OpeningMiddle-aMiddle-bClimaxEndingAnother さざめく海 Ver,02(20060404)
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 舞台となるは摂津國の小さな島、馬酔木島。
 あるものは偶然に、あるものは使命により、この島へ集う。
 絶えぬ怪異、その裏に見え隠れする様々な思惑。
 島に伝わる伝承と、闇へと葬られた過去が生み出したものは――。



 Handout
PC:1
【推奨ワークス】なし。ただし旅をしていた理由を適当にこしらえてください。
【シナリオロイス】漣(れん)
 君は船旅の途中、突然の嵐により難破して馬酔木(あしび)島という瀬戸内の島へ流れ着いた。
 運よく助かった君を介抱してくれたのは、漣という娘だった。
 ここのところ嵐の季節でもないのによく海が荒れるという。
 島では妖が跳梁しているし、何かよくないことが起きているのでは――
 そう語る彼女を見て、君は助けられた恩返しができるかもしれないと思った。
▼Character sheet “犬廻” 狗継 七穂


PC:2
【推奨ワークス】陰陽師、検怪異使、検怪異使佐、検怪異使の子弟。
 その他のワークスでも検怪異使と接点があるという設定であれば任意。
【シナリオロイス】船橋 森厳(ふなばし・しんげん)/島の怪異
 馬酔木島という瀬戸内の島で怪異が発生し、
 いかなる妖の仕業か海は荒れ、人外のものが人を襲うという。
 それを鎮めるため、既に船橋森厳という君の同僚にして友人が派遣されている。
 だが、島の怪異が収まる気配はない。
 妖が手ごわいのか、それとも森厳に何かあったのか。
 それを確かめ、島を救うのが君に与えられた使命だ。
▼Character sheet “花鳥扇” 土師 伊通


PC:3
【推奨ワークス】なし。ただし馬酔木島出身になります。
【シナリオロイス】船橋 森厳(ふなばし・しんげん)
 君と船橋森厳とは同郷の友人だ。
 京では検怪異使である彼の依頼を受けて、彼に協力することもたびたびあった。
 その彼が故郷である馬酔木島へと派遣されたと聞いた。
 また、その故郷が怪異に脅かされているということも。
 一度島へ戻らねばなるまい。君はすぐに旅支度を始めた。
▼Character sheet “戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞


PC:4
【推奨ワークス】なし。ただし馬酔木島の住人になります。
【シナリオロイス】明石 兼良(あかし・かねよし)
 ここ最近、島が騒々しい。海は荒れ、人外のものが我が物顔で歩き回っている。
 にもかかわらず、島を領する明石兼良はそんなことそっちのけで私服を肥やすのに忙しいようだ。
 アテにはできない。君自ら動くしかあるまい。
▼Character sheet “那由他の壱” ゆらぎ


 自己紹介

七穂: 「──俺の命にはそれほどの価値は無いが──」
七穂: 「想いを曲げるほどにはこの道は途絶えていない」
七穂: 「来たれ、焔」
七穂: 狗継七穂。
七穂: 渡来人の血をひく混血のはぐれ陰陽師。金の瞳と銀の瞳を持つ異形の青年。
七穂: 仕える者を諸処の理由があり殺害。傷心にて都を後にする。
七穂: 陰陽道を学んだが中でも符を使っての蒼焔を使役し、存在を禁じる事を得手とする。
七穂: HP14 IV9 基本侵食率:30%
七穂: PC間ロイス:土師 伊通  ■友情 □隔意
七穂: →陰陽寮の同士。陰陽道を共に学んだ仲。問題児仲間。
七穂: シナリオロイス:漣(れん) □尽力 ■恐怖
七穂: →???
七穂: 以上です。お願いしますー。

伊通: 「いやはや〜遅れて相済みませぬ。冬蝶の舞を讃える歌を作っておりましての」
伊通: 「……して此度の用件は? …もう済みましたか〜そうですか〜」
伊通: 殿上人にも似た雅な雰囲気を漂わせ、間延びした口調で喋る陰陽師。
伊通: 滅多に刻限を守らず安心して仕事を任せられない陰陽師として定評がある。
伊通: 技量は中堅処。歌の良さを解せない相手に対しては真面目に調伏を行う。
伊通: ハヌマーン/ソラリス Dロイス:修羅
伊通: HP:14 IV:15/16 基本侵蝕率:34%
伊通: シナリオロイス:船橋森厳に、■友情/□不安
伊通: 「森厳殿も大変な仕事を引き受けたものだ/何事も無ければよいのだがの〜」
伊通: PC間ロイス:“戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞に■誠意/□恐怖
伊通: 「仕事に掛ける情熱は素晴らしいですの〜/怒らせたくはないのう…」
伊通: 以上です。宜しくお願い致します(礼)

真樹之丞: 「戸衛衆頭領、梧桐真樹之丞である」
真樹之丞: 「御方の身を護る者として、仇為す者に容赦はせぬ」
真樹之丞: 「―例え人外の存在であろうとも、我に断てぬものはない」
真樹之丞: 「そなたも、ゆめゆめ気をつけられよ」
真樹之丞: 苛烈極まる人柄で恐れられる、戸衛衆頭領。
真樹之丞: 生粋の武人だが、実は女性であるとか。
真樹之丞: シンドロームはキュマイラ/ノイマン、Dロイス:秘密兵器を所持。
真樹之丞: シナリオロイスは[■憧憬/□隔意]>船橋森厳
真樹之丞: PC間ロイスは[■興味/□敵愾心]>ゆらぎ
真樹之丞: 以上、よろしくお願いします。

ゆらぎ: 「あなたは、あたしを『ゆら』と呼ぶ? ――それとも、我を『ゆらぎ』と呼ぶか?」
ゆらぎ: 「必要な力ならば、忌み嫌われるものとて益とする、か。……現金なものよな、人の心は」
ゆらぎ: “那由他の壱”ゆらぎ
ゆらぎ: 雷を呼び、重を操り雨を降らす『小隠』
ゆらぎ: 歳を取らない終の子供として、ずっとこの場所に在る、雷を司る者。
ゆらぎ: 気まぐれに天を操り、空を変える。そんな力も、人々が望めば陰……鬼も益となる。
ゆらぎ: 相手が自身をどう呼ぶかで、対応も変わる。名は、それだけ大事なもの。
ゆらぎ: シンドローム:ブラックドッグ/バロール HP:16 IV:10 基本侵食率:31% Dロイス:半妖所持。
ゆらぎ: PC間ロイス:”犬廻” 狗継 七穂さんに ■好奇心/憐憫
ゆらぎ: 「外様の者? ……寄りによってこんなところに流れ着くとはねぇ。……ふふ。気の毒なこと」
ゆらぎ: シナリオロイス:明石兼良 有為/■無関心
ゆらぎ: 「我の“遊び”を邪魔しなければどうでも良い存在。……しかし、まぁ、“過ぎる”のも……困る」
ゆらぎ: 以上です。宜しくお願いします。

GM: それでは始めたいと思います。平安セッションですが、あんま考証とかにこだわらないでなあなあでやっていただければと(何)
七穂: らじゃー。
伊通: 俺平安で!(何)
ゆらぎ: はい。宜しくですー。
七穂: ドS平安阻止(何)





 Opening Phase-01 「嵐後漣」
 ScenePlayer:“狗廻” 狗継 七穂/登場:不可

七穂: #1d10+30
 Dice 七穂: 1d10=(6)=6+30=36
GM: 「くそっ、なんて嵐だ! おい小僧、もっとしっかり漕げ! さもなきゃてめえから海に放り出してやる!」
GM: 播磨國明石の沖合い。現在、絶賛大時化中の舟の上で、櫂にしがみつきながら水夫の怒声を聞いている最中である。
GM: 思えば数日前。異国の調理法を学ぶため、唐土への玄関口である大宰府にしばし滞在してよりの帰りのことであった。
GM: 流浪の身としては当然のごとく、舟を使う路銀などない。
GM: が、たまたま摂津まで行く船の漕ぎ手に空きがあると聞き、たまには船旅もよいかと思ってしまったのが運の尽きであった。
七穂: 「水…水!何でこんなに時化てるんだ!聞いてた話と違うじゃないか!」
GM: 途中までは瀬戸内の穏やかな海を堪能したものの、現在目的地を目の前にしてこの有様である。
七穂: 鍋で浸水を掻き出し 掻き出し!
GM: 「死にたくなかったら四の五の言わず漕ぎやがれ! ああくそっ、この季節にこんな大時化かよ!」
GM: もはや漕ぐ漕がないの話ではなく、放り出されないようにしがみついているのが精一杯という状況であった。
七穂: 「やってんだろ!ちくしょー。こんな時に土師の奴が居れば──」 ※1
GM: ざぱーん。
GM: と、ひときわ大きな波。それは虎が獲物を噛み砕くかのように、易々と舟を打ち砕いた。
七穂: 何にもならんだろ、とかふと脳裏に思った。
GM: 宙へと放り出される体(何)
七穂: あ、脳裏に様々な風景が。
七穂: 「ここで終わりかな…」
七穂: なぁ──”姫”。
GM: ――暗転。 ※2


GM: パチパチと木のはぜる音で目を覚ますと、薄暗い天井が目に入った。
GM: むしろの上に横たえられ、粗末な布切れがかけられているのが解る。 ※3
七穂: 死の世界も呆気ない物だな。そう思いつつも意識は薄皮一枚に覚醒。
GM: 人の気配に目をやれば、囲炉裏の側に座る一人の少女が目に入った。
七穂: 全身の状態を確認。上体を起こし。
七穂: 目線をやる。
GM: 「……気が付いたんですね。気分はどうです?」君が起きたことに気づき、近くへと座を変える。
七穂: 「──正直まだ悪い。まだ口に砂がある」素直な感想。
七穂: 「ここは?」
GM: 「貴方は二日前の朝、浜辺に打ち上げられていたんです。ですから、もう丸三日ほど寝たままだったことになりますね」娘の年の頃は君とそう変わらないように見える。家の中には他に人はいないようだ。
GM: 「軽口を言えるならばそれほど心配も要らないようですね」やや笑って。
七穂: 「そう。助けられたか。だとすれば礼を言う。ありがとう」
七穂: 手持ちの荷物を確認しようと視線を。娘の直視から視線を外すとも言う。
GM: 椀に水を注ぎ、手渡しながら。「貴方が打ち上げられていた場所は、明石の沖合いにある島の浜辺ということになります。名前は馬酔木島」
七穂: 椀を受け取りながら「他に難破した者は…いや。先に助けられたからには名を名乗ろう。狗継七穂という。七穂と呼んでくれ」
GM: 体に縛り付けてたとかなら傍に置いてあっていい(何)
GM: 符とかはシワシワになっているかもしれん。(何)
七穂: うわー、書き直しじゃんとかぼんやり思考を他所に(何)
GM: 「わかりました、七穂殿ですね。私は漣と言います」ゆっくりと頭を下げる。
GM: 「生憎と、ほかに人が流れ着いたという話は聞いておりません。ただ、他の村か町へ行けばそのような方もいらっしゃるかも解りません」
七穂: はぁと一息吐いて
七穂: 「いや。もとより行く当ても無い。この機命が助かったと思って何処かで療養するとするさ。ああ。そうだ。もう体が動けるようになったら出て行く。君の家の者にも悪いだろうから」
GM: 「いえ、この家には私一人しか住んでおりません。ですので、そのような気遣いでしたら無用です」苦笑気味に。
七穂: 椀を掻き込みつつ
GM: 「いつまでも、というわけには行きませんが。とりあえず体が万全になるまでは養生なさいませ」割と有無を言わせぬ口調で言い切る。
七穂: 「──判った」だがいいのか。こんな異形をと、言いかけて口を閉ざす。
GM: 「何か口にできるようであれば、食べるものを用意いたしますが如何します? もっとも、大したものはありませんけれど」
七穂: 「物があるなら俺が調理をしよう」
七穂: 指先を動かす。ああ。もう大丈夫だ。
GM: 一瞬狐につままれたような顔をした後、吹きだして。「まさか行き倒れの方にそんなことを言われるとは思いませんでした」
GM: 「用意といいましたが、夕食の残りがあるのでよければそれを召し上がってください」余程おかしかったのか、まだくすくす笑いながら椀に粥を盛る。
七穂: 「調理法を求めて東に西に。云わばこれが本業なのでね。笑われるとは心外だが」 ※4
七穂: 幾分むすっとしつつも食事を取る。
七穂: 「では暫く世話になる」
GM: 「気を悪くなされたならお詫びを。そうですね、明日から腕を振るっていただきます」にこやかに微笑む。
七穂: 「ああ」
七穂: 眠気。疲労感。
七穂: まだ万全ではない。
七穂: 化生殺はまだ万全ではない。
七穂: もう一度椀を掻き込んだ。



 Opening Phase-02 「月見酒」
 ScenePlayer:“花鳥扇” 土師 伊通/登場:不可

伊通: #1d10+34
 Dice 伊通: 1d10=(7)=7+34=41
GM: 京の一角。検怪異使を束ねる別当にして、君の友人である五条権大納言に呼ばれ、君は彼の屋敷へとやってきた。
GM: 「お久しぶりです、放浪癖は相変わらずのようですね」と、用意させた酒を勧める。
伊通: 「いやはや〜遅れて相済みませぬ。…おおっ、これはこれは」
伊通: 「私から歌と旅と奪えば何も残りませぬよ」
GM: 「ところで、今日君に来てもらったのは単に旧交を温めるためではありません」捉えどころのない友人に釘を刺し、神妙な面持ちでそう切り出した。
GM: 「本来このようなことを陰陽寮に属する君に頼むのは気が引けるのですが……まあ、君はほとんど検怪異使のようなものですから構わないでしょう」
伊通: 勧められた酒を寸前で止められ、幾分の落胆を覚えつつも。
GM: 「播磨國の沖合いに馬酔木島という小さな島があります。本来は検怪異使の関与する所ではないのですが、今回は特例ということで一人の検怪異使がその島に派遣されています」
GM: 「君も知っているとは思いますが、船橋森厳というのがその検怪異使です。彼は馬酔木島の出身であるということで、 故郷で起きている怪異を治めるために里帰りをしてもらったわけです」
伊通: 「なんと。森厳殿が」
GM: 検怪異使、船橋森厳とは何度か事件で協力したこともあり君も面識があった。外見は線の細い優男といった風体だが、その外見に似つかわしくない凄まじい剣の腕と冷静な判断力を持っていた。
伊通: そういえば最近顔を見合わせぬの、と思いつつ。ふむふむ馬酔木島という処へ向こうておられたか。
GM: よく言えば好対照、悪く言えば凸凹といったところか。
伊通: 「まあ、森厳殿であれば早々に怪異を収めて戻られるでしょう」のほほんと。
GM: 「彼が向かってからかなりの月日が経ちましたが、いまだ怪異が収まったという報告は届いていません。それどころか……」声を潜める。
伊通: 「むむむ…?」
GM: 「この京にまで噂が届くほどに怪異の力が増しているとのこと。先日も時ならぬ嵐が数日海で荒れ狂ったとの話も聞いています」
伊通: 「ふむ〜。どうやら大変な事態となっておられるようですのう」
GM: 頷きながら。「我々としても、これ以上京から検怪異使を裂くわけにもいかないのです。そこで、比較的自由に立ち回れる君にこの島の調査並びに事態の収拾をお願いしたいのです」
伊通: 「なんと。私がですか」
GM: 「旅行ついで、とまでは行きませんが。旅慣れている君であれば、何かとこのような仕事には適していると思うのですが」
伊通: ふむ、と顎に手を当てる。
伊通: 「…足の向くまま気の向くままに島を調査致せば宜しいのですな」
GM: 「ええ、方法はお任せしますよ。森厳殿の消息を確かめ、彼と協力して事に当たってください」
伊通: うんうんと頷いて。
GM: 「ちょうど、今あの島にはおあつらえむきの協力者もいるはずです。その方にも協力を頼めば否とはおっしゃらないでしょう」
伊通: 「陰陽寮が気にされるやも知れませぬが〜私が気にしないのですから、宜しいかと思われますぞ」
伊通: どこか他人事のような物言いで承諾する。
GM: 「陰陽寮には私の方から上手く言っておきましょう」笑いながら。
GM: 「では、詳しい話はまた明日にしましょう。ここから先は仕事抜き、ということで。久しぶりにゆっくり酒を楽しむことにしましょうか」
GM: 先ほど止めた酒を手に取り、杯に注ぐ。
伊通: 「ほむ。それは有り難い事ですな〜」杯を再び伸ばし、なみなみと注がれ。
伊通: 「ささ、五条権大納言殿も」くいっと喉に流し込み、返杯。
GM: 「いただきましょう。無事に帰ってきた暁には、またこうしてゆっくりと酒を楽しみたいものです」杯を受け取り、ゆっくりと口へ運ぶ。
伊通: 「馬酔木島で如何様な歌を得られるか、楽しみにお待ち下され」
伊通: これから待ち受ける運命などには目を向けず、今宵はただ享楽的に杯を交わし合った。
GM: 月を肴に夜は更けていく。



 Opening Phase-03 「婚姻の儀」 ※5
 ScenePlayer:“戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞/登場:不可

