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 DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION
 「『Gloria in excelsis deo』黒巣市A.D.2026−Act III〜Master Screen」

 各シーンのネタ晴らし、感想、余談などを。
 GM用メモ、あるいは言い訳ともいえますが(何)
 灰色文字はメモ帳等からの抜粋。



 ステージ説明
 開催履歴

 「2026」シリーズとは、20年後の魔街化した黒巣市を舞台にしたタイムパラレル仕様のセッションです。
 関連セッションは現在下記3つです(PL名敬称略)

 ■「Sie wollen mich abzocken」黒巣市A.D.2026−ActT
 (2006/09/04〜久流GM開催、通称“第二夜”)
 参加PC:“逆位置の太陽”津嶋 皓(たつき)/“天雷” 草野 操(こびと)
 /“混沌の主” 溝口 肇(桜井蒼樹)/“鉄衣の剣舞” イブ(比良坂)

 “鎖の夜”作戦(第一話より抜粋)
 『“失墜の騎士”が齎したデータによる”キメラ”の生存本能から来る学習能力、及び忠誠心は賞賛に値する』
 『より精度の高いデータの集積を“我々”は考慮し。オーヴァードの段階的統治に状況を進行する』
 『テンペストによる投下による被害は後に添付する図を参照。“第一夜”にて放たれたジャームは死滅すると予測される』
 『第2段階として街を封鎖。以下、段階を経て進む事とする』
 『“我々”は 真冬の夜の夢 の残滓より経験する。知れ。繋げ。戒めろ』
 『ここに鎖の夜作戦を開始する』

 草川 仁は12年以上も前に計画され、未遂に終わったオーヴァード治療計画のデータを所持していた。
 それは『FHとUGNが共同にて行なった』モノであり、
 “キメラ・マスター”の研究データが取り入れられている事でも現在と関係している。
 『彼女から全てのデータが抽出されたわけではなく、彼女は彼女で知りえる情報以上を脳の中に残している』
 俗な言い方をすると忘れてしまっている。

 “鎖の夜の第2夜の計画”=通称“第二夜”、テンペストによるオーヴァード処理計画。
 ※簡単に言うと、“キメラ”のデータ奪取と共に黒巣に収束させたオーヴァードをテンペストの手により粛清。
 規定された人口まで削減する計画。→PC達の活躍により、阻止。


 ■「種をまく人」黒巣市A.D.2026−ActII
 (2006/11/06〜比良坂GM開催)
 参加PC:”はるか遠き空” 美月 奏(久流)/“いつかの翼” 高坂 慎(giwa)
 /“天雷” 草野 操(こびと)/“逆位置の太陽” 津嶋 皓(たつき)

 Thank you goodbye yesterday, Good morning sunny day.(比良坂GMメモより抜粋)

 溝口肇及び真田真理亜のUGN亡命により、
 “キメラ”のデータ奪取による「鎖の夜“第二夜”」の実行は見送られることとなった。
 無闇にUGNへ手出しする訳にも行かないFHは、過去に失敗作として破棄された被検体「坂上昇」に目をつける。

 彼の能力は、触れた者に種(因子)を植え付けて、そこから徐々にジャーム化させるというもの。
 行動パターンは種をまいたものが制御することが出来るが、
 初期段階では植えられた者へ強く干渉できないため実用に至らなかったものである。
 一度は完成を見た“キメラ”の残されたデータからこの能力を補完し、
 計画免除者と繋がりの薄い貧民層に種を蒔くことで水面下から“第二夜”を実行する。

 破棄された後に保護を受けていた人間(芹沢)を、暴走によって殺害してしまったことで
 強烈な「疎外感」を感じていた坂上に、FHが提示したのは「居場所」だった。
 必要とされれば何でも良かった。そして、坂上は能力を補完され、“種をまく者”として蘇った。
 初めこそ相手を選んでいたものの、力を使うにつれ外れていく抑制。
 そしてその手は“かつての同胞”にまで伸びることとなる。

 不審なジャーム化の増加に動き出すPC達。
 狂っていく友を手に掛けるのか、それとも。
 引き返せない過ちを、償う術は。

 全ては記憶の中に。


 ■「Gloria in excelsis deo」黒巣市A.D.2026−Act III
 (2007/01/29〜こびとGM開催、通称“第三夜”(クロスタワーバトルロイヤル))
 参加PC:“音よりもなお速き” 矢作 運(わかば)/“金色の獣” 佐伯 詩架(だいち)
 /“鉄衣の剣舞” イブ(比良坂)/“逆位置の太陽”津嶋 皓(たつき)
 /“笑う道化師” 時非 未来(来栖神羅)/“牙狼の王” 久継 駆穂(久流)

 四年に一度の黒巣市一大イベント「黒巣バトルロイヤル」の開催が迫る。
 優勝者に与えられるのは「ただ一度限りの全て」。それぞれの望みを叶えるため、戦士達は塔に集う。
 しかし、其処には街を消滅させる超兵器が隠されているという。
 “鎖の夜の第三夜の計画”を執り行うのは、鳥越劉斗に殺されたはずの“火鷹”。
 彼の狙いは、そして黒巣の命運は如何に。



 タイトル
 Gloria in excelsis deo.

 Gloria in excelsis deo. Et in terra pax hominibus bonae voluntatis.
 いと高きところの神の栄光。それは、地に平和をもたらし、人に良き行いをもたらす。

 Laudamus te. Benedicimus te. Adoramus te. Glorificamus te.
 主を讃え、主を誉めよ。主を畏れ、主を崇めよ。

 Gratias agimus tibi propter magnam gloriam tuam.
 主の大いなる栄光のもとに感謝し捧げ。

 Quitollis peccata mundi, miserere nobis.
 この世の罪を取り除き給いしもの、我らを憐れみたまえ。


 有名な聖歌の一節です。大袈裟なセッションなので、タイトルもそれなりに、と。



 きっかけ
 夢で見た光景をもう一度

 いつだったかはもう忘却の彼方なのですが…
 高層ビルの中でバトロワしつつ最上階を目指すという夢を見ました。
 壁一枚隔てての銃撃戦、崩落する鉄骨やコンクリートを踏み台に跳躍しながら繰り広げられる白兵戦、
 あるいは自らがデータとなって電脳世界へダイブ、計器類を操り先を目指す…まさにOVそのもの。
 「これを再現したい」という思いから生まれた、最初にバトロワありきのシナリオでした。
 ノーマルステージだと難しいイベントでも、魔街化している黒巣2026ステージなら比較的容易。
 となると、この“イベント”と2026の主題(と自分は勝手に思っている)である“夜”とどう絡めるか?
 そんなこんなでPLさんの希望を探りつつ、うねうねと考えていったシナリオです。

 第三夜のテーマは、「進め」。“火鷹”的にいうならば、「進化」。
 欲しいものは自ら戦って勝ち取れ。途中で倒れようとも立ち止まろうとも、一歩でも前へ進め。
 その手段は自由。各々の選択として委ねられている。
 バトルロイヤルを通してPC達の生き様を感じられれば…というのがGMの希望です。



 告知
 BBSでの告知

『Gloria in excelsis deo』黒巣市A.D.2026−Act III参加者募集

【シナリオ名】『Gloria in excelsis deo』黒巣市A.D.2026−Act III
【シナリオタイプ】2026ステージ/シリアス
【応募締め切り】1/21(日) 0:00頃
【開催日時】1/29(月) 22:30〜26:00程度、分割4日±予備日1日(参加者都合により調整可能)
【セッション用チャンネル】#ko_DX
【募集人数】3〜4名

【シナリオ予告】
 求めるものは、富か? 権力か? 名声か? 闘争か?
 それとも――“鎖”からの逃亡か? 過去との邂逅か?

 叶えたくば死力を尽くして挑め
 さもなくば踏みにじられよ、結実無き花の如く

 『“我々”は此処に宣言する。あの夜の続きを』
 『鎖の夜作戦、第三夜を開始する』

 塔に集え、証を示せ
 畏れ、崇めよ
 勝者の栄光を讃える時、地上は轟き、天すらも落ちる


【注意点】
・参加希望PCによってハンドアウトを改変します。
・戦いながらシナリオが展開します。侵蝕率の目安は「二倍振り上等」です。

【バトルロイヤルについて】
・バトル参加者は1〜2人までチームを組む事が可能。
・「ライフゲージ」と呼ばれる各自支給の携帯機器が破壊されればリタイヤ。
・当イベントで起きた負傷、死亡は全てが自己責任となります(「止めを刺す」宣言は原則不可)。
・各フロアに仕掛けてあるトラップを利用する事も可能。
・戦闘系以外のPCも参加可能。この場合はバトルロイヤル参加者のサポート役を担う事になります。
 従者、アニマルテイマー使用の場合は同伴しなくても構いませんが、この場合も「1人」としてカウントされます。
・参加者はミドルでパートナーを組んでもらいます。
 一人の場合は任意で2026PCの中から遠隔支援系をパートナーとして選ぶことも可能(設定上無理の無い範疇で)

・その他、随時質問にお答えします。

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【ハンドアウト】※順不同・参加PCによって改変
◆PC−A:
推奨PC:UGN所属者
ロイス:“凡犬支部長”orバトルロイヤル
四年に一度、黒巣市では市内の一画を舞台としたバトルロイヤルが繰り広げられている。
「非常に憤慨ではありますが、この成績如何によって支部の予算が決まるのです」
キミを前にして“凡犬支部長”は深い深い溜息をついた。
窓の外。霧立ち込める市内にそびえ立つ塔、黒巣ビルが今回の舞台だという。

◆PC−B:
推奨PC:叶えたい望みがある者
ロイス:バトルロイヤルの景品
勝者に与えられるものは「ただ一度限りの全て」
莫大な金銭を得た者が居るという。また、この街から出た者も居るという。
あるいは――永遠の別れを告げたはずの者との再開。
キミは自身の乾きを満たすため、この“祭り”に加わることにした。

◆PC−C:
推奨PC:各務関係者
ロイス:各務社長or招待状の送り主
「君を指名したいという、たっての希望があってね。引き受けてくれるかい?」
社長直々に呼ばれ、何事かと思ってみれば――渡されたのは一通の招待状。
UGN、各務、神城、在日米軍…そして、表向きの名称は違えども、FHも。
これらが合同開催するという、黒巣バトルロイヤルへの招待状だった。

◆PC−D以降:
推奨PC:無し
ロイス:未定
PCの設定、やりたい事次第で変動

◆PC−EX:
推奨PC:裏社会の事情に精通している者
ロイス:“00G”(ダブルオー・ジー)
それがどのような構造を持ち、どのような動力で稼働するモノであるかは解らない。
ドレッドノートを上回ると称されるこの兵器が秘密裏に黒巣市内に運び込まれ、
刻一刻と迫る発射の時を待っているという情報を入手した。


【補足1】
・黒巣市2026シリーズの3作目です。

・新規キャラで参戦の場合は、経験点を20点使ってキャラメイクしてください。
 この際に手持ちのPL経験点を追加消費しても構いません。
・その他、背景設定やPCの作成&運用ルールは1作目に準じます。
 ログに一通り目を通してからの参加をお待ちしています。

・暫定ハンドアウトは目安みたいなものです。参加者確定後に決定します。
・参加希望提出時にセッション中にやってみたい事を記入してください。
 「なるべく」シナリオに反映するようにします。

・他にも質問がありましたら、IRCチャンネル内で直接問い合わせてください。



 応募期間終了
 【暫定ハンドアウト】参加希望PCを見て

“音よりもなお速き” 矢作 運
PC-B:矢作 運。生誕に関しては謎だらけの少女。
鎖についてはチームの保護、もしくは修の捜索あたりにしようかと考えています。
(今回のセッションに絡められるなら実親関係という手もあるかな)
後日追記。優勝して手に入れたい目標はいくつかあるので、どれにしようかPL的に迷っています。
なので、チャットのほうで話していた「参加することで兄の消息の手がかりを手に入れる」
というスタイルで行ってもいいかなぁ、とも考えはじめました。
いちおー、優勝して兄を帰してもらう、というのがメインの希望かな?(なぜに疑問系)


