OpeningMiddle-aMiddle-bClimaxEndingAnother 殺怨(ノイズ) Ver,01(20080702)
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 ザー………――― ザザー………―――
 また、音がする。
 耳の奥で、蟲が蠢くような。
 ガラスの板を、引っ掻き続けるような。
 嫌な、音が。
 聞きたくない聞きたくない。
 嫌な音など聞きたくない。
 だから、求める。
 心地よい、音を。
 安らぎの、響きを。
 ザー………――― ザザー………―――
 聞こえる。聞こえる。
 ザー………――― ………―――
 『殺怨(ノイズ)』



 Handout
PC:1
【推奨PC】高校生
【シナリオロイス】雛森 美菜子(ひなもり・みなこ)
 クラスメイトが殺された。通り魔に遭ったらしい。
 正直、その相手とはあまり親交がなかったため、どういう人物だったかはわからない。
 ただ、クラスの反応と、殺された時の状況は、少々気になるものだった。
▼Character sheet “無垢なる心” 神原 恭平
▼Character sheet “のたうつ右手” 西嶺 ささら


PC:2
【推奨PC】イリーガル
【シナリオロイス】御剣 祥耶(みつるぎ・しょうや)
 先日起きた殺人事件の事を調べて欲しい。
 UGNと協力してもいいが、あくまで別口という立場でお願いしたい。
 そういう妙な依頼を持ってきたのは、御剣 祥耶だった。
 なんでも、被害者が鴻央会に関わる人物だったらしい。
▼Character sheet “烈火の仮面” 鳥越 劉斗


PC:3
【推奨PC】UGN関係者
【シナリオロイス】天城 美鈴(あましろ・みすず)
 オーヴァード絡みの事件が起きたということで、支部長代理に呼び出しを受けた貴方。
 先日起きた通り魔事件の犯人が、オーヴァードによるものらしいというのだ。
 背後関係を含め、洗ってほしい。それが今回の指令だった。
▼Character sheet “災厄の星” 元原 晴之


 自己紹介

恭平: 「ま。一事が万事。恙無く。事も無く。流れ流れて”壁”にブチ当たっても」
恭平: 「”向こう”に行っちまうまで。人生ってのは続くモンだよな。まったく」
恭平: 神原 恭平。16歳。高校生にして先祖帰りの“鬼”。
恭平: 最悪を打ち砕く為にその手に“鬼の金棒”を取る。
恭平: 口先一丁出前あり。ノイマン・キュマイラのクロスブリード。
恭平: HP:28 IV:10 
恭平: PC間ロイス:西嶺 ささら [■有為 □食傷]
恭平: 「凄い奴。ちなみに何で俺のおなごの知り合いってヤンデレか色々飛び抜けた奴しかいないんだろうな」
恭平: 「そう思わんでもないこの頃」
恭平: シナリオロイスは雛森 美菜子 [□遺志 ■悔悟]
恭平: 「──悪いが。ノーコメントにさせてくれ」
恭平: 以上で。──クールになれ。神原 恭平。

ささら: 「わたし、西嶺ささら。高校三年生でUGNのイリーガル」
ささら: 「今度は何を壊せばいいのかな? わたし、せいいっぱい頑張るから。みんなのために」
ささら: 「徹底的に、圧倒的に、惨めに悲惨に無惨に暴虐に残虐に壊すから。わたしの、みぎてで」
ささら: 「・・・ねえ。だからおしえて? みんなのために、今度は何を壊せばいいのかな。わたし」 ※1
ささら: ※キュマイラ/ブラム=ストーカー/浪漫Dロイス:羅刹
ささら: ※シナリオロイス:雛森 美菜子(ひなもり みなこ)■同情/□隔意
ささら: 「殺されたんだ・・・可哀想/・・・・・・」
ささら: ※PC間ロイス:“烈火の仮面” 鳥越 劉斗 ■尊敬/□隔意
ささら: 「すごい人だね/帝国? 病気?・・・すごい、人だね――」 ※2
ささら: 以上です。

劉斗: 「内容が如何なるものでも、条件さえ合うならば引き受ける」
劉斗: 「──そう 御理解頂けているからこその依頼であると。どうぞ、御用件を」
劉斗: UGN登録名:“烈火の仮面”鳥越 劉斗(とりごえ・りゅうと)
劉斗: 各務グループ研究部門に所属。高収入・高学歴・高身長と三拍子揃った厭な奴。
劉斗: ポーカーフェイスが誤解を招く元かもしれないが、本人は気にしていない。
劉斗: ノイマン/サラマンダー HP:36 IV:26〜 基本侵蝕率:30% Dロイス:起源種
劉斗: シナリオロイス:御剣 祥耶に、■有為/□無関心
劉斗: 「どんな裏があろうと構わん。此方の損失にさえならなければ」
劉斗: PC間ロイス:“災厄の星” 元原 晴之に、□有為/■無関心
劉斗: 「さて、どう化ける。死ねば其れで終わりだが」
劉斗: 以上、よろしくお願いします。

晴之: 「任務了解しました。直ちに調査にかかります。」
晴之: "災厄の星" 元原 晴之 サラマンダー/バロール
晴之: 最近正式配属になったばかりの新人エージェント。
晴之: 戦闘以外はまだ経験が浅いため、いろいろ幻想や誤解も多め。
晴之: 得意技は、冷気交じりの重力波による攻撃。
晴之: シナリオロイス:天城 美鈴に[■誠意/□猜疑心]
晴之: 「優秀なはずなのに、なぜ時々疲れきったような表情をするんだろう」
晴之: PC間ロイス:神原 恭平に[■感服/□不安]
晴之: 「まだ高校生なのにあの覚悟と強さ・・・」
晴之: 以上です。よろしくお願いします。





 Opening Phase-01
 ScenePlayer:“無垢なる心” 神原 恭平&“のたうつ右手” 西嶺 ささら/登場:不可

 登場Dice 恭平: 1d10+32=2(2)+32= 34
 登場Dice ささら: 1d10+33=2(2)+33= 35

GM: 『ネェネェ、今朝の新聞読んだ?』
GM: 『ああ、あれ? 雛森さん死んだんだって?』
GM: そんな会話が、耳に飛び込んできた。
GM: それを知っていた者、知らなかった者の違いはあるものの、耳にした者達の反応は、なんというか『微妙』だった。
恭平: 「──────」早目に来て机でだらだら。それが俺のジャスティス。
生徒A: 「あー…あいつ、死んだんだ」
生徒B: 「通り魔だってよ。まあ、なぁ」
生徒A: 「おまえ、葬式どうするよ?」
生徒B: 「葬式ってもなぁ…あいつ、アレだろ?」
GM: 各人の対応を評するなら、『ホッとした』というのが一番近いか。
恭平: 「────」むくっ。
恭平: 「……雛森って誰だっけ。やまーだ」
恭平: 適当な目に入った奴に聞く。
山田: 「ほら、アレだよ。うちのクラスにいただろ、ヤクザんちの娘」
恭平: 欠伸を噛み殺す事無く。コンビニバーガーの包みを取り出して口に。
山田: 「美人で、悪い奴じゃなかったけど、やっぱなんて言うかアレだよなぁ」
恭平: 「あ?そだっけ。ああ。あれってガセじゃなかったっけ」
ささら: クラスメイト達の反応には、さほど興味はない。ただ、通り魔に殺されたと聞いて、可哀想だとは思う。
ささら: 「せっかく日常(ここ)に居られる権利があったのに・・・可哀想」 ぽつりと
GM: そんな話をしていると、ガタンと席を立つ音が。
恭平: 「お?」
GM: その彼は、周りを一つ睥睨すると、教室を出る。
恭平: 「………ふむ」
女生徒: 「あ、宮路君…」
GM: それでしばし静まり返るが、また同じようにざわつき始める教室。
ささら: ヤクザだろうが何だろうが、日常のパーツであることに変わりはあるまい。
ささら: 日常から外れてしまった自分から見れば、だが。
山田: 「なんだよ、あいつ…」
恭平: 「わかってねぇな。やまーだ」指を振りつつ。
恭平: 「美人で性格良かったら。感銘受けた奴居てもおかしくねぇからな。不謹慎だよ。クラスメイトのやまーだくん」
恭平: ハンバーガー食いつつのたまう。
女生徒: 「宮路君、雛森さんと仲良かったから…」
女生徒: でも、雛森さん…通り間に合った時、妙な噂が立ってるんだよ…」
恭平: 「妙な噂って何さ。出席番号38番のたなーかさん」 ※3
恭平: ずびし。 西嶺の頭を通過して指差す。
女生徒: 「私は香川だけど…。雛森さん、通り魔と知り合いだったんじゃないかって」
恭平: 「じゃあ知り合いだったのに。もしくは。だったから。”刺された”、ですなぁ」
香川: 「よく知らないけど、ちょっと“不自然だった”みたい」
恭平: 「へー」
香川: 「あ、私、宮路君探してくるね。このままじゃ、授業に遅れちゃうから…」
恭平: 「いってらー」
山田: 「わっかんねーなぁ、宮路。あんなふうに、心配してくれる幼馴染がいるってのによ」
恭平: 背を椅子にもたれかからせてギコギコ鳴らす。
恭平: 「それはそれ。これはこれ」物を移動させる動作して。
山田: 「まあ、実際雛森、妙な死に方したらしいぜ。死に顔、“安心したような表情”だったらしいってよ」
恭平: 「するとなんですか。幼馴染だと。『おはよう。寝坊するよー』の家訪問から始まって」
恭平: 「『今日も一緒にかえろ』の幼馴染スキル発揮してラブビームとか出せというのか。答えろやまーだ」
恭平: 取り合えず一気に言い切って。
恭平: 「ああ。それって”妙”だよな」
恭平: ふむ、と朝食を食いきって。
山田: 「おお、その通りだよ! それが戦車だったりしたら最高だよな!」
山田: とかのたまう山田 単久(やまだ ひとひさ)17歳(マテ) ※4
恭平: 「自分が刺される事までも”込み”でそれか?」
山田: 「戦車に刺されるなら…ってそんな話だったか?」
恭平: 「戦車かよ。人型ですらねぇッ!?」(何
山田: 「まあ、俺も又従兄弟からちょっと聞いただけだから、よくわかんね」
恭平: 「”取り合えず”だ」
恭平: 「雛森が死んだ。お家おやくざ様であまり親しくないから葬式どうしましょ。なんかあったらこわいなー」
恭平: 「だっけ」
山田: 「雛森とは、あんま話したこと無かったしな」
山田: 「うちのクラスじゃ、話したことあるのって、さっきの宮路と香川ちゃんだけじゃないか?」
山田: 「正直、そんな感じだな。その上、通り魔だろ? 関わり合いたくないってのが本音」
恭平: 「あー。なるほどねぇ」
山田: 「今、街ん中じゃ、組の人達が血眼になって犯人探ししてるって噂もあるし」
山田: 「それで、知り合いと思われるのも、なぁ」
恭平: 「どの道、学校から連絡網は行くからな」
恭平: 「世話になった奴は行けばいいし。面倒ならやめておけばいいんじゃね」
山田: 「っと、宮路達もう戻ってこないかな? そろそろ先生来るぜ」
恭平: 「先生が来るから。一応の見識は伝えられる、と」
山田: 「まあ、事件が事件だし、今日は自習になるかもな」
恭平: 「うむ。やまーだ、俺は寝るぜ!」
恭平: 机に突っ伏す。だらー。
山田: 「おま! 一限目ちまいのだぞ!? チョークがこっち飛んで来たらどうする!?」(マテ)
恭平: 「盾になれ。むしろなってくれ!」(何
恭平: ──さて。
恭平: 今いない”あいつら”に代わって。する事をするとしよう。
恭平: それまで── ”一眠り”。
ささら: 皆が席につく中、一人席を立つ。
ささら: 「もし先生に聞かれたら、宮路さんと香川くんを探しに行った・・・とでも言っておいて」
ささら: 適当に、手近な女生徒にそう言葉を投げかけて、そのまま教室を出て行く
ささら: 確信も根拠も、特にない。強いて言うなら、なんとなく気になったから。
ささら: もとより、教室(ここ)に居場所など無い身の上だ。直感程度でも、出て行く理由としては充分だろう。
ささら: そうして、静かに廊下を歩き出した。