真樹之丞: #1d10+32
 Dice 真樹之丞: 1d10=(10)=10+32=42
GM: まあ私も鬼ではない。嫁と挨拶するところと挨拶終わった後とどっちがいい(何)
真樹之丞: 前者だとそれだけで何かが終わりそうなんで、後者でお願いしますどん。(何)
GM: わかった、では前半はすっ飛ばして(何)
真樹之丞: (ばびゅーん)
GM: 播磨國明石郡馬酔木島。そこに梧桐家の本家はあった。
GM: 女性であるということを隠し通すためにできるだけ避けてきたものの、当主という立場からいつまでもそういうわけにもいかない。
GM: というわけで、いわば隠れ蓑として用意されたのが今回の式。梧桐家の分家筋から選ばれた一人の姫との婚儀であった。
GM: 梧桐家の広間。そこでは分家の当主たち、及び地域の有力者たちを迎えて宴が催されていた。
真樹之丞: 「(――お恨み申しますぞ、父上。素直に分家に譲ればよいものを…やれ血筋だの何だのと)」今は亡き親を、胸中で呪う。
GM: 「いやはや、これで一安心というところですな。後は男児でも儲けられれば言うことなしですが」酔った勢いで参列者の一人がそう言った。できるわきゃねーが。
真樹之丞: 「はは…。まずは都での暮らしに慣れねばなりませぬ故」社交辞令の笑顔、えがーお。
GM: 「真樹乃丞殿は帝のご信頼も厚く、その名も京に轟いているとか。我々も鼻が高い」
GM: 嫌な意味で轟いているのだが、そこまでは伝わっていないらしい。
真樹之丞: 「まだまだ先代には及びませぬが。梧桐の名に恥じぬよう、これからも精進いたす所存」
真樹之丞: とりあえず酒ちびちび煽りながら。
GM: そんな喧騒の中で君に近づいてくる一人の男。一見優男だが、よく見ればその実かなりの使い手であるのが解る。
GM: 「失礼する。馬酔木郡司明石兼良殿の名代として参上した、船橋森厳と申す」目の前に座して頭を下げる。
GM: 船橋家は梧桐家と同じくこの馬酔木島に本家を置く退魔の血筋であり、その関係で君も何度か森厳とは面識を持ったことがあった。とはいえ、昔の話だが。
GM: 京で検怪異使をやっていると聞いていたが、どうやら島へ戻っていたらしい。
真樹之丞: 「船橋……ああ。久方ぶりだが、息災で何より。お噂は伺っておりますぞ」
GM: 「本来ならば明石殿自ら参上なさる予定であったが、ご多忙とのことで私が代わりに参った。どうかご理解を」
GM: 久方ぶり、というところには特に反応せずに型どおりの挨拶を述べる。
真樹之丞: くく、と笑う。検怪異使には…まあ、あまりよい印象は抱いていなかったりするが。
GM: そうなのか。(何)
GM: シマ争いってやつか(何)
真樹之丞: ナワバリ争い。(何)
真樹之丞: 「ああ、お気になさらず。ささやかな宴ではあるが、ごゆるりとなさると良い」
真樹之丞: 森厳に杯を勧め。
GM: 「かたじけない。しかし、私も用がある故、本日は挨拶を述べに参っただけなのです」口調だけは丁寧に、しかしはっきりと杯を断る。
GM: 「では名残惜しいがこれにて」一通りの祝辞を述べた後で去っていく森厳。昔はもう少し人好きのする雰囲気をしていたと思ったが。
真樹之丞: 「ああ」相変わらず周囲の社交辞令に応えつつ。
GM: とはいえ、その点では今の自分も大差はない。時が過ぎれば人も変わる、ということであろうか。
真樹之丞: 「――人は変わる、か。しかし…聊か妙ではあるな。いや――」
真樹之丞: 「妙なのは奴ではなく、この地であるやもしれぬ」くつくつと、笑いを噛み殺す。
GM: そもそも、何故検怪異使であるはずの彼が郡司の使い走りなどやっているのか。疑問は尽きないが――。
GM: 「おお、真樹乃丞殿。杯が空いておりますな、どれもう一献」再び満たされる杯。
GM: まだまだ気疲れのする宴席からは退散することができそうにない。
真樹之丞: 「……あ、うむ」内心、溜息を吐くものの。
GM: 退散すればすればで、今度は望んでもいない花嫁と顔を突き合せねばならないのだ。
GM: しばらくは心休まることもなさそうだった。
真樹之丞: 「(……まったく。考えるだけ無駄だということか)」
真樹之丞: 言葉は、酒で流し込んだ。



 Opening Phase-04 「夕焼け小焼け」
 ScenePlayer:“那由他の壱” ゆらぎ/登場:不可

ゆらぎ: 登場 #1d10+31
 Dice ゆらぎ: 1d10=(6)=6+31=37
GM: 夕刻。陽が西に沈み始め、夜の帳が下りる前。
GM: 「あれ? ゆらは?」「あの子、このくらいの時間になるといつもいなくなるよね」
GM: 「先に帰ったんだろー、俺たちも帰らないと怒られるよー」「うん、わかった。ゆらー、また明日ねー」
GM: 真っ赤に染まり始めた野原を、家路を辿って子供たちが去っていく。
GM: それを、樹の陰から眺める小さな影が一つ。
ゆらぎ: 「また明日」子供達の群れから離れて、遠くで呟く。今日もまた、日が暮れるさまを眺めつつ。
GM: 鴉の鳴き声が遠く響く。あの子達は家へ帰り、家族と粗末な食事を済ませるのだろう。
ゆらぎ: さてと。と、遊び仲間の子供達とは逆方向へと足を向ける。
GM: どこに住んでんすか。山?(何)
ゆらぎ: 山かな? ……うん、多分山だと思う。
GM: では。日が傾き、薄暗くなり始めた山を歩く。
GM: そこは最早、人の領域ではなく。すでに幽世である。
ゆらぎ: 日が暮れれば……否、陽があってもなお、人は近づかぬ領域に足を踏み入れる。本来、自分が在るべき場所が此処なのだ、と。
GM: 音も立てずに茂みを歩む中。がさ、と風もないのに草が揺れる。
GM: そして生じる見鬼の力を持つ者にしか感じられない気配。
GM: ――同族の臭い。
ゆらぎ: 気配に気づきつつも、歩みを止めず。
ゆらぎ: ――視線のみ、其方へ。
GM: 付かず離れず。気配はそのまま付いてくる。
ゆらぎ: ふぅ。と吐息。歩んだままで……。「……何か?」簡潔に、問う。
GM: ざざざ、と取り囲むように姿を現す異形の者ども。
ゆらぎ: それに笑い、始めて歩みを止める。
GM: その姿は人のようであって人ではない。否、人を模した出来の悪い土人形のよう。
ゆらぎ: 「――何か? ……我と遊びに来たか?」
GM: 歩みを止めたのを見てじりじりと輪を狭める。言葉は放たず。
ゆらぎ: 無邪気そうに笑いながら。
GM: そのままてんでに飛び掛る、が。
ゆらぎ: 目の前に『鞠』を浮かべ、そのままぶち当てる。 ※6
GM: 一匹が悲鳴の一つもなく砕け散る。
ゆらぎ: にこり、と笑い。
ゆらぎ: 「遊んでくれるのね。“にぃや達”。……もっと、楽しみましょう?」
ゆらぎ: 言い様、相手と同じ数だけの『鞠』を浮かべ、掴み、相手に叩きつける。
GM: 数瞬後。無数の異形は物言わぬ土塊と成り果てて散らばっていた。
ゆらぎ: 「……もう御終い? 何だ。つまらないの……」
ゆらぎ: たった一瞬の“遊び”に、不満げな呟き。
GM: 今まで魑魅魍魎の類が出ることはあったが、最近はその回数が特に増えているようにも思う。
GM: それも好んで人を襲うような連中が。
ゆらぎ: 自分自身にその火の粉が降るならば、“遊び”として片付けるが。
ゆらぎ: 「……あたしの“遊び友達”達に手が出るのは――困る」
GM: 長い長い間この島にいるが。こんなことは初めてだった。
GM: 今までならばこの島に住む二つの退魔の家系――梧桐家と船橋家が対処してきたものだが。今回ばかりは彼らに任せておくわけにも行かないかもしれない。
ゆらぎ: 笑みを消し、子供ではない視線を以って、今来た道……集落の方を見やり。
GM: 梧桐の家の当主は京へ渡り、船橋家も主だった血筋はすでに絶えたとも聞く。
GM: そして島の領主たる兼良は、己の財を蓄えることのみに専心する俗物であった。
ゆらぎ: 「――領分ではないのだが、な」口の端を歪め、笑みをつくる。
GM: 遊び友達から親の話を又聞きする程度ではあるが、あの領主ではとてもこのような事態は捌き切れまい。
ゆらぎ: 「役に立たぬ“人”の手で余るなら……我が“遊んで”やろう。……ねぇ。飽きが無い時間ならば、歓迎するよ。――」
ゆらぎ: 眼のみ笑わない笑みで、呟き。
ゆらぎ: とん。と地を蹴り、茂みに消える。――驟雨を共にして。



 Middle Phase-01 「馬酔木島」
 ScenePlayer:“狗廻” 狗継 七穂/登場:可能

七穂: #1d10+36
 Dice 七穂: 1d10=(4)=4+36=40
GM: 島へ流れ着いてより数日。体力もすっかり回復した君は、町へ用のある漣のお供として道を歩いていた。
GM: ちなみに漣は集落から離れて一人であの家に住んでいる。何か事情があるのだろうが、深くは聞かなかった。
七穂: 「食物は良いな。この土地は」歩きながらシャクリと大根を齧る。 ※7
GM: 大根(何)
GM: 「不思議と土地が肥えているのです。もっとも、山があるので中々田畑を広げるというわけにもいかないようですが」島の中央にそびえる山を示して言う。
七穂: 「塩も天日。いい物がある」さて。
GM: 「今のご領主も、田畑を広げるよりは山から出る石を掘る方にご執心のようですし」やや皮肉げに呟く。
七穂: 「まぁそちらも興味はあるが。石もいずれは尽きるとは思うがな」
七穂: 大根の苦味を噛締めて。
GM: 首飾りとして漣が提げている玉。光がなくともぼんやり光るその石は結び石と呼ばれていて、あの山から出るのだという。
七穂: 「製造製鉄。石に執心とは刀に化けるかな。──ややん」
GM: 奇石として珍重されているらしく、領主はそれを売りさばいて富を貯めているのだとか。
七穂: 首飾りに目が行き。
七穂: 「殿の者が好みそうだな」
GM: 「両親の形見なのです。もっとも、私が小さいころには既に亡くなっていたそうなので覚えていませんが」石を手に取り。
GM: そこでRC判定でもしてもらおう。(何) ※8
七穂: ぬー(何
七穂: #4r10+2
 Dice 七穂: 4r10=(9,2,7,1)=9+2=11
七穂: 11?(何故疑問系)
GM: うむ。ではその石から微量に自分と同質の力を感じた。
GM: “石”が疼く。
七穂: 「──ふむ」ああ。ああ。嗚呼。
七穂: 軽く胸を押さえ。サラサラと胸の奥から砂が流れ出るように。やれるものなら掻き毟ってココロの奥の欠落を抉り取りたい。
GM: 「どうかなさいましたか。顔色が優れないようですが……」
七穂: 「ああ。まだ体調が」軽く。
七穂: 「所で。その石は安い物なのか」矢張り軽く。
GM: 「そうですか、あまりご無理はなさらぬよう」軽く、ただしはっきりと。
GM: 「私は商売には疎いので何とも。ただ、これほど大きく形のよいものは中々ないとも聞きますので、そこそこに値は張るのではないでしょうか」
七穂: 「そうか。──いや何。少し気になったので」
七穂: この感触。杞憂に杞憂を。
GM: 「町へ行けば詳しい者もいるのではないでしょうか。気になったのであれば尋ねてみるとよろしいと思いますよ」
GM: で。七穂にだけ解る気配が周囲にぽつりぽつり。
七穂: 「そうするかな。所で用は何かな」
GM: 化物の気配。
GM: 「足りないものを買出しに。米などは買わねばなりませんから」
GM: 米つっても雑穀だろうけど。(何)
七穂: 目を細め。直垂の懐に右手を。手早く地の四方に撒く。
GM: 次第に増えるその気配はその殺気を隠そうともせず、七穂に向けてくる。 ※9
GM: ひょっとしたら“石”の臭いを嗅ぎ付けたか。
七穂: 「『天地陰陽の理に命ず。汝。子より丑寅に。火剋木──禁也』」
七穂: ぐっと”力”を放ち。符に火を。威嚇。
GM: 「……どうかしましたか、七穂殿」少し先を歩いていた漣が振り返るが。
七穂: 「もう街は近い。先に向かってくれるか。少し休んでいく」
真樹之丞: #1d10+42 登場、タイミングを見計らいつつ。
 Dice 真樹之丞: 1d10=(10)=10+42=52
真樹之丞: ちょ、おま。(何) ※10
GM: すごいなどえす。(何)
真樹之丞: #2r10+2 あと、馬を調達しておきたく。駄目だったら言ってくださいな。
 Dice 真樹之丞: 2r10=(3,1)=3+2=5
GM: 残念(何)
真樹之丞: 判定が駄目だった。(何)
七穂: ゆるりゆるりと歩きつつ。
GM: 「急ぎではありませんし、休むなら構いません。初めての町では不案内でしょうから、一人で置いていくわけにも――」
GM: とそこまで言った所で飛び掛ってくる魑魅魍魎A(何)
七穂: 無造作に張り巡らせた符を発動。蒼焔にて四爆させる。
GM: 響く爆音。異形は砕け散り土に還る。
七穂: ひゅるりと懐からもう一枚。あからさまに見せる。
GM: 「……っ!? 何が……」何が何だか解らないといった風体の漣。
GM: それを尻目に10、20の異形がずらずらと二人を取り囲む。
七穂: 「化生だよ。良き土地には悪しき化生も。──道理だな」
ゆらぎ: 登場予定。 #1d10+37
 Dice ゆらぎ: 1d10=(3)=3+37=40
七穂: 空いた手で漣を手引き。己の元に。
GM: 立ち上がり七穂の傍に駆け寄る漣。「……料理人ではなかったのですか?」少し意地悪げに言う。
七穂: 「料理人で逸れ陰陽師で鍛冶師で──風来坊だ」
真樹之丞: ざくりと。包囲の一角を為す化生の胸から、両刃の切っ先が生える。
GM: 一匹が豆腐のように切り裂かれ、ぐしゃりと崩れ落ちる(何)
七穂: 刀の主はほおって置いて、他の方面の符を発動。
真樹之丞: 「そこの男。腕は立つようだが、そなた1人では聊か骨が折れよう」
真樹之丞: 崩れた一角から、凛とした声。
七穂: 「ああ」あっさりと。その声に応える。
GM: 不意に現れた新手にいまさらのごとく気づいたのか、そちらに注意を向けた瞬間――
GM: 予め敷かれていた符により数匹の化物が吹き飛ぶ。
七穂: 「聊か骨が折れる。半病人でね」
ゆらぎ: 逆の横合いから、どん。と空気を密にして叩きつける。
真樹之丞: 「ならば手を貸そう。――ああ、私以外にも頭を突っ込みたがる輩が居るようだが」 ※11
ゆらぎ: 「――“遊び”の相手としては、数があるね。仲間に入れてもらうね、にぃや達」
GM: そして横合いから放られた“鞠”でまた一匹。
ゆらぎ: にこりと笑顔を七穂に。真樹にはまた違う種類の笑みで。
真樹之丞: ちらりと、新たな声の主に視線。何か心に引っかかるが―今は。
真樹之丞: 「折角の獲物を横取りされてはたまらんな」歪んだ笑みを浮かべ、刃の嵐を巻き起こす。
GM: 瞬く間に二十いた影は半数に。
ゆらぎ: 「獲物じゃないよ。“遊び”だよ。……ねぇ? 楽しいでしょ?」誰にともなく聞いて、目の前の相手との“鞠遊び”に興じる。
七穂: 「兎に角。離れるな。しばし」漣に伝えて。片手で小さく印を掻く。符の発動範囲を介入者の力量に合わせて組み替える。
七穂: 己の範囲を重点的に。4枚の符を地に。
GM: 「はぁ……なにがなんだか」怖いというか既に呆れたといった様子。
真樹之丞: 結界の隙間をカバーするように。斬り、突き、一匹も逃すまいと。
七穂: さて。ここで。
七穂: 誰が狙われたのか。──式なら陰陽師が。さて。さて。
GM: ――ややあって。あたりに残るは土塊の小山のみ。
七穂: 「助かった。礼を言う」独鈷や糸を回収しつつ。
真樹之丞: 「何、こちらとしてはよいうさ晴らしになったのでな。帰宅途中故、これにて失礼する」言うが早いが、踵を返す。
GM: 名前くらい名乗ってけ。(何)
真樹之丞: 「またこのようなことがあれば、梧桐の屋敷を訪ねるがよい」
GM: よし。(何)
ゆらぎ: にこり。と笑い。余りの“鞠”を両の手のひらで押しつぶすように消す。「楽しかったよ、にぃや」
真樹之丞: 颯爽と退場するぜ。ゆらぎにもう一度、視線を向けて。
七穂: 「狗継七穂。声聞師」
GM: 「梧桐様と申しますと、この島に古くから伝わると言われている家柄の一つですね」どこか懐かしそうに。
七穂: 漣の言葉にへぇと。
七穂: 「そちらも助かったよ」ゆらぎに笑って。
GM: 「退魔を生業とすると言われていましたが……この目で見たのは初めてです」と言いつつちらりとゆらぎに目をやる。
ゆらぎ: 「昼間は里にいる。また、“遊んで”ね、七穂にぃや」言って、笑い、集落へと消える。
ゆらぎ: 周囲の視線は気づかない振りで。
七穂: 一枚の符を焔で消して。陰行を解く。
七穂: 「──用事を済ませよう」
GM: 「……ええ、そうですね。詳しい話は道々お聞かせ願えますか」小さく溜息を吐いて歩き出す。
七穂: 「ああ。ここの状況も教えてくれ」
GM: 一月ほど前から時期でもないのに海が荒れたり、先ほどのような化生が目撃されているということ。
GM: そしてその頻度が段々と増えていること。
七穂: ちらりと化生を見て。符を投げ。速やかに炎上させる。残るは枯れ炭のみ。
GM: 先ほど話したように、領主である明石兼良はそうした噂に対処することもなく。鉱山から石を掘り出すために人を集めているということ。
GM: などを説明された。(何)
七穂: なるほど(何)
七穂: 「掘り始めたのは1月ほど前かな」
GM: 「いえ、10年ほど前と聞いております。ただ、一月ほど前に大きな鉱脈が見つかったとか聞きました」
七穂: 「なるほどね」これはこれは。
七穂: 「用事が終わったら俺は少し梧桐の家の所に顔を出すよ」
GM: 「……そうですか。町で尋ねれば場所はすぐ解ると思います」
七穂: ふぅと一息。
七穂: 「また漣が襲われても困るのでね。用事も日の明るいうちに済ませよう」
七穂: 街に向けて歩き出す。
七穂: まぁ。為政者の所だ。適当に退散しよう。そう思いつつ。街に向けて歩き出した。
GM: 「あら、今度も七穂殿が守ってくださるのではないのですか」少しからかうように答えて後を追う。
七穂: 「そうだな。──そうしよう」



