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幻影戦譚 第七話〜濃霧−Fog Smog−〜 Ver,01(20090120)
横幅650pix、Internet Explorer環境ではフォントサイズ「小」を推奨します 


 Handout
PC:1
【PC制限】固定
【シナリオロイス】セラフ
 “Master Life”の暴走。“Master Shadow”の計画。
 わからない事ばかりだが、それに自分の存在が関わっていることだけは確かなのだろう。
 そんな折、UGNからの依頼が来た。
 “Master Shadow”の計画と居場所を探るため、彼の部下である“セラフ”の研究所を襲撃する。
 そのメンバーに加わって欲しいとのことだった。
▼Character sheet “炎の魔人” 葛貫 秋生


PC:2
【PC制限】固定
【シナリオロイス】セラフ
 “Master Shadow”は生きていた。  その言葉には衝撃を受けたものの、生きていたのなら、また倒さねばならない。
 そこで思いついたのが、以前自分が“Master Shadow”に敗れた研究所。
 あそこなら、何か手掛りがあるかもしれない。
 そして今、“セラフ”の物となっている研究所の襲撃チームに、君の名が加わった。
▼Character sheet “凍える華” 清澄 零華


PC:3
【推奨PC】特になし
【シナリオロイス】霧谷 雄吾
 UGNから、FHの研究所の襲撃チームに加わって欲しいとの依頼が来た。
 自分の実力を見込んでとのことだが、最悪“Master”クラスとの交戦もあり得るという。
 胸に期するところはいろいろあるが…君はその依頼を受けることにした。
▼Character sheet “牙狼の王” 久継 駆穂


 自己紹介

 秋生: 「ええっと、自己紹介、ですか……僕の名前は葛貫 秋生と申します」
 秋生: これでも葛貫流合気道術を修めていまして……」
 秋生: 『ッてこら、まどろっこしいじゃねえか。とっとと自己紹介やれっての』
 秋生: 『―――あー。己(オレ)は葛貫シュウセイ。こいつのもう一つの人格だ。二人ともどもよろしくなっ』
 秋生:  「…あー……勝手にもう……」
 秋生: 気弱な眼鏡っ子。多分良いめがーねの人。自分の環境が自分置いてきぼりで戸惑い気味。
 秋生: ■キュマイラ/サラマンダー ■武闘家/高校生 HP:14 IV10 基本侵食率31% 白兵戦闘型。
 秋生: シナリオロイス:セラフ 憧憬/■食傷
 秋生: PC間ロイス:”凍える華”清澄 零華 好意/■劣等感(■好奇心/侮蔑)
 秋生: えー、しばらくぶりでキャラの振り幅でそうですが、ご愛嬌ってことで許してください。
 秋生: 以上よろしくお願いします ※1

 零華: 「霧も闇も、先を見失わせる…私達の行く末は、何処?」
 零華: “凍える華” 清澄 零華。広範囲を凍らせる15歳のクールビューティーチルドレン。
 零華: 比較的目立つ外見で、一般人に紛れて行動するタイプの隠密行動には向かない。
 零華: ハヌマーン/サラマンダー Dロイス:変異種 HP24、IV17、基本侵蝕率32%
 零華: シナリオロイス:セラフに、□執着/■嫌悪
 零華: PC間ロイス:“牙狼の王” 久継 駆穂に、■憧憬/□脅威
 零華: 以上です。よろしくお願いします。

 駆穂: 「僕は僕自身の意志と死んでいった者達の遺志で”此処”に立っている」
 駆穂: 「だから道駆ける事を諦める事は無い」
 駆穂: 「願うのは──”誰か”の仕事さ」
 駆穂: 久継駆穂。UGNに属するチルドレン。シンドロームはモルフェウス/サラマンダー。
 駆穂: 少女とも間違うような中性的な顔立ちの黒髪の少年。
 駆穂: 賢者の石の力を使役出来る適合者たる蒼炎使いのオーヴァード。
 駆穂: 感情を出さぬその表情に反して瞳に昏い憎悪の炎を宿す。
 駆穂: HP40:イニシアチブ30:基本侵蝕率40%。Dロイス:古代種・賢者の石。
 駆穂: PC間ロイス:“炎の魔人” 葛貫 秋生  [P:■有為/N:□隔意]
 駆穂: →“Master Shadow”の計画の鍵。”ストッパー”が個人として存在する稀有な存在。
 駆穂: PC間ロイス:霧谷 雄吾         [P:■有為/N:□無関心]
 駆穂: →”直接的”な上司。
 駆穂: 以上です。宜しくお願いします。





 Opening Phase-01
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生/登場:不可

  登場Dice 秋生: 1d10+31=1(1)+31= 32

 GM: 貴方は、UGN黒巣支部から指名を受けてやって来ていた。
 GM: なんでも、“Master Shadow”の計画と潜伏先を探るため、
 GM: その配下である“セラフ”の研究所を襲撃することになったらしい。
 GM: その作戦に、参加して欲しいとのことだった。
 秋生: 「うー。気乗りしないというか、でもやらないと解決しないというか……」あまり気乗りしてない様子
 GM: そういう事情で支部の扉をくぐると、入口のところで声をかけられる。
 GM: 事務のお姉さんで、主にエージェントやチルドレンのスケジュールを管理を担当している人だ。
 事務員: 「あ、葛貫君。ちょうどいいところに。ちょっと聞きたいことがあるのだけど…」
 秋生: 「あ、えーっと……なんでしょうか?」
 事務員: 「貴方、朝倉さんの学校の先輩だったわよね」
 事務員: 「最近、朝倉さんの姿を見ないのだけど、何か知らないかしら?」
 事務員: 「もうしばらく、訓練の無断欠勤が続いているのよね…」
 事務員: 「まじめな子だから、サボるとは思ってなかったのだけど…」
 秋生: 「……? そういえば最近あってませんね……」
 事務員: 「学校にも行ってないの…? 急な病気かしら…」
 事務員: 「まあ、あの子は覚醒したばっかりだし、覚醒した事情も事情だしね…」
 事務員: 「ありがとう。ちょっと自宅を訪ねてみるわ。呼び止めちゃって、ごめんなさいね」
 秋生: 「いや、学校でもそうしょっちゅう会うわけではないんで、その辺はなんとも……」
 秋生: 「ただ最近その、僕のほうもごたごたしてましたし、顔はあわせてないんで……」
 秋生: 「すみません、こちらこそお役に立てなくて」
 事務員: 「うん。じゃあ、見かけたら伝えてくれる? みんな心配してる、って」
 秋生: 「あ、はい。伝えておきます」
 事務員: 「お願いね」
 GM: そういうと、事務員は奥へと引っ込んでいきます。
 秋生: 「……なんだろう。妙な胸騒ぎがするんだけど……」
 秋生: 『妙なことに巻き込まれてなきゃいいんだけどな』
 秋生: 「……そういうこというと、そういうことが起こるんだよ。経験上、ね……」
 秋生: げんなりとした調子でつぶやくと集合場所へのをノックして入室した。 ※2



 Opening Phase-02
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華/登場:不可

  登場Dice 零華: 1d10+32=4(4)+32= 36
 GM: 夢のシーンからスタートです(笑)
 零華: はいw

 GM: いつもの夢。しかし、日に日に鮮明になっていく夢。
 GM: それと共に、違和感もまた大きくなっていく。
 GM: 「しかし、ここを突き止められるとはな…」
 GM: 『『この程度』と切り捨てるほどでもないかもしれないか…』
 GM: 「あるいは、奴、か?」
 GM: 『まったく、“セラフ”にも困ったものだな』
 GM: その違和感が、形になって気がする。
 GM: そういえばあの時、奴は“会話をしていた”。
 GM: 片方は、爆弾騒ぎの時に聞いた声だ。だが、もう片方が未だ不鮮明でよくわからない。
 GM: どこかで聞いたような気がするのだが…。
 GM: そんなことを漠然と思っていたら、治ったはずの背中の傷が痛み、貴女は覚醒する―――。

 GM: タイミングを合わせたように、呼び出しのベルが鳴る。
 零華: ──誰と会話しているのだろう…もう片方…セラフ? に、ついて。
 零華: 問題児……で…。聞き覚えがある、あの声は…誰のもの?
 零華: 動かぬ体に、まとまらない思考。
 GM: そういえば今日は、“セラフ”の研究所の襲撃決行日だ。
 零華: ベルの音に、意識だけが急速に呼び覚まされる──。
 零華: 「……セラフ…っ」
 GM: 初めて“Master Shadow”と出会い、敗れた、忌わしい記憶のある場所へ。
 零華: 起き上がり、完治しきっていない背が痛んだ。
 零華: けれども立ち上がり、着替えを済ませる。そしてあの場所へと。
 GM: とは言っても、今回一度あの場所に行ったことがあるのは自分だけだ。
 零華: 「一人……か」
 零華: あの時とは全く異なる顔ぶれを遠くに眺め、ぽつ、と呟く。
 零華: 呟いた後に、軽く頭を振って。
 零華: 「違うわ。同じ事を繰り返さないために、私が居る」
 零華: 大きく息を吸い込み、静かにそれを吐き出す。気持ちを落ち着かせて。
 零華: 軽く拳を握りノックをして、扉を開いた。



 Opening Phase-03
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/登場:不可

 GM: お待たせしました、登場どうぞ。
  登場Dice 駆穂: 1d10+40=2(2)+40= 42

 GM: あなたは、UGN日本支部長である霧谷 雄吾に呼び出され、黒巣支部へ来ていた。
 霧谷: 「ようこそ、お越し下さいました。早速ですが、仕事の話に移らせていただきます」
 駆穂: 「ああ」直立不動のまま軽く息を吐く。
 霧谷: 「先日、こちらの支部に匿名でタレコミがありました」
 駆穂: 続きを促す。
 霧谷: 「内容は、“セラフ”の研究所の位置と」
 霧谷: 「そこに“Master Shadow”の研究と潜伏先に関する情報があるというものでした」
 霧谷: 「その内容から、研究所の位置は判明しました。つきまして、そこへ襲撃を行うことが決定しました」
 霧谷: 「そのチームに、貴方に加わっていただきたいのです」
 霧谷: 「どうにか人数は集めましたが、正直マスタークラスの相手をする可能性を考えると、心許無いところです」
 駆穂: 「君は”罠”であると考えているんだろう。雄吾」
 霧谷: 「罠か、あるいは内紛か…」
 駆穂: アタックチーム参加の事に関しては首肯する。今更の事。
 霧谷: 「彼らはこれまでの行動からしても、謎が多過ぎます」
 駆穂: 「だからこそ、か」
 霧谷: 「しかし、いつまでも受けの姿勢でいては、被害が拡大するばかりです。先日の“Master Life”のように…」
 駆穂: 「アルカナの事もあるから…内紛に関しても今更だね」やれやれ。
 霧谷: 「そのアルカナさえなければ、もう少しメンバーを揃えられたのですが…」
 駆穂: 「鍵の“炎の魔人”に関しては襲撃に当たってどうする」
 霧谷: 「彼にも参加を打診しておきました。消極的ですが、引き受けてもらえましたよ」
 駆穂: 「そうか」
 霧谷: 「もっとも、今回は彼よりも清澄さんの方が不安ですが…」
 駆穂: 「”再戦”かい」
 霧谷: 「可能性はあります。ただ、“セラフ”に関しては、“Master Shadow”と同じくらい、その影を踏ませません」
 霧谷: 「ですので、充分にお気をつけください」
 駆穂: 「わかった。彼等の事を見守ってくる」
 霧谷: 「よろしくお願いします」
 駆穂: 踵を返し。去る。



 Middle Phase-01
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/登場:可

 GM: 全員登場でお願いします。
  登場Dice 駆穂: 1d10+42=3(3)+42= 45
  登場Dice 秋生: 1d10+32=2(2)+32= 34
  登場Dice 零華: 1d10+36=9(9)+36= 45