 Opening Phase-02
 ScenePlayer:“烈火の仮面” 鳥越 劉斗/登場:不可

 登場Dice 劉斗: 1d10+30=4(4)+30= 34

GM: カコーン。
GM: シシオドシの響く庭に面した部屋に並べられる、なんとも高そうな料理の数々。 ※5
GM: それらを挟んで、両脇に屈強な男達を従えた彼と対面する。
祥耶: 「本日は、御足労いただき、ありがとうございます」
劉斗: 料理には手を付けず、座したまま、対面するクライアントに頭を下げる。
祥耶: 「本日は、貴方に御依頼したい件がありまして。先日の通り魔事件は御存知ですか?」
劉斗: 「報道されている限りならば」
祥耶: 「その件、オーヴァド絡みの疑いがありまして…実態を調べていただきたいのです」
祥耶: 「ただし、“UGNとは別の立場”という体裁で」
劉斗: 「成程。それで私に」
祥耶: 「と言いますのも、被害者の雛森 美菜子嬢は、鴻央会系の組の一つの組長の娘でして」
祥耶: 「我々の世界の仁義として、すべてを他方に任せるわけにはいかないのですよ」
劉斗: 「さりとて、内部で調査するにもオーヴァードが相手とあれば」理解します、と小さく頷く。
祥耶: 「過程で“結果的に”UGNと協力することになっても、それは構いません」
祥耶: 「UGNに関わらずに調査を進めるのも難しいでしょうから」
劉斗: 「その点については問題無く。向こうからは“いつもの事”と認識されています」
祥耶: 「ただ、体面上は“身内の仇を取らねばならない”ので。所謂一つの“儀式”ですね」
祥耶: 「なので、もう一つ骨を折っていただかねばならないことが」
GM: そう言って、横で控えていた男に合図を送る。
劉斗: 「伺いましょう」
GM: と、一人その筋っぽい男を連れて戻る。
祥耶: 「彼は、雛森組の一員で、名を『南 芳隆(みなみ よしたか)』と言います」
祥耶: 「調査に、彼を同行させてください。“雛森が動いているという体面を保つため”に」
劉斗: 「成程」顔を僅かに伏し、酒を手に取る。
祥耶: 「『対ワーディング・マスク』を渡してはありますが、有事の際は貴方に従うように言い含めてありますので」
劉斗: 「確かに骨ではある。…が、それならば構わないでしょう」
祥耶: 「それでは、よろしくお願いします」
劉斗: 頷いて、御剣に一言。「一献、如何か?」 ※6
祥耶: 「いただきましょう」
劉斗: 二人盃を酌み交わして、誓約と成した。



 Opening Phase-03
 ScenePlayer:“災厄の星” 元原 晴之/登場:不可

 登場Dice 晴之: 1d10+32=9(9)+32= 41

GM: 貴方は、オーヴァード絡みの事件が起きたということで、天城支部長代理に呼び出しを受けました。
晴之: 「失礼します。」支部長の部屋へ入る。
美鈴: 「お疲れ様です、元原さん。早速ですが、今回の事件の資料はこちらになります」
GM: そう言って、まだ薄い調査報告書を差し出す。
晴之: 報告書を受け取って、ざっと一通り目を通します。
美鈴: 「朝刊にもありましたが、女子高生の通り魔殺人事件…」
美鈴: 「オーヴァード絡みの疑いがあるということで、こちらに回って来ました」
美鈴: 「被害者は、雛森 美菜子。鴻央会系の暴力団の組長の娘ですね」
晴之: 「オーヴァード絡み?」
美鈴: 「推定殺害時刻及び現場にて、《ワーディング》が観測されました」
美鈴: 「死因は、鋭い刃物による裂傷からの多量失血」
美鈴: 「ただ、警察の見解では、どのような刃物か特定できませんでした」
美鈴: 「その他、被害者の雛森嬢が抵抗の様子がなかった等、不審な点が幾つかあります」
美鈴: 「この事件の背景…犯人がオーヴァードであった場合、捕縛或いは排除を含めて調査をお願いします」
晴之: 「了解しました。この件で現在他に調査に当たっている人員は?」
美鈴: 「UGNからは、まだ貴方だけですね」
美鈴: 「ほぼ間違いないと言っても、現状はオーヴァードがらみ“らしい”という段階ですので」
美鈴: 「それに、あいかわらず人手不足なのよね、ここは…」ハーッと溜息 ※7
美鈴: 「イリーガルに協力を要請する場合、私の名前で書類を上げてくれてかまいませんので」
晴之: 「了解しました。被害者の通っていた高校には、何人かイリーガルがいたはずですね。」
美鈴: 「それでは、お願いしますね」
晴之: 「では、これより調査にかかります。失礼します。」支部長室を出る。
晴之: 黒巣市での初任務で微妙にモチベーションを上げつつも
晴之: 自分が調査向きではないことに一抹の不安を覚える元原だった



 Middle Phase-01
 ScenePlayer:“のたうつ右手” 西嶺 ささら/登場:“無垢なる心” 神原 恭平のみ可

 登場Dice ささら: 1d10+35=9(9)+35= 44

GM: あれから。
GM: 校門のところで、宮路と香川の二人を見つけることができた。
GM: 怒った様子で出て行く宮路を、香川が止め切れずに見送ったという感じだ。
香川: 「………」
ささら: 「ここに居たんだ」
香川: 「…西嶺さん…?」
ささら: 立ちつくす香川に声をかける。宮路は歩き去ろうとしてるのかな?
GM: 宮路は振り返りもせず、肩を怒らせて去っていってます。
ささら: なるほど、了解
香川: 「宮路君、なんで…」
ささら: 「彼は、理由を教えてくれなかった?」
香川: 「ううん。クラスのみんなが、雛森さんが死んで、ホッとした様子なのに怒ってるんだと思う…」
香川: 「宮路君、雛森さんと仲良かったから…ううん、好きだったんだと思う」
香川: 「雛森さんの方はどうだったかわからないけど…あまり、自分から周りに関わろうとしてなかったみたいだし」
ささら: 「そっか。ちゃんとわかってるんだね、宮路くんが出て行った理由」
香川: 「私は…私は、あまり雛森さんと関わるのは、よくないと思う…」
ささら: 「・・・どうして?」
香川: 「みんなも言ってるけど、やくざ屋さんだし…でも、それを言うと、宮路君すごく怒るから…」
ささら: 少し、首をかしげて
ささら: 「別に、雛森さん自身が“やくざ”・・・いわゆる暴力を振るう人ってわけじゃない」
香川: 「みんな、ほとんど雛森さんと関わろうとしないのに」
香川: 「そんな雛森さんと一緒にいると、宮路君まで仲間外れにされちゃうよ…」
ささら: 「それも、いいんじゃないかな」
香川: 「そうだけど…雛森さんを見る時、絶対“やくざ屋さん”って膜が掛かるよ。私だって、そう。みんなも」
ささら: 「その程度のことで仲間外れになるようなつながりなら、あってもなくてもあまり大差ないし」
ささら: 淡々と語る
香川: 「そんな事無い! 仲間外れは辛いよ。何かと秤にかけて、選ぶようなものなんかじゃ、ない」
ささら: 「仲間外れが辛いというのなら。大切だと想う人を放り出すのは、一層おかしな話だよね」
香川: 「…ごめんなさい。嫌なこと言ってるよね、私…」
ささら: 「・・・・・」
ささら: 香川が落ち込んだ様子なので、こちらも少し黙る。 ※8
香川: 「大切な人だけを選んだって…。それに、雛森さんは、もう…」
香川: 「なんで…なんでわかってくれないのかな…宮路君…」
ささら: 「仲間だけを選ぶのだって、結局は同じこと。何が大切かは、その人次第だと思うな」
ささら: ぽつりとつぶやいて。
ささら: 「宮路くんは、きっと“わかってくれない”んじゃない」
ささら: 「何を大切と思うかが、香川さんと違うだけなんじゃないかな」
ささら: 「きっと、そこに優劣や正否はないと思うよ」
香川: 「それでも、私は…」
ささら: 「・・・ねえ。ひとつだけ聞いていいかな」
香川: 「………?」
ささら: 「香川さんは。もし宮路くんが、仲間と香川さんを選ぶ立場におかれたときに」
ささら: 「香川さんを見捨てて仲間を選ぶような、そういう人になって欲しいって思ってるの?」
ささら: 口調はさきほどと変わらず。ただ、淡々と問う。
香川: 「雛森さんは、ヤクザ屋さんだよ。ただの人と選ぶの訳が違うよ。でも…」
香川: 「私を選んで仲間外れになるのは、違うと思う」
ささら: 「そっか。それが、香川さんにとっての大切なことなんだね」
ささら: 納得したように頷いて、そのまま校門を出て行こう。
ささら: 「それじゃあ、わたしは行くね。宮路くんを捜してくる」
GM: 微かに頷くと、トボトボと歩み去る。



 Middle Phase-02
 ScenePlayer:“烈火の仮面” 鳥越 劉斗/登場:可

 登場Dice 劉斗: 1d10+34=2(2)+34= 36

南: 「それで鳥越の旦那。まず、何処を調べましょうか?」
GM: そう彼が切り出したのは、調査開始して三時間経ってからのとこだった。
GM: それまでは、延々『雛森美菜子がどれだけ素晴らしい女性だったか』を語り続けていた(マテ)
劉斗: 「雛森美菜子の身辺調査だ」
劉斗: その語りを聞き流しながら、各方面にメールや携帯で電話を済ませ。
劉斗: 「君達の視点では見えないものもある。現在、それを調べている」
南: 「身辺調査などと!! お嬢様に後ろ暗いところなんて何一つありやせん!」
南: 「それどころか、ご自分の立場をおもんかばって、学内でもほとんど友達を作ろうとしなかったとか…」
南: 「なんて健気な!!」 ※9
劉斗: 「…南」モニタから目を離し、眼鏡を外して。
南: 「なんでしょう、鳥越の旦那」
劉斗: 「君自身が彼女の学校にまで付いて行っているのならば、情報としてある程度は信用できよう」
劉斗: 「其れ以外を調べていると言っている」
南: 「いや、あっしは学校に行ってませんが…」ちなみに、南は30歳くらいです(笑)
劉斗: 了解(何)
GM: まあ、聞き流してダイスをふるのもいい。情報:噂話で。
劉斗: <情報:噂話>で、雛森美菜子の交友関係、評判。
劉斗: 「通学はどのように行い、いつも同じルートを辿るのかを調べます。
GM: では、情報:噂話でどうぞ。
劉斗: 自動巡回ソフト、コネ、サポートスタッフを使用。
 Dice 劉斗: 16r10+0=16(10(1,5,6,10,7,3,9,9,7,9,8,5,2,2,1,4)+6(6))+0= 16

GM: 雛森 美菜子
GM: 鴻央会系雛森組の組長の娘。
GM: おとなしく、真面目な性格だが、実家が暴力団である事を気にしており、周りから人を遠ざけていた様子。
GM: 彼女と学内で話すのは、二・三人しかいなかったという。
GM: そういう生活を送っていたので、帰宅時に寄り道をすることもなく、いつも最短ルートで真っ直ぐ帰宅していた。
劉斗: その2、3人が、PC1シーンの宮路と香川ですか?
GM: ルートを調べることは、一回尾行すれば充分わかる。
GM: 学内で彼女と話す生徒は、宮路 忠弘(みやじ ただひろ)、香川 清実(かがわ きよみ)、
GM: 遠国 紗江(とおぐに さえ)の三人くらいだそうです。 ※10
劉斗: 最後見たことのあるような名前だが、まあいいや(何)
GM: ただ、香川は『宮路が気にかけているから』くらいの様子だったようです。
GM: 以上。

劉斗: ともあれ、更に調べてみることにしよう。その三人の身辺調査を依頼。
劉斗: 「南」キーボードを叩きながら、声を掛ける。
南: 「なんでしょう?」
劉斗: 「君が主張するように、彼女は“組長の娘”という肩書きにも関わらず、健気な人物であると理解した」
南: 「そうでしょうそうでしょう(以下略)」
劉斗: 「…だから、主張はその程度にしてくれ」伊達眼鏡のブリッジを指で押さえて、モバイルPCを閉じる。
GM: 三人に関しては、情報:噂話ですね。まとめて一回でOKです。
劉斗: アイテムは前述と同様。
 Dice 劉斗: 16r10+0=7(7(3,1,2,4,5,5,6,7,6,1,1,6,7,3,7,6))+0= 7
劉斗: おっと、。 ※11

GM: 宮路 忠弘
GM: 雛森と同クラスの男子生徒。クラス内で、唯一雛森に積極的に話し掛けていた人物。
GM: 少々短気で直情的なな部分が見られる。雛森を好いていたとはもっぱらの噂。

GM: 香川 清実
GM: 雛森と同クラスの女生徒。
GM: 雛森に話しかけることもあったが、基本的に『宮路が話すから』程度の関係だったらしい。
GM: 前述の宮路とは幼馴染の間柄。宮路を好いているだろうとはもっぱらの噂。

GM: 遠国 紗江
GM: 学内で、唯一まともに『雛森の友人』といえたと思しき人物。
GM: 日々『大宇宙のブラザーとの交信』に燃えており、雛森の立場を完全な意味で気にしていなかった様子。
GM: そもそも、以前ヤクザに撃たれたことがあるのが知り合った切っ掛けだとか何とか。
GM: 今回求めている意味ではアリバイもあり怪しくない。
GM: 以上。