 Middle Phase-02 「歌人来る」
 ScenePlayer:“花鳥扇” 土師 伊通/登場:可能

伊通: #1d10+41
 Dice 伊通: 1d10=(10)=10+41=51
GM: やばいな。(何)
伊通: この屋敷には……禍つ気が満ちております。(何)
GM: ドSのせいだな。(何)
真樹之丞: #1d10+52 あいむ家主。(何)
 Dice 真樹之丞: 1d10=(2)=2+52=54
GM: 家主は落ち着いてるな。戦って少しスッキリしたか(何)
真樹之丞: うむ、ストレス解消は大切だ。とりあえず、どうぞ。(何
GM: では京からゆらりゆらりと旅をすることしばし。伊通は無事に梧桐の本家へと辿り着いた。
GM: 五条権大納言から伝えられた現地の協力者とのことである。
伊通: 「……ふむ。この屋敷には奇妙な氣が感じられまするな」 ※12
伊通: 屋敷を一目見るなり呟いて、そそくさと符を準備。悪霊避けの呪を施しつつ屋敷へと。
GM: めちゃくちゃ失礼なヤツだな(何)
伊通: 心からの親切です!
真樹之丞: そして瞬時に燃え尽きる札!
GM: 立ちはだかる門番。「待たれよ客人。ここは梧桐の屋敷である、いかなる用向きか」
伊通: 「ふむ。鬼神の気が………おお、これはこれは」
伊通: ぱっぱっと符を消し。
伊通: 「私は都の陰陽師、土師 伊通と申す者。梧桐真樹乃丞殿に用件が有って参りました」
GM: 「陰陽師とな。ご当主はご多忙の故、面会はまかりならぬ」(何)
GM: 門前払いする門番! ※13
伊通: あっさりと門前払いされる陰陽師!
真樹之丞: 仕事してるな門番!
伊通: 「……ふむ。困りましたの〜」
七穂: #1d10+40[登場]
 Dice 七穂: 1d10=(5)=5+40=45
七穂: 「何してんだ──お前」幾分呆れたように。
伊通: 「ご多忙であるならば致し方……やや」
伊通: 「七穂殿。狗継七穂殿でありませぬか〜。斯様な地で顔を合わせる事とは、何たる奇遇、何たる必然」 ※14
七穂: どっかから入手してきた酒を手にしつつ(何)
伊通: 振り向いて満面の笑みを湛え。
伊通: 「いえいえ理由等問いませぬ。この土師伊道、しかと存じて上げておりますぞ〜七穂殿は特選素材を探しに馬酔木島に参られたのですな!」
七穂: 「そういうアンタは波にて流浪してきましたか。土師殿。あいも変わらず緩いなぁ」
七穂: 門番放置して満面の笑み!(何)
伊通: 「ははは。全き鏡面の如き穏やかな海原でしたぞ。七穂殿は時ならぬ嵐日に発たれたものですのう」
真樹之丞: ――ゆらり、と。屋敷を包む空気が、揺れる。
伊通: 門番の前で、和やかに歓談を続ける二人!(何)
七穂: 「船賃を節約した者でね。いい巡りあいもできたしそれはそれで。いい歌の材になったのにな。残念」
伊通: 「私とて海神の御機嫌を宥めるには、至りますまい。精々が、波飛沫の一片を胡蝶に変える程のものですかの〜」
七穂: 「所で──と」
真樹之丞: 「何事ぞ。門外とはいえ、我が屋敷に迂闊に近寄るならば―容赦はせぬが」
真樹之丞: 屋敷の奥から響く、重い声。 ※15
七穂: 「──」無言で酒瓶を掲げる。
GM: 「これは真樹乃丞様。申し訳ございませぬ、ただ今打払いますゆえに」慌ててかしこまる門番!
伊通: 揺らいだ氣の側へと視線を向ける。「これはこれは〜」
真樹之丞: 「……いや、よい。我が客人である。丁重にお迎えし、座敷にお通ししろ」
真樹之丞: 声はすれど、姿は見えず。
GM: どこの妖怪だよ(何)
真樹之丞: 土着の(ry
七穂: 「波飛沫波飛沫。海の雫。──無より夢生まれ。胡蝶の夢もかくあれり。──都より遠路遥々ご苦労様」
GM: 「は、仰せの通りに。客人よ、真樹乃丞様がお会いになられる。付いて参られよ」一礼して屋敷の中へ歩き出す。
七穂: 「──」へいへい、と緩く歩く。旧友に会ったその名残か。
伊通: 「七穂殿は余程歌の才が御座いますな。勿体無う事よ…」なのに歌の道を行かぬ友に残念そうに呟いて、門番について屋敷の中へ。
GM: 入り組んだ屋敷の中をしばし歩き、一室へ案内する。「しばし待たれよ。じきにいらっしゃるであろう」
真樹之丞: 不可解に曲がった廊下、開けると行き止まりの扉、何処にも繋がらぬ土間。そんな不思議な作りの屋敷の中の、ごく普通の座敷。
GM: 絶対地元では「梧桐の化物屋敷」とか言われてるな。みんな怖いから黙ってるけど(何)
真樹之丞: (しーっ(何))
七穂: 「────」さて。
伊通: 床の間に胡座を掻いて。薄く目を閉じ静かに主を待つ。 ※16
真樹之丞: 音も無く、襖が左右に開く。
七穂: 「符を張ろうとしたのが判らないでもないな」率直な感想を抜け抜けと(何)
真樹之丞: 足音を消し、闇の奥から姿を表す1人の武士。
伊通: 「氣が強すぎましてな」(何)
真樹之丞: そのまま2人の前を通り過ぎ、対面に堂々と腰を下ろし。一呼吸。
七穂: 「威風ともまた違うと思う。帝と対面した時もこんな感じでもなかった──おおっと」
真樹之丞: 「――梧桐真樹乃丞である。先ほどのご無礼、許されよ」
伊通: 居ずまいを正す。「それが門番の役目で御座いますからな」
伊通: 「…久方振りですな〜梧桐真樹乃丞殿。祝言の日程には間に合わず、誠に面目ない」頭を垂れ。
真樹之丞: 「急な話であったからな。貴殿の歌、皆にも聞かせてやりたかったのだが」苦笑い。
七穂: 「改めて。狗継 七穂。狗廻の七穂とも。土師とは旧知の仲という事で」
真樹之丞: 「そなたとは数刻ぶりであるな。何にせよ、よくぞ参られた」七穂に視線。
七穂: 位の高い者の談合に居心地悪そうに一息。 ※17
伊通: 「有り難き心遣いに御座います……ああ、七穂殿。肩肘張らずとも宜しいですぞ。此の御仁は形式には拘りませぬ故」
七穂: 「ああ。先刻にて判った。──では遠慮無く」ずずいと持ってきた酒を前にやりつつ。
真樹之丞: 「都ならばいざ知らず、この島は私の故郷なのでな。好き好んで疲れたがる莫迦はおるまい」伊通の言葉に頷き、笑う。
伊通: 「私も既に崩しておりますしの」檜扇で顔の下半分を隠して笑う。
七穂: やれやれと肩をすくめて。この友は聊か緩いがその隙すら楽しんでいる面がある。
真樹之丞: ―ややあって。七穂の酒と、簡単な肴が用意され。
七穂: 「では短く。馬酔木島の怪異について少々問おうと」
真樹之丞: ふむ、と一息。先を促す。
伊通: 「馬酔木島の化生共は落ち着きが無いようですのう〜何ぞ、悪しき兆しで無ければ宜しいのですが」
七穂: 「一ヶ月ほど前よりここの山にて大規模な鉱脈が見付かったらしい」
GM: とはいえ真樹乃丞も婚儀のためについ先日帰ってきたばかりで、ここ最近の島の事情には詳しくない。
七穂: 「領主の明石兼良はそこで取れる珍しい石を躍起になって採り始めた。同時に活発になってきたのが──」
七穂: 「化生だ」真樹乃丞に目線を。
伊通: 『何事にも先達あらまほしきことなり』先に島に到着した七穂殿の言葉に、静かに耳を傾ける。
真樹之丞: 「先刻の出来事はその一端…か。我が気脈の昂ぶり、それならば納得がゆく」クク、と唇を歪め。
七穂: 「継ぎ足すならば。話に出たその石。俺の”アレ”と同じくするもの」ちらりと土師に。
真樹之丞: 「私も長らくこの地を離れておったのでな。人を遣って色々と調べてはおるのだが―」
伊通: ふむふむと。変わらず淡々と頷きを繰り返す。その姿は居眠りにも似て。
七穂: 「ともあれ風来の身にて。差し出がましいが。事の進言を」
伊通: 「……ああ、それと」ふと思い出し。ぽん、と掌を打つ。
伊通: 「私は船橋森厳殿の友人でもありまして〜此方に彼が帰郷なされたと聞き及びましての」
伊通: 「森厳殿は腕の立つ検怪異使である故、“用”が済めば直ぐ都に戻られると思うておったのですが〜…」
伊通: 「いやはや、友として些かながら〜心を配しておる次第なのですよ」
真樹之丞: 「……森厳な。奴も…いや、今は詮無きこと」
真樹之丞: というわけで、リサーチを行いたく。(挙手)
GM: あい。まあ情報によっては判定不要で出ますんで。
伊通: 宴で歓談しつつ、情報交換、判定などを。
伊通: まずこちらが気になっている事は、船橋森厳殿の島での活動、ですかな。
七穂: 船橋森厳と明石兼良についてかな。街で聞いてきたという感じで。
真樹之丞: こちらは森厳について…かな。怪異についても調べられるならば。
GM: うぃ。船橋森厳は梧桐家と並ぶこの島に古くから伝わる退魔の家系。
GM: とはいえ統治者というわけではなかったらしい。なので島の領主自体は国司の親戚筋がやっている。
GM: 10年ほど前に流行病で船橋家が絶えてからは、一人残った森厳は京へ去っていたが、最近島へ戻ってきて現在は明石兼良の下で食客をしている。
GM: 明石兼良は10年ほど前から島の領主となった、播磨國国司の明石家の親戚筋。
GM: 性格はいたって俗物で評判も悪い。現在は島の中央にある烏瑞山から産出される鉱石を掘り出すのに忙しい。
GM: もっと詳しく調べたいなら情報:噂話で。<森厳・兼良・怪異
GM: 森厳については検怪異使でもいいかな。
真樹之丞: 軍事しか無いな。(何)
GM: なむい。(何)
ゆらぎ: 登場。#1d10+40
 Dice ゆらぎ: 1d10=(5)=5+40=45
伊通: <情報:検怪異使> #2r10+1
 Dice 伊通: 2r10=(8,2)=8+1=9
伊通: 9で。
七穂: #2r10+0
 Dice 七穂: 2r10=(1,1)=Fumble!?
GM: ……
伊通: 久方ぶりに見ました。悪しき予兆ですかの(何)
七穂: のまのまイェイ!
真樹之丞: ななほん(何)
真樹之丞: #2r10 とりあえず素振りッ
 Dice 真樹之丞: 2r10=(9,7)=9
伊通: 「少々酒が回っておられるようですな〜七穂殿」
伊通: そう言いつつも、更に一献。(何)
真樹之丞: 酔わせて何をする気だ!(何)
伊通: ちょっといいとっこみってみたい(違)
七穂: 「うぁー」何だっけ。思いださにゃー(のんでのんでー(何))
ゆらぎ: ぴしり。とこの季節には珍しい稲妻が庭先に一閃。――直後、その場に立つ小さな影。
真樹之丞: 「――何奴か」襖の向こう側、庭へと声。手は得物の柄へ。
ゆらぎ: 「祝言の噂を聞いて、祝いに来たの。……かつての、“遊び友”に。ねぇ、真樹乃丞にぃや」ふすまの向こうから、笑いを含んだ声で。
伊通: 「――ああ、待たれよ真樹乃丞殿。其の者からは悪しき氣は感じられませぬ…と思いきや、成る程〜」
伊通: 勝手に何かを納得した風に、こくこくと頷き手酌。
真樹之丞: 「……?先刻の童(わっぱ)ではないか」襖を開け、はて、と小首を傾げ。
七穂: こくこくと手酌。
ゆらぎ: 襖を半開きに、軒先に腰掛け。
ゆらぎ: 「面白い話、していた様だから聞きに来たの。――気にせず、どうぞ」
ゆらぎ: 此方はただ、遊びたいだけだから、と。
真樹之丞: 「……確かにな。邪な存在ではないようだが…ともかく、先刻のこともある。ゆるりと過ごすがよい」鷹揚に。(何)
GM: 適当だなドS。(何)
ゆらぎ: 「ん」にこりと笑顔で返し。
伊通: 「『人ならぬ 夜風来たりて 言祝の……』」一首作ろうとして、ふと。
伊通: 「軒で良いのか? 近う寄ればよいものを」
ゆらぎ: 「ここでいい。……遠目で顔を見るのが、おもしろいから」
七穂: 「──そーかー」
ゆらぎ: 話だけは聞く。此方は気にするな。と、言外に。
七穂: 金と銀の目を軽く伏せ。さて、と。
真樹之丞: 「……」何かが思い出せぬが、今は気にしないことにした。
伊通: 「主はこの島の童か? どうかのう、烏瑞山について何ぞ知る事など有りはせぬか〜?」
GM: えーと。んで現状は森厳について(9)だけかな。
真樹之丞: こちらはそうですの…。怪異についても調べたいところ、ですが。
ゆらぎ: その辺りどうなんでしょう?(何) <烏瑞山について >GM
伊通: 兼良、怪異、烏瑞山についても調べてみたい処ですな。式でも飛ばしましょうかのう。
GM: うむ。知識:馬酔木島か、情報:噂話で。(何)>ゆらぎ
ゆらぎ: ははは。1しかない!
七穂: 追記して鉱脈より取れる石についてもどうでしょう?
GM: 知識:RCですかな。
GM: RCってかレネゲイドだな。(何)
ゆらぎ: まぁやるだけでも……烏瑞山について。噂話 #1R10+1
 Dice ゆらぎ: 1r10=(5)=5+1=6
伊通: 兼良について。<情報:噂話> #2r10
 Dice 伊通: 2r10=(10,6)=Critical!!
 Dice 伊通: 1r10=(2)=2+10=12
伊通: 怪異について。<情報:噂話> #2r10
 Dice 伊通: 2r10=(4,3)=4
伊通: 兼良については12。怪異については4。
GM: うい。
七穂: #2r10+0 烏瑞山
 Dice 七穂: 2r10=(5,8)=8+0=8
伊通: 七穂殿、真樹乃丞殿。怪異についての情報を下され(何)
真樹之丞: おーけぃがんがる。でも素。(何) #2r10
 Dice 真樹之丞: 2r10=(5,9)=9
真樹之丞: 怪異について、は9と出ましたどん。
七穂:  #2r10+0
 Dice 七穂: 2r10=(6,7)=7+0=7
七穂:  #4r10+2
 Dice 七穂: 4r10=(6,2,8,3)=8+2=10
七穂: 石で10かね。後はあんまり低いので宣告無し(何
GM: 情報収集ダメな連中だな……(何)
ゆらぎ: 初期に近いPCじゃこんなもんかと……
伊通: 石、石……。<知識:レネゲイド>は無いので平目。#5r10
 Dice 伊通: 5r10=(7,8,1,10,4)=Critical!!
 Dice 伊通: 1r10=(9)=9+10=19
GM: 森厳(9)、兼良(12)、怪異(9)、山(8)、石(19)でいいすかね。
伊通: ですかな。
GM: うい。では順番に。
GM: 森厳については妹が一人いたそうな。名前は漣。
GM: 船橋家が絶えてからは厳しい生活だったらしく、半ば逃げるように島から出て行ったらしい。
GM: あと最近島のあちこちで目撃されている。
GM: 兼良は島へ領主としてやってきたから少しの間、船橋家と少々いざこざを起こしていたらしい。
GM: 間もなく船橋家が流行病で滅んだのでそのあたりの理由を知るものは今はいない。
GM: 怪異について。山の方で不気味なうなり声を聞いた、化物に襲われた、などなど。やはり山の付近で事件が多く起きているらしい。
GM: 山について。昔は近くに船橋家が居を構えていたらしい。現在は鉱石の採掘場。
GM: あと、ゆらぎは昔父から「山に近寄ってはいけない」と聞いていたのを思い出した。
GM: 石について。賢者の石とは別物。どちらかというと、後天的にレネゲイドに感染したような印象を受ける。
GM: 強いレネゲイドが近くにあったらこんな感じになるんじゃないかな、と思った。>伊通
GM: 大体こんなとこで。
真樹之丞: 「――」ふむ、と。一息吐きつつ、杯を乾す。
伊通: 何にも考えず酒に酔った風に、呑気に顔を紅潮させ。
ゆらぎ: 軒先で足のつかないそれをぶらぶらとさせて。向こう側を見つつ。「人を拒む山――烏瑞山……小さい頃、聞いた」ぽそりと。
ゆらぎ: 「いや、“人ではない”のかな。――それは」
七穂: 「────妖か」
伊通: 「其の…“結び石”と呼ばれている石は…私の推測ではありますがの――」得た情報を訥々と告げ。
伊通: 「何れにせよ、烏瑞山を此の目で見ておきたいものですのう〜」真樹乃丞殿に酒を注ぐ。
真樹之丞: 「怪異と山と石、明石と船橋――厄介なものよな、古き地というのも」注がれた酒の水面を見つめ。
七穂: 「──どうするかな」
真樹之丞: 「まずは一晩、ゆるりと考えるとよい。――ところで、童よ」ゆらぎに向き直り。
ゆらぎ: ん? と声のしたほうに視線を投げる。
真樹之丞: 「そなたのことは、何と呼べばよい?」
ゆらぎ: その言葉にはにこりとして。「――記憶のままに。……覚えが無いのなら」 ※18
ゆらぎ: 「あたしを『ゆら』と呼ぶ? ――それとも、我を『ゆらぎ』と呼ぶか? それにより、我もお前の真名を口にする」
ゆらぎ: およそ子供らしくない目で見て。
真樹之丞: ぞくり、と。何か冷たいものが、背筋を伝った。
伊通: 「……おや。月が雲隠れ致しましたぞ。風も冷えてきた……宴は終いに致しますかのう?」
七穂: 「また同じ土を踏んだな」やれやれと土師に笑い。宴の終わりに相槌を打つ。
伊通: 「真樹乃丞殿。相済まぬが、一泊の屋根を借りられぬか?」
伊通: 人の良い笑顔を浮かべ、頭を下げる。
真樹之丞: 「……あ、ああ。用意させよう。一泊と言わず、気が済むまで逗留されるがよい」
真樹之丞: 反応がやや遅れたのは、不意の戦慄ゆえか。
伊通: 「かたじけない」頭を上げ。
七穂: 「じゃあ俺はこれで」するりと立ち上がり。
ゆらぎ: 先ほどの気配もなく、立ち上がり。
ゆらぎ: 「じゃぁ、にぃや達。……楽しかった。また“遊ぼう”ね」
七穂: 「送っていこうか。ゆら」何の気負いも。無く。
ゆらぎ: 七穂の言葉には首を振り。
七穂: 「そっか」
ゆらぎ: とん、と地を蹴り、夜闇に消える。
伊通: その姿を静かに見送り。
伊通: 「結び石…結ぶもの……結ぶは何ぞ? 人と人をか、妖か――」
伊通: 詠うようにひとりごちて、宴の座を立った。