 イブが脱野良猫宣言(?)したこともあり、黒巣市を語る上で欠かせない貧民層系PCとして
 心の中で諸手を挙げて参加を歓迎したキャラクター。
 実験体、孤児、行方不明の兄という過去は弄り甲斐があります。
 とりあえずは兄が失踪した理由。秘密を知ったとか、重要人物だったとかかな…。


“金色の獣” 佐伯 詩架
せっかく作ったのでこの子で参加したいと思います。
(空欄はちゃんと埋めておきますのでご了承ください)
PC-BもしくはDで


 格闘家でこちらも孤児。
 執拗にチョッカイをかけてくる“敵”がおり、現在は師範の元に身を寄せているとか。
 バトロワ自体は腕試しとして参加する理由があるけれど、できればその敵も出したいところ。
 理由とか正体とか、どんなのにしようか。


“鉄衣の剣舞” イブ
PCD>B>C にて、"鉄衣の剣舞" イブにて参加を希望します。
死んだはずのジン(固定ロイス)宛ての招待状を受け取って参加する感じで。
何で彼に招待が来たのかとか、その辺は丸投げですすんません(待


 “運命の剣”を解放、晴れてレベルダウンし「外猫」にクラスチェンジした皓の下宿人(何)
 皓とタッグを組んで参加…するだろうと思うけど、優勝賞品だけで飛びつくものかどうか。
 「引き」インパクトが弱いので、何か考えないといけないなあ…。


“逆位置の太陽” 津嶋 皓
来たーっ! ということで速攻反応応募します。
PC−C及びB、Dにて津嶋皓希望させていただきます。
希望シチュエーションはT氏との再戦。再会じゃないところが自分でもどうなんだと思いますが(何)
出来ればサシ希望したいですが……帰ってこれるんだろーか……(汗)
いやその気はバリバリにありますけどね。はい。
とりあえず会社の命令だろうが個人的に参戦だろうが構いませんので、C以外のHOにも希望出しておきます。


 「T氏との再戦」という、実にストレートな希望なので、叶えねばなりません。
 しかしあいつバトロワなんてイベントに参加するのか?
 …戦えるから来るよな、うん。考えるまでもなかった(何)


“笑う道化師” 時非 未来
はいはい参加希望参加希望。(何)
“笑う道化師”時非未来にて。PC−BorD辺りで参加希望出しちゃうぜ★
みくるたんって呼ぶな。あすらんとはもっと呼ぶな。(何)
何でも屋の仕事の関係で、知り合いの情報屋辺りから
「こんなんあるらしいけどお前もどうYO」みたいなノリで回された感じじゃないっすか?
そんな軽くなければまぁ適当に。(何
取り敢えず、優勝したらやりたいシチュがあるから優勝狙いマス★
なお、シートは暫定なので変更する可能性がありまふ(何) ひねくれ者の私。


 婚約者を殺された過去を持つ、ダーティーでハードボイルド風味のキャラクター。
 他PCと無理矢理組ませるよりは、情報屋と組んだ方が面白いコンビになりそうだと思いました。
 どうでもいいけど未来の年齢を勝手に20代前半だと思ってた。しかも最後まで。ごめん(何)
 それと「時非○園物語?」とか尋ねてしまってごめん。しかも正解してて更にごめん(核爆)


“牙狼の王” 久継 駆穂
これは裏方でいい気になれという天の啓示だと思いました。全力で参加希望します(何)
黒巣の都市伝説の住人こと久継駆穂でPC−EXを希望。
まぁ。世界が拒絶するレネゲイドの波動とか感知したとかなんとかで
事件に介入するんでしょう。なんだこの理由(何)
希望シュチュエーションとしては…まぁ…
皓とT氏?とかが戦闘し始めた時に、その様子を階上から見て
黒幕っぽいのに対して「向こうは始まったようだ」と言って
「では”こちら”も。始めようか」とか言って戦闘に入りたい。出来ればサシで(何だよ。これ(何))
まぁ。一線隔した感じでやりましたのでまぁ注文とかあればご遠慮なく。


 ついに来ましたよ、せぱからNPCの王(違)
 EXハンドアウトは、ある意味彼専門枠としての想定でした。
 正直NPCとして使いたかったものの、黒幕との戦いは自分も観戦したいところだし。
 とはいえ彼の設定上、他PCと関わる状況になるのか? 状況を見ながら対処していこうか…。



 GM設定
 裏情報

【特殊オーガナイゼーション】
・ユニ・テクノロジー社(略称:ユニテック社)
 <情報:黒巣市、噂話、ビジネス、UGN、FH、軍事、裏社会>
 「黒巣バトルロイヤル」イベントの主催者。現在の社長は「葛木柊生」。
 黒巣市に存在する超組織的な合資製造会社で、市内に支社を持つ各社(各務、神城等)が
 技術提携して開発と製造を行っている。
 市街へ通じる路線の管理、重機類の運搬もユニテック社が主に担当している。
 会社形態は各務や神城のように洗練されておらず、どちらかと言えば社長のワンマン経営型。
 実態はダミー。トップが頻繁に入れ替わる会社で出資者も曖昧、実態は不確定。
 UGNやFH等、表立って組織名を挙げることのできない用途として用いられている。

【裏情報】
・各組織を超えて共同で造り上げた兵器「OOG(ダブルオー・ジー)」、
 正式名称「霊子砲−零式」のエネルギー充填と試射、所有権を決めるための大会。
・その争奪戦さえも、ごく一部の上層部では“ゲームの要素”となっている。
・参加組織は、FH、UGN(計画、主設計、作成)、神城、各務(素材調達他)、テンペスト(協賛)、その他。
・火鷹は、基本的にはUGN(中央評議会、ランカスタグループ)に属する。
・イベント内での組織間結託は原則禁止。
・UGN中央評議会の意向により、OOGの存在は意図的にUGN黒巣支部に流されていない。
 調査は全て支部独自によるもの。
・霊子砲は現時点ではどの組織も所有権を有していない。各組織が担当分のデータを有しているのみ。
・OOGの肝は「レネゲイドを純エネルギーに転化」する技術。
・賢者の石を用いたブラックボックスが存在し、今大会の裏事情として、
 この兵器の所有権(ブラックボックスを含めた全設計図の所有権)を決めるというものがある。
・ブラックボックスを作成したのは、13号機関関係者と思われる。
・ただし、OOG単体では黒巣市を壊滅させられるものではない。
・黒巣市を取り巻いているブラックドッグシンドローム属性の霧(“終焉の狭霧”)との相乗効果により“第三夜”は成る。
・作り出された兵器(霧)が余りにも強力で発展性がないため(即ゲームオーバー)、
 鎖の夜計画参加者の中には、様々な理由によりその使用を躊躇う者もいる。
・“終焉の狭霧”の存在は火鷹の口からのみ語られる。霧の本質を知る者がどの程度居るかは不明。

【大まかな流れ】
 OP:バトロワに挑む理由の提示→
 MD:顔合わせ、準備→レクチャー、ゲームスタート→他の参加者と戦う、超兵器の存在を知る→
 CX:→鳥越とバトル→落下→地下で火鷹と戦う→起動装置停止→ビル崩壊→ED


 ――というような裏情報と流れをベースとして、セッションスタート。



 Master Scene-00 「天上の声」 
 声が指し示すもの

 第一夜の演出に準じ、声だけで進行。

 “あちら”の方々
 米国。つまり第二夜(第一話)に於いて、準備していたのに結局は動けなかったテンペストです。

 “彼”が遺した“例の物”
 先代“火鷹”が遺した“OOG”――なんだ、結局お前が黒幕か(何)

 あのような青二才
 ユニテック社長・葛木柊生。就任の経緯が経緯だけに“夜”面子からは侮られています。

 バトロワ開催時とは異なり、完全に“夜”面子オンリーでの会談です。
 なお、このシーンでは新火鷹が不在です。



 Opening Phase-01 「白い闇」 
 準備の割合

 OP1に限らず、オープニングフェイズはもっとも準備に時間を掛けたシーンです(笑)
 こびとが抱いている2026黒巣市のイメージは、だいたいこんな感じです。

 榊 深奈
 未来PLさんから聞いたイメージを元に、真面目に人物設定を行いました(何)
 ちゃきちゃきの江戸っ子気質な情報屋の女性で、経験点10くらいのモルフェウス/オルクスのOVです。
 それ以外の細かい設定は考えていなかったのですが、この掛け合いが決定的でした。
 個人的に好きなセリフは、未来に対しての「オマエは死んでも自然分解されなさそうだしな」。

 深奈:「もっとも、そのせいで圧力やら何たらで、こちとらエラい苦労してんだけどな」
 ユニテック関係者による妨害工作です(工作員相当)。

 黒巣に伝わる格言
 深奈:「黒巣市って“あにまる”には優しいんだぜ?」
 ドSも健在だから、多分こっちも、きっと(何)

 ちなみに、この時までGMは未来がここまで生活に困窮していたとは知りませんでした。



 Opening Phase-02 「逢魔刻」 
 都市伝説

 黒巣の都市伝説シーンです。それ以上でもそれ以下でもありません。
 駆穂のこういったシーンを見たかったのはGMだけではないと主張します。
 武装者はユニテックの傭兵。無抵抗な者達もいたぶるような、典型的なならず者のやられ役です。

 運と詩架シーンへの繋ぎとして使いたかった幼女までもが跡形もなく消されそうで、内心ひやひや(笑)



 Opening Phase-03 「漆黒の獣」 
 伏線はりはり

 運と詩架の顔合わせ、バトロワ参加を約束し合うシーンであると同時に、
 冷酷で残忍な「漆黒の獣」を印象づけ、また、獣が探し求める
 「矢作修が持つものと同じ賢者の石」というキーワードを伝えるためのシーンです。

 これだけ暴れていればUGNの介入もあるだろうと考え、パトロール中の“天雷”を現場に派遣。
 あわよくばバトロワの情報でも軽く流そうと思ったら…あれれ。運、逃亡。
 当たり前といえば当たり前なんですが(笑)
 このままじゃ詩架&操というタッグができてしまいそうなところを、前シーン登場の少女が橋渡し役に。
 余談ですが、「ユメ」という名前はこの時にアドリブで付けたものです。

 運:「もう大丈夫だよ。怖い人たちはどっかいったから。」
 “天雷”も混ざっているんですね…(笑)

 金色で黒い天使さん
 前シーンプレイヤーの死神さんです。  



 Opening Phase-04 「Lucky Hit?」 
 しのむ火鷹との出会い

 黒巣市の貧民〜平民階層です。
 
 タイ焼き屋
 “第一夜”もなんとか切り抜けることができた、爺と婆がきりもみしている店。
 この辺りの町会長的役割を担っているとか。
 「ウチの放蕩娘」がどんなのかは全く考えていません。

 GM:どーん。
 演出もへったくれもない。
 あまりにも呆気なさ過ぎると思ったのですが、そのあっさり具合が意外と好評だったようです(笑)

 黒塗りの高級車
 もちろん防弾ガラス、タイヤ装備の要人護衛用のリムジン(装甲車相当)です。
 イブ(蒼太)を誘拐したのもこんな車だったみたいですよ(?)。

 並外れたキミの動体視力
 すみません、迷いました(何)
 実際にはどんなものなんでしょうか、ハヌマーンな皓クラスの達人なら見えていてもいいと思いますが。

 “火鷹”
 先代火鷹(鳥越の父・志貴野 怜)の後継者です。本名は御堂 忍。
 一人称「僕」→秘書の指導により「私」にチェンジ中。
 新火鷹、今代火鷹、御堂火鷹、しのむー(何)などと呼ばれています。
 志貴野が“火鷹”になる以前の子ですが、母方が否認していたため「一族」として認められていませんでした。
 逆に、それが幸いして、鳥越劉斗の血縁者狩りから逃れられたともいえます。
 先代火鷹亡き後の混乱期に秘書が彼を捜し当てて説得し、継がせたのでしょう。
 一介のUGN医師からの突然の転身に、彼自身も戸惑いながら暗中模索している最中です。
 ちなみにこの時は、ほぼ御堂忍の素状態です。
 黒巣市とクロスタワーの視察に加え、草川仁(ジン=“EverybodyOne”に殺されたイブの後見人)と
 もう一通の招待状を持って、各務の黒巣支社へ向かうところでした。