 GM: 襲撃メンバーを紹介され簡易なブリーフィングを済ますと、皆さんはヘリに乗り目的に向かうことになりました。
 GM: 現在、空の旅の最中です。
 秋生: 「……何でだから高いところに……」隅っこでがたがたがくがく
 GM: 率直なことを言ってしまえば、紹介された中で戦力として数えられそうなのは、自分達だけ。
 GM: そう考えざるを得ないメンバーです。
 零華: 「………」やや緊張の面持ちで、膝上に手を置き、じっとしているも。
 駆穂: 座ったまま目を向けて。再び窓の外に視線を。
 零華: 「…本当に、高い処が苦手なのね」ふぅ、と溜息をヒトツついて。席を移動し、秋生の傍らへと。
 GM: 一応の作戦としては、三手にわかれて襲撃。右翼と左翼が牽制を仕掛け、その隙に中央が施設内に侵入。
 GM: 中央の面子は皆さん他数名。一度来たことがある零華が一応の案内役となっています。
 秋生: 「何でこんな鉄の塊が浮くんですか。ありえませんよ。だって地面が足の下にないんですよ」
 秋生: 「どれだけ地面と離れてんですか。人として間違ってますよ……」ぶつぶつぶつぶつ
 零華: 「到着はまだ先よ。その前に迎撃されたりしないから…」秋生の肩に、ぽんと手をやる。
 秋生: 「迎撃されるとかそういう問題じゃないんです。地面が遠くて離れてですね……」涙目
 零華: 「今からそんな状態でどうするの」肩を竦めて、隣に腰を掛ける。
 駆穂: 溜息。
 秋生: 「……すみません。本当に高いところだめで……あ、零華さん」
 零華: 「何?」
 秋生: 「朝倉さん、覚えてます?」
 零華: 「朝倉香さんね。勿論、覚えているわよ」どうしたの? と、小首を傾げる。
 秋生: 「何でも訓練の無断欠勤が続いてるそうです。僕も学校ではそういえば見てないな、って」
 秋生: 「……零華さん何か知りませんか?」といいつつ、足は震えている(格好がつかない
 零華: 「私が? …いいえ、知らないわ」
 零華: 入院していた期間が貴方より長かったから…とは言わずに、首を横に振る。
 GM: 香に関して調べたいなら、情報:UGNで可能です。
 零華: 「貴方の方が知っていると思うけど、そうね……」
 秋生: 「僕のほうはもうからっきしで……」情報能力は疎いから、という言葉を飲み込みつつ
 零華: 《ベーシックリサーチ》使用。侵蝕率は47%に。<情報:UGN>のコネ有り。
 GM: どうぞ。
  Dice 零華: 2r10+1=7(7(1,7))+1= 8
  Dice 零華: 2r10+1=4(4(4,3))+1= 5
 零華: 8。

  朝倉 香
  最近覚醒したばかりのオーヴァード。シンドロームはブラックドッグ/ブラム=ストーカー
  オーヴァードとしては真面目で、戦闘に関して素質が高い。
  将来、エージェントとしての活動が有望されており、本人もその道の望む。
  が、“Master Life”の襲撃時より数日後から、行方不明となっている。(かの事件の際、出撃は確認されていない)
  覚醒の経緯から精神的に不安定な部分があり、訓練と並行しカウンセリングを受けていた。
  おもな担当者は、“Shooting Star”社 道也。

 GM: 以上です。
 零華: そういえば、社さんの事は良く解ってない事に気がついた。
 零華: 秋生たんに、かくかくしかじかと、彼女の支部内での評判や現況を話しつつ、
 零華: 「ホワイトハンドの人達から聞いた程度の話だけど、このくらいかしら。……そういえば」
 零華: 「“牙狼の王”は、“セラフ”と“Shooting Star”について何か知っている事があるかしら。何でもいいのだけど」
 零華: ふと、沈黙を保っている一角の少年に声をかけた。
 駆穂: 社 道也について調べておきたいですね。
 GM: 情報:UGNです。
  Dice 駆穂: 11r10=9(9(5,1,5,1,4,6,4,9,9,7,6))= 9
 駆穂: 9かな。
 零華: “Shooting Star”社 道也《ベーシックリサーチ》使用。侵蝕率は49%に。<情報:UGN>のコネ有り。
  Dice 零華: 2r10+1=12(10(10,6)+2(2))+1= 13
  Dice 零華: 2r10+1=4(4(4,4))+1= 5
 零華: 13。
 駆穂: ”セラフ”・“Shooting Star”に関しても同じUGNかな。
 GM: “セラフ”もUGNでどうぞ。大したことわかりませんが。
  Dice 駆穂: 11r10=23(10(6,3,7,10,7,8,7,10,10,5,5)+10(10,7,9)+3(3))= 23
 零華: 「セラフの事は…正直なところ、素性もよく分かっていないの」
 駆穂: 23かな。

  社 道也
  UGN所属のオーヴァード。シンドロームはエンジェルハィロゥ/ハヌマーン
  以前は前線に出ていたが、“Master Shadow”がらみの事件で負傷。
  レネゲイドのコントロールに深刻な影響をきたし、事務に回る。
  主な仕事は、チルドレンの訓練やカウンセリング。
  以前、“Master Shadow”の研究所(現:セラフの研究所)の襲撃計画を立てたのも彼。
  情報ソースは明かされていない。
  数ヶ月前から、行方不明となっている(“Bigmouth John”の一件以降、不明)

  セラフ
  “Master Shadow”配下のオーヴァード。シンドロームは不明。
  同“Master Shadow”配下のケルブの言によれば、“背約者”。
  その他、ほとんどのメンバーと折り合いが悪かった様子。 ※3
  “Master Life”の一件の裏で、逃走した“ドミニオン”を射殺し、
  彼の体の一部を持ち去った人物が、“セラフ”であると目されている。

 GM: 以上です。
 駆穂: 「関ってきた君達の方が知りえている事の方が多いさ。僕は直前に資料でしか目を通していない」
 駆穂: 情報共有の為に、自分の持っている情報を提供。
 零華: 「近すぎて見えない事実もあるから…時々は、こうして他にも意見を聞くようにと教えられたの」
 駆穂: “Master Shadow”もついでに調べられますか?
 GM: 判定で調べられる情報は無いですね。
 駆穂: 了解。
 零華: ふむ…。
 秋生: 「僕はせいぜい、自分のみに降りかかったものがどういうものなのか、朧にしか見えてないので……」
 零華: 「それにしても、セラフ……油断ならない人物のようね」長い髪を掻き上げて。 ※4
 駆穂: 「”賢者の石”」
 零華: ぴた、と。その手を止める。
 秋生: 「……」胸元をつかむ
 駆穂: 「結局の所は、そこに落ち着く話になるのだけれどね。この事件も」秋生を見て。
 零華: 「錬成………その成果を持ち去った」
 駆穂: 「人である事のストレスを操作する事で石は大きく”成長”する。賢者の石はね」零華を見て。
 秋生: 「ストレス……僕の場合、僕ばっかりストレスが……」青い顔をする
 零華: 顔を上げ、少年の目を見つめ返す。
 駆穂: 「それが。単なる石であるなら」
 駆穂: 「稀有な所持者以外は使役できない事から”単純な脅威でしかありえない”」
 駆穂: 「誰でも使える道具を目標として形成されている、それこそが問題となる」
 零華: 「適合者以外にも使用できるような物に変容させる…そのための研究施設って事かしら?」
 駆穂: 「練成の成果、言い換えれば”実験の途中経過”を持ち去った、となると事態と重要度がまた変わってくる」
 零華: ヘリの窓越しに見えてきた景色。
 駆穂: 「君が得た物は本当に重荷(ストレス)なのかな。それは」 ※5
 零華: その景色に溶け込んで見える建物が目的地。もうそろそろ到着のようだ。
 駆穂: 秋生を見て。軽く肩をすくめる。
 GM: ちなみに、これまでにUGNが掴んだ内容から、
 GM: ドミニオンの中にあったものは、最低限度の形になっていただろうと推測されますね。
 零華: 「…秋生は、性格というか、物事の捉え方が良くないのよ」
 零華: 「ほら、もうそろそろ着陸よ。鉄の箱がちゃんと飛んで目的地に着いたでしょう?」
 秋生: 『まあほら、こいつはどうにもネガティブ思考だからな』
 秋生: 「それは喜んでいいんでしょうか……」
 駆穂: 「いいコンビだね。君達は」
 零華: 「コンビ?」言われて、きょとんと秋生を見つめる。
 駆穂: さぁね、とでも言いたそうに一息。
 秋生: 「しかしその……」
 零華: 「?」
 秋生: 「噂ではかねがね聞いてましたけど、久継さんて、その……」
 秋生: 「百戦錬磨だって聞いてたんで、もっとこう、がっしりしたイメージがあったんですが……」
 駆穂: 「そうかい」
 零華: 「人は見かけによらないものよ。貴方だって、そう」
 秋生: 「僕が、ですか?」
 零華: 「ええ」小さく頷いて、悪戯めいて笑う。
 零華: 「ヘタレなのに、タラシ。見かけによらないでしょ?」
 秋生: 「いや、その、何ですか、そのタラシって……」
 零華: くすくす。口に手を当てて小さく笑う。──なんだか久しぶりに笑ったような気がした。
 駆穂: 「へぇ」軽く納得したように首肯する。
 秋生: 「ちょっと待ってください、何でそこで関心してるんですか。ッて言うかなんでタラシなんですかちょっと」
 零華: 再戦は近い。緊張に凝り固まった気持ちが、彼らのお陰で少しだけ解れている。
 駆穂: 「人は見かけによらないという事さ」さらりと。
 零華: 反応に、さらに笑いながら、操縦主に降下を指示。
 秋生: 『まあ、己(オレ)もヘタレはまだわかるんだが。何故タラシ……」
 零華: 「──ありがとう」呟いて、もう一度髪を掻き上げた。
 駆穂: ”秋生には来てもらいたかったのだろう。彼らは”
 駆穂: ”いや。零華もか。舞台には必要という訳かな。──”
 駆穂: 思考を沈め。目を外に。
 GM: 『着陸します。掴まってください』
 GM: 機長の声とともに、ヘリがその身を沈めていく。



 Middle Phase-02
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華/登場:可

  登場Dice 零華: 1d10+49=8(8)+49= 57

 GM: ヘリは、山頂の僅かに開けた場所に他着陸しました。
 GM: 襲撃部隊は、素早く三手に分かれると、右翼・左翼の隊が先に進む。
 隊員: 「不自然に開けているということは、FHもここをヘリポートにしていたのでしょう」
 隊員: 「おそらく、我が来たのは察知されているのではないかと」
 隊員: 「急ぎましょう。戦闘は私が、方向等のずれがありましたら、指示を願いします」
 GM: そういうと、隊列を組んで進む。
  登場Dice 駆穂: 1d10+45=3(3)+45= 48
 零華: 「ええ。気をつけて」 先行部隊の後方より、周囲を見遣る。今のところは静か。
 GM: “あの時”と同じルートを通る。今のところ、敵の気配はない。
 零華: 「こっちよ」 度々ルート修正をしながら、記憶を頼りに誘導を。
 GM: しばらく進むと、散発的に銃声が聞こえる。牽制の部隊が交戦に入ったようだ。
 GM: ルートは、ほとんど頭に入っていた。
 GM: そして、あの場所に近づく。
 GM: 思い返せば、あの時自分は、黒ローブの姿を視界に捉えていたのだ。
 GM: だからこそ、背後からの斬撃に気付かず、なすすべもなく倒された。
 零華: 汗ばんだ手を強く握りしめて、あの場所へと。
 零華: 黒い影の幻影が視界に浮かぶ度に、歩を止めそうになる──あ、れ…?
 零華: 「…………」立ち止まる。
 隊員: 「…どうされました?」
 零華: 「──…私……………」
 零華: 「私は一体、“誰に”倒されたというの……?」 戦地にも関わらず、棒立ちで呟く。
 零華: 気づき、咄嗟に振り返ってみた。 ※6
 GM: 言葉の意味がわからず、顔を見合わせる隊員達。
 GM: 背後には、特に何もないですね。
 零華: 「………」何も無い。口に手を当てて、俯き加減に草むらを見た。
 零華: 「…“Master Shadow”は誰かと会話をしていた。誰かは誰? 何処に居たの……?」
 GM: 不審な様子に、策敵をする隊員達。しかし、何も見つからないようです。
 零華: 靄を掴むような感覚に、不意に独り取り残されたような不安に襲われた。
 零華: 両手で己の躰を抱きしめて、ぎゅっと目を閉じる。
 零華: でも、行かなくちゃ──。
 零華: 「…この先に、あるはずよ。進みましょう」
 GM: 黙って頷くと、行軍を再開する。
 GM: そして、ほどなくして研究所の入り口までたどり着いた。
 GM: 前回は、ここまでこれなかった。ここからは、未知。
 零華: 「この先の事は分からないわ。慎重に進みましょう」潜と、皆に告げて。
 零華: 研究所の中へと、足を踏み入れた。