劉斗: 早速帰ってきた返信を一瞥して、席を立つ。
劉斗: 「彼女のクラスメイトに繋ぎを取る」
GM: では、席を立ったところで、辺りに《ワーディング》が張られました。 ※12
劉斗: 「………」動きを一旦止め、中心地を探る。
南: 「は? こいつは…」
GM: そして、突如現れ、咆哮を上げて襲い掛かってくるジャーム。
劉斗: 「こんな処で出てくるとは…南、屈め」
晴之: ここでシーンに登場します。
 登場Dice 晴之: 1d10+41=3(3)+41= 44
GM: 成人男子の倍くらいはある大きさのジャームが、腕を槍のように伸ばして突いて来ます。
晴之: じゃあ、その瞬間伸ばしたジャームの腕が凍りながら吹き飛ぶ。
劉斗: 手短に指示を飛ばして、腕の一撃をスウェーで躱し…。
南: 「化け物!?」咄嗟に頭を抱えて屈む南。
劉斗: 床を蹴って、ジャームの腕が戻り切る前に間合いを詰める。手には氷の剣。
晴之: そして、ロビーに走りこみながら指を鳴らして重力波を本体に打ち込む。
劉斗: 合わせて横凪に剣を払う。
GM: ジャームは多少ダメージを受けたものの、まだ大丈夫そうです。
GM: これ以上戦うなら、判定入れます。しないなら、撤退しますが。
劉斗: 判定は侵蝕率を上げますか?
GM: 上げます。通常通り、ラウンド進行の形で。
晴之: どうしましょう。自分は撤退させてもいいと思うんですが。
劉斗: 「………」重力波の衝撃でよろけたジャームを前に、生み出した氷の剣を気化させる。
劉斗: 撤退させよう。
ジャーム: 『手を退け…UGN…』
GM: 借り物のような口調でそう言うと、ジャームはどこかへ消えていきました。
劉斗: 「…このホテルの品格にそぐわん客だ」立ち去るジャームの言葉を耳に、背を向ける。
南: 「鳥越の兄貴! い、今のは…?」
劉斗: 「ただの化け物だ。気にするな」南を手で制して
晴之: 「まさかここへ直接乗り込んでくるとは」言いつつ改めて鳥越を見て
晴之: 確か登録されているイリーガルの一人だということに気づく
劉斗: 「今のはお前か」ちらりと元原に目を遣る。
晴之: 「ええ。確かあなたは、"烈火の仮面"鳥越 劉斗さんですね。」
劉斗: 「此処ではそう呼ばれているな。今のジャームの言葉は聞いたか?」
劉斗: 何事も無かったかのように席に戻り、レシートを手に取る。
晴之: 「支部に直接警告とは・・・ずいぶん大胆な」肩をすくめつつ
劉斗: 「心当たりは有りすぎる…か。まあいい」
晴之: 「ところで、UGNで動いているのはまだ自分だけのはずですが、あなたはなぜ奴に?」
南: 「ひょっとして、今の奴がお嬢様を…?」
劉斗: 「何の事かな? 俺は彼と珈琲を飲みに来たついでに、アクセスポイントを借りただけだが」
劉斗: 「──まあ、もしその気があるのなら」
晴之: 「お嬢様?」報告書を思いだし、「なるほど、鴻央会ですか」
劉斗: それには答えず、手にしたレシートを元原に押しつける(何)
劉斗: 「貸しを作っておけ」すれ違い様に囁いて、そのまま出口へと。
劉斗: 「行くぞ、南」
南: 「へ、へい! 鳥越の兄貴!」
劉斗: 振り向かないまま小さく手を上げて挨拶とし、ホテルのロビーを後にする。
晴之: 押し付けられつつ「鴻央会も動いている・・・ややこしくなりそうですね」



 Middle Phase-03
 ScenePlayer:“災厄の星” 元原 晴之/登場:可

 登場Dice 晴之: 1d10+44=3(3)+44= 47
晴之: ホテル内での襲撃の後始末とジャームの追跡の件を報告してから
GM: まず、事件に関して追加情報。UGNor警察で。
晴之: では、UGNで。コネがあるので。
 Dice 晴之: 4r10+1=12(10(10,5,4,9)+2(2))+1= 13
GM: では、
GM: 被害者は帰宅途中正面からやって来た相手に《ワーディング》を張られ、
GM: 動けなくなったところを襲われた模様。 ※13
GM: 傷口から、鋭い鈎爪のような物で切り裂かれたと見られる。
晴之: そういや、凶器の刃物が見つかってないって言ってたっけ
GM: また、表情にやや安堵した様子が見られることから、相手は知り合いだったと考えられる。
GM: (普通に挨拶され、その直後に《ワーディング》を張られたと推察)
GM: 以上。

晴之: 「知り合いということは・・・高校の友人あたりですかね。」
GM: 一方、襲って来たジャームに関し、情報:UGNで判定可能です。
晴之: では、またコネ使います。
 Dice 晴之: 4r10+1=9(9(7,1,9,9))+1= 10
GM: では、
GM: あのジャームは、FHエージェント“Noise”が使う物と思われます。

GM: “Noise”に関しては、改めて情報:UGN。
晴之: 了解。
 Dice 晴之: 4r10+1=9(9(9,9,8,4))+1= 10
GM: では、
GM: “Noise”ノイマン/ソラリスのFHエージェント。
GM: 言葉巧みに人の心に付け入り、オーヴァード、非オーヴァード問わず操るのを得意とする。
GM: 以上。

晴之: 「通り魔のジャームや鴻央会に恨みを持つ人間の線もあったのですが、FHも関わっていましたか」
晴之: 「まずは、被害者の知り合いを当たって見ますか」黒巣高校に向かいます。
GM: 被害者の知り合い…あくまで調べたのは鳥越ですし、その鳥越から話聞いていませんねぇ(笑)
劉斗: もう一度情報収集するんだ!(何)
GM: ということで、捕まえられるとどうか…交渉で振ってみるヨロシ。
晴之: ええ、ですから、ここで誰かに登場していただくと非常に助かる
 Dice 晴之: 2r10+1=9(9(7,9))+1= 10
GM: 10なら…。
GM: では、帰宅する生徒を捕まえて話を聞くと、クイッと中庭を示されます。
GM: そこには、なにやら怪しげな方陣を一心不乱に描いている女生徒が(マテ) ※14
晴之: 「・・・黒魔術?」ちょっと引きつつ話しかけようとする
紗江: 「…んー…アルファケンタウリからの電波を効率よく受信するには…」
紗江: 「………誰? 一応、部外者は立ち入り禁止よ!? でも、宇宙からのお客さんならOK!」
 登場Dice 恭平: 1d10+34=8(8)+34= 42
紗江: 「…黙られると、本当に不審者として先生呼ばなきゃならないんだけど?」
恭平: 欠伸しつつ、中庭(方陣の中)突っ切って帰宅しようとして。
晴之: 「え、えーと・・・君が雛森美菜子さんの友人だったって聞いたんだけど・・・」
紗江: 「ちょっ! 踏まないでよ! 電波が乱れるじゃない!」
紗江: 「って、美菜子の身内? 警察じゃなさそうだけど…」
紗江: 「探偵か何かかしら? 不審点があるとか噂で聞いたけど」
恭平: 「気にすんな。電波とは乱れるものじゃない。乱すものだ」
恭平: 「バイ俺。宇宙人も天候悪いし降りてこねぇって」
恭平: で。不審者(?)を目で見て。
紗江: 「あのねぇ…ブラザーとの交信は、根気勝負よ! 日々の弛まぬ努力が、宇宙市民の道を開くの!」
恭平: 「あー。遠国。微妙に聞きたい事あるんだが」
晴之: 謎のやり取りを見つつ、片方が登録されているイリーガルなことに気づく
紗江: 「微妙な聞き方だけど、何?」
恭平: 「んにゃ。 お前さんが雛森 美菜子の友人だったという根拠が聞きたい」
紗江: 「根拠って…確かに微妙な質問だけど…」
恭平: 「どっからどう見ても宇宙神秘系には無縁だからな。雛森は。イメージ的に」
恭平: 「フィーリングがあった!とかワンダホーな理由ならそれはそれでいいんだが」
恭平: 「黒巣書房・月間『ぬー』今月号やるから詳しく話しておくれなさい」
紗江: 「単に、ちょっと前にヤクザにかかわった際、顔覚えてて、一人で寂しそうにしてたから話しかけただけよ」
紗江: 「詳しくも何も、美菜子ってクラスでハブにされてたっぽいのよね」
紗江: 「それだと折角学校来てもつまらないだろうから、話し相手になったんだけど」
恭平: 「遠国いい人ー。でもまぁ雛森ラブな人もいたみたいだが」
晴之: 「じゃあ、君の他に彼女と親しかった人は、それほど多くなかったのか?」
恭平: 不審者(?)を放置して話を続ける少年(何)
紗江: 「クラス内で比較的交流があったのって、宮路ってのと香川ってのだけじゃないかな?」
紗江: 「あたしの見立てでは、トライアングルっぽかったけど」
紗江: 「宮路は美菜子に気があって、香川が宮路に気があった」
紗江: 「…これだと、閉じないわね…。まあ、多分そんなところ」 ※15
晴之: 「なるほど・・・参考になった。ありがとう。」礼をいってから
紗江: 「あたしは、この二人とは特別親しかったわけじゃないけどね」
恭平: 「まー。そうでしょ。良くて名前聞いたぐらいだと思ってた」
紗江: 「宮路は、スポーツマンって感じだったし、香川はおまじないとかそういう乙女チックなのが好きだったみたいよ」
紗江: 「どっちも、宇宙とはいまいち縁遠いものねー」(マテ)
恭平: 「ハッハッハ。一般高校生なんて宇宙とは縁なんてねぇよ」(何
紗江: 「その考えが、宇宙市民への道を遠ざけるのよ! って、あたしは用事があるんだった。じゃあーねー」 ※16
恭平: 「おぅ。俺もちょっと宇宙人に拉致られて来るぜ」
恭平: したっと返事を返しつつ(何)
晴之: 「ところで、神原 恭平君。少し話がある。場所を変えよう」恭平にだけ聞こえる声で
恭平: 「へいへい」元原に言って。急ぎ足で場を離れる。
紗江: 「なにっ!? それはあたしも混ぜなさい!! って、もういないし!?」
GM: とかいう声を遠くに聞きつつ(マテ)
恭平: 「でー。何の用ですか。ボス元原。もとい元原ボス」
恭平: 学食前の自動販売機より缶珈琲買って飲みつつ。
晴之: とりあえず、自分がUGNエージェントだってことは明かした上で、今まで調べた情報を話す。
晴之: 「そして、先ほどの話から考えると、彼女と親しい3名の内の誰かが、"ノイズ"に操られた可能性が高い。」
恭平: 「雛森 美菜子。鴻央会系の暴力団。今回の被害者。死因としてオーヴァードによるものの可能性がある、と」
晴之: 「鴻央会も独自に動いているようだ。調査に協力してくれないか?」
恭平: 「渋る選択肢が無いねぇ。いいでしょ。お手伝いしましょ。というかしてますが」
恭平: 「で。『何を』『どうする』か。考えて見ましょうや」缶珈琲を元原に投げつつ。
恭平: 「まず、3人の容疑者の内、遠国 紗江はシロでしょ。見て判るように」
晴之: 受け取って「一応は調査してみるが、確かにそのようだな。」 ※17
恭平: 「次。香川 清実と宮路 忠弘の両名。この辺りが微妙。宮路の方が『可能性が高い』が」
晴之: 「だが、"ノイズ"の能力ならば、香川 清実の方も操られる可能性は高い」
恭平: 「で。次に実行犯…ノイズの僕…仮称Xが犯行に及んだか?になる」
恭平: 「あくまでノイズの行動指針としては言葉巧みに、だから。行動理由が無ければ動かない」
恭平: 「まぁ。そうなんだが。Xが香川だとすると『恋敵を消す為に雛森を消した』という話になる」
恭平: 「んでXが宮路だと現時点では『理由が見つからない』」
晴之: 「結局"ノイズ"自身の方から探るしかなさそうだな」空き缶をゴミ箱に投げ込み
恭平: 「だがな」
恭平: 「支部を襲撃してきたジャームがXだとして。狙うものがヤクザ関係であるならば」
恭平: 「X=宮路という構図も出来る。幾分情報不足だな」
恭平: 「問題は──Xが雛森にとって『一目見て安心できる相手』だったという話になる。単なる通り魔ではありえない」
恭平: 「ノイズの所在も含めて。鴻央会にもUGNの方から筋を通しておいた方が混乱が無いとは思うけれどね」
恭平: 肩を竦めて。
恭平: 「後、本件で誰か暇している人がいるなら集められるとありがたいね」
晴之: 「では、鴻央会の方には心当たりがある。連絡をしておこう」鳥越に電話をかけた。



