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Mentira del sistema de los espejos cara a cara Ver,01(20080627)
横幅650pix、Internet Explorer環境ではフォントサイズ「小」を推奨します 

 世界が変わってしまったあの日、少女はそれまでの日常を失った。
 失った代わりに求めたのは、復讐という名の戦い。
 世界の為でもなく、誰かの為でもなく、ただ自分のために。
 しかし、闇の中で嗤う者がいる。
 渇望を嗤い、希望を嘲り、絶望を謳う者がいる。
 ダブルクロス―――それは、裏切りを意味する言葉。

 『Mentira del sistema de los espejos cara a cara -合わせ鏡の偽り-』



 Handout
PC:1
【シナリオロイス】梶間 紘美(かじま・ひろみ)
 FHと戦う日々を過ごしていようと、“普通の人間”としての生活をやめるわけにはいかない。
 そんなさなか、懐かしい顔と出くわす。
 普通に高校に通っていたころの友人、梶間 紘美だ。
 まじめで少々固すぎるきらいのある性格、変わらない。
 ただ変わっていたのは、彼女が民間の『反UGN団体』に所属していることだった。
 UGNを悪と信じ、UGNに家族を殺されたと信じる彼女の目に浮かぶ、確かな憎悪。
 君は、そんな彼女を止めることができず、曖昧に別れる。
 自分の、彼女の立場を鑑みるに、また出会うこともあるだろう。
 そして、それは遠い未来のことではなかった…。
▼Character sheet “反逆の徒” 空木 颯


PC:2
【シナリオロイス】“Plunderer”
 最近、裏でFHによる強盗事件が多発しているらしい。
 ただ、無目的というわけでもなく、何かを探しているようだった。
 しかし、そんなことはどうでもいい。
 “奴ら”が繰り返そうとしているのなら、止めるまでだ。
 後手後手に回る日々。しかし、ほんの僅かだけ、相手の尻尾を掴むことができた。
 その目に、君は覚えがあった。
 あの時、確かに“あそこ”にいた一人だ。
 だから、次は逃がさない。君は心にそう誓った。
▼Character sheet “血の狂宴” 如月 沙羅


PC:3
【シナリオロイス】小原 拓哉(おはら・たくや)
 最近、裏でFHによる強盗事件が多発しているらしい。
 今回君は、その事件の調査チームとして招かれた。
 貴方を招聘したチームリーダーの小原 拓哉によると、
 クーデター勃発時から、混乱に乗じて略奪を繰り返していた奴の可能性が高いという。
 そいつを捕まえることができれば、現在のUGNとFHの立場に一石を投じることができるかもしれない。
 そうでなくとも、そのような手合いを放って置くわけにはいかない。
 そうして調べを進めるうちに、君は彼が何らかの目的を持って動いているらしいことを。
 そして、その背後にいる何者かの存在を知るのだった。
▼Character sheet “ネペンテス”御堂 忍


 自己紹介

颯: 「──もともと大勢に迎合するってことが出来やしねぇ性分だ。自分が“力”を持とうがそれは変わらねぇ」
颯: 「むしろ……“力”を得たからこそ、大勢に刃向う。……そんなことが出来るのも、“こう”在るからこそ、だろ」
颯: “反逆の徒”空木 颯
颯: とある街、とある私設の非OVのレジスタンスグループに所属していた青年。
颯: FHの一般人粛正の波に飲まれ、自分の所属していたレジスタンスグループは壊滅。
颯: 自分自身もまたその渦に巻き込まれ死亡──そして、“力”を得て蘇った。
颯: 今までその存在を害悪として来た……しかし、自分もまた、そんな否定し続けて来た存在へと変化した。
颯: ──それは、かつての仲間への裏切りの烙印として。今は一人きりの“大勢への叛徒”
颯: シンドローム:エンジェルハイロゥ/キュマイラ Dロイス:変異種(キュマイラ)所持
颯: HP:16 IV:9 基本侵蝕率:33%
颯: PC間ロイス:如月 沙羅に 親近感/■不快感
颯: 「似たもの同士。──……だからこその近親憎悪、か」
颯: シナリオロイス:梶間 紘美に ■友情/恐怖
颯: 「出来れば変わる前に会いたかったな。──ある意味、俺自身を映す鏡ってやつか」
颯: 以上にて、宜しくお願いします。

沙羅: 「ハハハハッ!!後悔しているか?苦しいか?助けてほしいか?」
沙羅: 「なら這い蹲って命乞いでもしたらどうだッ!?」
沙羅: 「楽しいナァ、オイ!テメエらが苦虫噛み潰したような顔は、ますます歪ませたくなるよなぁっ!」
沙羅: “血の狂宴”如月 沙羅
沙羅: シンドロームはブラム=ストーカー/キュマイラ IV7 HP18 16才 Dロイス:生還者所持
沙羅: 髪を金色に染めた、ロングヘアーの路地裏、アンダーグラウンドを彷徨う少女。
沙羅: 一般家庭に生まれ、特に波乱もなく、部活動に精を出す学生だったが、FHによる介入で全てが変わった。
沙羅: FHの研究施設で、“調整”と称されたオーヴァード覚醒実験に家族ごと巻き込まれる。
沙羅: その際両親は共に死亡。この事が切っ掛けで、オーヴァードとして覚醒する
沙羅: その後、傷ついて倒れていた所をUGNに保護され、UGNに身を寄せている。
沙羅: 現在では、両親を殺したのが自分だという事になり、短かった髪を伸ばし、金に染めてごまかしている。
沙羅: 明朗活発であったが、事件後、FHに対する憎悪で、端的に表すなら気性が激しく、暴力的かつ狂気的に。
沙羅: だが、根元の部分で人としての優しさは…残っている。
沙羅: 戦闘スタイルは、己の血、相手の血を己の武器・防具として扱う。
沙羅: 戦闘後、血が巻き散らかされる凄惨な状況から、現在のコードネームが付けられている。
沙羅: PCロイス:“ネペンテス” 御堂 忍に対して □幸福感/■敵愾心
沙羅: 「気にいらねぇんだよ…その考え方も、在り方も」
沙羅: シナリオロイスは後ほど
沙羅: PLは炎舞。宜しくお願いします

忍: 「君がヒトだろうとオーヴァードだろうと、僕にとっては大して変わらないよ」
忍: 「その怪我、診せて貰えるかな…?」
忍: “ネペンテス”御堂 忍。27歳、男性。UGNホワイトハンド所属の医師。
忍: たいした戦闘能力が無い上に、日常で役立つ能力も無きに等しいという、悲しきRC従者使い。
忍: 他のエージェントと共に隠れ家を転々としながらも、
忍: FH(セカイ)から粛正されようとしているヒトを守ろうとする。
忍: いっそレネゲイドウィルスそのものが無くなってしまえばいいと、こっそり思っている。
忍: ブラム=ストーカー/オルクス HP:16 IV:9 基本侵蝕率:34% Dロイス:戦闘人格
忍: シナリオロイス:小原 拓哉(OP後に取得)
忍: PC間ロイス:“反逆の徒” 空木 颯に、□執着/■憐憫
忍: 「危なっかしくて見ていられません。お前が言うな、といわれそうですが」
忍: 以上です。よろしくお願いします。





 Opening Phase-01
 ScenePlayer:“反逆の徒” 空木 颯/登場:不可

 登場Dice 颯: 1d10+33=9(9)+33= 42
颯: ぬを、42%!

GM: 日常が、世界が変わってしまったあの日。
GM: 表面的には、平和になった。
GM: しかし、貴方は知っている。その裏側で起こっていることを。
GM: だから戦う。世界の裏側で。
GM: だが、それでも日常は流れる。
GM: ある日。
紘美: 「…空木君?」
GM: 町で、ばったりと知り合いに出くわす。
颯: いきなりかけられた声に、思わず脚を止め。
颯: 「……梶間?」
颯: 似たような口調での、確認。
GM: 高校時代の同級生で、今は短大に通っているはずの、梶間 紘美だ。
紘美: 「久しぶり…一年ぶりくらいだっけ? 今、何してるの?」
颯: 「何でこんなところで……いや、特には。言っちまえばフリーターって奴か」
颯: 些か目線は上の空に応え。
颯: 「お前こそ。確か別の街の大学に行ってるんじゃなかったのか? こんな時間に何してんだよ」
紘美: 「相変わらずね。高校まで出て、フラフラして」
紘美: 「そんなんじゃ、三年間を無為にすることになる、って言ったじゃない」
GM: そう。こんな風に、口喧しいタイプだった。
颯: 「ぅるせぇなぁ……小言が多いのは相変わらずかよ」言葉で反発しつつも、苦笑交じりに髪をかき回し。
紘美: 「私? 私は用事があってこっちに来てるのよ。ちゃんと単位は取っているから、御心配なく」
GM: おどけるように言いながら、肩をすくめる。
颯: 「その辺はお前のことだから心配してねぇよ。……用事?」
紘美: 「ちょっと、集会がね」
颯: 「実家に忘れ物でも取りに……集会だぁ?」
GM: よくみると、一部の人の流れが、公園に向かっているのがわかる。
颯: 「おまえ、そんなもんに参加する方だったか?」
GM: 老若男女様々だが、一つ共通しているのは、妙に熱気を持っていることだった。 ※1
颯: 微かに周囲を見回す。何の集会なのか目印になるものはないかと。
紘美: 「貴方だって知っているでしょ、UGNの名前くらい」
颯: 「──ああ、まぁ、そりゃぁなぁ」
颯: 再度頭をかき回す。些か曖昧な答え。
紘美: 「そのUGNに対する、市民団体よ。特に名前はないけどね…」
颯: 「────はぁ?」
颯: 思わず訊き返し。
紘美: 「…私は、あいつらを許さない…」ポツリとつぶやいた言葉には、深い憎悪が込められていた。
颯: 「UGN……って、おまえ、だってありゃ、特に表に出ない地下組織だろ……って、おい……」
颯: 「何があったんだよ、梶間。おまえ、なんか変だぞ?」
紘美: 「まあ、反UGNと言っても、相手はオーヴァードなんだし、大した事ができるわけでもないけどね…」
颯: 「大体あんな怪しげな集会に参加するような奴じゃなかっただろ、おまえ──」
颯: その言葉に、一瞬だけ硬直しつつも。
紘美: 「っと、ごめん。久しぶりに会ったけど、そろそろ行かないと」
颯: 「あ。おい……」
GM: そう言うと、紘美は団体の中心に、足早に駆けていく。
颯: 「────あんまり妙なことしてんなよ、梶間……」
GM: その際、何人かが『副団長』などと声をかけていたのが耳に入りました。
颯: 捕まえようとした手は、結局相手に触れることなく下がり。
颯: 「──副団長、かよ」
颯: 微かな自嘲。……ほんの少し前までの自分を思い出すその姿を遠巻きに見て。
颯: 「──……鏡ってのは、滑稽な自分を確認する貴重なものだな……梶間」
颯: 微かに首を振り、踵を返す。……自分の居場所に戻る足取りを、妙に重く感じつつ。



 Opening Phase-02
 ScenePlayer:“血の狂宴” 如月 沙羅/登場:不可

 登場Dice 沙羅: 1d10+31=1(1)+31= 32
沙羅: …やる気ないなー(ぁ

GM: 最近、FHによる一般人に対する強盗行為が多発しているらしい。
GM: 所詮、世界が変わってもFHはFHか。
GM: だが、奴らが秘密裏に行動しているというのは、“狩る”にはちょうどいい。
GM: 後手に回り、空回りを繰り返し、
GM: しかし今夜、ようやく尻尾を掴んだ。
GM: 火の手が燻る家屋。もう助けることはできないが、犯人はまだ遠くに行ってないはずだ。
沙羅: 「……ハッ」火の手が上がる家を自嘲めいた息と共に一瞥をして
GM: 辺りを見回すと、ゆっくり遠ざかろうとしている話し声が聞こえる。
???: 『…今回も、空振りか…』
???: 『いいじゃないッスか、旦那。今夜も、たんまり儲けさせてもらいやしたぜ』
沙羅: 「―――見つけた」フードを被り直して、路地裏の闇に溶けるように近づいていく
???: 『いいから、手はず通りに動け。俺はまだやることがある』
GM: リーダー格一人と、手下らしい男達が四人。
沙羅: 「ほぉ。これ以上、まーだ何かやるってのかぁ?」
GM: 手下達は覆面をしているが、リーダー格は傲然と顔を晒している。
???: 「ああ。“足止め”をな」
GM: 当然のように返事を返すと、大地が変質する。
GM: 《絶対の空間》《縛鎖》《惑いの一撃》 #13r7+6
 Dice GM: 13r7+6=32(10(6,8,10,1,9,7,8,10,10,5,2,9,7)+10(10,2,6,1,3,4,5,7,2)+10(5,10)+2(2))+6= 38
GM: 38、回避ペナ4個。当たっても移動できなくなるだけで、ダメージ等はありません。
沙羅: 「おーおー、面倒っちい事をしてくれるねぇ」ジーンズのポケットに手を突っ込んだまま避ける事もしない
GM: 足首まで地面に埋まり、何かに掴まれような感覚が走る。
???: 「俺の領域に入って、気付かれないと思ったか?」
GM: 高圧的に哂う。
GM: その顔に、その目に、見覚えがあった。
GM: “あの時”、あの場にいた一人だ。
沙羅: 「――いいや?“お前”の事だ。気づくだろうさ」動揺せず、くつくつと嗤う様に
???: 「UGNかフリーかは知らんが、妙な気は起こさんことだな」
???: 「今回は、時間がないから見逃してやろう。しかし、そう何度も幸運が続くと思うな」
沙羅: 「バーカ。逆だよ、逆」ハハハハハと、笑い声が高くなっていく。
GM: 気にするでもなく、背を向ける。
沙羅: 「“俺”が”見逃して”やんだよ……“Plunderer”」
“Plunderer”: 「そうか。暇になったら相手をしてやろう。せいぜい足掻け」
“Plunderer”: 「一応言っておくが、五分は動けん。風邪をひかんことだな」
沙羅: 「テメェの方こそ、首でも洗って待っていやがれ。そん時はその顔、歪ませてやるよ」
GM: そう言うと、男は哂いながら去って行く。
沙羅: 「ハッハッハハハハハハハハハハハハ!!」少女は男が去った後もただただ嗤い続ける。
沙羅: ようやく“仇”を見つけた事を歓喜する。



 Opening Phase-03
 ScenePlayer:“ネペンテス”御堂 忍/登場:不可

 登場Dice 忍: 1d10+34=10(10)+34= 44
忍: (吐血)

GM: 最近、FHによる強盗事件が相次いでいるらしい。
GM: それの対策チームとして、貴方は招聘された。
GM: そして今、チームリーダーである小原 拓哉の指揮の下、現在事件を洗っていた。
小原: 「どうですか? 何かわかりましたか?」
忍: 「いえー。後手後手ですね、どうにも…」
小原: 「こちらもいろいろ手を尽くしていますが、成果はいまいちですが…」
忍: 首の後ろをぽりぽりと掻いて。
小原: 「…ただ…“ひょっとしたら”ということもあります」
忍: 「ん? 何か心当たりでも」その手を止めて、問い掛ける。
小原: 「僕は、この手の案件に多く関わっているからですが、このやり口は“知っている”かもしれません」
小原: 「FHの“Plunderer”。あの日以前より、こういった事件を繰り返していた男です」」
小原: 「確証はありませんが、よく似ていると思います」
忍: 「“Plunderer”……ええと、略奪する者、ですか。正しく名の通りですね」
忍: 肩から提げたショルダーバッグを膝の上に置いて、口を開く。
小原: 「こちらが付けたコードネームですからね。わざわざ自分の名を広める略奪者はいませんし」苦笑しながら
忍: 「あはは。そうですか、自ら名乗ってる訳じゃあ無いんですね」照れ笑いで誤魔化す。
GM: そんなことを話していると、新たな報告が届けられました。
忍: 古びた鞄の中の品──医療道具の欠品を確認しながら。
GM: “Plunderer”は、密命を受け、何かを探しているらしい、と。
小原: 「何かを…ですか」
忍: 「その何かを探すために、あちらこちらで強盗をしている…と?」顔を上げて、ずれた眼鏡を戻しながら。
小原: 「どうやら、捜査方法を変えた方がいいかもしれませんね。もう少し、外回りを増やしましょう」
小原: 「御堂さん、申し訳ありませんが、貴方も外回りの組に入ってください」
小原: 「今ここにいるメンバーでは、おそらく貴方が一番戦闘能力高い…」 ※2
忍: 「じゃあ、僕も外回りに加わります。……足手まといにならないよう…いえ、それは本当に買いかぶりです」
忍: 困ったように笑い、鞄の口を閉める。
小原: 「過去の記録を見る限り、“Plunderer”は戦闘能力も高いエージェントです」
小原: 「なので、下手な者を回せませんから…」
忍: 遅れて到着した場合、現場には負傷者も居るかもしれない。
忍: 包帯はもう少し欲しいな…そう考えながら、軋む椅子からのたのたと立ち上がる。
小原: 「くれぐれも、お気をつけて…」
忍: 思考を訂正。負傷者が出ないようにしなければ……その責任の重さに正直、気が滅入るも。
忍: そんな重みを、しっかりと受け止める。医者である誇りと、この鞄にかけて。
忍: それを肩に担いで、隠れ家を後にした。

GM: 忍が立ち去り、小原も席を外したため、気付いた者はいなかった。
GM: 付けっぱなしのディスプレイに送られてきた、切れ切れの報告。
GM: ほとんど、意味を成さない言葉の羅列の最後。
GM: 『“Master…』
GM: しかし、見る者はなく、画面は消えた。



 Middle Phase-01
 ScenePlayer:“反逆の徒” 空木 颯/登場:可

 登場Dice 颯: 1d10+42=8(8)+42= 50
颯: HAHAHA。50%!

