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幻影戦譚 第八話〜真影−Truth Shadow−〜 Ver,01(20090616)
横幅650pix、Internet Explorer環境ではフォントサイズ「小」を推奨します 


 Handout
PC:1
【PC制限】固定
【シナリオロイス】“Master Shadow”
 “セラフ”を倒し“Master Shadow”の情報を手に入れることはできた。
 そして、いよいよ決戦の日取りが決まる。
 と、その前に、疑似【賢者の石】について佐上 道明から話があるらしい。
 なんの話だろうと思いつつ、君は佐上のもとを訪ねた。
 ▼Character sheet “炎の魔人” 葛貫 秋生


PC:2
【PC制限】固定
【シナリオロイス】“Master Shadow”
 “セラフ”を倒し“Master Shadow”の情報を手に入れることはできた。
 ようやく、奴との真の決着をつける時が来たのだ。
 しかし、一つ気がかりなことがある。自分は、奴に関して大きな勘違いをしていたのではないのだろうか。
 その不安だけが、どうしても拭い去れずにいた…。
 ▼Character sheet “凍える華” 清澄 零華


PC:3
【推奨PC】特になし
【シナリオロイス】“Master Shadow”
 君は、“Master Shadow”討伐のメンバーに選抜されてここにいた。
 今まで散々暗躍していたらしい奴と、ようやくケリを付けるところまで扱ぎ付けたのだ。
 いろいろ因縁のある者が参加するらしいが、自分にはあまり関係ない。
 むしろ、マスター相手には余計なことなどない方がいいくらいだ。
 君は、もう一度気を引き締め直した。
 ▼Character sheet “理想郷” 御影 広樹


 自己紹介

 秋生: 「ええっと、自己紹介、ですか……僕の名前は葛貫 秋生と申します」
 秋生: 「これでも葛貫流合気道術を修めていまして……」
 秋生: 『ッてこら、まどろっこしいじゃねえか。とっとと自己紹介やれっての』
 秋生: 『―――あー。己(オレ)は葛貫シュウセイ。こいつのもう一つの人格だ。二人ともどもよろしくなっ』
 秋生:  「…あー……勝手にもう……」
 秋生: 気弱な眼鏡っ子。多分良いめがーねの人。自分の環境が自分置いてきぼりで戸惑い気味。
 秋生:  ■キュマイラ/サラマンダー ■武闘家/高校生 HP:14 IV10 基本侵食率31% 白兵戦闘型。
 秋生: シナリオロイス:Master Shadow ■好奇心/憎悪
 秋生: PC間ロイス:”凍える華”清澄 零華 好意/■劣等感(■尽力/侮蔑
 秋生: 以上です

 零華: 「貴方に春は訪れない。静かに眠りなさい、永久に」
 零華: “凍える華” 清澄 零華。広範囲を凍らせる15歳のクールビューティーチルドレン。
 零華: 比較的目立つ外見で、一般人に紛れて行動するタイプの隠密行動には向かない。
 零華: ハヌマーン/サラマンダー Dロイス:変異種 HP24、IV17、基本侵蝕率32%
 零華: シナリオロイス:“Master Shadow”に、■執着/□不安
 零華: 「ようやく此処まで追い詰めた……なのに、この感覚は何なの…?」
 零華: PC間ロイス:“理想郷” 御影 広樹に、■有為/□脅威
 零華: 「賢者の石の適合者で、その潜在能力は驚異的。これで性格が…いえ、何でもないわ」
 零華: 以上、基本に戻しました。よろしくお願いします。

 広樹: 「御影広樹17歳。お嬢さん。私と一緒にお茶に行きませんか?」
 広樹: 「レネゲイドって要するにヨガや剣を飲んじゃう大道芸の一種だろ?」
 広樹: 金や権力に興味はなく、主に自分の身の回りの生活を守る為、戦いに身を投じる少年。
 広樹: シンドローム ソラリス/ハヌマーン IV値6 侵食率30%
 広樹: PC間ロイス “炎の魔人” 葛貫 秋生 ■親近感/偏愛
 広樹: 「女性に興味がなさそうだが……おそらくムッツリスケベ。理由は私の感」
 広樹: シナリオロイス “Master Shadow” 懐旧/■無関心
 広樹: 「あー、君子危うきに近寄らず」
 広樹: 「変なのには関わらないに越したことはないのだが…降りかかる火の粉は払いのけねば」
 広樹: 以上です





 Opening Phase-01
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生/登場:不可

  登場Dice 秋生: 1d10+31=5(5)+31= 36

 GM: “セラフ”を倒して数日、あそこで手に入れたファイルの解析から、“Master Shadow”の居場所は突き止めた。
 GM: そして、いよいよ決戦という二日前、貴方は佐上 道明から呼び出しを受けました。
 道明: 「やあ、すまないね。急に呼び出したりして」
 秋生: 「いえ。こちらこそ、いろいろ無理を言ってしまったりしたので大丈夫です」
 道明: 「話というのは、君の中に埋められた【賢者の石】モドキのことなんだ」
 秋生: 「はい」
 道明: 「繰り返しになるけど、君はたぶん被検体の中でも極めて特殊なケースなのだと思う」
 道明: 「今の君ではなく、もう一人の人格に反応している」
 道明: 「どうしてそうなったかは…想像だけならいろいろできるけど、確かなことはわからない」
 秋生: 「ええ、今まで僕が知った情報でもそれはうすうす感じていましたが……」
 道明: 「ただ、それが故の解決策が一つ見えたんだ」
 秋生: 「なんでしょう?」身を乗り出す
 道明: 「これまでわかったことだけど、この“石”はかけ合わせることで力を増す様子がある」
 道明: 「それこそ、本物に近いくらいに」
 道明: 「ただ、在り様が不安定な君の場合、相殺して対消滅する可能性が高いんだ」
 道明: 「こちらの試算では、90%以上の確率でそうなると出ている」
 秋生: 「消滅……それはその、石がってことですか?それとも存在が、ってことですか?」
 道明: 「今、君の中に小指の先ほどの石のコアがある。それが消滅する」
 道明: 「結果、君の中から石が取り除かれるってわけだね」
 秋生: 「なるほど……石がなくなるのは喜ばしいんですが……」ちょっと言いよどむ
 道明: 「今わかっている石の所在は、残念なことに一つだけ…」
 道明: 「君の友人の木谷君の中で、非活性状態で眠っているものだけだね」
 秋生: 「高志君はその……狙われたりしないでしょうか……」
 道明: 「ただ、被検体No,2…倉峰 千の物は、“Master Shadow”が抑えている可能性が高い」
 道明: 「“Master Shadow”のやり口はわからないことが多いから、なんとも言えないけど…」
 秋生: 「(その名前を聞いてドキッとしつつ)ああ、そうですね。そうかもしれません。後いくつあるんだか……」
 道明: 「彼をもう一度オーヴァードとして覚醒させ、ストレスを与え…と考えると」
 道明: 「効率が悪いものだし、その気があればもう手を染めているだろうと思うよ」
 秋生: 「じゃあ、そちらのほうは安心しても?」
 道明: 「断言はできないけど、可能性はかなり低いと思うよ」
 秋生: 「なら、当座は自分のことだけ考えていても大丈夫そうですね。……解りました。ありがとうございます」
 道明: 「うん。こんなことしか言えないけど…頑張ってね」
 秋生: 「ええ。そのつもりです。そうじゃないと、『彼女』に後ろから撃たれそうですから」苦笑しながら ※1
 道明: 「女の子は、怒らせちゃ駄目だよ。後が怖いから、本当に」なんだかシミジミと(笑)
 秋生: 「そうですよね……ええ、僕もそう思います……」シミジミと

 GM: 秋生が立ち去った部屋で、道明はひとりごちる。
 道明: 「本当は、君の“石”を消し去る方法は、もう一つ予測されているんだ」
 道明: 「でも、その方法はあまりに概念的すぎる。だから、言えなかった」
 道明: 「ただ、君はひょっとしたら、その方法を使うかもしれないね…」



 Opening Phase-02
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華/登場:不可

  登場Dice 零華: 1d10+32=5(5)+32= 37

 GM: “セラフ”を倒し、“Master Shadow”の居城を突き止めることに成功した。
 GM: そして、いよいよ奴の懐に牙を突き立てられるところまで来たのだ。
 GM: 決行は、二日後。
 GM: ただ、ここまでの戦いで、自分の中にあった“Master Shadow”像が、現実と大きく違うことを感じていた。
 GM: そんな折り―――。
 GM: 君の部屋をノックする音がした。
 零華: 「……はい?」
 零華: 開いては閉じ、閉じては開き。何度も同じ仕草を繰り返すこととなっていた本を傍らに置いて。
 女医: 「こんにちは」
 GM: 現れたのは、よくチルドレンのケアなどで定期的に支部を訪れている女医だった。
 零華: 「どうも、こんにちは」腰掛けていたスツールから立ち上がり、扉を開けて招き入れる。
 女医: 「霧谷さんから、貴方がナーバスになってる可能性があるって聞いたのだけど…あら?」
 女医: 「あらあらあら」
 零華: 「霧谷さんがですか」見透かされている心遣いに、苦笑。
 GM: その女医は、貴方の顔を見ると驚いたように凝視する。
 零華: 「…………何か、付いていますか?」やや後ろに引いて。
 女医: 「ひょっとして、あの時うちに担ぎ込まれてきた零華ちゃんかしら?」
 零華: 「あの時…」しまったな、心当たりが在りすぎてどれのことやら。(何) ※2
 女医: 「ああ、覚えてないのも無理ないわよね、昏睡状態だったし」(マテ)
 零華: 「…そ、う、なんでしょうか。そうなのかもしれませんが……ええと?」真意が掴めずに。
 女医: 「なんだったかしら。“増田さん”とか言う人相手に襲撃かけて、大怪我を負ったとか聞いてたけど…」
 零華: 「増田…?」
 女医: 「今回も、その時絡みの任務なのかしら? オーヴァードだから、背中の裂傷は痕も残ってないはずだけど…」
 女医: 「増田…佐渡? 私はUGNの任務内容にはノータッチだから」
 零華: ……記憶の底を浚えてみる。が、増田という名は元より、裂傷の痕も無いはずだ。
 零華: 「すみませんが、記憶違いでは無いでしょうか」少し考えて、口をついて出た言葉は素っ気なかった。
 女医: 「ウーン、零華ちゃんなのは間違いないのよね?」
 女医: 「あの時は、貴方以外のオーヴァードが全滅したとかで大騒ぎだったし」
 零華: 「………………」
 零華: 「…あの、“Master Shadow”の事でしょうか…?」眉間にシワー(何)
 女医: 「そんな感じの名前だったかしら?」
 女医: 「さっきも言ったけど、私は任務内容に関してはノータッチだし、小耳に挟んだ程度だから」
 零華: 「そうですか」今ならば、作り笑いも凍りそうだ、と思った。
 零華: 「ええと…ともあれ」こほんと咳払いして。
 女医: 「まあ、傷は治っても、心の方はなかなかねぇ」
 零華: 「それでも、私だって伊達に何度も死線を彷徨ったわけではありません」
 零華: 「大丈夫ですよ、気持ちの切り替えくらい何とでもなりますから」
 女医: 「そう…それならいいのだけど…」
 零華: 「今度で決着がつけば……案ずる事も無くなります」
 女医: 「悩みとか抱えてたりしてない? 霧谷さんのことだから、何かを感じたのだと思うのだけど」
 零華: 「…無い、事もありませんが……」
 女医: 「男の子のこととか、男の子のこととか、男の子のこととか」(マテ)
 零華: 「…選ぶ余地がありませんけれど」(何)
 零華: そう言われて、頭上に浮かんできた幻影をぱっぱと振り払う(何)
 女医: 「チルドレンの間でちょっと噂を聞いたから」ペロッと舌を出して
 女医: 「まあ、ちょっとした悩みでも、人と相談した方が何かといい結果を生むものよ」
 零華: もう一つ、こほんと咳払いをする。
 零華: 「……男の子と言いますか…この任務の“パートナー”については、少しだけ気に掛かります」
 女医: 「詳しく」ズイッ(マテ)
 零華: 「近いですよ、先生」やっぱり後ろに体を引く(何)
 零華: 「……恋愛関係とか、そういうのではありませんから」手で押し退けつつ。
 零華: 「彼は、どうなるのかな…と」
 女医: 「えーと…ごめんなさいね。その彼というのは?」
 零華: 「この後の任務の中で、彼の体内にある“物”が…彼自身がどうなってしまうのかと…」
 零華: 「…あ、“炎の魔人”の事です。秋生という…」
 女医: 「ああ、そういえば佐上さんからちょっと相談を受けたわね。心の持ちようがとか何とか」
 零華: 「佐上さんから? どんな相談を……」と尋ねかけて。
 女医: 「詳しいことは機密事項とかで止められてたけど…」
 零華: 「……守秘義務にかからない程度で構いません」ずい、と。今度は此方から身を寄せて。
 女医: 「『彼にとって、嫌なことや遠ざけたいことを受け入れさせるには、どういう言葉をかければいいのかな』」
 女医: 「…って感じのことを言ってたわね」
 女医: 「って、駄目じゃない! 相談事を明かしたりしたら、医師失格よ!」(マテ)
 零華: 「いえ。今し方の会話で、少しだけ……落ち着きました」
 零華: 「お気遣いありがとうございます」胸に手を当てて、目礼を。
 女医: 「そ、それはどういう意味かしら!? 何か含むところがあったり…」(マテ)
 零華: 「言葉以上の意味なんて…ありません。きっと」否定しながらも、微かな笑みを。
 零華: 「──ありがとうございました」
 零華: 不安はある。けれども、先へ進まない事には何も解決はしない。
 女医: 「そう、何かあったらいつでも言ってね。私は月一でしか顔出せないけど」
 零華: 「はい」
 零華: 穏やかな声で、女医の退出を見送った。