 Middle Phase-04
 ScenePlayer:“烈火の仮面” 鳥越 劉斗/登場:可

 登場Dice 劉斗: 1d10+36=10(10)+36= 46

GM: 調査を進める過程で、襲って来たジャームから“Noise”というFHエージェントの存在までたどり着きました。
南: 「FHですかい…。うちらに、奴らともめる理由はなかったはずですが…」
GM: 電話は、すでに受けたことにしてください。
劉斗: 「愉快犯という線もあるが…もう少し調べてみる必要がありそうだな」
GM: とまれ、“Noise”に関し判定可能です。情報:UGN。
劉斗: <情報:UGN>コネ、サポートスタッフ、《マインドエンハンス》使用。
 Dice 劉斗: 14r7=34(10(5,10,10,4,8,10,7,10,7,9,9,7,9,2)+10(1,4,2,4,4,10,10,9,8,8,1)+10(9,2,9,3,8)+4(2,4,3))= 34
劉斗: 34で、侵蝕率は49%に。
GM: では、追加分を。
GM: 特に、覚醒途中や覚醒したばかりのオーヴァードを狙って自分の手駒、或いはジャーム化させようとする。
GM: 操る際には、対象に直接接触し、少しづつ意識を捻じ曲げていく手法を使う。
GM: と、一応本名もわかる。大山 吉江(おおやま よしえ)です。
GM: 以上。

晴之: 情報収集が終わったあたりで登場します。
 登場Dice 晴之: 1d10+47=3(3)+47= 50
ささら: では、自分も登場
 登場Dice ささら: 1d10+44=7(7)+44= 51
 登場Dice 恭平: 1d10+42=10(10)+42= 52
劉斗: 「呼び立ててすまない」入ってきた女子高生に声を掛け、次いで入って来た者達にも目を留める。
ささら: 「別にかまわない。雛森さんが殺された事件の情報を持っているって聞いたから」
劉斗: 「せっかくだ、後ろの二人も」テーブル席の空きを広く取る。
GM: おっと、このシーンでは、南は別行動でいないとしますね。
劉斗: ふむ。了解です。
晴之: 「一応、改めて自己紹介を。UGNエージェント、元原晴之です」ささらと鳥越に
ささら: 「・・・西嶺ささら。よろしく」
劉斗: 「では、ざっと此方の得たカードを空かす事としよう」
劉斗: かくかくしかじかと、自分の得た情報を全て公開。クライアントの件は伏せますが。
晴之: 「では、こちらも」同じく得た情報を全て公開。
恭平: 「んー、ふーん」情報を聞いて気の無い返事。
ささら: 「なんとなく“そうなんじゃないかな”って思ってたけど。やっぱりOV絡みだったんだ」
劉斗: 「ああ」肯定して。
劉斗: 「直接この三人…香川清実に事情を訊いたのか。おかしな点は無かったか?」
ささら: 「少し話しただけだから、なんともいえないけど・・・自分なりの理想を持ってる子だとは思った」
ささら: 「でも、“ただそれだけ”なのか、さらにその裏があるのかまでは」
劉斗: 「好みの男か…」何かを合点して、珈琲に砂糖を入れる。
ささら: 「何にしろ。宮路くんや香川さんの線から攻めても、中心にはたどり着けそうにないと思う」
恭平: 「まぁそれはそうだろうね」
劉斗: 「…元原。“Noise” 大山 吉江の調査と照会を行うように手配してくれ」
ささら: 「大山吉江の行動と、あとはソレが二人にどう接触したかを調べるしかないよね」
晴之: 「了解しました。」支部に今までの調査報告と一緒に要請の電話を入れる
劉斗: 「“Noise”の手法を鑑みるに。“玩具”が完成してなければ、まだ暫く二人の近くに居るだろう」
恭平: 「ふーん」どうにも気の無い返事。
劉斗: 「片方が“Noise”でも構わないがね」
晴之: 「ところで、肝心の宮路 忠弘と香川 清実は今はどこに?」
ささら: 「街中をさがしてみたけど・・・わたしには宮路くんを見つけられなかった」
劉斗: 「そうか。此方でも探すとしよう」
恭平: コツコツとテーブルを指で叩きつつ。思案。
晴之: えーと、宮路 忠弘と香川 清実について、もう1回判定してみていいですか?
GM: とりあえず、UGNからの回答として『“Noise”が潜伏を開始したのは、二月ほど前と推測。
GM: ただ、その前後で宮路及び香川が感染するような何かが遭ったかは調査中』
GM: 二人に関し、判定で出るような情報は特にないかな。
劉斗: 了解。では。モバイルを開いて、「南芳隆」の調査を行う。 ※18
GM: それは、判定の必要なし。
GM: 雛森組において、所謂美菜子のシンパって感じですね。
晴之: 「とりあえず、宮路 忠弘本人を探し出すべきだろうな」
晴之: 「操られていなくても、次の被害者になる可能性は低くはない」
ささら: 「UGNの調査だけに任せないで。お二人の独自の情報から、“Noise”について調べられないんですか?」
劉斗: 「宮路と香川、そして殺害された雛森………言葉巧みに人の心に付け入るには、充分な要素がある」
恭平: 「ふぅ」背もたれに深くもたれかかって。
恭平: 「これは『戯言』になるんだが」
恭平: 「“Noise”は今から何がしたいのかねぇ」
劉斗: 「さてね。…何か推測でも?」空になった砂糖の小袋を縦に折り曲げて。
恭平: 「UGNに手駒を乗り込ませてUGNに手を引けと命じる。まぁそこはいいさ。いいとしよう」
晴之: 「そして、手を引けと警告した以上、まだやろうとしている"続き"があるはずだ」
恭平: 「さてここで簡単な推測だ。“Noise”自体はUGNに襲撃をかけて直接攻撃をするつもりではなかった」
恭平: 「またはUGNに調べ物をしていたおヤクザ様を狙っていた」
恭平: 「確かに“Noise”として干渉するに至って。人物関係は歪だ」
恭平: 「雛森がキーであるが。居なくなってこそ歪が広がる部分は極めて多い」
恭平: 「だからこそ“Noise”の人物像が知りたい」
恭平: 「南…だっけ。その人も宮路が雛森殺害の実行犯と“Noise”に言われたなら堕ちかねない状況ではある」
恭平: 「もっともだ。そこまで難しい話でもなく。単なるラブな話なら事はシンプルでごぜーますが」
劉斗: 「ふん」小袋を指に挟み、軽くテーブルに打つ。
恭平: 「まぁ。正直言えば、“Noise”がどうしたいのか?というのは俺自身は結構どうでもいい、とは思う」
恭平: 「まぁ。なんだ。あんまり考えすぎてるかもしれね」
劉斗: 「では最もシンプルな手段を執ることとしよう」
劉斗: 「宮路を捜し出す。南は何も言わなかったが、葬儀は既に始まっているんだったな?」
恭平: 「だろうね。宮路は葬儀が始まっているなら必ず顔を出す」
劉斗: 「未然に防ぐには手遅れかもしれんが、始末は付ける」
恭平: 「もし、だ。宮路に“Noise”の介入がもうあったのなら、後味悪い後始末しか出来ないのだろうな」
劉斗: 「──其れで構わん」
ささら: 「それはもう、しかたないんじゃないかな」
ささら: 「“変わってしまったもの”“終わってしまったもの”は、もうどうしようもないし」
ささら: 淡々と、自らの右手を見ながら言う
晴之: 「とにかく、急ぎましょう。まだ間に合わないと決まったわけではない」
晴之: 恐らく、自分でも説得力がないと思う言葉を紡ぎながら
恭平: 「────」
劉斗: 「“荷物”で構わないならば、乗れ」キーを指に引っ掛けて立ち上がる。 ※19
ささら: 「別に構わないよ。今更“人間”扱いして欲しいと思ってるわけでもないし」 鳥越についていく
恭平: 「────」
晴之: 「構いません。」内心で無力さを味わいながら
恭平: どんっ。拳で机を叩いて。息を吐いて。──思考演算終了。
恭平: 深呼吸。
恭平: 「ああ。行くさ」
GM: そして、鳥越の携帯に電話が入る。発信者は、南。
南: 『鳥越の兄貴…。見つけましたよ…あいつが…あいつが、やったんですね…』



 Middle Phase-05
 ScenePlayer:“無垢なる心” 神原 恭平/登場:可

 登場Dice 恭平: 1d10+52=2(2)+52= 54
晴之: 一緒に登場します。
 登場Dice 劉斗: 1d10+49=1(1)+49= 50
 登場Dice 晴之: 1d10+50=9(9)+50= 59
 登場Dice ささら: 1d10+51=2(2)+51= 53

GM: 葬儀場は、不気味なほど静まり返っていた。
GM: 倒れ臥す人々。しかし、ほとんどが意識を失っているだけで、特に外傷等はなさそうだった。
恭平: 「宮路ー。いるかー」
GM: ただ一人例外がいるとすれば、宮路 忠弘。
GM: 彼だけは、もう起き上がることはない。
晴之: 調べてみますが、外傷は?
GM: 美菜子と同様、正面からの裂傷。
恭平: 「宮路ー」気づいて。
GM: 彼もまた、殺されたことすらわからないまま、逝ったのだろう。
ささら: 「同じ手口・・・」
恭平: 「死んじまったねぇ」
晴之: 「これで実行犯は確定ですか・・・」
劉斗: 「………」無言のまま、南を探す。
恭平: ”しみじみ”呟いて。
GM: 周りを見ると、点々と血の後が続いている。
恭平: 「確定、か」
恭平: 本当にそうだろうか。
晴之: UGNに連絡を入れて、会場の方の処理を要請します。
劉斗: 武器を手に、ゆっくりとした歩みで血痕を追う。
恭平: 鳥越の後を追って。だらだらと。
GM: 血の量を見る限り、出血痕ではなさそうです。
GM: では、点々と血の痕を辿ると、その先で倒れてる人物を見つけられます。
GM: ですね。瀕死ですが、かろうじて息はあるようです。 ※20
劉斗: 「おい。意識はあるか?」屈んで声を掛ける。
南: 「…ああ…鳥越の兄貴…」
晴之: GM、応急処置セット使っていいですか?
GM: 応急処置セットでは、使っても助かりませんね。
劉斗: 「犯人は見たんだな? 何処へ行った?」
南: 「…お嬢様の仇…折角見つけたってのに…へへ…やられちまいましたよ…」
恭平: 「────」
南: 「…いきなりやって来たガキ…女でしたね…」
南: 「…それが坊主を刺して…、追っかけたんでですが…いきなり後から…」
劉斗: 「お前には荷が重すぎる、と。…言わなかった俺の失態だな」
劉斗: 手持ちの応急処置セットを用いて、医学的知識を動員して止血を行いながら南の言葉に耳を傾ける。
晴之: 「彼女(香川 清実)の写真はあるか?」と高校生二人に。
恭平: 「んー。学生集合写真(プリクラ)で良ければ…ほいよ」学生手帳を元原に投げる。
南: 「…ガキは、昼の化け物と女と一緒に…あっちに…」血塗れの手で道の先を指して
劉斗: 「ああ、分かった」
恭平: 「なぁ。アンタ」南に。
南: 「………」虚ろな目を向ける
恭平: 「今でも雛森 美菜子が死んだって言う無念晴らしたいか?」
南: 「………」無言で頷く
晴之: 写真を見せつつ「あなたが見たのは、彼女ですか?」
南: 「…ああ………確か、こいつだ…」
恭平: 「雛森 美菜子がそんな事望んでなかったとしても」
恭平: 「自分が守りたかったものを奪われた無念を晴らしたいんだな」
南: 「…仇討ちとか、仁義とか…言葉を言い繕っても……」
南: 「…そんなもん、結局…生きてる人間が勝手にやることでさぁ…」
南: 「…あっしは…あっし自身が、奴を許せねぇ…それだけでさぁ………」
恭平: 「いいよ。やってやんよ。仁義とか筋とか敵討ちとか。小難しく考えすぎなんだ」
南: 「………鳥越の兄貴…すいません…御迷惑ばかりかけて…」
劉斗: 「もう喋るな」止血は済ませた。これで助からねば、其処まで。
劉斗: 「背負った“荷物”だ。お前の気にする程の事ではない」
南: 「………ああ、お嬢様…申し訳ねぇ………。…俺…何もできねぇで………」
GM: それが、最期だった。
ささら: 「・・・・・・・・・・」
恭平: 「うし。行ってくんぜ。南の人」
恭平: どこか飄々と。それでいて淡々と。別れを告げて。
恭平: 「さて。『後始末』だけが残りましたっと。行くかい?」皆に。
劉斗: 膝を付いて立ち上がり、彼の指し示した先へと。
晴之: 「・・・無論です。」
ささら: 「・・・神原恭平は、“逃げる”者だと聞いていた。だから、少し意外」
ささら: 死者の願いを聞いて、自ら関わろうとするその態度に、そんな感慨を抱く。
恭平: 「怖いね。正直言えば。この場を”さっさと逃げたい”と思う」
恭平: 「でもな。”幸せになれたかもしれない奴”が一方的に損見るって不条理からも目を向けて逃げるなんて」
恭平: 「それこそ”神原恭平らしく”もない」
恭平: 「ただ幸せになりたかっただけだ。あいつも。こいつらも」
恭平: 「だからこのくだらない現実を祟り殺す。それだけだ」吐き捨てて先に。 ※21
ささら: 「・・・そのあり方は、凄いと思う。わたしには真似できない」 小さく呟く
ささら: そして、無言で後をついていく。
晴之: 先にUGN戦闘服をコネ使って調達判定。
 Dice 晴之: 4r10+2=14(10(2,1,10,7)+4(4))+2= 16
晴之: 成功した。じゃあ、連絡した支部の処理部隊が到着したところで
晴之: UGN戦闘服を受け取ってから、会場の処理を頼んで退場します。