GM: あれから暫くの日が過ぎた。
GM: どうやら、紘美が所属している団体は、週に二回ほど公園で集会を開いているらしい。
GM: 紘美が顔を出すのは、そのうち片方だけだが、団体内部ではかなりのカリスマ的存在のようだ。
颯: ふむ……一度遠巻きにその様子を見てみるかね。集会に参加する気は起きねぇが。
颯: とりあえず梶間がいる時の集会を、輪から外れて見ていよう。
颯: 妙な気配があれば終わった後で声をかけるつもりで。
GM: 集会といっても、大抵はUGNに対する不平不満をぶつけあうだけで終わる。
颯: ふん。なるほど。
GM: 彼らもオーヴァードに下手に手を出す危険性は理解しているのだろう。
颯: では、終わる頃に梶間に声をかけるか。
GM: ただ、全体の二割くらいは、UGNに対する明確な憎悪を持っているようだ。
颯: 諒解。
紘美: 「…空木君?」
颯: 「よ」と、片手を上げて存在を示しつつ、梶間に近づく。
颯: 「ちょっと通りがかりつぅか。……まぁ、聞かせてもらったわ。集会演説」
颯: ほい。と缶コーヒーを一本投げて。 ※3
紘美: 「そう…」
颯: 「なぁ」
颯: 「訊いていいか? ……おまえ、何で、あんなにUGNに対して楯突くんだ?」
颯: ぷし。と音を立てて此方はコーラの缶を開け、一口。
紘美: 「楯突く…そうね」
紘美: 「あなたは、身近に犯罪者がいると知ったとき、どうする?」
颯: 「……」
紘美: 「恐れて家に篭る? 見て見ぬ振りをする? 立ち向かう?」
紘美: 「…そうね。ただ、近くにいるだけだったら、関わろうとしないのが普通よね」
颯: 「──俺は、生まれて直ぐにそういう輩と暮らしていたんだぜ」些か不機嫌に目を逸らし。
颯: 「周りの連中が、そういう奴に対してどういう目で見るか、俺はそれを知っている」
颯: 「だからこそ……無視はしたくねぇ。ってのが俺のスタンスだけどな」
紘美: 「そう。それで?」
颯: 「さっきの答えで言うなら、最後。……で、それにUGNと楯突くおまえの行動と、どう関係すんのよ」
紘美: 「盗人にも三分の理? そうしなければ生きていけないから仕方がない?」
紘美: 「そういう奴らの中にだって、いい奴はいる? それは、奪われた者に対しても、胸を張って言えることかしら?」
颯: ぐー。と、変に乾いた喉を手の中の炭酸で潤しつつ。
紘美: 「だから、私は奴らを許さない」
颯: 「さぁな。俺は俺自身の存在を周囲の連中から否定されてきたぜ。それは、無意識の大衆って犯罪じゃねぇの?」
颯: 「そしておまえは……UGNに何を奪われたんだ。梶間」
紘美: 「これが答えになってないと言うのなら、少し調べてみればいいわ」
颯: 「言いたくねぇってか。じゃ、無理にゃ訊かねぇよ」
颯: 「お許しももらったことだし。んじゃ、そうするわ」
紘美: 「痛みはね、我慢すれば消えてなくなるものじゃないの」
GM: それだけ言うと、紘美はその場をあとにします。
颯: 「んなこた解ってる」
颯: 「だからこそ変に無理すんなって言いたいんだよ」
颯: 立ち去る梶間の背に声をぶつけるように、少々声を大きめに告げて。
颯: 「今度はもちっと穏やかに思い出話をしたいもんだな……またな」
颯: 言って、傍らのゴミ箱に缶を放り投げ。 ※4
颯: 梶間とは別の方へ歩み去る。
???: 「いやいやいや、そこのあなた、ちょっとお待ちを!」
GM: 歩み去ろうとしたあなたに、小走りに駆け寄ってくる男が。
颯: 「……んぁ?」
颯: 声に、立ち止まり、振り向いて。
???: 「今、梶間さんとお話していましたよね!」
颯: 「あぁ? ああ、まぁな」
颯: 「…………で、あんた誰」
GM: 振り返ると、小柄だが横幅が広い男が、汗を拭きながらにこやかな笑顔を浮かべている。
颯: 思わず半眼で見る。
颯: 「梶間の知り合いか? あんたも」
???: 「申し送れました。私、『UGNを排して平和をもたらす会』略して『友平会』の会長を務めております」 ※5
???: 「高田 英明(たかだ ひであき)と申します」
颯: 「……『友』の字は何処にあんだよ。まぁともあれ」
颯: 「で、その高田さんが何か用か?」
高田: 「梶間さんには、副団長…何故か、『会』なのに『副団長』と呼ばれるんですよねぇ…」
高田: 「と、ともかく、いつもお世話になっています」
高田: 「まあ、それは置いときまして…」『置いといて』とジェスチャーをまじえながら
颯: 「世話になってるって程あんたらの会に精通してる訳じぇねぇが」何だかかったるいなと内心で思いつつ。
高田: 「あなたも、もしUGNの活動に心当たりがありましたら、我が『友平会』に情報の提供をお願いします」
高田: 「もちろん、匿名性は遵守いたしますとも!」
颯: 「……」
颯: 「……ああ、じゃ、ひとつ」無駄ににこやかに笑顔を作り。
高田: 「梶間さんのお知り合いとなれば、きっとあなたも平和を愛する人に違いない!」
高田: 「…って、あれ? なんか目が怖いですよ?」
颯: 「某海岸清掃で、UGNの旗振った連中がスローガン掲げながらごみ拾いしてたって聞いたぜ」
颯: 「──あんたらも無駄な集会してる暇があんなら、その公園の片付けでもしたらどうだ?」
颯: と、ビラの振りまかれた背後を示し。
高田: 「ふむ…市民に近いイメージを作ろうという戦略ですか…」
高田: 「テロリストがそのようなことをしても、付近住民に不安を与えるだけだというのですが…」
高田: 「情報提供ありがとうございます。早速、裏取をしてみましょう」
高田: 「あ、こちら私の名詞です。何かありましたら、また情報提供よろしくお願いします」
颯: そう来たかこいつ。と内心で呆れつつ。
颯: 「……ま、俺に取っちゃあんたらも似たようなもんなんだが……おい。ひとついいか?」
颯: 名刺を受け取り、眺め見ながら高田に声を。
高田: 「なんでしょうか?」名詞をグイグイ押し付けながら
颯: 「いや……梶間って、あんたらの団体にいつからどうして参加することになったんだ?」
高田: 「梶間さんは、我が団体旗揚げ間もなくよりご参加いただいております」
颯: 「UGNって『テロリスト』に反感……ってことなら」
颯: 「そのテロ活動に巻き込まれた……ってとこなんだろうが。あんたらも」梶間も。とは続けず。
高田: 「なんでも、UGNの手によって、ご家族を失ったとか…」
高田: 「それでも挫けず、平和のために活動するお姿に、我が団体でも屈指のカリスマとなっております」
颯: 「……家族?」
高田: 「ええ、私なんかより、よっぽど…(闇笑)」
颯: 鸚鵡返し、些か目を細め。
颯: 「──おい、目線が暗いぞ代表者……まぁともあれ、何だ」
颯: 「あんまあいつを危険な目に遭わせないでくれよな、頼むから」
颯: 何か無駄だろうなコイツに言っても。という気分は無理やりぬぐいつつ!
高田: 「はい」
高田: 「“あの日”よりの混乱期に、多くの一般人が同様の目に遭っているため、余り表には出ていませんが…」
高田: 「当時の新聞にも、小さく被害者欄に名前が載っただけの扱いでした」
高田: 「それほど、多くの方が被害に遭ったということなのでしょうが…」
颯: 「………………ふん」
高田: 「ともかく、私どももテロリスト…それもオーヴァードの危険性は重々承知しております故」
高田: 「会員の安全には気を使っていますので、ご安心を!」
颯: 「…………そうか、ならまぁ、安心させてもらうさ」
颯: 無理に笑みを作り、頷き。
颯: 「また寄らせてもらうことにする。……まぁ、無理だけはすんなよ、マジに」
高田: 「それでは、私はこれで。先ほどいただいた情報を、よく調べないといけませんから…失礼します」
颯: ひら。と名刺を指で挟みこみ。振って。
GM: 転げそうなほど深くお辞儀をすると、現れたときと同じように小走りに去って行く。
颯: 「…………かつての俺たちみたいになるなよ。あんたも、梶間も」それだけは、口中で呟いて。
颯: 「……UGNとは反りが相変わらず合わねぇんだが……」仕方ねぇ。と頭をかき回し。
颯: そのまま、なけなしの情報をたどって伝を頼ることにした。



 Middle Phase-02
 ScenePlayer:“血の狂宴” 如月 沙羅/登場:可

 登場Dice 沙羅: 1d10+32=5(5)+32= 37

GM: “Plunderer”の姿を求め、心当たりを探していると、
GM: 途中、自動販売機に八つ当たりしてる中年男を見かけた。 ※6
GM: 別にどうということもないが、その声に聞き覚えがあった。
GM: あの時、“Plunderer”と話していた声だ。覆面越しでくぐもっていたが、間違いない。
男: 「ちくしょー、つり銭たりねーぞ! 責任者でてこーい!」ガンガンガン
沙羅: 「…は」ポケットに片手を突っこんだまま、男の頭を掴む「うるせぇなぁ?おい」
GM: 自動販売機は答えない。
男: 「この俺をなめてんのか、あぁ? おめぇ、何もイテテテテテテテッ!?」
男: 「なにしやがる、コラッ! て、今変な音した割れる割れる!!」
沙羅: 「聞いた声だと思ったら、あいつと一緒に居た奴か」ギリギリギリギリ
男: 「すいません。なんだか知りませんが勘弁してください」
男: 「あいつってなんですか。知りませんわかりませんごめんなさい」 ※7
沙羅: 「い・や・だ・ね」そのまま自動販売機に押し付け、「言わなきゃわかんねぇか、あん?強盗さんよぉ」
男: 「強盗ってなんですか、僕わかりません。イタイイタイイタイヤメテヤメテヤメテ」
沙羅: 「しらばっくれてても、終わらないからな?」徐々に徐々に押し付ける力を強める。
男: 「僕がいったい何をしたというんですか、やめてくださいやめてください」
 登場Dice 忍: 1d10+44=6(6)+44= 50
忍: 「あー…そこの方。大丈夫ですか…?」ひょっこりと物陰から顔を出し。
沙羅: 「…覆面で顔隠しただけでばれてないとでも思ってんのか、コラ」軽く自動販売機から話して叩きつけようとする。
沙羅: 離して
忍: 「如月さん、その人が何かしたんですか?」周囲を見渡した後、近寄る。
男: 「ヒィッ!? 助け助けてーっ!」
沙羅: 「―御堂、か」叩きつけようとしたのを一回止めて
忍: 「何をしたかは存じませんが……摩り下ろされる前に、正直になった方がいいですよ?」男への労わりの言葉を。
沙羅: 「“最近の”強盗の共犯だ」ふむ、摩り下ろすのもいいかと、壁の方にずるずると。
男: 「何を言ってるんですか、あなたは。何を根拠に僕がそんなことを」
沙羅: 「俺は、その現場に居たんだってーの」ずり、と
男: 「だいたい、強盗事件は、表に伝わってな…あ」
忍: 「強盗、ですか? それなら少し、話が複雑になりますが……あ、ちょっと。其処の壁は」
忍: 制止しようと駆け出したが、その言葉に足を止める。
忍: 「では。貴方は何らかの形で関わっているということですね?」
沙羅: 「オーケーオーケー。自滅したな?」ずりずりずりと、壁に
男: 「チッ、ばれちゃあしょうがねぇ。そうか、お前あの時の小娘かって今鼻がちょっと擦れたってば!?」
忍: 「あー…うん。此方も緊急事態なので止める事はしませんが。早めにお話していただく事を望みます」
男: 「すいません、調子に乗りました。なんでも話すから許してください」
沙羅: 「・・・・・・」ぴたっ、と少し止めて「――“お前”次第だな」にやりと
忍: 「ああああ」
忍: 「じゃ、じゃあ…貴方達の人数と、リーダーの名前や特徴、それと何を探しているのか教えてもらえますか?」
忍: 今のうちに手当ての準備でもしておくのがいいのだろうか。肩から提げていた鞄を下ろして。
忍: 内心、いきなりの犯人一味との遭遇に慌てつつ。
沙羅: 「忠告しておくがな、俺は嘘とかペテンとか大嫌いだからな?」カカッ、と
男: 「だ、旦那のことはよく知りません」
男: 「時々メールが送られて来て、仕事を引き受けるなら連絡しろと。番号はいつも違います」
忍: 「ふむふむ」
男: 「メンバーもまちまちで、特に決まってません」
男: 「何かを探しているようですが、あっしらには『家の中の貴重品を集めろ』というだけで…」
忍: 「貴重品ですか。専ら、現金や貴金属、絵画などの芸術的価値のありそうな物とかです?」
男: 「その中から目当ての物を探して、残りを俺らで分配してるんです」
男: 「何を探してるかわかりませんが、今のところ目当ての物は見つかってないようです」
忍: とはいえ、芸術的な価値なんてものが判るのかなと思うも、それは口には出さず。
沙羅: 「何かを探してる、か」押さえつけたまま。
男: 「へい。少しでも価値のありそうな物ならなんでもいいと。…と、そういえば…」
忍: 「目当ての物以外は分配、と」
男: 「旦那自身は、正直価値のなさそうなものばかり物色してるようです」
沙羅: 「価値の無さそうな…何か偏りとかはねぇか?」
男: 「それこそ、ガラクタみたいな物ばかり…。その中にも、目当ての物は入ってなさそうでしたが…」
男: 「そうそう…『お前らにはわからん。いいから価値のありそうな物を漁っていろ』って言ってやした」
忍: 「その旦那という人物は、Plunderer…とかいうふうに呼ばれていたりしますか?」
男: 「参考になるかどうかわかりやせんが、これがあっしが加わった時の家のリストっす」データをポケットから取り出す
男: 「“Plunderer”…メールが来るときは、その名前を使ってやす」
忍: 手がふさがっている沙羅さんの代わりに僕が受け取りましょうかね。
忍: 「…そうですか」
忍: データってのは紙媒体ではなく、ディスクの類ですよね?
GM: はい。
沙羅: 「連絡は、この間以降来てないんだな?」
男: 「今のところは…。ただ、最近多いっすね。今日明日に、また来てもおかしくないっす」
沙羅: 「そうか(にやり」
忍: 「…………」
忍: 「また、強盗に参加するんですか?」視線を足元へと落として。
男: 「あっしはそれで生計を立てている身っすから」
男: 「それに強盗って言っても、あっしが参加している限りでは空き巣ばかりでさぁ」
忍: 「私利私欲のために力を使うなんて」ぼそりと、乾いた道路に吐き捨てるように呟く。 ※8
沙羅: 「お前、連絡来たら、その情報流せ」
男: 「な、流す?」
沙羅: 「そうだ。何処に集まるか、どの家を襲うかでもいい。裏の情報屋にでも流せ」
男: 「りょ、了解っす。あっしはこう見えても、裏では『空き巣の文禄』って、ちったぁ知られた名でイタイイタイイタイ」
忍: ふぅ。困ったように息をついて。
忍: 「…よかったですね」
忍: 「少なくともこれで、貴方の顔が再現不可能になるまで摩り下ろされる事だけは無いみたいですよ」
沙羅: 「俺等の事を告げ口したり、嘘の情報流したら…どうなるか、わ か る な?」
男: 「そりゃもう、わかっていまさぁ、へっへっへ」 ※9
忍: 「僕は、嘘を吐かれるのが嫌いです。本来ならば然るべき処置をさせて頂くのですが…」
沙羅: 「・・・はっ」ばっと、捨てるように手を離す。
忍: 「お知り合いの如月さんがそれで良いというのですし、僕は貴方を見なかった事にします」
男: 「へへー!! それでは、あっしはこれで!!」脱兎
忍: 取り出しかけたツールを中へとしまいこみ、鞄の口を閉じる。
沙羅: 「・・・・・・」男には興味が無くなったように見向きもせず
忍: 「……これ、見ます? 「隠れ家」に行けば見られると思うんですけど」
沙羅: 「・・・お前…いや、UGNも追ってやがんのか」御堂に振り向き
忍: データを摘み上げて、自分とは正反対の輝きを放つ金髪の少女を見る。
忍: 「FHが…オーヴァードが起こした犯罪ですからね。黙って見過ごすわけにはいかないでしょう」
忍: 「FHのクーデーター。その混乱に乗じて略奪を繰り返していた輩ですから…」
沙羅: 「”略奪”だけじゃねーがな、アイツは」
沙羅: ぼそり、とつぶやく。
忍: 「空き巣の文禄…ではなく、“Plunderer”をご存知で?」
忍: 一旦、鞄にディスクをしまいこんで、
忍: 来た時と同じように周囲を警戒しながら、来た道をゆっくりと引き返す。
沙羅: 「……忘れもしねぇよ。忘れられねぇよ。アイツらだけはな。愛くて愛しい程にな」
沙羅: 憎悪に染まる瞳を逸らしながら、忍に背を向け
沙羅: 「データの解析とやらは、てめぇに任せる。俺は俺で、探す。」
忍: 「…わかりました。あまり、無茶はしないで下さいね…?」
忍: これまでにも何度もかけては拒絶された言葉だが、今回もやっぱり口に出た。
沙羅: 「はっ。それこそ無茶な注文だ、ミドー」フードを被りなおし、ポケットに手を突っこんで歩いていく
忍: 困ったような笑みを浮かべて、それを見送り。大きく肩を竦めて反対側へと。



