,6)=26+3=29
GM: ほい成功。C値-1、ダイス+4、未行動に。あ、対象は武蔵ね(何)
GM: 「剣聖と呼ばれるその腕、存分に振るってもらおうか」

GM: んでうりぼー。
鷲生: んー。待機で。

GM: では果心居士と悪路王。
GM: 「黄泉路より出でよ、亡者ども」こつん、と持っている杖で床を叩く。
GM: 《愚者の軍団》+《血の従者》+《血族》でー。
 Dice GM: 10r7=(4,10,9,8,3,7,7,4,5,10)=Critical!!
 Dice GM: 6r7=(4,3,6,10,10,3)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(7,7)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(10,6)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(1)=41+5=46
GM: HP46の従者が3体でた。
鷲生: のぉぉ

GM: 悪路王はどうすっかなー。まあ捨六を殴ろう(何)
GM: マイナーで《破壊の爪》、メジャーで《獣の力》+《鬼の一撃》。
 Dice GM: 11r7=(6,9,10,9,10,8,8,9,2,1,10)=Critical!!
 Dice GM: 8r7=(8,1,7,9,9,2,1,5)=Critical!!
 Dice GM: 4r7=(2,5,10,3)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(6)=36+4=40
GM: 白兵で40とくらあ
捨六: 避ける気などない。こいや(何
 ダメージDice GM: 5d10=(1,5,4,7,2)=19+13=32
GM: 装甲アリ32点。腕から長大な鍵爪を生やし、吼えて一薙。
捨六: HP0になり[昏倒]。[リミットブレイク/ラストアクション]を宣言。
GM: 出た。マゾ組み合わせ(何)
捨六: まーな(何)
捨六: 《コンバットシステム/コントロールソート/オウガバトル/ラストアクション/リミットブレイク》 侵食率:92
 Dice 捨六: 18r8=(8,8,9,9,7,10,9,10,4,10,7,4,3,10,7,7,9,3)=Critical!!
 Dice 捨六: 10r8=(10,10,4,2,9,2,4,4,9,6)=Critical!!
 Dice 捨六: 4r8=(3,1,1,8)=Critical!!
 Dice 捨六: 1r8=(3)=33+2=35
捨六: 35で悪路王に白兵。
GM: はい竜鱗(何) ダメージくれ。
 ダメージDice 捨六: 4d10=(6,6,5,5)=22+2=24
捨六: 24かね。
GM: かきーん。瞬時に肉体が鋼化して斬撃を弾く。 ※37
 《リザレクト》Dice 捨六: 1d10=(4)=4+92=96
捨六: 96・HP4にて終了。

GM: では待機組
エムシ: では、インタラプト宣言。
鷲生: インタラプトすっかね。行動順でエムシを先に。
エムシ: 行動消費で果心居士等のエンゲージに入って終了。
GM: ほいほい。

鷲生: では此方。マイナーで武蔵にエンゲージ。
鷲生: 「さっきは水を差された。今度は付き合ってもらうぜ、宮本の」
鷲生: 白兵4+《鬼の一撃/獣の力/コンバットシステム/マルチウェポン》これで侵食率98%
GM: 「来い――武蔵の剣、その身でとくと味わうが良い」
鷲生: 「まだ我流だがな……付き合ってもらうぜ、剣聖、宮本武蔵!」吼え声とともに振るう二振り
 Dice 鷲生: 12r8=(9,2,8,8,3,9,2,7,3,3,9,2)=Critical!!
 Dice 鷲生: 5r8=(8,8,3,4,8)=Critical!!
 Dice 鷲生: 3r8=(4,5,10)=Critical!!
 Dice 鷲生: 1r8=(10)=Critical!!
 Dice 鷲生: 1r8=(6)=46+4=50
GM: おお
鷲生: 50で。ペナは得になし。
GM: 《マルチウェポン》+《カウンター》+《吼え猛る爪》
 Dice GM: 18r9=(10,3,1,5,5,4,4,6,2,10,4,7,5,4,2,9,6,2)=Critical!!
 Dice GM: 3r9=(2,9,3)=Critical!!
 Dice GM: 1r9=(6)=26+40=66
GM: ほいカウンター(何)
鷲生: ちぃっ! 上乗せがきついな! ダメージこいやー。
 ダメージDice GM: 7d10=(5,9,9,9,10,7,4)=53+7=60
GM: 装甲無視60。ダメージでかすぎるな。なんだコイツ。(何)
実篤: さすが剣豪(何)
GM: 大刀で斬撃を裁き、即座に小刀が一閃。
鷲生: うむ。竜鱗といっても無駄。リザレクト。
 《リザレクト》Dice 鷲生: 1d10=(8)=8+98=106
GM: 「筋はいい……が、まだこの武蔵には及ばぬ」
鷲生: 「まだまだぁっ!」

GM: で、セカンドアクションへ移行する。
実篤: 無しです。
エムシ: ありません。
鷲生: なし、で。
捨六: じゃあ遠慮なくセカンドアクションするぜ(何)
GM: かまーん
捨六: 《コンバットシステム/コントロールソート/オウガバトル/デュアル・デュエル》  対象:天草四郎
 Dice 捨六: 21r7=(2,6,8,5,3,4,7,8,10,8,3,2,6,6,2,7,4,9,7,5,7)=Critical!!
 Dice 捨六: 9r7=(3,2,1,9,3,1,9,8,2)=Critical!!
 Dice 捨六: 3r7=(1,6,5)=26+2=28
捨六: 28で白兵。侵食率は105。
GM: 悪路王がカヴァー。で、《竜鱗》。ああ、炎陣使用ね。
 ダメージDice 捨六: 3d10=(3,5,3)=11+2=13
GM: かーん
捨六: 「やはりこの身は非力だな」 ※38

■□Round 2□■

GM: では第二ラウンド。セットアップ。
捨六: 無し。
エムシ: ありません。
実篤: 無しです。
鷲生: なしです。
GM: 果心居士が《血の戦馬》ね。従者の一人を鷲づかみにしてもしゃもしゃ食う(何)

GM: ではトップ。捨六と実篤。
捨六: 行動待機。
GM: 捨六はしばらく待機だな。これ。(何)
捨六: まぁね(何)