 Opening Phase-03
 ScenePlayer:“理想郷” 御影 広樹/登場:不可

  登場Dice 広樹: 1d10+30=1(4)+30= 34

 GM: あなたは、黒巣支部に呼び出されました。
 GM: 出て来たのは、天城支部長代理ではなく、日本支部長の霧谷 雄吾。
 霧谷: 「こんにちは、お久しぶりです」
 広樹: 「UGNの重鎮、物々しい様子からすると大物が引っかかったか?」考えながら
 霧谷: 「はい。そのことに関してです」
 広樹: 「お久しぶりです。霧谷さん。本当に大物が?」
 霧谷: 「貴方も、前に一度僅かに関わったことがありましたが、“Master Shadow”の所在が突き止められました」
 霧谷: 「そこで、こちらから襲撃をかけようと」
 霧谷: 「貴方には、そのチームに加わっていただきたくて、こうしてお呼び出しさせていただきました」
 広樹: 「マスタークラスとはまた大きな物がかかりましたね。」
 霧谷: 「現在、各方面に声をかけていますが…正直、成果は芳しい物ではありません」
 霧谷: 「ひょっとしたら聞いたことがあるかもしれませんが…」
 霧谷: 「【賢者の石】関連で大きな動きがありまして、そちらに人員の多くが割かれてしまっていますので」
 広樹: 「相手が相手ですからね。出払っている理由も納得できますが」
 霧谷: 「それと、一つ卑怯な事を言ってしまいますが…」
 広樹: 「相手の所在を掴んだということはある程度のアプローチも?」
 霧谷: 「彼らは、【賢者の石】を狙っている節があります」
 霧谷: 「そして、“Bigmouth John”で、貴方が適合者であることは、彼らに知られてしまっています」
 霧谷: 「こちらから、一つ面白いアプローチができそうで…明日にでも、お見せできると思いますよ」
 広樹: 「ここで受けても受けなくても私個人には相手からの熱いラブコールが来るということですね?」
 霧谷: 「可能性はあるかと」
 霧谷: 「現在は、葛貫さんに目が向いているようですが、彼へのアプローチが失敗したら、次は…」
 霧谷: 「という可能性を考えています」
 広樹: 「了解した。この依頼は受けよう」
 霧谷: 「ありがとうございます。決行は二日後。現在、葛貫 秋生、清澄 零華の二名がチーム入りしています」
 広樹: 「あの二人か、因縁の相手だな」
 霧谷: 「はい。…これで、決着をつけたいものです。彼らのためにも」
 広樹: 「マスターの情報は入り次第回して欲しい。それが条件だ」
 霧谷: 「勿論です。それでは」



 Middle Phase-01
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生/登場:可

  登場Dice 秋生: 1d10+36=9(9)+36= 45

 GM: “Master Shadow”襲撃決行を翌日に控えた午後。
 GM: 街を歩いていた貴方は、見知った、それでいて意外な顔を見かける。
 GM: 木谷 高志だ。彼は、オーヴァードだった頃の記憶を失っているはずである。
 GM: 彼の方も、貴方に気づいたらしく、手を上げながら寄って来る。
 秋生: 確か接触はなるたけ避けろって話でしたね……なんか複雑そうな顔をしつつ右手を上げる。
 高志: 「秋生じゃないか、久しぶりだな!」
 GM: そういう彼に、あの事件のことを覚えている様子は微塵も感じられません。
 秋生: 「あ……うん。高志君こそ、どうしたの?」
 高志: 「ああ、こっちの大学受けようと思ってさ、資料をもらいに来たんだ」
 GM: 言いつつ、医大の資料を見せる。
 秋生: 「へえ……医大?」意外そうな顔をして。
 高志: 「二浪三浪は覚悟だけどな。留年した場合の学費は自分で稼ぐって、親を説得してたんだよ」
 秋生: 「高志君、算数は苦手だったから……大丈夫?」
 高志: 「だから、三浪四浪は覚悟だって!」
 秋生: 「……すごいなあ」苦笑する
 高志: 「そういえば、言ったこと無かったけ…?」
 高志: 「…あ、そうか。そういえば、当時は親に口止めされてたからな…」
 高志: 「今なら知ってるかな…あの事件のこと」
 秋生: 「あの事件?」
 高志: 「子供の頃、一度だけ遊んだ子がいただろ。廃墟の隠れ家でさ」
 高志: 「その日の夜、暴漢がその子の家に押し入って、両親を惨殺、その子も行方不明ってさ…」
 秋生: 「あ……うん……」なんとも手痛い話だ
 高志: 「子供のころは、よくわかってなかったけど…」
 高志: 「それがどういうことかわかってから、医者を目指そうって、考えたんだ」
 高志: 「………いきなり、変なこと言うけどさ…」
 高志: 「俺、医者を目指そうって思う前に、“正義のヒーロー”になりたいって、真剣に思った」
 秋生: 「高志君らしいね」
 高志: 「別に、世界平和を守らなくても、友達や家族、ちょっと知りあった相手だけでも守れるような」
 高志: 「スーパーヒーローめいた力が欲しい…ってさ」
 秋生: 「まっすぐで、うらやましいくらいだ」なんだか、眩しいものを見るような目で見る
 高志: 「小学生だったからって、そんなこと真剣に思ったのって俺だけかもしれないけど」
 秋生: 「そうでもないんじゃないかな」
 高志: 「秋生は、そんな力が欲しいって思ったこと、なかったか?」
 秋生: 「僕は、平々凡々でいいと思う。でも、そうだね……」
 秋生: 「大事な人や、友達や、好きな人とか、そういう人を守りたい気持ちは僕にだってわかるし」
 秋生: 「そういう力は、誰だってもってると思ってる」
 秋生: 「特別じゃないんだと思うよ。そういう意味のヒーローは、いつだって誰にだってなれると思う」
 高志: 「そうかなぁ。俺なんてこの間、ちょっと転んだだけで一月くらい入院するはめになったけど」
 秋生: 「試練なんじゃない? ほら、ヒーローものによくある」苦笑して
 高志: 「まあ、とりあえず今は、その初めの一歩として、医大合格を目指すまでさ!」
 秋生: 「がんばって。応援してるよ」
 高志: 「ああ、なんとか五浪する前に受かってみせるさ!」
 秋生: 「多分、大丈夫。夢って、願えばかなうものだから」
 高志: 「そうだな。と、そろそろバイトの時間になるな…。じゃあ、またな」
 秋生: 「うん、じゃあ。アルバイトがんばってね」手を振って見送る。
 GM: そういうと、高志は雑踏に消える。
 秋生: 「ヒーロー、か……」ぽつん、と呟いて



 Middle Phase-02
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華/登場:可

  登場Dice 零華: 1d10+37=1(1)+37= 38

 GM: “Master Shadow”襲撃を翌日に控えた支部。
 GM: 廊下を歩いていると、貴女を呼び止める声が。
 零華: 「…はい?」声に振り向いた。
 香: 「零華さ〜〜〜ん!!」
 零華: 「香さん」
 香: 「こんにちは! おひとりですか?」
 零華: 見知った姿に足を止める。「ええ。身体は、もう大丈夫なの?」
 香: 「バッチリです! 結局、先輩は一度もお見舞いに来てくれませんでしたけどー」
 零華: 再会に少しだけ驚きつつも、元気な様子に穏やかな笑みを浮かべて。
 香: 「ところで、その先輩は? また、零華さんを一人にしてるんですか?」
 香: 「もー、ほんとにしょうがない人ですねー」
 零華: 「…そうね。しょうがない人だわ」目を瞑り、小さな苦笑を漏らす。
 香: 「だいたい私って、ゲストヒロイン的立ち位置で出たのに」
 香: 「零華さんと絡んでるシーンの方が多いとか、問題あると思いません?」(マテ)
 零華: 「それは確かにそうかも…」視線をやや落として、考えてみた(何)
 香: 「まあ、それは置いといて」
 零華: 「ええ。ご用件は、何かしら」
 香: 「零華さん、明日…行くんですよね、“Master Shadow”のところに」
 香: 「私も何度も志願したんだけど、実戦不足とかで駄目の一点張りなんですよ!」
 香: 「そ・こ・で! これを私の代わりと思って持って行ってください!」
 零華: “Master Shadow”…その名に。穏やかさが、一瞬にかき消えて。
 零華: 「……何かしら?」それでも、明るい彼女の様子に気を取り直す。
 GM: そういうと、何やらレネゲイドな感じのするブレスレットを差し出す。
 零華: 「これ……?」
 零華: ただのアクセサリーではない。驚いて、彼女の瞳に真意を探す。
 香: 「これは、佐上さんの所からこっそり持ち出し…」
 香: 「コホン…頼み込んで譲っていただいた、Rコントローラーっぽい物です!」
 零華: 「勝手にそんな物を…」流石に驚き、声が大きくなる。
 香: 「試作品らしいので、一回しか使えないみたいですけど、その効果は倍!」
 香: 「って、近くのマニュアルに書いてありました!」
 零華: 「…………」
 零華: 窘めようと言葉を探した。けれども、今はそれ以上に彼女の心遣いが心に染みる。
 香: 「…いえいえ、譲ってもらったんだから、問題無しです」(マテ)
 香: 「マスタークラスが相手なら、備えて備え過ぎることはないと思いますから、きっと佐上さんも許してくれますよ」
 零華: 「これが終わったら、無理強いの謝罪に行くのよ…一緒に。いいわね?」
 香: 「………はーい」明後日の方向を見ながら
 零華: 「一緒に」己が発した言葉をもう一度。呟いて。
 香: 「それじゃあ、明日は頑張ってくださいね。…先輩のことも、よろしくお願いします」
 零華: 「ええ。香さん、ありがとう。それと」
 零華: ブレスレットを握りしめ、もう片方の手を彼女の前に差し出す。
 香: 「先輩、どっちかって言うと自分を卑下するタイプだから、自信を持てるよう、ついていてあげてくださいね」
 GM: 言いながら、右手を差し出す。
 零華: 「そうかもしれないわ」笑って、彼女の右手を握った。感謝の意と共に。 ※3



 Middle Phase-03
 ScenePlayer:“理想郷” 御影 広樹/登場:可

  登場Dice 広樹: 1d10+34=4(4)+34= 38

 GM: いよいよ、襲撃当日となった朝。
 GM: あなたはいち早く支部に来ていた。
 GM: なんでも、紹介しておきたい人がいるということで、霧谷から連絡を受けたのだ。
 GM: そこには霧谷と、怪しい仮面をかぶり、肌を全くさらさない人物がいた。
 広樹: 「遂に当日ですね。霧谷さん。ところでそのぁゃιぃ人物は?」
 GM: 体型から、女性であることは想像できるが、それ以外は何もわからない。
 霧谷: 「御紹介しましょう。彼女は、皆さんを“Master Shadow”の所在地までの案内役をしてくださる協力者」
 霧谷: 「『マスクドエンジェル』さんです」 ※4
 GM: その名前には不満がありそうな雰囲気を醸し出しつつ、頷くMA。
 霧谷: 「彼女は、“Master Shadow”に関する情報もいくつか持っているようなので。接触には苦労しましたが」
 広樹: 「なるほど、よろしく『変態仮面』」左手を差し出す
 GM: 不満そうな雰囲気をにじみ出しつつ、手を握り返す。
 MA: 「とりあえず、今手渡せる情報を渡しておこうか…」
 GM: くぐもった声で。ですが、その声には聞き覚えがあるような気がしました。
 広樹: 「で、なんでそんな怪しい仮面をつけているのだ?敵のスパイではないだろうな?」
 MA: 「顔を曝せん事情があるのだよ。その条件で、協力を引き受けた」
 MA: 「………この仮面は想定外だったがな…」怒りを押し殺したような声で
 MA: 「ここまでされられて、今更恰好つける意味もないのでな、はっきり言ってしまおう」
 MA: 「私はもともと、“Master Shadow”の下にいた。そして、そこを抜けてきた」
 MA: 「確実に逃げるためには、UGNと共倒れになってくれるのが理想的でな。案内役を引き受けたまでだ」
 広樹: 「そうか、なら『マスクドエンジェル』か『変態仮面』どちらか好きな方を選べば良いだろう」
 広樹: 「私のお勧めは『しっとマスク』だが」
 MA: 「呼び方は、もう好きにしろ。私だとわかった場合だけ返事をしてやる」
 広樹: 「なるほど、UGNとしてはマスタークラスに好き勝手されるのは気に入らないからな。利害は一致している」
 MA: 「そういうことだ。さて、まずこちらから話すことだが…奴の研究所に入るには、秘密のパスコードが必要だ」
 MA: 「私はそれを知っているので、そこまでの案内をしよう」
 MA: 「中には、“Master Shadow”と、“ソロネ”は確実にいるだろう」
 広樹: 「じゃあ、他に知るべきことはとりあえずマスターのシンドローム、エフェクト、戦闘能力この3点だ」
 MA: 「“Master Shadow”は、エンジェルハィロゥ/モルフェウスだ。戦闘は遠近こなし、極めて高い」
 MA: 「マスタークラスを名乗るに遜色はないな」
 MA: 「“ソロネ”は護衛役だが…射撃は不得手としている。引き離せばカバーはできまい」
 広樹: 「なるほど、戦術は白兵?射撃?それともレゲネイドコントロールによる攻撃なのか?」
 広樹: 「それとソロネ?護衛か」
 MA: 「念のために言っておけば“ソロネ”はサラマンダー/ノイマンだ。一度交戦したから、わかってはいるだろうが」
 MA: 「私の記憶では…射撃はしたことはないな。できんことはないだろうが、RC攻撃の方が効率がいいだろう」
 広樹: 「マスターはRC、ソロネは白兵と考えるべきか。マスターの広範囲攻撃がやっかいだな」
 MA: 「ただ、大抵の場合は最初の一撃でケリがついてしまうからな…最大がどこにあるかは知らん」
 MA: 「なんにしても、影はどこにでもある。影の王であれば、どこにいても攻撃されると思うべきだろう」
 MA: 「今聞きたいことはそれだけか? では、頑張って共倒れしてくれ」
 広樹: 「レゲネイドコントロール型は妨害能力も高いからな」
 広樹: 「移動妨害(ペトリファイ)、目晦まし(幻惑の光)、行動阻害(見放されし地)」
 広樹: 「広範囲攻撃(スターダストレイン)辺りには気をつけておくべきか」
 広樹: 「後はお前にも一緒に来てもらおう。マスターの所までな」
 広樹: 「情報を本当かどうかも解らないし、裏を取っている時間がない以上本当に裏切ったという証拠にはならん」
 MA: 「ふん、当然の要求だな。だが、その場合、私がその場で裏切るかも知れんぞ」
 広樹: 「背後から撃たれるよりはマシだからな」
 広樹: 「本当に追跡を逃れたいのであればマスターをここで確実に潰す方が身の為だぞ?」
 MA: 「その後、UGNに追われないという保証は、今のところそこのニヤケ面の口約束だけだ」
 MA: 「私は自分が生き残るための最良の選択を取る。今、この場において協力しているのもそれが理由だ」
 MA: 「その覚悟があるのなら、最奥まで付き合おう」
 広樹: 「おやおや、霧谷さん。本当にそんな約束をしてしまったのですか?」追わないという約束をしたのか確認する
 霧谷: 「ええ。口約束ですが」シレッと
 霧谷: 「口約束でも、“Master Shadow”をどうにかしてもらった方が、現時点では有効」
 霧谷: 「だからこそ、彼女は今ここにいるのでしょう」
 広樹: 「日本UGNのトップがその約束をしたのならそれが口約束でも強力な効力を持つ」
 広樹: 「FHでいうプランナーが約束したのに等しいぞ」
 霧谷: 「プランナー並とは持ちあげすぎですよ」ハハハと笑う
 霧谷: 「しかし、私は皆さんが思っている以上に、“裏のやり方”にも精通していますよ。信じようが、信じまいが」
 広樹: 「ほぼ確実にエンジェルの身の保障は約束される。約束を失効せざるを得ないほど派手なことをしない限りは」
 広樹: 「これでもUGNが信用できないかな?」
 MA: 「他人が確実に信じられるのであれば、私はそもそもFHにいなかっただろう。これ以上問答が必要か?」
 MA: 「私は私の身の安全を最大に考えている。その結果、今UGNに協力するのが最良と結論付けた」
 MA: 「その考えが覆らん限り、こちらから敵に回る気はない」
 広樹: 「そうかい?だが、ここで手を取り合い、追っ手となる“Master Shadow”を確実に潰すのが」
 広樹: 「君にとっての最良の選択になるだろうと提案させてもらおう。戦力は多ければ多いほど良い」
 広樹: 「毒を喰らわば皿までと言うだろう?」
 広樹: 「道案内だけして最後だけ人任せというのは人を信じないという君の主義に反するんじゃないかな?」
 MA: 「それならば、君らが戦った後に、消耗した“Master Shadow”を潰すのが、私にとて最良だよ」
 MA: 「私に、君らの安全を考えねばならない理由はない」
 広樹: 「それはこちらにも言えることだよ?マスターとの妥協点が見つかれば君の安全を考える理由はないのだから」
 広樹: 「UGNからは追わなくてもFHが君を追う」
 MA: 「ならば、話は戻るだけだ。私は、今すぐこの場を去る」
 広樹: 「それなら、今は道案内だけで満足しよう」
 広樹: 「この共同戦線の話、後々考えてくれるとこちらとしては助かるのでね」
 MA: 「初めから、その契約だ。助けるかどうかは、その場で判断するまでだ」
 広樹: 「じゃあ、道案内を頼む『マスクドエンジェル』」
 MA: 「ああ。…さて、そろそろ本命も来るころ合いかな…」
 GM: そして、いよいよその時が来る…。