 こっそりと。「御堂 忍」というのは元々こびとのPCで、
 このセッションを行ったサイト「Separate Color」を含めると、合計3つのサイトを渡ったキャラクターです。
 最初のサイト(Apple basic)では、皓PLさん(のPC)と共に高校生活を送り(一般人)、
 続いて別のサイト(DX2)では、ホワイトハンズ所属の小児科医師(27歳)として稼働させていました。
 若かりし頃の彼がどんな人物であったのかは……裏ログの証言を参考にしてただければと(目逸)
 



 Middle Phase-01 「Mystic Mist」 
 遺品

 都市伝説再び、です。
 クロスタワー内部からの「信号」を伝えると同時に、この霧がクセモノであることを臭わせるためのものです。
 霧は先代火鷹辺りが仕掛けた結界的なモノじゃないかなと。
 封印されている“似て非ざるモノ”とは、修の賢者の石です。



 Middle Phase-02 「戦いの前に」 
 調達&事前情報収集

 準備のために作成したシーンです。塔内に入ると強制的にイベント進行が入るため、自由行動を許可しています。

 イブ:裏社会ならコネで6つか。
 さすがは社会が無駄に高い黒犬ソラリス。

 GM:秘書(先代からの続投)も名前があるし、鳥越の情報も用意してある。(裏より)
 情報項目として「火鷹劉生(御堂火鷹)」「御堂 忍」「志貴野 怜(先代火鷹)」「鳥越 劉斗」「秘書」を用意していました。
 ちなみにOPに出てきた秘書は“プランナー”ではなく、後述の黒部清香という女性です。
 以下がその内容です。参考までに。

・御堂 忍(みどう・しのぶ)
 先代火鷹氏の隠し子で、UGNホワイトハンドに所属していた。
 後継者の大本命とされていた鳥越劉斗の腹違いの兄で長子にあたる。
 (先代火鷹は妾の子を全て認めて養育費も払っていたが、御堂那々美のみ関係を否定していたため“認知”はされず、
 一族としての扱いを受けていなかった。先日、DNA鑑定にて実子であることが判明、相続権を持った)
 先代が残した遺産を全て相続した。現在、家族は居ない。

・志貴野 怜(しきの・さとし)
 先代“火鷹” 火鷹 劉生の本名。代々続く医者一族の長に当たり、40数年前に現在の姓名を継いだ。享年74歳。
 日本人(先々代火鷹)とドイツ人のハーフだが、白髪で瞳の色はシアンブルーと、日本人離れの外見。
 神城の客員研究員。UGNにも協力している研究者でもあり、要請を受けてチルドレンの作成や管理も行っていた。
 財界、経済界、ランカスタグループとも深い関わりを持っている。
 チルドレンの他にも実子が数名いたらしいが、いずれも不慮の死を遂げている。
 本人もテロに巻き込まれ、死去。その後、関係企業や病院は混乱を極めたという。

・黒部 清香(くろべ・きよか)
 先代〜現火鷹氏の秘書。年齢40歳前後、素性は不明。
 遺産相続管理、スケジュール管理、ボディーガードを務めている。御堂を探し出し説得したのも彼女。
 先代に心酔していたため、現火鷹に対し多少もどかしさを感じている様子。


 前回のバトルロイヤル優勝者の獣化した姿に酷似しているが、大会の記録によると瞳の色だけが異なる。
 黒い獣情報。あっさりとスルーされてしまいましたが、二段変形の伏線です。



 Middle Phase-03 「復讐の前に」 
 こびとGMは情報判定がシビアという話

 カンガルーが君を事務所から蹴り出した
 蹴り出すといったらやはりこの動物か馬でしょう(何)

 “悪癖”
 葛木柊生の殺人癖というのは、十分に悪癖だと主張します(何)
 蒼空みるか(未来の婚約者、故人)など一般人だけではなく、側近も何人か犠牲になっているのではないでしょうか。
 OP3のストリートチルドレン狩りは、石探しを兼ねた衝動解消法でもありました。
 何故こんな悪癖がついたのかは、EDで説明しています。

 実験体崩れのFHチルドレン
 “漆黒の獣”こと葛木柊生の過去に迫る情報その2です。
 通常は一度の判定で出すべきなのでしょうが、わざわざ<情報:FH>判定も行わせています。
 あくまでもこのGMの場合…ですが、基本的には先出し(左側)情報ソースほど重要度を高くしています。
 これは、ソースによって入手できる内容が限定されると考えているからで、
 達成値が高ければ他の項目にも重複させています。
 厳しいジャッジだと思いますが、二度行わせているのはGMの優しさです(何)



 Master Scene-01 「開幕」 
 黄昏しのむー

 『レディースアンドジェントルマン!〜夢の祭典が開幕します!』
 べったべたです…ベタすぎて考えるのに苦労したことを覚えています(笑)
 クロスタワーから離れた場所にある高層ビルのサロンが舞台。
 このシーンに出てくる紳士淑女達は“夜”のメンバーとは限りません。
 各組織のスポンサー達を招き入れ、タワー内の死闘を娯楽とする裕福階層達の社交の場です。
 つい先日まで一般人だった御堂火鷹には馴染み難く、参加者達への挨拶疲れで窓際で黄昏れていました。



 Middle Phase-04 「発つ前に」 
 ちびっ子情報収集

 運の社会値が低く情報判定達成値は望めないため、襲撃者などの状況を調べるためのロールは
 ナイトハウンド総動員での聞き込みなどによる情報収集の結果として提示しています。

 不意打ちを掛けてきた武装者達
 テンペストを偽装したユニテックの傭兵達です。
 とはいえ、多くがならず者崩れで、武装して“漆黒の獣”と共に襲撃を行いました。
 「体を食いちぎった」のは“漆黒の獣”の仕業です。
 
 “昔の知り合い”と組んで参戦
 修が「セイヤ」と呼んでいた、ナイトハウンド創設時に一緒にいた人物。
 古株の「さおり姉」なら知っていたかもしれない、というのはあくまでも余談です(何)

 運:知りたいのは裏側だから裏社会かね
 低めの達成値でしたがソースの判断が的確だったので、必要な情報はほぼ得られたと思われます。
 ぶっちゃけ、黒巣市のユニテック社は土建会社みたいなものかもしれません。
 クロスタワーの建造や補修といった現地事業は、この会社が中心となって行っていました。



 Master Scene 「深紅眼」 
 兄と妹

 シーンプレイヤー(NPC)、葛木柊生の自嘲シーンです。

 「“兄と妹”か」
 このシナリオで指す「兄と妹」といえば、2組(+1組)となります。
 矢作修と矢作運、○○と佐伯詩架。(+鳥越劉斗と鳥越碧)



 Middle Phase-05 「主と下僕」 
 おん・ざ・にゃんこ

 いよいよバトロワイベント開催。深奈を介して簡単な説明を行います。
 緊張感が漂いつつも、頭の上ににゃんこがしがみついている図に心和みます。

 Cブロック2F
 最下層からのスタートです。



 Middle Phase-06 「SUYS」 
 トラップレクチャー

 トラップのレクチャーシーンとして用意しました。トラップチャートは後述。
 先行のUGNチーム(Cブロック最高位スタート)がトラップ調査時に出くわします。
 “栄光の手”と“天雷”の会話は……状況から推して知るべし(何)

 Cブロック6F
 こちらは葛木社長の計らいで、一般枠としては最高位からのスタートとなっています。

 GM:傍の柱から電撃が奔った。
 “栄光の手”が発動させた雷撃トラップです。罠の使用法としてこういう方法もあると。



 Middle Phase-06 「SUYS」
 トラップチャート

【トラップ】
トラップを確認するには<知覚>で8以上。動作スイッチを見つけるには10以上。
構造上解除は不可だが一時的に動作を停止させることはできる。<精密作業>10以上。
動作スイッチを見つけた場合、マイナーアクションを消費してトラップを任意の場所で作動させられる。
トラップは時間の経過により自動的に修復、補充される。

シーン登場後、5D10(罠の個数/5、罠の種類A、罠の種類B、補足A、補足B)を振る。
整合性を考えて、多少の数値修正もあり。

1:バーストフロア(リアクション不可、ダメージ15点固定)
2:高温スチーム(#10r8、攻撃力+1)
3:雷撃(#8r8 攻撃力+8)
4:シューター(落下ダメージ+追加罠)
5:プレス(#10r8 攻撃力+6)
6:暗闇(全行動に2DP)
7:レーザー(#10r8、攻撃力+0、装甲値無視)
8:アローレイン
9:アラートA(トループ相当の警備ロボット出現)
0:無し

◆バーストフロア(解除不可、《極大消滅波》相当)
天井と床、壁面が難燃性のパネルで構築されており、可燃性の物質が塗布されている。
火を使ったら着火、フロアが激しく燃え上がる。
1R燃えた後に鎮火。5分後にパネルのすき間から可燃性物質が染み出してくる。

◆高温スチーム(解除不可、《ファイアスローワー》相当)
排気ダクト等のパイプ類に混ざって高温高熱蒸気の流れるパイプが通っている。
該当するパイプを傷つければその個所から蒸気が噴き出す。

◆雷撃(解除可能、《雷の槍》相当)
広いフロアの床に幾何学模様のラインが張り巡らされ、模様の所々を経由するように数本の鉄柱が建っている。
特定の床を踏んだら、近くの鉄柱から高圧電流が発せられる。

◆シューター(解除不可、特殊)
細い通路のフロア。足元の床が抜けて下の階へと落下する。落下距離は(5+1D10)m、ダメージはるるぶ順守。
エフェクトで浮遊している場合はこの限りではない。
落下した先には必ず罠が待ち構えている。もう一度罠の種類を決定して、各判定等を行うこと。

◆プレス(解除可能、《インビジブルハンド》相当)
特定の床を踏む、あるいは壁に触れると、高く凹凸の激しい天井の一区間から、丸太のような柱が落下する。
落下後、ウインチでゆっくりと丸太が巻き上げられて2R後には再セットされる。

◆暗闇(解除可能、特殊)
もう一度1D10を振ること。奇数が出れば何も無いフロア、偶数が出た場合は罠チャートをもう一度振って適用する。
発見、解除に暗闇のペナルティがかかる。

◆レーザー(解除不可、《ピンポイント・レーザー+光の矢》相当)
細い通路のフロア。東西のモンスター像が各所に配置されており、その付近の壁面が鏡張りとなっている。
像の視線を遮らない、あるいは像を破壊すれば通り抜け可能。

◆アローレイン(解除可能、《水刃》相当)
壁面に多数のスリットがある。すぐ手前の赤外線感知器を遮断すると発動。

◆アラートA(解除不可、トループ相当の警備ロボット出現)
平坦なフロア。しかし、警備ロボットが侵入者を排除しようとやってくる。フロアを移動するか破壊されるまで追走する。
(IV12、HP12、装甲値10)
A)マイナーで移動or《ロックオンサイト》、射撃0+《リニアキャノン/MAXボルテージ》
#7r8+0 大型拳銃相当の単体射撃火器 攻撃力+6 装甲値有効
B)マイナーで移動、射撃0+《全知の欠片/主の右腕》
#5r8+0 サブマシンガン相当の射撃火器 攻撃力+4+武器 範囲、装甲値有効

◆アラートB(別の参加者出現)
イベントNPC以外の参加者と対戦。同所属であれば基本的には戦闘は無しで進める。
〜6:一般(中立)
 7:UGN(同所属には友好的)
 8:FH(敵対)
 9:企業(隠密、交渉)
 0:テンペスト(敵対)



 Middle Phase-07 「evoke」 
 地力の差

 皓がいい気になるシーン…ではなく、
 他の参加者を蹴落としてでも先へ進むための覚悟を、行動として示すためのシーンです。
 そのため、一般人枠代表として、主人公となっても遜色ないくらいの王道コンビを用意しました。

 『空に近い場所を目指して頑張ってください』
 テロップで流されたこの一文は、ある意味、火鷹が仕掛けたトラップでもあります。
 もっとも、優勝を目指すならば額面通りに最上階を目指せば問題ありません。