 GM: 研究所の外、銃声はいつの間にか途絶えていた。
 GM: 右翼・左翼体の内、研究所までたどり着いた者は…“0”だった。 ※7



 Middle Phase-03
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生/登場:可

  登場Dice 秋生: 1d10+34=3(3)+34= 37

 GM: 研究所内部は、不気味なほど静まり返っていた。
 GM: 辺りに人の気配はなく、誰かが駆けつけてくる様子もない。
 秋生: 「ああ、そうか。ここって、あの夢に出てきたところに似てるのか……」警戒は怠らずに周囲を見回す
 隊員: 「まずは、何隊かに分かれ探索をしましょう」
 隊員: 「集合場所はここ、30分後に集合で。専用回線はいつでも開けるように」
 隊員: 「外部との連絡は…応答なし、か。やられたとしたら、敵が戻って来るかも知れないな…」
 秋生: 「あれ、そうすると、こっちは逃げ道ないんじゃ……」
 隊員: 「第二陣の準備は進めているはずですし、うまく大将を抑えれば、その後は戦わずにすむ可能性もあります」
 隊員: 「何より今は、迅速に制圧を進め、せめて挟み撃ちに遭わないようにするべきでしょう」
 隊員: 「死んでいった彼らのためにも…」
 秋生: 「まあ、とりあえず探索します。……力になれるかどうかはいささか不安が残りますが」
 GM: すでに隊分けも済んでいます。PC達は一塊+隊員二人。
 秋生: じゃぁ、探索しつつ、シュウセイと相談でもするかな……
 隊員: 「30分後、また会おう。武運を祈る」そう言って、他の部隊は奥へと進んで行きました。
 秋生: 周囲に人気が少なくなったのを見計らって、ぼそ、ッと呟く
 秋生: 「シュウセイ、僕思うんですけど」
 秋生: 「案外、僕らがこういう関係になったのも、『彼ら』の計画の範囲内なんじゃないかな、って思うんですよね、最近」
 秋生: 「つまり、ここに僕らが入ることも、彼らにとっての計算のうちなんじゃないか、とか」
 秋生: 「それもこれも、賢者の石の……精製に必要な過程だとしたら……」
 秋生: 『釈迦の手のひらの上ってか? 考えすぎだ』 ※8
 秋生: 「でも、もしそうなら、『背中を守ってくれ』ってお願いしたけど」
 秋生: 「彼女をこれ以上この件に関わらせるのはやめたほうがいい気がする」
 秋生: 『あー。それは同感かもな。MasterShadowのことを伝えたのは軽率だったかもな』
 秋生: 「……今から手を引かせられないかな」
 秋生: 『無理だろ、あの性格だぞ』 ※9
 秋生: 「―――そっか、そうだよね……」ため息をついて顔を上げる
 秋生: 『…… 惚れたか?』ニヤニヤした調子で
 秋生: 「……それは君のほうなんじゃないの?」
 秋生: 『馬鹿か、あんなじゃじゃ馬こっちから願い下げだ』
 秋生: 「どうだか……」そう笑ったとき、腕時計のタイマーが鳴った。
 秋生: 集合時間になったらしい。めぼしい収穫はないままに、集合場所へと足を向けた。



 Middle Phase-04
 ScenePlayer:“牙狼の王” 久継 駆穂/登場:可

  登場Dice 駆穂: 1d10+48=4(4)+48= 52

 GM: 一階に、めぼしい物は見当たらなかった。
 GM: 一部隊員が、研究所内の見取り図を見つけて来たので、それを頼りに二階へ行くことになった。
 GM: 半分はここに残り、敵が戻って来るのを警戒に当たる。
 隊員: 「研究棟は、左右に分けられているようです。ここは、二手に分かれましょう」
 駆穂: 「ああ」
 GM: という案を受け、皆さんは右手側を回ることになりました。
 GM: しばらく進むと、曲がり角のところで敵に遭遇しました。
 隊員: 「チッ!!」隊員の一人は領域を展開。もう一人は腕を変異させて迎撃。
 駆穂: 懐から短刀を取り出し無造作に投げる。
 GM: まあ、敵はエキストラです。
 駆穂: 了解。
 GM: あっさり蹴散らせたものの、敵は次から次へと出てきます。
 駆穂: 抜刀。動くものが無くなるまで斬り続ける。
 隊員: 「キリがない! ここは俺に任せて、おまえらは奥に行け!」
 GM: 領域を展開した隊員が叫ぶ。 ※10
 駆穂: その言を聞き。血を払い納刀。速やかに先に進む。
 GM: では、追っ手を蹴散らしつつ、奥の部屋に飛び込みます。
 駆穂: 周辺を確認。索敵。
 GM: 人の気配はありません。
 駆穂: 背後遠く。戦闘の音が途切れていない事を確認しつつ。室内を確認。
 隊員: 「ここは…見取り図によると、研究棟の様ですね…」
 隊員: 「複製体を造っていたようです…」
 駆穂: 「”適合者”のかい」
 隊員: 「よくわかりませんが…これは…?」
 駆穂: どうなんだろうか。実際はわかりはしないが。
 駆穂: 注意を惹いたものに視線を向ける。
 GM: 最新と思われる空ケースには、“Life Like”の文字。
 駆穂: 「戯曲者、か」
 駆穂: 複製体だからこそだが。記憶や感情も共有できる──?
 隊員: 「“Life Like”と言えば、あの“Master Life”の前身ですよね…」
 隊員: 「でも、奴が前面に出た頃には、すでに“Master Shadow”と“セラフ”の反目は始まっていたはず…」
 隊員: 「だとすると、だいぶ前からここは使われなかったということでしょうか…」
 駆穂: 「そうなるね」
 駆穂: 歩みを止めて。
 駆穂: 「本当に?」
 隊員: 「どうかされました?」
 駆穂: 「計画の筋書きを考えている」
 隊員: 「筋書き…ですか…?」言いつつ、分かれた隊に連絡を取る
 駆穂: 「敵もいただろうからここは重要な施設には違いないけれどね」
 駆穂: 「回りくどく。正しい道を。山一つ超えさせてまで」
 駆穂: 「この場所に一人の人間を呼んだにしては大層なハナシだから」
 駆穂: 「わざわざこの状況を作り出さないといけない、事でもあった──とね」
 隊員: 「呼ばれた、とは?」
 隊員: 「とりあえず、左を回った隊とは連絡が取れません。全滅した可能性が高いかと」
 駆穂: 「葛貫 秋生。あと追記して言えば清澄 零華」
 隊員: 「外から見た限り、これより上の階はなさそうですし、考えられるとしたら地下でしょうか」
 隊員: 「彼らをわざわざ呼んだ? “セラフ”が、ですか?」
 駆穂: 「“セラフ”が──?」
 駆穂: 「それはどうかな。久継駆穂の勘では違う、がね」さて。
 隊員: 「はぁ…。とりあえず、ここは稼働していませんし、いったん入口の隊と合流しましょうか…」
 駆穂: 「そうだね」
 駆穂: 溜息。
 駆穂: 深い溜息。



 Master Scene
 ScenePlayer:−−/登場:不可 

 GM: 数十分前。
 GM: ドスゥッ。
 GM: 胸を貫かれ、右翼最後の隊員が倒れる。
 GM: それをなした“少女”は、全員に浴びた返り血を、感慨もなく拭う。
 GM: 周囲を見回す。近くに敵はいない。施設内に何人か侵入したようだ。
 GM: 侵入者は、すべて殺すよう“調整”されている。
 GM: 敵を求め、“少女”は施設へと向かった。

 GM: 一方その頃―――。
 GM: 左翼の部隊もまた、全員切り刻まれ、壊滅していた。
 ???: 「こいつらは…UGNか?」
 ???: 「何故…? いや、誰が?」
 ???: 「………ああ、“あいつ”かもしれないな。まあ、いい」
 ???: 「許可は出ている。“Master Shadow”様に害なす者は、すべて斬り捨てるのみだ」



 Middle Phase-05
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華/登場:可

 GM: 登場どうぞ。
  登場Dice 零華: 1d10+57=2(2)+57= 59

 GM: いよいよ、隠された地下へもぐることになりました。
 GM: 残ったのは、共に行動した隊員と、入口を固めていた数名のみ。
 零華: 払った犠牲は大きかった。さりとて、此処で引き返す訳にもいかない。
 GM: 五分ほど休憩し、また半分に分けて行動することになりました。
 零華: 「………」言葉無く時間を費やしていたが、澱んだ空気の中で息をついてもたれていた壁から背を離す。
 零華: 「いよいよ……か」
  登場Dice 秋生: 1d10+37=9(9)+37= 46
 秋生: 「ふう……」とす、と隣に座り込む。
 零華: ようやく発した言葉と入れ替わりに、傍らに座り込んだ者を見て。
 秋生: 「ここで得るものって、あるんでしょうか」中空を見つめて
 零華: 「疲れたかしら?」声をかけ、代わりに返ってきた言葉に逡巡する。
 零華: 「…あるとすれば、失ったものを」
 秋生: 「失った、ですか……?」きょとん、と視線を向ける
 零華: 「貴方の……此処に埋め込まれたモノ。それに関する記憶」自分の胸を、指さして。
 零華: 「そして、本来歩むはずだった、普通の人生」
 秋生: 「普通の……?」その言葉に眉を曲げる。
 零華: 再び背を壁に預けて、天井を仰ぎ見る。
 秋生: 「案外そうではないかもしれません。いえ、そうじゃないんでしょう、多分」
 零華: 「馴れていないんでしょう?」 こんな処に居て、そして戦っている現実に。
 秋生: 「慣れませんね、いつまでたっても」
 秋生: 「―――ただ、僕はそれでも、きっと”普通の”人生は歩んでなかったと思います」
 零華: 「“Master Life”…倉峰 千にしても、そう。戦わずに済んだかもしれないのに」
 秋生: 「それを言うなら、零華さん、貴方もなんじゃないですか?」
 零華: 「私? …私は…………“元々”だから。この生き方について、何の感慨も無いわ」
 零華: ただ淡々と、言葉を紡ぐ。
 零華: 「力がある者が、持たざる者を守る。ただそれだけ」
 零華: 「………そんなにたいした“力”じゃないけれど…」今までの事を思い出して自嘲気味に笑う。
 秋生: 「その力でずいぶん僕は助かりましたよ。いえ、助けてもらいました」
 零華: それは気にする事ではないと、緩やかに首を振る。
 秋生: 「そうですか? 普通に学校に通って、友達とたわいのない話をして……」
 秋生: 「そんな人生もあったんじゃないか、とか思いませんか?」
 零華: かぶりを振る。「学校……。そうね、嫌いじゃないわ」
 零華: 「屋上で昼食をとったのも初めてだったし…貴方を守るのは、任務だからよ」
 秋生: 「任務だから、ですか……だったら、任務じゃなければこの一件関わらない、ってことですか?」
 零華: 「貴方を守るのは、任務だから。そして、この任務に就く理由は…そうね、弔いという意味合いもある」
 秋生: 「弔い、ですか?」
 零華: 「ええ」頷いて。
 零華: 「そして私が懸念しているのは…貴方の中にある“擬似的な賢者の石”」
 零華: 「これを生み出すために“Master Shadow”が様々な研究を行った」
 零華: 「沢山の被験者を使って、様々な実験も。…貴方も、未だその中にあるの」
 秋生: 「そうですね……だからこそ僕は……」
 秋生: 一呼吸置いて、深呼吸。
 秋生: 「これ以上、貴女がこの一件に関わることを由とはしないですけど」
 零華: 「──そうね。同感。だから、これで終わりにしたい」先の闇を見つめる。
 秋生: 「そうですね、終わりにしたいです……本当に」
 秋生: 「そういえば、ご存知でしたか?」
 零華: 「何をかしら?」
 秋生: 「外を警戒していたエージェントと連絡が取れないんだそうです」
 零華: 「…あり得る話。ガーディアンが居たのね」
 秋生: 「つまり、僕らがくることを予測していたんだと思いますよ……つまり『計画通り』……」
 秋生: 「この先に多分ですけど、『誰か』がいると思うんです」
 零華: 「ええ。そのリスクを差し引いてでも、日本支部長は賭に出る事にした」
 零華: 「“セラフ”、あるいは“Master Shadow”……どうする、ここで退く?」
 秋生: 「退いても、意味がないですよ。外にいる敵もいますしね」
 零華: 頷いて。
 零華: 「それに、此処で退いたとしても、貴方の中にそれがある限り、いずれ“日常”が貴方を裏切る」
 秋生: 「それにね、零華さん」
 秋生: 「”あったかもしれない”という過程の世界や、過去を悔やむよりは受け入れるほうがずっと楽ですよね」
 秋生: 「慣れる慣れない、は別の話ですけど」
 零華: 「駄目ね。私には“区切り”が必要」目を閉じて、口元にだけ笑みを。 ※11
 秋生: 「僕は流されてるだけですよ、ある意味負け人生です」立ち上がって
  登場Dice 駆穂: 1d10+52=2(2)+52= 54
 駆穂: ──ゆらり。
 駆穂: 「”時間”さ」
 駆穂: 「覚悟というのは出来たかな」
 秋生: 「覚悟なんて……僕はないですよ」困ったような作り笑顔を見せて
 零華: 「…分かったわ」壁から背を離し、髪を払いのけて。
 零華: 「覚悟ならば、この任務に頷いた時から」
 駆穂: 「そうかい」
 駆穂: 聞いているのか聞いていないのか。感慨も感情も含めず。答え。
 零華: 「行きましょう。“牙狼の王”、貴方がこの任務に参加している理由も理解しているつもりよ」
 駆穂: 「僕は──そう、”後始末”さ」
 駆穂: 薄目を開けて溜息。
 駆穂: 「行こうか」
 零華: 「ええ」頷き、秋生の手を取る。
 秋生: 「……え?」手をとられて驚く
 零華: 「流されるのならばそれでも構わない。だから、敢えて言うわ」
 零華: 「私と一緒に来て。幕引きのために」 ※12
 秋生: 「……あ、はい」ばつが悪そうにとられた手を離す
 零華: 空の手を、ちらりと見て。「…いきましょう」
 零華: 告げて背を向け、一足先へと。
 秋生: ぎり、とこぶしを握って眉をしかめて……そして間をおいて、後を追う
 駆穂: ぽつん、と其処に留まり。刀を強く握り締める。
 駆穂: そして歩み始める。