 Middle Phase-04
 ScenePlayer:“理想郷” 御影 広樹/登場:可

  登場Dice 零華: 1d10+38=2(2)+38= 40
  登場Dice 広樹: 1d10+38=2(2)+38= 40
  登場Dice 秋生: 1d10+45=8(8)+45= 53
 秋生: あがりすぎだ
 広樹: いくらなんでもかっ飛ばしすぎだろう

 GM: 皆さんは、マスクドエンジェルの案内で、人気のない廃ビルの一角にやって来ました。
 GM: 彼女が壁際で何かいじったかと思うと、人が2〜3人並んで通れるくらいの部分ができました。
 GM: その先は、緩やかな下り坂が続いています。
 MA: 「ここからも、しばらく歩くぞ。その先に扉があるが、そこは私の持つパスコードで開けられる」
 広樹: 「それにしてもこのメンバーで会うのも久しぶりだね」
 零華: 「ええ」と答えつつも、チラチラとマスクドエンジェルを訝しげに見る。
 零華: 何処かで見た事がある気がして仕方が無い(何)
 零華: 「“Bigmouth John”と戦って……そんなに経っていないはずなのに、ね」
 広樹: 「なんだい?そこの変態チックなマスクガールがそんなに気になるのかい?」
 零華: 「気になると言えば気になる…けれど。そんな事は今となっては些事だわ」緩やかな坂道をゆっくりと下る。
 MA: 「とりあえず、話は歩きながらにしてくれ。そこそこ距離があるからな」
 MA: 「ある程度察しがついているかも知れんが、研究所は、おまえ達と初めて戦った廃墟の真下にある」
 広樹: 「で、そこの扉の先はどうなっているんだ?」
 MA: 「半ば使われていない研究所になっている」
 MA: 「私がセルに入った時点で、ほとんど使われていなかったからな。中身はある程度しかわからん」
 MA: 「なんでも、動かすに動かせない物があるとかで、完全には廃棄されなかったそうだが」
 秋生: 「……」一歩下がって会話に入らず。少し考え事をしてる様子
 MA: 「ところで、葛貫といったか…」
 秋生: 「え、あ、はい?」呼ばれてはじめて反応する
 MA: 「おまえとは、まともに話すのは初めてな気がするが…フム…」
 MA: 「だいぶ、“育って”いるようだな」
 秋生: 「あ……そうなんですか?」
 MA: 「最近、妙に体調を崩したことはないか?」
 零華: 「…………」黙って会話に耳を欹てる。
 秋生: 「体調……?」あの胸が熱くなることかな、と思いつつ首をかしげる
 MA: 「私は、こう見えても免許を持っている医者でな…」
 MA: 「例の石が活性化している者は、身体に悪影響を及ぼす傾向があるようだが…」
 MA: 「おまえは例外なような気がする」
 秋生: 「まあ、そういう意味で言うなら、多分いたって健康体ですよ」
 秋生: 「……ああ、不治の病と言う意味では患ってますけど」
 MA: 「ところで、あのファイルから、石を非活性化する方法は見出せたか?」
 MA: 「ある程度の情報は引き出せると思っていたが…」
 秋生: 「一応、可能性だけなら一つだけ」
 MA: 「フム…医者としては少々気になるな。どんな可能性だ?」
 秋生: 「他の石を取り込めば、相殺するって話でした……あくまで可能性です。」
 MA: 「なるほど…非活性化ではなく、消去か…。…可能性としては、充分か」
 MA: 「おまえを解剖すれば、もっと確率が挙げられそうだがな」(マテ)
 秋生: 「はは……僕が死んだら解剖してもいいですよ、『先生』」
 零華: 「洒落にならない冗談は止めて」うっかりと口を挟んだ。
 MA: 「まあ、私はそれとは違う方法を考えた。こちらは非活性化の方法だが…」
 秋生: 「非活性、ですか……」零華さんの突っ込みに苦笑しつつ
 MA: 「件の石は、強い感情を糧とする。逆を言えば、その感情を根本から絶ってしまえば、活性化はしない」
 秋生: 「……感情をコントロールしろって結構難しい話ですね」
 MA: 「例え話だが、今抱えているストレスを完全にゼロにすれば、非活性化が起こるだろう」
 MA: 「無論、簡単にできることではないが」
 MA: 「ちなみに、一度非活性化した石が二度と活性化しないことは、“Scar Red”によって実証されている」
 MA: 「信じるかどうかは好きにしろ。だが、これも一つの方法だ」
 秋生: 「ストレス……ですか。ゼロにするって人間には難しいんじゃないですか?」 ※4
 秋生: 「多かれ少なかれ人間はストレスを感じているものでしょう?」
 MA: 「そうだ。現実的ではない。だから、その方法はUGNは気付いていても教えなかったのかもしれんな」
 秋生: 「……僕の場合。ストレスって多分、飛行機とか、高いところにいるときが一番ストレスになってますよ」
 MA: 「ストレス云々は、あくまで例えだ」
 広樹: 「そういえば死ねばストレスも感情も発生することはなくなるな」
 MA: 「そうだ。だから、死んだらすぐに取りださねばならない。さもなくば、母体に引き摺られ石も死ぬ」
 秋生: 「えーと。死にたくないんで勘弁してください……その……なんですか、ええっと」
 秋生: 「多分思い残すことがいっぱいあるので」ちらり、と零華さんのほうを見たりと目を泳がせて
 零華: 「死なないように、という遠回しで分かりづらい意味よ」
 MA: 「さて…そろそろ見えてくる頃だな…」
 MA: 「話したいことがあるのなら、少し離れて歩けばいいだろう。そんなところまで立ち入らん」溜息をつきつつ ※5
 広樹: 「さて、流石にマスターが相手になると緊張するね。いつもの軽口も叩きにくい」
 MA: 「どうせ、中に入ればそんな暇はまともにないだろう」
 零華: 「……何か、言いたい事があるのかしら?」秋生を見て。
 秋生: 「えと、単純な話ですから。僕の場合、完全にいろんな人巻き込んでるんで申し訳ないというかそういう意味で」
 秋生: 「……僕をかばってその、倒れまくってる人とかに申し訳ないというかその……」なんかわたわたしながら
 零華: 「………」
 秋生: 「僕は、前にも言いましたけど、強くないんですよ」
 秋生: 「だから、“ヒーロー”にはなり損ねました。それだけです」自嘲気味に笑う
 零華: 「──秋生。貴方が本当に弱ければ、この場にいないと思うわ」
 秋生: 「運が良かったんですよ、多分」
 零華: 「ヒーローなんて、なろうとしてなるものじゃないわ」
 零華: 「その時の全力を尽くして、後に振り返ってみればそう呼ばれている──それだけの敬称よ」
 零華: 「本当に弱ければ、何もかもを捨てて逃げ出している…と思う」
 秋生: 「いえ、そういう意味のヒーローじゃなくってですね。―――先日、高志君に会ったんですよ」
 零華: 「木谷高志?」
 秋生: 「ええ。その高志君です」頷いて答える
 秋生: 「それで、彼いってたんですよ。『身近な人を守れるようなヒーローになりたいんだ』って」
 零華: 小さく首を傾げる。
 秋生: 「僕は単純に、そういうヒーローにはなり損ねたなあ、っていっただけなんです」
 零華: 「木谷高志は、その時の…現在の全力を尽くしているだけよ」
 零華: 「秋生。貴方の現在(いま)は、まだ閉ざされてはいない」
 秋生: 「えっと、つまりそのヒーローになり損ねてるな、ってのは、守りたいなーと思った人を守れなかったんですよ」
 零華: 「? 誰を?」
 零華: クラスメイトの事だろうか、それとも親類関係だろうか。
 秋生: 「……いつもかばってくれる人です。本当は逆でありたいんですけど、どうにも守りは苦手なので」 ※6
 零華: 「……………」
 秋生: 「………………」目を逸らす
 零華: 唐突に秋生の言葉の対象に気づいて、小さく笑う。
 零華: 「ヒーローは……」
 零華: 秋生の手を取り、そっと自分の手と重ねる。
 秋生: 驚いて手を引っ込めようとして、凍りつく
 零華: 「いろんな人の想いを受け取り、そして想いを守るものだと…私は思うわ」
 秋生: 「あ……えっと……そういう意味でも失格なんじゃないでしょうか、僕は」
 零華: 「いいえ。そうして貴方はいつも否定する。けれども、私は貴方に想いを託し、そして守って貰っている」
 秋生: 「そう、でしょうか……」
 零華: 「私は………言葉で、どうやったら人に思いを伝えればいいのか、よくわからなくて……」
 秋生: 「……」
 零華: 視線をそっと逸らして。
 広樹: 「(じー)」
 秋生: 「えーっと。その。零華さん」
 広樹: 「(私のことは気にせず)」とジェスチャー
 零華: 「………貴方を信頼していなかったら………何?」
 広樹: 「(空気だとでも)」
 秋生: 「……」後ろのジェスチャーと、零華さんに交互に視線を向けて
 広樹: 「(そこで押し倒せ!男だろ!)」と興奮気味のジェスチャー
 零華: 「……──今、そんな話をしている場合じゃなかったわね。ご免なさい」
 零華: パッと手を離して。小さな咳払いを一つ。
 秋生: 零華さんからすっと離れて……『阿呆か!』と広樹を殴る
 広樹: 「痛いっ!?なにをするんだ」
 零華: 「ただ…“守ってもらっている”のは、私も同じ事なのよ。それだけは解って、秋生」
 秋生: 『……これだけは言っておく。ただし秋生には内緒だ』
 零華: 「何かしら?」
 秋生: 『あいつは、自分で自覚してないが、己(オレ)よりずっと闘いに慣れてる。己(オレ)よりずっと……な。』
 零華: 「え…?」
 秋生: 『だが、拳を相手に……幾ら敵でも振るうのを極度に嫌がる。だから己(オレ)が出る』
 秋生: 『あいつは優しすぎるんだ……』
 零華: 「だと思うわ──」頷いて、長い髪を後ろに払う。
 秋生: 『というわけで、よろしく頼む』しゅた、と手をあげて。
 零華: 「ええ、こちらこそ」
 秋生: 「……? いま、なにか……」しゅた、と手をあげたまま。???と首をかしげる
 MA: 「…もういいのか? 私としては、最後まで待っても構わなかったのだが」からかうような色も無く
 零華: 「宜しく頼まれただけよ。行きましょう、目的地は近い」
 秋生: 「あ、はい、そうですね」シュウセイがまた何かやったのかと、ため息をつく。そういえば右拳が痛い(笑
 広樹: 「殴られた」
 MA: 「少し待っていろ…」言いながら、手元で何かしら操作をする。
 GM: と、横の壁がスライドし、奥への道が開ける。
 MA: 「ここだ。知らずにまっすぐ進むと、行き止まりで罠が発動することになっていた」
 秋生: 「罠、ですか」
 MA: 「…さて…本来の契約であれば、私の案内はここまでなのだが…」
 零華: 「なるほど…」この奥なのだと、緊張に乾く声を顰めて。
 MA: 「一名ほど、私が信用おけないというのでな。もうしばらくだけ付き合おう」
 GM: そう言うと、先頭に立って進む。
 広樹: 「自分の今の姿を鏡で見て信用できると言えるのなら余程のことだぞ」
 秋生: 「外見はいいんじゃないんでしょうか、この際……」
 MA: 「…同意したくなるから、言わんでくれ…」(マテ)
 零華: 「やんごとない事情があるのよ、きっと」フォローのつもりで。
 GM: そして、しばらく進むと、急に辺りが開ける。
 広樹: 「この先か?」
 ???: 「お待ちしておりました」
 GM: と、そこで唐突に声をかけられる。
 広樹: 「どういうことだ『変態エンジェル』ばれてるじゃないか!?」
 零華: 「『マスクドエンジェル』よ」律儀に訂正。
 ???: 「ようこそ、“Master Shadow”様の研究所へ。皆さんを、“Master Shadow”様の元へ御案内いたします」
 GM: そう無感情な声で言って一礼をしたのは、“Life like”の姿をした少女だった。
 秋生: 「……千、ちゃん……」まさかここで会うとは