 イブ:ケイのゲージを狙う
 リアクション達成値のダブルスコアでゲージ破壊ルールは戦闘を長引かせないための処置で、
 プレイ中に許可し、咄嗟に考えたものです。
 もっとも、シナリオ作成時点では防具破壊エフェクトが無い限りは認めないつもりでした。
 なお、NPC側はゲージ破壊はしません。



 Middle Phase-07 「evoke」
 主要組織チーム構成(案)

 PC側チームが出揃ったので参加状況の提示をば。
 以下はシナリオ作成当初の案で、実際のプレイとは異なります。

◆Aブロック
◇テンペスト「--」(殲滅:先行逃げ切り&上層迎撃)
 “EverybodyOne”(ノイマン/サラマンダー)白兵タイプ
 上層部で足止め役。
 “Trick slinger”(ブラックドッグ/オルクス)射撃タイプ(複数射撃、隠匿)
 軽いが面倒見は良い。日本女性をナンパするために日本語を取得。ある意味、相方と組める度量の持ち主とも言える。
 21階で鳥越に足止めをさせている間に最上階を目指す役。
◇他3チームは一般


 テンペストはバトロワ優勝の本命チーム。
 evokeチームの相手(ボス)として想定しましたが、“Trick slinger”は途中脱落させました。
 チート呼ばわりされていたチーム名ですが、実は「表示無し」ではなく
 「ハイフン ハイフン」と登録したら本当に通ってしまった、というチーム名です(何)
 中層階以上で各務チームと遭遇させなければいけないので、他3チームに主要組織を配置しませんでした。
 配置したところで撃破されるのは目に見えていますし。

◆Bブロック
◇各務「evoke」皓&イブ
 イベント:下階層で「アカツキ」とバトル→中階層でテンペスト&火鷹と出会う
◇「アカツキ」(ストリートチルドレン、目的:ホームのために大金が欲しい)
 “ライトウィンド”市ヶ谷ケイ(エグザイル/ハヌマーン)17歳男、白兵攻撃タイプ
 “レフトフェンサー”二ノ宮シホ(エンハイ/モルフェウス)16歳女、射撃タイプ
 シホ IV:16、HP:12 能力値2641
 ケイ IV: 8 HP:16 能力値6312
 《オールレンジ/一閃/吼え猛る爪》#7r8+4
◇他2チームは一般


 アカツキは一般参加者の代表的存在として。ある意味王道を混ぜておかないと。
 チーム名は特に意味無かったんですが…「アカツキ=シラヌイ(ガン○ム)」から(何)

◆Cブロック
◇UGN「脅威の」(調査・臨機応変)
 “天雷”草野操(ブラックドッグ/バロール)RCタイプ
 “栄光の手”溝口肇(ブラスト/エグザイル)白兵タイプ
◇詩架&運チーム:下階層でUGNとバトル
◇未来&深奈チーム:漁夫の利作戦。下層階で一般とバトル
◇他チームは一般


 混戦ブロック、C。
 UGNチーム名、「脅威の」。後に続く言葉はお察しください…(何)
 支部が独自に入手した情報により、超兵器を調査するためにバトロワに参加させられた二人組。
 自分が言うのも何ですが、UGNチームの人選は間違っていると思わないでもなく……。

◆Dブロック
◇FH「RISING☆STAR」(敵対:粘って参加者達の侵蝕率を上げる)
 “マスター・ディアボロス”春日 兆二(キュマイラ/エグザイル)白兵タイプ
◇神城「日々此好日」(表面的な協力)
 (エグザイル/ソラリス)交渉タイプ、他
 OOGの情報を意図的に流して、PCの足止めを図る。
◇他2チームは一般


 Cブロックチームにぶつけるためのチーム配置。
 FHチームの「RISING☆STAR」は、“マスター・ディアボロス”春日 兆二本人たっての希望です(何)
 春日兆二がどういう存在なのかは未設定。
 罠を完全無視して進む彼のせいで、相方はもちろん早々に途中脱落です。
 神城チームは名前からして曲者、相手を油断させる気満々でした(当初は交渉系メイン)。
 …が、未来&深奈チームのイベントとして閃いたネタのために短刀使い(ノイピュア)を設定し、
 その後、対イブ用に“射手”を神城枠に入れるしかなくなったため、意味不明な名称になったというオチ。
 とはいえど、実力的にはかなり高いものとなりました。

 このように当初考えていたネタも、PCの動きやPLの希望次第で随分と変更になりました。



 Middle Phase-08 「vsUGN」 
 “栄光の手”不遇のターン

 “敵”との戦い、そして願いのために道を譲るシーンです。
 新旧(運と操)ツンデレシーンのような気もしてきましたが(何)

 “栄光の手”:「………まさかゲージを狙ってくるとは」
 急遽採用したゲージ狙いルールによって、最も不遇な目に遭ったのが彼です。
 受け狙いならともかく、ブラストエグで回避は…(遠い目)
 ともあれ、彼もこのイベントには乗り気ではなかったのでサバサバしています。

 “天雷”:「…まったく。今なら芹沢さんの苦労も良く解る」
 逆の立場となった今、必要な事だと解っていても、子供を相手にするのは気が引けたのでしょう。
 チルドレン(子供)には弱い、甘ちゃん副支部長代理でした。

 “天雷”:「いや。此処までだろう」
 《磁力結界》を使い切ってしまいましたから(笑)
 この後の「調査」を考え、この辺りが潮時だろうと判断しました。

 “天雷”:「一時期、“ナイトハウンド”と呼ばれるチームに居た事があるらしい」
 <情報:UGN>でそれなりの達成値を出せば得られる予定だった情報を、こちらで提示しました。

 手にしたライフゲージに瞬間的な電流を迸らせる。
 あくまでもゲージ破壊の演出です。
 「ゲージ破壊」を宣言しない限り、ブラックドッグの《電波障害》や雷撃、
 あるいは通常のダメージでもTORIGOEアタックでも、一切ゲージを破壊できません(何)
 この後二人はスタッフを物理的な手段で無力化させ(こちらが本命)、OOGを探しに行きます。



 Master Scene 「変わる刻」 
 回想

 FHから遺棄された“ダークネス”が、黒巣市の生家に戻るシーンです。



 Middle Phase-09 「vs RISING☆STAR」 
 階段落ち

 息抜きシーン。シリアスばかりだと耐えられません──GMが(何)
 トラップチャートを考えていた時からやってみたかったネタを、
 DXで最も有名なNPC(のそっくりさん)に体現していただきました。
 “不死身の男”こと“マスター・ディアボロス”春日兆二が何者なのかは考えていません。

 運:「えーと、こっちのボタンでふたしまるね。」ぽち
 ちびっ子無情(何)



 Middle Phase-10 「落ちてきた男」 
 タイトルが全て

 出オチです(何)

 鉄柱が砕けているフロア
 「SUYS」vsUGNが戦闘を行ったフロアです。

 GM:というわけで、3D10を侵蝕率に加えてください
 それまで出目が低かったのに、まさか急に24も上がるとは…(汗)

 “不死身の男”:「私は先へと進む――!」
 “マスターレイス”日下部仁のセリフ(ブレイクアップ)のパクリです。



 Master Scene 「第三夜」 
 ビストロン

 核P−MODELの「ビストロン」の歌詞そのまま…といってもいいくらいの光景です。
 このシーンの火鷹劉生は先代。この後、実子の鳥越劉斗によって殺害されました。
 ――というか、「殺されてやった」というのが実のところ正しいのではないかと(何)
 ただし、イレギュラーが起こり「継承」が正常に行われなかったという点で痛み分けです。



 Middle Phase-11 「助力と協力」 
 ニアミス

 対戦者と見るや否や、容赦なくSMGを撃ってくる「敵」の正体がPLさん達にはあっさりバレ、
 モニタを前に、こっそり泣き笑いのGMです(笑)
 この様子だと某氏は二人を倒すまで追ってしまいそうなので、
 水蒸気でフロア内の視界を閉ざして諦めさせ、一旦先へ進ませるようにしむけました。

 イブ:「なんでこんなとこいんの?アンタ、偉い人なんじゃないの?」
 サロンから暫し退席し、自分そっくりの従者を作成して《縮地》で塔内へと向かわせました。
 タワー地上階の構造は先日(OP4辺り)下見をして把握済みです。
 御堂もこの時点では、OP4よりも強く“火鷹”の影響を受けつつあります。
 ですが、「OOGの阻止」と「イレギュラーを正す」という点は、御堂自身の願いでもあります。

 “火鷹”:「彼らのチーム名はイレギュラーではないし、正規の手続きの上で参加登録している」
 テンペスト枠、チーム名「--」(ハイフンハイフン)で登録済みです。

 “火鷹”:「破壊するだけの力には、何の意味も無いよ」
 偽りや韜晦ではなく、この言は“火鷹”にとっての本心です。

 ちなみに、御堂は鳥越と皓の関係をあまり知りません。
 鳥越が先代火鷹を憎んでいたということも、状況からの推測と秘書から得た情報によるもので、
 先々代が遺したバックアップを継承した御堂火鷹には、先代(志貴野火鷹)の記憶は無いのです。
 …とはいっても、紛れもなく血縁である以上、どこか似通っている箇所があるだろうと思われます。

 “火鷹”:「“君一人”の迷いや不満であるならば、何も言わないよ」
 見透かされています、イブ。ある意味、“火鷹”の本領発揮。
 先代が携わったという「運命の剣」計画を、御堂火鷹がどこまで知っているのか、
 知っているとすればどう思っているのか、どんな意図をもってイブと接触しているのか。
 それとも本当に知らないのか。
 バックアップとはいえ、厄介な人物についたものだと思います、ええ。



 Master Scene 「鳴動」 
 子の子だから孫?甥っ子?

 OOGの発射口が舞台となっております。
 22Fへは従者を向かわせ、本人は地下へと。
 このシーンの御堂火鷹は、極めて“火鷹”度が高くなっています。
 イベントが進み、タワー内にレネゲイドが充満しつつある頃合いを見計らって、様子を見に来ました。

 久しぶりに再会する“子”へ呼び掛けた。
 修(の賢者の石)をOOGと融合させた黒幕が確定しました。
 厳密には「再会」ではなく「初対面」なんですが…孫みたいなものということで(何)



 Middle Phase-12 「vs 日々此好日」 
 そろそろ真面目にいこうか

 ダークホース「日々此好日」の登場です。
 これまでシリアスとは言い難かった未来に、ちゃんとしたシーンを…ということで、
 当初予定していた敵を変更し、短刀使いを配しました。
 「ここは自分に任せてお前は先へ行け!」というのは、一度はやっておきたいシチュエーションです。
 かといってそのセリフを未来に吐かせるわけにもいかないので、どうすれば自然かと考えました。
 深奈は“にゃんこ”なので、攻撃方法は支援かRC。
 となると足止め用に《ペトリファイ》、手強い敵に命中させるための《完全なる世界》辺りが無難。
 《完全なる世界》が使えるってことは、100%超えてるよね、とか。
 ついでに深奈を脱落させるために、足止めを食らっても投げられる武器としてナイフが無難だろう、とか。
 ……おお、上手くいきそうじゃん! と自画自賛しつつ(何)
 定番かもしれませんが、未来との小粋な掛け合いによって屈指の名シーンになったと思っています。

 アタシ最大最強の必殺技
 といっても、深奈唯一の攻撃コンボです。

 未来:「コンボ名くらい考えとけよ――!」
 すみません、面倒だったんで(何)



 Middle Phase-13 「御前」 
 刹那と永遠

 男:「私が呼び寄せた“災厄”〜この姿は…“進化”の一つの形ではある」
 正確には志貴野火鷹の仕業ですが、どちらも“火鷹”であることに変わりはありません。なので“私”と。
 駆穂が言うように、“火鷹”が再びこの地を訪れた事によってOOGが目覚めました(OP4〜MD1の間)。
 ただし火鷹本人としては、この「賢者の石の使用法」について、
 必ずしも全面的な賛同の下に協力したとは言い難いものだったと推測されます。
 OOGは、どういう理屈、テクノロジーで作られた物なのか、GMには解りません(マテ)
 余談ですが、“火鷹”は核や爆弾などの純破壊兵器に興味はありません(むしろ好みではない)。