 Middle Phase-03
 ScenePlayer:“ネペンテス”御堂 忍/登場:可

 登場Dice 忍: 1d10+50=1(1)+50= 51

GM: 外回りなってすぐ、思わぬ形で情報が入った。
GM: うまくことが運べば、さらなる進展も望めるが…。
GM: その前に、できる限り情報を集め整理するのが、こちらの仕事だ。 ※10
小原: 「おや、何か収穫が合った顔ですね」あくびをかみ殺しながら
忍: 「このディスクのデータを開くアプリケーションって入ってるんですかね?」
忍: ひとりごちながら、人差し指キータッチでぽちぽちとファイルを開いていく。
小原: 「おや…パスワードですか…」
小原: 「一応解析ソフトは入っていますが、なんですか、それ?」
忍: 「知人からもらったんですけど…ここで止まっちゃいまして」開けます? と、席を譲る。
小原: 「単純なパスならば、開けると思いますが…」
GM: 具体的には、<機械操作>で目標値6で開く。
忍: 「それっぽいパスワードですかー…」お手上げ、とばかりに両手を上に上げて。
忍: 「えーと、えーと…」うんうん唸りながら、機械操作。
 Dice 忍: 7r10+1=8(8(1,4,3,8,4,3,2))+1= 9
忍: 9、成功ですね。
GM: では、彼が関わった限りのリストが表示されます。
忍: 「あっと。何か出てきましたよ!」リストを覗き込む。
GM: 家の名前と、日付と、儲け。それに、主立った戦利品が載っています。
忍: 「……………結構な量ですね…」
小原: 「泥棒のリストみたいですが…どんな知人ですか、いったい…?」少々胡乱な目で
忍: 「………若い盛りの知人が、若さに任せて、その、まあ、うん…」ごにょりつつ(何)
小原: 「まあ、関連があるかどうかはわかりませんが…少々仮眠を取らせていただきますね…」
小原: 「ちょっと動き詰めでして…」
忍: 「あ、はい。おやすみなさい」
小原: 「何かありましたら、仮眠室までお願いします…」
GM: そう言うと、小原は部屋を出ます。
 登場Dice 颯: 1d10+50=3(3)+50= 53
颯: 「邪魔すんぞ」小原に入れ替わるよう、おざなりなノックの後、返事も待たずにドアを開ける。
忍: 小さく頭を下げて、小原の退室を見守ると。もう一度大きく伸びをしてモニタを見………
忍: 「ふわあっ!?」
颯: 「……っとぅお!?」思わず反応して大声。
忍: 「なななな、空木君ですかっ。ノックくらい、しました!?」
忍: がたん。時間差で倒れる椅子。
颯: 「しただろ。聞いてなかったのかよ……何慌ててんだあんた」
忍: 半腰の妙な姿勢で固まっていたが、バツ悪そげに倒れた椅子を起こす。
颯: 半眼。がしがしと髪をかき混ぜつつ様子を見て。
颯: 「ちっとばかし頼りたいことがあって来たんだが……立て込み中か?」
忍: 「少なくとも僕は返事しませんでしたよ〜…」言葉に僅かな非難をにじませるも、起こした椅子を勧め。
颯: 灯のついたPCモニタを見るでなく見て。
忍: 「あー……ええ、仕事ではあるんですけど……う〜ん、大丈夫かな」
忍: モニタを遮ろうと手を伸ばしたが、セルフ納得をして。
忍: 「FHによる強盗事件の調査をしているんです。その盗品と思しきリストを入手しまして」
忍: 「何か不審者を見かけたら、教えてもらえるとありがたいです」
颯: 「見ちゃ拙いもんだったら後で構わねぇんだが……盗品かよ」
颯: 呟き、示されたリストに視線。
忍: 「ええ。強盗団の首領が何かを探しているらしいんです」
忍: 「…えっと、そういえば先ほど、頼りたい事とかおっしゃいました?」
忍: 聞き流してしまいそうになった言葉を引き戻して。ずれたままになっていた眼鏡をようやく直す。
颯: 「ん」と。リストを見ながら曖昧に頷き。ぴ。と一枚の名刺を突き出す。高田のそれ。
忍: 「友平会、ですか……」しょんぼりと目を細め、肩を落として、突き出された名刺を見る。
颯: 「反UGN団体の『友愛会』……違う、『友平会』だったか?」
颯: 「まぁともあれ、この団体について、こっちになんか来てないか? 特に副団長の梶間って奴の家族について」
颯: ところでモニタのリストには知った名前とか載ってたりしませんかね。GM。
忍: 「う〜ん…昔のような緻密なネットワークが分断されているので、どこまで調べられるかわかりませんが」
忍: 「ともあれ当たってみましょうか」
GM: リストから情報を得ようとするなら、知覚で判定。
忍: 感覚1の技能1。これじゃあかん(何)
颯: よし。ぼくがんばる!(ぼーよみ) 知覚!
 Dice 颯: 4r10=19(10(1,2,6,10)+9(9))= 19
颯: 回った!(何) 19で。
忍: すごいですね(何)
GM: では、リストに載っている家のうち、UGN関係者の家が半分以上を占めています。
颯: ふーむぅ。
忍: 「ふむふむ」言われてから気づきました(何)
GM: その他の家も、イリーガルのオーヴァードだったり、オーヴァードではないものの、関係者ではあったりします。
颯: 「何だ、完璧狙われてるのかこいつぁ……目の仇にされてんな、UGNは」苦笑しつつ。
GM: ちなみに、見た限り“梶間”という家は見当たりません。
GM: 以上です。
颯: 無いか……諒解。
颯: ちなみに高田は?(いちお)
忍: 「UGNに限らないって御自分でおっしゃったでしょう」苦笑しながら、眼鏡を外してレンズを拭く。
忍: ついでに言えば。“Plunderer”についてもどこまで調べたのかな。
GM: 高田は、情報:UGN、警察辺りかな。
忍: 情報ロールが可能ならば、空木君のキーワードも元に判定してみます。
GM: “Plunderer”は、情報:UGN。あればFHでも。
 登場Dice 沙羅: 1d10+37=3(3)+37= 40
颯: 警察……振るだけ振ってみる。一応警察で。高田。
 Dice 颯: 2r10=12(10(10,5)+2(2))= 12
忍: では、まずは “Plunderer”。<情報:UGN>で。コネあり。
 Dice 忍: 5r10+0=9(9(7,7,9,9,9))+0= 9
颯: 回った……高田:12
忍: 高田も<情報:UGN>で。コネあり。
 Dice 忍: 5r10+0=16(10(4,10,7,2,5)+6(6))+0= 16
沙羅: てってれってててーと忍んの携帯着信がなる。
忍: “Plunderer”9の、高田16。知ってたのかも(何)
忍: 「…あ、すみません。ちょっと…」一言断って部屋の隅っこへ行き、通話ボタンぽちっと。
忍: 「はい、御堂です」
颯: “Plunderer”についてはまだ欠片も聞いてないので判定はしないということで(何)
沙羅: “Plundererについて、先に判定します。
 Dice 沙羅: 3r10=6(6(3,6,1))= 6
颯: ああ、あと、あるなら梶間についても調べておきたい。
沙羅: 「ぁー、ぁー、きこえっかー?」
GM: 梶間は、噂話か報道かな。
忍: 「はい、聞こえていますよ〜。あの後、何かありましたか?」
颯: んでは報道で……会話終わってから振りますわ(待機)
忍: 「こちらは今、データを解析中ですよ〜」
沙羅: 「あぁ、頼みてーことがあるんだよ。“Plunderer”について詳しく調べてもらえねーか?」
忍: 「ああ……はい。わかりました」
忍: 「そちらは現在も調査中なのですが、現時点で判っていることを全部、お伝えします」
忍: 頼みごとをされたのは初めてかな…少し顔をほころばせながら、自分なりに力強く答える。
忍: というわけで、かくかくしかじかと“Plunderer”についての情報を今から話します。情報提示お願いします。
沙羅: 『おぅ。悪ぃな』内心、自分だけで調べたかったがそういうのがどーしょーもなく苦手なので、苦虫潰しながら(ぁ
GM: では、順番に。

 “Plunderer”
 FHのエージェント。本名・シンドローム不明。
 依頼を受け、アイテムの捜索および奪取を主任務とする。
 また、戦闘力も高いため、護衛や襲撃任務にかりだされる事もある。
 ここまで。

 高田 英明
 民間の反UGN団体『友平会』の代表。
 元教師だが、オーヴァード関連の事件で教え子を多数失ったことがきっかけで退職。
 現在はフリーライターをする傍ら反UGN活動に身を置く。
 外見や会話から来る印象とは違い、かなりの切れ者である。
 反UGNを標榜しているが熱狂的なものではなく、むしろオーヴァード全体に対し疑念を持っている様子。
 以上。

 梶間 紘美
颯: あ、それまだ振ってません。
GM: まず、振れ(マテ)
颯: これから振ります。報道で。
 Dice 颯: 2r10=12(10(10,8)+2(2))= 12
颯: 回ったよ! 12!
忍: 自分も名前を効いたので、判定してみたいです。噂話で。
 Dice 忍: 3r10+0=6(6(6,3,3))+0= 6

 黒巣市出身の女子短大生。現在は他市在住。
 クーデター直後の混乱期に、家を襲撃され両親と生家を失う。本人は、外出だったため難を逃れる。
 現在は、祖父の家から短大に通いつつ、『友平会』の活動に精を出す。
 『友平会』では副代表の地位にあり、その容姿もあいまってかなりのカリスマ。反UGNの代表的な立場にいる。
 以上。

颯: うーん……梶間の家を襲撃したのは、世間的にはUGNということになっているということでいいのかな?
GM: 世間的には、FHが襲撃した事件はありません。すべてUGNの仕業になっています。
颯: 諒解。
忍: 「――というのが今までに得られた情報です。すみません、まだまだ情報が足りなくて…」
忍: 電話を手にしながら、壁を向いてしきりに頭を下げる。
沙羅: 「あやまらんでもいい、…アイツは護衛としてあそこに居たのか?」後半はぼそりと
GM: えーと…知覚が19で、梶間が12か…。
颯: ですな。
GM: なら、梶間の家が襲われた日、リストで別の家が襲撃されたことになっているのがわかりますね。
颯: 偽造の疑いがあることが解った、ってことかな?
忍: こちらが壁を向いている間、今ならパソコン触り放題ですよ(笑)
颯: 梶間家が襲われたはずなのに、別の名前になっているとかそういう感じ?
GM: 『文禄が“Plunderer”の依頼で襲ったのは梶間の家ではないだろうということが読み取れます』ね。
GM: 解釈は御自由に。
颯: 「梶間の家ではないだろう『か』ということ」ではなく「梶間の家ではないだろう『、』ということ」ですね。……諒解。
颯: かち、かち。と主人のいないのをいいことにデータを弄りつつ、思案。
忍: 「…あ、そうだ。空木君、先ほどの友平会の話を如月さんにも伺ってみますか?」
忍: 受話口に手を当てて、振り向いて問う。
忍: 「ちょ、ちょっと!? 何勝手に弄ってるんですかっ」
GM: 『リストに梶間の名前はない』『梶間の家が襲撃された日は、別の家が襲撃されている』。
GM: リストと情報からわかるのは以上です。
颯: 「……ん? ああ、まぁ、構わねぇよ?」
颯: PC弄りについての抗議はガン無視!
忍: 「ほんとに勘弁してくださいよ…機密書類だってあるんですから……」
颯: 「今更機密機密って騒いでも仕方ねぇだろ」さらっと。
颯: 「ホントに機密だったら、俺みたいなのをすんなり通すなよな」
忍: 「人手不足なんです」
颯: で、話すならどーぞ。とばかりに手を振って。
忍: 白い顔を上気させて、改めて電話に話を戻す。「ええと、友平会の高田、梶間ってご存知ですか?」
颯: リストで襲撃のあった家とは、UGN関係者か、そのイリーガル、若しくはイリーガル関係者ってことでしたよね。
颯: つまり全員OV?
GM: 関係者はオーヴァードでない場合もありますね。
颯: でもメインどころはUGN寄りのOVってことですね。
沙羅: 「ぁあん?ゆーへいかい、そんなの知…」一応振るぜ。…裏社会かFHではふれないよね?(ぁ<高田、梶間
GM: 知人がUGNに勤めてる一般人とか、イリーガルの個人的な友人とか。
忍: せっかくなので、文禄についても調べてみましょうか(何)
GM: 文禄は警察ですね。
颯: うい。諒解。
忍: <情報:警察>
 Dice 忍: 3r10=19(10(8,10,1)+9(9))= 19
忍: 19。
沙羅: UGN 高田
 Dice 沙羅: 1r10+1=4(4(4))+1= 5
沙羅: 梶間
 Dice 沙羅: 1r10=7(7(7))= 7
沙羅: 「知らねぇな」

 空き巣の文禄
 本名、巣鴨 文禄(すがも ぶんろく)。逮捕暦多数の空き巣専門の泥棒。
 刑務所に出たり入ったりを繰り返す45歳。家族無し。
 盗みの腕と鑑定眼は確か。裏社会ではそこそこ名前が知られている。あくまでそこそこ。
 以上。

忍: …………僕は昔、この人と出会った事があるのだろうかああああああ……(頭を抱える)
忍: というか45にもなって自販機にいちゃモン付けてちゃいけませんよね(きりっ)
忍: 「――そうですか、ありがとうございます」
颯: 忍の過去の人か(何)
忍: 人聞きの悪い事を言わないでくださいよもー(何)
忍: 「それと、空き巣の文禄から何か情報を得ましたら、こちらにも教えてくださいね?」
沙羅: 「……………ああ」間を空けて返事。
忍: 「行動を起こす前に、ですよ?」しつこいくらいに念を押して。
忍: 「人が一人でできる事は限られているんですから。約束ですよ? “無理はしない”って」
沙羅: 「チッ。さっきも言ったが、それこそ無理な注文だ。事、今回に限ってわ、な」
忍: 「あはは。こう見えても僕は結構しつこい性質なんです。それでは、また後で」
忍: 受話口を再び手で塞いで。
忍: 「空木くんー。その椅子に座っているんでしたら、被害に遭った人物の共通点が無いか調べてくださいね〜」
颯: 「んー」
颯: 頷きつつ。……なんで俺こんなことしてんだと自問自答(何)
颯: まぁ、共通点って先に気づいた以上のことってあるんですかね。GM?
GM: ありません。
颯: うい。諒解です。
忍: ついでに、上役のことを何も知らないというのも問題があるので、小原拓哉について情報判定してみたいです。
GM: 情報:UGNで。
忍: コネあり。
 Dice 忍: 5r10+0=11(10(9,10,3,9,9)+1(1))+0= 11
忍: 11。