実篤: 「………」自らの血溜まりの中からゆるりと立ち上がり、朧気な意識の中で刀を構える。
実篤: 「── 十兵衛どのの、目を、潰させたのは……私のせいだ…」
実篤: ぶつぶつと呟いて、己の血が滴る大典太を振るう。マイナー無し。対象は武蔵。
実篤: 白兵4+《オウガバトル/コントロールソート/ブラッドバーン》 侵蝕値+7→96%
 Dice 実篤: 12r8=(7,5,5,3,10,8,3,3,2,5,6,5)=Critical!!
 Dice 実篤: 2r8=(1,2)=12+4=16
GM: ……まあカウンターしとく。(何)
GM: 《マルチウェポン》+《カウンター》+《吼え猛る爪》
 Dice GM: 14r10=(8,5,8,9,2,5,5,2,4,3,1,1,8,10)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(9)=19+40=59
GM: 59でー。
 ダメージDice GM: 6d10=(7,7,5,3,9,7)=38+7=45
GM: 装甲無視45。
GM: 「そのような迷った剣では武蔵は切れぬ」
実篤: あまりにも緩慢な動きはあっけなく見切られ、逆にこの身に刀を受ける。HP0。
 《リザレクト》Dice 実篤: 1d10=(3)=3+96=99
GM: まだ覚醒しないwwww
鷲生: 粘るなぁ……
実篤: 「…………」言葉も無く、よろりと躰を支える。

GM: で、天草が武蔵に《さらなる力》+《狂戦士》+《マインドエンハンス》(これで@1) 目標値13ー。
 Dice GM: 8r7=(8,3,3,8,2,6,3,1)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(7,6)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(4)=24+3=27
GM: 再行動+その他支援効果。

GM: で、エムシ。
エムシ: まあ、回避値見たいから、全力出して見るか…。 ※39
エムシ: マイナー無し、メジャー《全知の欠片》《ガラスの剣》《ピンポイント・レーザー》《レーザーファン》《コンバットシステム》《達人の業》《急所狙い》《抜き打ち》《確定予測》対象:エンゲージ内の敵全員
 Dice エムシ: 19r7=(2,10,6,3,5,7,2,3,10,4,9,8,2,7,3,7,3,2,3)=Critical!!
 Dice エムシ: 7r7=(10,3,9,3,7,6,2)=Critical!!
 Dice エムシ: 3r7=(3,1,6)=26+4=30
エムシ: 30、回避ペナ9個、受けなら8個。
GM: 果心居士が《意志無き者の舞い》+《血族》
 Dice GM: 8r7=(2,4,5,8,1,7,2,8)=Critical!!
 Dice GM: 3r7=(6,1,2)=16+2=18
鷲生: おおー。
GM: 天草は……いいや、食らう。従者Aも果心居士と同じコンボで。
 Dice GM: 6r7=(6,10,9,6,3,3)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(4,6)=16
GM: ぎゃあ
鷲生: 当たる当たる。
GM: えーと悪路王が《炎陣》で天草をカヴァー、従者Bも避けよう(何)
 Dice GM: 6r7=(3,10,2,3,4,8)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(7,5)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(7)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(9)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(8)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(6)=56
GM: ……避けた。(何)
実篤: 華麗すぎる(何)
鷲生: すげぇ。
エムシ: タイタス使っても意味無し(笑)
GM: 果心居士、従者A、悪路王(2倍ヒット) ダメージくれ
 ダメージDice エムシ: 6d10=(1,7,6,5,2,5)=26+2=28
エムシ: 【対抗種】込み、28点装甲無視
GM: 悪路王が《氷雪の守護》
 Dice GM: 4d10=(10,8,5,4)=27
GM: 56-27=29もらい。 残りもそれぞれダメージもらった。
エムシ: 「あいかわらず、不便な身体だ…」斬ると同時に、吹き出る自らの血を見て

GM: で、武蔵は待機。

GM: うりぼーだな。
鷲生: んー……一旦待機する。 ※40
GM: では果心居士はマイナーで従者に命令。従者ABがそれぞれ
GM: 《ウルトラ・ボンバー》+《封印の呪》+《血族》を捨六とエムシに(何)
 Dice GM: 14r7=(5,4,2,10,2,10,4,9,10,8,6,9,5,3)=Critical!!
 Dice GM: 6r7=(1,5,10,6,7,3)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(5,5)=25
 Dice GM: 14r7=(1,8,8,5,7,6,9,1,4,6,6,9,5,8)=Critical!!
 Dice GM: 6r7=(8,1,8,8,10,4)=Critical!!
 Dice GM: 4r7=(6,4,6,9)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(5)=35
GM: 捨六に射撃25、エムシに射撃35、ダメージ入ると次の行動にC値+1。
GM: 飛びついて爆発する(何)
捨六: 武士の嗜みとして回避ぐらい取っておくべきだな(何)
GM: ひらめかないノイマンには無理な話だな(何)
エムシ: 《全知の欠片》《ゆらめき》《アナライズ》で回避。
 Dice エムシ: 19r7=(10,4,9,7,3,5,10,1,10,6,2,5,4,4,8,6,3,2,2)=Critical!!
 Dice エムシ: 6r7=(10,2,5,7,3,8)=Critical!!
 Dice エムシ: 3r7=(3,9,6)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r7=(5)=35+2=37
エムシ: 回避。
GM: むお、避けよった
鷲生: (拍手)
捨六: 素回避でさようなら(何)
 Dice 捨六: 6r10=(5,3,1,7,2,6)=7+1=8
GM: 空しくダイブして空中で爆散従者B! 捨六は自爆テロに巻き込まれた。
捨六: ダメージおくれ(何)
 ダメージDice GM: 3d10=(6,4,5)=15+20=35
GM: 装甲あり35だ。まあダメージに関係なく死ぬと思うが。君は。(何)
捨六: HP4だったので[昏倒]。
捨六: ラストアクションしても虚しいだけなのでそのまま寝とく(何)
捨六: 襤褸雑巾の如く。撥ねて。転がって──血を吐いて動かなくなった。

エムシ: 「人ではない相手は慣れている。今まで、そういう戦い方をしてきた相手がいないとでも思ったか…」
GM: 「なれば、その刃。かつての主に存分に振るうがよかろう」
GM: という果心居士の台詞と同時に悪路王が悪路パンチ。《獣の力》+《鬼の一撃》
 Dice GM: 11r7=(3,3,3,9,8,7,10,7,2,1,6)=Critical!!
 Dice GM: 5r7=(6,8,1,9,8)=Critical!!
 Dice GM: 3r7=(8,10,9)=Critical!!
 Dice GM: 3r7=(1,9,8)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(6,2)=46+4=50
GM: 回ったな。白兵50。さすがたつきダイス。
鷲生: たつきダイスはGMの味方です……碌でもねぇなコイツ
エムシ: 《全知の欠片》《ゆらめき》《アナライズ》で回避。
 Dice エムシ: 20r7=(8,2,1,6,2,7,4,5,3,3,4,3,2,5,1,2,3,9,2,3)=Critical!!
 Dice エムシ: 3r7=(9,4,4)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r7=(3)=23+2=25
エムシ: 振るわなかったな…ダメージください。
 ダメージDice GM: 6d10=(1,2,4,3,3,9)=22+11=33
GM: 装甲アリ33点。ドス、と鍵爪が身体を貫く。
エムシ: 果心のロイスをタイタス。昇華して復活。