 男:「“火鷹”という存在は永遠不滅」
 “火鷹”は古代種/起源種です。何らかの手段を用いて、体を変えながら生き続けている存在です。

 駆穂:「永遠など存在しない。そう”彼の人”も言っていた」
 「彼の人」というのは鳥越劉斗と思うのですが…拾ってくださった駆穂PLさんに感謝です。

 「“我々の子供”――久継駆穂よ」
 我々とは、大義的には「プロジェクト・アダムカドモン計画者達」を指しています。
 誰が含まれているのかは現在不明です。



 Master Scene 「遠い昔日」 
 ぼくと妹

 “ぼく”は“病気持ち”だ。
 レネゲイド発症に伴う変化を、“ぼく”の両親は忌み嫌ってそう称したのでしょう。

 お医者さんが、病気を治すために“ぼく”を引き取るらしい。
 どこかで「症状」を聞きつけた医者が、専門の研究所へ彼を引き渡して治療するという打診を行いました。
 一般にはOVの存在が知られていないため、「人には言えない奇病を抱えた子の両親」としては
 願ったり叶ったりの取り引きだったことでしょう。
 “ぼく”は知らないことですが、“ぼく”と“妹”は血の繋がりが無い兄妹なのかもしれません。
 もちろんこれも証明する術の無いことですが。



 Climax Phase 「穿て炎天」 
 A&Dブロックの強者

 いよいよクライマックスです。
 各々のクライマックス毎で分割一日分を費やしています(何)
 本来はテンペスト二人組との対戦予定でしたが、
 イブ(とPL)のモチベーションが中途半端であることを懸念しての変更です。
 以前、亮の義父が火鷹だという話を聞いていたので、ここで出しても問題あるめぇと。
 GMが旅行に行っている間に、「ルー君が実はボス」とかいう話もしてたみたいだしね!(何)

 Aブロックからはテンペスト。“誰でもない誰か”――“破滅の仮面”こと鳥越劉斗。
 例えイベントといえども、戦いの場である以上、“破面”が参加を見合わせる理由はありません。
 所属しているテンペスト枠として参加し、対戦相手のみならず相方をも巻き込みつつ上層階を目指しました。
 このブロックは“破滅”以外の全員が負傷、死亡によるリタイア、
 建物への損傷も最も大きかった魔のブロックです。

 Dブロックからは神城。“火鷹”配下の“射手”北条 亮。
 元々“火鷹”が神城の客員研究員でもある関係から、交渉して“射手”を参加させたと思われます。
 御堂火鷹は先代火鷹が得たデータ回収作業の一環として、研究成果の一つであるイブに興味があるようです。
 そんな彼が“射手”へ下した指示は、
 「企業や組織に地下の超兵器を渡さないようトップチームを倒す、またはその介助をする」というものです。
 加えて、それとなく「“運命の剣”被験者だったイブ(蒼太)を調べてみたい」と仄めかしました。
 “破面”の相手をするのが辛いと考えた亮は、結果としてああいった行動を取りましたが、
 ここでの火鷹の真の狙いは「イブに揺さぶりをかける」ことであり、その点でも想定通りの働きだったといえます。

 ちなみに“射手”こと北条亮のPLさん曰く、
 「義父である先代には世話になり忠誠心もあるけど、今代にはまだ気を許しきれてはいない」そうで。



 Climax Phase 「穿て炎天」
 2on2

 躊躇いもなくトリガーを弾く。
 わかっちゃいることですが、容赦ないですな“破面”(何)

 “破面”:「二度も対峙する。稀有な事だ」
 第一話CXでの戦いを覚えています。
 とはいえ、「稀有」という表現を使うことに少なからず違和感を覚えたGM。
 微少ながらも、皓との対戦が彼に何らかの影響を与えつつあるのでしょうか…?

 皓:「かつて貴方に教えを請うた。──貴方の言う“強さ”とは違う道でも〜」
 「Cube Game」エンディングでの皓と鳥越の会話より。
 当時の鳥越は「強くなりたければ捨てる事だ」と皓に言い、
 そして二十年のうちに大切なもの(初期ロイス)を喪くし、感情を失くし、記憶を無くしました。
 今の彼は、戦う相手と倒した骸にロイスを取っては昇華を繰り返しています。
 無にもなれずに無明を彷徨う、非常に刹那的な存在といえましょう。

 “射手”:「僕自身は関係者じゃない。けれど、知っているよ」
 先代か今代の火鷹に教えてもらったんでしょう。
 とはいえ、研究者でもない亮にそれを教えるということは、やはり何らかの意図を持っての事かと。

 “射手”:「彼がお節介さえ焼かなければこんな事にはならなかったのに…」
 彼=元各務所属の研究者・草川仁(ジン)のことです。

 “射手”:「Seling sind die Toten die in dem Herren dterben von nun an.
 Ja, der Geist spricht dass sie ruhen von ihrer Arbeit denn ihre Werke folgen ihnen nach――」

 「今から後、主に会い死にゆく者は幸いである〜彼らは労苦を解かれ、その業は彼らについて行く」
 ドイツ語のレクイエムで、亮が義父(志貴野火鷹)から聴かせてもらった歌だそうです。
 一体どんな場面での出来事だったのでしょうか。
 ちなみに志貴野火鷹は日本人とドイツ人のハーフで、ドイツ語にも堪能です。

 皓の形よりも純粋な“構え”にて、向き合う。
 二刀流ですけどね(何)
 ここでの一連の動作(構え)は、裏でも述べたように無意識です。
 現代ステージで何度か手合わせをした際、冗談のつもりで試してみたことがあるのでしょうか。

 《コントロールソート/急所狙い/コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/炎神の怒り/業炎/クロスバースト/アタックボーナス/ラストアクション》
 メモに記載してあるデータ表記だとこうなっていました。↓

 《コントロールソート/急所狙い/コンバットシステム/マルチウェポン/炎の剣/炎神の怒り/業炎/クロスバースト/アタックボーナス/戦神の祝福/???/ラストアクション》
 #23r7+15 対象:1体、装甲値(防御力)有効、攻撃力+139+7D10(菖蒲剣&不知火&名刀3本)


 …いろいろと自重しろ。いや、しましたよ(何)

 GM:装甲値有効168点。
 HP1の皓に対して出すまでも無いダメージなのですが、
 建物の損壊度としての数値が欲しかったという理由と、後述の霧判定の参考として。

 イブ:「“愛しき我が痛み”はここに。名を変え、姿を変えて。幾多の嘘を積み重ね〜」
 イブこと蒼太は、元々は津嶋皓の固定ロイスの親友(一般人)でした……が。
 桜井蒼樹GMによるセッション「愛しき我が痛み-鬼灯の贖罪-」によって、その関係は劇的に変化しました。
 更にその後、(黒塗りの車で)連れ去られ、「運命の剣」としての実験を経て、記憶を封印され、
 元各務の研究者だったジンが彼を連れ出し、つい先日までは何も知らず、賞金稼ぎとしてスラムで生きてきました。

 “射手”:「……お前の“自由”のために…僕を殺して、行くがいい」
 こう言っておけば、イブ(蒼太)なら亮を殺さないだろうという、GM計算ずくのセリフです(何)



 Master Scene 「白い奈落」 
 戦闘経緯

 こんな通信内容でした。

 『クロスタワー内部のレネゲイド率が急上昇し続けてます。そちらの様子は如何ですか』
 『霧状のブラックドッグシンドロームを帯びたエクストラレネゲイドが、こちらの通信と干渉を阻害しています』



 Climax Phase 「中天に漆黒」 
 密かな実力者

 3本立てクライマックスの2本目です。
 誰が何と言おうとこちらが大本命。最上階でPCの到着を待ちわびていた彼が、この話の真ボスです。
 CX1(Side-Brightness)は中ボス(破壊と無)、2(Side-Darkness)が真ボス(力と邪悪)、
 そして3(Side-Another)が裏ボス(世界)というイメージで行いました。
 1(破壊魔)と3(人外)に比べて地味な印象を与えているようですが、
 前者が1人ずつを相手にしているのに対し、同時に3人を相手にできる葛木の能力は
 前回優勝者としてもボスとしても、十分な実力者であるとGMは思っています。
 (PC達の侵蝕率の都合で削ったエフェクトもありますし)

 GMが葛木(漆黒の獣)に与えた役割は、「敵らしい敵、邪悪」です。
 もっとも、この邪悪や悪癖(殺人衝動)は、実験によって無理矢理引き出されたものなのですが。
 マスターシーンの“ぼく”が“漆黒の獣”となる世界の無情さ、引き裂かれた心の繋がり(ロイス)、
 それでも立ち止まることのない世界。
 ――こういったDXらしさを最も具現化しているパートが、この「Side-Darkness」であり、
 内容も、ボスである葛木というキャラクターも、個人的には気に入っているものです。

 戦いの渦中である3チームを横目にしながらもパスし
 CX1の、「2人組が上階へと向かい、少し遅れてもう一人がそれに続いた。」がこの3人です。



 Climax Phase 「中天に漆黒」
 嘘と真実

 “漆黒の獣”:『…ユニテックの社長といえど、ただの傀儡さ』
 全大会で優勝した葛木が手に入れたのは「力(権力)」。
 とはいえども、実体はバトロワ主催者(ユニテック出資者)達のいいなりで動く檻の中の獣、傀儡の長でした。
 (“上”にしてみれば、「過去や悪癖をもみ消し、社長の座に据えてやっている」という意識でしょうが)
 願いが自分の思っていたものとは違う形で叶えられ、忌まわしい漆黒の石もそのままで、
 やり込められた思いで葛木の胸中が憤懣と憎悪に満ちていたことは想像に難くないでしょう。
 そしてその憎悪は漆黒の石の力を更に増大させる糧になるという巧妙な罠、負の連鎖。
 ある意味、彼も被害者だったのです。

■“漆黒の獣(ダークネス)” 葛木 柊生
・元FHチルドレン。不完全な“キメラ計画”の実験体で失敗作。
・“キメラ計画”の失敗後、衝動を助長する漆黒の石を植え付けられる。その後に破棄されて黒巣市に。
・公称31歳(実年齢26歳)。葛木柊生は偽名。
 大会以前の経歴は全てユニテック出資者達によって消去された(FHDロイス:工作員能力)
・彼の悪癖とは“殺人癖(衝動:殺戮)”。ユニテック社のトップシークレットでもあった。


 “漆黒の獣”:『あの石があれば、更なる力を得る事ができる』
 「誰か」が彼に吹き込みました。なんとなく、某H氏のような気がしないでもなく(何)

 深紅の眼が黄金へと変貌する。
 詩架の仇が姿を現します。
 二段構えの変身は、当初からやりたかった演出です。

 “漆黒の獣”:『12年前〜(中略)〜そして破壊と殺戮の悦びを』
 マスターシーンとの矛盾。これ以降、葛木の言っている事のいくつかが「嘘」です。
 詩架の両親が「“娘だけは”助けてくれ」と言ったことは間違いないのですが。

 “漆黒の獣”:『我(オレ)は――お前の大切な誰かでも殺したのか?』
 彼にとって詩架以外は単なる狩りの獲物にしか見えません。

 “漆黒の獣”:『試算通りならば、このタワーくらい瞬時に消し去る威力が……』
 ふと。何かに気付いたのか言葉が途切れ、聞き取れない程小さな悪態をつく。

 この時、彼は気づきました。
 あの主催者達ならば、自分達もろともOOGでタワーを吹き飛ばすのもやりかねないということに。
 ……え? もっと早く気付け?
 情報が明らかじゃなかったり準備に忙しかったりで、それどころじゃなかったんですよ、多分(何)