 Middle Phase-03 「烏瑞山」
 ScenePlayer:“那由他の壱” ゆらぎ/登場:可能

ゆらぎ: 登場#1d10+45
 Dice ゆらぎ: 1d10=(9)=9+45=54
GM: メリメリ上がるな。(何)
ゆらぎ: じゅんちょー(何)
GM: では島の中央部にそびえる烏瑞山へとやってきた。普段はいいつけもあり近づかないのだが。
GM: で、どのあたりを。(何)
ゆらぎ: そりゃもう好奇心に任せて奥へと(何)
ゆらぎ: 具体的には鉱山方面まで行こうかな。
GM: ほい。では坑道に近づくにつれ人間が多く行き来している。
ゆらぎ: 見つかると面倒なので……獣道を、足音もなく。
GM: 坑道前。多くの工夫がえっちらおっちら働いているところに。
ゆらぎ: それを眺める高台の位置で一旦足を止め。
GM: 麓の方から輿が一つと騎馬が一騎やってくるのが見える。
ゆらぎ: 其方に意識を。
GM: 輿から降りてきたのは細面の神経質そうな男。明石兼良と君は知っている。
GM: 騎馬のほうには面識はない。
GM: 「ほっほ、皆よく働いているようだな。森厳よ」
GM: 「は」
ゆらぎ: 「明石、兼良。――役に立たぬばかりか、我らに害なすものを呼ぶとは、の」口中で呟き。
ゆらぎ: 「……誰が“鬼”だか」自嘲気味な笑い。
GM: 「お主が来てより産出量も順調に増えておる……このまま順調に行けば、国司への道も開けよう」扇をゆらしながら笑う兼良。
GM: 「時に森厳よ。最近島で化物がよく出ると聞くが……対策の方は十分であろうな? 検怪異使であるからにはそこで手抜かりがあってもらっては困るぞ」
七穂: #1d10+45[登場]
 Dice 七穂: 1d10=(1)=1+45=46
GM: 「万事手抜かりはございません。直にすべての神器を揃え、怪異を鎮めてご覧にいれましょう」横に控え、表面上はうやうやしく答える。
七穂: 高台のゆらの傍に。ぽつんと。空間を灼いたように。
ゆらぎ: 驚いた風もなく其方を見て。「おはよう、七穂にぃや。……来てみたの?」
GM: 特にアクションがなければ、そのまま二人は麓へ引き返していくな。
ゆらぎ: んー、と。坑道に入ってみたいので、人払いがしたいのだな。
ゆらぎ: だから“怪異”を起こしてみるかと(雷準備〜) ※19
七穂: 「まぁ」幾分その目は雷を面白そうに。
ゆらぎ: 坑道の前を指差し、轟音を。……それにより人々が驚く様を見つつ、《結界》を構成して。
ゆらぎ: 「にぃやも行く?」 振り向き、確認。
七穂: 「一つはその為にきたのでね」肩すくめ。
七穂: 「『天地陰陽の理に命ず。汝。辰より丑寅に。金剋木──禁』」
GM: 《ワーディング》の効果は好きにしてくれ。(何)<動けなくなるとか気絶するとか自分たちの姿が見えなくなるとか
七穂: 四方に撒いた符が陰行の結界を作成する。
ゆらぎ: あれ? と、張られた《結界》の“気配”に意外な気分を抱いて。
七穂: 数刻は無人になるだろう。力ある者を除いて。
ゆらぎ: 「……あろうとは思っていたが……お前も、か」口調を変え、気配も変えて再度七穂に振り向き。
七穂: 「さて。行こうか」遊びに行くように。何事も無く。
ゆらぎ: まぁいい。と地を蹴り、坑道の中へと。
GM: 薄暗い坑道の中。ところどころ篝火が炊かれている。
七穂: 「────」兎に角。採掘に使われている鉱脈を目視だ。
ゆらぎ: 父様の言葉を片隅に追いやりつつ、時々周囲を見回しながら奥へと。
GM: 奥へと歩みを進めるに連れて濃くなる魔の気配。
GM: しばらく歩みを進めると、少し広くなった空間に出くわす。そこが行き止まりらしい。
ゆらぎ: 何か気になるものはありますかね?
GM: 知覚で。
ゆらぎ: あい。#3r10+1
 Dice ゆらぎ: 3r10=(4,7,6)=7+1=8
ゆらぎ: 低い。8。
GM: それだと解らんかな。奥から濃密なレネゲイドの気配が感じられるくらい。
七穂: #3r10+1
 Dice 七穂: 3r10=(3,7,1)=7+1=8
七穂: 変わらず。
ゆらぎ: だめっぽ。
七穂: 「ここが最奥か」
ゆらぎ: 言葉に首肯。「妙な、気配はするが」
GM: ザ、とこれみよがしな足音。
ゆらぎ: 目線のみ其方へと。
七穂: 「罠かも知れんな」なにげなーく。視線を。
GM: 結界の内にこれ見よがしに姿を見せる武者一人。「妙な気配を感じて来てみれば、鼠が二匹入り込んでいたか」
GM: 先ほど外で見た船橋森厳であった。
七穂: 「──検怪異使の船橋森厳──か」
GM: 「その風体からして、ただの間諜には見えんな。死んでもらおうか」薄く笑って腰の刀を引き抜く。
ゆらぎ: ふぅん。と昨日聞いた名前に思い当たるも、さほど興味もなく。
ゆらぎ: 「おじいちゃん、無理はしないほうが良いよ?」 にこりと、無邪気ーに笑み。
七穂: 「残された者がいるなら尚更な」退く事無く。一歩踏み出す。
GM: 七穂には解るかな。森厳の手にあるのはかなりの名刀。それも霊力を秘めたものだ。
七穂: 「結び石を使って何をしようとしている」
七穂: 右手の人差し指と中指に挟まれたのは符。芦屋道満直筆の符。
GM: 「あんなものはただの石ころにすぎん。そう……いわば食事の後の残り滓、糞尿のようなものだ」
七穂: 「ならば──手を引いているのはお前か」
GM: 「フッ、だとすればどうする」 ※20
七穂: 「明石にはここの価が判らん──ならば、か。そうだな」
七穂: 一歩踏み出し
七穂: 「漣をお前から遠ざける。この島の者もだ。──生憎梧桐に義理はあっても明石には義理は無い」
七穂: 符を前に。更に一歩。刀すら目に入らぬ佇まい。
七穂: ゆらぎを視線の隅に居れ。雷を起こせ、と。
ゆらぎ: 得たと軽く頷き。
ゆらぎ: ――空間に、雷の華を。
GM: 「全ての元凶は明石よ。何も知らぬ流れ者よ……散れ!」裂迫の気合と共に刀を横に薙ぐ。
ゆらぎ: それと同時に地に雷を叩きつける!
七穂: 「『鬼怪駆逐百乃式乃七。雷は木気。汝。金剋木──散』」
七穂: 右腕を薙がして。血を舞わせる。空間に広がる血という水。
七穂: 血を介し雷を『伝導』させて刀を通じ鎧を貫通させる!
GM: 「雷司か……! よもやこの目で見ることになろうとはな……!」刀を振り切ると同時に、返す刀で雷を薙ぎ払う。
七穂: そのまま符で増幅。閃光を発生。目くらましを持って脇を駆け抜ける。
ゆらぎ: 同時に駆け出す。
GM: 全身にまとわり付いた血煙と雷を振り払い、小さく咳き込む。「面白い技を使うな、芦屋の者」
GM: 「今日は追うまい。いずれ決着を付ける時も来よう」
七穂: 右腕に巻き付けられた鉄片と符を誇示して。
七穂: 「近い内に。必ず。その道を打ち砕く」
七穂: 右腕を振るい。坑道を後にする。
ゆらぎ: 「雷司、か」
ゆらぎ: 「本来忌まれるべき力よ……お前もそれを持つもの、だろう?」 背後になった武士に呟いて。
ゆらぎ: 七穂の後を追い、坑道を後にする。



 Middle Phase-04 「野槌」
 ScenePlayer:“戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞/登場:可能

真樹之丞: #1d10+54 どぇすー。(はんなりと)
 Dice 真樹之丞: 1d10=(6)=6+54=60
GM: あと1でDBだったのに。(何)
伊通: とりあえず、侵蝕率をば。#1d10+51
 Dice 伊通: 1d10=(8)=8+51=59
伊通: 出るのは少しだけ後で。
GM: では真樹乃丞は森厳に会うために明石の屋敷へやってきた、が。
真樹之丞: が。
GM: 兼良も森厳も外出中であるというので出直してくるかということで屋敷に出戻る所 ※21
真樹之丞: おーけーぃ。
GM: と、山の方から都合よく当の森厳が馬に乗ってやってくるのが見えた。
真樹之丞: 「迂闊であったな。……島のあちこちに出歩いているのだから、当たり前ではあったか」
GM: 全身煤けているな。雷を浴びたから(何)
真樹之丞: ……ああ。(何)
真樹之丞: 「む…。止まれ、止まれぃ!」呼び止め。
GM: 呼び止められた事に気づき、馬を止める。「これは梧桐の当主殿か。何用かな」
真樹之丞: 「何、過日はゆるりと語らうことも出来なかったのでな。少々気がかりなこともある故、こうして参った次第」
GM: とりあえず下馬。「ほう……気がかりなこと、とは如何なることですかな」
真樹之丞: 「例えば…そうだな。やけに騒がしい山であるとか…」
真樹之丞: 「島中に漂う化生の匂いなど。しばし留守の間に、この島も随分変わってしまったようだ」
GM: 「確かに、ここしばらく起きている怪異の噂はこちらの耳にも届いております。梧桐家の当主ともなれば、捨て置けぬのも当然」
GM: 「ですが、真樹乃丞殿は本来皇宮の護衛が勤め……いつまでもこの島のことにかかずらっておられるのもどうかとは思われますがな」
真樹之丞: 「そうは言うがな。私とてこの島の出だ。確かに、我が使命は御方の剣となることであるが―」
真樹之丞: 「船橋が動かぬならば、梧桐が動く。逆もまた然り。それが、我等の務めであろう」
GM: 「フッ……船橋は既に絶えた。如何なこの島を長く離れていたとはいえ、そのことはもう知っていよう。つまらぬ腹の探りあいはもうよせ、真樹乃丞。お前らしくもない」
真樹之丞: 「……クク。いや、すまぬな。都では敵が多い故、少々捻くれてしまったようだ」
真樹之丞: ニィ、と笑う。
GM: 「それで、何が聞きたい。答えられる範囲でよければ答えてやる、昔の好でな」同じく口元に笑みを浮かべ。
伊通: 「――ぁー、あー、こほん」
真樹之丞: 「私が聞きたいことは、ごく個人的なことでな。――お主に話を聞きたいという客人を、1人連れてきた」
伊通: ひっそりと道端に立つ陰陽師。さっきから居たのに口を挟めなかったらしい(何)
伊通: 「どうも、宜しいですかな〜?」
真樹之丞: す、と一歩横へ。
GM: 「伊通殿か。……なるほど、五条権大納言の差し金、というわけかな」
伊通: 「久方振りですのう、森厳殿〜。なに、作歌の旅のついでの用件に御座います」
伊通: 「森厳殿ともあろう御方が早々に戻られないものですからの〜御上も多少焦れておりますようで〜」
GM: 「作歌の旅であれば、すぐにこの島から立ち去られるが良かろう。今ならまだ間に合おうというもの」
伊通: 「……どうなされましたかの? 斯様に事を急くとは」
GM: 「大願成就の時がすぐそこまで迫っている、ということよ。詳しくは申さぬ、大納言にはただ森厳は死んだ、とだけ伝えればよろしかろう」
伊通: どうにも融通の利かない…いや、余裕の無い友人の姿に怪訝に首を傾げ。
GM: 余裕がないって言うかこの状況で伊通がユルすぎるだけだと思うのは俺だけか。(何)
真樹之丞: 語尾が“〜”だと、まあ。(何)
伊通: まあ、それを言わないでくれ(何)
真樹之丞: 「その大願とやら。もしや、妹君に関わることではなかろうな?」横合いから。
GM: 「あやつは関係ない。すでに船橋の家とは切れた身」若干表情を動かすが、表面上は冷静に答える。
伊通: はてさて。口元を檜扇で覆う。
真樹之丞: 「――ならば良いのだがな。“兄”としては、他家であろうが気になったのだ。許せ」
真樹之丞: 「だが、森厳。私からも一つ」
真樹之丞: 「お主は、私が後を任せてもよいと考えたただ1人の男だ。船橋であるということを抜きにして、な」
真樹之丞: 「……森厳。私を失望させないでくれ」
真樹之丞: 薄い笑みのようなものを浮かべ、踵を返す。
GM: 「……昔の話だ」話はこれで終わり、とばかりに馬に跨る。
伊通: 沈痛な面持ちで呟き、視線を脇の木々へと。
伊通: 「森厳殿の“大願”が如何なるものかは存じませぬが〜友と思うておった我が身には、縁を失うようで寂しき事ですのう…」
GM: 「あの日より我の縁は全て失われた。……これが最後の忠告だ、これ以上この島に関わらぬがよい」伊通にそう言い捨て、去っていった。
伊通: 「…どうか御自愛下され」
伊通: 去る後ろ姿を目にとどめず、一縷の不安と共に祈りを捧げた。 ※22