劉斗: 南にロイスを取得。□遺志/■憤懣で。
ささら: “無垢なる心”神原恭平にロイスを取得。■憧憬/□隔意。
ささら: 「恐怖を知りながら、それでも不条理に立ち向かう。すごいな、まるでヒーローみたい」
ささら: 「わたしはバケモノだから。彼みたいにはなれない」



 Climax Phase
 ScenePlayer:全員

 ザー………――― ザザー………―――
 やっぱり、こうなったんだね…。
 わかって、もらえなかったんだね…。
 でも…。
 仕方ないこと、なんだよね…。
 ザー………――― ザザー………―――
 だから、私は悪くない。
 だから、私は悪くない。
 悪かったのは、わかってくれなかった人達だから。
 ザー………――― ………―――

GM: 登場どうぞ。
 登場Dice 劉斗: 1d10+50=9(9)+50= 59
 登場Dice 恭平: 1d10+54=4(4)+54= 58
 登場Dice 晴之: 1d10+59=8(8)+59= 67
 登場Dice ささら: 1d10+53=3(3)+53= 56 ※22

GM: 道を進んだ先には、女性の二人連れが。
GM: うち一人は見覚えがあります。香川 清実。
GM: もう片方は、ローブを羽織っており、顔は見えません。
晴之: 「お前が・・・FHエージェント"ノイズ"」
恭平: 「んで香川、と」
“Noise”: 「あら、追いついて来てしまったのね?」
“Noise”: 「さっきのヤクザ者かしら? トドメを刺し損ねたのね、悪い子」
GM: 一方の香川は、ビクリと肩を震わせる。
ささら: 「香川さん。一応聞いておくけど・・・どうして殺したの?」
香川: 「だって………宮路君…。あれだけ言っても、わかってくれなかった…」
ささら: その答えを聞いて、ため息をつく。
香川: 「いつまでも、やくざ屋さんに関わってたら、そのうち大変なことになるよ」
香川: 「それなのに、もう死んだ人なのに、いつまでもいつまでも…」
香川: 「そんなんじゃ、いつか皆から離れちゃううよ。そう、何度も何度も言ったのに」
香川: 「ずっと心配してたのに。全然、わかってくれなくて…!」
恭平: 「へー」気の無い返事。
ささら: 「“わかってくれない”から ・・・ ううん。“自分の思い通りにならないから”殺したんだね」
ささら: 静かに、目を閉じて。言う
ささら: 「あなたと校門で話したとき。少し違和感を感じた」
ささら: 「クラスのみんなは“香川さんは宮路くんのことが好き”っていうけど、わたしはそう感じなかったから」
ささら: 「あのときのあなたからは、宮路くんへの好意を感じなかった」
ささら: 「感じたのは、自分の理想を誰かに押しつけようとするエゴだけ」
ささら: 「宮路くんが好きなんじゃなくて、“自分の理想のカタチ”を好きなだけなんじゃないかなって。そう思った」
恭平: 「同感だねぇ」
香川: 「違う! 私は…」
恭平: 「でもまぁ。本来は悪いものでもなかったりする。ただ──やり過ぎだねぇ」
ささら: 「・・・もちろん、わたしもまともじゃないから」
ささら: 「わたしの感じたことなんて、どこまで正しいのかわからなかった。けど・・・」
ささら: 「今のあなたをみて、わたしの感じたことが正しいって、わかったよ」
晴之: 「想いを歪めて恋敵を殺させ、それでも自分を見てくれない想い人を殺させた、か」ノイズをにらみながら
“Noise”: 「落ち着いて、香川さん。大丈夫、貴女は間違っていませんよ」横から手を伸ばし、優しく頭を抱く
“Noise”: 「彼らは、そうやって貴女に責任を押し付けようとしているだけです」
“Noise”: 「自分では何もせず、ただ眺めて何もしようとしなかったのに、ことが起これば貴女の所為だと糾弾する…」
恭平: 「ああ。間違ってないね」
“Noise”: 「自分たちはわかったような顔をして、言い訳を繰り返すだけ」
“Noise”: 「貴女は、正しい事をしたのですよ」ニィと哂いながら
恭平: 「なら間違ってないとしようか。良かったな。おめでとうございます」
恭平: 「おまえらは正しい事をしたんだろう。なら胸張って笑って応対するのが筋ってもんじゃねぇか?」
“Noise”: 「さあ、そんな戯言に耳を傾けては駄目。貴女は正しいのです」
“Noise”: 「大丈夫、いつものようにすれば、彼らにもわかって貰えますから」
恭平: 「はん」
GM: そうしていると、次第に香川の震えが治まっていく。
GM: 次に顔を上げた時、その目に宿るのは、無機質な狂気。
“Noise”: 「…それにしても、早かったですわね」そちらを見ながら
恭平: 「君が泣いても僕は殴るのをやめないっ!ってか。ジャイアニズム万歳」
“Noise”: 「折角、久し振りにここまでよく育った子だから、もっとしっかり“調整”したかったのですけど」
恭平: 「早いといっても手遅れだったが」
晴之: 「いいえ。"間に合わなかった"のですから、遅すぎたんですよ」
“Noise”: 「黙って帰らせてくるつもりもないのでしょう? だったら、やっぱり早かったのですよ」
“Noise”: 「とは言っても、ここで死ぬのであれば、“どちらでも同じこと”ですわね」
GM: そう言って、パチンと指を鳴らすと、“Noise”の背後に巨大なジャームが降りてくる。
晴之: 「・・・」無言で魔眼を出現させる
GM: 元原達は、昼に見かけたジャームだとわかりますね。
恭平: 「はは」
恭平: 「はははははは」
恭平: 「はははははははははははははははッ!」
恭平: 「なんだなんだ。戯言だの、正しいだの言っていても。結局の所は考えてるのは海の餌候補かつまらねぇ」
恭平: 「宣言するぞ。お前らのにやけ顔をはったおしたくなった」
恭平: 「超殴る」
恭平: 何処からともなくバットをするすると取り出す。 ※23
“Noise”: 「乱暴ですわね…。やってごらんなさい、クソガキ」
GM: 《ワーディング》。世界に“雑音”が満ちる。

GM: では、衝動判定。 ※24
劉斗: (ころころ)成功して、75%に。
晴之: (ころころ)成功です。82%
恭平: (ころころ)成功の75%
ささら: (ころころ)浸蝕率63%、衝動判定『失敗』!!
ささら: ありがとう神様! ありがとうダイス様! おめでとうPL!(何)
恭平: ミギー助けて(何)

GM: では、エンゲージの説明。
GM: (ジャーム)(“Noise”)(清実)
GM: 清実が前に、全員ばらけています。
GM: エンゲージを抜けるには、全力移動が必要になります。
GM: また、路上なので回り込んでの移動は不可とします。
GM: 初期エンゲージは、清実のところまでとします。
ささら: つまり。Noiseとエンゲージするには、一度清実とエンゲージしてから、
ささら: 次の行動のメジャーアクションで離脱しないといけない。ということですね?
GM: はい、そうです。ただ、初期エンゲージは清実と同エンゲージ可能です。
GM: 敵の各イニシアティブは、清実が11、“Noise”とジャームが12。
GM: 勝利条件は、敵の全滅。敗北条件は、PCの全滅。
GM: では、エンゲージの宣言をお願いします。
恭平: 清美と同一エンゲージを宣言。
劉斗: 同じく清実エンゲージからのスタートを。
ささら: 清実の手前に、別エンゲージとしてスタートを。元原とも別で。
GM: 鳥越(34)→“Noise”、ジャーム(12)→清実(11)→恭平、元原(10)→ささら(7)
晴之: 清美の手前でマイナー距離、ささらと別エンゲージ。
GM: あ、道狭いから、後衛は前後に分かれてください。それ以上は下がれないとします。
ささら: 前後に別れる? つまり、元原とわたしが別エンゲージになることは可能だけど、
ささら: その場合はどっちが前で後ろか決めておいて、ということでしょうか?
GM: はい。横に並んで別エンゲージを形成できるほど広くないので。
晴之: じゃあ、元原が後衛の後ろでよろしいですか?
ささら: それでOK
GM: (ジャーム)(“Noise”)(恭平、鳥越、清実)(ささら)(元原)

■□Round 1□■

GM: セットアップ
GM: こちら、清実と“Noise”が《ヴァイタルアップ》
GM: ジャームが《戦いの予感》宣言
劉斗: 無し。
恭平: なし。
ささら: なし
晴之: あ、なしです。

GM: では、ジャーム行動。
GM: マイナー《爪剣》 メジャー《オールレンジ》《踊る髪》《餓鬼魂の使い》
GM: 《貪欲なる拳》《吸収》《伸縮腕》《マルチアタック》《妖の招き》 対象:鳥越
 Dice GM: 31r7+6=45(10(1,5,2,2,2,9,6,2,8,7,1,9,2,2,10,9,9,7,7,8,7,9,9,10,4,1,5,10,2,6,6)
 +10(1,10,2,10,1,1,6,10,8,2,3,7,10,2,8)+10(9,6,2,1,9,7,9)+10(10,1,5,6)+5(5))+6= 51 ※25
GM: 51、リアクションのクリティカル+4、命中でラウンド間4個ペナ、転倒、
GM: クリンナップ5点ダメージ(6ラウンド)、エンゲージ移動
劉斗: 回避しません。
GM: では、各効果を受けながら、ジャームのエンゲージに移動です。

GM: それでは、鳥越どうぞ。
劉斗: 「お前が相手か…」エンゲージに引き寄せられながらも、マイナーで《氷剣》作成。
劉斗: 射撃10+《マルチウェポン/炎の剣/ブレインコントロール》 侵蝕値+8→85%
劉斗: 地に背を付けたまま、スローイングナイフをジャームに放つ。
 Dice 劉斗: 13r7+10=34(10(3,4,6,4,1,9,9,7,4,1,4,8,5)+10(9,1,9,2)+10(4,8)+4(4))+10= 44
劉斗: 44。
GM: 《オールレンジ》《歪みの体》《自動触手》《瞬間の眼》《御使いの声》で受け。
 Dice GM: 21r7+24=34(10(9,10,4,3,6,6,4,8,2,8,2,9,1,6,2,3,7,4,1,4,1)+10(1,9,6,4,4,10)+10(4,10)+4(4))+24= 58
GM: 受け成功。8点の実ダメージをそちらに。ダメージどうぞ。
 ダメージDice 劉斗: 5d10+27=13(4,2,1,3,3)+27= 40
劉斗: 装甲値有効40点。
GM: その程度じゃ、ノーダメージ。
劉斗: 成程。こちらからは以上で。

GM: では、“Noise”
GM: マイナー無し、メジャー《オウガバトル》《急所狙い》《シューティングシステム》《痛みの水》《罪人の枷》 ※26
GM: 対象:(ころころ…)恭平
 Dice GM: 16r7+5=35(10(10,2,7,4,3,8,6,7,2,8,4,10,2,9,8,10)+10(9,3,7,2,4,7,1,5,5)+10(1,7,3)+5(5))+5= 40
GM: 40。ヒットでシーンの間『避け』にペナ1個。
恭平: 回避放棄。
 ダメージDice GM: 5d10+12=21(1,4,3,3,10)+12= 33
GM: 33点装甲無視。
 《リザレクト》Dice 恭平: 1d10+75=3(3)+75= 78
恭平: HP3にて帰還。軽く胸先掻き毟って息を吐く。

GM: では、11で清実。
GM: マイナー《早業》《破壊の爪》《セントールの脚》メジャー《獣の魂》
 Dice GM: 9r10+1=11(10(6,4,8,7,1,2,2,10,7)+1(1))+1= 12
GM: 変身しつつ、ダイス増強して終了。