 “漆黒の獣”:『兄の鑑とでも言うべきか』
 マスターシーン「深紅眼」と同様。同じ“兄”なのに、こうも違うものだと。

 “漆黒の獣”:『“かくして復讐は成る”」
 運命に翻弄され「葛木柊生」という人生を歩まざるを得なかった、佐伯聖也の切なる願いです。

■セイヤ
・元FHチルドレン“ダークネス”佐伯 聖也。佐伯詩架の年の離れた兄(9歳年上)。
・佐伯家の長男だったが、幼少時から持っている“力”のため両親からは疎まれていた。
・詩架の誕生を期に養子に出されてキメラ計画の実験体とされたが、
 実験は失敗に終わり、漆黒の石を埋め込まれた後に放逐される。
 放逐先の黒巣市で佐伯家を見つけ戻るも、両親に拒絶されたショックで衝動に流され、両親と詩架を殺してしまう。
 (12年前。当時14歳、詩架5歳)
・その後、名を伏せ、隠れるように市内を転々とするが、修と知り合い、行動を共にしていた時期があった。
・偽名の「葛木柊生」は、詩架の師匠であり兄代わり父親代わりでもある秋生への当て付け。嫉妬。
・漆黒の石の衝動を抑え込む力が欲しくてバトロワに参加したが、漆黒の石の力で徐々に歪み、
 貪欲に力を欲するだけの獣に成り果てた。


 なお、上記情報は佐伯詩架の知らない事象(裏情報)であるということを付け加えておきます。
 詩架にとっての「仇」、そして存在しないはずの「兄」です。
 情報の全てを明かした上で兄妹バトルをするという展開もあったかもしれませんが、
 他二人との兼ね合いや全体のバランスから判断し、この形に収めることにしました。
 彼自身も言いたくないでしょうし。



 Climax Phase 「空に近き深淵」 
 人外トーク

 番外編です。
 このシーンで繰り広げられる戦闘は、《忘却の彼方》で忘れてしまってください(何)
 “火鷹”という存在が何者なのか、レネゲイドウイルスとは一体何なのか。
 全てがこのGM独自の解釈であり、2026がパラレルステージである故の設定であることをご理解ください。

 音無く鞘から抜き放った剣から金色が零れる。
 当時未発売のサプリメント、「ラディカルドライブ」で追加された古代種エフェクト《アーティクルリザーブ》。
 取り出したのはイノセントブレード相当の剣(鍵)です。一度も振るう機会はありませんでしたが(笑)

●「日に比する金色の剣」
・火鷹が持つ武器。地中奥深くに埋もれた太古の超合金ヒヒイロカネ製の剣。
・“霊子砲−零式”停止の鍵。


 駆穂:「火鷹……『日』貴は」
 日高(日貴)。駆穂PLさんは「火鷹を日高にして朽月と対ならウキウキー」という思いだったそうですが
 偶然といえども、本名(?)の一部をいきなり言い当てられて慌てました。
 永い時を生きる彼はいくつかの名を持ち、「火鷹」という呼称もその一つ、一部分の当て字です。

 「火鷹」とは、何気なく付けた名前で、古代種も何となく…といったものでしかなかったのですが、
 これまた何気なくネット徘徊していた時、「ヒダカ」という名の存在を見つけてしまったのが妄想の始まり。
 元来長命だった人の寿命を花のように短くさせた、という逸話に深い関わりを持つ者が
 彼の正体(としての一つの見解)です。
 また、“外典、異端、偽書、トンデモ本”とされる「竹内文書(※竹内文献)」等を参考に、
 独自の解釈を加え、レネゲイドの成り立ちをでっち上げてみました。

 彼曰く、
 “火鷹”:「真実は、万国史で50%、世に出ている竹内文書で45%」
 “火鷹”:「古事記に至っては32%、日本書紀では31%に過ぎない」
 つまり、現存するどの書物にも正しい答えというのは記載されていないそうです。
 前述の「逸話」も、実際はどんなものだったのか?――作り話か本当の話かさえ判断できませんが。
 遠い後世に生きる我々ゲーマーとしては、歴史学者のように過去の真偽を確認することよりも
 想像力を膨らませ、世界を創造することのほうが有意義だと思うのです。
 ――と、大風呂敷の言い訳をしてみます(爆)

 まあ、何だか長々と書き連ねてしまいましたが、
 ぶっちゃけ“火鷹”の扱いは「長生きでRVに詳しい謎の人」でよいかと(何)
 ちなみにGMのメモ帳にはこう書いてありました↓

 第三幕を買い取った真の黒幕。負の感情に乏しい、穏やかな壮年の男性(外見)。
 超古代から生き長らえているレネゲイドウイルス作成者の一人。アダムカドモン計画の中心的存在。
 「記録」を鳥越に押さえられているために不完全な状態。

 ※武内宿禰(記紀に登場する実在の人物といわれ、280〜360歳などの諸説がある)の孫である
 平群真鳥が武烈天皇の勅命により、真の神代史を正しく後世に伝えるため、
 象形文字で書かれていた神代の記録を漢字仮名混じり文に改めて筆写したとされる文書。
 3175億9500万年前から続く天皇が天浮船に乗り世界各地を訪れ文明(宗教)を与え、
 地球が天変地異に襲われればその度に外宇宙に避難した、などというSF的超皇国史観の書物。
 詳しくは図書や検索などで調べてみてください。



 Climax Phase 「空に近き深淵」
 “火鷹”というのは


 “火鷹”:「私が直接“出る”のは久し振りで、感覚を忘れそうだよ」
 自らの子の中から最も優れた者に、何らかの手段を用いて記憶を継承させ、
 体を替えて生き存えている存在(古代種)――“火鷹”。
 しかし、今回の継承では原因不明のイレギュラーが発生。
 古代からの膨大な情報の流入に耐えきれなかった鳥越が、記憶を無くし、
 “EverybodyOne(誰でもない誰か)”として皓やイブ達の前に立ちはだかったのが
 シリーズ第一話(第二夜)です。

 しかし、万が一に備えて先々代(詳細不明)が遺したバックアップ(のようなもの)があり、
 それを継承したのが今代の“火鷹”(御堂火鷹)です。
 素体(継承者)が異なるため、代ごとに多少性格の違いはありますが、
 人類の進化(失われた遺伝子の復旧)という目的は一貫しています。
 今代火鷹は、先代(志貴野火鷹)が得た48年分(うち、RVが世に出てからの期間は39年間)の
 記憶データは持っていません。
 一線を退きホワイトハンドに所属していた御堂、バックアップとして密やかに存在していた“火鷹”、
 二重の意味で「久し振り」の戦いでした。

 天神七代
 “火鷹”曰く、「3175億9500万年前」のことだそうです。

 “或る出来事”
 遺伝子(螺旋)を失わせ、人類を退化させるような劇的な事象が遠い過去にあったのでしょう。
 ヒトの遺伝子に影響を及ぼす放射能、超古代の核兵器辺りではないかと思うのですが。

 “火鷹”:「アルトアイゼン君達により洗練された君の持つそのクリスタルによって」
 「インディゴチルドレン」と呼ばれる、三重螺旋DNAを持つ三人の子供がアメリカで確認されたといいます。
 これらは種としての突然変異であり、
 三重螺旋のDNAを持つ者は、免疫力が強く、寿命が著しく伸びる…等と予想されています。
 スピリチュアルなジャンルにも関わる話になるのですが、
 インディゴチルドレンというのは、インディゴブルー(夜明けの青色)のオーラを持つ者だそうです。
 前述の三人の子供達は、いずれもインディゴチルドレンということですが、
 三重螺旋DNAを持たないインディゴチルドレンも、もちろん大勢います。
 一説によると、「インディゴチルドレン」の次に「クリスタルチルドレン」が現れ、
 さらにクリスタルチルドレンの両親から生まれる「レインボーチルドレン」という「新しい」存在も
 やがては生まれてくるそうです。
 妄想力旺盛なGMは、「インディゴチルドレン=マトリクスシフトに耐えオーヴァードになれた者(黎明期)」、
 「クリスタルチルドレン=“異界の巫女”新条梢 等といった新世代チルドレンや
 賢者の石(レネゲイドクリスタル)で更なる進化を遂げた者(駆穂等)」――などと
 勝手に当てはめて考え、wktkしています(何)

 駆穂:「手を差し伸べては──焼き。寄られれば焼く。意志に関わらず。そう。君の道はとても孤独だ」
 “火鷹”自身も自覚があるのですが……まったくもって図星です(笑)

 “火鷹”:「我々は人類の進化を…退化してしまった人類の復活を望む」
 人類とDNAは「進化の途上」ではなく、「退化からの復活」と考える学者も居るようです。
 人類の脳は数%も使用されていませんが、それは何故なのでしょうか?
 歴史のある時点で人類のDNA構造がバラバラにされ、二重螺旋を残すのみとなった結果
 脳の機能の大部分が正常に機能せず、休眠状態に陥っていると考える方が自然ではないか、と。
 もちろんこれらの説は、ダーウィンの進化論を基とした現代科学(医学)の常識では
 到底認められるものではありません。しかし「認められる」ことと「在る」ことはまた別問題なのです。

 ――などと、いろいろ蘊蓄っぽい事を垂れていますが。
 このセッションのためだけに調べた付け焼き刃の知識なので、あんまり突っ込まないでください。
 ボロが出るから(笑)

 “火鷹”:「“必要に迫られ”戦う事によって人類は進化してゆく。憤怒、憎悪、そして欲望」
 “火鷹”:「それらは俗な感情ではあるが、他の生物と一線を画し、高等に作られたが故の機能なのだよ」

 ちなみに“火鷹”には感情表のネガティブはありません。
 表の顔として人間生活に溶け込むため、あるように見せかける事はありますが。

 “火鷹”:「是非、そうしてくれ給え」
 駆穂が崩壊(OOG)を止めると言った台詞への返答。
 “火鷹”としては、黒巣市を崩壊させる“夜”が成る事よりも、
 そういった試練をぶつけ、乗り越えさせる事で、レネゲイドの進化を促す事の方が重要なのです。
 滅びてしまったら、また何処かに箱庭を作らなくてはいけませんし。
 とはいっても彼が“第三夜”を執り行うと決めた以上、計画は容赦なく推し進めます。
 以下、別項目にて隠された大きなトラップの存在を説明します。

 “火鷹”:「我々が架した“枷”に付き合うのも義務と云えるかな。いや、私は“望んで”此の場に来た」
 前者の「義務」は、“夜”の一員として“第三夜”の責任者としての義務が含まれます。
 後者は、最期に矢作修(賢者の石)と会っておきたかったということ、また、
 考えられる限り唯一にして最も有力な“イレギュラー”、プライメイト(次なるもの)となった駆穂と
 会えたら話がしたかったという純粋な親心(?)、そしてOOGを停止させようとする者を妨害するためです。

 駆穂:「君と違って僕は」「事が終われば影の如く消える存在だ。そう。夜が明ければ消える月のようにね」
 “火鷹”:「ならば再び待つとしようか。望月を」「“日”は常に高く在り――」
 駆穂:「”月”は黙して──”日”に向かう」

 裏チャンネルで皓PLさんも言われましたが、戦いの最中とは思えぬ優雅なやりとりですね。
 月と日、朽ちたる月と高き日、陰と陽。極まればこそ、というものでしょうか。

 “火鷹”:「“完全”ではないのが裏目に出たよ」
 バックアップとして覚醒したばかりなので、先代火鷹(志貴野)より能力は劣っています。

 “火鷹”:「かも知れん。まあ――“私”の記憶の範疇では無いようだが」
 “火鷹”:「“失くした分”は返してもらうとしよう」

 《忘却の彼方》の使用理由は裏ログ参照。
 バックアップ体の記憶は先々代まで。先代が行った各種の行動と影響は現在補完中です。
 この後、イレギュラーによって先代が失った記憶(データ)を取り戻すため、
 半端に記憶を所持している鳥越(破面)にトドメを刺そうとしています。

 火鷹の剣が“何か”に反応し、共鳴を起こす。
 対なる同質、“破面”の持つ菖蒲剣と反応しています。「白銀」はコーティング(隠蔽処理)。
 万が一、火鷹が剣を持ったまま退いてしまった場合、OOG停止の鍵が無くなってしまうのですが、
 菖蒲剣でも代用は可能です。
 “破面”ともう一戦バトルして(説得は無理?)剣を奪い、封印ごと核を破壊すれば停止させられます。