 Middle Phase-06
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生/登場:可

 GM: 登場どうぞ。
  登場Dice 秋生: 1d10+46=7(7)+46= 53

 GM: 地下通路は、三人が並んで歩けるくらいの広さがありました。
 GM: そして、この先何かが待ち受けていそうな、“如何にも”な雰囲気も、また。
  登場Dice 零華: 1d10+59=8(8)+59= 67
  登場Dice 駆穂: 1d10+54=5(5)+54= 59
 GM: では、L字路に差し掛かったところで、知覚判定をお願いします。
  Dice 零華: 5r10+2=9(9(6,9,9,9,2))+2= 11
 零華: 11。
  Dice 秋生: 4r10+1=7(7(7,6,7,3))+1= 8
 秋生: 8
  Dice 駆穂: 11r10+1=14(10(3,9,2,1,10,7,1,9,2,7,4)+4(4))+1= 15
 駆穂: 15。
 GM: 8以上で気づいた。不意打ちです。
 GM: 先頭を歩いていた隊員の頭が吹き飛ぶ。気付いたので、判定なく回避できます。
 隊員: 「敵か!?」
 GM: 素早く領域を展開し、或いは腕を伸ばし応戦の構えを取る隊員達。
 秋生: 『お出ましになったようだぜ』 「まかせますよ」 『応よ』
 零華: 「!」咄嗟に身を捻り、冷気を収縮させて備える。
 駆穂: 「────」ぼんやりとした目で”前”を見る。
 GM: 出てきた相手は、腕を鞭のように振り回して攻撃してきます。が、
 GM: どちらかというと、隊員達を優先して狙っている節があります。
 秋生: 『狙いは己(オレ)たちか』
 隊員: 「クソッ!? こいつ、二階の連中とは段違いだ!!」
 零華: 「推測は“正解”……」呟いて、別の物陰へと身を隠し。
 秋生: 『退いたほうがいいと思うぜ。死にたくなけりゃナ』ニィ、と嗤う
 零華: 「……?」 感じるのは既視感。別に、ありふれた攻撃の仕方なのだが──。
 ???: 『おまえらは、後だ…』くぐもった声で言う。
 零華: 「気をつけて、“炎の魔人”」
 隊員: 「おい、後回しってんなら理由があるんだろ! だったら先に行け!」
 零華: 戦闘スタイル的には自分は後方支援。先へ行く秋生の援護に、通路へと姿を。
 秋生: 『ったく、見捨てるのは胸が痛いな、おい』白々しく言いながらダッシュ
 零華: その後を追うように、前方へ駆け出す。
 GM: 前に進むなら、カメラはそのままシーンプレイヤーを追いますが(笑)
 駆穂: ふむ。
 駆穂: 真面目に残っていいか。話的に(何)
 秋生: というか、そのいけといわれていかないのもねえ……
 零華: 構わないですが、ピンチになったら助けに来て下さい(爆)
 駆穂: まぁ出来るなら適当に合流するんで(何)
 秋生: PL心情はのこって戦うんだが
 GM: すぐに合流できるかどうかは、この後の選択次第ですねぇ。
 秋生: 行っちゃいましょうかね……そこの鞭っ子気にはなるんですが
 GM: とりあえず、秋生達の方を進めます。
 駆穂: お願いします
 零華: はい。
 GM: 通路を走ると、突き当りにドアが見えてきました。
 秋生: 一気に走ってきた勢いでトラップとか確認しないで体当たりで部屋に入りそうなシュウセイがいます
 GM: プレート等は貼っていませんので、なんの部屋かはわかりませんが、そこに入る以外に道はなさそうです。
 秋生: いや、まあ行くんですけどね、戻る理由もあるにはあるけどきちゃったし……ってことで、
 秋生: ドカーン
 GM: 扉を破ると、そこはモニター室の様です。
 零華: 「秋生!?」 驚きながらも、続いてその扉の中へと。
 GM: 一面に映し出された研究所内や周囲の映像。そして中央には、背を向けて椅子に座る男の姿が。 ※13
 ???: 「派手な登場だね。鍵はかけていなかったのだけど」揶揄するような声で。
 秋生: 『大体、こういうところでトラップしかけてるような根暗は』
 秋生: 『もっと早い段階で致命的なダメージを与えるようなトラップしかけてるはずだからな』
 秋生: 『ドアを開けるようなちまっこい事は己(オレ)面倒だから嫌いなんだ』
 零華: 「貴方は…」暗闇の中、光を背にする者の声に誰何する。
 ???: 「ようこそ、秋生君、零華ちゃん。歓迎するよ」
 ???: 「君達とは、なるべく邪魔の入らないところで一度話したかったんだ。“セラフ”として、ね」
 零華: 暗闇の中に何かが潜んでいないか。男に目を配り、神経を集中させた…ところで、
 零華: 雷鳴に弾かれたように、悟った。
 零華: 「………社、さん…」
 秋生: 『うっさんくせえ奴だと思ってたけどな……』
 セラフ: 「ひどいなぁ。でも、“Master Shadow”を倒そうとしているのは、本当だよ」
 GM: にこやかな笑顔を浮かべつつ、椅子ごと振りかえる、“セラフ”―――社 道也。
 零華: 「どうして、貴方が……」 掠れる声。
 セラフ: 「とりあえず、楽にしたらどうかな? そう身構えられると、落ち着いて話もできないよ」
 秋生: 「いえ、そういうわけには行きません……朝倉さんはどこです?」
 セラフ: 「香ちゃんかい? 確かに、僕が預かっているよ。彼女の素質は大したものだ」
 セラフ: 「いずれ、“Life Like”以上になるんじゃないかとみてるよ」
 秋生: 「千ちゃんについて聞きたいこともありますが……彼女を返してもらえませんか」
 セラフ: 「それに関しては、こちらからも提案があるんだ。彼女とは、すぐに会わせてあげるよ」
 秋生: 「提案?」
 セラフ: 「人質に取ったりはしないから、信用してくれないかな」
 セラフ: 「信用できないというのなら、僕のわかる範囲で、君達の疑問に答えてあげるよ」
 セラフ: 「提案っていうのは、他でもない。『僕と組まないか』ってことだよ」
 セラフ: 「“Master Shadow”を倒す為に、ね」
 零華: 「……訊きたい事は、多すぎる」
 秋生: 『……で、倒した後はどうするんだよ。自分の手駒として己(オレ)たちを使うってか? ごめんだな』
 セラフ: 「勝手に想像を進めて、勝手に結論を下すのは感心できないね」
 セラフ: 「僕が欲しいのは、“Master Shadow”座だよ。奴に、“Master”の称号は相応しくない」
 セラフ: 「それに、奴の研究も、正直なところ、僕は引き継ぎ気はない」
 セラフ: 「なんなら、君達からは完全に手を引くと約束しようか」
 セラフ: 「ある程度の研究資料はこちらで抑えているから、君から欠片を取り除くこともできるかもしれないよ」
 秋生: 『へえ? そうすることであんたに益はあるのかい?』
 零華: 「貴方が欲しいのは“Master Shadow”の座。…“悪名”を欲する、そのためだけに仕組んだ事なの?」
 零華: 「UGNと内通し、情報を流した……いえ、それだけじゃないわ。『私達を売った』」
 セラフ: 「重ねて言う通り、僕は奴の研究を引き継ぐ気はない。なので、君達から手を引いて損することは何もないよ」
 セラフ: 「それに、仕組んだとは心外だよ」
 セラフ: 「今の状況は、“Master Shadow”が勝手に動いて、勝手に弱体化した」
 セラフ: 「僕はその期に乗ろうとしているだけだよ」
 零華: 「尻馬に乗ろうと。利口なやり方ね」
 セラフ: 「それとも、“あの時”のことを言っているのかな。確かに、正攻法では難しいと思い知らされたよ、あの時は」
 セラフ: 「君達は、“Master Shadow”の姿すらその眼に捉える事は無かった。精鋭を選んだつもりだったのだけど」
 零華: 「“あの時”。…私は倒れて、貴方は生き残った…貴方は“見て”いたの?」 ※14
 秋生: 「……それで、千ちゃんも利用したんですね」
 セラフ: 「千ちゃん………? …ああ、なるほど…」
 セラフ: 「僕は、彼女には何もしていないよ。断言しよう」
 秋生: 「彼女に何か情報を与えたんじゃないですか? だから彼女は……」
 セラフ: 「やだなぁ、あの時点で僕は、重傷を負って一線を退いていたんだ」
 セラフ: 「後方で君達の指揮を取ってたのは、そのためじゃないか」
 セラフ: 「重ねて言うが、僕は彼女に何もしていない」
 秋生: 「……そうですか」
 零華: 「………」
 秋生: 何か言いたげな零華さんに視線を向けて
 セラフ: 「“Life Like”を利用したことに腹を立てているのなら、それはすべて“Master Shadow”がやったことだよ」
 セラフ: 「僕も、彼女は同情に値すると思っている」
 零華: 左手に右手を重ねて、ぎゅっと握りしめる。
 セラフ: 「さて、そろそろいいかな? 返答を、聞かせて欲しいのだけど」
 零華: 「……答えなんて──」重ねた手を胸の前で握りしめる。巡礼者の祈りのように。
 秋生: 「本当にMasterShadowを倒すと?」
 セラフ: 「ああ。その為に、僕は“セラフ”の座にいる。奴の、すきを窺うためにね」
 秋生: 「MasterShadowは当然ながら、貴男の反目はすでに知っていると思いますけど…」
 秋生: 「…それでそこにいるんですか」
 セラフ: 「奴はきっと、僕程度ならいつでも消せると思い上がっているんだろうね」
 セラフ: 「確かに、奴は強いし、取り巻きも厄介だ」
 セラフ: 「でも、君の存在は奴に対して最高の切り札になるんだよ」
 セラフ: 「例え、戦いの場にいなくても、僕の側についたというだけでも、ね」
 秋生: 「……そうですか。―――条件をいくつか飲んでくださるなら、考えなくもないですよ」 ※15
 セラフ: 「言ってみたまえ」
 秋生: 「ひとつは朝倉さんを無事に帰す事。……もうひとつは……」ちらり、と零華さんを見る
 秋生: 「UGN側からも含め、零華さんと朝倉さんをこの件から離す事」
 セラフ: 「フム…後者に関しては、働きかけを約束しよう。でも、組織である以上、確約はできないよ。それに…」
 セラフ: 「彼女の意志もあるし、ね」
 零華: 「……」
 セラフ: 「前者だけど、今すぐには無理だけど、約束はしよう」
 セラフ: 「返した途端同盟を破棄されても困るし、『もう一つ理由もある』」
 秋生: 「『もう一つ理由』?」
 セラフ: 「それは、同盟を約束してくれたら話そう。そうすれば、すぐにわかることだから」
 秋生: 「僕、利用される、ってのはごめんですけど。これとか」こん、と胸をたたく
 零華: 「…私の事なんてどうでもいいわ。騙されないで、秋生」 間を置いて、口を開く。
 零華: 社へと向き合う。
 セラフ: 「利用しようとしてるわけじゃないんだけど…平行線かな?」困ったように笑う
 零華: 「──貴方は“Double Cross”」
 零華: 「どんなに綺麗な言葉を使おうとも」
 零華: 「貴方はFHのマスタークラスになるという野望のためだけに、他の全てを裏切っているだけ」
 零華: どこか遠くで響いているような己の言葉を手繰り寄せ、己の信念と照らし合わせ、力を成す。
 零華: 声を振り絞る。「甘言には乗らない。“セラフ”、貴方の暗躍も此処でお終い」
 零華: 顔に掛かる長い髪を手で振り払い、冷気の華を纏う。
 セラフ: 「残念だよ。本当に、残念だ」
 GM: そう言うと、指をパチンと鳴らす。
 GM: すると壁の一部が開き、中から一糸纏わぬ姿で、返り血で半身を紅に染めた香が出てくる。
 零華: 「…秋生」
 秋生: 「……」返事は無言だ。ただ、壁から現れた香に視線が向いている。
 セラフ: 「仕方がないから、僕の使える戦力と、君の存在だけを使わせてもらうことにするよ。さて、香ちゃん」
 セラフ: 「君の前にいる者達が、お兄さんの仇だよ」
 GM: その言葉を受け、微かに顔を上げると、身に纏った紅がプロテクターへ変わる。
 零華: 「……──」
 零華: 言葉に詰まる。遠因はともあれ、朝倉相馬を倒したのは自分達なのだから。
 秋生: 『さっきの条件、飲んだところでクリアできてねえじゃねえか。大人って汚ねぇー』
 零華: 「定石なのよ」 呟いて
 セラフ: 「“今すぐには無理”だって言っただろ。簡単な暗示だから、解く事はできるよ」
 秋生: 『ま、ほんっきで己(オレ)たちの条件飲むんだったらついてもよかったんだけどな』
 零華: 「……」溜息を凍らせる。
 セラフ: 「そうだね。サービスで教えてあげるよ。僕を倒せば、彼女の暗示は解ける。もっとも…」
 セラフ: 「それが一番難しい方法だろうけどね」
 秋生: 『やってみなきゃわかんねえよ!!』噛み付くように叫んで
 零華: 「困難な方法だろうと構わない。“朝倉香を元に戻す”、貴方を倒す理由が増えたわ」
 零華: 瞬時に冷気を解放する。室外をも凍らせる程に、“徴”として。