GM: で、うりぼーは動かないかな。なら武蔵が動くが。
鷲生: ……んー。何かアレだが。インタラプト。マイナー+メジャー使用で後方エンゲージに移動します。
GM: ほい。果心居士のほうへ移動するってことね。
鷲生: です。
GM: ユル侍が、ここはせっしゃにまかせて(ry)とか言うところじゃないのか(何)
鷲生: 言って下さい。
実篤: 「………十兵衛どのと戦います。鷲生どのは、向かわれよ」
実篤: 無理に笑顔を繕って、血に濡れた顔を向ける。
鷲生: 「……ああ、すまんな。今度はこっちが水を差した」
GM: 「……おい、気をつけろよ。いくらお前が頑丈でも、次に斬られたら死ぬかもしれないぞ」
GM: 背中にぶら下がったこまは言った。
鷲生: 得物を一旦引き、脇を抜けて奥へと。
鷲生: 「死んだらそれが寿命だ」
実篤: しっかりと握りしめる太刀の重さは、徐々に感じなくなっている。

GM: ではMUSASHIが
GM: 「――主のそこに眠る化物、見せてみよ」《マルチウェポン》+《吼え猛る爪》
 Dice GM: 18r9=(6,8,6,6,8,6,10,10,6,7,9,4,6,3,10,5,3,8)=Critical!!
 Dice GM: 4r9=(1,3,8,4)=18+40=58
GM: 白兵の58っと。実篤をズバット惨状
実篤: 鷲生達の処へ向かわせまいと回避せず。ダメージどうぞ。
 ダメージDice GM: 6d10=(9,7,5,9,4,6)=40+7=47
GM: 十文字に切り裂く。装甲無視47点。こいつダメージでかいな。(何)
実篤: さくっと《リザレクト》
 《リザレクト》Dice 実篤: 1d10=(5)=5+99=104
実篤: 104%のHP5に。裂かれ、蹌踉めきながら後逸。されども臥せず。
実篤: 「……化物、か」とりあえず以上(何)

GM: ではクリンナップを飛ばして第3ラウンドのセットアップも飛ばして
GM: 捨六も飛ばして実篤(何)
鷲生: ん。待った。GM
GM: あい、なんでしょ。
鷲生: セカンドEF取得宣言後、攻撃していいかな。
GM: いいすよ。
鷲生: では《狼牙》を取得。
鷲生: 白兵4+《鬼の一撃/獣の力/コンバットシステム/狼牙/マルチウェポン》にて。走り様果心に斬りかかる!
 Dice 鷲生: 15r7=(6,10,7,8,9,9,8,9,1,4,7,4,6,6,8)=Critical!!
 Dice 鷲生: 9r7=(5,9,10,5,2,5,9,1,9)=Critical!!
 Dice 鷲生: 4r7=(1,2,1,3)=23+4=27
GM: 避けてみようか。《意志無き者の舞い》+《血族》
 Dice GM: 16r7=(3,9,10,7,2,9,5,3,5,6,6,8,3,9,3,8)=Critical!!
 Dice GM: 7r7=(7,9,3,2,1,2,3)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(5,9)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(4)=34+2=36
GM: ゆらり、と飛び上がってその剣先に乗る。
鷲生: 当たらないか……。侵食は119%
GM: 「遅い、遅いのう――」
GM: どうせならFPA込みで悪路王を殴るべきだったな。(何)
鷲生: 「……ち。じじぃの癖に動き早ぇじゃねぇの?」


■□Round 3□■

GM: では第三ラウンド。捨六+実篤。
実篤: では私から。
実篤: 「──おぬしは鋭いな。此の男よりも」馴れた動作で正眼に構える。
実篤: 自身の血を吸った刀身は更に長く、赫く。夜月に輝く。 ※41
GM: 「――何を眠らせておるかと思えば。鬼かよ」赤く輝く刀を見て、二刀を構える。
実篤: マイナー無し。《オウガバトル/コントロールソート/マルチウェポン》 侵蝕値+8 対象は武蔵。
 Dice 実篤: 17r7=(10,3,4,2,8,7,1,5,2,8,9,4,1,10,6,3,1)=Critical!!
 Dice 実篤: 6r7=(1,10,9,3,8,6)=Critical!!
 Dice 実篤: 3r7=(7,9,6)=Critical!!
 Dice 実篤: 2r7=(4,8)=Critical!!
 Dice 実篤: 1r7=(10)=Critical!!
 Dice 実篤: 1r7=(10)=Critical!!
 Dice 実篤: 1r7=(4)=64+4=68
GM: うわやべwwwwwww切り殺されるwwwwwww
GM: がんばれ武蔵 《マルチウェポン》+《カウンター》+《吼え猛る爪》
 Dice GM: 14r10=(1,8,10,9,1,4,8,9,9,5,5,4,10,2)=Critical!!
 Dice GM: 2r10=(6,1)=16+40=56
GM: やっぱり無理か。ダメージplz
 ダメージDice 実篤: 7d10=(2,6,1,10,1,8,5)=33+28=61
実篤: 装甲値有効61点。
GM: 宮本武蔵必殺の刀法。大刀で敵の斬撃を受けとめ、小刀で切り払う。
GM: が、赤き刃はそのまま大刀をへし折り、武蔵の身体を真っ二つに裂いた。
GM: 「――見事。人の身を捨てても、この刃月を切るには至らなんだか」
GM: そのままどう、と倒れる。
実篤: 針月の笑みを浮かべ、振り返る。
実篤: 「愉しかったぞ?」嗤い、血を払う。