 Middle Phase-05
 ScenePlayer:“凍える華” 清澄 零華/登場:可

  登場Dice 零華: 1d10+40=4(4)+40= 44
 秋生: 1でろー ※7
  登場Dice 秋生: 1d10+53=6(6)+53= 59
 秋生: いやあああああああ
  登場Dice 広樹: 1d10+40=9(9)+40= 49

 GM: “Master Shadow”の研究所の入り口で待っていたのは、“Life like”の姿をした少女だった。
 LL?: 「どうぞ、こちらに」
 GM: ほとんど表情を動かすこと無く言うと、ゆっくりとした足取りで歩きだす。
 秋生: 「……」顔をこわばらせる
 MA: 「…劣悪なコピーだな…」苦々しい声でつぶやく
 零華: 「製作者の性格の悪さが垣間見えるわね」
 秋生: 「……」大きくため息をつく
 零華: この際、罠などといってはいられまい。その足取りに続いて先へと。
 広樹: 「ここまで来たら罠もないだろう。ついていけばいい」
 MA: 「“Project ll”の際、僅かに残った辛うじて動ける程度のクローンだろう。おそらく、案内くらいしかできん」
 秋生: 「……」ぎりっと、気づかれないくらい密かに歯を噛み締める
 GM: そんな背後の声を無視し、しばらく進むと大きめの部屋に入る。
 GM: そこは、得体の知れない機械が、重い音を立てながら稼働しているようだった。
 GM: 灯りは点いていないが、奥の方でいくつか発光している部分がある。
 LL?: 「周囲の機械には、触れないようお願いします…」
 MA: 「ここは、研究室のようだな…」
 MA: 「私も、初めて入るが…なるほど…」発光している辺りを覗き込んで、頷く
 零華: 「“動かせない物”…」
 広樹: 「つまる所、ここで何を扱っていたかだな」
 MA: 「そこに、“成果”が残っている。見て気持いい物ではないぞ」発光してる辺りを示し
 広樹: 覗き込んでみよう
 GM: 一方、llのコピーは、何もない壁に向かって歩いていく。
 GM: 発光しているのは、培養液の詰まった水槽でした。
 GM: その中には、“Life like”のコピーが浮いています。
 GM: ただ、どれもこれも、身体の一部が欠けていたり、逆に多かったりしています。
 広樹: 「なるほど、糞みたいな研究だな」
 MA: 「こいつらを生かしたいからこそ、稼働を止められなかったわけか」
 秋生: 「……」俯いて
 零華: 水槽には目を向けないように、行く先のみを見て歩く。
 GM: と、そんなことを話していると、警報が鳴り響き、一斉に隔壁が下りる。
 LL?: 「…!? 警報は、切られていたはず…?」
 秋生: 「どういうことですか」
 零華: 「!」咄嗟に周囲を見渡して。
 GM: そして、培養液の水槽が割れ、中にいた“Life like”のコピーが出てくる。
 LL?: 「彼女らは、外見のみならず、精神も失敗しています」
 LL?: 「そのため、彼女らが暴走した時に備え、仕掛けがなされていました」
 LL?: 「外に出さないように隔壁を閉めて、自壊を待つ。急ぎの場合は、ガスも流します」
 広樹: 「そして今バッドコピーである彼女らが解放された」
 LL?: 「ですが、その警報は切ってあったはずですが…」
 広樹: 「だが隔壁は閉まった。次はガスか?」
 秋生: 「……あの、その……急ぎの場合ってことは……」
 LL?: 「とりあえず、彼女らは殺戮衝動に支配されていますので、生きるものに襲いかかって来ます」
 LL?: 「私は、味方として登録されているので、襲われないですが…」
 LL?: 「なお、この隔壁は、彼女らの生命活動の停止が確認されれば、自動的に上がることになっています」
 零華: 「今度の“Master Shadow”は気まぐれなのね」
 零華: 抜け道、乃至、解除装置はないかとチェックし…無さそうだと腹をくくった。
 GM: まあ、ぶっちゃけ戦闘です。 ※7
 零華: はい。
 広樹: 了解
 秋生: うう……了解です(哀
 GM: そうして身構えたところで、機械音声が入る。
 音声: 『緊急事態につき、研究等に鎮圧ガスを流します』
 音声: 『残られている研究員の方は、至急ガスマスクを着用してください。繰り返します―――」
 秋生: 『招待にしては、えらく過激だな、おい』
 MA: 「………仕方ない…。私も味方登録されていないようだからな…多少引き受けよう」
 零華: 「鎮圧ガスが流れる前に、ケリを付けましょう」
 GM: ということで、MAは離脱。そちらには三体向かいます。
 GM: なお、戦闘開始後3ターン経過で、ガスが充満します。
 GM: 全員(敵含めて)防御装甲無視の10点ダメージが入ります。
 広樹: 「いらない所で、イラナイ敵を相手にすることになるのか」
 秋生: 『誰がうまいこといえと』
 GM: 案内役のコピーは攻撃対象になりませんが、ガスをくらったら確実に死にます。
 GM: エンゲージ状況(コピー“LL”×3)(PC達、案内人) こうなっています。
 GM: 勝利条件は、敵の全滅。敗北条件は、PCの全滅。
 GM: なお、コピーのイニシアティブは、一律9です。
 零華: 了解。
 GM: 他なにか、質問はありますか?
 広樹: ないかな
 秋生: 『ところで、この出来損ないとやらの能力は、大体如何程なんだ?』
 秋生: 『緊急時だからそれくらい教えてもらえるよな?』
 LL?: 「申し訳ありません。存じ上げません。おそらくエグザイルだとは思いますが…」
 秋生: 『ち、役にたたねえな……』舌打ち
 広樹: 「戦えば解る。戦わないと解らない。さっさと片付けるぞ!」
 零華: 「ええ」
 GM: では戦闘開始。
 GM: 第一ラウンド
 GM: セットアップ
 零華: 無し。
 GM: こちら、全員《ヴァイタルアップ》宣言。HPが少し増えました。
 広樹: セットアップなしです
 秋生: ないです

 GM: 零華が一番早いですよね。どうぞ。
 零華: 「哀れな命達……静かに眠りなさい、永久に」
 零華: マイナー:《氷の加護》
 零華: RC4+《ブリザード・ブレス/サイレンの魔女/ブレインコントロール/さらなる波》
 零華: 侵蝕値:2+10→56% 対象:ll×3 攻撃力+5(装甲防御無視)
  Dice 零華: 8r8+4=36(10(6,2,8,10,7,6,8,3)+10(6,6,9)+10(10)+6(6))+4= 40
 零華: 40。
  ダメージDice 零華: 5d10+5=36(3,8,10,5,10)+5= 41
 零華: 41点。掲げた手に収束された冷気が、渦を巻いて襲う。 ※8
 GM: ダメージ大きいな。充分死んでる。
 GM: 戦闘終了(笑)
 零華: 「…ご免なさいね」ガラスのように弾け、割れた破片が舞い落ちた。
 秋生: 『…………』身構えたまま凍りつく
 広樹: 「あっという間だったな。次良くか」
 秋生: 『あれだよな、浮気したら毒入りスープで殺す前に、拳でやられるタイプだ。間違いない……』ぼそ
 GM: コピー達が砕け散ると、間もなく警報が止み、隔壁が上がっていきます。
 LL?: 「…開きました。奥へどうぞ」
 零華: 「ええ。先を急ぎましょう」
 GM: そして、戦闘中の周りを気にせず何か作業をしていた案内役が、開かれた隠し扉を示す。
 LL?: 「私が御案内できるのは、ここまでです。それでは、失礼します」
 GM: そう言うと、コピーは無表情に踵を返す。
 零華: 「ですって」二人を見る。
 秋生: 「え、ええ……」
 零華: 「“Master Shadow”は、この先に。幕を閉ざしに行きましょう」
 広樹: 「じゃあ、行こうか。準備はいいな?」
 零華: 出掛けに香からもらったブレスレットにそっと触れて、隠し扉の先の闇を見た。
 GM: そして、道は開ける。深き影の、その闇の最奥に。



 Climax Phase
 ScenePlayer:“全員

  登場Dice 秋生: 1d10+59=9(9)+59= 68
  登場Dice 零華: 1d10+56=10(10)+56= 66
 零華: ここへ来て…!
 秋生: ウェルカムーダイスボーナスうううううう(T△T)
  登場Dice 広樹: 1d10+49=1(1)+49= 50