 Middle Phase-05 「海神玉」
 ScenePlayer:“狗廻” 狗継 七穂/登場:不可

七穂: #1d10+46
 Dice 七穂: 1d10=(4)=4+46=50
GM: んでは先ほどの一件よりしばし後。疲れた体を引きずって、漣の家まで戻ってきた。
七穂: 「────」
七穂: 自分の家でもなく。戸を開くのにも躊躇い。だが。ここ数日慣れ親しんだ家の戸を開けた。
GM: 「お帰りなさいませ」家主はさして気にも留めていないらしく、当然のようにそう答えた。
GM: 「あら……その腕、お怪我を」先刻の手合わせで切り裂かれた腕に目を留め。
七穂: 「ああ。直に治る。──帰りが遅れてすまない」
GM: 「野の獣でもあるまいし……お見せください、軽くですが手当ていたします」有無を言わせず引っ張り込んで座らせる。
七穂: ああ。異邦の地に転がりて。下らぬ事に首を突っ込み。──挙句の果てには命を狙われる羽目か。
GM: とはいえ、人外の身。既に傷は半ばふさがりかけているわけだが。
七穂: そうだ。あの時も師もああ告げた筈。己の道に生きろと。──そう、自分本位のあの師は告げた。
GM: 「この傷、刀傷ですね」ただそれだけ尋ねて、手当てを続ける。 ※23
七穂: ああ。そうだ。他者の死は己にとっては只の屍に過ぎない。姫の死にも師はああ言った。
七穂: だが──
七穂: 「下手人は検怪異使 船橋森厳。この名に聞き覚えはあるな」
GM: 驚きで手を止め、まじまじと七穂の顔を覗き込む。
七穂: 右腕に巻かれた符が。一枚。小さく炭化して。
GM: 「……兄の名です」小さく目をそらしてそう答えた。
七穂: 「船橋家の息女──漣で相違ないな」確認取るように。
GM: 「家は既に滅びましたが、かつてはそう呼ばれておりました」
七穂: 「命の救いに改めて礼を。──森厳の行なおうとしている事。知りえる事を教えて欲しい。この島の怪異を止める」
七穂: もう一枚。炭化。友人からこっそりせしめていた治癒符が黒炭に変わる。
GM: ゆっくり首を振る。「兄がこの島を出たのは、家が絶え、私が人に預けられてからすぐのことでした。
GM: 「その後、兄がどこでどうしていたのか。今になって何故帰ってきたのか。私には解りません」
七穂: ああ。と。
GM: 「ただ……船橋の家ならば、兄のやろうとしていることの手がかりくらいは残っているやもしれません」
GM: 「既に捨てられて久しい家ですが、書の類は残されていると思います」
七穂: 「判った」
GM: 首にかけていた玉を手に取り、七穂に握らせる。
七穂: 受け取って。
GM: 「お止めしても無駄でしょう。……兄を、よろしくお願いします」深々頭を下げた。
七穂: 「これで──」
七穂: 衣の袖に。玉を仕舞い。
七穂: 「もう只の漣だ。船橋でも無い。──船橋森厳の事は任せて自分の生を生きろ」
七穂: ゆらりと立ち上がり。その身体には気負いも生気も気概も無く。ゆらゆらと。
七穂: 「世話になった」
七穂: 音も無く。風を纏いて戸を抜けて。外に。
GM: 空は晴れ、風もなく。
GM: ただ、不気味な予感だけが島を包んでいた。



 Middle Phase-06 「遥けき友」
 ScenePlayer:“那由他の壱” ゆらぎ/登場:可能

ゆらぎ: 登場 #1d10+54
 Dice ゆらぎ: 1d10=(6)=6+54=60
GM: あと1で(ry
ゆらぎ: うむ(何)
GM: ではゆらぎは今日も今日とて友達と遊んでいたと思いねえ。
ゆらぎ: あぃあぃ。
GM: が、子供たちに微妙に元気がない。
GM: 数もいつもより少ない。
ゆらぎ: ……はて? と疑問に思い。
ゆらぎ: 「……今日はななちゃんたちはどうしたの?」 傍らに問う。ぽそりと。
GM: 「うん……お父たちが、領主さまに連れてかれたんだって。山でお仕事をさせるからって」小高い山の向こうに聳える山を見て答える。
GM: 「他にも村中から連れてかれてるって。それで、家の手伝いしなきゃいけないからって」言われてみれば、いない子供は年が上の子供が多いようだ。
ゆらぎ: 「山……烏瑞山に?」
GM: 「うん、お母がそういってた。いつ戻ってくるかもわからない、って」気落ちした表情で呟く。
ゆらぎ: 親が労働に駆り出されれば、年長の子供が家の仕事を押し付けられるのは道理だが。
ゆらぎ: ……それにしたところで、それほどまでに、何を“狩出す”というのやら。 ※24
GM: そこでふと思い出す。
ゆらぎ: 「……また、皆で遊べると良いのにね」 いずれはそれも適わなくなるのは解っていても。
ゆらぎ: ふと、子供の群れから離れ、数歩、烏瑞山の方へと。
GM: 今は父母、それどころか翁嫗となっている人々。皆、昔は“友達”だったこと。
ゆらぎ: それももはや過去のこと。……今、この傍にいる子とて、そう遠くない日々に、自分を置いて大きくなっていく。……なればこそ。
ゆらぎ: “子供”である時間は、めいっぱい遊んでくらせれば良い。それが、変わらぬ思いだから。
真樹之丞: #1d10+60 てい。
 Dice 真樹之丞: 1d10=(2)=2+60=62
真樹之丞: 「どうした、童。子供にそのような顔は似合わぬぞ?」
真樹之丞: 何処からかの帰りか、少し疲れたような声。
ゆらぎ: 「……真樹乃丞にぃや」おや。といいたげな表情で。
伊通: #1d10+59
 Dice 伊通: 1d10=(8)=8+59=67
伊通: 「おやおや、奇遇ですなあ」
七穂: #1d10+50
 Dice 七穂: 1d10=(6)=6+50=56
七穂: とん、と。音を立てて。獣道より。
真樹之丞: 「……ふむ。すまぬな、邪魔をしたか?」何やらビビって遠ざかっていく子供たちを見て。(何)
ゆらぎ: いきなり増えた年長の“友”に。「にぃやたちも、遊びに来たの?」
GM: まあ……結界でも張ったことにしとけ。(何)
真樹之丞: 「遊び…か。昔はよく、互いの名も知らぬまま遊んだものだが」
ゆらぎ: 「……それが、子供である時間の妙だから。名前なんて、どうでも良いもの。――そんな頃がある」
ゆらぎ: いずれは、その『名前』に縛られる頃が来るのは、誰も変わらない事ながら。
伊通: やんわりとその邂逅を少し離れた処から見つめ。音のした獣道の方を見る。
伊通: 「相も変わらず“歌”を探しておりましたら、“二つ”もの、覚えのある雷の残り香がしましてのう」
真樹之丞: 「――さて。これよりどうするか、だが」
七穂: 「────土師」短く。”以前”と同じく。名を呼んで。符を式と成して。告げる。──我等が仕事だと。
七穂: 「船橋の家に事の繰り始めの書があるらしい」
伊通: 「ふむふむ〜。私の“仕事”はもう終わりのようでして〜此の後は御用件にお付き合い致しましょうかの」
ゆらぎ: 「あたしの友達が、遊べなくなった。大人の都合で。……それは、困る」真樹乃丞の顔を見つめ、それ以外の言葉は無いかのような、微笑。
真樹之丞: 「……くく、そうか。それは困ったな。子供が遊べぬような島で、何が梧桐の務めか」俯き、笑う。
ゆらぎ: 「――お前は既に“遊ぶ”時を過ぎた。でも、彼の子らは、まだ、その渦中に居る筈なのに、だ」
ゆらぎ: ふと、口調を変え、表情を変えて。
七穂: 「卑たる狗も雅たる扇も。──集いて無より夢を紡ぎて。陰陽の理を成さん」
真樹之丞: 「ならば、参るか。面妖な集いではあるが―何故だろうな。不思議と“負ける”気がせぬよ」
七穂: 破邪結界符をぺんと子供達の遊び場の地に。暫しの間。化生が迷い襲わぬように。 ※25
七穂: 「梧桐の。ここで受けた恩を返すぞ」
ゆらぎ: ずれた空間の向こう、友に振り返り。
ゆらぎ: 「僅かな時ながら……共に遊ぶ友人どもを返すよ。待っておれ」 表情だけは無邪気なままで。
真樹之丞: 「見返りは要らぬ。梧桐はただ、万民の全力を望むのみ」
ゆらぎ: 「では、“遊び”に行くか。つき合わせてくれ」向き直り、同じ空間の者達へと。
伊通: 「それでは遠慮無く」小さく笑って、結界内の三者を見る。
七穂: 目を伏せ。一点を睨み。
七穂: 「行こう」



 Middle Phase-07 「隠れたるもの」
 ScenePlayer:“花鳥扇” 土師 伊通/登場:可能

伊通: #1d10+67
 Dice 伊通: 1d10=(1)=1+67=68
伊通: 収まった。 ※26
GM: では日も暮れ始めた頃。船橋家の屋敷跡へとやってきた。
真樹之丞: #1d10+62 ていやー
 Dice 真樹之丞: 1d10=(8)=8+62=70
伊通: 「こちらが森厳殿の…船橋家の屋敷で御座いますな〜」
七穂: #1d10+56
 Dice 七穂: 1d10=(6)=6+56=62
ゆらぎ: 出とこう。#1d10+60
 Dice ゆらぎ: 1d10=(10)=10+60=70
七穂: 順当に。
ゆらぎ: うん、上がった(何)
七穂: 「書なら向こうか──」
伊通: 反閇の歩法にて、魔を避けつつ鄙びた径を往き。
七穂: 遠慮無く上がりこむ。
GM: 周囲にも集落の跡のようなものは見受けられるが、ほぼ全ての家屋が焼け落ちているようで跡形もない。
伊通: 「流行病…でしたかのう」
GM: 屋敷自体も荒らされた跡で廃屋と言うのもおこがましいような荒れようだ。
真樹之丞: 「――酷いものだな」
ゆらぎ: さほど興味無げな視線で皆の後に。――絶えた家などこういうものだ。
GM: 探すことしばし、目当ての書庫が地下にあるのを見つけ出した。
七穂: 「ここだな」
GM: 荒らされた形跡はあるが、一応書庫としての形式は保っている。
GM: 調べ物をする場合は調べたい内容を宣言して知覚か知識:陰陽道あたりで。(何)
真樹之丞: 無理だ。(何)
伊通: 「では、失礼仕る〜」小さな戸をくぐり、自らも書庫に足を踏み入れ。
ゆらぎ: 調べたいもの……烏瑞山に埋まっているものの詳細など。改めて。
伊通: 烏瑞山で採れる石がどのような呪力的効力を持つのか。
七穂: 船橋家が管理していた山に纏わる書を探す。
七穂: #3r10+1 [知覚]
 Dice 七穂: 3r10=(9,5,2)=9+1=10
七穂: 10.託された結び石を灯りに。書を探す。
GM: 山について。
GM: 封じの社が建てられていること。封じられているものの影響で「結び石」が産出されることなどが書かれている。
ゆらぎ: あと、兼良と森厳の関係など。どう繋がったとか。そのあたり。
GM: それは情報:噂話かな。(何)
伊通: 七穂殿、ゆらぎ殿は、森厳殿から「神器」という話を聞いたらしいので、それを私にも零して欲しい(何)
真樹之丞: むい、とりあえず関係振ってみます。(もそ)
真樹之丞: #3r10
 Dice 真樹之丞: 3r10=(10,3,4)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 1r10=(6)=6+10=16
真樹之丞: (ぃぇぁ)
ゆらぎ: 拍手ー。
伊通: 美事に御座ります。
GM: じゃあこっちに来る前に梧桐の手のものから聞いたということで。
GM: なんでも石の鉱脈を知っている、ということで兼良に近づいて取り入ったらしい。
GM: 事実森厳が来てから産出量が増えた。
GM: あと一説によると、船橋家は病で絶えたのではなくて明石とのいざこざで滅んだとか。
七穂: 「そちらの書で”神器”の項目が在れば見ておいてくれ──」誰に言うでもなく。
伊通: 「“神器”――で御座りまするか」のほほんと言を返し、書を紐解く。
ゆらぎ: それと、先の情報に付随して。封じの社に封印されたものがなんなのか解らないかな、と。
伊通: “神器”について。<知識:陰陽道> #6r10+1
 Dice 伊通: 6r10=(10,6,4,1,3,4)=Critical!!
 Dice 伊通: 1r10=(6)=6+10=16+1=17
伊通: 17にて。
七穂: 神器 #3r10+1
 Dice 七穂: 3r10=(2,6,10)=Critical!!
 Dice 七穂: 1r10=(7)=7+10=17+1=18
ゆらぎ: 凄いなぁ、みんな。
伊通: 「……おお。何たる偶然。開いた最初の頁に斯様な記載が」
GM: ほい。剣と玉と鏡の3つ。月読剣と天照鏡と海神玉と呼称されていたそうな。
GM: かつて社に禍つ神を封じた際に使用され、剣は梧桐家。玉は船橋家。鏡は明石家が持つことになったとか。 ※27
GM: ただ真樹乃丞の知る限り、そんな剣が梧桐家にあるとは知らなかった。既に失われたのかもしれない。
七穂: 森厳が所持していた剣が神器ではないかとか思いつつ。
真樹之丞: 「……文体からして、かなり以前に書かれた文書であるな。恐らくは、この島が拓かれた当時か直後ではあるまいか」
七穂: 「玉は船橋家──か」自分が手にした玉をぶらりと揺らす。
ゆらぎ: 「鏡が、明石」年長組の書物漁りに所在無げにぶーらぶらと(何)
GM: ほかになんかあればガンガン振ってくれ。(何)
GM: 関係なかったら「書いてない」でスルーするんで。(何)
伊通: 社に封じられたという禍つ神についての記載はありませぬかな? 同じく<知識:陰陽道>にて。
伊通: 取りあえず振っておきますぞ。#6r10+1
 Dice 伊通: 6r10=(3,5,5,9,5,3)=9+1=10
伊通: 10
GM: 幾つか見つかったが、全部遠まわしに書いてある。詳しい記述のある書籍が意図的に抜き取られている印象を受けた。
GM: 解ったのは船橋の家と梧桐の家が協力して、この島に流れ着いた禍つ神を封じた、ということ。
伊通: 「ふむふむ〜抜け落ちている箇所が御座いますのう」
GM: 名前は水蛭子、書いてあるのはそれだけ。
伊通: 「しかし、何ともはや。“題材”には事欠かぬ島で御座いますのう〜」これは是が非でも長期逗留せねばという思いを胸に秘め。
GM: ほかに何かありますかいな。
ゆらぎ: PLレベル発言ですが。
ゆらぎ: 剣と鏡と玉の効果は、普通に伝えられている神器効果があると取って良いのですか?
GM: どんな効果でしょう。(何)
ゆらぎ: 魔を凪ぐ剣と、魔の正体を暴く鏡と、魔の力を封じる玉。
GM: まあ書いてないのでそのあたりはご自由に、ということで(何)
ゆらぎ: 了解です(何)
GM: 陰陽師の二人組は知ってるかな。剣は武力の象徴、鏡は日神の象徴、玉は産霊の象徴。本来はそれ三つで天皇家の権威を象徴するもの。
GM: この場合どうかは知らない。GMも(何)
伊通: 「森厳殿と明石殿との諍いの発端となったのものは、やはりその神器に依るものですかのう…?」率直な感想がつい口に出る。
七穂: 「森厳が言っていた。もう直ぐ神器が揃うと」
伊通: 「仮にも“家”を滅ぼす等と、只ならぬ事情が有ったように思えて仕方のう御座いまする」
ゆらぎ: 「そろった時に、何が起きるのか……ねぇ?」 些か楽しげに、くすくすと笑い。
伊通: 「森厳殿が明石殿に従っておられるのは、神器奪還のため…ですかのう〜」
真樹之丞: 「……3竦みが崩れ、か。いや、崩したのは私か、この場合は」くつくつと、喉を転がす。
七穂: 「揃うと水蛭子が目覚める」さらりと。
伊通: 友の覚悟とその行く末に、薄ら暗い暗雲を感じてしまい、困ったように首を傾げる。
七穂: 「水蛭子の記載が洩れているのがいい証拠だ。森厳は明石を利用して水蛭子に何らかの接触を行なっていると思われる」
GM: 社のあったと思われる位置と、先日確認してきた坑道の位置は一致しているようにも思えるな。
ゆらぎ: 「それは、人を導く“神”? それとも、世に仇成す“鬼”? ……まぁ、封ぜられたところで、答えは決まっている、か」問いに自答する。皮肉げな笑みと共に。
七穂: 「森厳はこうも言っていた。結び石は殻だと。抜け殻だとも」
七穂: 「結び石を使って如何こうしようとしているのではない。むしろそれは副産物に過ぎない」
真樹之丞: 「……殻、か」
七穂: 「このままの採掘速度なら二月もすれば水蛭子に接触。ここは草無しの島になる」
七穂: 「奥深くまで封じられたなら近くまで掘り出してしまえばいい」
ゆらぎ: 「石を掘る。……殻を砕くことで、水蛭子の封を脆弱なものにする、というところ、か」
七穂: 「──欲に塗れた者にて労働力も手に入って一石二鳥だな。神器も入って三鳥か」
七穂: ふぅと一息。
伊通: 「と致しますれば〜採掘に携わった者達が真っ先に……あな恐ろしや」
ゆらぎ: 「……それは、困る」伊通の言葉に、初めて顔をしかめ、睨む。
七穂: 「だからこうして早急に事を収めようとしている。心配するな」ゆらぎの方を見て小さく笑いつつ。
伊通: 「そう、そう。七穂殿の仰る通りで御座いますな」
真樹之丞: 「ああ、困るな。……これが先祖代々の因縁であるとすれば、私にとっては尚更だ」首肯。
七穂: 「実際、手っ取り早いのは明石家に取り次いで採掘を中断させる事なんだが」ちらりと梧桐の方を見て。
真樹之丞: 「理由をつけて屋敷に入ることならば出来よう。その先…口先の戯言は、私の専門外となるがな」
七穂: 「──そうだな」
七穂: 最終確認。資料に載っていた神器の項目で漣の持っていた玉と森厳の持っていた剣について記載ありますかね。というか一致しますかね。
GM: 書かれているのを読む限り、一致するんじゃないかなと思った。
伊通: 「……何れにせよ〜我々が“障害”であると判断為されれば、彼らとて何ぞ手を打たれますでしょうな〜」
七穂: 「神器の一つがここにある以上は”障害”になるだろうな」
伊通: 「そういえばそうで御座いましたな〜」ぽむ、と手を打ち。
伊通: 「では、明石家に参られれば宜しいのでは御座いませぬか? 水蛭子に我らの言が届くとは思いませぬが、明石殿や森厳殿には通ずる筈でしょう」
真樹之丞: 「……通じれば良いな。是非、そうであってほしいものだが」
ゆらぎ: 「……“遊び場”は決まった?」 とん。と座っていた書物の山から、床に降り。
ゆらぎ: 何処へ向かおうが、どうでもいいこと。ただ、事が成れば。
七穂: 「ああ」
伊通: 「“鏡”の明確な所在が判らぬ以上、万が一、水蛭子が寝惚けて起き出した処で〜少なくとも私如きでは対処できませぬからのう〜」
七穂: 「神器三家最後の家。──明石家へ」
ゆらぎ: 「なら、行こう」時間は、永遠ではないのだから。――特に、“今このときである”時間は。
伊通: 檜扇を開き、淀んだ空気を仰いだ。