GM: 捨六はまだ寝てるかな。
捨六: まぁまだ寝てます。
GM: では天草も待機だ。

GM: エムシどうぞ。 ※42
捨六: ”天草四郎”のロイスをタイタスに、使用して起き上がり。インタラプトします。
GM: 了解。
エムシ: 「“刀狩り”…おまえの気を、“刀”に貸して欲しい」
捨六: 刀を杖にして立ち上がり。「ああ。この気持っていくがいいさ」
 Dice 捨六: 6r11=(1,7,3,10,10,8)=10+2=12
捨六: 達成値12でエムシを攻撃。
エムシ: 《ゆらめき》《アナライズ》のみで回避
 Dice エムシ: 16r10=(6,9,4,10,1,9,1,10,8,8,9,10,9,5,7,10)=Critical!!
 Dice エムシ: 4r10=(5,3,10,10)=Critical!!
 Dice エムシ: 2r10=(2,9)=29+2=31
捨六: とん、と大地に刀を当てる。
GM: 「……? 乱心したか、小僧」訝しげに呟く果心居士。
捨六: 「────大地に手を。理想を──絶やさない為に」
エムシ: 「…確かに、受け取った」
エムシ: 「そして、王よ…。あの時の約束…今度は最後まで足掻かせていただきます!」
GM: 悪路王は両手を広げてエムシの前に立ちはだかる。
捨六: 鞘を捨てる。「見届けるぞ。──”刀”」
エムシ: マイナー無し、メジャー《全知の欠片》《ガラスの剣》《ピンポイント・レーザー》《レーザーファン》《コンバットシステム》《達人の業》《急所狙い》《抜き打ち》《確定予測》対象:エンゲージ内の敵全員
 Dice エムシ: 23r7=(8,1,5,8,10,7,8,1,6,3,1,5,7,4,2,8,2,6,2,3,10,6,3)=Critical!!
 Dice エムシ: 8r7=(4,6,10,5,4,9,10,9)=Critical!!
 Dice エムシ: 4r7=(5,1,6,7)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r7=(8)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r7=(8)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r7=(7)=Critical!!
 Dice エムシ: 1r7=(4)=64+4=68
GM: うわ止まらないな
エムシ: 68、回避に16個、受けに13個ペナ。 ※43
GM: ああうん全員避けられない。さわやかに悪路王が天草を炎陣でカヴァー(何) ダメージくれ
エムシ: そこまで計算して案出したんですよ(笑)
 ダメージDice エムシ: 9d10=(3,4,1,5,2,2,2,7,7)=33+5=38
エムシ: へたった(笑)【対抗種】込み38点装甲無視。
GM: 《氷雪の守護》と言っておこうか。
 Dice GM: 4d10=(4,8,8,10)=30
GM: 76-30=46か。さすがに死ぬ。
GM: 弧を描いた刃は悪路王の巨体にめり込み、半ばで動きを止め。
GM: 「……俺は……民を……守れ……」
GM: そのままがく、と膝を突き動かなくなる。
エムシ: 「ウェンカムイは滅す。そのための“刀”となる…貴方との、もう一つの約束です…」
GM: 「さてもその力、つまらぬことに使うと決めたものよな」結構痛い果心居士(何)

GM: ではうりぼーだ。
鷲生: 「てめぇも……いい加減くたばれや。この死にぞこないが」
GM: 「貴様にできるか、小僧」
鷲生: 「何度も言わすな。──お前は又一郎の、俺の友人を殺した。それだけで、充分な理由になるってなぁ!」
鷲生: 白兵4+《鬼の一撃/獣の力/コンバットシステム/抜き打ち/マルチウェポン》侵食率は132%
鷲生: 更に又一郎のロイスをタイタス化。C−1適用。回避DP4個込みで。
GM: 大盤振る舞いだな。来い。
 Dice 鷲生: 16r6=(5,9,4,1,10,6,7,3,5,7,7,6,8,5,2,8)=Critical!!
 Dice 鷲生: 9r6=(10,10,10,7,1,3,10,8,7)=Critical!!
 Dice 鷲生: 7r6=(3,10,5,7,6,3,7)=Critical!!
 Dice 鷲生: 4r6=(8,7,9,8)=Critical!!
 Dice 鷲生: 4r6=(9,4,8,10)=Critical!!
 Dice 鷲生: 3r6=(5,10,7)=Critical!!
 Dice 鷲生: 2r6=(6,6)=Critical!!
 Dice 鷲生: 2r6=(5,2)=75+4=79
GM: ちょwwwwとまらねwwwww
鷲生: うっし! 79! 最後は味方してくれた!
GM: おのれ裏切ったなたつきダイス!(何)
GM: 《意志無き者の舞い》+《血族》
 Dice GM: 16r7=(2,3,8,8,3,8,1,4,7,9,6,4,6,1,10,6)=Critical!!
 Dice GM: 6r7=(6,8,2,5,3,6)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(4)=24+2=26
GM: ぎゃあ、ぜんぜんまわらね
鷲生: 修羅宣言しておくか。これで135%。
鷲生: 太刀の二段。見よう見まねで武蔵の手。小太刀の一撃も叩き込む。
 ダメージDice 鷲生: 9d10=(10,9,4,6,4,10,9,5,2)=59+22=81
鷲生: 81点装甲有効。
GM: ぶほっ。最大HPから一撃で死ぬくらいのダメージ。まあ《不死不滅》(何)
GM: 「――希代の大妖術師、果心居士をこれで殺せると思うてか」
鷲生: 「くたばりぞこないが」

GM: 「次はこちらの番ぞ」言って切られた腹に手を突っ込み、肋骨をべきぼき取り出す(グロ注意)
GM: 《ブラッドバーン》+《血族》+《骨の武具》+《貪欲なる拳》+《命の剣》でー。
 Dice GM: 21r7=(6,3,3,1,9,10,5,10,2,6,6,9,10,2,1,3,5,10,1,1,7)=Critical!!
 Dice GM: 7r7=(5,10,3,7,8,6,4)=Critical!!
 Dice GM: 3r7=(8,7,3)=Critical!!
 Dice GM: 2r7=(4,1)=34+3=37
GM: うわ低。白兵37。
鷲生: 結構でかそうだな。まぁ、一応《竜鱗》宣言します。 ※44
 ダメージDice GM: 4d10=(8,1,6,5)=20+25=45
GM: 装甲アリ45。
鷲生: 45か。それは無理。倒れます。
GM: じゃあその瞬間こまがカヴァーリングするわ(何)
鷲生: って、おい!?
GM: とん、と横に逸れる身体。同時にこまの身体に骨の刃が突き刺さる。
鷲生: 「──おい、こま!?」流石に目を見張り、声を。
GM: 「ごふ……お前には、借りがあったからな。これで、返したぞ」
鷲生: 「阿呆、そんなもんはいいんだ。貸した覚えねんてねぇ!」
GM: 「――猫は祟るが、恩も返す。覚えておけよ」
GM: 「それに、自分のためでもないのに必死に戦っているお前たちを見ているとな――不思議に、こうしてもよいかと思った。それだけだ」
GM: で、ずるりと刃から抜けて横たわる。
鷲生: 「……ああ、覚えた。──だから、貸し借りも消えたんなら、お前もまだ生きてろこらぁっ!」
鷲生: 地に着く瞬間、かろうじて身を支え、叫ぶ。