GM: では、10の恭平と元原どうぞ。
晴之: えーと、どっちが先に行きます?
恭平: まー。どうぞ。
晴之: うーん、キュマだと龍鱗ありそうなので、ノイズ狙います。
晴之: マイナー無し、メジャー
晴之: RC4 + 《氷の戒め/黒の鉄槌/魔王の理》 90%に
 Dice 晴之: 12r8+4=21(10(9,10,5,7,1,10,5,6,3,6,10,6)+10(7,9,6,4)+1(1))+4= 25
GM: 《天性のひらめき》《アドレナリン》で回避。
 Dice GM: 10r8+2=17(10(1,8,4,2,3,1,10,8,6,1)+7(7,6,2))+2= 19
GM: ヒット。ダメージどうぞ。
 ダメージDice 晴之: 3d10+3=13(8,4,1)+3= 16
晴之: 16点装甲有効。ラウンド中移動不可。
GM: 装甲でちょっと止めつつ、受領。

恭平: では行動しまっす。
GM: どうぞ。
恭平: マイナー無し。メジャー:《獣の魂》 侵食率:81 目標値:12 
 Dice 恭平: 6r10+2=7(7(6,7,2,5,5,4))+2= 9
恭平: 失敗してら。行動終了。

GM: では、7のささらどうぞ。
ささら: ■コンボ【少女崩壊】を宣言 ※27
ささら: マイナー《完全獣化(/破壊の爪/ハンティングスタイル)》
ささら: 「客観的事実として。雛森さんと宮路くんを殺したのは香川さん」
ささら: 「他の誰でもない。罪と責任は、最初から最後まで香川さんに――そして、その背中を押した“Noize”にある」
ささら: 「にもかかわらず、その事実から目を逸らして言い訳を繰り返す」
ささら: 「そしてその背を押し続ける。・・・狂ってる、壊れてる、もう“終わってる”」
ささら: そっと、右手を覆う長手袋を脱ぎ捨てる。白いたおやかな腕が現れる。
ささら: 「遅いとか間に合うとか、そういうのはわたしはどうでもいい。“終わってる”か否かが大事」
ささら: 「そして、コイツらは“終わってる”・・・うふふ、あはは」 笑う
ささら: 「うふふふふふあははははははははははははははははは。嬉しいなあ、嬉しいなあ」 笑う笑う笑う笑う
ささら: 「醜くて禍々しくてもう“終わっている”わたしのみぎて。でも、そんなみぎてでもできることがある」
ささら: 「それは同種を潰すこと」
ささら: 「終わっているものをねじ伏せ掴み潰し壊して砕いて血と肉を吹き出させてこねてまぜてバラバラにして引きちぎること」
ささら: 「あははははははは。嬉しいなあ、嬉しいなあ」
ささら: 「わたしにもできることがある。こんな醜くて終わっているわたしにも、できることがある。だから―――」
ささら: 「だから、わたしなんていなくなって――――“ただのみぎてになればいい”
ささら: ・・・ごきゅり ぶじょり べちゃり・・・
ささら: 肉体がひしゃげる異音と共に、溢れ膨れあがる血血血血血血血肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉指指指指指
ささら: 人のかたちも尊厳もこころも崩れ去る。
ささら: 衣服が破れ、弾け、しかし破片は地に落ちる前に膨れあがる血肉に呑み込まれる。
ささら: 左手が“親指”に、頭部が“人差し指”に、右手が“中指”に、右足が“薬指”に、左足が“小指”に、そして身体が“掌”に。
ささら: ―――ここに“西嶺ささら”は崩壊し、“のたうつ右手”が顕現する―――
ささら: 『ミギ、ミギギッギギテテテテテギギギテミミミギィィィィィッ!!!』
ささら: 続けて、■コンボ【斬殴爪拳】を宣言
ささら: メジャー《血族/渇きの主/大蛇の尾/獣の力》
ささら: 対象はジャーム! 遠距離から殴る!
ささら: 浸蝕率はトータルで82%になるので、浸蝕ボーナスでダイス+2個
ささら: ダイス:5+4+2=11、Cr:8、白兵:3、攻撃力:+5+5+5=+15
 Dice ささら: 11r8+3=26(10(2,6,4,10,9,6,4,3,5,4,6)+10(9,8)+6(6,6))+3= 29
ささら: 達成値29!
GM: 《オールレンジ》《歪みの体》《自動触手》《瞬間の眼》《御使いの声》
 Dice GM: 21r7+24=34(10(2,6,1,7,6,4,1,6,8,2,8,6,3,5,10,3,5,1,3,6,9)+10(9,10,5,10,2)+10(1,4,8)+4(4))+24= 58
GM: 受け自体は成功。《自動触手》により8点ダメージ。ダメージどうぞ。
ささら: ごにゅん、と。奇怪な音とともに、巨大な右手が“延びる”。
ささら: 手首の部分から腕が生えて、その分だけ前へと進む。敵を殺すために蠢き切り裂く!
 ダメージDice ささら: 3d10+15=28(10,8,10)+15= 43
ささら: 装甲防御無視、43点。なお、HPは8点減少して、残り8点
GM: それは死ねるな。《光の守護》宣言。

GM: では、セカンド。こちら、ジャームが宣言。
晴之: なしです。
恭平: なし。
劉斗: 無しで。
ささら: 無し
GM: ジャームの行動。(ころころ)2だと…対象:ささら ※28
GM: 《オールレンジ》《踊る髪》《餓鬼魂の使い》《貪欲なる拳》《吸収》《伸縮腕》
GM: 《貫きの腕》《骨の武具》《主の右腕》《ピンポイント・レーザー》《光速の剣》
 Dice GM: 31r7+6=26(10(3,9,2,1,4,5,5,7,4,5,2,4,5,3,4,2,9,6,2,4,8,9,9,8,10,8,9,4,2,8,10)
 +10(2,5,7,3,6,4,1,10,10,9,4,3)+6(5,6,5,4))+6= 32
GM: 32。当たると転倒、クリンナップダメージ、ラウンド間ペナ等が付きます。
ささら: 一応、回避を試みてはみるw
 Dice ささら: 11r10+1=16(10(10,4,1,4,2,1,5,3,9,5,8)+6(6))+1= 17
ささら: だめー
 ダメージDice GM: 4d10+20=21(9,3,6,3)+20= 41
GM: 41点装甲無視。
ささら: 死ぬ死ぬ死ぬw
 《リザレクト》Dice ささら: 1d10+82=9(9)+82= 91
ささら: 9点回復。

GM: では、クリンナップ。こちらは無し。
恭平: 特に無し。
晴之: なしです。
劉斗: クリンナップ5点ダメージ、DPも解除(転倒は継続)
ささら: 5点ダメージ。残り4点(同じくDP解除、転倒継続) ※29

■□Round 2□■

GM: セットアップ。こちら、ジャームと清実は無し。 ※30
劉斗: 無し。
晴之: 無しです。
ささら: なし
恭平: 《ターゲットロック》宣言。対象:清美。侵食は84に。
GM: “Noise”は《集団統率》宣言。対象はNPC三人。ジャーム、清実、自分の順に動く。

GM: ということで、ジャーム。
GM: マイナー無し、メジャー《全知の欠片》《絶対の孤独》対象:PC全員
 Dice GM: 15r8+4=33(10(7,5,5,5,5,8,4,2,1,10,5,3,9,10,4)+10(2,8,8,1)+10(8,2)+3(3))+4= 37
GM: 37、回避は意志。命中でラウンド間6ペナ&戦闘移動不可
晴之: だめもとで素振り。
 Dice 晴之: 8r10+0=9(9(5,4,7,9,3,8,6,5))+0= 9
晴之: 失敗。DPと移動不可受けます。
劉斗: 《天性のひらめき》侵蝕率+4→89%
 Dice 劉斗: 9r7=31(10(10,8,8,4,5,9,6,9,3)+10(6,3,10,2,7)+10(10,7)+1(1,1))= 31
劉斗: 6DPと移動不可受領。
恭平: 《天性のひらめき》を使用。侵食率:88に。
 Dice 恭平: 6r8+0=36(10(5,1,7,10,6,9)+10(8,7)+10(9)+6(6))+0= 36
恭平: むぅ。通す。回避失敗。6DP受領。
ささら: 抵抗放棄

GM: では、清実。マイナー《バトルビート》
GM: メジャー《鬼の一撃》《銘無き刃》《かまいたち》《音速攻撃》《神速の鼓動》《マシラのごとく》対象:PC全員
 Dice GM: 20r7+4=41(10(8,9,7,5,5,2,2,10,5,2,1,4,1,7,10,8,3,3,8,2)+10(5,2,8,8,5,6,10,8)
 +10(4,5,8,5)+10(8)+1(1))+4= 45
GM: 45、射撃攻撃扱い。
恭平: 回避放棄。
劉斗: 回避せず。
ささら: 回避放棄
晴之: 同じく放棄。
 ダメージDice GM: 5d10+42=23(8,5,6,1,3)+42= 65
GM: 65点装甲有効。
 《リザレクト》Dice 恭平: 1d10+88=2(2)+88= 90
恭平: HP2にして侵食率90に。
 《リザレクト》Dice ささら: 1d10+91=6(6)+91= 97
ささら: HP6点まで回復
 《リザレクト》Dice 晴之: 1r10+90=3(3(3))+90= 93
晴之: HP3に。
 《リザレクト》Dice 劉斗: 1d10+89=8(8)+89= 97
劉斗: HP8、97%に。

GM: そして、“Noise”
GM: (ころころ…)また、ささらに行ったか。
ささら: そんなにみぎてがすきかー!(何
GM: マイナー無し、
GM: メジャー《オウガバトル》《急所狙い》《シューティングシステム》《痛みの水》《罪人の枷》対象:ささら
 Dice GM: 16r7+5=44(10(10,2,1,9,10,1,5,2,2,2,2,4,6,5,3,1)+10(7,10,8)+10(10,7,7)+10(10,3,5)+4(4))+5= 49
GM: 49。なんか、今回出目が高いな…。
ささら: 回避放棄
 ダメージDice GM: 5d10+12=27(10,1,9,4,3)+12= 39
GM: 39点装甲無視&避けペナ1個。
 《リザレクト》Dice ささら: 1d10+97=6(6)+97= 103
ささら: 浸蝕103%!
ささら: 『ギギギギッ、ミギギギギッギギギテエエエエエエエエエエ!!!』
ささら: 苦痛と歓喜にのたうち回る

GM: では、鳥越どうぞ。
劉斗: マイナーで転倒から回復。
劉斗: 《支援射撃》侵蝕率+4→101% 対象4人、目標値12 6DP込み。
 Dice 劉斗: 4r10+10=7(7(2,7,6,5))+10= 17
劉斗: 成功。全員にラウンド内5DB。

GM: 了解。では、恭平と元原どうぞ。
恭平: バットを地に沿わせ。体勢低く構える。──《フルパワーアタック》宣言!IV0に。
晴之: うーん、ここは勝負どころかな。
GM: では、元原どうぞ。
晴之: ノイズにロイス取得、即タイタスにして昇華。C値−1に。
晴之: マイナー無し、メジャー:RC4 + 《氷の戒め/黒の鉄槌/魔王の理》
 Dice 晴之: 14r6+4=54(10(2,10,2,5,3,7,10,4,5,5,8,8,5,4)+10(6,4,1,9,2)+10(10,4)+10(10)+10(7)+4(4))+4= 58 ※31
GM: 対象は?
晴之: あ、失礼。対象はノイズです。
GM: 了解。《天性のひらめき》《アドレナリン》
 Dice GM: 10r8+2=25(10(2,4,5,3,5,1,2,7,9,9)+10(6,8)+5(5))+2= 27
GM: 命中。ダメージどうぞ。
 ダメージDice 晴之: 6d10+6=32(7,5,4,9,6,1)+6= 38
晴之: 38点、装甲有効。侵食率は101%に。
GM: 装甲があるからね。まだ落ちない。