 GM: 隠し扉を抜けると、開けた部屋に出る。
 GM: 四方の壁は頑丈そうで、ここまでの区画とは明らかに一線を画した雰囲気がある。
 GM: その、中央辺りに豪奢な机があり、黒いローブをまとった男が座っている。
 GM: そして、その左右には“ソロネ”と“Life Like”が控えています。
 零華: 「お招きいただき光栄だわ…“Master Shadow”」口調に皮肉を湛えて黒ローブの男へと。
 ローブ 「ようこそ、我らが研究所へ」 ※9
 GM: その声は、以前UGN支部で戦ったものとは、よく似ていたがどこか違って聞こえました。
 秋生: 「……」じっと見る
 ローブ: 「先代“Master Shadow”を倒し、以前の襲撃においては、可愛い弟を倒してくれた」 ※10
 ローブ: 「UGNの能力には、感服せざるを得ないな」クククと嗤いながら
 ローブ: 「さて…君達をここまで招き入れたのは…まあ、正確には君意外に用は無いのだが…」秋生を見ながら
 秋生: 「僕としては、はっきり言って、迷惑でしたよ。ずっと」
 ローブ: 「だろうな。石を活性化させるには、過度のストレスを与えるのが一番だ」
 ローブ: 「それが“迷惑でないという”のは少数だろう」
 秋生: 「あと、いろんな人を巻き込んだ。それも含めて、です。犠牲も多いし、何より……無駄が多すぎる」
 ローブ: 「だから、そろそろ手放したいだろう、石を。渡したまえ、そのために、ここまで招き入れた」
 秋生: 「そういうわけには。―――なぜなら、答えはとても簡単です」
 秋生: 「貴男は、僕を、怒らせた」
 秋生: 「渡さないという選択はそれに対するちょっとした反抗ですよ」肩をすくめる。
 ローブ: 「ふーむ。私としては、話し合いで済めば、それが一番楽だと思っていたのだがね」
 秋生: 「あと、あれです。はいそうですか、って命を差し出す人はそういないと思いますけど」
 ローブ: 「なにも、君の中の石でなくてもいいんだよ。“LL”から受け取ったのであろう? そちらで構わない」
 ローブ: 「そうすれば、ついでに君の中の石を取り除いてもいいのだが」
 秋生: 「そういうわけには……あれ、一種の形見ですし」
 ローブ: 「それだけの理由で、私と戦おうと言うのか…。若いな」
 秋生: 「あ、それだけじゃないですよ。あと、”お礼”も兼ねてます」
 ローブ: 「だがまあ…それも已む無しか」
 ローブ: 「もとより、そうなるだろうと思っていたからこそ、ここまで招き入れたのだからな」
 秋生: 「お礼といってもお礼回り、ってわけじゃないですけどね」
 ローブ: 「ほう?」
 秋生: 「本当の”お礼”です、ちょっと過激ですけど。」
 秋生: 「貴男が起こした事件のおかげで、本来なら知り合えないような人と知り合えたのだけは」
 秋生: 「お礼しておかないと礼儀に反しますから」
 秋生: 「……ね?」目だけなぜか笑ってない笑みを浮かべる
 ローブ: 「気にするほどのことではないのだがね」こちらも、笑みを浮かべる
 ローブ: 「さて、主賓はえらくやる気のようだね、“ソロネ”」
 GM: 無言で頷くと、腰にさした刀の鯉口を切る。
 広樹: 「まあ、秋生、そう無駄に怒るな」
 広樹: 「客を招待しておいて、茶も着席も勧めない非常識相手に人間らしい対応を求めるのも野暮というものだよ」
 秋生: 「……」
 広樹: 「そこの“ソロネ”という下っ端。お前が主人の客の相手をしないでどうする」
 広樹: 「お前の不手際はそのまま主人の評価だぞ。さっさと茶の用意ぐらいしたらどうだ」
 ソロネ: 「貴様如き招かれざる者をもてなしたとあらば、それこそ主人に叱られるというものだ」
 ソロネ: 「礼儀作法を口にするなら、その程度は理解しておけ」
 ローブ: 「仕方ないので、我らで相手をしようか、ねぇ」
 GM: そう言ったかと思うと、瞬時に黒星を展開し、『重力波』でPC達を押さえ付ける。
 零華: 「………っ」がくんと体が折れ、膝を付く。
 秋生: 「……!」踏ん張って耐える。
 広樹: 「うおっ、」膝が折れる
 零華: 「──元より…交渉なんてするつもりも無いわ」
 零華: 「貴方の野望ごとその石を打ち砕き、終わりにする。そのために私は此処に来た」
 零華: 膝は折れても心は折れない。必死に抗い、立ち上がる。
 広樹: 「っ、先程の人形どもはそういう意図ということか。遠回しすぎる」
 ローブ: 「人形?」
 広樹: 「?知らないのか?いや、そもそもお前誰だ!?」>ローブ
 ローブ: 「………“ソロネ”…『余計な手出しはするな』との通達は受けていたはずだろう」溜息
 広樹: 「バロール能力者、マスターの能力はエンジェルハィロゥ/モルフェウスのはず!」
 ローブ: 「私か? 私は堂島 隆明」
 ローブ: 「先代“Master Shadow”の実子にして、おまえ達が仕留めた堂島 隆治の実兄」
 ローブ: 「そして、“Master Shadow”様の忠実なる僕。“サーヴァント”とでも呼ぶがいい」
 零華: 「堂島隆明…なるほどね……」
 ???: 「おまえ達は、何をやっているんだ?」
 GM: そんな声がしたかと思うと、水の刃が“サーヴァント”達を襲う。
 GM: “サーヴァント”は障壁を展開し防ぎ、“ソロネ”は咄嗟に“Life Like”を庇って刃を弾く。
 GM: 障壁に力を使ったため、PC達にかかっていた重力は解除されます。
 秋生: 「……っ、と」たたらを踏んで姿勢を整える
 零華: 「マスクドエンジェル」
 零華: 重力の軛から解き放たれ、咄嗟に態勢を整え直す。
 MA: 「…もう、“ヴァーチャー”でいい…。ここにいる者は、全員顔見知りだ…」情けなそうな声で(笑)
 秋生: 「趣味かと思って、あえて合わせてたのに……」苦笑しつつ
 “サーヴァント”: 「邪魔をするか、“ヴァーチャー”」 ※11
 零華: 「………」謝るべきかと一瞬だけ考えたが、黙っておくことにした(何)
 広樹: 「助かったぞ『マスクドエンジェル』。お前が居なければ負けていたかもしれん『マスクドエンジェル』」
 広樹: 「本当にありがとう『マスクドエンジェル』」
 零華: 「狙うべくは“Life Like”」
 秋生: 「みたいですね」
 “LL”: 「ふぅ…困ったものね、“マスクドエンジェル”さん」
 零華: 「…サーヴァントの“影”に潜む者。それこそが“Master Shadow”」
 零華: 「真なる影。秋生と…倉峰千の石は渡さない」
 “LL”: 「最後まで押し通したかったのだけど…」
 “LL”: 「“サーヴァント”、“マスクドエンジェル”への仕置きは貴方に任せるわ」
 “LL”: 「それと、“あちら”も手筈通りに進めておきなさい」
 “サーヴァント”: 「………御意」
 GM: 小さく答えると、“ヴァーチャー”と“サーヴァント”は戦いながら退場します。
 “LL”: 「…さて、お久しぶりね、秋生君に、零華さん。広樹さんは、確かはじめましてよね」
 秋生: 「……」複雑な顔をして黙る
 “LL”: 「改めて、ようこそ。私が“Master Shadow”、倉峰 千よ」
 広樹: 「まさか、マスターがそんな可憐なお嬢さんだとは思いもしませんでしたよ」
 千: 「ありがとう。でも、マスターがこんな小娘と知られると、やっぱり舐められるのよ」
 千: 「だから、“サーヴァント”に表に出てもらっていたのだけど」
 千: 「“セラフ”なんて特に気に入らなかったみたいでね。よく、私を追い落とそうとしてたわ」
 千: 「ねえ、秋生君。改めて尋ねるけど、“LL”の石を置いて帰る気はないかな?」
 千: 「正直なこと言えば、貴方と戦わずにすむなら、その方がいいのだけど」
 秋生: 「先ほども言いましたけど、これは形見ですから、駄目です」
 広樹: 「というか、気になるのはアレが実子?マジデ?」サーヴァントが消えた方を指差して
 千: 「そっか。そんなに、あの人形に心が残ってたんだね。ちょっと、悔しいかな」
 千: 「ああ、違う違う。彼は先代の息子」
 千: 「別に親から子供にマスターの称号を継ぐなんてルールは無いからね。私が先代の遺言で貰ったのよ」
 広樹: 「ふ、ふう良かった。まさか若作り!?俺の夢を返せっ!ってことになるのかと」
 秋生: 「……」呆れてる
 零華: 「いくらレネゲイドの神秘でも、それはあんまりでしょう?」
 千: 「ふぅ…。あの人形には、ちょっと意地悪しちゃったからね」
 千: 「いくら記憶を分け与えたからって、自分だけFHを抜けようとするんだもの」
 千: 「だから、本来の予定より強めのショックを与えたの。それで、あそこまで派手に壊れてくれるんだから」
 秋生: 「彼女が抜けようとしたのは、単純に僕が言ったからなんですけど……」
 秋生: 「だから、なおさら、貴女が許せないんですよ……ねえ」
 千: 「…それは、どうかしら?」瞬間、何か淋しげに
 千: 「でもあの子、文字通りに“Life Like”(生きている“みたい”)だったでしょ?」すぐに元の笑みを浮かべ直して
 秋生: 「というか、ですね」
 秋生: 「たとえ、それが作られた命であろうと、植えつけられた記憶であろうと」
 秋生: 「ひとつの個として生まれたものをまるで玩具のように使い捨てる、という考え方が気に食わないです」
 千: 「“ヴァー”…“マスクドエンジェル”も、同じ事を言ってたわね」
 零華: 「そうね…私も、彼女を信じたわ。“造り物”だったとしても──彼女には希望があった」
 秋生: 「ですから、”彼女”の涙は本物だし、”彼女”の思いは本物です」
 秋生: 「……むしろ、貴女のほうが滑稽だと、僕は見える」
 千: 「滑稽、ね。それは認めるわ。今のこの局面も、元をただせば私も滑稽さが生んだこと。でも」
 千: 「こうしてここまで立場が違っちゃえば、言葉を尽くす意味ももうないよね。はじめようか、時間も無いことだし」
 GM: そういうと、大鎌を取り出し、構える。
 広樹: 「それもそうだな。さっさと始めて、さっさと互いの主張を押し通すことにしよう」
 零華: 「ええ。滑稽な芝居も、もうお終いにしましょう」手を振り、周囲に氷の結晶を従える。
 秋生: 「もういい加減振り回されるのはこりごりです」『……だな』肩幅に足を広げて、構える
 GM: 黙って控えていた“ソロネ”が前に立ちふさがるように移動し、“Master Shadow”は《ワーディング》を展開する。
 GM: では、衝動判定をお願いします。
 零華: (ころころ)うわ、成功の84%!
 秋生: (ころころ)ヒィ。成功して85%へ
 広樹: (ころころ)成功して侵蝕率58%
 広樹: ここまで来てなんだが、ダイスボーナスすらない
 零華: 困ったものですね。
 秋生: ……零華さんといいコンビな侵食率
 GM: むう…平均的にはほぼ想定通りですが、広樹が一際低いな(笑)
 GM: では、イニシアティブの宣言お願いします。
 GM: ちなみにこちら、千が16、ソロネが19です。
 秋生: IV10です。はい
 広樹: IV値6です。社会以外能力値ALL2舐めんな
 零華: IV17です。
 秋生: えらそうに言われても……
 GM: では、説明を。エンゲージ状況。
 GM: (千、ソロネ)(秋生、零華、広樹、アタックチーム)
 秋生: うい……ん? アタックチーム?
 GM: このようになっています。エンゲージ間の距離は4〜5mというところ。
 GM: 広樹の所持してるアイテムですね。
 GM: 開始時点に未行動で同エンゲージに存在という扱いで。正直、忘れがちなので。
 広樹: よく攻撃の対象から外れて(忘却して)くれる素晴らしい奴等です
 GM: 勝利条件は、“Master Shadow”を倒す。敗北条件は、PCの全滅。
 GM: 以上、何か質問等はありますか?
 零華: 特にありません。パッと見、武装はどのような感じでしょうか?
 GM: 千は大鎌を、ソロネは日本刀を佩いています。
 GM: それぞれ、防具も着ていそうですね。千の方が、いい防護を着てる感じ。
 広樹: 脱がすか
 零華: ふむふむ。アイテム的に外せるならば、秋生が楽できそうですね。
 秋生: 楽させてください
 広樹: 脱がす為には《破砕の音》技能白兵…(ぁ
 零華: すみません、持っていません…(何)
 秋生: ……
 GM: 真面目なデータのこと言ってるなら、《破砕の音》も《腐食の指先》も白兵ですよ。
 GM: 性能的な違いはなさそうですね、ザッと見た感じ。
 秋生: ダメジャン
 GM: 他に質問はなさそうなので、戦闘開始します。

■□Round 1□■

 GM: セットアップ
 零華: 無し。
 GM: こちら、二人とも《ヴァイタルアップ》宣言。
 広樹: なしです
 秋生: セットアップなしです

 GM: では、19のソロネ。
 GM: マイナー《氷の剣》《ホットダッシュ》でエンゲージ移動しつつ剣を作る。
 GM: メジャー…(ころころ)
 GM: 《ブレインコントロール》《炎の剣》《コンバットシステム》《戦神の祝福》《マルチウェポン》《確定予測》
 GM: で斬りつける。対象は秋生。
  Dice GM: 26r7+3=34(10(3,7,3,1,8,10,7,9,1,2,5,4,3,4,2,9,3,2,7,7,4,2,9,7,4,3)+10(6,9,9,10,4,3,1,2,9,3)
  +10(2,9,4,10)+4(4,2))+3= 37
 GM: 37。
 広樹: 26個も振って、30病かよ
 秋生: ・・・とりあえず当たって砕けるために、素で振ってみる
  Dice 秋生: 11r10+1=14(10(10,5,2,5,5,6,7,3,8,3,4)+4(4))+1= 15
 秋生: まあ、無理だわな。ください。
  ダメージDice GM: 10d10+23=58(5,7,7,3,8,7,2,3,9,7)+23= 81
 GM: 81点装甲有効。
  《リザレクト》Dice 秋生: 1d10+85=3(3)+85= 88
 秋生: HP3で復帰(ぇ

 GM: では、17の零華どうぞ。
 零華: マイナー《氷の加護》
 零華: RC4+《コキュートス/サイレンの魔女/ブレインコントロール/マシラのごとく》
 零華: 侵蝕値:2+19→105% 対象:千
  Dice 零華: 15r7+4=45(10(5,7,5,9,7,4,4,4,7,7,9,2,8,2,8)+10(9,10,1,8,3,8,1,2)
  +10(1,10,2,7)+10(6,9)+5(5))+4= 49
 零華: 49。すぅ…と息を吸い、冷気を極限に高めて放つ。
 GM: きついな…素回避。
  Dice GM: 11r10+3=19(10(5,8,6,10,9,1,9,5,4,10,6)+9(1,9))+3= 22
 GM: 命中。ダメージどうぞ。
 零華: 「サファイヤブルーの華と散れ」
  ダメージDice 零華: 5d10+45=20(6,5,4,3,2)+45= 65
 零華: 装甲防御無視65点。
 GM: 落ちないけど、でかいな…。削っておこう。《ショックアブソーブ》宣言。20点止めて45点受領。
 GM: では、16の千。
 GM: マイナー《エンジェルステップ》
 GM: メジャー《練成の掟》《カスタマイズ》《レインフォース》《クリスタライズ》《ギガノトランス》《主の右腕》《光の裁き》
 GM: 対象:シーン
  Dice GM: 22r7+4=35(10(2,9,7,9,1,7,7,2,8,10,8,5,5,1,3,9,3,1,2,3,4,8)
  +10(7,6,9,9,10,9,10,6,5,1)+10(2,5,8,2,7,5)+5(5,2))+4= 39
 広樹: アタックチームが秋生を、広樹が零華をカバーリング
 GM: 39、防御ぺナ2個…って、カバー了解。
 広樹: 「残念だが、私に男を庇う理由はないのだよ!ひでぶっ」
 零華: 「──“アヴァロン”!」
 零華: 身構えたその瞬間に割って入られ、無事を確認して正面に向き直す。
 秋生: 「……」『なんか緊迫感薄れんな』
  ダメージDice GM: 4d10+44=9(1,1,1,6)+44= 53
 GM: 53点装甲無視。
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10=4(4)= 4
 広樹: 侵蝕率62%

 GM: では、10の秋生どうぞ。
 秋生: マイナー:『炎魔』 《ハンティングスタイル》+《完全獣化》+《破壊の爪》
 秋生: メジャー:『炎威』《獣の力》+《大蛇の尾》+《炎の理》+《業炎》
 秋生: クリンナップ時4点実ダメージ。メジャー消費して消火するまで持続。 侵食率106 目標:千
  Dice 秋生: 20r7+4=23(10(2,7,5,7,9,1,3,9,4,8,6,3,3,7,10,4,4,6,6,6)+10(3,5,2,9,10,6,5)+3(1,3))+4= 27
 GM: 《練成の掟》《フォームチェンジ》《砂の盾》《瞬間の眼》《御使いの声》で受け。
  Dice GM: 20r7+11=35(10(4,2,10,9,8,2,5,9,2,6,6,8,7,9,8,3,4,9,6,1)
  +10(8,3,6,7,6,5,6,10,4)+10(1,6,7)+5(5))+11= 46
 GM: 受け成功。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 秋生: 3d10+22=13(8,4,1)+22= 35
 秋生: 35で
 GM: そこまで防御力は高くないから…チクッと通った
 秋生: ちくっとですか
 GM: では、広樹とアタックチームはカバーしたから…。

 GM: セカンド
 GM: こちら、ソロネのみ宣言。
 零華: 敢えて宣言。
 広樹: どうしよう。セカンドと止まらずの舌覚えて、ソロネに質問でもしようかしら(何
 秋生: なんのしつもんするんやら
 零華: 止めませんが…(何)
 広樹: 今回はなしで
 秋生: セカンドなしで。とりあえず今回は

 GM: では、ソロネ。(ころころ)対象:広樹
 GM: 《ブレインコントロール》《炎の剣》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《確定予測》《デュアル・デュエル》
  Dice GM: 26r7+3=43(10(5,9,1,1,1,9,5,8,1,9,3,5,10,6,1,7,5,1,8,10,8,7,10,4,4,6)+10(6,3,10,2,2,3,6,7,10,7,8)
  +10(6,3,1,10,9)+10(1,7)+3(3))+3= 46
 GM: 46。
 広樹: 「その程度の攻撃!回避できるわけないだろう!」
  Dice 広樹: 3r10+0=9(9(3,2,9))+0= 9
 広樹: 達成値9!
  ダメージDice GM: 5d10+23=28(3,6,8,7,4)+23= 51
 GM: 51点装甲有効。
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+62=9(9)+62= 71
 広樹: 侵蝕率71%、HP8しかないっちゅーねん