 Climax Phase
 ScenePlayer:“全員

22:47   登場Dice 秋生: 1d10+53=8(8)+53= 61
  登場Dice 零華: 1d10+67=5(5)+67= 72
  登場Dice 駆穂: 1d10+59=10(10)+59= 69

 GM: では、まず後方の駆穂の方から。
 GM: 残った隊員達と共に闘っていると、秋生達が進んだ方から《ワーディング》の気配が。
 GM: それを感じると、敵が大きく距離を置きます。
 駆穂: 「────」
 ???: 「…交渉決裂…か」
 駆穂: 時間かな、とばかりに。
 駆穂: 「そうだね」
 ???: 「ならば、これ以上の足止めは―――」
 GM: 言いかけたところで、隊員の攻撃が敵を打つ。
 駆穂: 「────」
 隊員: 「ここは我らに任せ、貴方も奥へ! こいつの言いよう、本命はたぶん奥です!」
 駆穂: 「ああ」
 ???: 「邪魔な…まあ、いい…」
 GM: 同時に相手はできないと判断したのか、隊員達に集中する。 ※16
 駆穂: 「行かせて貰うよ」眼前の人物に。
 ???: 「…好きにしろ…。私より、セラフ様の方がはるかに…強い」
 駆穂: とんっと跳躍してすり抜けて先に。
 駆穂: 「そうかい」納刀して振り返らず先に。
 GM: と言うことで、第二ラウンドの冒頭より参加可能です。
 駆穂: 了解。
 駆穂: 一瞬、立ち止まって。「君。名前は」
 ???: 「“QQQ”…。そう呼ばれている…」
 駆穂: 「僕は”牙狼の王”と呼ばれている。縁があれば会うとしようか」
 駆穂: ではね、と。退場する。

 GM: では、カメラをお二人の方へ。と言っても、口上入るだけですが(笑)
 セラフ: 「残念だったよ。君達はもっと物分かりがいい子達だと思っていたんだけどね…」
 GM: そう言うと、《ワーディング》が展開される。
 GM: では、衝動判定お願いします。駆穂も同じく。
  衝動判定Dice 零華: 9r10+4=9(9(9,3,6,9,3,1,7,5,1))+4= 13
  Dice 零華: 2d10+72=13(3,10)+72= 85
 零華: 成功の85%。
  衝動判定Dice 秋生: 3r10+1=9(9(9,7,8))+1= 10
  Dice 秋生: 1d10+61=15(5,10)+61= 76
 秋生: 76%
  衝動判定Dice 駆穂: 12r10+15=19(10(10,4,4,4,2,8,10,5,9,8,9,4)+9(7,9))+15= 34
  Dice 駆穂: 2d10+69=13(8,5)+69= 82
 駆穂: 82の成功です(失礼)
 GM: エンゲージ状況。(セラフ)(香)(PC達)
 GM: 以上となっています。駆穂も登場時は、現在の(PC達)の位置になります。
 GM: 勝利条件は、セラフを倒す。敗北条件は、PCの全滅。
 GM: なお、香は普通に戦闘を行い、120%エフェクトも使います。
 GM: また、死亡した場合はシナリオ的にも死亡扱いとなります。
 GM: 洗脳自体は、セラフを倒せば解けます。
 GM: 以上、何か質問はありますか?
 零華: ふむふむ。良かったよ、秋生たん!
 秋生: 助けられるって話?
 零華: うん。
 GM: では、戦闘開始。

■□Round 1□■

 GM: セットアップ
 GM: こちら、セラフも香も《ヴァイタルアップ》宣言。
 零華: ありません。
 秋生: ありません
 GM: では、20のセラフ。
 GM: マイナー《早業》《破邪の瞳》《光の衣》
 GM: メジャー《全知の欠片》《天からの眼》《不可視の矢》《主の右腕》《吼え猛る爪》《さらなる波》
 GM: (ころころ)対象:零華
  Dice GM: 15r7+8=32(10(3,9,5,9,1,2,4,1,8,2,2,6,3,9,9)+10(7,3,10,4,1)+10(9,1)+2(2))+8= 40
 GM: 40、不意打ち扱い、回避ぺナ5個。
 零華: うーん、リアクションの手が無いので回避放棄。
  ダメージDice GM: 5d10+18=30(8,1,5,9,7)+18= 48
 GM: 48点装甲無視。
  《リザレクト》Dice 零華: 1d10+85=1(1)+85= 86
 零華: HP1、86%

 GM: では、17の零華どうぞ。
 零華: マイナーを使用してエンゲージを離脱。
 零華: 『香さんには当てたくない……から』
 零華: RC4+《コキュートス/氷の戒め/ブレインコントロール》 侵蝕値:11→97%
 零華: 攻撃対象は、セラフ。
  Dice 零華: 12r8+4=14(10(3,5,6,2,10,1,10,1,1,2,3,6)+4(4,2))+4= 18
 零華: こんなものか…18。
 GM: 《全知の欠片》《神の眼》《アクティブソナー》
  Dice GM: 13r6+1=25(10(4,2,9,10,1,5,2,2,5,1,10,3,5)+10(5,2,6)+5(5))+1= 26
 GM: 回避。

 GM: では、14で香。
 GM: マイナー無しの、メジャー《覚醒の電光》。対象:セラフ
  Dice GM: 11r10=8(8(4,7,4,3,4,2,3,2,6,8,1))= 8
 GM: 目標値下がってなければやばかった(笑)成功。

 GM: では、10の秋生どうぞ。
 秋生: いまいち立ち居地が良くわからんのですが……えーっと。
 秋生: マイナー:『炎魔』《ハンティングスタイル》+《完全獣化》+《破壊の爪》 侵食率86
 秋生: メジャー:『炎威』《獣の力》+《大蛇の尾》+《炎の理》+《業炎》 侵食率94
  Dice 秋生: 13r8+4=12(10(7,10,3,9,9,3,1,4,7,4,1,6,6)+2(2,2,2))+4= 16
 秋生: うわあ……
 GM: 対象:セラフでOK?
 秋生: あ、はい、かいてなかった、それで
 GM: 《全知の欠片》《神の眼》《アクティブソナー》
  Dice GM: 13r6+1=42(10(8,4,7,9,3,3,1,2,9,4,6,8,3)+10(9,1,10,6,6,9)+10(4,5,8,2,1)+10(9)+2(2))+1= 43
 GM: 回避。

 GM: では、セカンド
 GM: こちら、セラフが宣言。
 零華: 宣言しません。
 秋生: 宣言なしで
 GM: では、セラフの行動。
 GM: 《全知の欠片》《天からの眼》《不可視の矢》《主の右腕》《吼え猛る爪》《さらなる波》《光速の剣》対象:秋生
  Dice GM: 15r7+8=24(10(9,5,7,7,6,2,9,10,4,10,6,6,8,9,1)+10(5,2,9,9,5,2,6,4)+4(4,1))+8= 32
 GM: 32、回避ぺナ5個。
 秋生: 避けられねえよ!(笑)もらいます
  ダメージDice GM: 4d10+18=17(4,7,4,2)+18= 35
 GM: 35点装甲無視。
  《リザレクト》Dice 秋生: 1d10+94=8(8)+94= 102

 GM: クリンナップ
 零華: 無しです。
 秋生: なしです
 GM: 今回は、特になし。
 零華: 「今回は」…(何)
 秋生: 《炎の理》前提なんでしょう……