 Middle Phase-08 「天照鏡」
 ScenePlayer:“戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞/登場:可能

真樹之丞: #1d10+70
 Dice 真樹之丞: 1d10=(3)=3+70=73
GM: では。一路明石の屋敷前へとやってきた。時刻は既に夜に刺しかかろうとしている。
伊通: 控えて参りまするぞ。#1d10+68
 Dice 伊通: 1d10=(2)=2+68=70
ゆらぎ: ついていきます。#1d10+70
 Dice ゆらぎ: 1d10=(1)=1+70=71
真樹之丞: 「さて。あまり馴染みの無い場所ではあるが――」 ※28
伊通: 「明石殿は馬酔木島の郡司ですからな、真樹乃丞殿も一度はお目通しすべきでありませぬかのう〜」
伊通: 「もう夜の帳も下りてしまいましたがの」
ゆらぎ: 「そんな温厚な理由で来たのではあるまいに……」ぽそりと、伊通の後ろで。
伊通: 飄々と、何の躊躇もなく門へと近づく。「たのも〜」 ※29
GM: では伊道を見咎めた門番が寄ってくる。「そこのお主、何用かな」
伊通: 「私〜京の陰陽師、土師伊通と申す者。烏瑞山の採掘について明石殿に少々忠告仕りに参りました」
GM: 「ご領主はご多忙である。お主のような三文易者などは間に合っておる」犬でも追い払うかのように対応する門番!(何
真樹之丞: 「ほう。我が友を三文易者と呼ぶか」
真樹之丞: ゆらぁり。(何)
伊通: 「易も嗜みまするが、少々不得手で御座いましての〜」
ゆらぎ: 「……もぅ、面倒」問答に飽きた。《結界(ワーディング)》発動。
GM: 結界に包まれて門番は茫然自失に。
伊通: 「ゆら殿はせっかちに御座りまするなあ」
伊通: 一瞬にして貼られた結界を見仰ぎ、ころころと笑う。
ゆらぎ: 「石頭の輩と問答するのが面倒なだけよ。……行くのか、行かんのか?」 ※30
真樹之丞: 「久々に、無礼者に礼儀を教育できると思ったのだが。いや、残念」心底残念そうに。
伊通: 「誠の無礼者は門番にあらず、ですぞ。かたじけない、どうぞ気に成されぬな」
七穂: #1d10+62
 Dice 七穂: 1d10=(3)=3+62=65
伊通: 少し後方を見―― 「役者が揃われたようで御座りまする。では、参りましょうぞ」
七穂: 「──」
真樹之丞: 「ここまで来れば、行くしかあるまいよ」踏み込む。
七穂: ぎゅっと右手を握り締め。
七穂: 踏み込む。
GM: 結界の中では無人の野を行くが如し。一行の行く手を遮る者はいない。
伊通: 氣を乱す事なく、音もなく、緩やかに、のうのうと歩く。
GM: 使用人や兵の姿はちらほら見うけられるが。どこへ行くかな。
真樹之丞: 明石の居場所は見当つきますかねえ。夜だと寝所だろうか。
ゆらぎ: まぁ、当主のところでしょうな、流れ的には。
GM: まあこの時代の屋敷なんてそうそう独創的な作りはしてないだろうから、大丈夫でしょ。 ※31
GM: 手当たり次第に探していると、奥の方で明石がマヌケな表情のまま固まってるのが見える。(何
真樹之丞: ……ぅわあ。(何)
ゆらぎ: 「こやつは“違う”のだな」些かあきれた口調。
伊通: 「“普通”の者はそうで御座いまするよ」明石の姿を見、何事も無かったかのように床の間へ。
七穂: 「梧桐」どうにかしてくれ、と暗に(何)
GM: あと床の間に鏡が飾ってあるな。
真樹之丞: 七穂に声をかけられるのと同時。佩刀を抜き放ち、切っ先を明石の喉元に突きつけて。
真樹之丞: 「童。このままでは聞くものも聞けぬ」ゆらぎに、結界を解くよう告げる。
ゆらぎ: 頷き、《結界》を切る。
GM: 我を取り戻す明石。目の前に四人の不審人物。そして喉に切っ先。
GM: 「ひ、ヒィィィィィッ!?」(何)
真樹之丞: 「黙れ」
GM: 黙った。(何)
真樹之丞: 何か言う前に、って遅かった。(何)
伊通: 「夜分に申し訳御座いませぬ、明石殿」床の間から振り返り、恭しく礼。
GM: 「いかが致しましたか兼良様!」どたどたどた(何)
伊通: 「――印」《結界》
伊通: 再びワーディングを張りました。
GM: うむ、では再び周囲に静寂が満ちる。
真樹之丞: 「……ふむ。もう少し肝が据わっているかと思ったが、存外にびびりおるわ」
七穂: ちらりと鏡を見て、手を触れる。
GM: 一点の曇りもない。材質は不明。
伊通: 「……此処でゆっくりと話もできませぬ。場を改めるのは如何で御座いますかな?」
GM: 兼良だけ対象から外す、とかすりゃいいんじゃないかな。(何)
伊通: ではドーナツ状に結界を解除(何)
伊通: 再び明石殿の意識が戻る! でも雑色は固まったまま!
GM: 「ヒ(ry」
真樹之丞: 「……何も危害を加えようというわけではないのだ。黙れと言っているのが聞こえんか、明石殿」
七穂: 「──────はぁ」
GM: 「だだだだだ黙れとは何事か! お前達このわしにこんなことをして、たたたただで済むと思っているのか!」
ゆらぎ: また話し合いか。と詰まらなそうに入り口付近で傍観。
伊通: 「血の華を歌にしとう御座いませぬのでな〜暫し、御歓談あれ」小さく呪を唱えつつ、結界を維持。
七穂: 「森巌は何処だ」
GM: 「森厳? そうじゃ森厳は何処へ行った! 早く出てきてこやつらを何とかせぬかー!」(何)
真樹之丞: 「……煩いな。だが、貴殿を斬るわけにもゆかぬ」ゆらりゆらりと、切っ先が揺れる。
七穂: 「芦屋道満が子弟、狗継七穂。芦屋の意味が判るなら”黙れ”。そして問いのみに答えろ」
七穂: 手には鏡を持って。空いた手には符三枚。
ゆらぎ: 「別に斬ってもいいのではないか、話す気が無いのならば」ぼそりとさり気に飴と鞭〜。
GM: 「こ、ここに居らぬならばわしが知るわけがなかろう!」慌てて後ろにずり下がる兼良。
七穂: 「問いを変えよう。──貴様は神器を使い何をしようとしている」
真樹之丞: 「後の面倒も莫迦にはならんのでな。それがなければ、とうに斬っておるよ」さらりと酷いコト。
ゆらぎ: 「面倒ごとを隠す術ならいくらでもある。――手合いが役に立たぬなら討ち捨てるのもよかろ?」にこりと対応。
伊通: 「――明石殿、烏瑞山の採掘はお止めになった方が宜しいと思われまするぞ」結界呪の合間に、ぽつりと呟く。
GM: 「だだだ誰に頼まれた、国司か? それとも……」相当心当たりがあるらしくブツブツ考え込む(何)
真樹之丞: 「――皆の言葉が聞こえなかったか?」ひゅ、と空気を斬る音。
真樹之丞: 「問いに答えよ、と」明石の鼻先に、うっすらと赤い線。
GM: 「だからわしは何も知らんっ!?」(何)
GM: 「その鏡も我が家に伝わる家宝としか聞いておらん! それが目当てならそれで勘弁してくれぇっ!?」泣きが入る(何)
伊通: 「明石殿。私からの問いに正直にお答え申せば〜此の者達も何も為されぬ」
伊通: “恐らくは”、と口の中で呟いて。 ※32
伊通: 「船橋森厳殿がこの島に戻られた時に〜諍いが有ったとの事で御座いまするが、一体どのような事が〜?」
伊通: 「正直にお話になりませぬ時には、我が方術を用いてお伺いする事と相成りまするが〜」
伊通: 俯いて、沈痛な面持ち。
GM: 「諍い? なんじゃそれは。あやつはいきなりわしのことを尋ねてきて、面妖な術を見せて山の鉱脈を教えてやると言ってきたので雇ってやっただけじゃが」きょとん。
伊通: 「では〜船橋家が途絶えたのは?」
伊通: 「馬酔木島の怪異、端を発するのは〜恐らく其の出来事に依るもの…かと」
GM: 「あ・・・・・・あれはわしがそう命令したわけではないっ!? ただ、採掘の邪魔をする連中を退去させよと命じただけで誰もあそこまでせよなどとは!」あからさまに狼狽する兼良。
ゆらぎ: 異常な狼狽振りに眉をひそめ。「……あそこまで?」反復。
七穂: 「──」
GM: ま、要するに頑として抵抗する反対派と退去させようとする側とが激突して(屋敷が)あーなったわけですな。
真樹之丞: ……ほむん。
伊通: 「明石殿は〜随分と恨まれておいでのようですな。欲は身を滅ぼしますぞ、自重為されませ〜」
ゆらぎ: えと、つまり、船橋の家が廃墟になったのは、邪魔をする先代船橋を排除せよ、という命令が行き過ぎて、結果的に森巌と漣を残して強硬派に殺された。ということかな?
GM: 兼良の説明ではそげな感じですな。
真樹之丞: 森巌が帰って来る前の出来事、ですな。採掘開始→船橋の家滅亡→森巌帰島、と。
ゆらぎ: つまり、先代船橋は採掘には反対していたと。……なら何で、いわば仇である明石に森巌は取り入って、採掘に参加したのか。
七穂: 「────はぁ」
七穂: 「神器が集まれば石の採掘量が更に増える。そう森厳はお前に言ったのではないか」
GM: 「神器? なんじゃそれ」ぽかーん。(何
伊通: 「ふむ〜…」直衣から扇を取りだし、広げる。
ゆらぎ: 「――なぁ、こいつにこれ以上の問いは無駄では無いか?」 飽き飽きした口調。
七穂: 「いや。もういい」ゆらぎの話にかなり同調(何
伊通: 「当人に直接お尋ね申せば宜しいでしょうな〜」ゆるゆると扇にて仰ぐ。
七穂: 「────土師。怪異の解明にコイツが関わっている事は間違いない。上に伝えておいてくれ」げんなりして。
伊通: 「判り申しましたぞ」七穂殿の言葉に頷いて
七穂: 「全部終わった後の事は梧桐がどうにかするだろう。もうここには用が無い。森厳を追う」
真樹之丞: 「三家で最も社会的地位があるのが明石、とはいうものの。やはり“それだけ”、ということか」嘆息。
伊通: 「明石殿、あちらの鏡……怪異を封ずるのに使わせて頂いても宜しいですかな?」
GM: 「どうせ断っても持っていくんじゃろうが、勝手にせい」大分ヤケ(何
伊通: 「ああ、そういえば。先に頂けると申されましたな〜。では、有り難く……」
七穂: 鏡を土師に渡して。
七穂: 踵を返して。屋敷を立ち去る。
ゆらぎ: 「ああ、詰まらないこと」うんざりした口調でさっさと外へでる。
伊通: 鏡を受け取り涼やかに扇を仰ぎながら、この場から失礼仕る。
真樹之丞: 「では、夜分失礼致した。何か申したきことがあらば、後日梧桐の屋敷に参られよ」刃を収め、背を向ける。
真樹之丞: 「――ああ、ただし。貴殿に何も後ろめたきことが無ければ、ではあるが」



 Climax Phase 「水蛭子」
 ScenePlayer:ALL

真樹之丞: #1d10+73
 Dice 真樹之丞: 1d10=(1)=1+73=74
七穂: #1d10+65
 Dice 七穂: 1d10=(8)=8+65=73
伊通: #1d10+70
 Dice 伊通: 1d10=(2)=2+70=72
ゆらぎ: 登場#1d10+71
 Dice ゆらぎ: 1d10=(4)=4+71=75
七穂: 追いついたー(ふいー)
伊通: 並んだ(笑)
真樹之丞: 追い抜かれた。(何)
GM: なんか狙ったように同じようなところに。(何)
ゆらぎ: 72〜5に(笑)