 “火鷹”:「我々は“鎖”を課す。これからも――人類(こどもたち)のためにね」
 これらの行為は正統なものであり何ら非難されるべきものではない、と本気で思っています。
 理解されるかどうかは気にしていないようですが。
 人類にとっての厄災の元である火鷹にとって、自分の子供(鳥越、御堂等)とそれ以外を
 何ら分け隔て無く捉えている分、むしろ近親者にかかる重圧は相当なものかもしれません。



 Climax Phase 「空に近き深淵」
 恐るべきべきは、00Gでもなく

 セッション中で言う機会を逃してしまった、大切なことが…。
 以下、“火鷹”が語らなかった補足です。

●「00G」
・呼称「ダブルオー・ジー」。正式名称「霊子砲−零式」。
・大気中のレネゲイドウイルスを吸収し、熱や光ならぬ純エネルギーに転換、発射する装置。
・現代科学とそれ以外の技術によって作成された。
・黒巣タワーに起動キーが隠されており、兵器の核を成すブラックボックスは
 バトロワの優勝賞品として組織に与えられる。
・具体的なデータは、攻撃力=クロスタワー内で吸収したレネゲイド値(上昇した侵蝕値)の合計。
・効果範囲は推定55000平方メートル×射程距離不明。熱線エネルギー換算で30兆ジュール相当。


 “火鷹”「霊子砲一撃の威力はこのビルを完全に分解する程度で、兵器として大した事は無い」
 “火鷹”「抑も、霊子砲自体が起動のキーみたいなものなんだ。最も重要なのは、ね。『誘爆』なんだよ」

Q.白い霧はRV関係の何かだったのか?(アフタープレイQ&Aにも記載済み)
 狡猾なる火鷹が告げたのは起爆装置(OOG)の停止方法のみ。故に、この場を借りて説明します。
 (正確には、GM的に告げるキッカケが掴めなかった、ですが(何))
 “終焉の狭霧”あるいは“白夜”とも称する、白い霧の正体は、
 粒子の一粒一粒が《電波障害》あるいは《自爆装置》を持つ、ブラックドッグのEXレネゲイドです。
 起爆条件は、「(最低でも)200〜300点以上の衝撃を霧に与える」こと。
 誘爆の条件は、「“同質”の衝撃を10点以上受ける」こと。
 タワー内のレネゲイド因子を吸収してエネルギーに変換する“OOG”の攻撃力は、推定1000以上。
 (16チーム×2人×(戦闘で侵蝕値が20〜100%上昇の平均値≒60)±その他要素を加減して)
 起爆装置でもあるOOGが発射されれば、“霧”は無限ともとれる回数の《自爆装置》誘爆を繰り返す。
 ここで注意したいのは、“霧全体”ではなく“霧の粒子の一粒一粒”であること。
 つまり、20〜50点ダメージの爆発を「霧の粒子の数」だけ黒巣市全域(住人達)に与え続けます。
 (chatchitさんの解釈を参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

●終焉の狭霧
 装甲値50点以上の防具を常時装備しているキャラクター以外が霧の中に居る場合、
 古代種、賢者の石、起源種とて例外ではなく、ほぼ全て爆発により死に絶える。
 唯一、某エフェクト所持者のみが対処可能と思われる。(“火鷹”は対処可能)
 ※霧に包まれる低階層の住人には打つ手が無いが、
 市外及び霧の及ばぬ高層階に住む者なら、その影響から免れる事が可能。


 “火鷹”「但し、気を付け給え」
 “火鷹”「“起爆装置”は霊子砲のみとは限らない。霊子砲とは確実を期すための鍵に過ぎない」

 具体的には、戦闘中に一撃のダメージが200点を超えれば“霧”が起爆する可能性もある。
 (起爆チェック:200点を超える毎に1%上昇)
 つまり、タワー内で皓や駆穂、鳥越、あるいは“火鷹”が頑張りすぎたり、
 あるいは誰かがCr1アタックをかました場合には、そこから誘爆する可能性があったわけで。

 “火鷹”「――その時は、運が悪かったと諦めることだね」のほん(何)



 Climax Phase 「空に近き深淵」
 一同到着(一人を除いて)

 “破滅”は、幻のように霧の中に消え
 既に退場した“火鷹”の気配を追って、何処かへ行ってしまいました。
 記憶を失った“破面”ですが、「火鷹」の事だけは覚えているようで、
 志貴野火鷹(父)ではなく御堂火鷹に出会っても、即座に「敵」と認識できます。



 Ending Phase-01 「遺産」 
 OOGの正しい停止法

 皆さんを混乱させてしまったOOG停止方法を箇条書きに記します(すみません)

・核(コア)となる物質は賢者の石(矢作修の石)。透明なシールド(封印)に守られている。
・停止の鍵となるのは“火鷹”の持っていた黄金の剣、あるいは“破面”の白銀の剣(菖蒲剣)
・OOG発射口の封印は全12層。時間の経過とともに1層ずつ解除される。
・封印の最深部にコアが在り、封印が解除されコアが大気と触れた瞬間、霊子砲が発射される。
・コアを無力化させず核を取り出そうとしたりすれば暴発必至。
・ある程度解除された状態であれば、停止の鍵を突き立てて封印ごとコアを破壊することができる。
・別の賢者の石、もしくはそれに等しい性質の物体を介すれば、封印の外からコアを無力化させる事が可能。
 ただし、力を解放してしまった賢者の石では不可(RD適用前は1セッション1回)
 (火鷹がOOGを守っていたのは、駆穂がさくっと石を無力化させないようにするためでもあります)

 『鍵たる黄金の剣を以て、滅びをもたらす核を砕け』
 火鷹がOOG停止方法を教えてくれています。親切なヒトですね(何)

 修?:『体はもう無い。ま、色々あってな』
 大変な事をあっさり言っている辺り、さすがは「ナイトハウンド」の元リーダーです(笑)
 「色々」の内容は下記に。

■矢作 修
・ストリートチルドレン集団“ナイトハウンド”のリーダー。4年前のバトロワ後に失踪。
・賢者の石の所有者。何処で入手したかは不明。
・4年前に大規模なストリートチルドレン狩りが行われ、ナイトハウンドも多大な被害を受ける。
 壊滅の危機に瀕し、戦力も乏しくなったために、修は昔の知り合いである葛木と組んで出場することになった。
・チルドレン狩りは修をバトロワに参加させるための炙り出し作戦ともいえる。
・葛木に倒された後、賢者の石は開催者によって回収され、OOGの核として組み込まれた。


 「衝動」を課して強制的に力を振るわせる漆黒の魔石
 葛木(セイヤ)は、この魔石のもたらす衝動に立て続けに襲われ、憎悪と殺戮の衝動のままに
 両親や詩架を殺害し、他にも多くの同胞を傷つけ、殺し、苦しみ、結果、ジャームとなりました。
 ユニテック社長としてあれだけ自我を保っていたのは驚異的なことですが、
 時折噴出する衝動解消のため、スラムで「狩り」を行ったり、詩架をいたぶったりしたのでしょう。
 漆黒の魔石のデータは参考までに提示したものですが、
 別セッションで用いる場合には通常の賢者の石として使用するのがよろしいかと。

 ※葛木→矢作運に対して(※問われたら答えるメモ)
 (ナイトハウンドを襲ったのは、バトロワ開始前に様子を見に行きたかったという理由もある)
 「矢作修と出会ったのは“ナイトハウンド”ができる前の事だ」
 「奴が俺をどう思っていたかは知らないが……俺は奴を何とも思っちゃいない」
 「“ナイトハウンド”が壊滅の危機に瀕していた。それを阻止する為に、奴は大会に参加した」
 「詳しいことは知らないが、何処かの企業の重鎮と何らかの“取引”があったらしいが」
 「加えて、修自身が所持していた“石”の秘密を知りたがっていた」
 「優勝決定戦は3人の殺し合いだった。修に隙があったから仕掛けた、それだけの事だ」


 修?:『俺よりもっと不器用なヤツだったっけな…“アイツ”は』
 かなり親しい間柄だったようです。
 不意打ちされた事については、自分の迂闊さを悔やんでも、彼を恨んでいるわけではないようです。

 修?:『まだその石の力は残ってるんだな。…いや、残したのか?』
 修?:『きっと“使わせて”くれる。そのために使わなかった――そうだろ、セイヤ?』
 “――”:『……………好きに、使えばいい』

 修とセイヤ(葛木)の会話です。
 葛木は意図的に漆黒の魔石(賢者の石)の力を使いませんでした。
 “老いぼれ共”に、これ以上利用されたくないという思いからくる反骨心と
 予兆めいた「何となく」の判断からかもしれません。



 Ending Phase-01 「遺産」
 ぼくのたからもの (※追加マスターシーン)

 『うたかー。ぼくがうたかのお兄ちゃんだぞ』
 『うたかの手、ちっちゃいなー。ぼくよりずっと小さい。ほら、ぎゅっとしてみて?』
 『あはは。ほら、こうやってぎゅっとするんだよ』

 『うたか。お兄ちゃんが守ってやるからな』
 『はなれても、ずっとだぞ』



 Ending Phase-02 「邂逅」 
 宅急便

 イブ:「“あの時”から…」
 「愛しき我が痛み-鬼灯の贖罪-」 での出来事を指しているのかと思われます。

 宅配人が運んできたのは、段ボール3箱の“お届け物”
 火鷹のおいさんは案外律儀です。



 Ending Phase-03 「未来」 
 やせ我慢

 深奈再び。どうやらあの後、にゃんこは無事に戻ってきたようです。

 『あー…。イラネ』
 この台詞は実際に未来に言っていただきました。

 深奈:「何でも話によりゃあ、死んだ奴だって生き返らせるとか、黒巣から出るとか」
 深奈:「大金もらってウハウハとか何でも望みが叶うってゆーのに」

 Dロイス「特権階級」の力です。

 「今回は、どんな御用向きで?」
 Master Scene 「閉幕」の続きとなります。
 洒落のつもりで未来をユニテックの社長にと、エージェントに打診に行かせました。



 Ending Phase-04 「朽月」 
 GMも興味がありました

 このシーンは全て駆穂PLさんに演出願いました。
 2026駆穂はこんな暮らしぶりだそうです…GMの手抜きじゃ無いデスよ?(何)



 Ending Phase-05 「Going home」 
 嗚呼、勘違い

 “凡犬支部長”:「その“石”は“上”にも内密にしておきますが」
 支部長代理の裁量で、詩架が賢者の石を持っているということは上層部には秘密にする、ということとなりました。
 ただし、第一話マスターシーンの「ダブルクロス」に知られればこの限りではないかもしれませんが。

 “凡犬支部長”:「………“誰も気づけなかった”んですよ」
 恐ろしいことに。
 それだけ「結界」が巧妙だったということで。

 「某小児科っぽい感じで」
 裏発言より。詩架PLさんとGM(こびと)は別サイトでもDXをしていたのですが、
 そこでこびとがメインで使用していたPC・御堂忍(某小児科)みたいなRPを、という要望です。
 要望がなかったら、人様の固定ロイスであんな素ボケ絶対やってません(爆)
 御堂の方はやや腹黒な部分もありましたが、両者共、だいたいあんな感じでした(何)
 NPCとしての登場の方が早くなってしまいましたが、
 若い頃の秋生の活躍は、Nオレンヂさんのキャンペーン「幻影戦譚シリーズ」などをご参照ください。

 秋生:「…“いろいろ”の内容は、詳しくは教えたくないものなのかな?」
 詩架:「私”だけ”の問題じゃないですから。中の人に聞かないことには」目逸して
 秋生:「“二人”で育んで、共に生きていく決心ができたならば――その時は真っ先に僕に紹介しなさい」

 後ろに控えている人物(操)とか話の流れ等から、彼は何かを察したみたいです(何)

 詩架の持つ漆黒の石が、どこか不愉快そうに身を震わせた。
 秋生(義理の父、師匠)と操(勘違いされた只の同伴者)に対する不快感です。



 Ending Phase-06 「あるいは日常へ」 
 人手不足

 “天雷”:「UGNはいつでも手薄でね。エリアマップなんてのを作るようなマメな人は居ないよ」
 唯一作りそうな凡犬支部長ことぽちぱぱは、仕事に追われそれどころではありません。
 真面目な事務員求む――切実に。