GM: では空気読まずに天草がインタラプト。
GM: 「穂太郎――生きて僕と共に歩めぬと言うならば、死して我らの同胞となれ」
GM: 恐怖の幻覚アタック《絶対の恐怖》+《蝕む声》+《錯覚の香り》+《エンジェルヴォイス》
捨六: 「──────」
 Dice GM: 17r8=(9,9,4,4,8,2,10,8,6,6,5,8,2,5,8,2,3)=Critical!!
 Dice GM: 7r8=(6,2,8,10,6,7,6)=Critical!!
 Dice GM: 2r8=(6,8)=Critical!!
 Dice GM: 1r8=(1)=31+3=34
GM: 意志で34だ。
捨六: 回避放棄。
 ダメージDice GM: 4d10=(1,6,6,1)=14+2=16
GM: 装甲防御無視16。島原の亡霊が、群れを成して押し寄せてくる。 ※45
捨六: HP4で立ってますが(何)
捨六: 「──────ハハ」目も虚ろにただ笑った。
GM: 死なないね。はい次行こうか。(何)


■□Round 4□■

GM: ではトップ! 捨六と実篤! ※46
実篤: 「──さて」
実篤: 穏やかに笑って、足下の亡骸には目もくれず、視線を余所へと。待機。

捨六: では──行動します。 ※47
捨六: がくがくと血を流しすぎた身体で。足踏みしめ。刀を逆手に握り。
捨六: 己の膝を刺す。対象:自分 
 Dice 捨六: 6r10=(4,10,2,8,9,9)=Critical!!
 Dice 捨六: 1r10=(5)=15+2=17
 ダメージDice 捨六: 2d10=(7,3)=10+2=12
GM: 「――穂太郎」目を見開いて捨六を見つめる天草。
捨六: [昏倒]──ラストアクション。
捨六: 《コンバットシステム/コントロールソート/オウガバトル/ラストアクション》 対象:天草四郎時貞
 Dice 捨六: 22r7=(6,10,2,1,3,5,1,2,2,9,10,6,6,2,3,3,5,3,9,2,2,1)=Critical!!
 Dice 捨六: 4r7=(8,5,6,8)=Critical!!
 Dice 捨六: 2r7=(2,5)=25+2=27
捨六: 27で1の太刀。
GM: 《命の盾》+《マインドエンハンス》(ラスト)
 Dice GM: 8r7=(10,8,4,1,3,1,7,4)=Critical!!
 Dice GM: 3r7=(6,8,2)=Critical!!
 Dice GM: 1r7=(4)=24+3=27
GM: おお、同値避け。空気嫁俺。(何)
捨六: 「私はこの場に相応しくないほどに弱い。だから命ぐらい容易にかけられる」
捨六: 父親のタイタスを昇華。達成値を上昇させる。
 Dice 捨六: 1d10=(10)=10+27=37
GM: きたー
 ダメージDice 捨六: 4d10=(6,5,4,4)=19+2=21
捨六: 21点の装甲あり。
GM: まだ死なない。何時薙いだか。己の身体を貫いた刃が、天草四郎の身体を貫く。
捨六: 二の太刀。
捨六: 《コンバットシステム/コントロールソート/オウガバトル/ラストアクション》  侵食率:126 
 Dice 捨六: 22r7=(5,1,8,2,1,3,10,7,4,8,1,9,1,8,3,8,6,1,1,2,7,10)=Critical!!
 Dice 捨六: 9r7=(2,3,9,3,8,9,8,10,2)=Critical!!
 Dice 捨六: 5r7=(7,6,7,8,6)=Critical!!
 Dice 捨六: 3r7=(2,6,1)=36+2=38
GM: 一応命の盾るか。(何)
 Dice GM: 8r10=(10,3,3,6,4,1,3,8)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(6)=16+3=19
GM: ダメージカマン
 ダメージDice 捨六: 4d10=(6,1,1,9)=17+2=19
捨六: 19点。
GM: お、ピタリ死んだ。命拾いしたな!(何)
捨六: 有難う(何)
GM: 「――僕は――」ぐ、と自分の身体に突き刺さった刃を引き抜き。
捨六: 「貴方はあの時。島原で死んだのだ」
GM: 「本当は、幕府とか、どうでもよかったのかもしれない」ずるり、と崩れ。
捨六: 「それが私は酷く悲しい。だが──今会えて良かった」
GM: 「穂太郎――いや、捨六。君は――謝らないでくれ」
GM: そのまま地に伏せた。
捨六: 「貴方を護れなかった事。それだけが棘として。残っていたのです」
捨六: 「──申し訳ありませんでした。四郎様」
捨六: パキリと酷使した刀が折れ。自身も倒れる。