■□Round 2□■

 GM: セットアップ
 GM: 駆穂、登場可能です。
 GM: こちら、セラフは無し。香が《フルインストール》宣言。
 零華: 「目が見えないという話だった…けど」セラフを見据え、冷気を手繰り寄せる。セットアップは無し。
 セラフ: 「今も、ほとんど見えないよ。でも、僕には問題ない」
 駆穂: 登場します。
 駆穂: 「やぁ。”セラフ”」たん、と。足音立てて。
 セラフ: 「君は、久継君だね。君には、あまり来て欲しくなかったかな」
 セラフ: 「僕の方に付く。と言うのなら別だけど」
 駆穂: 「それは出来ない。僕はいつだって誰かの側にいるわけじゃないよ」
 駆穂: 苦笑しつつ。セットアップの行動なし。

 GM: では、30の駆穂の前に、セラフが《スピードスター》宣言。
  Dice GM: 1d10=6(6)= 6
 GM: 割り込んで、先に行動。
 GM: マイナー《早業》《破邪の瞳》《光の衣》
 GM: メジャー《全知の欠片》《天からの眼》《不可視の矢》《主の右腕》《吼え猛る爪》《さらなる波》
 GM: (ころころ)またもや、対象:零華
  Dice GM: 15r7+8=44(10(6,3,2,5,7,5,9,5,6,8,8,7,8,10,1)+10(1,10,9,3,8,7,4)+10(7,10,8,7)+10(2,3,9,2)+4(4))+8= 52
 GM: 52、不意打ち扱い、回避ぺナ5個。
 零華: リアクションせず。ダメージどうぞ
  ダメージDice GM: 6d10+18=31(8,10,4,6,1,2)+18= 49
 GM: 49点装甲無視。
  《リザレクト》Dice 零華: 1d10+97=8(8)+97= 105
 零華: HP8、105%に。
 零華: 「………っ」 撃たれた腕を押さえ、溢れる血を凍らせて無理矢理に止める。

 GM: では、30の駆穂どうぞ。
 駆穂: 確認ですが、香はエンゲージ封鎖でセラフの前に立ち塞がっている、という解釈で構いませんかね。
 GM: はい。
 駆穂: マイナー:《ホットダッシュ/氷の回廊》 飛行状態で可能ならセラフの所までエンゲージ移動。侵食率:86
 GM: その方法なら…可能ですね。どうぞ。
 駆穂: メジャー:物質合成 侵食率:94 目標値:19
  Dice 駆穂: 15r10+13=9(9(3,4,6,1,9,8,3,1,8,8,9,6,4,5,5))+13= 22
 駆穂: 成功。データ的にトツカとブレード合成。行動終了。 ※17
 駆穂: 「これは彼らの物語だ。でも少しだけ。介入させてもらうよ。”セラフ”」

 GM: では、17の零華どうぞ。
 零華: 「…………」息を吸い、集中する。マイナーで《氷の加護》
 零華: RC4+《コキュートス/サイレンの魔女/リミット・リリース/氷の戒め/ブレインコントロール》
 零華: 侵蝕値:2+15→122% 避けに1DP、命中時移動不可。対象は“セラフ”
  Dice 零華: 16r6+4=64(10(6,10,5,6,5,8,3,1,5,5,4,9,8,7,5,4)
  +10(9,5,10,5,5,7,2)+10(9,3,10)+10(9,6)+10(8,7)+10(8,1)+4(4))+4= 68
 零華: 68。
 GM: 《全知の欠片》《神の眼》《アクティブソナー》
  Dice GM: 13r6+1=34(10(5,5,1,2,5,7,2,8,9,9,2,4,5)+10(3,8,2,4)+10(7)+4(4))+1= 35
 GM: 命中。ダメージどうぞ。 ※18
 零華: 「ご免なさい。私はチルドレンの中でも物分かりが悪い方なの」
  ダメージDice 零華: 7d10+16=30(1,3,2,9,7,7,1)+16= 46
 GM: 《空蝉》宣言。

 GM: では、14の香。
 GM: ………。
 GM: エンゲージしてる人がいないじゃないか(笑)
 秋生: うふふ
 GM: (ころころ…)マイナー、エンゲージ移動。
 GM: メジャー《MAXボルテージ》《スタンボルト》《バリアクラッカー》《渇きの主》《亡者の爪》《ブラッドバーン》《ミカヅチ》対象:秋生 ※19
 秋生: もう来なくていいよw
  Dice GM: 23r7+7=34(10(8,5,4,2,10,1,1,9,3,8,9,6,4,8,7,9,2,3,8,1,6,1,9)
  +10(9,9,5,8,1,2,4,7,2,2)+10(4,9,4,8)+4(1,4))+7= 41
 GM: 41、リアクションレベル−4。
 秋生: もらいます。
  ダメージDice GM: 9d10+16=57(9,8,6,2,9,8,9,5,1)+16= 73
 GM: 73点防御装甲無視。目眩付与。
 秋生: えーっと、GM。それって、白兵で殴ってきてるんですよね?
 GM: そうです。
 秋生: じゃあ、『あえて、受け止めます』
 GM: 撃ち込まれた拳から、蒼光が走る。 ※20
 GM: しかし、その感触に、無表情な香りの顔に僅かな困惑の色が浮かぶ。
 秋生: 『……気が済んだか? ……己(オレ)たちがお前の兄貴を殺したのは変えようのない事実だ』
 秋生: つつーっと、唇の端から血を一筋流して
 香: 「………?」
 秋生: 『それが何故かも……その理由も……』
 秋生: 『お前は受け止めて……受け止められるだけの強さを持っていると思っていた』
 秋生: 『いい様だな。まったく……いい様だ。……それでお前、兄貴に顔見世できんのか?』
 秋生: 『それとも、こうやって己(オレ)たちに刃向けるくらいに、兄貴を殺した己(オレ)たちが憎いか……』
 香: 「…たシは…」
 香: 「…パ…ちが、憎…けじゃ…ナい…」
 秋生: 『まあ、……それくらいのことをやったことくらい……己(オレ)たちは覚悟してるがな……』
 秋生: そういって昏倒します。
 零華: 「秋生!」
 香: 「ただ…怖かっタ…ダけ…」無表情のまま、両目から涙を溢す。
 秋生: あ。朝倉 香 好意/■食傷 で、ロイスをとります
 GM: 了解。

 GM: で、10の秋生の手番ですが。起きないなら、このままセカンドに。
 秋生: それでお願い申す

 GM: では、セカンド。
 GM: こちら、セラフのみ宣言。
 零華: 宣言無しで。
 駆穂: じゃあ。宣言しておくですよ。
 GM: では、駆穂どうぞ。
 駆穂: 《ダブルモーフィング/ブレインコントロール/炎の剣/ペネトレイト》 侵食率:106 対象:セラフ 
  Dice 駆穂: 15r7+20=26(10(10,6,7,3,10,9,1,9,6,2,10,4,5,6,10)+10(8,6,2,3,9,10,1)+6(6,5,2))+20= 46
 駆穂: 46白兵。ペナルティ無し。
 GM: 《全知の欠片》《神の眼》《アクティブソナー》
  Dice GM: 13r6+1=25(10(8,8,4,6,1,8,7,3,1,5,3,3,6)+10(6,7,2,3,2,8)+5(3,4,5))+1= 26
 GM: 命中。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 駆穂: 5d10+27=20(8,2,3,4,3)+27= 47
 駆穂: 47点装甲無視。抜刀。逆袈裟に切り上げる。
 GM: 《光の守護》宣言。
 セラフ: 「残念…外れだよ」崩れ去る、虚像の“セラフ”
 駆穂: 燕返し。反動を持って半歩離れる。行動終了。
 駆穂: 「────」

 GM: さっき、零華撃って、秋生が寝てるから…。
 GM: 《全知の欠片》《天からの眼》《不可視の矢》《主の右腕》《吼え猛る爪》《さらなる波》《光速の剣》対象:駆穂
  Dice GM: 15r7+8=25(10(8,5,2,3,8,5,1,8,2,10,3,4,9,8,9)+10(3,3,3,2,10,9,1)+5(5,2))+8= 33
 GM: 33、回避ぺナ5個。
 駆穂: 《灼熱の結界/ブレインコントロール》 侵食率:111 
  Dice 駆穂: 15r7+23=25(10(10,5,6,4,2,6,8,5,5,2,6,1,7,4,9)+10(3,1,10,10)+5(5,4))+23= 48
 駆穂: 受けた。ダメージを。
  ダメージDice GM: 4d10+18=31(3,8,10,10)+18= 49
 GM: 49点装甲無視。
 駆穂: 26点を軽減。23点受領。HP17に。リアクティブアーマーを追加。
  Dice 駆穂: 2d10=14(9,5)= 14
 駆穂: 更に14点軽減。HP31に。アーマー破棄。回避行動終了。
 駆穂: 「────」

 GM: クリンナップ
 GM: セラフ、5点回復。
 駆穂: 《炎神の怒り》使って無いので無し。
 零華: 「……」やはり、彼は強い。“牙狼の王”のロイスを反転。脅威を表に。クリンナップ無し。
 駆穂: 「重ねて言うよ。この物語は”彼等”のものだ」目を伏せて。零華にロイス取得。[■有為 □無関心]。
 GM: まあ、秋生は一応目眩回復で(笑)
 秋生: ああ、目を回してますけどね


■□Round 3□■

 GM: セットアップ
 零華: 無し。
 GM: こちら、セラフは無し。香は再び《フルインストール》宣言。
 駆穂: サポートデバイス。侵食率117。肉体を指定。
 GM: では、30の駆穂の前に、セラフが《スピードスター》宣言。
  Dice GM: 1d10=4(4)= 4
 セラフ: 「ここまでやるとは…」
 セラフ: 「では、見せてあげようか…君の中にもある、“石”の力を!」 ※21
 駆穂: 刀を一振り。手に持った鞘に納める。「来い」
 GM: マイナー《早業》《破邪の瞳》《光の衣》
 GM: メジャー《全知の欠片》《天からの眼》《不可視の矢》《主の右腕》《吼え猛る爪》《さらなる波》《リミットリリース》《神速の鼓動》
 GM: 対象:PC全員。さらに、ドミニオンから奪った“石”の力を解放。クリティカル−1。
  Dice GM: 15r5+8=31(10(1,2,2,1,4,8,4,5,6,3,5,9,9,10,5)
  +10(5,3,3,10,6,5,2,10)+10(8,4,2,1,6)+1(1,1))+8= 39
 GM: 大したことねぇなぁ(笑)
 駆穂: 動揺してる(何)
 零華: ドミニオンの呪いかもしれない(何)
 GM: 39、回避ぺナ5個。あ、不意打ち扱いね。
 零華: ともあれ、Cr+1も付いているので回避できず。
 駆穂: 《灼熱の結界/氷盾/ブレインコントロール》  侵食率:124 
  Dice 駆穂: 21r8+28=24(10(5,6,7,7,7,5,8,8,6,3,4,7,6,7,3,5,3,3,4,1,4)+10(10,7)+4(4))+28= 52
 駆穂: 受けたな。ダメージを。
  ダメージDice GM: 4d10+18=23(7,8,1,7)+18= 41
 GM: 41点装甲無視。
 駆穂: 「その”法則”は通らない」総計41点。丁度弾いた。
 零華: HP0で昏倒。
 零華: 「──まだ………まだよ…!」
 零華: “牙狼の王”のロイスをタイタスにして立ち上がる。昏倒から復活。
 零華: 彼は言った。“この物語は私達のものだ”と──だから。そして、朝倉香にロイスを取得。

 GM: では、秋生。
 秋生: んー。香ちゃんは?
 GM: 香はPCじゃないから、対象外です。
 GM: セラフが“石”の力を解放したことで、体内の“石”が活性化したのが感じられます。
 秋生: ドクン、と
 GM: このシーンの間、一回だけクリティカル値を−1できます。
 秋生: それは、こっちのペナルティなしで?ってことよね
 GM: ペナルティは何もありません。
 秋生: OK。イニシアティブを0にして昏倒(何
 セラフ: 「バカな…! この“石”は、完成品だったはずだろ!?」
 駆穂: 「さぁね」セラフの言葉を聞いて。肩をすくめる。
 零華: 「香さん」
 零華: 「あなたを、必ず学校に返すわ。…約束する」
 零華: セラフの動揺を聞き流し、彼女へと声をかける。朝倉香にロイスを取得。■友情/隔意で。