GM: では鳥瑞山坑道前。恐らくここであろうと当たりをつけてやってきた。
GM: 鏡と玉は持ってきてるんかな。 ※33
伊通: 鏡は私が携えております。
GM: 坑道の奥から漂ってくる濃密な魔の気配。
真樹之丞: 「我が先祖も、こうしてこの香りを嗅いだのであろうな。……ふむ。そう考えると、これも縁か業か」
ゆらぎ: 「……嫌な、氣」遥かに聞いた、父様の言葉を再度思い出し、ぽつりとこぼす。
伊通: 「古と今とを結ぶ、石…坑道…成る程成る程」
伊通: 一人、何かを夢想するかのようにブツブツと呟き歩く。
伊通: 「今此処に、我等が集うている事も、また縁か業かも知れませぬな〜」
七穂: 「あまり時間もなさそうだな。この様子だと」
真樹之丞: 「ああ、急ぐとしようか。あまり気持ちの良い場所ではないしな」
ゆらぎ: 頷き。「まぁ、来たからには……。さっさと事を済ますのが上策、だろう」
伊通: 「手遅れにならねば宜しいのですがの〜」
七穂: ざっざと奥に。
GM: 足音だけが穴倉に響く。
GM: 七穂を先導にしばし歩く、と。この前は行き止まりになっていた坑道の終点が崩れ落ちている。
ゆらぎ: おや……と七穂を見。「何か、あったようだな」
七穂: 「以前はここまで来たんだが」
伊通: 「ふむ…崩れ落ちておりますな」少し屈んで瓦礫を見遣る。
GM: なんとゆーか局地的に地震が起きて崩落した感じ。
七穂: 「森厳以外に考えられないな──事態は更に拙そうだ」
真樹之丞: 「……迂回するか?しかし、迂回路などあるのかどうか」
GM: 奥にさらに道が続いてるな。
七穂: 「いいや。誘っているんだろう。行くしかない」
ゆらぎ: 「そんな面倒な手順は取らずとも。ここに何か在るのは確実だろう?」
真樹之丞: 「それもそう、か。……何があろうとも、全て斬ればよいだけの話であったな。すまぬ」
七穂: 普通に一枚の符に火を灯し。光源にして崩れた先より更に先に。躊躇無く。
真樹之丞: 笑いを噛み殺しながら、続く。
GM: ではさらにしばし。感覚的に山の中央部にあたる場所と思われる場所。
GM: 人工的に刳り貫かれたと思われる広い空間。
GM: ところどころにかがり火が炊かれて照らされており、前方に立つ一人の男。
七穂: 「──来たぞ」
伊通: 「森厳殿…」
GM: 「遅かったな」一振りの刀を携えて振りかえる。船橋森厳。
真樹之丞: 「少し寄り道をしてしまったのでな。待ちくたびれたか?」
七穂: 光源となっていた一枚の符をぽいと前に捨てる。
GM: 「いや・・・・・・一つ手間が省けた」伊道が手にした鏡に目を留める。
七穂: 「その手間とはなんだ──水蛭子か」
GM: 「まあ、取ってこようと思えば何時でも取ってこれたがな。玉まで持ってきてくれたのは正直ありがたい」
伊通: 携えた鏡をそのままに。「いずれにせよ、森厳殿が如何なるをかを成されると思いましてな。果ては我が眼で見届けとう御座いましての〜」
GM: 「神器よ。なんだ、知っていて持ってきたわけではないのか」音を響かせて刀を引きぬく。
伊通: 「ははは。全ては森厳殿にお伺い致すのが手っ取り早いと思いましてな」
GM: 「それは我らが祖先が水蛭子を封じた神器。封じたのであれば解放することもできるのは道理」
七穂: 「いいや。──解放する意図が聞きたい」
GM: 「有体に言えば復讐よ」
GM: 「本当は明石のやつをいの一番に餌食にしたかったものだがな。まあ、順序が変わるだけのこと」
七穂: 「有体過ぎて何とも言えん」
七穂: ぺらりと右手には4枚の符。
ゆらぎ: 「それは如何にも俗な理由だこと……でも、だからこそ面白い」後方で呟き、くすくすと笑う。
GM: 「我が一族は明石の私欲で滅んだ。この島を長年護ってきた見返りがそれだ」
GM: 「お前達にも覚えがあるのではないか? 異能の力を持つが故に疎んじられる」
真樹之丞: 「故に島諸共滅ぼす、か。人一人のために、大仰なことだな」
七穂: 「──血縁の妹も、か」
伊通: 「……遠い、昔の事に御座りまするな…」目を伏せて、懐の中に手を。
GM: 「父も母も、叔父も叔母も祖父も祖父母も友も。皆殺された。如何にしてその無念を雪げと言うつもりか」
GM: 「・・・・・・あれは最早船橋の家の者ではない。去るならば去れと言ったがな、未だにこの島にしがみ付いていたことが驚きよ」
七穂: 「──────」
七穂: くつくつと。幾分”嗤い”。
七穂: 「漣は玉を託す時兄をよろしく頼むと言った。そうだ。今の今になってもお前を兄と呼んで慕っていた訳だ」
GM: 「とうの昔に捨てた縁よ。今更何を躊躇うか」
七穂: 「ところが何だ。一族が惨殺されて残ったのは兄妹二人。復讐に恋憧れたのはお前一人だ──復讐という力に酔いしれているんだよ。お前は!」
GM: 「だからどうしたと言うのか。我が一族の無念・・・・・・最早このことによってしか成就されん!」
七穂: 「島民もそうだ。明石に被害を受けたのもお前だけでもない、それでお前がやったのはなんだ。この様だ──裏切りに裏切り重ねて何を成そうとしている!」
GM: 「万民に遍く思い知らせてやろう。一体自分たちがどのような蛮行を行ったのかをな」
伊通: 「…生きながらにして鬼に生られると申されまするか、森厳殿は………いや」
伊通: ふるふると、緩やかに頭を振る。
伊通: 「妹君を…否…何も言うますまい」小さすぎる言は、葉とならず。
GM: 「ならば貴様は俺を止めて一体何を成そうというつもりだ。否、何の為に俺を止める」
七穂: 「何が一族の恨みだ。何が一族の恨みだ──つまらねぇ。つまらねぇ!」
七穂: ハッと息を吐いて
七穂: 「泣きそうな娘の涙を止めようと思い動く。これぐらいでも狗畜生廻りの俺でも充分すぎる役割だ!」
GM: 「女の涙一つで俺を止めようと申すか。なれば止めて見せるがいい。俺の執念と貴様のちっぽけな願いのどちらが強いか、それで解るというものよ!」
七穂: 「命を救われたなら命を救う──梧桐!」
七穂: 「名にかけて島民を守ると誓え!」
真樹之丞: 「――皆色々吼えるが。私が口にすべきは、唯一つ」抜き身の剣を、肩に担ぐ。
真樹之丞: 「己が正しいと信ずるならば、勝て。さすれば、道を阻む者はいない」
真樹之丞: 「ただな。――梧桐は、負けぬ」唇を歪め、笑う。
ゆらぎ: 言い合う連中を一瞥。むしろ楽しそうに笑い。
ゆらぎ: 「復讐、か。まったく直線的で、それ故に強く、いっそ清清しくもある感情よな。――我々にとっては」
GM: 「フッ・・・・・・変わらぬな」その言葉と同時に刀を一振り。そして揺らぐ大地。
GM: 溢れ出す瘴気の中、泰然と刀を構える。「さあ、始めようか」
GM: ってことで衝動判定してくれ。(何)
伊通: 取りだした扇を下唇に当てて呟く。「げにあはれなり……」
伊通: #5r10+4
 Dice 伊通: 5r10=(1,4,9,5,4)=9+4=13
伊通: #2d10+72
 Dice 伊通: 2d10=(7+10)=17+72=89
七穂: #4r10+2
 Dice 七穂: 4r10=(8,7,4,8)=8+2=10
七穂: #2d10+73
 Dice 七穂: 2d10=(1+6)=7+73=80
七穂: 成功。侵食80に。
真樹之丞: #4r10
 Dice 真樹之丞: 4r10=(4,2,5,3)=5
真樹之丞: ぎゃー失敗したー。(棒読み(何))
GM: 失 敗 し て る 
真樹之丞: #2d10+74
 Dice 真樹之丞: 2d10=(6+4)=10+74=84
ゆらぎ: 衝動 #4r10+1
 Dice ゆらぎ: 4r10=(1,8,5,10)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 1r10=(9)=9+10=19+1=20
ゆらぎ: 成功#3D10+75
 Dice ゆらぎ: 3d10=(1+5+2)=8+75=83
ゆらぎ: 成功で83%
真樹之丞: 端整な容貌は禍々しく歪み、全身から立ち昇る気もまた禍々しい。
真樹之丞: それは、後世においてこう呼ばれる気質。すなわち――ドS!(何)
GM: イニチ申告。こっちは森厳が14、トループが20体×2。全部別エンゲージね。
伊通: IV15にて。
真樹之丞: 7ですわー。
七穂: 10でー。
ゆらぎ: IV10ですー。
GM: 伊道>森厳>七穂・ゆらぎ>ドS>トループ
GM: マイナー接敵距離で。そっちはエンゲージは一括ね!(何
ゆらぎ: 了解。

■□Round 1□■

GM: では1Rセットアップ。
伊通: 無し。
ゆらぎ: 無しー。
七穂: なし。
GM: 森厳が《サポートデバイス》。精神に+6D(何)
GM: 周囲の瘴気を取りこんで身に纏う。

GM: では伊道。
伊通: 空の八方に符を撒き、桔梗の印を結ぶ。
伊通: 哀れなる死霊の氣(?)に、■無関心/□憐憫で縁(ロイス)取得、タイタス昇華。
伊通: Cr−1にて使用。 ※34
GM: いきなりか。(何)
伊通: マイナーで一歩、横へと。空間を保つ。
伊通: RC4+《サイレンの魔女/トランキリティ/マインドエンハンス》 侵蝕値+8→97%
伊通: 「土の大過〜土に相剋〜。木は気にして氣なり。氣より生ず、死気に相剋。急急如律令」
伊通: #12r7+4
 Dice 伊通: 12r10=(7,10,6,2,2,5,3,1,7,7,9,10)=Critical!!
 Dice 伊通: 6r10=(8,1,4,8,4,2)=Critical!!
 Dice 伊通: 2r10=(10,5)=Critical!!
 Dice 伊通: 1r10=(2)=2+30=32+4=36
GM: ぎゃぼー
伊通: 36。避けに1DP
GM: 森厳は《守りの砂》+《練成の掟》。ペナルティは相殺。
GM: #15r7+4
 Dice GM: 15r10=(6,6,10,5,4,4,4,7,6,5,5,10,1,1,10)=Critical!!
 Dice GM: 4r10=(1,8,1,3)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(10)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(1)=1+30=31+4=35
GM: ゲェーっ!?(何
GM: トループは避けないんでダメージかもん。
伊通: 修羅の能力を使用。+1D。侵蝕値は+3で100%に。
伊通: #5d10-3
 Dice 伊通: 5d10=(6+3+2+10+6)=27-3=24
伊通: 装甲値無視24点。
GM: ぬう、ギリギリ死んだか。トループは落ちた。
GM: 森厳は《波紋の方陣》。
GM: #3d10
 Dice GM: 3d10=(9+5+6)=20
GM: 20点減らした(何)
真樹之丞: ドMの資質があるな。(何)
GM: “波”を叩きつけて衝撃を相殺する。
GM: 「所詮は急造の代物か」口の端から血を流しながら呟く。
伊通: 「…流石は森厳殿に御座りまする」優雅に、たおやかに笑む。
GM: 「では次はこちらの番だな」印を結び呪を唱える。
GM: マイナーで《ガードポイント》。
GM: メジャーで《カスタマイズ》+《練成の掟》+《さらなる波》+《一閃》+《獅子奮迅》。
GM: 伊道以外の3人に範囲攻撃。
GM: #14r7+4
 Dice GM: 14r10=(2,3,7,3,9,5,4,10,9,5,2,5,8,10)=Critical!!
 Dice GM: 6r10=(6,8,1,4,2,3)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(9)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(9)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(5)=5+40=45+4=49
GM: 神速の踏み込みで大刀を一薙ぎ。
真樹之丞: リアクション放棄で。
七穂: 無造作に右腕で受ける。リアクション放棄。
ゆらぎ: 止めとこう。食らいます。
GM: #5d10+16
 Dice GM: 5d10=(7+4+2+4+4)=21+16=37
GM: 装甲有効37点。
七穂: #1d10+80
 Dice 七穂: 1d10=(10)=10+80=90
七穂: 「────まだ”早い”な」胸を押さえつつ。やや前傾姿勢になる。
ゆらぎ: リザレクト #1d10+83
 Dice ゆらぎ: 1d10=(7)=7+83=90
ゆらぎ: 「――ふふ」倒れかけ、でも膝はつけずに。
真樹之丞: 装甲抜けて32点もらい。耐えられねえ、リザレクト。
真樹之丞: #1d10+84
 Dice 真樹之丞: 1d10=(9)=9+84=93
真樹之丞: ……。(何)
GM: 皆すげえあがってる。(何)
真樹之丞: 構えは崩さず。未だ刃は担いだまま。
GM: 振り抜いた刀を返して血を払い、再び構える。
GM: 次七穂・ゆらぎ組。
ゆらぎ: 「楽しいね……こういう“遊び”は久しくなかった」笑い。……無邪気ゆえに冷たく。
ゆらぎ: 「次は、此方の手だ。“遊んで”ちょうだい、おじいちゃん?」
GM: 「フッ・・・・・・遊び、か。人ならぬ妖にとっては命のやり取りも遊びというわけだ」
ゆらぎ: 《ダークマター》→白兵4+《雷光撃/漆黒の拳/MAXボルテージ /バリアクラッカー》 侵食率101%に。
ゆらぎ: 装甲無視の単体白兵攻撃 対象は防御行動のEfレベル-2 #11r7+4
 Dice ゆらぎ: 11r10=(5,1,5,1,7,8,2,9,9,7,4)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 5r10=(4,3,3,9,3)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 1r10=(10)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 1r10=(4)=4+30=34+4=38
GM: 《守りの砂》+《練成の掟》で。
GM: #15r9+4
 Dice GM: 15r10=(5,4,6,4,9,6,10,5,1,1,3,8,3,3,7)=Critical!!
 Dice GM: 2r10=(8,1)=8+10=18+4=22
GM: まあ無理。(何) ※35
ゆらぎ: 手にした“鞠”を目の前の敵に叩きつける。 #4d10+9
 Dice ゆらぎ: 4d10=(10+4+4+2)=20+9=29
ゆらぎ: 29点装甲無視。
GM: 29点受領。身を護る大地を易々と貫いて雷が突き刺さる。
ゆらぎ: 「まだ、“遊べる”ね?」にこりと笑い。
七穂: では続けて。
七穂: 「──子より丑寅へ。汝。火剋金──禁」
七穂: #11r8+2《炎の加護》→《振動球/氷の戒め/ブレインコントロール》 侵食率:99
 Dice 七穂: 11r10=(6,10,1,1,5,7,5,10,2,4,3)=Critical!!
 Dice 七穂: 2r10=(6,4)=6+10=16+2=18
七穂: 18で(ひくひく)
GM: 《守りの砂》+《練成の掟》ね(何)
GM: #15r7+4
 Dice GM: 15r10=(6,10,7,3,5,9,5,10,9,1,1,4,6,10,3)=Critical!!
 Dice GM: 6r10=(3,4,7,4,6,2)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(6)=6+20=26+4=30
七穂: 右の指先まで巻かれた符の帯がはらりはらりと解かれる。
七穂: 符より焔が放たれる。
GM: 即座に呪を唱え、“散らす”。
七穂: 「──」
GM: 「どうした、こんなものか。芦屋の者」
七穂: 「──”狗廻”の忌み名の意味を。刻んでやる」
GM: ではドS。
真樹之丞: IVゼロまで待機なんだけど、意味無いよね。(何)
GM: トループおらんし。殴れ。(何)
真樹之丞: おーけぃ。(何)
真樹之丞: マイナーなし。侵食率、105%へ。
真樹之丞: #15r7+4 《獣の力/フルパワーアタック/コンバットシステム/オウガバトル》
 Dice 真樹之丞: 15r10=(7,5,7,5,4,10,4,9,7,10,4,5,2,10,5)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 7r10=(1,1,6,1,4,10,6)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 1r10=(5)=5+20=25+4=29
真樹之丞: ……うそん。(何)
七穂: あれ(何
GM: 避けられそうだな。(何)
GM: 《守りの砂》+《練成の掟》
GM: #15r7+4
 Dice GM: 15r10=(9,4,5,1,2,9,6,1,7,2,5,6,10,9,8)=Critical!!
 Dice GM: 6r10=(10,9,2,8,5,10)=Critical!!
 Dice GM: 4r10=(10,4,9,4)=Critical!!
 Dice GM: 2r10=(5,4)=5+30=35+4=39
七穂: ウワァァン(何
GM: 大地から突き出した槍が斬撃を捌く。
真樹之丞: 「……ち。小手調べでは足りんか」
GM: 「力だけでは俺を斬ることはできんぞ、真樹乃丞」 ※36
GM: ではセカンド。
GM: こちらはなし。
真樹之丞: こちらもなし。
ゆらぎ: 無しです。
七穂: なしー。
GM: ていうか誰も動けなかった気はするんだよね。(何) ※37
伊通: 無しですな(笑)
GM: ではクリンナップを通過して。