 小原 拓哉
 UGN所属のエージェント。シンドロームはエンジェルハィロゥ/エグザイル。
 クーデター以前からUGNに参加。情報解析などを主としている。
 クーデター勃発後間もなくから、FHによる略奪事件を調べている。
 UGN内部において、現時点で最も一連の事件に詳しい人物と思われる。
 以上。

忍: 了解。とりあえずこんなところかなあ…失礼しますと言って電話を切ります。
沙羅: 「じゃあな」ぴっ、
颯: 「おい、御堂」通話が終わって携帯を切ったところを見計らい、声。
忍: 「はい?」掛けられた声に振り向く。
颯: 「バイト代とか払う余裕は今おまえらにあるか?」肩越しに目線だけ投げて。
忍: 「何でしょうか?」もたもたと携帯を懐にしまいつつ、パソコンのあるデスクへと。
忍: 「あー…うーん……多分、何とかあるかと…」俯き、思案しながら顎に手を当て。
颯: 「見入りがねぇんだよ。今……何か気になるし」
颯: 「データを弄った手前だ。出るもん出るなら片手間に“こっち”の件も探ってみてもいい」
忍: 「…足りない分は、僕が足せるかと…使い道の無いお金を持っていても仕方ありませんし…」
颯: 「だから、そっちも『友平会』についてなんか気づいたら、話流してくれよ」
颯: 「個人の出資なら別にいらね」ひら。と手を振って。
忍: 「わかりました。では、そういう“契約”で。――その方が、空木君にとっても気が楽でしょうしね」
忍: やんわりと笑みを浮かべる。
颯: 「……だからまぁ、何だ。梶間の身の安全だけは何とかしてやってくれ」
颯: 「あいつが敵だと思ってる輩にこんなこと言うのもおかしな話だと思うが……」
忍: 「でも、いつでも人材募集中なんですよ? 僕でも戦力としてカウントされるくらいなんです」
忍: 助けてーと言わんばかりに、服の裾を引く(何)
颯: 「──俺には、今、頼れる“組織”ってのがおまえらしか……いないから……って」
颯: 「何で袖掴んでんだよ、おまえ」半眼で見た(何)
忍: 「ああ、はい。わかりました。僕としてもオーヴァードではない人を傷つけるのを看過…え?」
忍: 言われて、手と掴んでいるモノを見て。パッとその手を離す。
忍: 「癖みたいです、すみません…」へこへこと頭を下げて。
颯: 「……まぁいいけどな」
忍: 「え、えーと………」こほん。咳払いひとつ。
颯: 「うん?」
忍: 「…社会の敵、と思われている事には、正直、慣れています」
忍: 「でも、僕にとっては、守りたい人達だから……だから、大丈夫です。気にしないで任せて下さい」
颯: 「…………」ぽり。と軽く人差し指で鼻の頭を掻き。目を逸らし。
颯: 「……ほんの少し前まで、な」
颯: 「俺も梶間と同じ目でおまえらUGNを見てた。……ただ」
忍: 「…とと」逸らされて、初めてじっと相手を真正面から見詰めていたことに気づいて。
忍: 「…ただ?」
颯: 「今は、こうなってみて、“UGNがいた”という事実がありがたい。──そう感じてる」
颯: ふい。と言葉を切り、身体ごと向こうを向き。
颯: 「適当に、気になる話が入ったらそっちに入れる。ちとばかしまた『友平会』の方にも顔出してみるわ」
颯: じゃな。と、手を振って出て行く姿は、明らかな照れ隠し。
忍: 「――ありがとうございます」全ての念、想いをその一言に集約させる。
忍: 姿の見えなくなった背に言葉を掛けて、小さく手を振り返した。



 Middle Phase-04
 ScenePlayer:“反逆の徒” 空木 颯/登場:可

 登場Dice 颯: 1d10+53=9(9)+53= 62

颯: ……ダイスボーナス到達(何)
GM: 明くる日、あなたは今日も公園に来ていました。
GM: 今日は、『友平会』の人々が微妙に興奮しているような気がします。
颯: うん……?
GM: 紘美もそれは同じなのか、今回は先方から話しかけてきました。
颯: とりあえずその辺の人をとっ捕まえて興奮している訳を訊こうか。
颯: っと。
颯: ではなしで。
紘美: 「こんにちは、空木君。最近よく来るね」
颯: 「んー。まぁ、興味が向いたってことだろな。……おまえって知った顔もあることだし」
紘美: 「高田さんと話したんだって? あの人に、強引に誘われたりしたのかな?」
颯: 「いや。情報を流してくれって名刺もらったけど、そんなとこだ。……ところで」
颯: 「今日は面子の様子が変だな。何かあったのか?」
紘美: 「せっかくだから、私も名刺渡しておくね。まあ、大層な肩書きだけどね」苦笑
紘美: 「ああ、今日はFHの人が、団体の視察に来るんだって」
颯: 「……おまえも持ってるのか……まぁ、受け取っておくわ」どーも。と気も無く告げ、受け取り。
颯: 「……へぇ」
紘美: 「結構有名な人らしいよ。ここは活動が活動だけに、FHのシンパも多いし」 ※11
GM: そういう紘美自身は、さほど興味がなさそうです。
颯: 「FHの連中って、OV推進派だろ。おまえたちみたいな非OVの団体を、わざわざ見に来るのか?」
颯: 「ある意味、敵とも言えるんじゃねぇの?」
颯: 「──んで、誰よ、そんな物好き」
紘美: 「『反オーヴァード』じゃなくって、『反UGN』よ。別に、FHを嫌ってる人はあまりいないわ」
颯: 「ふん。俺に取っちゃどっちも似たようなもんに思えるけどな……まぁ、物好きの顔を見ておくのも一興か?」
颯: 「……とはいえ、おまえはあんまり興味なさそうだな」
GM: そんなことを話していると、公園の端の方からワッと歓声が上がります。
颯: んー? と、声の方に視線だけ投げる。
会員: 『春日様よーっ!! 春日恭二様がいらしたわーっ!!』
GM: 視線を向けると、白いスーツにビシッと髪形を決めた、鋭い目つきをしているものの温和な顔をした長身の男が。
GM: その隣には、中学生くらいの少女の姿もあります。
颯: 「……“ディアボロス”だったっけか、アレ」思わず『アレ』扱い(何)
会員: 『キャー春日様、今日もおステキデース!!』
 登場Dice 沙羅: 1d10+40=2(2)+40= 42
颯: 「──後は……“運命の導き手”?」うろ覚えの知識で確認しつつ。
紘美: 「そうね。FHのトップクラスのエージェントだそうよ」
紘美: 「あっちは、よく知らないけど、確かそんな名前」
颯: そか。と口中で呟き。「梶間、おまえはいいのか? 歓迎しなくて。曲がりなりにも此処のナンバー2だろ?」
沙羅: 「……ハ」空木達とは別の、少し離れた位置で、人の集まりを眺めている。
紘美: 「その辺は、高田さんが任せておけ、って。私も、あまり興味ないし」
颯: 「ふん。……なぁ、梶間」
紘美: 「まあ、あとで挨拶くらいはするけど。…なに?」
颯: 「今日の集会、こんな程度だったらテキトーにばっくれてどっか行かねぇ?」
颯: 「何だかんだであんまり近況とか話してないだろ。おまえ、集会でいつも忙しそうだし」
紘美: 「それは駄目。私が真面目な堅物だったのは知ってるでしょ」笑いながら
紘美: 「なんだかんだ言って、この中じゃ注目されてるし。それに、そういう話だったら、集会がない日にできるでしょ」
颯: 「久しぶりの友人につれないねぇ」ま、期待はしてなかったけど。と呟きつつ。
紘美: 「電話番号、名刺に書いてあるよ」
颯: 「ん。じゃ、明日はどうだ? 空いてるならテキトーに連絡する」 ※12
紘美: 「2時以降…こっち来るのにちょっとかかるから、3時以降なら、大丈夫よ」
颯: 「2時ね……学校かなんかか?」
紘美: 「ええ。集会がない日は、ちゃんと授業出てるもの」クスリと笑いながら
颯: 「流石優等生だねぇ……んじゃ、それで行くか」ぱちん。と指を鳴らし。
紘美: 「と、ごめん。呼ばれた。ちょっと挨拶してくるね」
颯: 「じゃ、これは俺の連絡先。……15時に駅で待ってっから、遅れそうなら連絡くれや」
颯: 離れかけた梶間にメモを渡し。
GM: 視線の先では、高田と春日が歯が浮くような美辞麗句合戦を(笑)
颯: あーぁ(何)
紘美: 「うん。それじゃあ、またね」
颯: 「おう」
颯: ひら。と手を振り、見送り……ちら。とどこか見覚えのある金髪姿に視線を投げた。
忍: 何の脈絡もなく登場します(何)
 登場Dice 忍: 1d10+51=9(9)+51= 60
忍: とんとん。と、小さく颯の肩を叩く指。
颯: 「……ぅん?」
颯: 軽い刺激に、其方の方を向く。
沙羅: 「――。」視線に気付かないまま、目を細くしてFHの連中を眺めている。
忍: 「隅に置けませんね〜」にこにこと、傍らに立つ者。
颯: 「……何だ、あんたか」
颯: 「高校の同級生だぜ、あいつ。別にそれ以上の関係はねぇよ」
忍: 「今のが、先程の話に出ていた梶間さんですか」
颯: ふい。と再度視線は梶間に向いて。「ああ」と頷く。
颯: 「ところで」ふい。と金髪姿に顎をしゃくり。「アレ、あんたが呼んだのか?」
忍: 「PCのリストに、彼女の名前を探していたのです? ………え、何の??」きょろきょろと。
忍: 「やだなあ、僕がFHの人を呼ぶ訳無いじゃないですか」またまたご冗談を、と手を振る。
颯: 「確かFHでは指名手配中じゃなかったか……違うわ、このおおぼけ」つい突っ込みいれつつ。
颯: 「あいつだよ。如月、って言わなかったか? 確か」
颯: 言って、今度は明確に其方の方に視線を向ける。
忍: 「ごふ。あー…うん、“今の”彼女の姿なら、おいそれとはそう見られないと思うんですが」
忍: 確か、手配されていた顔写真は昔のモノだったと記憶。
沙羅: 「…あ゛?」ようやく視線に気付いて、其方の方を向く
忍: 「あとですね、ちょっと空木君に言い忘れていた事がありまして」
忍: 指で頬を掻きつつ。
颯: 重なり合った目線で軽い会釈をしつつ。「何だ?」とは言葉で反応。
忍: 「“アレ”は、手下の一人のデータですよ」
忍: 「複数人が協力している場合、そのデータからだけだと読み取れないと思うんですが…つまりですね」
颯: 「……“本命”は隠れて別の手を入れる。ってことか?」
忍: 「文禄が空き巣に入ったわけではないが、“Plunderer”は襲撃してないとは言い切れない訳で…ええ、そうなりますかね」
颯: 「──ところで、“Plunderer”ってな……何だ?」今更の様に(何)
忍: 「ああ」手ぽむ。心得て。
沙羅: 「……ふん」FHの方は特に何も無さそうなら、二人の方に歩いていく。
忍: 「強盗事件が多発しているでしょう? それの下手人をそう呼んでいるんです」
忍: 「それに、データの持ち主だった文禄が言ってたんですよ。確か……ええと」
忍: 「“旦那が探しているのはガラクタみたいな物ばかりで、その中にも目当ての物は入ってなさそうだった”と」
颯: 「それがあんたらの今の追跡対象の本命か……なぁ、御堂」
忍: 金に染めた髪の女性に会釈をして。
忍: 「はい、何でしょう?」
颯: 「ちっと思ったんだが……文禄ってのに情報をもらう前に、リストから推測で先回りできねぇの?」
颯: 「あの数だ。UGN関係者で対象になってないのもそろそろ少ないだろ」
忍: 「小原さんが起きれば何とかなるかも知れませんが…」
忍: 「ともあれ、木の葉を隠すなら森の中、とか言いますしね」
忍: 「いやあ、残念ながら僕もはっきりと把握しているわけではありませんから」
忍: 声が大きいですよ、と人差し指を唇に当てる。
沙羅: 「―あ゛ー…ミドー。ちょうど良い所に居るな」空木を一瞥してから
颯: 「後は……ガラクタなぁ……」ふん。と軽く顎に手を当て、此方も視線だけで如月を迎えつつ。
忍: 「この後、襲撃現場に寄ってみようと思いまして」
忍: 「そしたら何か集会があって、見た顔があったものですから。ふらふら…っと」どうしましたか? と首を傾げて。
沙羅: 「あのデータ、今持ってるか?襲撃された場所が記されてるなら、見せろ」
忍: 「ええっと、確かこの中にプリントした物が…」がさごそと鞄を漁り、紙の束を渡す。
沙羅: 「(ばっ、と受け取り、ばらばらばら、と流し読みしていく」
忍: 「元々如月さんの受け取った物ですしね」
忍: 流し読みする様子を見て。ぽつりと。「大切なモノがガラクタの中にあるかもしれませんね。例えば、データ…とか」
颯: 「何だ。如月も同じ件で動いてんのか」ふん。と軽く鼻を鳴らし。様子を見て。
忍: 「本人が知らずに持ち歩いている物だってあるかもしれません」
颯: 「だなぁ……ただそれを誰が持っていて、何なのかってのが解らんと判断もつかねぇ」苦笑。
忍: 「ですねぇ。だから彼も苦労しているんでしょうね」軽く零れる乾いた笑み。
沙羅: 「理由は、違ぇがな」読み終えて投げ返す。
忍: 「っとと」慌てて紙束を両手で受け取る。
忍: 「それじゃ僕はこの辺で。お二人も気をつけて下さいね。“関係者”ですから」
颯: あいよ。と軽く手を振ることで返し。
忍: 「デートの成功、祈ってますよ」手を振って、人混みに紛れた。 ※13
颯: 「デートじゃねぇって言ってるのに……で、如月は何でこんなん見に来たのよ」
沙羅: 「ハッ。」一言で返し忍を送る。
颯: 前半は去っていった青年に、後半は目前の少女に。
沙羅: 「ついでだ。ミドーの奴から『友平会』の事は聞いて、足を運んだだけだっつーの」
沙羅: 「さっきの情報貰いに行くついでにな」
颯: 「物好きなもんだな……まぁ、人の事ぁ言えねぇが」
沙羅: 「…FHが居るとは思わなかったがな」集会を一瞥する目は厳しく。
颯: 「ある意味俺が頼んだようなもんか。悪ぃな、如月」
沙羅: 「謝る必要はねーだろうが。勝手に俺は動いてるだけ」
颯: 「あ、そ」言葉に気を悪くした風も無く頷き。
颯: 「んじゃ、俺ぁ、ちと代表に挨拶してくるわ……興味があるならおまえも来るか?」
颯: 「FHのお偉いさんに紹介してもらえるかも知れんぜ?」にぃ。とこれは人の悪い笑みで。
沙羅: フードを被り直して、「はっ、俺は其処まで暇じゃない」
沙羅: 「今は、最優先に追うもんがある。…ああゆうお偉いさんは、いつか磨り潰しに行くから、今はいー」
沙羅: くるり、と背を向けて
颯: 「そうか。じゃぁまたな」言い様、此方は集会の中心に歩を進めていく。
結希: 「こんにちは。ちょっといいですか?」
GM: 沙羅や忍が去るのと入れ替わりに、薬王寺 結希がそちらにやってきます。
颯: うん? とかけられた声に立ち止まり。一瞬周囲を見回して。
颯: 「俺か?」自分を指差し、確認。
結希: 「ええ、あなたですよ。“Nepartak”さん」ニコニコと笑いながら
颯: 「────」
颯: 「“そっち”の名前で呼ぶって事は、俺、すげぇ間抜けじゃねぇ? 今」
颯: 流石に苦笑しつつ。微かに目を細めた。
結希: 「ご心配なく。誰かに話したりしませんから。ただ、一言お伝えしたいことがあるだけですよ」
颯: 「何だよ?」
結希: 「『目に見えているものが、すべて真実ではない。目に見えているものが、すべて偽りではない』」
結希: 「これからのあなたのために、ご忠告を」
颯: 「…………んなこたぁ……」解っている。と応えかけつつ。
颯: 「……何で、そんなことを今俺にあんたが言うんだ? FHのお偉いさん?」
結希: 「さあ? なんででしょうね」
結希: 「お知り合いにも、お伝えするとよろしいですよ」
結希: 「それでは、貴方に良き運命が訪れますように」いたずらっぽく笑うと、去って行く。
颯: 「……まぁ、応える訳ぁねえやな。……おい。」
颯: その背に声。
結希: 「なにか?」
颯: 「ついでにひとつ図々しく訊かせろや」ばれてるなら構いやしねぇ。と開き直り。
颯: 「“Plunderer”。コイツ、あんたら側の人間だろ。……一体、此処で何を探してるんだ、コイツぁ」 ※14
結希: 「依頼人の意向で、入念に隠蔽されてますから」
結希: 「まあ、それくらいでないと、誰も彼に仕事を持っていったりしませんけど」
結希: 「まあ、さしもの彼も、見つけられずに手間取ってるようですけどねー」
颯: 「そんな複雑怪奇なものを探させてるのか……因果なもんだな。FHってのも」
結希: 「依頼人が個人的に欲しているだけですよ」
結希: 「見つからなくても、UGNの力を削ぐことはできますから、こちらから止める理由はありませんし」
颯: 「ま、忠告も応答もありがたく……依頼人?」各課に鸚鵡返し、眉を潜め。
結希: 「ただ、“Plunderer”は少々プロ意識が強すぎますねー」
結希: 「あたし達としては、事のついでに殺してくれても構わないのですが」
颯: 「……可愛い顔して物騒なこと言うお嬢ちゃんだな、あんた」
結希: 「彼は、あまり無駄に殺しをするのを好まないようです」
結希: 「必要なら、いくらでも殺しますし、その能力もあるのですけど」
颯: 「元々は同僚だったんだろうにな」苦笑して。
颯: 「支配側の人間としては、そっちの方が全うだと思うぜ? ……ま、引き止めて悪かったな」
結希: 「あたしとしては、世界が変わっても元のままありたいと思う気持ち…」
結希: 「…あったような気もしますけど、今はもうありませんね」
結希: 「でも、そんな気持ちをなくしてしまったのは、あたしだけではないでしょうね」
結希: 「むしろ、そうなった人の方が多いのかな?」
颯: 「……寂しいこと言うな。あんたも」
結希: 「事実ですよ。貴方が元のままあり続けたいと思うなら、きっと何度も見ることになります」
颯: 「無くすんじゃなくて、在ったまま変わった方がマシだと思うがな。──何をだ?」
結希: 「なくしてしまった人達を。それでは、ごきげんよう」
結希: 「あ、春日さんには早く会話を切り上げるように言って置いてくださいね」
颯: 「…………」
颯: 「何で俺が……っ!?」言葉の後半につい声を荒げつつ。
結希: 「あの人、なんか苦手なんです。爽やかさが痛々しいというか…」はにゃー
GM: そう言うと、今度こそその場を去っていきます。
颯: 「いや、それはよーく解るが……」
颯: つい見送り。
颯: 「──っち……」なんとなく成り行きで首をかしげながら中央の輪の中に入るのでした。まる。