 GM: では、零華。
 零華: 「すべてに等しく吹き付ける──舞え!」
 零華: RC4+《コキュートス/サイレンの魔女/ブレインコントロール/さらなる波/リミット・リリース/エネルギー・マイスター》
 零華: 侵蝕値:+19→124% 対象:シーン RCコントローラー(ブレスレット)使用 装甲防御無視 ※12
 GM: 千、《闇の手》宣言。クリティカル値を+2してください。
 広樹: 「奥の手か!?」
 零華: では、シナリオロイス:“Master Shadow”へのロイスをタイタスにして、Cr−1。OKですか?
 GM: どうぞ。
  Dice 零華: 24r7+4=54(10(2,3,5,5,2,2,2,10,9,4,7,4,9,1,10,4,6,1,7,1,3,4,9,8)
  +10(8,6,5,2,1,3,4,8)+10(10,1)+10(9)+10(10)+4(4))+4= 58
 零華: 58。
 GM: 走ってるな…千は素回避。
  Dice GM: 11r10+3=21(10(5,10,3,9,9,2,5,9,4,9,8)+10(10)+1(1))+3= 24
 GM: で、ソロネは回避無し。ダメージどうぞ。
 零華: 「そして…荒れ狂え!」更に叩き付けるような嵐が吹き荒れる。
  ダメージDice 零華: 6d10+10=44(10,6,3,6,10,9)+10= 54
 零華: 装甲防御無視の54点。
 GM: それは…仕方ないな。《砂塵の城壁》宣言。ダメージを0に。
 千: 「あの時とは違うってことかな…? 結構、切り札を切らされたよ」
 零華: どちらのダメージが0になりましたか?
 GM: 残念。《砂塵の城壁》は受けるダメージではなく、算出されるダメージを0に変更します。
 GM: なので、誰もダメージを受けません。
 零華: 対象:単体だから1人だけに効果があるんだと思っていた…。
 秋生: わたしも受けるほうの単体、だと思ってたな……
 広樹: 対象:単体でその対象に零華を選択したから、
 広樹: 零華が振るダメージ算出の数値が0に置き換えられたというのが正しい
 零華: なるほど。攻撃する人物が単体ではないというケースは無いと思うけど了解(何)
 零華: 仕留めたと思った──のに、無傷のまま立っている姿に眉を顰め、冷気を一旦収束させる。

 GM: では、クリンナップ
 零華: 無しです。
 秋生: ないです。もれなく4点でしたね、《炎の理》
 GM: 受領。
 広樹: クリンナップなし


■□Round 2□■

 GM: セットアップ
 零華: 無し。
 広樹: なし。
 秋生: なし
 GM: こちら、千が《サポートデバイス》宣言。ソロネは無し。
 広樹: ここで社会とか言ってくれたらかっこよすなんだが
 GM: と、そういえば能力値の宣言してませんでしたね。精神を指定。
 GM: では、19のソロネ。(ころころ)対象:秋生
 GM: マイナー《火の檻》
 GM: メジャー《ブレインコントロール》《炎の剣》《コンバットシステム》《戦神の祝福》《マルチウェポン》《確定予測》
  Dice GM: 26r7+3=66(10(7,3,3,5,2,2,9,1,8,7,3,10,2,1,4,6,5,2,3,9,3,7,3,4,10,2)+10(8,4,10,7,5,6,9,6)
  +10(8,9,4,9)+10(7,6,7)+10(3,10)+10(7)+6(6))+3= 69
 GM: 回ったな。69。
 秋生: 貰います、ダメージください
  ダメージDice GM: 12d10+23=49(1,6,2,9,2,2,5,1,8,1,8,4)+23= 72
 GM: 72点装甲有効。
 秋生: ソロネにロイスを取得して昏倒。
 GM: 了解。

 GM: では、17の零華どうぞ。
 零華: 待機。

 GM: では、16の千。
 GM: マイナー無し、
 GM: 《練成の掟》《砂の刃》《クリスタライズ》《見放されし地》《主の右腕》《スターダストレイン》《光の裁き》対象:シーン
  Dice GM: 20r7+4=34(10(2,3,4,9,2,3,7,1,6,9,7,5,9,4,8,1,9,9,7,10)
  +10(8,1,6,4,4,3,1,8,5,7)+10(8,3,2)+4(4))+4= 38
 GM: 38、防御行動にぺナ2個。命中でシーンの間ダイスペナルティ2個。
 零華: ペナ込み素回避。
  Dice 零華: 6r10+1=13(10(2,5,6,10,1,6)+3(3))+1= 14
 零華: 回避はできず。
  Dice 広樹: 1r10+0=2(2(2))+0= 2
 広樹: いぇい、2
  ダメージDice GM: 4d10+30=20(3,8,6,3)+30= 50
 GM: 50点装甲無視。
 零華: 昏倒。
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+71=1(1)+71= 72 ※13
 広樹: …72%
 零華: 上がらない人は上がらない法則…

 GM: では、昏倒している方々を飛ばして、広樹どうぞ。
 広樹: メジャー《交渉1+絶対の恐怖+蝕む声+風の渡し手》 侵蝕率:5 対象:2体
 広樹: 攻撃力:+2 装甲値無視 意志で防御判定 射撃距離攻撃可 対象:2体
  Dice 広樹: 5r8+1=41(10(6,10,5,2,3)+10(8)+10(9)+10(8)+1(1))+1= 42
 GM: なんかもう、絶好調ですな(笑)
 広樹: 達成値42で攻撃、侵蝕率77%
 広樹: 「こっから、俺!オン!ステージ!」
 GM: 千は、一応素回避。
  Dice GM: 20r10+2=18(10(4,8,9,10,2,2,9,10,3,7,2,3,3,10,4,5,10,7,8,3)+8(2,6,6,8))+2= 20
 GM: ソロネ《ブレインコントロール》《ハードボイルド》《確定予測》で回避。
  Dice GM: 27r7+2=54(10(10,6,2,9,9,1,1,4,3,5,10,9,1,6,3,5,7,1,8,7,4,7,5,4,7,1,10)+10(7,3,2,2,7,4,3,3,10,9,5)
  +10(10,7,8,6)+10(10,6,8)+10(10,2)+4(4))+2= 56
 GM: 回避。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 広樹: 5d10+2=35(6,9,10,6,4)+2= 37
 広樹: 37点ダメージ
 GM: 削れる余裕がある内に削っておこう。千、リアクティブアーマー使用。
  Dice GM: 2d10=12(6,6)= 12
 GM: 12点削って25点受領。

 GM: では、セカンド
 零華: 昏倒中で無し。
 広樹: ないよー
 秋生: 倒れてます
 GM: こちら、二人とも宣言。

 GM: まず、ソロネ。対象:広樹
 GM: 《ブレインコントロール》《炎の剣》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《確定予測》《デュアル・デュエル》
  Dice GM: 26r7+3=35(10(8,8,10,7,10,2,10,4,2,5,2,10,4,5,9,4,9,2,6,6,6,7,3,2,3,3)
  +10(1,7,8,5,9,3,5,4,8,2)+10(4,4,1,10)+5(5))+3= 38
 GM: 38。
 広樹: DP付回避
  Dice 広樹: 1r10+0=9(9(9))+0= 9
 広樹: 回避なんてできるわけもなく
  ダメージDice GM: 4d10+23=24(4,6,6,8)+23= 47
 GM: 47点装甲有効。
 広樹: HP1なんで耐えられるわけもなく
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+77=1(1)+77= 78 ※14

 GM: では、千
 GM: 《練成の掟》《砂の刃》《クリスタライズ》《見放されし地》《主の右腕》《スターダストレイン》《光の裁き》《光速の剣》対象:シーン
  Dice GM: 20r7+4=36(10(5,6,3,5,10,2,3,2,10,8,8,8,6,4,1,8,3,4,9,1)
  +10(8,4,4,10,8,10,1)+10(2,1,7,5)+6(6))+4= 40
 GM: 40、防御行動ぺナ2個。
 広樹: DP付回避、というかもはやダイス振れない
  Dice 広樹: 1r11+0=6(6(6))+0= 6
  ダメージDice GM: 5d10+30=24(8,2,7,4,3)+30= 54
 GM: 54点装甲無視。
 広樹: HP1なんで耐えられるわけがない
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+78=1(1)+78= 79 ※15
 広樹: ……
 零華: ………
 秋生: …………
 広樹: 「なんか知らないが!俺凄い頑丈!?」
 零華: いっそ凄いな(何)
 GM: 頑張ってあと数ターン耐えれば、千もクリンナップで死ぬよ(笑)
 秋生: なんかうん。そのままいけ?(こきき

 GM: ということで、クリンナップ。
 GM: 3点受領。
 零華: 無し。
 広樹: 無いよー
 秋生: じわじわと《炎の理》w 4点ですにょ
 GM: 了解。


■□Round 3□■

 GM: セットアップ
 GM: こちらは無し。
 零華: 無し。
 秋生: 倒れてます
 広樹: ないです

 GM: では、19のソロネ。
 GM: マイナー無し。
 GM: 《ブレインコントロール》《炎の剣》《コンバットシステム》《戦神の祝福》《マルチウェポン》《確定予測》対象:広樹
  Dice GM: 26r7+3=43(10(5,8,10,8,6,1,6,5,2,6,6,5,1,5,2,8,5,2,10,8,4,4,4,5,9,5)
  +10(8,9,10,7,4,6,8)+10(1,8,3,5,4)+10(7)+3(3))+3= 46
 GM: 46。
 広樹: DP付回避
  Dice 広樹: 1r11+0=2(2(2))+0= 2
 広樹: 2!
  ダメージDice GM: 11d10+23=51(8,2,6,2,10,7,1,2,6,3,4)+23= 74
 GM: 74点装甲有効。
 広樹: そろそろ蛸殴り痛ス
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+79=3(3)+79= 82
 広樹: 侵蝕率82%だよう
 秋生: ……見事な起き上がりこぼしだ。がんばれ(他人事
 零華: ようやく侵蝕率が良い感じになってきた。
 広樹: 「そろそろマジ痛いんですが、殴るの辞めてくれません?」 ※16

 GM: では、16の千。
 GM: マイナー無しの、
 GM: 《練成の掟》《砂の刃》《クリスタライズ》《見放されし地》《主の右腕》《スターダストレイン》《光の裁き》
 千: 「死んだふりしてればよかったんじゃないの? 私は起きてこない貴方を攻撃する意味って、あまり無かったし」
  Dice GM: 20r7+4=34(10(9,3,8,5,2,8,7,6,6,9,5,6,3,5,8,9,5,2,9,7)
  +10(2,7,5,4,9,5,8,5,9)+10(7,7,4,2)+4(3,4))+4= 38
 GM: 38、防御行動ぺナ2個
  Dice 広樹: 1r11+0=7(7(7))+0= 7
  ダメージDice GM: 4d10+30=26(8,3,5,10)+30= 56
 GM: 56点装甲無視。
 広樹: 「凄くナイスアイデアだ!だが、それをやるとトドメ刺すだろう、君」
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+82=4(4)+82= 86
 広樹: 侵蝕率86%
 千: 「そりゃあ、念のためにね」

 GM: では、6の広樹どうぞ。
 零華: ソロネにロイスを取得して、昏倒から回復します。
 零華: 「──…死んだふり、なんて……するつもり、無いわ…」よろりと立ち上がる。
 秋生: 先ほどのソロネのロイスをタイタス、昇華して昏倒から復帰。
 広樹: 「じゃあ、ここらで一発逆転の手を打たせてもらおう」
 広樹: メジャー《RC1+アクセル+熱狂+ポイズンフォッグ+狂戦士》 侵蝕率:13 対象:範囲
 広樹: 【肉体】DB+3 【精神】DP−3 ラウンド終了時まで有効
 広樹: 次メジャーCr−1 次判定DB+4 セカンドアクション宣言可能
  Dice 広樹: 3r10+1=5(5(5,2,4))+1= 6
 広樹: 成功。侵蝕率99%
 零華: 感謝。

 GM: では、未行動で立ち上がったお二人の行動どうぞ。
 零華: むん、待機を宣言。
 秋生: イニシアティブ0まで待機宣言。
 GM: どうぞ。

 秋生: シュウセイが動く。
 秋生: メジャー:『炎激』《獣の力》+《炎の剣》+《大蛇の尾》+《業炎》+《フルパワーアタック》 侵食率118
  Dice 秋生: 33r6+4=35(10(7,4,7,7,2,10,7,4,9,5,7,8,7,7,6,8,3,10,2,9,4,3,3,7,1,9,7,4,5,8,5,5,3)
  +10(1,4,1,1,5,3,10,1,4,5,3,3,3,3,3,10,4,7)+10(1,4,7)+5(5))+4= 39
 GM: 対象の宣言して、こちらが許可してから振ってください。
 秋生: ソロネで。目の前にいてじゃまっけだよ! ってことで
 GM: 《ブレインコントロール》《コンバットシステム》《灼熱の結界》《氷盾》《蒼き悪魔》
 GM: 《融解》《クールウィル》《戦士の知恵》《ディフレクション》《確定予測》で受け。
  Dice GM: 46r7+20=33(10(8,7,3,2,9,9,10,10,1,7,2,3,7,4,2,2,1,2,3,5,9,8,8,3,4,7,1,8,8,
  10,5,10,8,9,6,5,6,3,10,5,3,7,6,10,6,3)+10(7,1,2,9,1,1,1,8,3,5,1,5,6,5,4,7,4,10,8,9,6)
  +10(7,6,4,2,6,3,4)+3(3))+20= 53
 GM: 受け成功。ダメージどうぞ。 ※17
  ダメージDice 秋生: 4d10+46=26(9,2,7,8)+46= 72
 秋生: 72。装甲は有効で
 GM: ちょっとだけ通った。《蒼き悪魔》で7点実ダメージを返します。
 秋生: HP17です。返されました(しれっと
 広樹: じゃあ、熱狂のエフェクトを解除します。
 零華: 了解。
 GM: 《熱狂》任意解除って、どこに載ってましたっけ? 《熱狂》自体は、本来ラウンド間持続ですが。
 広樹: P100柱にエフェクトを終わらせるという項目で載ってます
 GM: 確認しました、了解です。

 GM: では、どうぞ。
 零華: 「………」重心を整えて立ち、渾身の力を振り絞って冷気を制御する。
 零華: マイナー《氷の加護》
 零華: RC4+《コキュートス/ブレインコントロール/さらなる波》
 零華: 侵蝕値:2+9→135% 対象:シーン コキュートス3回目(ラスト) 2DP、支援効果込み
 GM: 《闇の手》宣言。これで二回目。
  Dice 零華: 17r8+4=32(10(4,8,3,9,9,10,7,8,7,3,4,5,2,4,8,8,6)+10(7,5,8,2,6,4,9)+10(1,10)+2(2))+4= 36
 零華: 36。
 GM: ソロネは回避無し。千は素回避。
  Dice GM: 11r10+3=19(10(4,7,4,4,5,10,1,8,2,3,7)+9(9))+3= 22
 GM: 命中。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 零華: 4d10+19=12(5,5,1,1)+19= 31
 零華: 31点装甲防御無視。
 GM: 千が、【磁場発生装置】使用。
  Dice GM: 2d10=5(4,1)= 5
 GM: 低ッ。仕方ない、《光の守護》宣言。ダメージを打ち消す。 ※18
 GM: ソロネは、《不燃体》で削って受領。