GM: では、ささらどうぞ。
ささら: ■コンボ【斬殴爪拳】を宣言
ささら: メジャー《血族/渇きの主/大蛇の尾/ブラッドバーン》
ささら: 浸蝕:+8, D:4+5+6=15, Cr:7, 白兵:+3, 攻撃力:+5+7+3+6=+21
ささら: DP6個、DB5個なので、ダイス数は14に
 Dice ささら: 14r7+3=31(10(9,7,2,2,10,5,2,6,6,7,1,4,4,2)+10(7,1,7,9)+10(3,1,9)+1(1))+3= 34
ささら: 達成値34。目標はジャーム!
GM: 《オールレンジ》《歪みの体》《自動触手》《瞬間の眼》《御使いの声》
 Dice GM: 21r7+24=36(10(5,3,2,9,5,6,4,2,6,1,4,6,9,1,4,3,2,4,8,10,10)
 +10(8,6,1,6,8)+10(5,9)+6(6))+24= 60
GM: 受け自体は、まず成功する。《自動触手》で8点ダメージ。ダメージどうぞ。
 ダメージDice ささら: 4d10+21=14(1,1,4,8)+21= 35
ささら: 35点。ヴァイタルないなら、これくらいで死ぬはずだ・・・!
GM: それは耐えられない。《光の守護》宣言2回目。
ささら: そして、残りHPが尽きた。ええと、ロイス取得を宣言
ささら: 香川清実 □同情/■憤懣 そして、即座にタイタスにして、復活!
ささら: 『ミギギミミミミミミミミミ、ミギギギギギギィィィィッッ!!』
ささら: 血と肉を振りまきながら、のたうちうごめき咆吼する“みぎて”

GM: それでは、恭平どうぞ。
恭平: マイナー:無し
恭平: メジャー:《コンバットシステム/獣の力/鬼の一撃/フルパワーアタック/急所狙い》+《抜き打ち》
恭平: 対象:清美 侵食率:106
 Dice 恭平: 19r7+2=36(10(9,3,8,1,4,6,7,1,4,3,7,3,3,6,5,8,6,4,3)+10(8,8,2,1,8)+10(5,8,10)+6(2,6))+2= 38
恭平: 38の−6DP。
GM: 《鬼の一撃》《銘無き刃》《復讐の刃》《音速攻撃》《獣の臭い》で反撃。 ※32
 Dice GM: 20r7+4=32(10(5,4,7,10,1,7,3,9,9,5,3,10,3,8,2,5,2,10,7,5)+10(2,7,4,10,5,2,7,9,3)+10(2,6,5,7)+2(2))+4= 36
GM: ダメージどうぞ。
恭平: 更に修羅を重ねる。 侵食率:109
 ダメージDice 恭平: 5d10+46=33(9,4,9,6,5)+46= 79
恭平: 79点装甲あり。
 ダメージDice GM: 4d10+12=16(4,2,2,8)+12= 28
GM: こちらは28点装甲有効。
恭平: ──[昏倒]。
GM: 79装甲有効ってことは…。一撃だな。《魔獣の証》宣言で復活。

恭平: 乱打。《ラストアクション》宣言。
GM: どうぞ。
恭平: 《鬼の一撃/ラストアクション》
 Dice 恭平: 13r7+2=46(10(7,3,9,7,8,10,4,2,3,6,10,2,7)+10(5,1,7,9,6,8,4)+10(1,9,9)+10(3,8)+6(6))+2= 48
恭平: 48。
GM: 《鬼の一撃》《イージスの盾》《音速攻撃》で受ける。
 Dice GM: 17r7+10=15(10(6,7,8,3,7,2,2,8,4,9,9,3,1,4,3,3,7)+5(3,4,3,1,3,5,3))+10= 25
GM: へたった! ダメージどうぞ。
恭平: 修羅重ね。侵食率113。
 ダメージDice 恭平: 6d10+2=26(1,4,3,5,4,9)+2= 28
恭平: 28点装甲あり。
GM: 装甲もあるし、まだ落ちない。
恭平: では黙黙と二撃目。
GM: どうぞ。
恭平: 《鬼の一撃/ラストアクション/抜き打ち/獣の力》 侵食率118
 Dice 恭平: 13r7+2=31(10(1,2,1,6,5,10,1,6,6,4,10,3,9)+10(8,3,10)+10(7,5)+1(1))+2= 33
恭平: 33。−6DP。
GM: 6ペナか…。《アクロバット》《リミットリリース》で回避!
 Dice GM: 8r8+3=15(10(5,3,7,7,1,4,10,1)+5(5))+3= 18
GM: さすがに無理か。ダメージどうぞ。
恭平: ゆらり。
恭平: [装甲あり/修羅] 侵食率:121
 ダメージDice 恭平: 5d10+2=21(7,3,1,1,9)+2= 23
恭平: 23点装甲あり。
GM: それは耐えられない。清実が落ちました。
恭平: 「ハハッ」
恭平: 「ハハハハハハハハハハハハハッハハハハハハハッ」
恭平: 「──”くだんねぇ”」
香川: 「…どうして…? …私…何も…何も………」掠れるように呟いて、地に伏す。
恭平: ”クラスメイト”を問答無用で殺害した後。
恭平: 「お前は正しいんだろ。だったら誇れ。地の底で」
恭平: ぱたり。時計が止まったように崩れ落ちる。[昏倒]
ささら: 香川清実が死んだ。しかしそのことに何の感慨もない。あるわけがない。
ささら: なぜならば、わたしはただの“みぎて”なのだから。
ささら: 壊すべきものが1つ減ったくらいで、何を思うわけでもない。
ささら: さあ、まだ2つも残っているぞ? だから壊せ、捻れ、砕け、殺せ!
ささら: 『ミミミミミミミミミ、ミギテテテッテェェェェェェェェミミミミッ!』 ※33

GM: セカンド
ささら: っと、セカンドはなしで。
劉斗: 宣言。
GM: こちら、ジャームが宣言。
晴之: なしです。
GM: では、鳥越どうぞ。
劉斗: 御剣祥耶のロイスをタイタスに。Cr−1。
劉斗: 「──どうでもいい」血塗れた手で柄を握りしめ、逆手に構える。
劉斗: 「ただ、事の落とし前は付けさせる」
劉斗: 白兵16+《コンバットシステム/急所狙い/マルチウェポン/炎の剣/業炎/デュアル・デュエル》
劉斗: 侵蝕値+15→116% 1DP込み。対象はジャーム。
 Dice 劉斗: 16r6+16=35(10(6,8,4,6,8,8,8,8,5,4,4,5,5,10,1,8)+10(6,4,2,3,7,9,2,8,1)+10(6,9,1,7)+5(5,1,2))+16= 51
GM: 《オールレンジ》《歪みの体》《自動触手》《瞬間の眼》《御使いの声》
 Dice GM: 21r7+24=26(10(4,8,4,4,3,6,2,7,5,1,7,1,10,10,8,1,7,4,5,5,7)+10(4,3,4,7,1,6,2,5)+6(6))+24= 50
GM: グハッ。ダメージどうぞ。
 ダメージDice 劉斗: 6d10+57=32(7,7,3,4,10,1)+57= 89
劉斗: 89点装甲値有効。二筋が炎を撒いて空を薙ぐ。 ※34
GM: 《鏡の盾》宣言!
 Dice GM: 13r10+4=8(8(7,2,8,4,6,3,2,3,2,8,8,8,1))+4= 12
GM: うむ、失敗(笑) ジャームもそれで落ちた。
GM: ちなみに、《餓鬼魂の使い》の効果は消しておいてください。
劉斗: 了解。

GM: では、クリンナップ
晴之: なしです。
GM: こちらは無し。
劉斗: 微かな金属音を鳴らして刃を鞘に収める。DPと《支援射撃》効果も解除。
ささら: DP等は解除、転倒継続、餓鬼ないんでHPは16のまま
恭平: だらだらと口から血を流して横たわる。[昏倒中]。


■□Round 3□■

GM: セットアップ
劉斗: 無し。
ささら: なし
GM: やることはやる。《集団統率》宣言。対象は自分のみ。
晴之: なし。「さて、どうする?あんたの駒はもういませんよ?」
“Noise”: 「道がないなら、押し通るまでよ!」
ささら: 『テ? ミギギ、ミギッテテテテテテテテテ!』
ささら: 追いつめられた悪党のつまらない台詞を嘲笑うかのように、みぎてが蠕動する。

GM: (ころころ…)対象:元原
GM: マイナー無し、メジャー《オウガバトル》《急所狙い》《シューティングシステム》《痛みの水》《罪人の枷》
 Dice GM: 16r7+5=45(10(1,7,7,9,9,5,3,2,3,9,6,6,2,4,10,10)+10(7,1,8,2,5,8,10)+10(9,8,6,3)+10(8,2)+5(5))+5= 50
GM: なんだかな、50。
晴之: リアクション。RC4 + 《斥力結界/魔王の理》 侵食率106%に。
 Dice 晴之: 13r7+4=74(10(6,10,6,3,9,8,9,10,8,8,3,8,6)
 +10(10,9,3,8,6,2,6,3)+10(8,6,10)+10(7,9)+10(7,7)+10(1,9)+10(10)+4(4))+4= 78 ※35
GM: ワハハハハハ!(笑)
ささら: おまw
恭平: あー(何)
晴之: 微動だにせず。力場で全てを遮断する。

GM: では、鳥越どうぞ。
劉斗: マイナーでエンゲージ。
劉斗: 白兵16+《コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/業炎/抜き打ち》
劉斗: 侵蝕値+12→128% リアクションに8DP
 Dice 劉斗: 17r7+16=15(10(3,4,6,10,1,3,2,9,2,10,5,1,4,3,5,2,2)+5(2,5,2))+16= 31
劉斗: 31。 ※36
GM: 《天性のひらめき》《アドレナリン》
 Dice GM: 2r8+2=11(10(8,1)+1(1))+2= 13
GM: 命中、ダメージどうぞ。
 ダメージDice 劉斗: 4d10+57=28(2,9,7,10)+57= 85
劉斗: 装甲値有効85点。
GM: 余裕で消し飛ぶ。《アクア・ウィターエ》
 Dice GM: 3d10=19(10,7,2)= 19
GM: HP19で復活。

GM: では、元原どうぞ。
晴之: マイナー無し、メジャー:RC4 + 《氷の戒め/黒の鉄槌/魔王の理》 侵食率114に。
 Dice 晴之: 16r7+4=14(10(9,2,9,8,3,4,3,3,1,5,6,4,6,4,4,9)+4(4,2,4,3))+4= 18 ※37
晴之: 時の棺宣言。
GM: では、ダメージどうぞ。
 ダメージDice 晴之: 2d10+6=15(5,10)+6= 21
晴之: 21点、装甲有効。ラウンド中移動不可。
GM: いや、装甲あるから…健在。
ささら: うわーお
晴之: 棺の使いどころ間違えた。

GM: では、ささらどうぞ。
ささら: ■コンボ【わたしのみぎて】を宣言
ささら: メジャー《渇きの主/大蛇の尾/獣の王》
ささら: 浸蝕:+9->120 , D:5+5+6=16, Cr:10, 白兵:+3, 攻撃力:+5+7+3=+15
 Dice ささら: 16r10+3=26(10(10,9,8,3,2,8,4,5,7,3,1,4,2,2,7,3)+10(10)+6(6))+3= 29
ささら: 達成値29。リアクション不可により、このままダメージ
GM: 結構回ったな。ダメージどうぞ。
ささら: 「返せ」 驚くほど明瞭に響く“声”
ささら: 「返せ」 巨大な“みぎて”から、静かに響く“人の声”
ささら: 「……返せ。返せ。返せ。返せ。返せ。返せ。返せ。返せ返せ返せ返せ返せ返せっ」
ささら: 「わたしの、みぎてを、返せぇぇぇぇっ!
 ダメージDice ささら: 3d10+15=21(6,7,8)+15= 36
ささら: 『アッハハハハハハアハハ、ヒハッ、ヒハッ、ギテテテテテテテテ、ミギテテテエエエエエエテテテテテエエエッッ!!』
ささら: 殴る叩く潰す切る引き裂く捻る砕く壊す! 猛威を振るう暴虐と殺意! ※38
ささら: 装甲防御無視、36点
GM: それは、《ショックアブソーブ》使っても落ちますね。持ってませんが(マテ)
“Noise”: 「音が、消える…。…ハハ…やっと、静かに…」
GM: 戦闘終了。

劉斗: 「お前に待っているのは永遠の静寂だ」柄に掛けていた手を下ろす。
劉斗: 残滓のように氷剣にまとわりつく炎を払い、“Noise”に止めを刺す。
劉斗: そして氷は砕け、ただの気体へと。
ささら: 『ギギ、ギヒヒヒヒヒヒ、ミギギギギ、ミギ・・・・・・・・・・みぎて。わたしの、みぎて・・・」
ささら: 《完全獣化》、解除。身体は血に塗れて、白い素肌などほとんど見えない。
ささら: そんな状態で、長手袋を拾って、愛おしげにみぎてを眺めてから、そっと腕に手袋をつけた。
晴之: 「・・・」無言で見る。自分が救えなかった少女と、それを歪ませたものの遺体を。
晴之: 「・・・元原です。状況終了しました。情報操作と遺体の回収を・・・」支部へ報告を入れて。
恭平: 力を振り絞り。ごろん、と仰向けになって。ただ”死”と向かう。バットを手放す。
晴之: 恭平に応急処置セット使います。「協力感謝します」 ※39
劉斗: 小さく息を吐いて、用事は済んだと静かに場から離れる。
恭平: 「ありがとーございますー」
恭平: 「────」
恭平: 傷を押さえ。むくりと起き上がり。死体を見て。
恭平: 「ハッ」
恭平: 自虐的に息を吐いた。
恭平: 血塗れになった自分の制服のカッターシャツをささらにほおり。
恭平: 苛立ちを隠そうともせず。よろよろとこの場を後にする。
ささら: 「・・・・あっ」 どこか驚いたような表情でシャツを受け取って
ささら: 去りゆく彼の背中を、ただじっと見つめ続けていた。 ※40