GM: ではうりぼーだな。ヘイお待ち。
鷲生: 成長申告。《獣の王》1Lv取得。 ※48
GM: 了解(何)
鷲生: 「終わりにしてやるぜ、果心居士」
鷲生: ゆらり。血の滾るままに立ち上がり。一本の得物に手を添える。
GM: 「やってみせい、小僧」こちらも血まみれで飄然と立つ。
鷲生: 《獣の王》のみ使用。リアクション不可。気合とともに目の前に立つものへと太刀を振り下ろす。
 Dice 鷲生: 11r10=(4,7,1,7,7,9,7,2,1,3,5)=9+4=13
GM: リアクションできないでゴザルの巻。ダメージをくれでござるの巻。
 ダメージDice 鷲生: 2d10=(3,2)=5+7=12
GM: 死んだでござる(何)
鷲生: 低いぜ。
GM: HP1だよwwwwww
鷲生: 解ってるからやったんじゃないですか!
GM: 棒立ちのままその斬撃を食らう。 ※49
GM: 「――我の長き人生に幕を引くのが、主のような小僧とはな」
鷲生: 「いい加減、くたばれ──!」
GM: 「確かに、大乱の時代はもう終わったかもしれん。だが――いずれ、我のように争いの種を撒く者は現れよう」
GM: 「我を討ち果たした、その力がある限りな」
GM: で、真っ二つになって死んだ(何)
鷲生: 「そんな大儀なんざ俺には関係ねぇ」ぴ。と得物の血を払い。
鷲生: 「お前は、又一郎の仇。……俺に取っちゃそれだけのことだ」
鷲生: 言い捨て、再度こまを抱き上げる。……生きてますか?
GM: そうだな、好きなほうで(何)
鷲生: 生きててください!
GM: じゃあ手当てすれば助かる(何) で、戦闘終了。
実篤: 「お疲れ様」 懐紙で血を拭い、刀を仕舞う。
鷲生: 「あんたもな。実篤殿」はは。と、手の中にある少女の鼓動に安堵して。
実篤: 捨六のから薬を取り出して傷口に塗りつけ、無銘の刀を代金代わりに持っていく(何) ※50
GM: ひどいwwwww折られた腹いせかwwww
捨六: まぁ金になるから問題ないが(何
実篤: 折られた刀を傍らに置いて。ってな具合で、捨六を応急処置しました。
GM: ほい。
鷲生: 「帰るか?」周囲を見回し。立っているものに声。 ※51
実篤: 「ではまた、何処かで──」“嗤って”、場を後にした。
鷲生: 「やれやれ……」はふ。息をつき。手の中の娘を見て。
鷲生: 「これでまた貸しヒトツだ。こま」笑い。場より歩み去る。




 自律判定

GM: では楽しい楽しい自律判定の時間です。キリキリ振ってくれたまい
鷲生: 最終侵食率140%。ロイス4、タイタス1、D1。
鷲生: 空きのひとつに……………………困ったな。捨六さんに取っておきます。■懐旧/食傷 辺りで。
鷲生: で、先ずは倍。
 Dice 鷲生: 10d10=(6,5,7,5,1,9,8,9,10,9)=69-140=-71
鷲生: おし。71%帰還です。
実篤: おかえりなさい。
実篤: ロイス6つ、うちDロイス1。タイタス無し。“猪突猛進” 瓜連 鷲生に、■好奇心/□敵愾心
実篤: 「功名を立て近習頭にも成れるやもしれません。但し、行き過ぎぬよう自重なされよ」
実篤: これでロイス7枠埋まって、戦闘用人格効果で−1。最終的に5つの、侵蝕率は112%。素振りで。
 Dice 実篤: 5d10=(6,10,3,2,2)=23-112=-89
実篤: 89%で帰還。
鷲生: お帰りなさいませ。
エムシ: 瓜連 鷲生 ■庇護/□悔悟 水無月 実篤 ■有為/□隔意で、それぞれロイス取得。
エムシ: これで、ロイス5、タイタス1、Dロイス1。最終侵食率161%、倍振りします。
 Dice エムシ: 10d10=(8,10,2,2,4,10,9,9,1,4)=59-161=-102
GM: おお。惜しい。(何)
実篤: うあ、残念(汗)
鷲生: 惜しい……!
GM: だから普通に殴っておけばよかったのに。(何)
エムシ: 足りず。全放棄で振り足します。
GM: 了解。
 Dice エムシ: 5d10=(2,2,9,8,5)=26-102=-76
エムシ: 76%で帰還。
鷲生: お帰りなさいませ。
実篤: おかえりなさい。
GM: まあ全員3倍かなとか思っていたから意外に帰ってきたなと思っているのは秘密だ!
捨六: エムシに[■友情 □隔意] 水無月 実篤に[■有為 □憤懣]で取得。
捨六: タイタス2 Dロイス1 ロイス4。現在値126。予防策で倍振りして置きます。
 Dice 捨六: 8d10=(8,2,10,9,4,4,4,4)=45-126=-81
捨六: 帰還。
実篤: おかえりなさい〜。
鷲生: お帰りなさいませ!
GM: とりあえず全員生還おめでとうござい。
エムシ: おかえりなさいませー。
鷲生: おめでとうございますー。
捨六: ございますー。



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:“冷たい月” エムシ/登場:可

GM: まあ、語ってくれ(何)
エムシ: あれ、PC3ってうちだっけ(マテ)
実篤: そうですよ。PC間ロイスが逆順だから勘違いしそうですけど(何)
エムシ: では、少し適当に勧めるので、お茶でも飲んでいてください(笑)

エムシ: あれから―――、
エムシ: 否が応でも思い知った。確かにここは、数百年後の日ノ本なのだろう。
エムシ: 王は既になく、それどころか、日ノ本のありようの大きく変わっていた。
GM: やっと理解したのか。エンディングで。(何)
エムシ: 「王よ…貴方との約束、形を変えて守ることにします」
エムシ: 人伝に聞いた話によると、アテルイは“悪路王”という“鬼”として伝わっているらしい。
エムシ: なれば、自分は“鬼”ではない“王”を伝えよう。
エムシ: この時、この時代では難しいかもしれない。
エムシ: それでも、構わない。これからは自分は、もう“刀”ではないのだ。
エムシ: 新しい時代に生きる、人として―――。
エムシ: 「さて…」
エムシ: 「まず、文字を覚えんとな。難儀なことだ」
エムシ: そう言って、空を見上げて笑う。
エムシ: 誰かの笑顔が、見えたような気がした。

エムシ: アテルイの名が、“鬼”ではなく、一個の武人として評価されるには、これより数百年の時を要したが、
エムシ: それはまた別の話である。



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“刀狩” 四条路 捨六/登場:可

GM: で、どうしよっか。(何)
捨六: まぁ。ユル侍のベストプレイス奪って、団子屋から始めようと思う(何
実篤: なんてこったい(何)
GM: じゃあ団子屋だ。どこの団子屋だ。(何)
捨六: そーだな。京の都のお膝元の団子屋にしましょうかね。インスピで。
GM: ずいぶん遠出したもんだな。じゃあ京だ。