 GM: では、セカンド。
 秋生: 宣言。
 GM: こちら、二人とも宣言。
 零華: 貰ったけど宣言無しで…。
 広樹: あります

 GM: では、こちらの二人が先か…。
 GM: ソロネ(ころころ)対象:広樹
 GM: 《ブレインコントロール》《炎の剣》《コンバットシステム》《マルチウェポン》《確定予測》《デュアル・デュエル》
  Dice GM: 26r7+3=32(10(3,8,10,1,6,4,2,5,6,8,9,3,7,2,8,4,6,8,4,3,8,3,2,1,3,8)
  +10(8,2,3,2,7,6,1,9,3)+10(8,5,1)+2(2))+3= 35
 GM: 35。
 広樹: 侵蝕率99%舐めんな!
  Dice 広樹: 3r10+0=9(9(9,9,4))+0= 9
 GM: ああ、待った。
 広樹: はい?
 GM: 《狂戦士》は“次の判定”なので、回避振るとダイスボーナス無くなるけどいいですか?
 広樹: ああ、そうか。判定放棄した方がいいのか。判定放棄します。
  ダメージDice GM: 4d10+23=26(7,9,7,3)+23= 49
 GM: 49点装甲有効。
  《リザレクト》Dice 広樹: 1d10+99=9(9)+99= 108
 広樹: 侵蝕率108%

 GM: で、千。
 GM: 《練成の掟》《砂の刃》《クリスタライズ》《見放されし地》《主の右腕》《スターダストレイン》《光の裁き》《光速の剣》対象:シーン
  Dice GM: 20r7+4=26(10(10,8,1,4,6,3,9,8,3,8,5,5,4,10,1,2,10,8,7,8)
  +10(4,6,5,3,5,10,8,4,5,7)+6(2,6,1))+4= 30
 GM: 30、防御行動ぺナ2個
 広樹: うーん、回避放棄しておこう。タイタス復活を試みる
 零華: 「秋生!」一瞬の白い炎を放ち、カバーリング。侵蝕率は138%。
 秋生: 『っ……またかよ!!』
  ダメージDice GM: 4d10+30=33(9,7,7,10)+30= 63
 GM: 63点装甲無視。
 零華: で、昏倒。
 広樹: くらって、“Master Shadow”のロイスをタイタス化、これを使って復活します。

 GM: では、《アクセル》のお二人どうぞ。
 広樹: 「そろそろこっちもヤバイ!」
 秋生: ひろきんぐの後まで待機できますか? できるならそれで。
 GM: どうぞ。《アクセル》なのでOKとします。 ※19

 GM: では、広樹どうぞ。
 広樹: 途中成長します
 GM: まず、申請お願いします。
 広樹: 《マシラのごとく》Lv2、経験点4点分
 GM: どうぞ。
 広樹: メジャー《交渉1+絶対の恐怖+蝕む声+風の渡し手+マシラのごとく》 侵蝕率:15 対象:3体
 GM: どうぞ。
 広樹: 攻撃力:+33 装甲値無視 意志で防御判定 射撃距離攻撃可 対象:3体
  Dice 広樹: 15r6+1=41(10(4,9,7,10,10,5,5,4,10,1,2,4,10,2,1)
  +10(10,10,3,6,8,4)+10(9,5,3,8)+10(6,3)+1(1))+1= 42
 広樹: 達成値42
 GM: 千が素回避。
  Dice GM: 20r10+2=9(9(3,7,2,4,1,7,3,2,4,7,5,1,7,9,7,2,6,7,4,8))+2= 11
 GM: ソロネ、《ブレインコントロール》《ハードボイルド》《確定予測》で回避。
  Dice GM: 27r7+2=42(10(7,9,2,7,7,7,3,2,8,4,3,2,3,4,2,4,9,1,6,1,1,2,1,2,6,8,2)
  +10(10,10,6,7,3,3,9,6)+10(9,10,4,6)+10(8,1)+2(2))+2= 44 ※20
 GM: ソロネは回避。ダメージどうぞ。
  ダメージDice 広樹: 5d10+33=35(3,9,9,9,5)+33= 68
 広樹: ダメージ68点
 GM: それは、千が《光の守護》二回目。ダメージを打ち消す。
 千: 「…フフッ。そろそろギリギリっぽいね、お互い…」
 広樹: 「切り札の切り合いということだね」
 広樹: 「だが、そろそろそちらの切り札も打ち止めだろう?」
 千: 「さぁね…。さすがに、それは教えられないかな」

 GM: では、秋生どうぞ。
 秋生: 『……言っとくが己(オレ)は力押ししかしらねえからな』
 秋生: 『秋生と違って、戦い方がなってねえ……が。これくらいはできる!!』
 秋生: メジャー:『炎皇』《獣の力》+《炎の剣》+《大蛇の尾》+《炎の理》+《業炎》
 秋生: +《フルパワーアタック》+《獣の王》 侵食率137 目標は千
 GM: ラスト、《闇の手》宣言。では、どうぞ。
 秋生: 『くると思ってたぜ!!』”LL”から受け取った石を握りこむ
 秋生: エンジェルステップ貰ってるからダイスが-4で
  Dice 秋生: 24r8+4=27(10(5,10,6,5,5,2,5,7,1,8,8,4,7,9,5,3,4,9,1,4,6,4,9,9)+10(8,2,6,8,8,7,7)+7(7,6,6))+4= 31
 GM: ダメージどうぞ。
 秋生: #4d10+46
  Dice 秋生: 4d10+46=33(10,8,6,9)+46= 79
 秋生: 79といく。……それでも堕ちなさそうだけど
 千: 「ねぇ…。最後に、滑稽な話をしようか」
 千: 「高志君がFHに来て、その後君に再会して」
 千: 「ひょっとしたら、あの時みたいにボクを“普通の日常”に連れ出してくれるかもなんて…」
 千: 「バカなこと、考えた」
 秋生: 『ああ、面白いことをお前に教えてやんよ』クク、ッと笑う ※21
 秋生: 『高志な。小さいころに出会ったお前のことがきっかけで、医者になりたいんだとよ』
 秋生: 『せめて身近な人間を守れるような、ヒーローになりたいってな』
 千: 「はは…。それじゃあ、FHから抜けられたのは、多くの人にとって幸いだったのかもね…」
 GM: コフッと血を吐いて。
 秋生: 『残念だな。お前がFH抜けてたら、高志もっと喜んだぜ』
 千: 「ヒーローは、あまり似合わないかな…。って、そんなこと言っちゃ、悪いかな…」鎌を取り落とし
 秋生: 『あと、悪かったな。秋生じゃなくて』
 千: 「………パワーが倒れ、ケルブもサーヴァントも倒れて、気付いたんだ」
 千: 「セルのみんなが、いつの間にかボクの大事なものになってたって…」
 千: 「…バカな夢想で、破綻した計画の結末は…これが必然だったかもね」
 千: 「…バイバイ」ニイッと笑うと、倒れ伏す。
 秋生: ヒィ
 GM: HP0に。戦闘終了!

 広樹: 「マスターは倒れた。まだ続けるか?“ソロネ”とやら」
 ソロネ: 「“Master Shadow”様…!」
 ソロネ: 「………影が落ちた今、どこに私の存在意義があろうものか…」手にした刀を叩き折り、その場に座り込む
 広樹: それを見届けた後、零華に応急処置でも施しておく
 秋生: 「あのう……」ソロネに声を掛ける。
 GM: 無感情な目で見上げる。
 秋生: 「ソロネって、天使の名前ですよねえ? しかも「神の玉座を運ぶ尊厳と正義の天使」と異名される」
 秋生: 「貴方の正義って、こんな風に人を巻込んで不幸にするようなものですか?」
 ソロネ: 「…知らんな。私にとって、この名は“Master Shadow”様から頂いたもの。それ以上の意味などない」
 秋生: 「んーと。つまりそれは、貴方に、そう生きて欲しいって願いなんじゃないかな、と思うんですけど」
 秋生: 「さっき、言ってたじゃないですか。”セルのみんなが大事だ”って」
 秋生: 「僕としては、千ちゃんの遺言として『正義をなす為に投降して欲しい』なあ、とおもうんですが」
 ソロネ: 「おまえは、私達のことを何も知らん。だから、何を言っても許そう。だが、それ故におまえの言葉はとどかん」
 秋生: 「ええ、知りませんよ。知らないからこそいうんです。『知る』ために」
 ソロネ: 「私とおまえは、そのくらい隔絶した位置に立っている」
 ソロネ: 「折角、この平和な国に生まれたんだ。“知らず”に生きてきたこと、生きていることの幸せを噛み締めろ」
 秋生: 「噛み締めてますよ。今さらですね。―――こうやって地面に立っていることもそれはそれは幸せです」
 秋生: 「貴方の幸せはどこにあるんです?」
 ソロネ: 「私の幸せは、“Master Shadow”様に出会えたことだ。そして、もうどこにも無い」
 広樹: 「秋生、もう辞めておけ、ソイツは秋生と零華のような関係じゃない」
 秋生: 「”出会えたこと”ですよね?」
 秋生: 「すでに過去形。現在と未来はどこですか?」
 ソロネ: 「未来などは無い。“おまえとの位置は隔絶している”と言ったはずだ」
 秋生: 「まあ、もうないというなら……今すぐここで燃やして差し上げますけど」
 ソロネ: 「好きにしろ。おまえがやらなくても、結果は同じだ」
 広樹: 「もう辞めろ秋生、死人に鞭打つようなことは辞めろ」
 広樹: 「お前の言い分は無くすのが必然の者に取って残酷すぎる」
 零華: 「…私には………」施された応急処置で回復し、状況を察して。
 零華: 「この件に関わって、得たものがあった。そしてそれは、掛け替えの無いものなんだろうと思う」
 零華: 「クラスメイトと、そして、彼……秋生を、失えば、辛い──」
 零華: 「だから、貴方の事は知らなくても貴方の気持ちはほんの少しだけ、今だけは、理解できるような気がする」
 秋生: 「僕はちょっと怒ってます。怒ってるからこそ、死者に鞭を撃ちたいんです」
 秋生: 「―――貴方の想いはそんな程度か、と」
 秋生: 「千ちゃんが大切にしたものは、その程度のものだったんですね」
 ソロネ: 「好きに言え。私は既に言っただろう。おまえとの位置は隔絶している、故におまえの言葉はとどかん」
 秋生: 「……どうします? 零華さん」ふい、と振り向いて
 零華: 「──そう。貴方とは、立つ場所に隔たりが有り過ぎた」
 零華: 「私はUGNのチルドレン。過去も今もこれからも、それは変わらない」
 零華: 「だから、規定の通りに…行動を起こすのみ」
 零華: 通信機を用いて、UGNに連絡を取る。
 秋生: 「じゃあ、僕が手を下しましょう。それとも、確保されますか」 ※22
 ソロネ: 「好きにしろ、と何度も言っただろう」
 GM: そう言ったソロネの横っ面を、突然伸びてきた何かが張り倒す。
 MA: 「…こういう奴は、口で言うよりこうした方が早いぞ」ボロボロになったマスクドエンジェルがやって来る。
 秋生: 「おまちしておりました……かもしれません」
 MA: 「さて…おい、御影といったな」
 広樹: 「ん?なんだ?」
 MA: 「交渉だ。私は、霧谷との最初の契約以上の役目を果たした」
 MA: 「その報酬として、こいつの身柄を貰っていきたい。どうだ?」
 MA: 「その際、私はこいつを連れてこの国を出よう。もとより、そのつもりだったからな」
 広樹: 「そうだね。そいつの行動がUGNの活動に支障をきたさないレベルで管理してくれるのなら」
 広樹: 「それが妥当な線だと思うよ」
 秋生: 「あのう。マスクさん? これだけ約束をしてもらっていいですか?」
 MA: 「こいつの生まれた国に帰るだけだ。そこには、まともなUGNの機能などないだろう」
 零華: 「………」通信機で連絡を取りながら、渋い顔。さりとて、その交渉を咎めるでもなく通信を続行する。
 MA: 「こいつの常識など、もとから“戦場”で培ったものだからな」苦笑して
 秋生: 「簡単に死なないようにお願いします」
 広樹: 「これで敵が二人減る。UGNとしてはFHに打撃を与えた上で、この展開なら悪くないはずだから」
 広樹: 「ただし、そこの死体はこちらで引き取らせてもらうよ?手ぶらじゃ流石に怒られる」
 “サーヴァント”: 「…そうはいかん」
 GM: いつの間にか現われてサーヴァントが、千の亡骸を抱えて立っていた。
 零華: 「…しまった」
 零華: 通信を終えようとした、その寸前に現れた伏兵を見て。
 “サーヴァント”: 「“我が娘”の遺体を汚すこと、それだけは認められん」
 広樹: 「“サーヴァント”と言ったか?なにをするつもりだ?」エンジェルマスクに倒したんじゃなかったのか?と目配せ
 GM: 『私で勝てるわけないだろう』と目配せ返し(マテ)
 秋生: 「……え……」 『え?』
 広樹: 「なるほど、我が娘?どういうことだ?」じゃあ、なんで連れてくんだよ!?と目配せ(何
 “サーヴァント”: 「葛貫 秋生。おまえに、一つ尋ねよう」
 秋生: 「え、あ、はい」きょとんと見返して
 “サーヴァント”: 「おまえは、今も“自分の力”が嫌いか?」
 秋生: 「ええ。嫌いですよ」にっこりと微笑んで
 “サーヴァント”: 「主が我らを家族のように思っていたと同じように、我もまた、主を娘同然と思っていた」
 “サーヴァント”: 「それだけのことだ…」
 秋生: 「だから、理想の自分になりたくて、足掻くんです。人ってそういうものですよね」
 GM: その答えを聞くと、千の亡骸から“石”を抉り出し、放り投げる。
 秋生: 「と、ととと」あわてて手を出して受け取る。
 “サーヴァント”: 「その“石”は、貴様らにくれてやる」
 “サーヴァント”: 「自らの治療に使うも、研究材料としてUGNに預けるも、この場で踏み砕くも、好きにするといい」
 GM: そして、石に気を取られた隙に、手元のスイッチを押す。 ※23
 “サーヴァント”: 「…ここは、あと数十分で消える。巻き込まれたくなければ、早々に脱出することだな」
 秋生: 「え、ちょっと」
 広樹: 「こいつ最悪だ。」
 零華: 「時限式爆弾…仕方がないわ、撤退しましょう──彼女達の“家”から」
 GM: ちなみに、マスクドエンジェルはもういない(笑)
 零華: やるべきことはやったはずだ。完璧な内容ではないとはいえ、結果として。
 秋生: 「……」すう、と大きく息を吸う。
 秋生: 「行きましょう」歩き出す。
 秋生: 「……少し、頭を冷やさないと……ですね」小さく呟いて
 零華: 秋生に、ロイスを■信頼/隔意で取得しつつ。 ※24
 零華: 「…ええ。帰りましょう」
 広樹: 「最後は崩れ行く敵の居城からの脱出劇になるとは…なんの映画だ。これ?」
 零華: 真なる闇が瓦解する中、来た道を駆け出した。



 自律判定

 GM: 申告のち振ってください。
 零華: 最終侵蝕率138% Dロイス1、ロイス4、タイタス2。二倍振ります。
  Dice 零華: 8d10-138=46(10,8,1,4,1,9,5,8)-138= -92
 零華: よし、92%の2倍で帰還。
 広樹: 霧谷さんとマスクドエンジェルにロイス結んで、Dロイス1、タイタス1、ロイス5
 広樹: ダイス5個の期待値27.5で128%、微妙すぎる。倍振りします。
  Dice 広樹: 10d10-128=47(9,3,2,6,2,9,4,3,8,1)-128= -81
 零華: おかえりなさい。
 秋生: Mastershadowの石にロイスを結んで 最終侵食率137%
 秋生: ロイス5 Dロイス1、タイタス1 Dロイス効果でロイス-1……2倍振りで7
  Dice 秋生: 8d10-137=40(2,7,5,6,9,7,3,1)-137= -97
 秋生: ぎりぎり
 零華: おかえりなさいー。
 GM: 生還、お疲れ様でした。
 広樹: お疲れ様でした。
 零華: なんとか2倍で済んで良かった…。皆さんおかえりなさい!