 自律判定

GM: 申告のち振ってください。
劉斗: 最終侵蝕率128%、ロイス4、Dロイス1、タイタス1。二倍振りで。
 Dice 劉斗: 8d10-128=47(6,8,8,2,7,7,3,6)-128= -81
劉斗: 81%帰還。
晴之: 香川 清実に□遺志/■悔悟でロイスとります。「間に合わなくてごめん」
晴之: 最終侵食率124%、ロイス6、タイタス1。
晴之: 通常振りで行きます。最後あたりの出目考えるとちょっと怖いけど。
 Dice 晴之: 6d10-124=42(10,7,6,10,4,5)-124= -82
晴之: おし、82%で帰還。
劉斗: おかえりなさい。
ささら: 最終浸蝕率120%、Dロイス1つ、タイタス1つ、ロイス5つ
ささら: 悩み所だな。期待値が出れば普通に帰れる
ささら: まあ、ここは勝負どころだろう。まずは普通に振ってみて、ダメなら3倍。
 Dice ささら: 5d10-120=28(5,5,8,1,9)-120= -92
ささら: おっし、92%帰還
劉斗: おかえりなさい。
恭平: Dロイス2 ロイス3 空き2 最終侵食率121。 
恭平: えーっと元原さんに[■有為 □隔意]でロイス取ります。「──黒巣市支部にレアなすげー有能な人」
恭平: もう一個。……鳥越ですよね。ええ。鳥越。[■有為 □脅威]。「とりごえのあにきー(棒読み)」
恭平: 5個ー。ええい。通常振りで行ってみます。駄目なら3倍。
 Dice 恭平: 5d10-121=30(9,6,4,3,8)-121= -91
恭平: 91%で帰還でございます(へこり
劉斗: おかえりなさい。
GM: では、全員生還ですね。 ※41



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:“災厄の星” 元原 晴之

GM: 事件の処理が終わり、対外的には『三人の被害者を出した通り魔は、
GM: 警察の必死の捜査により逮捕に至った』ということになった。
GM: 真相は表に出ることはない。が、これでひとまずの収束だった。
美鈴: 「お疲れ様でした」
美鈴: 「最終的に四人の犠牲者を出してしまったことは残念ですが、早くに決着が付いて何よりです」
晴之: 「申し訳ありません。少なくともうち二人は救えたはずだったのですが」
美鈴: 「…元原さんは、これがこちらでの初任務でしたね」
晴之: 「はい。」
美鈴: 「『救えたはずだ』『もっと早く動いていれば』。そう、思うことは多々あるでしょう」
美鈴: 「ですが、私達の仕事は、多くの場合、間に合わないことばかりです」
美鈴: 「特にここは、何故かいろいろと異常に厄介事が舞い込んでくる傾向にありますので」
美鈴: 「そう思うことが特に多いことでしょう」
美鈴: 「だからこそ、全力を尽くしてほしいのです。痛くても、辛くても」
晴之: 「・・・UGNに入ると決めた時から、覚悟はできているつもりです。」
美鈴: 「まあ、うちはそれ以前に“まともな”人材が不足気味ですから、逃がす気はありませんが(サラリ)」(マテ) ※42
美鈴: 「とにかく、今回はお疲れ様でした」ニッコリ
美鈴: 「では、早速次の任務です」ニッコリ
晴之: 「協力を依頼したイリーガルについては、後日報告書を提出します。それでは失礼します」
晴之: 一礼して支部長室を出てドアを閉める。
美鈴: 「『覚悟はできてる』。いい言葉ですね」
美鈴: 「なにしろ、うちは“まともな”人材は不足していますから」言いつつ重力波(マテ)
晴之: 「あれ?」ドアを閉めようとした所でなぜか動けなくなる。 ※43
美鈴: 「『もっと早く動いていれば』。いい事ですね。さて、それでは仕事の話をしましょうか―――」
晴之: 「・・・了解しました。」疲れたように。
晴之: もっと強くなろう。色々な意味で。協力してくれた3人のOVを思い出しながら、そう決意する元原だった。
GM: ようこそ、黒巣市へ。これからはこれが、君の日常だ。
GM: ガムバレ(マテ)



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“烈火の仮面” 鳥越 劉斗

GM: カコーン。
GM: シシオドシが(以下略)
祥耶: 「此度の件、お疲れ様でした」
劉斗: 小さく頭を下げて、此度の件の報告を行う。
劉斗: 「──FHエージェント“Noise”こと大山吉江」
劉斗: 「それに唆されて横恋慕から雛森美菜子を殺害した女子高生、香川清実」
劉斗: 「そして“Noise”の手下のジャーム」
劉斗: 「UGNによる事件隠蔽工作もあったようだが、通り魔事件の犯人と云えるその三者は始末した」
劉斗: 淡々と報告を行い、次いで。
劉斗: 「不幸にして、南を雛森組に返す事はできなくなったが…」
劉斗: 「『彼は命を賭して敵討ちを果たした』──結果としてだが、雛森組にはそう伝えて頂きたい」
劉斗: 「あの手合いには、金銭よりも仁義や体面を尊重してやる方が報酬として相応しい」
劉斗: 違いますか? と、問い掛けるように提案を行う。
祥耶: 「簡単な結果は聞いています。どちらにせよ、全てを表に出せることではありませんから」
祥耶: 「“そちら側”は、それで充分でしょう」
劉斗: 「感謝」目線で謝意を示す。
祥耶: 「“こちら側”では、FHに対し、それ相応の礼をしないといけませんが」
祥耶: 「結果として、構成員に犠牲が出たとなると黙っているわけには行きませんからね。仁義とは、別の意味で」
劉斗: 「“此方から”は以上。それでは失礼を──ああ、そうそう」立ち上がる動きを見せて、
劉斗: 「今回の件に於いて、俺は其方から“戦う相手”を紹介してもらった。情報として」
劉斗: 「故に、私への『依頼』は無かった事に」
劉斗: 「雛森組の南も、単に同行させていたに過ぎない。なのに、其方から報酬を受け取る訳にはいかない」
祥耶: 「少々騒がしくなるかもしれませんが」
祥耶: 「事前にわかっていれば“あなた方”にはそれを益にすることもできるでしょう」
祥耶: 「ただの雑談ですが。では、そのように」
劉斗: 「受け取るものは、それだけで結構」“騒ぎ”という言葉に対して、鉄面皮を僅かに笑みの形に歪めて。
劉斗: 「──では」
劉斗: 一礼をして、物々しい場を辞した。 ※44

劉斗: 車に乗り込み、僅かな寄り道の間に届いた通信を確認する。
劉斗: 「──ふん。UGNから報酬が振り込まれたか」
劉斗: 仕事が早い。多少の感心と共にモバイルPCを閉じて、エンジンをスタートさせる。
劉斗: そしていつもの職場へと、アクセルを噴かせた。



 Ending Phase-03
 ScenePlayer:“のたうつ右手” 西嶺 ささら

GM: 教室が、ざわついている。
GM: 短期間のうちに、三人もクラスメイトが減ってしまったのだから、仕方ないことだろう。
GM: 否が応でも、クラスメイト達の会話が耳に入ってくる。
ささら: 「・・・・・・」 静かに周囲の言葉に耳を澄ませる。
生徒A: 「はぁ、葬式続きだよな…まあ、犯人捕まったみたいだからよかったけどさ」
生徒B: 「三日連続で葬式出席なんて、ちょっと異常だよな」
生徒A: 「まあな。…って、三日連続? おまえ、雛森ん時も行ったの?」
生徒B: 「焼香だけな。他にも何人か見たぜ」
GM: 生徒C「つぅかさ、おまえもいたじゃん。俺、式場で見たぜ」
GM: そんなふうに話をまとめてみると、結果的にクラスのほとんどが出席したようだ。
ささら: 周囲の会話を聞いて、まあそんなものだろう、と思う。
生徒A: 「まあ、なんだよな…。…ほんと、今更だけどさ…」
生徒A: 「誰かがいなくなるって、嫌な感じだよな…」
ささら: それが普通だ。彼女はやくざの娘だったかもしれないが、クラスメイトでもあったのだから。
ささら: そして、ふと思う。考えてみれば、自分が3つの葬式のどれにも出席していない。
ささら: 雛森さんの葬式は、慌ただしさに流されて出ていない。・・・最後に訪れたのは出席には入らないだろうし。
ささら: 宮路くんの葬式にも出ていない。誰から依頼があったわけでもなし。
ささら: 自分の興味と能力の範囲で動いた結果なのだから後悔の類はないが、
ささら: それでもこんなバケモノに最後の別れなどされても迷惑だと思う。
ささら: 香川さんについては―――バケモノは潰すものであって、別れを嘆く対象ではない。
ささら: ああ、やっぱりわたしは普通じゃないんだなあ、と。皆の会話を聞いて、思う。
GM: それでも、日々は続く。人であってもなくても、生きていれば。



 Ending Phase-04
 ScenePlayer:“無垢なる心” 神原 恭平

恭平: 「────」
GM: 雛森組の事務所は、和式の佇まいの大きな屋敷だった。。
恭平: クラスメイトの皆が避けて通るこの家。
GM: さすがにそれなりの威圧感があるが、要件を告げると、すぐに通してもらえた。
恭平: 忌避するそれを──何も関係なしに。門をたたいた。
GM: まだ、作られたばかりの仏壇に飾られた、美菜子の写真。
恭平: 遺族に向け礼をし。礼式を済ませ。手を合わせる。
恭平: 自分は”いなくなる”まで気にしてなかったのだ。このクラスメイトを。
GM: よく見ると、誰か他に焼香に来たのだろうか、微かに香る。
仙蔵: 「この度は、わざわざありがとうございました」
GM: 美菜子の父親だろう男は、以前は持っていたといたと思われる覇気も小さく、頭を下げる。
恭平: 「俺は雛森のクラスメイトでしたから」向き直り。
恭平: 「だから。──”だから”。遺された貴方に。伝える事があると思い。来ました」
仙蔵: 「親の因果が子に報い…そんなことばかり考えてしまう毎日です」
恭平: 「因果応報の概念は俺にはわかりません」
恭平: 「ただ。娘さんは”いい奴”だった。それを誰より貴方に伝えたかった」
仙蔵: 「…ありがとうございます」
恭平: 「礼だけじゃない」
恭平: 「娘さんを好いている奴がいた」
恭平: 「娘さんと話していた友人がいた」
恭平: 「娘さんを見守ろうとした奴がいた」
恭平: 「ひっくるめて。愛されていた。本人も現状に対して」
恭平: 「”不満を持っていなかった”」
恭平: 「だから。因果ではない。──少し窮屈だったが。本人には満ち足りた場所だったと思う」
恭平: 違う。”思いたい”、だ。
恭平: 「でも。死ぬ前に言う訳ですよ。”見守っていた人”が」
恭平: 「”俺はお嬢の為に何も出来なかったんだなぁ、と”」
恭平: ははっと笑い。
恭平: 「だから伝えたかった。そんなことは無かった」
恭平: 「お前はよくやった。美菜子、お前を好いてくれる人がこんなにもいたんだな、と」
恭平: 「”場所と人を育んだあんた自身に思ってもらいたい”」
恭平: 「若者の戯言──です」
恭平: 苦笑して。ゆっくりと立ち上がる。
恭平: 「では失礼。これが娘さんの通っていた学校の日常風景です。必要あれば、と」
GM: 目礼して、受け取る。
恭平: 遠国が適当に映した美菜子を含めた友人同士の写真を置き。
恭平: こちらも目礼して。仙蔵の傍を通り過ぎる。
恭平: 「クラスメイトとして娘さんには助けられました。──ありがとうございました」
恭平: では、と。ゆるりと事務所を立ち去る。

恭平: ──ただの自己満足だよな。
恭平: そう呟いて。嘆息して。街に向かい歩き出した。



Credit……「殺怨(ノイズ)」
Start:2008.04.25 22:15〜05.03 23:05

PC1:“無垢なる心” 神原 恭平/久流さん
PC1:“のたうつ右手” 西嶺 ささら/Ascalonさん
PC3:“烈火の仮面” 鳥越 劉斗/こびと(ログ編集)
PC4:“災厄の星” 元原 晴之/自爆5秒前さん
GM:Nオレンヂさん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「殺怨(ノイズ)」  〜END

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