GM: あれからやや時も流れ、時節はすでに春も半ばをすぎた。
捨六: 「────肥前から流れてきたのだが。涼しいものだな。主人」
捨六: 団子を注文し、薬剤の入った薬箱を下ろす。そして長物の入った袋を傍に。
GM: 「おや、それは随分と遠くからいらっしゃいましたな」
捨六: 「ああ。探し物でね」
GM: ちなみに京都弁はカンベンな。(何)
捨六: 其れは結構です(何)
GM: まあ「〜どえす」ってつけてもいいけど
捨六: 戸衛の訛は勘弁してくれ(何
GM: 「探し物ですか、人ですか?」
捨六: 「この辺りで火の銘が入った刀を探している。──年代物だがね」
捨六: 「質流れかもしれないが。其れを探して肥後…江戸…京までも上がってきたよ」
GM: 「ははあ、刀ですか。商いですかな?」
捨六: 団子を一口。茶を一啜り。
捨六: 「まぁ。商いだね。徳川の世。侍が刀を置物にして長いが、刀鍛冶というのは重宝がられてね」
GM: 「腕のいい鍛冶師ともなれば、引っ張りだこでしょうなあ」
捨六: 「いや。刀を打つ金物技術そのものが重宝がられるようになってね」
捨六: 「だからこそ。刀を集めてその技術を見たいと思う訳だ」
GM: 「なるほど、包丁でも打ちますか。確かに、切れ味のいい包丁のほうが刀よりも売れるかもしれませんなあ」
捨六: 「そうだろう──だから今やっていることはとんだ”刀狩”だ」
捨六: 何か皮肉な口調で。
捨六: 「まぁ刀の時代が終わっても刀をぶん回す阿呆も居る訳だからな」
捨六: さて、ともう一啜り。
捨六: 「火の銘の蓮をあしらった刀。聞いた事あるかな」
GM: どうしようか(何)
捨六: 伝聞で聞いた事あるとか言ったら、そっちにいくよ(何)
GM: どこに行きたい。海外にでも行くか。(何)
捨六: そうだな。いこうか。南蛮船に密航するぜ(何)
GM: なんだってwwww
捨六: 魔剣サムライソードを探しにいってきます
GM: じゃあその方向で
GM: 「中々珍しい刀をお探しですなあ」
捨六: 「そうだな。珍しいとは思う」
GM: 「そのような話であれば、以前南蛮人が刀を珍重して買い集めていたなどと聞きましたな」
捨六: 「だから簡単に見つかるとは思ったが──」
捨六: 「私も向こうの刀を見た時珍しいと思ったよ。…ともなると」
捨六: 「京に来てから──大坂に降りて南蛮に渡ったかな」ふむ。と一息。
GM: 「さすがに、海を渡ってしまってはもう手に入れるのは無理でしょうなあ」
捨六: 「主人。私は南蛮に渡るとするよ」あっけらかんと言って。
GM: 「は……? お客さん、本気ですか?」
捨六: 団子代を置いて。
捨六: 「本気だよ。どうにもこうにも性分でね。もうこの土地に足を踏む事はなさそうだがね」
捨六: 肩に刀を差し直して。
GM: 主人は冗談なのか本気なのか図りかねるといった風情で団子代を受け取る。
捨六: 「またここに縁あれば、な」
捨六: そうそうと。ばかりに。
捨六: 「これは螺子が緩そうな侍と眼帯の男が揃って此処に来た時に団子二串と抹茶を出してやってくれ」
捨六: 余分に置いて。
GM: 「はあ……」狐につままれた感じで見送る主人。
捨六: 「なぁに、見ればわかる」
捨六: シャリン。腰に付いた退魔鈴を鳴らし。
捨六: 「ではな」足を大坂に向け。旅立つ。

捨六: 数十年後。維新志士の一人が提げていた刀に火の銘があったとされ。
捨六: 更には鳥羽伏見の乱にて失伝したとされるがそれも定かでもなく。
捨六: 歴史に埋もれた片隅の刀狩の刀の一幕。
GM: そんな伏線を張っても幕末編はやらん。(何)



 Ending Phase-03
 ScenePlayer:“猪突猛進” 瓜連 鷲生/登場:可

鷲生: 可なんですか。登場。
GM: 今までのも全部可だよ!(何)
鷲生: 自分のときに突っ込むべきだと思いましての(何)
GM: まああれから時間もボチボチ過ぎたわけだが。こまの扱いとかどうするんだ。飼い猫か。(何)
鷲生: 素直に飼われるなら(何)
GM: ではそうしよう。
鷲生: 文句言っても家においておきますがな。
GM: では。船橋邸の縁側だ。春の日差しが心地よい。
鷲生: 「…………ふぁ」縁側に家人よりもらったお茶とお茶請けを堪能し。春の日差の中転寝中。
GM: 随分派手にやったもので、天守閣は未だ再建中。
GM: 幕府から内密に手が入ったとかなんとかで、藩のほうでも事件の処理におおわらわといったところだ。
鷲生: 何か上の方でてんやわんやになっていることは聞かされたが。
鷲生: 下手に口出しをすると藪蛇が解っているので。まぁ、事が収まるまでは出入りご遠慮といったところか。
GM: 又一郎は事故死ということで処理され、竜造寺家は跡取りがいなくなったので断絶と言うことになった。
鷲生: おおぅ。
GM: で、まあ。船橋家には飼い猫が一匹増えたわけだが。
鷲生: ほんのちょっと前までは、こんな手持ち無沙汰な時間でも、話し相手としていてくれた友人が突然居なくなって。
鷲生: その空白も些か慣れたような時間が過ぎ。
GM: 「たるんでいるな」いつの間にか縁側に座ってちゃっかりお茶請けを横取りするこま(何)
鷲生: くぁー。と伸びをして。残りに手を出そうとしたところでそれが無いことに気づく。
鷲生: 「……おまえなぁ。日が照ってる間にその姿で出るなよ」半眼で睨みつける。
GM: 「なに、結界を張っているから普通の人間にはわからん」しれっ(何)
鷲生: 「この化け猫。猫なら猫らしく煮干でも食ってろ。さっきの饅頭返せこら」
鷲生: ぶーたれつつ、眠気覚ましに冷めた茶をすすり。
GM: 「この家の者は猫と侮ってろくな食い物をださんからな」もぐもぐ(何)
鷲生: 「……それは何か、俺に対するあてつけか?」
鷲生: 「大体又一郎のとこでは何食ってたってんだよ。……」自分で言ったその名前に、一瞬口を噤む。
GM: 「あの頃はただの猫だったからな、普通の猫なりの食事だったぞ」
GM: 「奇縁と言うべきかな。又一郎様が死なねば、私が化けることもなく、ここでこうしていることもなかったろう」
鷲生: 「……だったら、別に今だって同じだろうが」きまり悪げに頭をかき回し。
鷲生: 「……まぁ、だな」些か声を落とし、ぼんやりと庭を見る。
鷲生: 「……結局、なぁ」
鷲生: 「仇撃ちってのは、生者の自己満足にしかならねぇ、ってことだよな」
GM: 「そんなことは解っているさ。別に仇を討っても又一郎様は戻ってこない」
GM: 「らしくないな、お前」げし、と頭を叩く(何)
鷲生: 「あの時は、ただ、怒りの衝動に任せたまま、己が力を振るった」
鷲生: 「──それが間違ってるたぁ思って無いが……でぇっ!?」前のめる。
鷲生: 「何しやがるこの糞猫!」がし。と片手で頭をつかみ、乱暴にかき混ぜる。
GM: と、途端に猫の姿に戻ってするりと腕を逃れて逃げていく(何)
鷲生: 「この……都合のいいときだけ化けやがって……!」
鷲生: 立ち上がり。足を踏み鳴らすように廊下を走り、追いかける。
GM: 『ほれ、そうしている方がお前らしい。お前の頭では考え込むだけ無駄よ、無駄』
GM: そのままてててと庭に降り、塀に駆け上る。
鷲生: 「ええい、言われなくても解ってらぁ! ……って、おい、壁に逃げるのは卑怯だぞこま!」
GM: で、「にゃあ」と一声鳴くとそのまま壁の向こうに去っていった。
鷲生: 見上げ、猫に向かい本気で怒鳴る。傍から見れば滑稽な所作。
鷲生: ──ほんの少し前なら、そんな自分を苦笑して宥める存在が傍に居たはずなのに。
鷲生: それが既に無いこと。それでも、こうして別に“元気づける”存在が出来たこと。
鷲生: ──良くも悪くも、それが時が経つという事なのだろう。
鷲生: そんなことをぼんやりと自覚しつつ。壁向こうへと走り出す。
鷲生: ……去った存在に、かける言葉はもう必要ない。