 Ending Phase-01
 ScenePlayer:“理想郷” 御影 広樹

 GM: あの後、研究所の入口は、全員の脱出を待ったかのようなタイミングで崩壊した。
 GM: 治療や回復などで、二日ほど間を開けたのち、貴方は霧谷の元へ報告へ来ていた。
 霧谷: 「お疲れ様でした。…大まかな話は、耳に入っています」
 広樹: 「報告に来ました。霧谷さん」病院で書いたレポートを持って
 霧谷: 「はい、確かに受領しました」
 広樹: 「結局マスターは倒したものの、その遺体を持ち逃げされたのが現状ということですね」
 広樹: 「マスタークラスがいない以上、FHの実験の続行はあっても、規模は小さくなるでしょう」
 霧谷: 「…あの後、崩落した研究所に調査チームが出向きましたところ、多数のクローン体と共に、」
 霧谷: 「倉峰 千と堂島 隆明と思われる遺体が見つかったそうです」
 広樹: 「そんなことが…確認は取れたのですか?」
 霧谷: 「彼らの研究成果がその程度FHに流れていたかは確認できませんが」
 霧谷: 「シャドウセルの活動は停止したと考えられるでしょう」
 霧谷: 「…こちらの報告書から推察される場所や遺体の状況から、ほぼ間違いないと思われます」
 GM: 報告書を捲りながら
 霧谷: 「勿論、それらも含めクローン体である可能性は、しばらくの間考慮しながら動く必要はあるでしょうが」
 霧谷: 「私の勘では、もう終わったと思いますけどねぇ…。白日の空の下、影が蠢く事は無い…そう思います」
 広樹: 「まあ、結局、本物かどうかわからない以上、ある程度の警戒はやっぱり必要ということになるのでしょうが…」
 霧谷: 「組織の長として、そんな前提で動くわけにはいかないのが辛いところですが、ここからは私達の仕事です」
 霧谷: 「この度は、本当にお疲れ様でした。そして、生還おめでとうございます」深々と頭を下げて
 広樹: 「ありがとうございます」
 広樹: 「それでは失礼させていただきます。これでも学生ですので」
 広樹: そういって立ち上がり、席を後にします



 Ending Phase-02
 ScenePlayer:“炎の魔人” 葛貫 秋生&“凍える華” 清澄 零華

 GM: あれから、数日の時が流れた。
 GM: 念のための検査入院ということで、今はまだ病院にいる。
 GM: 幸い、特に問題は無しということで、明日には退院できる手筈になっていいる。
 秋生: 2人ともですか?
 GM: 二人ともです。零華は元々チルドレンですし、秋生も石のことがありますから。
 秋生: なるほど。了解です。
 GM: そんな、雲一つない晴れた日―――。
 零華: 「………」病室暮らしはもうウンザリだとばかりに、気怠げな所作で退院の準備を少しずつ進めていた。
 零華: 時折、髪を掻き上げて。窓の外を眺める。
 秋生: 『いよう』逆さになって窓の外から病室をのぞく
 零華: 「…………」
 秋生: 『よ、ッと』そのまま身体をしならせて、病室に侵入。窓枠に座る。
 零華: 「…しょうがない人」呟いて、やれやれと窓の鍵を外して。
 零華: 「検査結果は問題無いそうね」石が嵌っていた場所をじっと見つめ。
 秋生: 『まーな。お前のほうは?』
 零華: 「いつも通り…明日には退院よ」
 秋生: ”見るか?”と、指で指してジェスチャー
 零華: 「そういう趣味は無いの。ごめんなさいね」少し黙り込んで、わざとらしい素っ気ない態度で突き放す。
 秋生: 『……へえ、言うようになったじゃねえの』ニヤニヤと見る。
 零華: 「貴方の扱いにも、だいぶん馴れてきたのよ」窓の傍に椅子を運んで、並んで腰を掛けた。
 秋生: 『秋生、また肩落としてたぜ? ”僕が不甲斐ないから、また零華さんが……”って』
 零華: 言伝に、大きな溜息をつく。
 零華: 「じゃあ、秋生へ言伝をお願いするわ。“不甲斐なければ命なんて預けられない”って」
 秋生: 『まー。己(オレ)との付き合いもこれで終わりかね。……寂しいか?』ニヤニヤ笑いながら顔を覗き込む
 零華: 近づいた顔に驚いて。「終わり、………って?」
 零華: 「どういう事?」
 秋生: 『この一件終わったら、UGNの命令は解除だろ?』
 秋生: 『つまり、お前さんの己(オレ)たちのお守りは終わりってことだろうが』
 秋生: 何言ってんの?と首をかしげて窓枠から降りる。
 零華: 「………ああ」一瞬、気の抜けたような生返事を。
 秋生: 『まあ、己(オレ)としてはちょっとつまらん生活に戻るってだけだ』
 零華: 「ええ。そうなるわね…少しは、寂しさも感じるかもしれないわ」小さく笑う。
 零華: 「貴方の言う“つまらない生活”、悪くは無いと思うわ」
 秋生: 『そうか? ……まあそうかもなあ』
 零華: 「私は、好き」
 秋生: 『己(オレ)としては、秋生が怒るような光景はもう起こって欲しくねえけど。―――あいつ起こると怖いんだ』
 秋生: 『平穏、ってやつか? 己(オレ)の出番ねえじゃん』カラカラ、と笑って
 零華: 「いいじゃない。いっそこれを機にくっついたらどう?」
 秋生: 『何とだよ。己(オレ)と秋生は別のもんだ。己(オレ)は単なる寄生虫みたいなもんだしな』
 零華: 「寄生虫だなんて、酷い言い方ね」冗談めかして言い、直後に真面目な顔に戻る。
 秋生: 『……?』
 零華: 「でも、貴方も秋生も、望むものは案外同じじゃないかしら? 私にはそう感じられた」
 零華: 「戦っているわ。つまらない平穏を守る──その意志のために」
 零華: 目を見て、一つに体に宿る二人に自らの思いを告げた。
 秋生: 『勘違いすんな。己(オレ)は、秋生が望むから手を貸してるだけにしか過ぎん』
 秋生: 『本来の己(オレ)は、言ってみれば檻から放たれた手負いの獣みたいなもんだ』
 秋生: 『言ってみれば、いま、秋生の中にいることが、檻の中って言うわけだが』
 零華: 「じゃあ外に出たいというわけ?」
 秋生: 『思うときもある。だが、その辺のストレスはある程度秋生もわかってるからな』
 秋生: 『発散程度に檻から放す。鎖をつけたまま。そういうのが己(オレ)との関係みたいなもんだ』
 秋生: 『まあ、そんなことはどうでもいい。己(オレ)としては単純にお前に礼を言おうとおもっただけだ』
 零華: 「礼……?」何をしたかしら、と首を捻る。
 秋生: 『いろいろ世話んなった。楽しかったぜ』
 秋生: にこ、と笑って零華さんにでこピン
 零華: 「痛っ」でこピンされて、何をするのよと非難がましく睨んでみた(何)
 秋生: 「……え?」きょとん、と零華さんを見てる
 秋生: 「……あれ? ここ……(きょろきょろ、と見回して)……零華さんの病室、ですか?」
 零華: 「………そうよ」再び溜息をつく。
 秋生: 「あー……シュウセイですね。何かいってました?」
 零華: 「……」顎に手を当てて、思案顔。
 零華: 「…知りたい?」ずずい、と(何)
 秋生: 「え? ええ? ええ?? また、何かやったんですか? もしかして」
 零華: 「……本当に、知りたい?」さらにずずい、と。
 秋生: 「え、ええええ?? な、なんなんですかぁ?」ぎょぎょ、ッとしながらずいずい下がる
 秋生: 「あの、もしかして、なんかこう、超絶失礼なことしたんですか!!?」
 零華: 「まあ、それはそれとして」さらりと。明後日の方向を見つめながら話題を躱す。
 秋生: 「えっ……」拍子抜けしつつ。
 零華: 「私から言伝をお願いするつもりだったんだけど、本人が居るなら丁度いいわ」
 秋生: 「??」きょとんと、床に座り込んで
 零華: 椅子を立って、傍にしゃがみ込み。そして、手を差し出す。
 零華: 「……ありがとう。今度は、失わずに帰ってこられた」
 秋生: 「……えっと……」手をとって立ち上がる
 秋生: 「僕は、ちょっと頭に血が上ってて、無様な醜態さらしただけですけど」
 秋生: 「だから、お礼言われるようなことは。むしろこちらこそ、零華さんに礼を言わないといけないんですよ」
 零華: 「何をかしら?」
 秋生: 「貴女に出会えたことに感謝します。ありがとうございます」
 零華: 「………」瞬間の驚きと共に、微かにはにかんで。
 秋生: 「不甲斐ない僕の背中を支えてくれたことにも。本当にありがとうございました」頭を下げる
 零華: 「……どういたしまして。貴方の平凡な日常の一景になれた気がして、私も…楽しかった」
 零華: 訥々と言って、置き時計の針を見た。
 零華: 「……そろそろ回診が来る時間だわ。また、学校で会いましょう」
 秋生: 「……あ、そうですね……まだ言っておかないとだめなことがあった気がするんですけど……」
 秋生: 「……えっと……」目を泳がせつつ
 零華: 「……どうしたのかしら?」
 秋生: 「貴女がいたことは、僕にとって、十分な、それでいて平凡な日常の一景です」
 秋生: 「ずっと続けば、とそう思います。無理でしょうか?」目を合わせられずにずっと逸らせて
 秋生: 「過去形で言わないで欲しいかな、と」
 零華: 「…その“平凡な日常”を守りたいがために、私達は存在する……仕方のない事なのよ、秋生」
 零華: 「生きていれば、また会えるかもしれないわ…だから──」
 秋生: 「あ、いえ、その。零華さんUGNの任務とか、ありますもんね……」
 秋生: 「僕と一緒にいたのも、任務だったわけですし。戯言言いました。忘れてください」たはは、と笑う
 零華: 力無く笑う秋生の腕を掴んで、自らの躰を押しつけるように一歩前へ出て。 ※25
 秋生: 「っ……えっと……れ、零華さん?」
 秋生: 身体をこわばらせて驚いて半歩後ろに下がる
 零華: 逃げるよりも速く。そっと、彼と自らのを重ね合わせた。 ※26
 秋生: 「!!?」何が起こったかさっぱり理解できずに混乱して
 秋生: ペタン、と座り込む。
 零華: 「──だから、この物語はこれでおしまい」
 零華: 微かに頬を紅潮させて、自分の口を押さえて咄嗟に反対側の壁を向く。
 秋生: 「?????」間をおいて理解したらしく、顔が見る見る赤くなる。
 香: 「こんにちはー! 零華さん、お見舞いに来ま…し…た…」
 GM: メロン片手に、ノックも無しに香がやって来た。
 秋生: 「…………」
 零華: 「…………こ、こんにちは…香さん」あたふた(何)
 秋生: 「やあ、こんにちは。朝倉さん」かくんかくんと糸の切れかけた人形のように手を上げる
 香: 「え、えーと…そう、しゃ、写メールを! ああ、でも、病院内は携帯禁止だから電源切って…ってそうじゃなくて!」
 香: 「こういう時は…そう、衛生兵ー! 衛生兵ー!」
 零華: 「…は、話は終わったから。彼、貧血を起こしたみたいだから連れていっていただけるかしら?」
 零華: “何か見た? 見たんだったら口封じするしかないわよね?”的な、静かなオーラを漂わせつつ。
 香: 「って、なんで病院で衛生兵なんですか!」」
 香: 「よくわからないけど、雰囲気的に先輩のエッチスケッチワンタッチーッ!!」
 GM: 手にしていたメロンを投げつける(マテ)
 秋生: 「……ア、イヤ、ダイジョウブデス、ジブンノビョウシツニカエレマスカラ」かくんかくん
 秋生: ……と立ち上がったところにメロン顔面キャッチでひっくり返る ※27
 零華: 「あ」
 秋生: 派手に後頭部を打ち付けた。
 秋生: 当たり所が悪かったのか、脳震盪を起こしたらしい。
 GM: その騒ぎに、呼ぶまでもなく看護師や近くの病室の患者達がやって来る。
 GM: 晴れ渡る空、突然の大騒ぎに慌てたふためいていた者達の間にも、だんだん理解と失笑の波が広がっていく。
 GM: いつしか、辺りは明るい笑い声に包まれる。
 GM: 闇より忍び寄る影は、もういない。



Credit……「幻影戦譚 第八話〜真影−Truth Shadow−〜」
Start:2009.01.26 22:20〜01.31 03:10

PC1:“炎の魔人” 葛貫 秋生/だいちさん
PC2:“凍える華” 清澄 零華/こびと(ログ編集)
PC3:“理想郷” 御影 広樹/chatchitさん
GM:Nオレンヂさん

 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
「幻影戦譚 第八話〜真影−Truth Shadow−〜」  〜END

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