 Master Scene 「閉幕」 
 混沌

 「イベント」は終了し、“夜”関係者達の会話となります。

 “遊技”
 バトルロイヤル大会のことです。

 例の物
 OOGを指します。

 「偉大なる“先代”のようには、なかなか行かないものですな。火鷹先生」
 先代“火鷹”(志貴野火鷹)の後継者(御堂火鷹)に対する嫌味です。

 まさかビルごと発射口を破壊なさるとは」
 ビルを破壊した直接の原因はテンペストvs各務チームの戦闘、という事になったようです。
 …が、発射口を破壊したというのは、情報としては正確というわけではありません。

 「“彼”でもそこそこ役には立ってくれたんだがねえ」
 葛木柊生のことです。

 「今度は“優勝者”にでも打診してみますか?」
 今大会の優勝者は時非未来となりました。打診の結果、断られましたが。
 深奈は最上階に辿り着けなかったので、そもそも権利はありません。猫だし(何)

 「電磁嵐の妨害で、一部、大変お見苦しい所をお見せ致しました」
 “終焉の狭霧”こと、ブラックドックシンドロームを帯びた霧の影響です。
 “火鷹”はこの霧に三つの目的を持たせています。
 一つは滅亡兵器として、二つ目は視界を閉ざしレネゲイドの感知干渉を拒む結界として、
 もう一つは電子機器の無効化。

 「それと、参加者以外が紛れ込んでいたという話は本当かな?」
 「そうおっしゃるならば、リタイアした参加者の全てが該当するでしょう」

 駆穂の存在を示唆しています。が、すぐ別の者によってぼかされています。
 此処での会話は全てが「駆け引き」。
 話の全てを真実だと信じてしまうような者は、この席に加わることはできないことでしょう。



 Master Scene 「新たな幕開け」
 Extra Scene

 「隠し」として追加したマスターシーンです。隠しているというほどのものでもありませんが。
 時間軸としてはED1「遺産」の後、マスターシーン「閉幕」までの間(黒巣タワー崩壊時)です。

 王侯として選ぶことも(中略)私たちに最高のものが欠けていると考えねばならぬとは――
 シュテファン・ゲオルゲ「生の絨毯」より。
 “火鷹”がCX3「空に近き深淵」中で口ずさんでいた詩の一節なのですが、
 ログ編集時にばっさりカットし、こちらへ持ってきました。
 後日、イブPLさんから「何かの漫画でその一節を見たことがある」と言われたのですが、
 その作品は知りません(笑)

 『“少年”が一瞬映っていたのみ、とのことです』
 少年とは、もちろん駆穂の事です。
 彼はこの直後、監視カメラを破壊したものと思われます(+霧の妨害)

 「困ったものだね。これでは“彼ら”に弁明が立たない」
 この後、マスターシーン「閉幕」へと向かいます。

 「落胆と好奇と侮蔑を以て“僕”を迎えるんだろう――ああ、気が重いよ」
 とはいえ、彼にはネガティブ感情が無いので。ヒトっぽく、ちょっと言ってみただけです。

 数時間前には存在していたはずの巨大な塔も、今は無く。
 タワー(OOG)には自己崩壊プログラムなども用意してあったみたいです。

 切断された己の右手。濃霧に沈む湖水へとそれを投げ込んだ。
 後々、濃霧処理に用いようと思います。

 “志貴野”が無い状態は好ましくない。
 レネゲイドの研究データを最も多く持っているのが先代(志貴野)なので、
 御堂火鷹は当面、そのデータ復旧(回収)に精力を傾ける予定です。

 「“彼の申し子”も壮健であるようだ。あれも大切な成功例には違いない」
 彼=ギース様(ゲールハルト・フォン・アルトアイゼン)、その申し子=駆穂。第14号機関。
 手放しで褒めていないのは、「“火鷹”的に良い子」では無いからかなと。

 「“戯女”」
 火鷹は、ごくプライベートな場では“プランナー”をこう呼んでいます。
 かなーり昔から両者の交流がある、親しい仲のようです。

■“火鷹” 火鷹 劉生(御堂火鷹)
・継承が正常に行われなかったため、先々代が遺したバックアップ意識体が血縁者の御堂の中にある状態。
 そのため、御堂火鷹は志貴野火鷹(鳥越の父)の記憶は持っていない。側近を経由して得た情報のみ。
・CX3は全て非公開。駆穂に告げられた事象は真偽の証明方法が無く、また関係者以外に話した事も無い。
 なお、火鷹の言う“我々”とは、マスターシーン出演のお偉いさん達全てを含むとは限らない。
・志貴野火鷹の代が長く(26〜74歳)、発言力も強くなったが、
 第三夜にてOOGの試射ができず終いだったため、お偉いさん達はある意味安堵したと思われる。
・第三夜にて御堂火鷹が黒巣市に残したものは、OOGだけではない。
・当面は大きな“事業”には参加せず、地盤固めに専念する模様。



 NPCデータ
 NPCデータ1(当セッション内のみ有効)

■“破壊の仮面”鳥越 劉斗(45) ワークス:(エグゼクティブ相当)/カヴァー:破壊者
 ノイマン/サラマンダー(Dロイス:起源種/古代種(相当))
 HP:32、IV:36、侵蝕率131%(エフェクトレベル+3、DB±0)
■能力値(侵蝕値によるボーナス無し)
 肉体:6  白兵15
 感覚:8  射撃4
 精神:10 RC1、意志10
 社会:10 調達18
■所持アイテム
 UGN戦闘服相当(装甲値+10、RC判定に2DB)、刀剣
■所持エフェクト
 (当時の)PCシートに準じる
 他:アタックボーナス、ヴァイタルアップ他


■“ルーク”北条 亮(37) ワークス:エージェント/カヴァー:傭兵
 ノイマン/モルフェウス(Dロイス:実験体)
 HP:14、IV:24、侵蝕率140%(エフェクトレベル+1、DB+6)
■能力値(侵蝕値によるボーナス)
 肉体:2(8)  回避4
 感覚:9(15) 射撃10、知覚2
 精神:5(11) RC1、意志10
 社会:4(10) 調達2
■所持アイテム
 コンパウンドボウ(剛弓相当)攻撃力+5×3(一度に矢を3本射出)
 FH戦闘服(装甲値+10。全ての判定に+1。基本侵食率+5)
■所持エフェクト
 (当時の)PCシートに準じ、全て3レベルで所持
 他:マルチウェポン、ショックアブソーブ、魂の錬成、ヴァイタルアップ他



 NPCデータ
 NPCデータ2(当セッション内のみ有効)

■“ダークネス” 葛木 柊生(26) ワークス:エージェントB/カヴァー:ユニテック社長(エグゼクティブ相当)
 キュマイラ/バロール (Dロイス:賢者の石(オブシダン)、実験体)
 HP:32 IV:15+8=23 侵蝕率:162%(DB+7) 固定化:36
■能力値(侵蝕値ボーナス)
 肉体11(18) 白兵5、回避2、運動4
 感覚 5(12) 知覚3
 精神 5(12) 知識:ビジネス5、RC1、意志7
 社会 5(12) 調達6、情報:FH6、交渉6
■エフェクト
 イージスの盾、鬼の一撃、完全獣化、軍神の守り、セントールの脚、大蛇の尾、破壊の爪、
 ハンティングスタイル、復讐の刃、竜鱗、狼牙、獣の殺意、セットバック、究極獣化、魔獣の証
 圧縮防御、巨神の斧、グラビティガード、世界の抱擁、灰色の庭、フェザーライト、魔人の盾、時間凍結
 フィジカルエンハンス、マインドエンハンス、ダブルスクラッチ、ヴァイタルアップ



 NPCデータ
 NPCデータ3(当セッション内のみ有効)

■“火鷹” 火鷹 劉生(47) ワークス:研究者/カヴァー:大学病院理事長
 ブラム=ストーカー/オルクス?(Dロイス:起源種/古代種/変異種?)
 HP:不明、IV:32、侵蝕率:不明
■能力値
 不明
■技能
 意志:50? RC30? 他不明
■所持アイテム
 「日に比する金色の剣」(イノセントブレード相当)、αトランス(相当)
■エフェクト
 血の従者、血族
 縮地、奈落の法則、絶対の空間、幸運の守護、復讐の領域
 万色の檻、ニンバス、イモータルライフ、他



 最後に
 とにかく一言

 セッションもログ編集も、とにかく疲れました…(笑)
 大量にある細かいネタも自分用のメモとして掲載してしまいましたが、
 第三話の裏設定などあまり気にする事なく、2026ステージを楽しんでいただければ幸いです。

 最後になりましたが…
 長期間お付き合いくださったPLの皆様、見学者(見物者?)の皆様、ログを読んで下さった方々、
 この場をかりてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。



 追記
 イメージ&テンションUP用BGM

 シナリオ作成時&セッション中にテンションを高めるために用いていたBGMの中から、
 特にこのセッションとイメージが合うと思って聴いていた曲をご紹介します。
 視聴サイト、ニコニコ動画、You Tubeなどへリンクを張りました。リンク切れはご容赦下さい。
 (オススメは、フルで聴け、コメント歌詞付きのニコニコ動画です)

 ◆「崇めよ我はTVなり」 「暗黒πドゥアイ」 「ビストロン」 (「ビストロン」核P-MODEL)
 シナリオ作成時、イメージを喚起させるためにヘビーローテさせていた、平沢進師匠の3曲です。
 「崇めよ〜」はショービジネスとしてのバトロワイベントを皮肉ったクレイジーな曲で、
 「ビストロン」は火鷹視点から見た第三夜。部分的に鳥越。そのまま過ぎる歌詞で笑えますw
 ニコニコ動画IDをお持ちの方は、メドレー曲の一部となりますが、
 崇めよ我はTVなり「平沢進メドレー3」
 暗黒πドゥアイ「【平沢進】一緒に作業しませんか?【メドレー】」
 ビストロン収録「平沢進メドレー1」 等をご堪能下さい。
 (歌詞があるので、敢えてコメント表示推奨)

 ◆「Beyond the Bounds」 (「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」テーマソング)
 第一話から引き続き。今回は皓vs破面、駆穂vs火鷹の戦闘曲その1として。
 歌詞はこちらのサイトに。
 ニコニコ動画IDをお持ちの方は、エコノミー時間帯を避けて高画質 Fate MAD Ver,をご堪能下さい。
 (歌詞と意訳があるので、敢えてコメント表示推奨)

 ◆「FETUS OF GOD」 (「ヴァンパイアセイバー」ジェダのテーマ)
 ゲーム音楽のアレンジサイト(?)「エルミタージュ」で発見。原曲よりも荘厳さと不気味さと神秘さアップ。
 2007年11月末現在、閉鎖されてたままだったのですが………
 BGMアリのTOPページは生き残っているようなので、こっそり掲載(音量注意)
 ジョイメカファイトの「ホウオウ」アレンジも良曲ですよ!(ボス&鳥繋がり)

 ◆「ビート・オブ・ザ・ライジング・サン」 (デイブ・ロジャース「頭文字D」収録曲)
 裏ログで鍋の具材にされていた(何)Uさんに紹介していただき、
 黒巣タワーでの皓テーマ(ABブロック)として聴いていた曲です。
 セッション内の皓は「ライジング→フォーリング」でしたが(何)
 ニコニコ動画ID(ry)高画質Fourth Stage Ver,をご堪能下さい。
 (歌詞があるので、敢えてコメント表示推奨)

 ◆「GENESIS BEYOND THE BEGINNING」 (Ys ORIGIN Original Soundtrack)
 塔を昇るゲームといったらYs(1&オリジン)でしょう!(あるいは魔界塔士Sa・Ga)
 セッションの無い日、知人宅へ出掛けては遊んでいましたw
 セッション内では女性陣+αのテーマ(CDブロック)として聴いていた曲です。
 ニコニコ動画ID(ry)Ysオリジン オープニングデモをご堪能下さい。
 何故かナイトウィザードMAD Ver,というのもあります(何)



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「『Gloria in excelsis deo』黒巣市A.D.2026−Act III〜舞台裏」