 Ending Phase-04
 ScenePlayer:“緋の残月” 水無月 実篤/登場:可

GM: ではオチ担当の出番だ
実篤: オチですか(何)
GM: 違うのか(何)
実篤: たぶん合ってます(何)
GM: まあ、あれから色々事後処理をしたり団子を食ったり団子を食ったり団子を食ったりしていくばくかの時間が過ぎたわけだが。 ※52
GM: ようやく一通りの仕事は終わったので、これから江戸に帰るところである。
実篤: 「いやぁ、怒濤の日々でしたね」
GM: 「やれやれ、今回は大仕事だったな」編み笠を被った十兵衛いわく。
実篤: 「まったくです。私も五体満足で江戸に帰れるのが不思議なくらいですよ」
実篤: その後ろをひょこひょこと歩く。
GM: 「随分手ひどくやられたみたいだな。まあ、それでもピンピンしてるのが何ともはやだが」
実篤: 「悪運の強さだけが取り柄でして。意外に傷は深くなかったようで」後頭部を掻きながら。
実篤: 「十兵衛どのが助けてくださらねば、佐賀の地で果てるところでした」
GM: 「まあ、そいつはお互い様だな。武蔵はお前が斬ったんだろう?」顎を擦りながら。
実篤: 「え? いえ…私はその辺に倒れていただけで…」
実篤: 「“誰か”が大典太を使って武蔵どのを打ち破ったのでは?」またまたご冗談をと苦笑する。
実篤: 「てっきり後から駆けつけた十兵衛どのだとばかり思っておりましたが」
実篤: 「あ、でも私も頑張りましたよ?」一応、付け加えておく(何)
GM: 「別に誰が斬ったって構いやしないがな。そもそも、あの場所に武蔵がいるはずないんだからな」
GM: 「宮本武蔵は細川家の食客として病死した、それが公に残る事実だからな」肩を竦める。
実篤: 「天草四郎と同様、果心居士に操られていたのでしょう……もっとも、それさえも今となっては公には残らぬ事ですが」
GM: 「ああ、事実は闇から闇へってわけだ。さて、そろそろ行くか」と、江戸に向かう街道を歩き始める。
実篤: 「はい。お供いたします」頷いて、一歩下がって歩く。
GM: 「そういや、お前大刀はともかく脇差はどうしたんだ」
実篤: 「あ」
実篤: 「脇差は江戸のおみつさんの茶屋に! は、早く戻らねば武士の魂が!!」
GM: 「これから江戸に歩いて戻るとなると、何ヶ月かかるだろうな」(何)
実篤: 「さあ急ぎましょうぞ! 快速丸に乗り込んで……え、無いんですか!?」
実篤: ズガーンと精神的な衝撃を受けて蹌踉めく。
GM: 「ハハハ、そうホイホイと幕府の御用船を動かせると思ってたのか」(何)
実篤: 「ああ……世は無常にしてかくも儚きものですか。春の風の冷たさに身が沁みます……」
実篤: がっくりと肩を落としていたが、遠方から漂ってくる芳醇な香りと看板に目が留まる。
GM: だんご(ry
実篤: 「十兵衛どの、茶屋でございますよ。休憩いたしましょう」
GM: 「お前今出発するって言ったばかりだろ大体さっきまで武士の魂とか言ってたのはどうした」(何)
実篤: 「脇差しは武士の魂であると同時に、団子が私の魂なのです」(何)
実篤: ほいほいと足取り軽く、十兵衛を追い越して前方へと。
GM: その襟首をわっしとつかむ。(何)
GM: 「生憎、今日中に福岡まで行くことになってるから団子はお預けだ」(何)
実篤: 「ごふっ。な、何をなされ……………えええええー?」
実篤: 「福岡は遠いですよ。トホホ………」
GM: 「これから道中、江戸まで仕事をして来いとのお達しだ。普段サボってる分働けだとさ」ずるずる(何)
実篤: 「平和が一番ですね…」はぁ。と大きな溜息をついて。
実篤: ずるずると引きずられるように…というか実際に引きずられながら、佐賀を発つ。
実篤: ふと手に触れる、見慣れぬ太刀。いつの間にか身につけていた捨六のもの。
実篤: 折った刀の代わり……という意味なのだろうか? 真意も真実も判らずじまい。
実篤: でもまた何処かで会えるような気もする。
実篤: 例え気のせいであっても、それくらい許されてもいいだろう──とも思った。
実篤: 出会えたら、この刀を返そう。



Credit……「化猫転生――柳生一族の陰謀」
Start:2008.03.10 22:40〜03.22 00:30

PC1:“猪突猛進” 瓜連 鷲生/たつきさん
PC2:“刀狩” 四条路 捨六/久流さん
PC3:“冷たい月” エムシ/Nオレンヂさん
PC4:“緋の残月” 水無月 実篤/こびと(ログ編集)
GM:乾さん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「化猫転生――柳生一族の陰謀」  〜END

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