恭二: 「なにを話していた?」
結希: 「ちょっと、忠告をしただけですよ」
恭二: 「フン。いいのか、奴に文句を言われるかもしれないぞ?」
結希: 「お互い、勝手にやってるだけですから、文句を言われる筋合いはないと思いますけどー」
結希: 「まあ、どうせ絶望するのでしたら、足掻いた方がより深くなるじゃないですか」
恭二: 「やれやれ…貴様にだけは“導かれたくない”ものだな」



 Middle Phase-05
 ScenePlayer:“血の狂宴” 如月 沙羅/登場:不可

 登場Dice 沙羅: 1d10+42=10(10)+42= 52

GM: 貴方の携帯に、連絡が入ってきました。
沙羅: 「あ゛ん?」“Plunderer”のこの間の襲撃場所へと歩きながら。
シザーリオ: 『やあ、ご機嫌いかがかな、“Blood Party”』
シザーリオ: 『君が望んでいた情報、流されたようだよ。裏ネットにつないでみるといい』
沙羅: 「そうか。言いたい事はそれだけか?」歩みを止めずに。
シザーリオ: 『文禄って人は律儀な人のようだね。“Plunderer”の連絡先や彼との連絡方法、全部流されてるよ』 ※15
シザーリオ: 『見る人が見ないと、なんだかわからないだろうけど』
シザーリオ: 『それだけだよ。こちらもいろいろ忙しくてね』
シザーリオ: 『ちゃんと監視していただけでも、ありがたく思ってほしいな』
沙羅: 「……ふん。切るぞ」ぴっ、と携帯電話の通話を切って、ネットワークを展開する。
GM: では、言われた通りの所に、“Plunderer”への連絡先と、次の襲撃予定先が表示されています。
沙羅: 「………」ぴぴ、とそれらのデータを纏めて、御堂のアドレスに送る。
沙羅: 「…時間は…まだあるか」
沙羅: 襲撃する家の名前とかはわかるのですかね?>GM
GM: 名前が載っているだけですが、調べれば場所もわかりますね(判定不要)
沙羅: 「……」ぴっぴっ、と場所を調べながら、歩く。
GM: 場所は簡単にわかります。●●家。
GM: そのまま放置していると、人数が集まったのか、応募が締め切られます。 ※16
沙羅: 「……チッ」余り余裕は無いかもしれないか…。
沙羅: 「らしくねぇ。らしくねぇよ」一つ息を吐いて
GM: 襲撃先に行くなら、シーン継続してその場になります。
GM: ただし、そこからは忍は基本的に登場不可。颯もこのシーンに登場したら、次のシーンには登場できません。
沙羅: 「背後関係とかは関係ない。まずは”潰す”」自分に言い聞かせるように。
沙羅: 襲撃先へ変更します。
GM: では、襲撃先に行くと、“Plunderer”他数名の男達がいます。 ※17
沙羅: …始める前かい?
GM: 何かを待っている様子ですね。
GM: そして、以前とは違い、《ワーディング》が張られる。
“Plunderer”: 「前に会った時言っただろう。俺の領域に入って、見つからないと思ったか、と」
沙羅: 「別に。隠れる気はさらさらねーよ」
“Plunderer”: 「そうか。それで、何か用があるのか?」
“Plunderer”: 「今回のために、面子はオーヴァードを揃えた。戦うのなら、そのつもりでいるんだな」
沙羅: ハッ、と笑い。
 登場Dice 颯: 1d10+62=6(6)+62= 68
沙羅: 「話し合いに来たとでも思ってんのか?言ったはずだ、俺はお前の顔を歪ませると」
颯: 「なんとも物騒なもんだなおい? ただのごろつきにしてはよ」
颯: ぶらり。たまたま通りがかったかの様な様子で、如月の背に声。 ※18
“Plunderer”: 「そうか。こちらもそのつもりで人を集めた。やるというのなら、それで構わん」
颯: 「取り込み中か? 喧嘩だったら手を貸すぜ?」手にした紙袋をほい。と地に投げて。
沙羅: 「―勝手にしやがれ」視線は、“Plunderer”へ注がれたまま。
“Plunderer”: 「難儀なことだ。だが、やる以上は油断も手加減もない」
GM: 領域全体が、軋む様な音を立てる。では、衝動判定を。 ※19
颯: (ころころ)安く済んだ! 成功の71%
沙羅: (ころころ)成功で64%
GM: (“Plunderer”、オーヴァード×2)(オーヴァード×2)
GM: 敵エンゲージは以上。初期エンゲージは(オーヴァード×2)まで可能。
GM: 勝利条件は“Plunderer”を倒す。敗北条件はPCの全滅。
GM: エフェクトでのみ撤退可能。敗北した場合、トドメをさして去ります。
GM: エンゲージ宣言お願いします。そこで、今日は終了とします。
颯: エンゲージ可能であれば、前衛の敵x2へエンゲージ希望。
沙羅: 同じく前衛の敵2へ。
GM:  (“Plunderer”、オーヴァード×2)(颯、沙羅、オーヴァード×2)

GM: セットアップ
颯: 無しです。
GM: こちら、“Plunderer”が《ヴァイタルアップ》宣言。他は無し。
沙羅: 無しです。7のまま。…わー。
GM: では…あら、後方のオーヴァードの方が速い。
颯: あら(何)

GM: では、オーヴァードAの行動。マイナー無し。メジャーでマシンガンをブッパ。
 Dice GM: 6r8+3=15(10(8,6,3,4,1,9)+5(5,1))+3= 18
颯: うーん。素回避って見る。
 Dice 颯: 7r10+4=7(7(3,1,6,2,4,2,7))+4= 11
颯: あたーりー
 Dice 沙羅: 7r10+1=9(9(9,9,7,7,2,8,4))+1= 10
 ダメージDice GM: 2d10+9=19(9,10)+9= 28
颯: ちょ、なんてダメージ(何)
GM: 高っ! 28点装甲有効。
沙羅: リザレクト。…
 《リザレクト》Dice 沙羅: 1d10+64=2(2)+64= 66
颯: もちろんリザだよ。
 《リザレクト》Dice 颯: 1d10+71=10(10)+71= 81
颯: きゃぁぁぁ

GM: では、続いてオーヴァードBの行動。
GM: マイナー無し、メジャーでレーザー発射。(ころころ)対象は沙羅
 Dice GM: 7r7+4=16(10(3,10,3,9,8,6,1)+6(5,6,3))+4= 20
GM: 20。
沙羅: …エフェクトとかは無い?
GM: エンジェルハィロゥのエフェクトによる攻撃と扱います。
沙羅: …素回避行こう。
 Dice 沙羅: 7r10+1=9(9(5,5,9,6,9,3,8))+1= 10
沙羅: 無理。
 ダメージDice GM: 3d10+2=18(1,9,8)+2= 20
GM: 20点装甲有効。
 《リザレクト》Dice 沙羅: 1d10+66=5(5)+66= 71

GM: で、“Plunderer”が行動値10だから、まだこっちが先か。
“Plunderer”: 「…そういえば、聞いていなかったな」
“Plunderer”: 「なぜ、俺を付け狙う? 怨まれる覚えはいくらでもあるがな」
沙羅: 「ハハッ」身体を血に染めながら、嗤いながら。
沙羅: 「覚えちゃ居ないだろうが、調整とか何だか抜かしやがた…”あの場”にテメェは居た。それだけ、だ」
“Plunderer”: 「あの場…? ………ああ…そうか…」
“Plunderer”: 「なるほど…そうか! クハハハハハ!!」
“Plunderer”: 「そうか…ククク…こいつは因果だな…! フハハ…実に笑える!」
沙羅: 「何が、おかしいんだよ、テメェ」
“Plunderer”: 「私がここにいることに、それはまったくの無関係ではないということだよ」
“Plunderer”: 「それを因果と言わずして何と言う!」
“Plunderer”: 「なるほど、理由はよくわかった。ならば、俺を倒してみることだな!」
GM: ということで、行動。マイナー無し。
GM: メジャー《絶対の空間》《大地の牙》《大地の加護》《縛鎖》《破砕の顎》《惑いの一撃》《氷の塔》《静かなる霧》《要の陣形》対象:PC二人
 Dice GM: 13r7+10=31(10(6,1,8,2,8,7,4,1,10,3,6,7,10)+10(7,10,8,2,8,3)+10(6,1,7,5)+1(1))+10= 41
GM: 41、避けペナ10個。受けペナ8個。命中でラウンド間ペナ4個&移動不可。
沙羅: 「―勝手に納得してんじゃねぇ!―言われなくても、テメェは倒す!」
颯: 何だその容赦ないの。素回避すらできねぇ。
沙羅: 竜燐2。装甲値+20…っ。
 ダメージDice GM: 5d10+17=30(6,9,2,7,6)+17= 47
GM: 47点装甲有効。
沙羅: …素直にリザレクト。
 《リザレクト》Dice 沙羅: 1d10+73=1(1)+73= 74
颯: はいはいリザレクト。
 《リザレクト》Dice 颯: 1d10+81=2(2)+81= 83

GM: では、9の颯どうぞ。
颯: 「……ふん」ぺ。と血を吐き。左手を振るう。マイナーにて《破壊の爪》
颯: 「訳わかんねぇことばっか言ってんが。やられっぱなしじゃ詰まらねぇからな……!」
颯: 白兵4+《全知の欠片/ピンポイント・レーザー/レーザーファン》侵食は合計で92% Dペナ受領。
 Dice 颯: 5r8+4=7(7(6,2,7,6,5))+4= 11
颯: まわってぇね。対象は目の前の二人!
GM: こいつらは素回避オンリー。
 Dice GM: 7r10+1=16(10(10,5,10,2,8,6,10)+6(1,6,4))+1= 17
 Dice GM: 7r10+1=9(9(8,7,6,3,8,9,2))+1= 10
GM: 片方命中。ダメージどうぞ。
颯: マジデスカ。ではダメージ!
 ダメージDice 颯: 2d10+7=14(4,10)+7= 21
颯: 21点装甲無視。
GM: 装甲有効だったら残ってた。便宜上の名前オーヴァードD死亡。
颯: 装甲あったのかよ
颯: 「ま、先ずは一人お返しってとこだな」

GM: で、こいつは行動値8だから、こっちが先手か。(ころころ)対象は沙羅。マイナー無し、メジャーは爪で攻撃。
 Dice GM: 7r8+4=23(10(9,8,6,2,4,8,4)+10(10,10,10)+3(2,3,2))+4= 27
颯: 2段目の10トリプルって何だ一体……?
沙羅: 回避放棄。竜燐。
 ダメージDice GM: 3d10+12=7(1,5,1)+12= 19
GM: 19点装甲有効。
沙羅: 弾く。

GM: では、7で沙羅どうぞ。
沙羅: MNハンティングスタイル+破壊の爪1+完全獣化、MJ《血の従者》 +14%で、90%まで上昇。
 Dice 沙羅: 5r10=9(9(7,3,1,9,2))= 9
沙羅: HP9の従者。
沙羅: 「――アアアアア!」身体を掻き毟る様にして血を流し続ける。

GM: では、セカンド。こちら無し。
沙羅: 宣言。
颯: なしで。 ※20

GM: では、沙羅どうぞ。
沙羅: 白兵5+《鬼の一撃3/獣の力3/渇きの主2/フルパワーアタック3/大蛇の尾2/夜魔の領域2》
沙羅: 対象は、“Plunderer。侵食率105%上昇。
沙羅: 「―その笑み、苦悶の表情に変えてやる!」
 Dice 沙羅: 14r7+5=66(10(3,7,7,2,4,10,4,3,10,3,2,2,3,10)+10(6,5,2,7,1)+10(10)+10(10)+10(9)+10(9)+6(6))+5= 71
GM: 《ブレインコントロール》《陽炎》
 Dice GM: 15r8+4=27(10(10,4,2,9,1,3,5,6,2,8,3,10,7,5,10)+10(1,1,3,8,9)+7(7,5))+4= 31
GM: 命中。ダメージどうぞ。
沙羅: 装甲無視  「――斬り刻まれろ!」
 ダメージDice 沙羅: 8d10+37=37(5,4,1,2,8,6,9,2)+37= 74
沙羅: HP8点回復。HP9へ
GM: 《氷雪の守護》
 Dice GM: 3d10=21(9,10,2)= 21
GM: 21点減らして、53点受領。生存。
“Plunderer”: 「なるほど…なかなかだ」

GM: クリンナップ
沙羅: 不死者の恩寵。
颯: Dペナ解除ですな。
GM: 解除は《不死者の恩寵》判定後です。念のため。
颯: ういー。
 Dice 沙羅: 10r10+1=9(9(4,5,2,1,1,6,9,5,3,9))+1= 10
沙羅: 10点回復。HP18へ。107%まで上昇。
GM: それで、《夜魔の領域》のダメージが行きますね。