■□Round 2□■

GM: 2R、セットアップ。
伊通: 無し。
ゆらぎ: 《フルインストール》 このラウンドの判定にDB12個追加。侵食率104%へ。傍らに浮かぶ“鞠”がまとう雷光が、さらに輝きを増す。
GM: ギャー
ゆらぎ: フフフ
GM: では伊道から。
伊通: 「不味いですのう〜氣が乱れすぎておりまする」
伊通: 急激に上昇した雷氣による調和崩壊を畏れ、結界を強化する。――つまり待機。
GM: ほい。では森厳。
GM: 「呪いを使うのは何も陰陽師の専売ではない」
GM: 《砂の刃》+《パラライズ》+《練成の掟》+《アースシェイカー》+《さらなる波》+《衝撃の波》+《神速の鼓動》 ※38
GM: 素早く印を結び、気合と共に大地に剣を突き立てる。
GM: #15r7+4
 Dice GM: 15r10=(5,3,5,7,6,6,5,3,10,3,5,4,1,5,7)=Critical!!
 Dice GM: 3r10=(3,8,4)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(7)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(9)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(4)=4+40=44+4=48
GM: 射撃の48。命中するとラウンド中全行動に-7D、転倒。
GM: その一点から波が広がり、大地が襲いかかる。
真樹之丞: …ぐ、む、う。
ゆらぎ: やる。回避。《マグネタイト/MAXボルテージ》侵食率109% #22r7+3
 Dice ゆらぎ: 22r10=(4,2,2,7,3,1,6,6,6,2,7,4,5,8,7,7,7,9,2,10,6,4)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 8r10=(4,4,7,5,8,2,8,7)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 4r10=(1,3,7,10)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 2r10=(7,8)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 2r10=(8,1)=Critical!!
 Dice ゆらぎ: 1r10=(3)=3+50=53+3=56
ゆらぎ: っしゃ! ※39
GM: フルインした犬め!(何)
七穂: リアクション放棄。
伊通: そのまま動けず。回避放棄。
真樹之丞: ……うん。《カウンター》を使用。更にフォールンブレイド、起動。
GM: 殺る気だよ。(何)
真樹之丞: #23r6+4 《獣の力/フルパワーアタック/コンバットシステム/オウガバトル/カウンター/尊勝陀羅尼》
 Dice 真樹之丞: 23r10=(10,2,10,7,3,9,3,2,4,7,9,4,3,1,6,4,10,5,6,7,9,10,2)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 12r10=(8,1,2,10,6,3,9,10,3,6,4,4)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 6r10=(8,8,6,2,1,2)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 3r10=(4,9,2)=Critical!!
 Dice 真樹之丞: 1r10=(2)=2+40=42+4=46
真樹之丞: ……うそん。(何) ※40
七穂: …あれ(何
GM: タイタス使えば。(何)
ゆらぎ: それがいいと思う。
GM: そっか、カウンターは相手の達成値見てからタイタス使えるな(何)
真樹之丞: 使う。(何) 森巌へのロイスをタイタス、昇華。達成値ブーストで。
GM: そして1を出して絶望しろ(何)
真樹之丞: #1d10+46
 Dice 真樹之丞: 1d10=(6)=6+46=52
GM: ぐわー
真樹之丞: イヒ。(何)
GM: #5d10+7
 Dice GM: 5d10=(3+5+7+1+3)=19+7=26
GM: 装甲有効26.低!(何)
真樹之丞: #6d10+31
 Dice 真樹之丞: 6d10=(7+3+2+1+5+3)=21+31=52
GM: グボァ
真樹之丞: 装甲有効、52点。
真樹之丞: 「――どうした。初撃を凌いで終わりと思ったか?」刀身が砕け、柄だけになった剣を振りぬく。
GM: ヘルメットがなかったら即死だった
GM: 突き出した大地ごと切り裂かれ、血塊を吐く。「これが梧桐の太刀か。恐ろしいものよ」
伊通: 《呪詛返し》使用。
GM: うわ珍しいエフェクトを!(何)
伊通: RC4+《呪詛返し》 目標値15−3=12
伊通: #9r10+4
 Dice 伊通: 9r10=(5,2,6,10,5,1,5,2,4)=Critical!!
 Dice 伊通: 1r10=(9)=9+10=19+4=23
伊通: 《呪詛返し》成功。26点を受け、26点をお返し致す。
伊通: #2d10+100
 Dice 伊通: 2d10=(10+8)=18+100=118
伊通: 118%に、そして【昏倒】
GM: 死ぬ。《魂の練成》。
GM: H30にて蘇生。
伊通: 「陰陽師から術を奪えば、生業を失うてしまいまするな〜……」
GM: 「侮ったか……だが、悪あがきに過ぎん!」 ※41
ゆらぎ: 「足掻く、か。それはお前も同じこと、だろう?」“鞠”の雷光を弄ぶようにして、笑い。
七穂: #1d10+99
 Dice 七穂: 1d10=(4)=4+99=103
七穂: 「────」
七穂: がりっと宙にて”何か”を掴む。
七穂: ハァと荒い息を吐いて。
七穂: 「────俺が芦屋より学んだのは”お前が思うような符の使い方”では無い。そうだな。この石と同じく──」
七穂: 「力を制御する為の副産物だな」右腕の符を破り捨てる。
七穂: 「石乃姫よ。──”式”よ。在れ」
七穂: #13r3+2 《早業/早九字/炎の加護》→《振動球/氷の戒め/ブレインコントロール/リミットリリース/尊勝陀羅尼》 賢者の石使用。森厳をロイス取得。昇華。 ※42
 Dice 七穂: 13r10=(2,8,2,4,1,9,6,2,6,3,8,10,8)=Critical!!
 Dice 七穂: 9r10=(1,9,6,8,3,9,1,8,4)=Critical!!
 Dice 七穂: 7r10=(7,10,7,3,7,9,5)=Critical!!
 Dice 七穂: 7r10=(10,2,7,2,10,5,2)=Critical!!
 Dice 七穂: 4r10=(10,5,3,3)=Critical!!
 Dice 七穂: 4r10=(7,8,8,7)=Critical!!
 Dice 七穂: 4r10=(5,6,8,7)=Critical!!
 Dice 七穂: 4r10=(2,7,8,10)=Critical!!
 Dice 七穂: 3r10=(4,5,6)=Critical!!
 Dice 七穂: 3r10=(5,4,3)=Critical!!
 Dice 七穂: 3r10=(7,7,6)=Critical!!
 Dice 七穂: 3r10=(1,10,1)=Critical!!
 Dice 七穂: 1r10=(2)=2+120=122+2=124
GM: ……3て(何)
七穂: ペナルティ込み。124。
GM: 圧倒的な力に周囲を覆い尽くしていた瘴気が全て吹き飛ばされる。
GM: 「……なんという……!」
GM: 《守りの砂》+《練成の掟》
GM: #15r7+4
 Dice GM: 15r10=(9,9,5,1,10,7,3,6,4,7,1,5,4,1,1)=Critical!!
 Dice GM: 5r10=(7,5,7,4,7)=Critical!!
 Dice GM: 3r10=(4,8,7)=Critical!!
 Dice GM: 2r10=(7,6)=Critical!!
 Dice GM: 1r10=(2)=2+40=42+4=46
GM: まあ頑張った。(何)
七穂: 「石乃姫よ。──狗と成りて喰らい尽くせ!」
七穂: 指を差し向け。”姫”は蒼炎と化して復讐者を焼き尽くす!
七穂: #13d10-2
 Dice 七穂: 13d10=(5+6+8+2+4+2+1+8+10+7+3+3+7)=66-2=64
七穂: 64点。装甲無視。
GM: うむ、死んだな。
GM: 蒼炎に魂までも焼き尽くされ。
七穂: 「狗継は苦継。最も愛しき者を拠り代として更なる力を喰らい尽くす業深き血。故に捨てられ愛されぬ」
GM: 「成る程な……確かにこの力の前では、符も呪いも児戯にすぎん」
GM: 最後の力で腕を振り上げ、真樹乃丞の足元へ刀を放り投げる。
GM: 「……持っていけ。元よりお前の物だ」
真樹之丞: 「――ああ、頂いておこう。使命すら忘れた梧桐だが―何、背負うものは多いほど楽しいものよ」刀を受け取り、合わない鞘に無理矢理収める。
GM: 今の衝撃で洞窟の内部が揺らいだのか、天井からパラパラと石が降り落ち始める。
七穂: #2d10+125 [侵食]
 Dice 七穂: 2d10=(9+8)=17+125=142
GM: あーあー。(何)
ゆらぎ: うぁ……
七穂: はっはっは(何)
伊通: 仲間(肩ぽむ)
七穂: 「──お前は”まだ引き返せるぞ”。…森厳」
GM: 「ならば妹を頼むと最早言うまい。せめて、そこに倒れているお人よしを連れて行け」七穂に。
伊通: 船橋森厳殿の縁(ロイス)をタイタスに。復活。
伊通: 『其れには及びませぬぞ、森厳殿』
伊通: 倒れた身体が符に変わり、空を舞い散り。其れより少し離れた処に気配も無く佇つ。
ゆらぎ: 両手で“鞠”を潰し。「“遊び”は終わり、か。――まぁ、楽しめた」
伊通: 「…妹君の事は――いや、“無縁”で御座いましたな」
ゆらぎ: 「ともあれ……戻らんか? このままでは無事に済まんぞ?」皆に声をかけ。
ゆらぎ: 逝くものには一瞥すらくれぬ。“遊び”の相手は終わったのだ。
GM: 「俺はここで“務め”を果たす。さあ、行け。じきここも崩れよう」
七穂: 「────なんなら共に逝こうか。寂しいだろう。裏切者」
七穂: ぱらぱらと腕より袖より符が零れ。
GM: 「フッ……変わったやつだ。だが、お前と俺は違う。呪われた宿業を負っているなら、這ってでも最後まで歩いて見せよ」
七穂: 「──そうか。残り少ない灯火を遣うとしようか。──では直ぐに」
七穂: 「合間見えよう」
七穂: とんと。跳躍し。姿を消す。
真樹之丞: 「ああ、後は―」
真樹之丞: 任せたぞ、と。一族最後の男に、告げた。
GM: がらがらと洞窟が崩落を始める。 ※43
伊通: 友への追悼を――歌に。
伊通: 『こころざし 半ば氏姓なかば しかばね かへりみて のち 黄塵こうじん夜露よづゆ と消えり…』
GM: その歌を手土産に。
GM: その日、馬酔木島で大きな地震があり。何かの前触れかと恐れられたが、それ以来島を襲っていた怪異は途絶え。
GM: じき、人々もそのことを忘れ、島は今までと同じ生活へ戻っていった。


 自律判定

GM: さあ振れ。(何)
七穂: 振りたくないです。先生(何 ※44
GM: 任せる。(何)
七穂: エエー(何)
七穂: まぁ兎も角。最大限の存命行為を。ロイスを梧桐にとって。ロイス5個。
伊通: 118%で終了、縁(ロイス)3つ…漣殿に■遺志/□憐憫。合計4つで枠一杯。
真樹之丞: 七穂に[■信頼/□不快感]、伊通に[■有為/□疎外感]でロイスを。
ゆらぎ: 現侵食率109%。ロイス4個。シナリオロイスはタイタス化。
ゆらぎ: 梧桐 真樹乃丞に■好奇心/無関心にてロイス取得。「以前の“友”が所帯を持つ、か。……しかも“嫁”とは。愉快なこと」
真樹之丞: ……うん、素直に2倍振りしますわー。
真樹之丞: #10d10-125
 Dice 真樹之丞: 10d10=(4+8+2+7+4+5+4+10+9+2)=55-125=-70
真樹之丞: 前半5個だと丁度ジャーム化してた。(何)
GM: 倍でよかった!(何)
ゆらぎ: 結果、4個にて。#4D10-109
 Dice ゆらぎ: 4d10=(1+8+9+8)=26-109=-83
ゆらぎ: ОK。83%生還。
伊通: 私も二倍振り致しますかの〜申し訳なく。#8d10-118
 Dice 伊通: 8d10=(4+2+3+6+2+10+10+6)=43-118=-75
伊通: 75%にて帰還。
ゆらぎ: お帰りなせー。
GM: 前4つなら(ry
ゆらぎ: ……皆して(何)
七穂: まずは倍振るにゃー。倍の10個。現在値142。
七穂: #10d10-142
 Dice 七穂: 10d10=(1+5+6+1+3+2+10+3+5+3)=39-142=-103
七穂: エエー(何)
GM: 惜しいな。(何)
ゆらぎ: 惜しい……!
GM: リミットリリースが余計!(何)
真樹之丞: うん、惜しい。(何)
七穂: どうしよう(何)
ゆらぎ: 帰りましょうよ(苦笑)
GM: 好きにせい。(何)
伊通: 伊通は七穂殿の帰還を心待ちにしておりますぞ!
真樹之丞: (手招き)
七穂: #5d10-103
 Dice 七穂: 5d10=(6+2+1+8+4)=21-103=-82
ゆらぎ: お帰りなさい!(心から!)
GM: お帰り(何)
伊通: お帰りなさいませ。
七穂: 全放棄にて帰還。(御免よ。GM−)



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:“那由他の壱” ゆらぎ/登場:不可

GM: あの一件より数日後。
GM: 鉱山は完全に埋まり果て、色々心に傷を負った兼良もすっかり大人しくなったらしく。
GM: 強制的に徴用されていた村の人々も返され、以前と同じ生活が戻ってきた。
ゆらぎ: 今日も今日とて野に遊ぶ子に紛れ。それが繰り返されるのが日常。……もう、何度でも繰り返される日々。
GM: 「今日はなにしよっかー?」「うーん、鬼ごっこ?」「それだとゆらちゃんばっかり勝つから別のがいいー」(何)
ゆらぎ: 「そんなこと無いよー。ほら、皆逃げて、逃げてー。追っていくよー?」 笑い、友人をけしかけて。
GM: わーっと喚声を挙げて思い思いに走り出す子供達。
ゆらぎ: 「いーち、にーぃ……」眼をつぶり、声をだして十を数え始め。
ゆらぎ: ふと、思うのは、先日会った“同類の友”。
ゆらぎ: 「……またいずれ、会うのならば。また“遊んで”欲しいね。……“にぃや達”」
ゆらぎ: そんなことはもはや無いのだろうけれど。
ゆらぎ: にこり、と笑い、最後の数。「……じゅーぅ」
ゆらぎ: 言って、顔を上げ走り出す。
GM: 何時まで続くのかは解らないけれど。
ゆらぎ: 一瞬だけ海の方を振り返り。口中で何かを呟いて。
ゆらぎ: 軽く手を振った、遠くに一筋の閃光。それは音もなく。去った“友”への挨拶として。
GM: 島には子供達の前にだけ姿を現わす、子供の妖怪の話が伝わっていると言う。 ※45
GM: 名は、伝わっていない。



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞/登場:可能

GM: 先日の一件が終わってからこの方。さっさと京へ帰るつもりが、余計な後始末で脚止めを蔵ってしまっていた。
GM: 明石へ釘をさすことはもちろん、封印を再び確かめることも含め。やらねばならぬことは山積みであった。
真樹之丞: 「更なる裁きは都で行う…か。伊通め、上手くやりおった」
真樹之丞: この手で斬れなかったことは、やや心残りではある。
真樹之丞: 「……ああいや、それ以前に。この島への愛着も、ようやく戻ってきたところだが」
真樹之丞: 「まさか、新妻1人を都へ送るわけにもいくまいしな」屋敷の門の外。既に旅支度を終えた“妻”の姿を目に。 ※46
真樹之丞: ……いや決して認めたわけではなく。まあ、役目を果たすこともまた大切なのだと改めて思ったわけで。
GM: 腰に提げるは一振りの刀。
真樹之丞: 「――安心せよ。梧桐の家がある限り、二度と繰り返すことは許さぬよ」新たな佩刀に、語り掛けるかのように。
真樹之丞: 「それにな、この島には――ああ、そうだな。旅路の間、アレについて語って聞かせるのもよかろう」
真樹之丞: 馬酔木島には、遊び好きの小さな鬼がいる。後始末の中見つけた文献を読み、やっと思い出した幼き日の思い出。
真樹之丞: そんなことを口にしたら、彼女は―そして友は笑うだろうか。
真樹之丞: 季節外れの遠雷が響く中。扉を閉じ、門を潜る。
真樹之丞: 「――では。“行って来る”」
真樹之丞: ――閉門。
GM: この後、京へ戻った真樹乃丞とその妻は二人揃って戸衛衆を盛り上げ、京にその名をとどろかせることとなる。
GM: 真樹乃丞の手には常に一振りの刀があったとされるが、銘は伝わっていない。
GM: 黒巣市立図書館所蔵『日本史に見るドSの起源』より



 Ending Phase-03
 ScenePlayer:“花鳥扇” 土師 伊通/登場:不可

GM: 京へと帰る船の途上。
GM: しばしの逗留をした島が段々と水平線へ消えて行く。
伊通: 「…ふむ〜。折角馬酔木島に参ったものの、作歌どころではありませんでしたのう」
伊通: 些か残念に、振り返り。今一度、島の全容を仰ぎ見る。
GM: 中央にそびえる鳥瑞山は、その下で人間達が起こした諍いなど気付かなかったかのように。以前と同じ威容をたたえている。
伊通: 静かにそびゆる山を見、その下に眠る友への歌を復唱する。
伊通: 「――こころざし 半ば屍顧みてなかば しかばね かへりみて のち 公人のこうじんの 夜露よづゆ と消えり……」
伊通: 「森厳殿は、不器用な男で御座りましたな……」
GM: 櫂を漕ぐ音だけが響く船の上。その一句は風に流れて消えて行った。 ※47



 Ending Phase-04
 ScenePlayer:“狗廻” 狗継 七穂/登場:不可

GM: 洞窟での一戦後。ぶっちゃけやりすぎた反動でしばらくぶっ倒れ。 ※48
GM: やっと先日起き上がれるようになったわけだが。
七穂: 「────」
GM: 「無茶をなさるな、などとは申しませんが。せめてほどほどになさいませ」
七穂: 未だ。焔は己が身を灼かず。生きている事を認識する。
GM: と三日ほど小言を聞かされた以外は特に体に変調もなく。
七穂: そろそろ。ここを後にしようか。──そう思った。
GM: 「兄のことはありがとうございました」改めて例を述べる漣。
七穂: 「いいや。止めただけだ」情が移る。──妹に幸せになってほしい。それはせめてもの”彼の人”の願いだろう。
GM: 「いえ、それでも。人として死ねたのならば、まだ良かったのでしょう」
七穂: 「だからこそ最後にはあいつはお前の事を案じていたよ。漣」
七穂: 懐から石を取り出して返す。
七穂: 「俺が持っていても分不相応だろう」
GM: 石を受け取り。「それで十分……とは申しません。ですが、それも女の我侭というものでございましょう」
GM: 「私はこの島で、兄の分まで生き。島の行く末を見守ろうと思います」
七穂: 「じゃあ──ここでお別れだ」
七穂: ゆらりと立ち上がって。
GM: 「はい、お達者で。今度は行き倒れなどなさらぬよう」にこり笑って。
七穂: 「そうだ。お前の名前は漣だったな」
GM: 「はい。それがどうか致しましたか」
七穂: 梧桐に頼み。用意してもらったかつての仕事道具。 ※49
七穂: 「人の闇に棲む魔を祓い持ち手の想いを伝える刀。そんな──刀を何時か打とうと思う。己の焔を持って」
七穂: がしゃりと槌を入れた袋を構えなおし。
七穂: 「魔を払う為。一人でも多くの哀しみを断ち切る為。理を知る陰陽師として」
GM: 「七穂殿ならば、きっと成し遂げられるでしょう」いささかの揺らぎもなく。
七穂: 「ならば──銘をお前の名前を取って──」
七穂: 「『火漣』と成そう」
七穂: ふぅと息を吐き。
GM: 「そうですか。刀はともかく、銘については期待しないでおきましょう」いたずらっぽく笑い。
七穂: 「兄の分まで生きて幸せになれ。──”またな”」
七穂: ぽんと親しく。軽く。肩を叩いて。扉を開けて外に。
GM: もう会うことは多分ないのだろうけれど。
GM: 外に出れば耳に響くは波の音。
七穂: 空を見上げて。
七穂: 道具を構え直し。
七穂: 何処かに向けて足を踏み出した。



Credit……「さざめく海」
Start:2006.03.13 22:40〜03.18 02:00

PC1:“犬廻” 狗継 七穂/久流さん
PC2:“花鳥扇” 土師 伊通/こびと(ログ編集)
PC3:“戸衛の鬼” 梧桐 真樹乃丞/しんごろさん
PC4:“那由他の壱”ゆらぎ/たつきさん
GM:乾さん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「さざめく海」  〜END

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