 GM: では、30の駆穂どうぞ。
 駆穂: GM。IV30の行動を0まで遅らせる。
 駆穂: 「────僕はただの後始末なんだ」 ※22
 駆穂: 「ただ真っ直ぐに君の命に牙突き立てるだけの。──始末だ。でも”彼ら”の物語は続く」
 GM: 了解。

 GM: では、17の零華どうぞ。
 零華: マイナーで、秋生のエンゲージへと移動。
 零華: RC4+《コキュートス/ブレインコントロール》 侵蝕値:7→129%
 零華: 最後のコキュートス。対象は“セラフ” シナリオロイス:セラフをタイタスに。Cr−1で使用。
 GM: どうぞ。
 駆穂: 「”完成品”の石を手にした君の歩んだ道の結末は──”今訪れる”。それだけの話さ」
 駆穂: 収束する凍気を前に。軽く一息。
  Dice 零華: 14r6+4=15(10(9,10,4,3,2,5,8,7,5,10,7,7,5,9)+5(4,5,2,2,2,2,4,1))+4= 19
 零華: 19…。 ※23
 GM: …《全知の欠片》《神の眼》《アクティブソナー》
  Dice GM: 13r6+1=44(10(2,3,2,2,6,5,3,3,10,10,7,4,3)+10(8,1,8,4)+10(7,4)+10(6)+4(4))+1= 45
 GM: 回避。
 零華: 「──…」

 GM: では、14の香。(ころころ)この状況で、駆穂を狙うのか、この娘は(笑)
 駆穂: まぁ。ダイス目しょうがない(何)
 GM: マイナー《イオノクラフト》で移動、
 GM: メジャー《MAXボルテージ》《スタンボルト》《バリアクラッカー》《渇きの主》《亡者の爪》《ブラッドバーン》《ミカヅチ》
 GM: 対象:駆穂
  Dice GM: 23r7+7=26(10(3,5,4,6,9,7,8,10,5,10,4,6,8,7,5,7,8,7,2,7,9,7,4)
  +10(7,2,3,1,6,2,9,1,4,5,2,10,4)+6(2,6,5))+7= 33
 GM: 33、リアクションレベル−4。
 駆穂: 《陽炎/ブレインコントロール》 侵食率:123
  Dice 駆穂: 23r9+20=27(10(1,1,5,8,8,6,3,1,4,6,10,9,7,1,3,10,7,4,8,8,4,10,10)+10(9,8,6,3,9)+7(2,7))+20= 47
 駆穂: なんとか回避。

 GM: では、0の駆穂どうぞ。
 秋生: にゅ?かるぼーも0ですか?
 駆穂: ですぜ。
 秋生: ではお先にどうぞですの。
 GM: 0まで落とすと言ってましたし、Youが起きないと、次は駆穂しか残っていませんから(笑)
 駆穂: あきなまがかつやくしてくれるとしんじてまっていた。まぁ行動します(何
 駆穂: マイナー:無し。
 駆穂: 《炎神の怒り/ブレインコントロール/炎の剣/ペネトレイト》 侵食率:131 対象:セラフ。 トツカ使用。
  Dice 駆穂: 18r7+20=15(10(2,1,9,2,7,1,2,3,3,3,7,9,7,1,2,1,10,6)+5(5,2,3,1,5,1))+20= 35
 駆穂: 35。低いな。 ※24
 GM: 駆穂を倒し、せぱからの星になれ、セラフ!(マテ)
 GM: 《全知の欠片》《神の眼》《アクティブソナー》
  Dice GM: 13r6+1=42(10(5,10,10,5,1,5,9,3,10,8,2,8,3)+10(9,3,5,7,8,2)+10(5,7,7)+10(5,8)+2(2))+1= 43
 GM: この攻撃回避。
 駆穂: ──賭けるか。
 秋生: えー。
 駆穂: タイタス宣言。PC間ロイス秋生をタイタスにし昇華する。+1d10。
 GM: どうぞ。
  Dice 駆穂: 1d10+35=1(1)+35= 36
 駆穂: 無理だな(何)

 秋生: じゃあ、ええっと……
 秋生: セラフをタイタス昇華、周囲の空気中の水分を蒸発させながら立ち上がります。
 GM: どうぞ。
 秋生: マイナー:なし
 秋生: メジャー:『炎皇』《獣の力》+《炎の剣》+《大蛇の尾》+《炎の理》+《業炎》+《フルパワーアタック》+《獣の王》
 GM: 《獣の王》入ってるなら、どうしようもないな。どうぞ。
  Dice 秋生: 23r6+4=25(10(4,6,5,5,4,7,8,10,4,9,8,3,5,1,4,4,10,2,3,7,8,3,9)
  +10(4,6,9,8,6,5,3,10,9,6)+5(5,5,5,1,4,4,1))+4= 29
 GM: ダメージカマン。
  ダメージDice 秋生: 3d10+39=18(10,1,7)+39= 57
 GM: 装甲有効57点?
 秋生: そそ
 GM: マヂで? ※25
 秋生: うん。後、《炎の理》があるのでクリンナップに4点
 GM: こいつ、装甲15点あるんだよね。軽減して42点。
 秋生: 《破壊の爪》+9、《獣の力》+9、《大蛇の尾》+3、《フルパワーアタック》+12、《炎の剣》+6で、合計+39です
 GM: 《スピードスター》で減ってなければ…。
 GM: ピッタリ0になった! 戦闘終了!
 駆穂: おおー?
 零華: (ぐっ)
 秋生: シュウシュウ水蒸気立てながら、虚ろに立ってます。
 零華: 私、立っている!(何) ※26
 駆穂: 珍しい(何)
 零華: 届かなかった氷。それを打ち砕いて奔る炎に見とれた。
 零華: 「…………」全てが幻影のような光景。
 駆穂: 「セラフ。君は倒れたよ。──”理解”しているかい」
 セラフ: 「僕が…?」
 セラフ: 「ハハハ…何をバカな…」
 駆穂: 「”炎の魔人”がやった。──僕じゃない」
 GM: 虚ろに哂うセラフの陰で、香が糸が切れたように、プツンと倒れる。
 駆穂: 「物語は彼自身が紡いだ」
 セラフ: 「僕が、負けるなんて…そんなはずが、そんなはずがないだろう!?」
 駆穂: 「現実さ」
 零華: 立ちすくみ、間近の音に意識を呼び戻される。現実へと。
 セラフ: 「僕は、僕こそが、“Master Shadow”の座に相応しい! そうだろう!」
 セラフ: 「だって、僕は………グハゥッ!?」遅れて、血を吐く。
 秋生: 『……残念…だったな。己(オレ)はおちおち死んでらんなかっただけだ』
 駆穂: 「見えるだろう。セラフ。──”そこ”が君の終着点のようだ」
 零華: 「…香さん!」しっかり、と。駆け寄って彼女の躰を揺する。
 駆穂: 「もう少し──この物話は続くが。君は退場だ」
 駆穂: 一息。
 駆穂: 「じゃあね」



 自律判定

 GM: これやっておかないと、安心して眠れないってじっちゃんが言ってた!!
 GM: と言うことで、これだけやっておきましょう。申告のち、振ってください。
 駆穂: じっちゃん最高。
 駆穂: 侵食率:131  Dロイス2 ロイス:2+2 タイタス:1 2倍振りしますよ。
 零華: じゃあ、残り1枠に………学校生活にロイスを取得します。■憧憬/不安で。
  Dice 駆穂: 8d10-131=47(4,5,1,10,9,5,6,7)-131= -84
 駆穂: 帰還。 ※27
 零華: おかえりなさいませー。
 零華: 侵蝕率は129%、Dロイス1、ロイス4、タイタス2。2倍振ります。
  Dice 零華: 8r10-129=15(10(9,7,7,10,3,4,3,8)+5(5))-129= -114
 駆穂: …
 GM: r、r(笑)
 零華: ……すみません「r」でした(爆) ※28
 駆穂: 吃驚したぜ(何
 零華: も、もう一度振ります…!!(何)
  Dice 零華: 8d10-129=37(1,9,9,8,1,2,3,4)-129= -92
 駆穂: (零華たんなでこ)
 零華: 二倍振り92%で帰還(なでられ)
 秋生: Dロイス1、ロイス2、シナリオPC間2、昇華1、Dロイス効果-1
 秋生: …えー、行きの駄賃で案内してくれた名もなき隊員にロイスとります。
 秋生: これで4…侵食率が121なんで、ちょっとチキンに倍振りします。
  Dice 秋生: 8d10-121=49(9,8,7,8,3,10,2,2)-121= -72
 零華: おかえりなさいませ〜。
 秋生: 期待値に期待すればよかったな。
 零華: 全員二倍振りで帰還ですね。
 秋生: この出目が何で戦闘で出ないのか
 GM: おかえりなさいませー。
 零華: 改めて、おかえりなさいませ。
 秋生: おかえりー&ただいまー
 駆穂: おかえりなさー