GM: では、第2ラウンド
GM: セットアップ、こちら無し。
颯: なっしん。
沙羅: 血の戦馬。110%まで上昇。

GM: では、13でオーヴァードA。マシンガンで範囲攻撃。
 Dice GM: 6r8+3=27(10(4,7,9,7,5,10)+10(9,4)+7(7))+3= 30
颯: あれ、今度はクリ下がってんのか……カヴァーしようか、如月。
GM: 最初から下がってます。回らなかっただけで(笑)
颯: C10で最初振ったんじゃなかったのか(笑)
沙羅: …うーん。侵食率は大丈夫ですか?
颯: 正直此処で倒れておきたい。起きろってなら起きるけど。
沙羅: じゃあ、お願いします。回避放棄。
颯: OKでは如月をカバー。ダメージこいやー。
 ダメージDice GM: 4d10+9=24(4,2,8,10)+9= 33
GM: 33点装甲有効。
颯: 倍ドンで66点だな。すまねぇ、昏倒する。

GM: では、11でオーヴァードB。レーザーで攻撃。
 Dice GM: 7r7+4=31(10(6,7,8,1,5,1,8)+10(6,9,4)+10(8)+1(1))+4= 35
沙羅: 「――ッ」倒れる空木を一瞥して、竜燐。
 ダメージDice GM: 4d10+2=23(10,2,1,10)+2= 25
GM: 25点装甲有効。
沙羅: 112%に上昇。装甲値で弾きます。
沙羅: 「邪魔、だっ!」一歩前に出て、血の塊をぶつける。

GM: では、10で“Plunderer”。
“Plunderer”: 「一人倒れたか。だが、頑張っている方だ」
沙羅: 「――上から、物見てるんじゃねぇよっ!」
GM: マイナー無し。
GM: メジャー《絶対の空間》《大地の牙》《大地の加護》《縛鎖》《破砕の顎》《惑いの一撃》《氷の塔》《静かなる霧》
 Dice GM: 13r7+10=14(10(2,7,5,6,7,2,8,2,3,5,6,3,7)+4(4,2,1,2))+10= 24 ※21
GM: 下がった。24、回避ペナ10、受けペナ8。命中で4ペナ&移動不可。
沙羅: …竜燐。回避はしない。
 ダメージDice GM: 3r10+17=9(9(9,3,6))+17= 26
GM: 26点装甲有効。
沙羅: …血で弾く。移動付加+命中ペナルティ受領。
“Plunderer”: 「弾くか。ふむ…」

GM: 8、オーヴァードCの行動。爪で切り裂く。
沙羅: 「―――ッア!」空木と“Plundererの射線が通らないように、一歩前に出てから、その攻撃を受ける。
 Dice GM: 7r8+4=16(10(9,7,6,3,10,5,3)+6(5,6))+4= 20
沙羅: …竜燐。116%まで上昇。
 ダメージDice GM: 3d10+12=18(7,9,2)+12= 30
GM: 30点装甲有効。
沙羅: ジャストで弾く。

GM: では、7で沙羅どうぞ。
沙羅: 白兵4+《鬼の一撃3/獣の力3/渇きの主2/フルパワーアタック3/大蛇の尾2/獣の王》
 Dice 沙羅: 19r7+4=24(10(5,8,7,9,2,8,7,2,8,7,5,3,7,10,8,6,9,3,5)+10(5,5,3,1,4,7,4,2,8,5,1)+4(1,4))+4= 28
沙羅: 28でリアクション不可。
GM: ダメージどうぞ。
 ダメージDice 沙羅: 3d10+37=25(9,7,9)+37= 62
沙羅: 62点、装甲無視で。 ※22
GM: 《氷雪の守護》
 Dice GM: 3d10=14(8,4,2)= 14
沙羅: 「――まだか!」
沙羅: 「――まだ足りないかッ!」叫ぶように喚くように血の刃を放ち続ける。
GM: 48点来るか。ちょっと耐えられないな。《復讐の領域》宣言。48点を跳ね返す。
沙羅: シナリオロイスを、タイタスに。…昇華して、復活。
“Plunderer”: 「…チッ…どうしたものか」

GM: セカンド。こちらは無し。
沙羅: 宣言。
GM: では、沙羅どうぞ。
沙羅: 白兵4+《鬼の一撃3/獣の力3/渇きの主2/フルパワーアタック3/大蛇の尾2/夜魔の領域2》
沙羅: HP16点に減少。147%まで上昇。
沙羅: 「どうするもなにも!血の海に沈んでろ!」
 Dice 沙羅: 19r7+4=41(10(8,1,9,4,9,6,5,10,8,3,1,10,9,2,4,9,5,9,4)+10(6,10,2,2,10,10,10,6,6)+10(10,4,3,2)+10(9)+1(1))+4= 45
GM: 《ブレインコントロール》《陽炎》
 Dice GM: 15r8+4=21(10(5,7,4,8,1,7,7,2,4,9,8,1,8,2,10)+10(1,3,5,1,9)+1(1))+4= 25
GM: 命中。ダメージどうぞ。
沙羅: 「そして、呻き声を上げやがれええっ!」
 ダメージDice 沙羅: 5d10+37=25(2,1,9,10,3)+37= 62
沙羅: 62点装甲無視。…HP18まで回復。
GM: 《ショックアブソーブ》宣言、25点軽減。37点受領。 ※23
GM: こちら残りHP…37点きっかり(誤魔化し無し)。昏倒。
GM: 戦闘終了。

“Plunderer”: 「ふむ…。任務失敗、か」
沙羅: 「アアアアアアッ!」辺りに血の刃を放ちながら、一歩一歩近づいていく。
沙羅: 「――アッ!」倒れるように“Plunderer”の首を掴む。
“Plunderer”: 「つまらんところで躓いたものだが…これこそ因果、か」
沙羅: 「――何の、因果、だっ!」己の衝動・血を抑えこむように
“Plunderer”: 「一つ教えておいてやろう。俺は今回、日下部 仁の命で、“賢者の石”を探しに来た」 ※24
“Plunderer”: 「そして、それがおまえが探している最終的な仇だ」
沙羅: 「――“賢者の石”が、だと!?それが仇ってどういうことだよ!」
“Plunderer”: 「奴が、実験の主催者だったということだ」
“Plunderer”: 「“賢者の石”を複数まとめて制御するために、適合者を使っていろいろ実験した」
“Plunderer”: 「もっともおまえは、“適合者としての資格を失った”から、捨てられたのだがな」
“Plunderer”: 「その結果、俺がこうして倒れた。まさに因果だろう」クククと笑う
沙羅: 「――ッ!じゃあ、俺は逃げ出したんじゃなく…!用済みだから捨てられたって事、かよっ!」
沙羅: 「そして、…俺の親父とお袋は…っ!」
“Plunderer”: 「覚醒のための捨石だ」
沙羅: 「―――ッァァァ、!」ぎり、と首を絞める力が徐々に強く。
沙羅: 「――そして、テメエはそれに協力してたん、だな?」
“Plunderer”: 「そうだ。実験時は、被検体の監視および処置。今は“賢者の石”の捜索という形でな」
沙羅: 「――ッ!テメェッ!」力が篭っていく。
 《リザレクト》Dice 颯: 1d10+92=6(6)+92= 98
颯: やり取りの向こうで、むくり、起き上がり。静まった周囲を眺め、一息。
颯: 「……おい」些かよろめきつつも。締め上げられた人物に近づき。
颯: 「そこまでぶっちゃけたなら、こっちも訊かせろや」
颯: 「……おまえらのその“実験”とやらに、梶間紘美とその関係者ってのはいたのか?」
颯: ダメ元でも、取り敢えずな質問。
“Plunderer”: 「そういえば、おまえは何の仇か聞いていなかったな。被検体の中にも記憶がないが…」
“Plunderer”: 「梶間…? 知らんな」
颯: 「……じゃ、高田とかはどうだ?」これは殆ど成り行きなまま。
“Plunderer”: 「その名もいなかったな。適合者など、そうそう見つかるものではない」
颯: 「そうかい」ふん。鼻を鳴らし。
颯: 「で、満足な“石”とやらは集まったのかよ? あんたらの働きで」
“Plunderer”: 「残念ながら、0だ。ここ二月ばかり、足を棒にしたのだが、すべて外れだ」
颯: 「そいつは残念なことで」
沙羅: 「――”賢者の石”が、そうそう一般家庭にあるもんじゃねえよ」
颯: 「大体一般の家にあるもんなのかよそんなの。普通、持って歩くなりしているのが関の山じゃねぇの?」
“Plunderer”: 「当たり前だ。一般家庭など探していない」せせら笑うように
颯: 「OVの家だろ? ──今この時じゃ、一般じゃねぇのかよ」
“Plunderer”: 「“賢者の石”を一般に預けるものか。カモフラージュとしても危険が大き過ぎる」
颯: 「…………普通の連中が寄り付かない“犯罪者”の元ならどうよ」
“Plunderer”: 「リスクというものを考えるんだな」 ※25
“Plunderer”: 「おまえにとってどうかは知らないが、“賢者の石”の価値は、そう軽いものではない」
沙羅: 「――…そうかもしれねぇけどな、テメェみたいな事を考える奴が居るからこそ敢えて…という奴はいるかもな」
颯: 「──“UGN関係者”ってはっきり言った方が解り易いか、おまえの脳みそだったら」
颯: 「先導している連中にゃ知らせてない様だが、リスト上のそれは、正しくそこだろ」
“Plunderer”: 「なるほど。すまなかったな、その通りだ。俺はそれを基本に、可能性の高いところから探していた」
颯: 「そっか……んじゃ、何ていったか……小原とか御堂って奴も襲撃したことあんのか? あんた」 ※26
“Plunderer”: 「その名は襲撃していない。可能性としては低かったからな」
颯: 「……何でだ?」
颯: 「ダメ元で行ってみるのも手じゃねぇか。なんで可能性が低いって言い切れる?」
“Plunderer”: 「ただの順番だが…UGNの御堂という名は、記憶では最近招聘されたものと聞く」
颯: 「小原は?」
“Plunderer”: 「小原…それが俺の知る名なら、ありえん。奴は、俺と同類だ」
颯: 「……おい、待て」
沙羅: 「――どういう、ことだ?」
颯: 「同類ってどういうことだ、おまえ」
“Plunderer”: 「奴は、とうにUGNを見限っている。クーデター直後にな」
“Plunderer”: 「混乱に乗じ、略奪を繰り返しては、適当なものに罪を被せて地位を守っている」
颯: 「……それで、おまえらの手伝いかよ…。そりゃ、解決しないわな。協力者がリーダーで進めている事件なんてよ」
颯: け。と忌々しげに吐き捨て。
沙羅: 「――チッ」
“Plunderer”: 「何を言っている。奴と協力などしたことはない」
“Plunderer”: 「おおかた、俺がここに来たのを知って、過去の自分の罪を着せて処分するつもりだったのだろう」
颯: 「そこまでげろったならもう出し切れよ。……実験の次の段階の目的と対象はどこにある?」
颯: 「過去の罪だぁ? 何だそりゃ」
“Plunderer”: 「言っただろう『クーデター直後に、混乱に乗じて略奪を繰り返していた』と」
颯: 「……そうかよ。ようやく繋がったぜ。“あいつ”の敵は本当にUGNだった訳だ」
沙羅: 「ハッ…何処も彼処も碌な奴は居ない、な」
“Plunderer”: 「おまえの言う“あいつ”が誰かは知らんが」
“Plunderer”: 「UGNは奴にとっては隠れ蓑であっても味方などではないだろうな」
颯: 「おまえにゃ教える義理はねぇ」
颯: 「如月、後はおまえの領分だ。俺にはちと急がにゃならねぇ理由が出来た」
颯: じゃぁな。と手を振り、投げ出した袋を掴み、道の先に消える。
沙羅: 「――……さて、と」一瞥して、空木を見送って。
沙羅: 「何か言い残す事は、あるか?恨み言、嘆願、何でも聞いてやる」改めて、首に手を当てて。 ※27
“Plunderer”: 「特にないな。強いて言うなら、騒ぎになりたくないなら、《ワーディング》は張りなおしておけ」
“Plunderer”: 「俺が死んだら効果が切れる」
沙羅: 「―わーったよ。…それじゃあな。あの世ってのがあるんなら、殺した連中に詫びて来い」
“Plunderer”: 「…ククク…“Plunderer”などと呼ばれているが、俺は戦って死ねるなら、本望なんだよ」
沙羅: 「――ッ!」ゴキリ、と。力を最大にこめる。
GM: 歪んだ笑みを貼り付けたまま、あらぬ方向に首が曲がる。 ※28
沙羅: 「――…これでまた、一人か」少し、疲れたようにしながらも、ワーディングを張る。
GM: それが、“Plunderer”の最後だった。
沙羅: 「――ッ!さて、と…連絡入れといてやるか」無理やり立って、御堂に連絡を入れようとする。



 Climax Phase
 ScenePlayer:“ネペンテス”御堂 忍/登場:指定あるまで不可

GM: 登場どうぞ。
 登場Dice 忍: 1d10+60=3(3)+60= 63

GM: 一方その頃。
GM: UGNの隠れ家に戻った貴方は、待ち構えていた同僚に捕まった。
同僚: 「おい、御堂。あのパソコンのデータ、なんだ?」
忍: 「戻りま………ちょ、い、一体何が……え、データですか?」
忍: きょとん。鳩が豆鉄砲を喰らったように、目を丸く。
同僚: 「泥棒のリストみたいな奴だよ!」
忍: 「ああ、あれですか〜。空き巣から襲撃リストを横流ししてもらったんです」
同僚: 「“Plunderer”関連のデータっぽいだが、おかしいんだよ」
忍: 「なにがです?」
同僚: 「これ見ろ。リーダーから借りてた“Plunderer”が襲撃した場所のリストだ」
GM: ちなみに、半分くらい内容が一致しませんね。
GM: そして、こっちには『梶間』の名前も載っています。
忍: 切羽詰まったような同僚の声に、ただならぬものを感じて、
忍: 「ええと………合致してるのとしてないのがありますね」
忍: 梶間。その名前に、先程の空木君との会話を思い出し。
同僚: 「しかも、気になって調べたんだが…一致してない奴、全部オーヴァードと無関係な奴らの家なんだよ」
忍: 「…おかしいですね。一番事情を知っている筈の小原さんが、違うデータを持ってるだなんて…」
忍: 腕を組んで、モニタに並ぶ一覧を凝視する。
同僚: 「それにだな…これは一致率70%くらいなんだが…」
忍: 「はい?」
忍: まぶしさに目を細め。
同僚: 「両方のデータが一致している事件では、死傷者はほとんど出ていない」
同僚: 「が、違っている事件では、被害者が大量に出ているんだ」
同僚: 「見比べてみても、同様の手口とはとても思えない」
忍: 「…………まさか、隠蔽工作?」
忍: 口をついて出てきた言葉に、自分でも妙に驚いて。
忍: 「こ、これ、小原さんには言いました?」
同僚: 「いや、まだだ。第一、おまえのデータの出所がはっきりしてなかったし」
忍: 「いやあ、僕もまさか外回り中に下手人の一人と遭遇するだなんて」
忍: 「心の準備が無かったですし…」しどろもどろと。
同僚: 「こりゃいったい、どういうことなんだ? って、下手人?」」
忍: 空き巣の文禄とか名乗る者と、それを問い詰めている人物と自販機前で出会ったと説明。
同僚: 「その文禄ってのが、適当なデータを作る意味は…ないよな?」
忍: 「裏を取ってみましたが、仕事にマメな人みたいですし………」こく。大きく頷く。
同僚: 「…じゃあ…」
忍: 「適当なデータを用意して持ち歩いているっていうのも、不可解ですし………」
忍: 同僚と顔を見合わせて、言いたくない一言をどちらが先に切り出すか。
GM: というところで、小原が部屋に入って来ました。 ※29
小原: 「いやぁ、すっかり寝過ごしてしまいました」
忍: 「捏ぞ……おおっとおはようございます!!」
小原: 「…? どうかしました?」
忍: 不意打ちに数センチ跳ねる勢いで驚いて、挙動不審に動く心臓を収めようと、胸に手を当てる。
忍: 「あー………ちょっと、お尋ねしたいことが、あるんですけども……」
忍: 同僚とアイコンタクト。あなたが言ってくださいよ、と(何)
GM: 『いやいや、そちらこそ』と目で語る(マテ)
忍: 『そこを何とか』──そんな一瞬の攻防戦を何度か繰り返して、観念して口を開く。
忍: 「あの〜……このデータと、小原さんのデータ、………どっちが正しいんです、か?」
忍: 疑問符を投げかけながら、少し身を乗り出す。
忍: 手で同僚に合図して、両方のデータを見比べる事ができるようお願いしつつ。
小原: 「…ああ、そのことですか。少々、機密に関する事情がありまして…」神妙な顔で。
忍: 「合っている箇所と合ってない箇所があって、合ってない箇所の被害が甚大で……はい?」
小原: 「ここでは…話しにくいですね。ちょっとこちらに来てください…」
忍: 「…分かりました」
忍: 素直に頷いて、ホイホイとついていきます(何)
GM: そう言って連れられたのは、機密書類等を扱う奥まった資料室。
忍: そういえばマトモにこの部屋には入った事がないなと思いながら、雰囲気に落ち着かず、室内を見渡す。
小原: 「そろそろ、知られる可能性もあるとは思っていたのですが…」
忍: 「何がでしょうか?」
小原: 「資料の食い違いです。そのことは、いずれ説明の必要は感じていまして」
GM: ここで、颯からの電話が鳴る。 ※30
忍: 「はい。宜しくお願いしま………と」
忍: 会話に水を差されながらも、鞄の中をごそごそと探る。
小原: 「ああ、出ていいですよ」言いつつ、手元で何かを操作
忍: 「それは申し訳無いですから……」言いながら、携帯を手にとり名前を確認する。
忍: マナーモードって、どのボタンを押せばできるんだったかな。焦りながら暫し思案。
忍: 「ちょっと待って下さいね、今、マナーモードにしますんで……」もたもたと。
小原: 「そうですか? でも、どうせ最期の機会ですし」ピッと、手元のスイッチを押す
忍: 「はい…?」と同時に、間違えて通話ボタンを押す。
GM: と、部屋に設置されていたであろうセキュリティーマシンが、いっせいにそちらを向く。
忍: 「ちょっ、何か機械が誤動作してるんですけども!?」
小原: 「これを乗っ取るのに、今までかかってしまいました。それでは、死んでください」にこやかに
忍: 携帯を持ったまま慌てて立ち上がり、小原さんを見て。
忍: 「………いま、何、と……?」
忍: 此方に近づいてくる機械音すら今は無音に。ただ、小原のみが視界に入っていたが──
同僚: 「な、なんだってーっ!?」
GM: 叫んだ同僚が、セキュリティーのレーザーに撃ち抜かれる。 ※31
同僚: 「グハッ…!?」
忍: 「ど、同僚Aさんーーーっ!!」
忍: もとい。名前考えます。
忍: 「ど、土井さんーーーっ!!」
忍: 「ご自分が何をやっているのか、理解しているんですか、小原さん!? 」
同僚: 「御堂…俺…この任務が終わったら、彼女にパインサラダを…」
忍: 「今は喋らないで下さい」
忍: 慌てて近寄って、傷口を確認──ダメだ、これでは…。
忍: 「あとパインサラダは好き嫌いが分かれていますんで、そのチョイスは考え直してください!」
小原: 「ええ。正直、あのようなデータがあるとは思っていませんでした」
小原: 「あんなものがあっては、僕の立場が危なくなるので…」
小原: 「あとでデータを改竄するつもりだったのでしたが…さすがに優秀な人材が揃っていたようですね」
忍: 「立場、ですか……? まさか…考えたくもありませんでしたが、貴方が………」
忍: 傷口を塞ぐ手の隙間から、真紅の命が零れてゆく。
小原: 「あの時は慌てましたよ」
小原: 「言い訳を考えるために思わず逃げてしまいましたが、幸いその時点では誰も気付かなかったようで」
小原: 「おかげで、準備の時間が取れました」
忍: 「…………貴方だったんですね。UGNのリストを流し、攪乱させていた“ダブルクロス”は」
小原: 「“Plunderer”が現れたのは、好都合だったんですよ。すべてまとめて押し付けるには」
同僚: 「クッ…まずいな。俺は戦闘向きじゃねぇ…」同僚A、《リザレクト》で復活(マテ) ※32
忍: 「土井さんは、こっそり後ろに…少しでも時間くらいなら稼げると、思います」
忍: 息を吹き返した同僚に囁いて、立ち上がる。
同僚: 「いや、カバーくらいなら少しはできる。今ので侵食上がったから、あまり回数はできないが」
忍: 「ありがとうございます。でも、無理はしないでくださいね」
小原: 「そういうことですから、死んでください」そういうと、《ワーディング》を張り巡らせる。
GM: 衝動判定お願いします。
忍: (ころころ)成功の、73%
忍: 僕はこの同僚を守る。守ると、今、決めた。だから衝動には負けない、力にも流されない……。
忍: 同僚にロイスを取得します。■庇護/悔悟で。
GM: では、このまま戦闘に張ります。シーン継続のまま、クライマックスと扱います。
忍: 了解です。
GM: 颯は2ターン目の頭から、沙羅は3ターン目の頭から登場可能です(衝動判定は必要ありません)
GM: 登場遅らせても構いませんが、シーン終了までに必ず登場はしてください。
颯: 諒解。
GM: (小原)(セキュリティ×3)(忍、同僚)
GM: エンゲージは以上となっています。
GM: 同僚は侵食率85%、HP16、装甲無し。所持エフェクトは《崩れずの群れ》のみ。タイタスはなしと扱います。
忍: はい。
GM: 同僚は、そちらの指示に全面的に従います。
忍: うう…99%まではロールと戦術の狭間に悩みそうだ(何)
GM: 勝利条件は、小原を倒す。敗北条件は、シーンにいるPCの全滅。
GM: 以上、何か質問はありますか?
忍: 各エンゲージ間は、マイナー移動で到達できますか?
颯: 途中登場時点で、エンゲージはどうなるでしょうか。
GM: できます。また、セキュリティーはエンゲージ移動を阻害しないと扱います。
GM: 登場時点では、小原の後方に出るとします(出口背負っているので)
颯: 諒解。その際小原エンゲージ内登場で可能?
GM: 別エンゲージとします。
颯: こっちのHPはリザレクト時点でのそれでしょうか。
GM: はい、そうです。

■□Round 1□■

GM: では、セットアップ
忍: ありません。
GM: 小原は《ヴァイタルアップ》宣言。 ※33
GM: では、18で小原の行動。
GM: マイナー《主の恩恵》メジャー《オールレンジ》《餓鬼魂の使い》《骨のつぶて》《主の右腕》《天からの眼》《ピンポイント・レーザー》《リフレクト・レーザー》《レーザーファン》《不可視の矢》《光の裁き》対象:忍&同僚
 Dice GM: 23r7+4=35(10(8,2,10,10,1,6,6,6,2,10,6,2,5,2,7,2,9,6,10,5,10,10,6)+10(1,8,8,10,4,8,2,3,6)+10(9,3,6,7)+5(5,2))+4= 39
GM: 39、防御ペナ8個。命中で、クリンナップで5点ダメージ。
忍: 複数攻撃だよね……同僚さん、カバーお願いします(爆)
颯: 忍……(胡乱げな目)
忍: 「く……」不意打ちの光に目が眩み、うっかりと目を瞑ってしまった。
同僚: 「あぶねぇ、忍!!」
 ダメージDice GM: 4d10+28=19(7,6,5,1)+28= 47
GM: 47点装甲無視。
 《リザレクト》Dice GM: 1d10+88=2(2)+88= 90
GM: 同僚、侵食率90%に。
忍: 「ど、土井さん!?」
忍: 白を遮る影。その輪郭に向けて叫んだ。
同僚: 「まだだ、俺はまだ倒れちゃいねぇぜ…」(マテ) ※34
忍: 「無理はしないでくださいと………」
同僚: 「生き残るためだ! というか、俺は攻撃エフェクト持ってない!」(マテ)
忍: 「…ええ。二人でこの窮地を脱出しましょう」小さな約束を、一つ。

GM: そして、同僚の行動値は12なのだが、待機(笑)
忍: 僕より早い…(何)
颯: こっちよりも早いですよ(何)

GM: そして、11でセキュリティが一斉に動く。全員、忍狙いで。
忍: ほいきた!
GM: ビームッ!!
 Dice GM: 7r7+4=31(10(4,9,5,1,2,2,1)+10(8)+10(7)+1(1))+4= 35
GM: …セキュリティ、強し(マテ)
忍: それは回避せず。小さな音と共に光線が身を貫き、肉を焼く。
 ダメージDice GM: 4d10+2=22(7,8,1,6)+2= 24
GM: 24点装甲有効。
 《リザレクト》Dice 忍: 1d10+73=4(4)+73= 77
忍: HP4の77%に。

GM: もひとつ、ビームッ!!
 Dice GM: 7r7+4=14(10(5,5,1,1,3,8,8)+4(4,1))+4= 18
忍: RC2+《幸運の守護》
 Dice 忍: 9r10+2=14(10(4,2,2,10,1,7,5,3,9)+4(4))+2= 16
忍: 足りないか。受けます。侵蝕値は79%。
 ダメージDice GM: 2d10+2=7(1,6)+2= 9
GM: 9点装甲有効。
 《リザレクト》Dice 忍: 1d10+79=2(2)+79= 81
忍: 81%に。

GM: おまけに、ビームッ!!
 Dice GM: 7r7+4=41(10(9,9,2,10,6,1,3)+10(9,9,1)+10(7,7)+10(9,2)+1(1))+4= 45
GM: …さすがUGNの技術力!(マテ)
忍: 回避できそうにありません! ダメージ下さい、要りませんけど!(何
 ダメージDice GM: 5d10+2=30(7,6,8,8,1)+2= 32
GM: 32点装甲有効。
 《リザレクト》Dice 忍: 1d10+81=1(1)+81= 82
忍: HP1の82%……悉くビームに焼かれて、よろけそうになる。

GM: では、9の忍どうぞ。
忍: セキュリティーシステムのシンドロームって何か推測できますか?
GM: エンジェルハィロゥピュア。ノインテーター:ディザスターのデータ使ってます。
忍: 「このままでは……ジリ貧ですか…」
忍: 手のなかに室内の水分を凝縮させ、形と成す。マイナーでセキュリティーシステムにエンゲージ。
忍: RC2+《水刃/絶対の空間/要の陣形》 侵蝕値+8→90% 対象は、小原とシステム1体(便宜上A)
 Dice 忍: 9r8+2=7(7(3,1,3,7,6,4,1,2,5))+2= 9 ※35
忍: 「制御が上手くいかない……」ぶれの収まらない水の刃に、奥歯を噛みしめる。
GM: …お兄さん、全力回避しちゃうぞー。
GM: 《全知の欠片》《ゆらめき》
 Dice GM: 13r8+3=17(10(1,1,1,10,1,6,5,7,9,8,9,6,2)+7(7,1,6,2))+3= 20
GM: 回避。
 Dice GM: 1r10=12(10(10)+2(2))= 12
GM: …UGNの技術力スゲェッ!!(笑)
忍: UGNの技術力は黒巣イチィィィィィ!!

GM: 逆のような気がするとか思いつつセカンド。
忍: 《ふたつめの牙》で宣言します。
GM: 小原、《光速の剣》にて宣言。

GM: では、こちらから。
GM: 《オールレンジ》《餓鬼魂の使い》《骨のつぶて》《主の右腕》《天からの眼》《ピンポイント・レーザー》《リフレクト・レーザー》《不可視の矢》《光の裁き》《光速の剣》対象:忍
 Dice GM: 23r7+4=16(10(3,5,8,8,10,7,4,6,5,6,2,7,10,6,4,10,1,2,10,9,10,1,5)+6(4,3,4,1,2,1,1,6,1,2))+4= 20
忍: RC2+《幸運の守護/絶対の空間》 侵蝕値+5→95%
GM: 小原の技術力はいまいちのようです(笑)。20、防御ペナ8個。
 Dice 忍: 11r8+2=11(10(5,1,4,8,3,2,6,9,3,3,2)+1(1,1))+2= 13
忍: もっと低いし(何) ダメージどうぞ。
GM: 正確には、回避のみペナが8個ですね。受けは4個です。
 ダメージDice GM: 3d10+28=17(6,9,2)+28= 45
忍: 血の飛沫が飛ぶ。
 《リザレクト》Dice 忍: 1d10+95=2(2)+95= 97
忍: 97%でHP2。
GM: 45点装甲無視&《餓鬼魂の使い》
忍: 餓鬼玉で死ぬ(何) でも仕方がないか……

GM: では、忍どうぞ。
忍: 「………」朦朧とし始めた意識を無理矢理につなぎ止める。
忍: RC2+《水刃/絶対の空間/血の呪縛/封印の呪/ふたつめの牙》 侵蝕値+15→108%
忍: 対象は、小原とセキュリティーシステムA&B。
 Dice 忍: 15r7+2=44(10(1,3,7,3,6,2,1,8,3,1,7,10,8,7,4)+10(3,6,10,4,3,6)+10(10)+10(9)+4(4))+2= 46
忍: 1点でもダメージを与えれば対象の次行動Cr+1。シーン中<運動/回避>に6DP。
GM: 《全知の欠片》《ゆらめき》
 Dice GM: 13r8+3=15(10(9,8,4,2,7,5,1,5,9,9,3,1,3)+5(1,4,5,5))+3= 18
GM: 小原は命中。
 Dice GM: 1r10=8(8(8))= 8
 Dice GM: 1r10=4(4(4))= 4
GM: セキュリティもさすがに当たります。ダメージどうぞ。
忍: 『…だから、無理はするなと言った──……』
忍: 誰に対して言った言葉だろうか…ぼんやりとしながら、微かに響く声を聴いた。
 ダメージDice 忍: 5d10+5=24(2,2,6,4,10)+5= 29
忍: 29点装甲値有効。
GM: セキュリティーは落ちる。小原は、19点受領。

GM: クリンナップ
忍: 「………」
忍: HP1なんで………餓鬼玉のダメージで、昏倒。 ※36
 《リザレクト》Dice GM: 1d10+90=4(4)+90= 94
GM: 同僚、まだ残った。
忍: 躰の中で蠢くナニカが力を奪い取り、地面が揺れる。足軸が定まらず、硬い床に倒れ込んだ。
忍: 『──任せてよ、と』
忍: 小原 拓哉へのロイスのネガポジ逆転しつつ、タイタスにして昇華、復活します。HPは16に。
GM: 了解。

■□Round 2□■

GM: では、第2ターン。セットアップ
颯: 登場します。
 登場Dice 颯: 1d10+98=10(10)+98= 108
颯: ぎゃー
颯: 「御堂、無事か!?」駆け込むように、叩きつけるようにドアを開け、部屋に飛び込む。
忍: 「──赤い、ね………もっと、赤くしようか」
忍: 血に塗れた手を掲げ、くすりと笑って。
忍: 「…はい。何とかまだ“無事”ですよ」後ろの人物に答えながら、《奈落の法則》を使用。 ※37
忍: 全員の全行動のCr値を+1に。侵蝕率は111%。
颯: 「……御堂?」思わず、目の前の人物越しに、知っているようで“知らない”人物を見た。

GM: では、18で小原の行動。
GM: まずは、知りすぎた男を狙う!
GM: マイナー《主の恩恵》メジャー《オールレンジ》《餓鬼魂の使い》《骨のつぶて》《主の右腕》《天からの眼》《ピンポイント・レーザー》《リフレクト・レーザー》《不可視の矢》《光の裁き》対象:忍
 Dice GM: 23r9+4=21(10(4,1,8,5,2,10,9,8,2,8,8,4,9,8,8,6,5,6,9,4,1,9,7)+10(5,2,9,6,6)+1(1))+4= 25
GM: 頑張った。25、回避ペナ8個。
忍: RC2+《幸運の守護/絶対の空間》 侵蝕値+5→116%
GM: おっと、待った。《フラッシュゲイズ》! ペナ4個プレゼンツ。
 Dice 忍: 7r7+2=26(10(9,5,7,4,8,5,5)+10(9,8,4)+6(6,3))+2= 28
忍: 回避。軌跡が目前で急激に逸れる。
小原: 「今のをかわすか…」
忍: 「すみません、此処までが手一杯でして……」辛そうな顔を颯へと向ける。
颯: 「いや……すまねぇ、待たせた……」首を振り。

GM: そして12の同僚が待機して11のセキュリティ。
GM: プログラムに従い、忍を狙う。
 Dice GM: 7r8+4=13(10(1,3,2,7,8,5,3)+3(3))+4= 17
忍: RC2+《幸運の守護》 侵蝕値+2→118%
 Dice 忍: 18r10+2=9(9(1,1,5,9,9,8,8,3,7,4,1,9,8,6,1,1,3,3))+2= 11
忍: 回らない時は回らないものですね。ダメージどうぞ(何)
 Dice GM: 2d10+2=9(5,4)+2= 11
GM: 11点装甲有効。
忍: 11点受領。残り5点。
颯: 生きてたか。よかった……