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:全員

 GM: セラフが倒れ、一息ついたところで、
 GM: 『コツ、コツ』と、足音が近付いて来る。
 駆穂: 視線をセラフより上げて。
 隊員: 「…セラフを倒したのか…」
 零華: 「研究所の主は倒したわ…怪我人が居るの。誰か治療……──?」
 GM: 部屋の中を見回し、溜息をつく。
 隊員: 「正直、驚いたな。初めて会った時は、ここまでやるとは思わなかった」
 GM: そう言うと、ディスクを投げ寄こす。
 駆穂: 「”物語はまだ続くと言う話さ”」
 隊員: 「おまえ達が求めていた情報は、その中に入っている」
 隊員: 「“探している暇は無い”だろうから、こちらでまとめておいた」
 零華: 香を看ていた顔を上げて、隊員を見る。誰? ※29
 秋生: 『……』
 隊員: 「“Cheery Cherry Cherry Bom”が、この施設を爆破するための仕掛けが終わった頃だろうからな」
 駆穂: ディスクを受け取って懐に仕舞う。 ※30
 秋生: 『まさか、御大自ら出てくるとは驚いたな』
 隊員: 「早いところ去るがいい。ソロネもこちらに向かってきてるからな。その状態で、あいつと戦いたくはないだろう」
 零華: 「……今だけは、恩に着るわ。“ヴァーチャー”」朝倉香を立ち上がらせようとするも、よろけて。
 ヴァーチャー: 「…フン」
 秋生: それを脇から香ちゃんを抱き上げる。
 ヴァーチャー: 「こちらにも都合あってのことだ。私は、“Master Shadow”と袂を別った」
 零華: 「…ありがとう」秋生へと香を託し、立ち上がる。
 秋生: 「Master Shadowはよほど人望がないんですね」
 ヴァーチャー: 「だから、両方疲弊していた方が、雲隠れをしやすいというだけだ」
 零華: 「何ですって? …一体、何のつもりで…」訝しげ、隊員に姿を変えた者を見据える。
 ヴァーチャー: 「そうだな…。今の“Master Shadow”のやり口は、ついていけない」
 秋生: 「……なにか、あったのですか?」
 ヴァーチャー: 「自分で確かめろ。奴の今の居場所も、そのディスクに入れてある」
 秋生: 「……はあ……」
 駆穂: ──黙して語らない。
 ヴァーチャー: 「葛貫 秋生…だったな。奴は“お前を待っている”」
 ヴァーチャー: 「気が変わらない内に、行くといい。その気があれば、だがな」
 GM: そう言うと、ヴァーチャーは姿を消す。
 秋生: 「……そう、ですか」ちらりと零華さんを見て、すぐに視線を戻す
 零華: 「……」 目を閉じ、頷いて。顔にかかる長い髪を手で払いのける。
 零華: こびり付いた血が指に絡んだ。
 零華: 「分かったわ」呟いて。
 駆穂: ディスクを取り出し。改めて二人に見せる。
 駆穂: 「退くか、進むか、だね」
 零華: 「──行きましょう、秋生」
 秋生: 「……いえ……」躊躇するように
 零華: 「どうしたの?」躊躇う秋生に声を掛ける
 秋生: 「僕は、進みます」ディスクに空いた手を伸ばす
 秋生: 「ですが……」戸惑うように言葉を切って
 零華: 「何かしら?」
 秋生: 「零華さんはこれ以上踏み込まないでほしいかと」
 駆穂: 「だ、そうだ」ディスクを弄ぶ。
 零華: 「どうして? 今更、何を言うの…」驚き、目を見開いて秋生を見る。
 駆穂: 「この辺りは葛貫秋生の身勝手な判断だからね」やれやれ、と肩竦め。
 秋生: 「今回は、運がよかった」駆穂君のせりふに参ったな、という表情を見せて
 駆穂: 「指名されたのは葛貫秋生一人」
 秋生: 「……そういうことです」目を逸らして
 駆穂: 「葛貫秋生は個人の事情に君を巻き込むのを忌避しているのさ」
 駆穂: 「”どういう事かわかるだろうね”」
 駆穂: 手の内でくるくると回していたディスクをぴたり、と止める。
 零華: 「私は貴方を守るためにある。貴方の事情は、既に個人的事情を超えているのよ!?」
 秋生: 「それはまあ、わかってるんですけど……」
 駆穂: 「うん。──そうだろう。君ならそういうだろうね」
 零華: 「自覚が足りないのよ、秋生。だから、貴方を一人で行かせるわけにはいかない」
 零華: 言葉の端々に氷の鋭角を纏わせ、秋生に詰め寄る。
 秋生: 「だって、貴女はいつも大怪我を負う」
 零華: 「………っ」
 秋生: 「つまり、あ……―――足手まとい…です」視線を合わさずにいう。
 秋生: 一瞬、気づかれない程度に言葉を濁すが、大きく深呼吸して、それをため息のように見せてごまかす
 零華: 「………私が、足手まとい…………………」俯いて。
 駆穂: 無造作に秋生にディスクを投げる。
 秋生: 空いた手でそれを受け取り。
 駆穂: ただ溜息をつく。
 零華: 「──だったら……それだったら、仕方が無い…」そのまま、顔を上げずに言葉を振り絞る。
 秋生: 「……僕は、弱いから。強くないから……だから―――これ以上……」言葉を濁す ※31
 駆穂: 「──へぇ」
 駆穂: 単に言葉を発するだけ。
 秋生: 「こ……これ以上大怪我負ってほしくないんですよ!」
 秋生: 『お前、本音と建前が両方出てんぞ』
 秋生: 「…………」しまった、という顔して目を泳がす。何か必死に助けを求めるが、助けてくれる人もなく
 零華: 「…………………………」
 零華: 「怪我を負うのは、単純に、私が弱いせい。──でもね」
 零華: 「“任務だから”。それだけの理由で関わっている訳じゃないのよ」
 零華: 顔を上げる。秋生の泳ぐ視線を目を合わせて。
 零華: ぽつ…と、呟く。「私の心を、殺さないで」
 秋生: 「……っ」顔を紅くして身体を引く
 秋生: 「……僕はその……」
 零華: 溢れたのは、きっと心の声。凍えた底から助けを求めて。
 秋生: 「だけどですね、そのですね……」
 駆穂: 右手を薙ぎ。背にセラフを灼く蒼炎。──やがて宙に浮く”結晶”を手に取り今度こそ懐に入れる。
 駆穂: 「もういい加減”覚悟”とやらを決めたらどうかな。お互いに」
 駆穂: 「お互いがお互いの道に深く関係してきている。”他人事”じゃないのさ」
 駆穂: 一歩退いて。肩をすくめる。
 秋生: 「……いや、ええ……その……そうなんですけど……僕は……」情けない顔で肩を落とす
 零華: 「私は“Master Shadow”を追いたい。仲間の仇を取りたい──」
 零華: 「その想う道に、貴方という存在が現れて。そして貴方を守るという任務を受けた」
 零華: 「貴方を守る事が、間接的に私の望みを叶えると。…そう思っていた」
 零華: 「──多分、今も…そう、だと………思う。けれど」
 零華: 言葉が濁る。理屈では無い何かが、今の私の“なか”にある。分からない何かが。
 零華: 「貴方を守りたいと思う気持ちは、嘘じゃない」──打算ではない。
 秋生: 「零華さんの事情も、気持ちもわかるんです……でも、それ以上に僕は」
 秋生: 言葉を切って深呼吸して。息を整える。――逸らしていた視線をまっすぐに零華さんに向けて
 零華: 交わした視線を足下に落として。
 秋生: 「貴女が不甲斐ない僕の盾になったり、戦うことで、怪我を負ってほしくないほうが、強いんですよ」
 秋生: 「だからその、これはわがままです。単なる僕の」
 零華: 「…──そう」
 秋生: 「……そう、なるでしょうね」
 零華: 「だったら、私もわがままを通させてもらうわ」
 零華: 「私はチルドレンの中でも物分かりが悪い方なの」 さっきも言ったと思うけれど? と、微かに微笑む。
 秋生: 「いや、はい。わかってます。あなたがそういう人だってことくらい……」困ったな、って顔をして
 秋生: 『……余計な一言言わなきゃよかったな』
 零華: 「それじゃ、戻りましょう。そろそろ迎えの隊も来ると思うわ……」ふと、周囲を見渡して。
 秋生: 「先ほど物騒な話もありましたし……急いだほうがいいかもしれません」
 零華: 「──“牙狼の王”?」 今は無い姿に呼びかける。セラフの姿も、無い。
 駆穂: ──其処には何も無い。音響だけが返る。
 零華: 「………ディスクの解析も要請しなきゃ、ね」
 秋生: 「そうですね」香ちゃんを抱き上げて「急ぎましょうか」
 零華: 「ええ」カツン。靴音を鳴らして、その後につく。
 秋生: 「まいったな」『まあ、強情だからなあ、あいつ』「そうですね」
 秋生: ぼそぼそ、と零華さんに聞こえないように話しながら、退場



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華

 GM: 晴天快晴、気持いい青空の下。
 GM: 今日も、学生達は屋上に上がり、お弁当を広げたり、球技に興じたりしている。
 GM: そんな一角。 ※32
 香: 「いやー、朝倉香、復帰しました!」
 零華: “屋上で昼食を取る会”の輪の、端に座し。
 零華: 自ら握ってきたおにぎりの包みを開く。
 GM: いなくなっていた頃の彼女の記憶は、“急病で入院していた”ことになっていた。本人も、それを信じている。
 零華: 「…………良かったわね」
 GM: 今、彼女は、仲良くなったチルドレン達と他愛もないお喋りに興じている。
 零華: 言いたい事は、もっとあった筈だと思う。でも、口をついて出てきた言葉は素っ気ないものだった。
 香: 「そう言えば、零華さん…」不意に真剣な眼で。
 零華: 皆のお喋りを聴きながら、おにぎりを食んで。
 零華: 「…何かしら?」 顔を上げて、香を見る。
 香: 「お見舞いに来てもらった覚えがないんですけどー、先輩と何かありました?」
 香: 「先輩も、来てくれなかった気がするんですよねー」
 香: 「なにか、いろいろと進展があったとか!」
 零華: 「進展って………」困惑を浮かべて、何の事だろうと想いを馳せる。
 香: 「大丈夫、あたし達は立場上口は堅いですから!」
 GM: よく見ると、周りのチルドレン達は、忍び笑いをしていたりする。
 零華: 「……………」
 香: 「そこのところ、どうなんですか! さあ、さあ!」
 零華: 「何も無いわよ。変わったことなんて」
 香: 「…あーあ、なかなかそう言う浮いた話がある人っていないよねぇ」
 香: 「これだけいるんだから、一人くらいいてもいいと思うんだけどなぁ」
 零華: 「秋生は、あなたが眠っている時に見舞いに来たんじゃないかしら」
 零華: 話題を変えてみようとした。
 香: 「眠っている間に来られても、仕方ないじゃないですか」
 香: 「せめて、メッセージとお見舞いのメロンを残してくれるとかしないと」 ※33
 香: 「あ、でも、先輩の甲斐性じゃなぁ…」
 零華: 「そうね。じゃあ直接おねだりすればいいわよ」くす。口に手を当てて小さな笑いを漏らす。
 GM: もともと、さほど興味が無かったのか、すぐに話題を変える。
 零華: 二転三転し、再び戻ってくる話題。
 GM: そもそも、これは“いつも日常的にしているような会話”なのだから、当然だ。
 零華: 何の脈絡も無い、たわいなさ。
 零華: でも、今はそれが心地よい風のように感じられた。
 零華: 私の守りたいものは、意外と身近なところにあるのかもしれない。



 Ending Phase-03
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生

 GM: 持ち帰ったディスク、それを佐上 道明に手渡すと、さっそくとばかりに解析が進められた。
 GM: そして数日後、その佐上に呼び出しを受ける。
 佐上: 「とりあえず、ざっと見たところだけど…」
 秋生: 「はい」
 佐上: 「君の中の“石”、無効化する算段が付けられるかも知れないよ」
 秋生: 「本当ですか?」
 佐上: 「まだ、研究段階だけどね。これによると、君はそうとう“特殊なケース”みたいだよ」
 佐上: 「逆に、そこがカギになるかもしれない」
 秋生: 「……あ、でも……そうなると、シュウセイはどうなるんでしょう」
 佐上: 「“君次第”、かな?」
 佐上: 「彼のこともそうだけど、“石”のこともね。もう少しまとまったら、改めて話せると思うけど」
 佐上: 「それと、話は変わるけど…」
 秋生: 「……? はい?」
 佐上: 「このディスク内に、“情報をまとめた者”が意図しなかった部分が入ってる可能性がある」
 佐上: 「完全なブラックボックスで、こっちも解析中だけど…」
 秋生: 「それは、”情報をまとめた者”が知らない情報がある、ということですか?」
 佐上: 「もともと、ディスク内に隠されていたんだろうね。それに気づかなかった」
 秋生: 「それが何か判れば、もっと例の石について進展があるかもしれない……?」
 佐上: 「ファイル名だけは突き止めたよ。“Project LL”…」
 秋生: 「LL? もしかして……」
 佐上: 「“LL”は、“Life Like”…そう、睨んでいる」
 秋生: 「彼女を保護する、という話があったとき、彼女がこちら側に「いけない」といった理由かもしれません」
 佐上: 「確か、複製体だったんだっけ、彼女?」
 秋生: 「……そのようなことを匂わせていました。――つまり、オリジナルが存在すると仮定するのは容易です」
 佐上: 「そうだね。これが開けばいいんだけど…」カタカタとキーボードを叩きつつ。
 秋生: 「彼女が堕ちた理由がそこにあるなら、僕は知りたい」
 佐上: 「まあ、重要そうな情報が眠っているのは確かっぽいしね…」
 秋生: 「解析、お願いします」ぺこり、と頭を下げる
 佐上: 「まあ、努力は続けるよ…と」
 GM: ピーッと音がしたかと思うと、突如画面に大量の情報が流れ出す。

 GM: “Project LL”

 GM: 『成功例』である『被検体No,2:倉峰 千』の複製体を作り、再現を目的とする。
 GM: 被検体No,3は、呼称を“Life Like”とし、倉峰 千の記憶を与える。
 GM: 最終的に、倉峰 千としてのアイディンティティを崩壊させ、そのストレスでの“石”の生成を目指す。
 GM: まず、第一段階として、倉峰 千の生誕の地である黒巣市に派遣―――。
 GM: ―――――――――。
 GM: ――――――。
 GM: ―――。
 GM: 以下、どのように段階を踏んで『“Life Like”の精神を壊すか』が、延々と綴られていた…。



Credit……「幻影戦譚 第七話〜濃霧−Fog Smog−〜」
Start:2008.10.14 23:00〜10.23 00:50

PC1:“炎の魔人” 葛貫 秋生/だいちさん
PC2:“凍える華” 清澄 零華/こびと(ログ編集)
PC3:“牙狼の王” 久継 駆穂/久流さん
GM:Nオレンヂさん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「幻影戦譚 第七話〜濃霧−Fog Smog−〜」  〜END

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