GM: では…二人とも9ですね。任意でどうぞ。
忍: ぐらり。ビームの衝撃に大きく体が傾くも、立て直して。
忍: マイナーで、セキュリティーシステムの間を抜けて小原にエンゲージ。
忍: 意志3+《血族/血の従者》 侵蝕値+6→122%
 Dice 忍: 17r7+3=32(10(2,10,8,6,6,2,10,3,5,5,10,7,7,10,6,8,1)+10(8,8,6,8,5,2,3,6)+10(4,8,3)+2(2))+3= 35
忍: 自らの躰を伝い、したたり落ちる血液からHP35の従者を1体作成。

颯: 「……さて」目前の血の饗宴。それを目の当たりにしつつ。
颯: 「聞いたぜ、おっさん。……梶間んとこ襲ったのは、あんただってなぁ」
颯: 「確かにあいつは正しかった訳だ……UGNは敵ってな」流石に苦笑を見せ。腕を振るう。
小原: 「知り合いかい? ああ、そうだよ」
小原: 「彼女が目当てだったんだけど、生憎と留守だった。残念でならないよ」げひた笑いを見せる
颯: マイナー《ハンティングスタイル/完全獣化/破壊の爪》 侵食率118% 
颯: 「…………そうかよ」言葉に、変化する様と、凶悪な笑みで応え。
颯: 『だったら……生憎だなぁ、てめぇの手はあいつにゃ永遠に届かねぇよ!』
颯: 吠えて、勢いのまま小原にエンゲージ。行動終了。

GM: セカンド
颯: 宣言。
忍: 宣言します。
GM: こちら、《光速の剣》にて宣言。

GM: では、こちらから。
GM: 《オールレンジ》《餓鬼魂の使い》《骨のつぶて》《主の右腕》《天からの眼》《ピンポイント・レーザー》《リフレクト・レーザー》《不可視の矢》《光の裁き》《レーザーファン》《光速の剣》で範囲攻撃。
GM: こちらは接近でも攻撃可能な射撃系だ! 対象:PC二人&従者
 Dice GM: 23r8+4=33(10(4,9,3,8,4,4,8,2,8,3,2,7,10,10,5,7,1,9,5,3,10,1,2)
 +10(1,3,10,10,9,5,9,5)+10(3,2,10,10)+3(3,2))+4= 37
GM: 37、回避ペナ8個、他は4個。 ※38
忍: 《束縛の領域/絶対の空間》侵蝕値+8→126%
 Dice 忍: 13r7+2=23(10(8,1,1,5,4,4,1,8,1,10,8,2,10)+10(4,3,2,4,9)+3(3))+2= 25
忍: 足りないか。8以上は無理だな。
颯: とりあえず回避。《全知の欠片/ゆらめき》侵食は123%
 Dice 颯: 17r8+4=24(10(1,6,8,9,10,7,4,10,2,10,7,4,10,10,4,3,2)+10(8,4,4,6,2,10,3)+4(3,4))+4= 28
颯: く、ダメか!
忍: 従者のリアクション。カバーリング……は却下で。ダメージどうぞ。 ※39
 ダメージDice GM: 4d10+28=36(9,10,9,8)+28= 64
GM: 64点装甲無視。
颯: ダイス目……
忍: 《復讐の領域》を宣言。 ※40
GM: どうぞ。
颯: ともあれ、小原へロイス、タイタス昇華にて起きあ、が……マジ!?
忍: 血の沼地から現れたもう一人の“自分”。
忍: 小原に深々と刃を突き立て、同時に崩れ、滴り落ちる。
GM: 小原、昏倒。戦闘終了。
GM: 《光の守護》も《透過》も、《復讐の領域》のダメージは打ち消せません…。
颯: あ、あらゆる方法で打ち消せませんからな……
 Dice 忍: 4d10+126=24(4,5,8,7)+126= 150
忍: 侵蝕率は、150%に。
颯: 「っと、お、おい!?」流石にその身を支え、抱え上げ。
忍: 「………大丈夫です。色々あって、少し疲れただけで……それよりも、土井さんを…」
颯: 「ああ……大丈夫だ、あんたのお陰で生きてるよ」そのまま獣化を解き、向こうを見る。
忍: そのままの姿勢で身を預けながら、ぼそぼそと呟く。
忍: 「………君が来なければ…」
颯: 「うん? ……ああ、すまねぇ。全く役立たずだったな。俺……遅れた上に何も出来なくてよ……」
忍: 「いえ。──残念だよ」 そう言って。
忍: 一瞬の残像を残して口元に浮かぶは、微かな笑み。
颯: 「……残念?」鸚鵡返すも。
忍: 次の来客者が扉をけたたましく開ける前に、静かに目を瞑った。
 登場Dice 沙羅: 1d10+147=10(10)+147= 157 ※41
颯: 「……よ」入ってきた顔に、微かに手を上げて。
颯: 「何か色々間に合わなかったわ俺……おまえ、あっち頼むわ」
颯: と、向こうで腰を抜かしているエージェントを顎で示し。
沙羅: 「わーったよ」エージェントの方に向かいつつ。
颯: とりあえず。と、軽い青年の身体を担ぐように抱え上げ。
忍: 「……………」
颯: 「……しかし。あいつに結局なんて話すっかねぇ」首を傾げつつ、医務室の方へ歩を向ける。
沙羅: 「其処はお前さん達次第だろ」腰抜かしたエージェントの首根っこ引っつかんで
颯: 「まーなぁ。ま、一晩考えるわ」
颯: 「……まだまだ。これからって奴だからな。俺たちは」にぃ。と、傍らの少女に笑みを投げて。
沙羅: 「これから…か。確かに“これから”だな」ハッ、と自嘲的に笑って
沙羅: 「…俺のやるべき事も。明確になった、からな」
忍: 「………」
忍: 閉ざした瞼の裏に映るのは、緋色の世界。まだ生きている証たる色彩。
忍: ──まだ、あの声がする……いつか、その声を…
忍: 断ち切ろう──




 自律判定

GM: 申告のち振ってください。
颯: 最終侵食……すみません気分で118% ロイス4、タイタス1、D1、空き枠に御堂に■誠意/隔意で取得。
颯: 通常行ってみます。
 Dice 颯: 5d10-118=26(5,1,4,7,9)-118= -92
颯: 92%帰還です。
忍: おかえりなさい。
忍: ロイス4つ、タイタス1つ、Dロイス1つ、最終侵蝕率は150%…あと1枠取れるな。
忍: 何に取ろう。やはり二人を見守るべきだろうから、敢えて梶間にもロイスを取得(何)
忍: 梶間に、幸福感/■食傷。その上で、Dロイス戦闘用人格効果でマイナス1。計4つ。
忍: 二倍振ってみよう。
 Dice 忍: 8d10-150=35(1,10,2,3,7,1,1,10)-150= -115 ※42
颯: ま、まだ帰れる!
沙羅: ロイス3 タイタス1 Dロイス1 後二つ…。空木に ■親近感/□嫌悪と、…日下部に□執着/■憎悪を。
沙羅: ロイスは計5つ。二倍振り+生還者行きます。
 Dice 沙羅: 13d10-157=70(3,8,9,4,8,7,5,5,3,6,2,7,3)-157= -87
颯: おかえりぃぃぃっ!
沙羅: …2倍で帰還しました。
颯: 後は忍だ……
忍: うーん、微妙な所ですが。此処は戻る為に全力を尽くすのがゲームであると死んだ祖母が言っていました!
忍: というわけで、すみませんが三倍振りで。
 Dice 忍: 4d10-115=32(10,7,10,5)-115= -83
颯: おかえりぃぃぃぃぃぃっっ!
忍: チッ。83%で帰還です。
沙羅: …チッってチッって(ぁ
颯: 舌打ちしないそこ(ぺんっ)
忍: (あうち)
沙羅: おかえりなさいませー。
颯: ともあれ良かった……!
忍: 全員おかえりなさいませ(三つ指)
沙羅: ほっ
GM: ボスデータかなり弱体化させたので、個人的にはジャーム化したらガッカリでした(マテ)
忍: 誠に申し訳ない(何)
GM: それでは、改めてエンディング希望がありましたら
颯: まぁ、先ほど申し上げたとおり、梶間との会話を希望。
忍: ぼーっとしつつも小原がダブルクロスだったということを、UGNの関係者に打ち明ける感じかなあ。
沙羅: …んー。マスターレイスに関する情報を集め始める感じ…かな。裏路地でボーっとしながら。
颯: 君らボーっとしすぎ(汗)



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:“ネペンテス”御堂 忍/登場:不可

GM: 戦いが終わり、対策チームは解散となった。
GM: 思わぬ結果ではあるが、終わりは終わりだ。
GM: あなたは、最後まで関わった者として、報告に来ていた。
忍: 「うーん………」頭が痛い、血が巡らない気がする。
忍: というか絶対的に血量が足りていない気がする。
支部長代理代行 「なるほど。そのようなことが…」 ※43
忍: 圧倒的に低血圧で、二日酔いにも似た症状を抱えた躰を引きずるように報告の場につき、
忍: 半ば家具に支えられながら、訥々と報告を行う。
忍: 「小原さんの事は、その………残念でした」
支部長代理代行: 「ここだけの話ですが…今回の問題は、決して局地的なものではありません」
忍: その一言で片付けて良いものだろうか。そう自問自答しながらも、支部長の言葉に小さく頷く。
支部長代理代行: 「すでに変わった世界で、終わった組織に義理立てしてなんになるか…」
支部長代理代行: 「そのように考え、UGNを離脱する者」
支部長代理代行: 「あるいは今回のように、私利私欲に走る者は、決して少なくありません」
忍: 「…はい」
支部長代理代行: 「そして、それを止める力も、我々には…」
忍: 「…それでも、誰かがやらないと……」
支部長代理代行: 「そうです。我々は、FHがどのような組織であったか」
支部長代理代行: 「今も尚、光当たらぬ部分で何をしているか知っています」
支部長代理代行: 「だから…これからもよろしくお願いします」深々と頭を下げ
忍: 「はい」神妙に頷いて。
忍: 「例え世界の在り方が如何様であろうとも、力のある者が行動を起こさないと…」
忍: 「大切なヒト達を救えませんから………僕の場合は、未練かもしれませんけども」
忍: 言葉尻に苦笑を混ぜ込んで、眼鏡のフレームを指でなぞる。
忍: 「──それでは、これからも宜しくお願いします。六会支部長代理代行」 ※44
忍: 古びた鞄を大事そうに抱えて立ち上がる。くらりと眩暈が回ったが、深々とお辞儀をして。
忍: ともすれば吹き飛ばされそうな力の奔流に晒されながらも
忍: 志と共に、歩いていこう。歪んだ形の世界へと。
GM: 脇に座っていた犬が、元気付けるように『ワンッ』と吠えた。



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“血の狂宴” 如月 沙羅/登場:不可

GM: あれから、あなたは日下部の影を追い続けた。
GM: 雲を掴む様な行為だが、それでもここまではたどり着いたのだ。
FH: 「…おまえが、“Blood Party”だな。我々をコソコソ嗅ぎ回る、犬めが…」
沙羅: 「…犬、ね。言い得て妙、確かに追い続けるのは犬っぽいかもしれないな」両手を広げて話す。
FH: 「自覚があるか。ならば、野良犬らしく、惨めに死ね!」 ※45
沙羅: 「ハッ!んな事はお断りだ!こっちはテメエ等の上に居る奴を磨り潰すまで死なねぇよ!」
沙羅: 辺りに己の血を散布し、それを刃にしていく
沙羅: 「――たとえ、首だけに、いや。この身体が無くなっても、だ!」
沙羅: ハハハハハと、高く高く嗤い声を上げて
GM: そんな繰り返し。日常にも近く。
GM: それでも、確かに近付いていると信じ―――。



 Ending Phase-03
 ScenePlayer:“反逆の徒” 空木 颯/登場:不可

GM: 明くる日、人の流れに逆らいあなたは街を駆ける。 ※46
GM: 視線の先には、眉をしかめて時計とにらめっこをしている紘美の姿。
紘美: 「…10分25秒」ボソッ
颯: 「──っ、悪ぃ、遅れた!」滑り込むようにその眼前に駆け込み、開口一番謝罪の言葉。
紘美: 「君は、毎回毎回、待ち合わせに11分遅れるのは、何かのおまじないかな?」噛んで含めるように
颯: 「遅刻は俺のお家芸……ってことで勘弁……してくれないよな悪ぃマジごめん」
紘美: 「まあ、いいけど。ちょっと、懐かしいし」クスリ
颯: 拝み手で頭を下げつつ。
紘美: 「それなりの“お詫び”、してくれるのよね?」
颯: 「……まぁ、確かに前もこんなだったけどな」苦笑して髪をかき混ぜ。
颯: 「……ぁー。まぁ、誘ったのはこっちだし。もちろん、いいぜ。で、姫の希望は?」
紘美: 「へ〜、いいんだ。そんなこと言って」
颯: 「…………あんまり高いのは勘弁な」
颯: 今更のようにぞっとして付け加えつつ。
颯: 「……でもよ」些かまじめに口調を改め。
紘美: 「?」
颯: 「なぁ、梶間。……あの、友平会ってやつ……辞める訳にいかねぇの?」
颯: 些か言い辛そうに、しかしその目を見たままに。
GM: その言葉に、一瞬呆気に取られような顔をし、すぐに笑顔に戻る。
紘美: 「高田さんと同じこと言うんだね、君は」
颯: 「……はぁ?」
颯: その言葉に、一瞬あっけに取られた。
紘美: 「あの人にも同じこと言われた。でもね…最近それもいいかなって、考え始めてたところ」
颯: 「あのおっさんにも言われたのかよ……そうか」
颯: 「それがいいと思うぜ。マジに……」
颯: 「……おまえさ、この間会った時、俺に何やってるか。って訊いたよな」
紘美: 「そうだっけ?」
颯: 「忘れてんのかよ……今のおまえと、同じだったんだ。ほんのちょっと前まで」苦笑で応え。
GM: 無言で続きを促す。
颯: 「でも、結局……何も成さないまま、終わった。──酷い喪失感だったぜ、あのときの俺は」
颯: 「だからかな……おまえがあの時と同じ立場だって知ったとき」
颯: 「あんな思いは知り合いに味わって欲しくない。そう思った」
紘美: 「へぇ…」
颯: 「だから、おまえが今、そこから離れよう。って言ったのは、マジで嬉しいし、歓迎するよ」
紘美: 「…私ね、UGNは今だって憎いし、それはなかなか帰られないと思う」
颯: 今度は此方が無言で、相手の言葉を待つ。
紘美: 「でもね、それって結局、“なにも受け入れようとしてない”んじゃないかって、そう思った」
颯: 「……だな。解るよ、それは」
紘美: 「それって、あたしを救ってくれた叔父さん叔母さん、親身になって相談に乗ってくれた高田さん」 ※47
紘美: 「学校の友達、みんなに失礼なことをしてるんじゃないかなって」
颯: 「──おまえの周りには、そうやっておまえを思う連中がいっぱいいるんだな」微かに笑い。
紘美: 「だから、いろいろ考えてみようと思ったの。この世界を―――」
颯: 「──“受け入れつつ、変えていけばいい”だろ?」
颯: 言葉を続け。
颯: 「そういうことなら、俺だって付き合ってやるさ。……微力だけどな」
紘美: 「まあ、私達なんだかんだ言ったところで、まだ大人にもなってないしね。それじゃあ…」
紘美: 「まずは早速、ケーキセットに付き合ってもらおうかな?」いたずらっぽく笑う
颯: 「そ。これからだろ、俺たちは」先日と同じ言葉、同じ笑みで。
颯: 「諒解。んじゃ、行くかね」
颯: 笑って、誘導するように手を掴み。人ごみの中へと歩を進める。
颯: “あの頃”と変わってしまった今日。変わるかもしれない明日。それを解っていても。
颯: 手に掴んだ“変わらない”ぬくもりは、確かに今、此処にある。
颯: それだけは事実なのだと。



Credit……「Mentira del sistema de los espejos cara a cara」
Start:2008.06.09 22:20〜

PC1:“反逆の徒” 空木 颯/たつきさん
PC2:“血の狂宴” 如月 沙羅/炎舞さん
PC3:“ネペンテス”御堂 忍/こびと(ログ編集)
GM:Nオレンヂさん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「Mentira del sistema de los espejos cara a cara」  〜END

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